JPH01222228A - 液晶装置 - Google Patents
液晶装置Info
- Publication number
- JPH01222228A JPH01222228A JP4784188A JP4784188A JPH01222228A JP H01222228 A JPH01222228 A JP H01222228A JP 4784188 A JP4784188 A JP 4784188A JP 4784188 A JP4784188 A JP 4784188A JP H01222228 A JPH01222228 A JP H01222228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- pulse
- waveform
- peak value
- crystal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 title claims abstract description 49
- 239000005262 ferroelectric liquid crystals (FLCs) Substances 0.000 claims abstract description 28
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims abstract description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 11
- 239000004990 Smectic liquid crystal Substances 0.000 claims description 9
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 5
- 230000002269 spontaneous effect Effects 0.000 description 5
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 description 4
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 4
- 239000002052 molecular layer Substances 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 210000002858 crystal cell Anatomy 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 2
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M Acetate Chemical compound CC([O-])=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004962 Polyamide-imide Substances 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004372 Polyvinyl alcohol Substances 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N indium;oxotin Chemical compound [In].[Sn]=O AMGQUBHHOARCQH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920005575 poly(amic acid) Polymers 0.000 description 1
- 229920003055 poly(ester-imide) Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920002312 polyamide-imide Polymers 0.000 description 1
- 229920002451 polyvinyl alcohol Polymers 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕
本発明は液晶装置に関し、詳しくは負の誘電率異方性(
Δε〈0)の強誘電性液晶を用いた液晶装置に、関する
ものである。
Δε〈0)の強誘電性液晶を用いた液晶装置に、関する
ものである。
クラークとラガーウオルは、Applied Phy
sicsLetters第36巻、第11号(1980
年6月1日発行)、 P、899−901.又は米国特
許第4367924号、米国特許第4563059号で
、表面安定化強誘電性液晶(Surface−stab
ilized ferroelectricligui
d crystal)による双安定性強誘電性液晶を
明らかにした。この双安定性強誘電性液晶は、バルク状
態のカイラルスメクチック相における液晶分子のらせん
配列構造の形成を抑制するのに十分に小さい間隔に設定
した一対の基板間に配置させ、且つ複数の液晶分子で組
織された垂直分子層を一方向に配列させることによって
実現された。
sicsLetters第36巻、第11号(1980
年6月1日発行)、 P、899−901.又は米国特
許第4367924号、米国特許第4563059号で
、表面安定化強誘電性液晶(Surface−stab
ilized ferroelectricligui
d crystal)による双安定性強誘電性液晶を
明らかにした。この双安定性強誘電性液晶は、バルク状
態のカイラルスメクチック相における液晶分子のらせん
配列構造の形成を抑制するのに十分に小さい間隔に設定
した一対の基板間に配置させ、且つ複数の液晶分子で組
織された垂直分子層を一方向に配列させることによって
実現された。
上述の強誘電性液晶素子は、基板の投影成分に△
おいて安定な分子長軸の平均方向(n)は、2方向に限
定され、垂直分子層に平行な分子のダイポール・モーメ
ント(μ)を有し、平均的に自発分極(Ps)を形成し
ている。この自発分極(Ps)と印加電界とが強い結合
を生じる。この強誘電性液晶に一方向の電界を印加する
と、垂直分子層内のダイポール・モーメント(μ)は、
その電界方向に揃う。この時のチルト角は、らせん配列
構造における頂角の172倍の角度に相当し、最大チル
ト角を生じる(この時の分子配列状態をユニフォーム配
向状態U、と言う)。上述した電界を解除すると、しば
らくの緩和期間(強誘電性液晶の種類によりて相違する
が、一般的にはlμs〜2ms程度である)を経た後、
ユニフォーム配向状態U1と較べ、分子の秩序度が低く
、光学的−軸性が低く、且つチルト角が小さい別の分子
配列状態(この状態をスプレィ配向状態S1と言う)に
安定化する。スブレイ配向状態S1における分子のダイ
ポール・モーメントは同一方向とはなっていないが、自
発分極(Ps)の方向は、ユニフォーム配向状態U、の
場合と同一である。また、逆方向の電界印加により同様
にユニフォーム配向状態(U2)とスプレィ配向状態(
S2)を生じることになる。
定され、垂直分子層に平行な分子のダイポール・モーメ
ント(μ)を有し、平均的に自発分極(Ps)を形成し
ている。この自発分極(Ps)と印加電界とが強い結合
を生じる。この強誘電性液晶に一方向の電界を印加する
と、垂直分子層内のダイポール・モーメント(μ)は、
その電界方向に揃う。この時のチルト角は、らせん配列
構造における頂角の172倍の角度に相当し、最大チル
ト角を生じる(この時の分子配列状態をユニフォーム配
向状態U、と言う)。上述した電界を解除すると、しば
らくの緩和期間(強誘電性液晶の種類によりて相違する
が、一般的にはlμs〜2ms程度である)を経た後、
ユニフォーム配向状態U1と較べ、分子の秩序度が低く
、光学的−軸性が低く、且つチルト角が小さい別の分子
配列状態(この状態をスプレィ配向状態S1と言う)に
安定化する。スブレイ配向状態S1における分子のダイ
ポール・モーメントは同一方向とはなっていないが、自
発分極(Ps)の方向は、ユニフォーム配向状態U、の
場合と同一である。また、逆方向の電界印加により同様
にユニフォーム配向状態(U2)とスプレィ配向状態(
S2)を生じることになる。
従つて、前述した強誘電性液晶素子をデイスプレィパネ
ルに適用した場合では、そのパネルの明るさはスプレィ
配向状態S、及びS2における透過率によって一義的に
定められる。すなわち、透過光量は、分子配列状態を一
軸性として仮定すると、クロスニコル下で入射光I0の
強度に対して、(ここで、θaはチルト角、Δnは屈折
率異方性。
ルに適用した場合では、そのパネルの明るさはスプレィ
配向状態S、及びS2における透過率によって一義的に
定められる。すなわち、透過光量は、分子配列状態を一
軸性として仮定すると、クロスニコル下で入射光I0の
強度に対して、(ここで、θaはチルト角、Δnは屈折
率異方性。
dはセル厚、λは入射光の波長である。)で定められる
。本発明者らの実験によれば、スプレィ配向状態Sl及
びS2でのチルト角θaは、一般に5°〜8°であるこ
とが判明していた。
。本発明者らの実験によれば、スプレィ配向状態Sl及
びS2でのチルト角θaは、一般に5°〜8°であるこ
とが判明していた。
前記問題点を解決するために高周波の交流印加手段を用
いた液晶装置が、例えば特開昭61−246722号公
報、同61−246723号公報、同61−24672
4号公報、同61−249024号公報、同61−24
9025号公報などに明らかにされている。かかる装置
では駆動用スイッチングパルスとは別に高周波の交流を
印加する手段が用いられているため、消費電力が大きく
なる問題点があった。
いた液晶装置が、例えば特開昭61−246722号公
報、同61−246723号公報、同61−24672
4号公報、同61−249024号公報、同61−24
9025号公報などに明らかにされている。かかる装置
では駆動用スイッチングパルスとは別に高周波の交流を
印加する手段が用いられているため、消費電力が大きく
なる問題点があった。
本発明の目的はチルト角を増大させるための高周波交流
電圧を重畳することなく、しかも駆動電圧マージンを低
下させることな(強誘電性液晶画素に交流電圧を印加す
ることができる液晶装置を提供することにある。
電圧を重畳することなく、しかも駆動電圧マージンを低
下させることな(強誘電性液晶画素に交流電圧を印加す
ることができる液晶装置を提供することにある。
すなわち、本発明は相対向する一対の電極、及び該一対
の電極の間に配置された誘電率異方性が負の強誘電性液
晶を有する液晶素子、並びに選択された一対の電極間に
時間軸に対して波高値が増大した波形のパルスを印加す
る手段を有することを第1の特徴とし、第2に走査電極
群と信号電極群とで形成したマトリクス電極及び該走査
電極群と信号電極群との間に配置した負の誘電率異方性
の強誘電性液晶を有する液晶素子並びに選択されていな
い時の走査電極への印加電圧を基準にして、−方又は他
方極性パルスを印加することによって走査電極を選択し
、前記一方又は他方極性パルスと同期して、選択された
信号電極に、ともに選択された走査電極と信号電極との
交差部への印加パルスが時間軸に対して増大した波高値
をもつ波形を与える情報パルスを印加する手段を有する
ことを第2の特徴としている。
の電極の間に配置された誘電率異方性が負の強誘電性液
晶を有する液晶素子、並びに選択された一対の電極間に
時間軸に対して波高値が増大した波形のパルスを印加す
る手段を有することを第1の特徴とし、第2に走査電極
群と信号電極群とで形成したマトリクス電極及び該走査
電極群と信号電極群との間に配置した負の誘電率異方性
の強誘電性液晶を有する液晶素子並びに選択されていな
い時の走査電極への印加電圧を基準にして、−方又は他
方極性パルスを印加することによって走査電極を選択し
、前記一方又は他方極性パルスと同期して、選択された
信号電極に、ともに選択された走査電極と信号電極との
交差部への印加パルスが時間軸に対して増大した波高値
をもつ波形を与える情報パルスを印加する手段を有する
ことを第2の特徴としている。
印加電界(E)とダイポール・モーメントとの結合で生
じる液晶分子のトルクrp−及び印加電界(E)と誘電
率異方性(Δε)との結合で生じる液晶分子のトルクr
Δ2は、それぞれ下式で示される。
じる液晶分子のトルクrp−及び印加電界(E)と誘電
率異方性(Δε)との結合で生じる液晶分子のトルクr
Δ2は、それぞれ下式で示される。
1” psCX: PS 11 E ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(1)rΔ、oc−・Δε・ε。・E2 ・
・・・・・・・・・・・(2)(ここでε。は真空誘電
率である) 上述の式(2)から、液晶分子の誘電率異方性Δεが大
きい程、らせん配列構造が抑制あるいは消去されやすい
ことが判る。しかも、Δさく0の場合では、印加電界下
で液晶分子は基板の投影成分において優勢に配列し、そ
の結果らせん配列構造が抑制されることになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(1)rΔ、oc−・Δε・ε。・E2 ・
・・・・・・・・・・・(2)(ここでε。は真空誘電
率である) 上述の式(2)から、液晶分子の誘電率異方性Δεが大
きい程、らせん配列構造が抑制あるいは消去されやすい
ことが判る。しかも、Δさく0の場合では、印加電界下
で液晶分子は基板の投影成分において優勢に配列し、そ
の結果らせん配列構造が抑制されることになる。
第1図は、Δε=−5,5の液晶(I)、Δε=−3,
0の液晶(■)、Δε=Oの液晶(IfE)及びΔε=
1.0の液晶(IV)の電圧実効値V rmsに対する
チルト角θaの依存性を表わしている。第1図に示す測
定では、自発分極Psから影響を除去するために、60
KHzの矩形交流を使用した。図中の○、×、△及び口
は実測値である。
0の液晶(■)、Δε=Oの液晶(IfE)及びΔε=
1.0の液晶(IV)の電圧実効値V rmsに対する
チルト角θaの依存性を表わしている。第1図に示す測
定では、自発分極Psから影響を除去するために、60
KHzの矩形交流を使用した。図中の○、×、△及び口
は実測値である。
第1図から明らかな如く、誘電率異方性Δεが大きいも
の稈、チルト角θaが大きいことが判る。液晶(I)と
(■)を用いたセルにおけるクロスニコル下での最大透
過率は、それぞれ15%[液晶(■)]と66%液晶(
■)]であった。
の稈、チルト角θaが大きいことが判る。液晶(I)と
(■)を用いたセルにおけるクロスニコル下での最大透
過率は、それぞれ15%[液晶(■)]と66%液晶(
■)]であった。
第2図は、基板に平行な軸24に対するC−ダイレクタ
21のなす角度θ(rC−ダイレクタの角度θ」という
)を表わしている。C−ダイレクタは、複数のカイラル
スメクチック液晶分子で組織された垂直分子層への液晶
分子長軸の投影を表わしている。又、C−ダイレクタの
角度θの増大方向が正トルク22で表わさせ、C−ダイ
レクタの角度θの減少方向が負トルク23で表わされて
いる。
21のなす角度θ(rC−ダイレクタの角度θ」という
)を表わしている。C−ダイレクタは、複数のカイラル
スメクチック液晶分子で組織された垂直分子層への液晶
分子長軸の投影を表わしている。又、C−ダイレクタの
角度θの増大方向が正トルク22で表わさせ、C−ダイ
レクタの角度θの減少方向が負トルク23で表わされて
いる。
第3図は、C−ダイレクタの角度θをパラメータとした
時の印加電圧とトルクの関係を示している。
時の印加電圧とトルクの関係を示している。
第2図では正トルク22が大きい程、反転スイッチング
しやすく、負トルク23が大きい程、反転スイッチング
しにくいことを示していないが、第3図によれば、C−
ダイレクタの角度θが50°以下と小さい程、印加電圧
の増大に従って負トルク23が大きくなり、誘電率異方
性の結合が優勢に作用し、反転スイッチングを生じなく
なる。一方、C−ダイレクタの角度θが60°の場合で
は、印加電圧が約10Vの時に正の最大トルクを生じ、
従って印加電圧約10Vで反転スイッチングを生じるこ
とになる。さらに、C−ダイレクタの角度θが80’ま
で増大すると、印加電圧が約25V付近で正の最大トル
クを生じ、従って印加電圧約25Vで反転スイッチング
を生じることになる。
しやすく、負トルク23が大きい程、反転スイッチング
しにくいことを示していないが、第3図によれば、C−
ダイレクタの角度θが50°以下と小さい程、印加電圧
の増大に従って負トルク23が大きくなり、誘電率異方
性の結合が優勢に作用し、反転スイッチングを生じなく
なる。一方、C−ダイレクタの角度θが60°の場合で
は、印加電圧が約10Vの時に正の最大トルクを生じ、
従って印加電圧約10Vで反転スイッチングを生じるこ
とになる。さらに、C−ダイレクタの角度θが80’ま
で増大すると、印加電圧が約25V付近で正の最大トル
クを生じ、従って印加電圧約25Vで反転スイッチング
を生じることになる。
従って、本発明では誘電率異方性結合を生じさせる交番
電圧印加状態下で生じる配向状態(C−ダイレクタの角
度θが小さい値に設定されている)の強誘電性液晶に対
して、時間軸に沿って低波高値のパルス印加、続いて高
波高値のパルス印加によって反転スイッチングさせるこ
とによって、駆動電圧マージンを拡大させることができ
る。又、本発明の好ましい具体例では、選択された走査
電極と選択されていない信号電極との交差点である半選
択点には、時間軸に沿って高波高値パルス印加、続いて
低波高値パルス印加によって反転スイッチングを防止す
ることができる。
電圧印加状態下で生じる配向状態(C−ダイレクタの角
度θが小さい値に設定されている)の強誘電性液晶に対
して、時間軸に沿って低波高値のパルス印加、続いて高
波高値のパルス印加によって反転スイッチングさせるこ
とによって、駆動電圧マージンを拡大させることができ
る。又、本発明の好ましい具体例では、選択された走査
電極と選択されていない信号電極との交差点である半選
択点には、時間軸に沿って高波高値パルス印加、続いて
低波高値パルス印加によって反転スイッチングを防止す
ることができる。
C−ダイレクタの角度θを小さい値に設定しうる配向状
態を生じさせる方法とには、駆動中の非選択画素に高周
波、例えば緩和周波数以上の交流電圧を印加する方法(
特開昭61−246722号公報、同61−24672
3号公報、同61−246724号公報、同61−24
9024号公報、同61−249025号公報、米国特
許第4668051号公報などに開示されている方法)
や駆動前に予め高周波の交流印加する方法(例えば特開
昭62−220930号公報、特開昭62−22372
9号公報)を用いることができる。
態を生じさせる方法とには、駆動中の非選択画素に高周
波、例えば緩和周波数以上の交流電圧を印加する方法(
特開昭61−246722号公報、同61−24672
3号公報、同61−246724号公報、同61−24
9024号公報、同61−249025号公報、米国特
許第4668051号公報などに開示されている方法)
や駆動前に予め高周波の交流印加する方法(例えば特開
昭62−220930号公報、特開昭62−22372
9号公報)を用いることができる。
本発明で用いる強誘電性液晶としては、誘電率異方性Δ
εが負のカイラルスメクチック液晶を用いるのが好まし
い。例えば、チッソ社製のrcslollJ(商品名)
などが知られている。又、この強誘電性液晶の膜厚は、
無電界時に(バルク状態で)カイラルスメクチック相の
らせん分子配列構造の形成を抑制するのに十分薄く設定
されているのがよい(例えば、0.5 μmN10 μ
m、好ましくは1.0μm〜5μm)。この強誘電性液
晶は、ラビング処理されたポリイミド膜、ポリアミド膜
、ポリアミドイミド膜、ポリエステルイミド膜、又はポ
リビニルアルコール膜、あるいは斜方蒸着処理したSi
O膜、又はSiO□膜の界面で接しているのがよく、こ
れによってモノドメインを形成することができる。
εが負のカイラルスメクチック液晶を用いるのが好まし
い。例えば、チッソ社製のrcslollJ(商品名)
などが知られている。又、この強誘電性液晶の膜厚は、
無電界時に(バルク状態で)カイラルスメクチック相の
らせん分子配列構造の形成を抑制するのに十分薄く設定
されているのがよい(例えば、0.5 μmN10 μ
m、好ましくは1.0μm〜5μm)。この強誘電性液
晶は、ラビング処理されたポリイミド膜、ポリアミド膜
、ポリアミドイミド膜、ポリエステルイミド膜、又はポ
リビニルアルコール膜、あるいは斜方蒸着処理したSi
O膜、又はSiO□膜の界面で接しているのがよく、こ
れによってモノドメインを形成することができる。
第9図は、本発明で用いたマトリクス電極を配置した強
誘電性液晶パネル91の駆動装置を表わしている。第9
図のパネル91には、走査線92とデータ線93とが互
いに交差して配線され、その交差部の走査線92とデー
タ線a3との間には強誘電性液晶が配置されている。又
、第9図中94は走査回路、95は走査側駆動回路、9
6は信号側駆動電圧発生回路、97はラインメモリー、
98はシフトレジスタ、99は走査側駆動電圧発生電源
、90はマイクロ・プロセッサーφユニット(MPV
)を表わしている。
誘電性液晶パネル91の駆動装置を表わしている。第9
図のパネル91には、走査線92とデータ線93とが互
いに交差して配線され、その交差部の走査線92とデー
タ線a3との間には強誘電性液晶が配置されている。又
、第9図中94は走査回路、95は走査側駆動回路、9
6は信号側駆動電圧発生回路、97はラインメモリー、
98はシフトレジスタ、99は走査側駆動電圧発生電源
、90はマイクロ・プロセッサーφユニット(MPV
)を表わしている。
走査側駆動電圧発生電源99には、電圧V、、V2とV
cが用意され、例えば電圧v1とv2を前述した走査選
択信号の電源とし、電圧Vcを走査非選択信号の電源と
することができる。
cが用意され、例えば電圧v1とv2を前述した走査選
択信号の電源とし、電圧Vcを走査非選択信号の電源と
することができる。
次に、本発明を実施例に従って説明する。
透明電極となるITO(インジウム−ティン−オキサイ
ド)膜をストライブ形状にパターニングしたガラス基板
の上に、1OOO人厚の5i02膜をスパッタリング法
によって形成し、その上に500人厚0ポリイミド膜を
形成した(ポリイミド膜の形成には、ポリアミック酸溶
液である東し社製の5P−710−(商品名)を使用し
た)。次に、このポリイミド膜にアセテート植毛布でラ
ビング処理した。
ド)膜をストライブ形状にパターニングしたガラス基板
の上に、1OOO人厚の5i02膜をスパッタリング法
によって形成し、その上に500人厚0ポリイミド膜を
形成した(ポリイミド膜の形成には、ポリアミック酸溶
液である東し社製の5P−710−(商品名)を使用し
た)。次に、このポリイミド膜にアセテート植毛布でラ
ビング処理した。
上述のラビング処理したガラス基板をそれぞれ2枚用意
し、互いにストライプ電極が交差し、ラビング処理軸が
平行となる様に、2枚のガラス基板を販り合せた。この
際、一方のガラス基板には、販り合せ時に2枚のガラス
基板の間隔が約1.4μmとなる様に、平均粒子サイズ
1.4μmのシリカビーズを散布した。
し、互いにストライプ電極が交差し、ラビング処理軸が
平行となる様に、2枚のガラス基板を販り合せた。この
際、一方のガラス基板には、販り合せ時に2枚のガラス
基板の間隔が約1.4μmとなる様に、平均粒子サイズ
1.4μmのシリカビーズを散布した。
この様にして作成したセル内に、カイラルスメクチック
液晶(液晶A)を注入した。この液晶Aの特性は、下記
のとおりであった。
液晶(液晶A)を注入した。この液晶Aの特性は、下記
のとおりであった。
JILaL人 (測定温度;25℃)
自発分極Ps; 12.9 nc/ard閾値特性;
第4図 Δε ; −5,8 らせん配列構造 における頂角■;23゜ 相 系 列; l5o4Ch 4SmA −*
SmC”(表中、l5o−等吉相、ch−コレステリッ
ク相、S m A−スメクチツク人相、SmC*−カイ
ラルスメクチックC相) 上述の液晶セルに、下記条件で第5図に示すマルチブレ
クシング駆動を適用することによって表示する画面を形
成したところ、高コントラストを表示する画面が得られ
た。
第4図 Δε ; −5,8 らせん配列構造 における頂角■;23゜ 相 系 列; l5o4Ch 4SmA −*
SmC”(表中、l5o−等吉相、ch−コレステリッ
ク相、S m A−スメクチツク人相、SmC*−カイ
ラルスメクチックC相) 上述の液晶セルに、下記条件で第5図に示すマルチブレ
クシング駆動を適用することによって表示する画面を形
成したところ、高コントラストを表示する画面が得られ
た。
V、 ; 25ボルト
■2 ; 9ボルト
ΔT; 80μsec
駆動温度;25℃
又、第5図に示すマルチプレクシング駆動に代えて、第
6図に示すマルチブレクシング駆動を下記条件で適用し
たところ、同様の結果が得られた。
6図に示すマルチブレクシング駆動を下記条件で適用し
たところ、同様の結果が得られた。
vs ; 25ボルト
v2; 9ボルト
v3; 9ボルト
ΔT ; 80 p sec
駆動温度; 25℃
第5図および第6図に示すマルチブレクシング駆動では
、−垂直走査期間(例えば1フレーム又はlフィールド
)毎に正極性パルスと負極性パルスとが交互に印加され
、−垂直走査期間毎に白画素と黒画素の選択を交互に行
うことができる。
、−垂直走査期間(例えば1フレーム又はlフィールド
)毎に正極性パルスと負極性パルスとが交互に印加され
、−垂直走査期間毎に白画素と黒画素の選択を交互に行
うことができる。
次に、前述の液晶セルを100倍の偏光顕微鏡(商品名
;BH−2,オリンパス光学工業社製)にセットしてか
ら、セル内の一対の電極間に第7図(A)〜(C)に示
すパルス波形を印加した時の電圧マージン閾値電圧vt
h、飽和電圧Vsat及びスイッチング不能を生じる電
圧Vnonを測定した。その結果を表1に示す。尚、閾
値電圧vthは、偏光顕微鏡視野内に微小反転部を生じ
始める電圧、飽和電圧V satは完全な反転部を生じ
た時の電圧、スイッチング不能を生じる電圧V non
は逆反転を生じ始める電圧であって、電圧マージンはV
non −V satで示される。
;BH−2,オリンパス光学工業社製)にセットしてか
ら、セル内の一対の電極間に第7図(A)〜(C)に示
すパルス波形を印加した時の電圧マージン閾値電圧vt
h、飽和電圧Vsat及びスイッチング不能を生じる電
圧Vnonを測定した。その結果を表1に示す。尚、閾
値電圧vthは、偏光顕微鏡視野内に微小反転部を生じ
始める電圧、飽和電圧V satは完全な反転部を生じ
た時の電圧、スイッチング不能を生じる電圧V non
は逆反転を生じ始める電圧であって、電圧マージンはV
non −V satで示される。
表 1
電圧マージン(V) 7 3
4Vth(V) 14 17
12Vsat (V) 15 19
1.3Vnon (V) 22
22 17尚、第7図(A)〜(C)に示す
波形の条件は下記のとおりであった。
4Vth(V) 14 17
12Vsat (V) 15 19
1.3Vnon (V) 22
22 17尚、第7図(A)〜(C)に示す
波形の条件は下記のとおりであった。
Vt;V+=2:I
V n = V m
ΔT=80 μsec
駆動温度;27.2℃
表1より明らかな様に、第7図(A)で示すハツチング
部では、時間軸に対してパルス波高値が階段状に増大し
ているのに対し、第7図(B)で示すハツチング部では
時間軸に対してパルス波高値が階段状に減少しており、
第7図(A)の波形の方が第7図(B)の波形に較べ電
圧マージンが広い。又、第7図(C)に示す矩形パルス
の場合でも電圧マージンは狭いものとなっている。
部では、時間軸に対してパルス波高値が階段状に増大し
ているのに対し、第7図(B)で示すハツチング部では
時間軸に対してパルス波高値が階段状に減少しており、
第7図(A)の波形の方が第7図(B)の波形に較べ電
圧マージンが広い。又、第7図(C)に示す矩形パルス
の場合でも電圧マージンは狭いものとなっている。
又、本発明では、第8図に示す駆動波形によって駆動す
ることができる。第8図によれば、走査電極の一水平走
査期間毎に走査電極上の全又は所定数の画素を消去し、
選択された画素には、時間軸に対してパルス波高゛値が
階段状に増大したパルスを印加することによって書込み
電圧を印加し、他の画素には時間軸に対してパルス波高
値が階段状に減少したパルスを印加することによって消
去時の光学状態を保持することができる。
ることができる。第8図によれば、走査電極の一水平走
査期間毎に走査電極上の全又は所定数の画素を消去し、
選択された画素には、時間軸に対してパルス波高゛値が
階段状に増大したパルスを印加することによって書込み
電圧を印加し、他の画素には時間軸に対してパルス波高
値が階段状に減少したパルスを印加することによって消
去時の光学状態を保持することができる。
本発明によれば、誘電率異方性結合による表示コントラ
ストの増大をはかる時に、駆動時の電圧マージンを拡大
することができる。
ストの増大をはかる時に、駆動時の電圧マージンを拡大
することができる。
第1図は電圧実効値に対するチルト角θaの依存性を示
す特性図である。第2図はC−ダイレクタの角度θの説
明図である。第3図はC−ダイレクタの角度θをパラメ
ータとした時の印加電圧とトルクとの関係を示す特性図
である。第4図は閾値特性図である。第5図、第6図、
第7図及び第8図は本発明の駆動で用いた駆動波形図で
ある。第9図は本発明装置のブロック図である。 ′1テ1ヤ〒; ノ V n 矩形交汽 ノ\。 ル ス
す特性図である。第2図はC−ダイレクタの角度θの説
明図である。第3図はC−ダイレクタの角度θをパラメ
ータとした時の印加電圧とトルクとの関係を示す特性図
である。第4図は閾値特性図である。第5図、第6図、
第7図及び第8図は本発明の駆動で用いた駆動波形図で
ある。第9図は本発明装置のブロック図である。 ′1テ1ヤ〒; ノ V n 矩形交汽 ノ\。 ル ス
Claims (16)
- (1)相対向する一対の電極、及び該一対の電極の間に
配置された誘電率異方性が負の強誘電性液晶を有する液
晶素子、並びに選択された一対の電極間に、時間軸に対
して波高値が増大した波形のパルスを印加する手段を有
することを特徴とする液晶装置。 - (2)前記手段が半選択された一対の電極間に、時間軸
に対して波高値が減少した波形のパルスを印加する手段
を有している請求項(1)の液晶装置。 - (3)前記手段が半選択された一対の電極間に、時間軸
に対して波高値が減少した波形のパルスを印加する手段
を有し、前記波高値が増大した波形のパルスと前記波高
値が減少した波形のパルスとの電圧平均値が等しい請求
項(1)の液晶装置。 - (4)前記波高値が増大した波形のパルスが階段状に波
高値を増大させた波形のパルスである請求項(1)の液
晶装置。 - (5)前記波高値が減少した波形のパルスが階段状に波
高値を減少させた波形のパルスである請求項(2)の液
晶装置。 - (6)前記手段が選択されていない一対の電極間に、前
記強誘電性液晶に対して誘電率異方性結合を生じさせる
交流電圧を印加する手段を有している請求項(1)の液
晶装置。 - (7)前記強誘電性液晶の膜厚が無電界時にカイラルス
メクチツク相のらせん配列の形成を抑制するのに十分に
薄く設定されている請求項(1)又は(6)の液晶装置
。 - (8)走査電極群と信号電極群とで形成したマトリクス
電極及び該走査電極群と信号電極群との間に配置した負
の誘電率異方性の強誘電性液晶を有する液晶素子、並び
に選択されていない時の走査電極への印加電圧を基準に
して、一方又は他方極性パルスを印加することによって
走査電極を選択し、前記一方又は他方極性パルスと同期
して、選択された信号電極に、ともに選択された走査電
極と信号電極との交差部への印加パルスが時間軸に対し
て増大した波高値をもつ波形を与える情報パルスを印加
する手段を有することを特徴とする液晶装置。 - (9)前記手段が前記一方又は他方極性パルスと同期し
て、選択されていない信号電極に、選択された走査電極
と選択されていない信号電極との交差部への印加パルス
が時間軸に対して減少した波高値をもつ波形を与える情
報パルスを印加する手段を有している請求項(8)の液
晶装置。 - (10)前記手段が前記一方又は他方極性パルスと同期
して、選択されていない信号電極に、選択された走査電
極と選択されていない信号電極との交差部への印加パル
スが時間軸に対して減少した波高値をもつ波形を与える
情報パルスを印加する手段を有し、前記増大した波高値
をもつ波形のパルスと前記減少した波高値をもつ波形の
パルスとの電圧平均値が等しい請求項(8)の液晶装置
。 - (11)前記増大した波高値をもつ波形のパルスが階段
状に波高値を増大させた波形のパルスである請求項(8
)の液晶装置。 - (12)前記減少した波高値をもつ波形のパルスが階段
状に波高値を減少させた波形のパルスである請求項(9
)の液晶装置。 - (13)前記手段が選択されていない時の走査電極と信
号電極との交差部に、前記強誘電性液晶に対して誘電率
異方性結合を生じさせる交流電圧を印加する手段を有し
ている請求項(8)の液晶装置。 - (14)前記手段が一垂直走査期間毎に、前記一方極性
パルス及び他方極性パルスを交互に走査電極に印加する
手段を有している請求項(8)の液晶装置。 - (15)前記手段が一水平走査期間毎に、前記一方極性
パルス及び他方極性パルスをパルス列として走査電極に
印加する手段を有している請求項(8)の液晶装置。 - (16)前記強誘電性液晶の膜厚が無電界時にカイラル
スメクチツク相のらせん配列の形成を抑制するのに十分
に薄く設定されている請求項(8)の液晶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784188A JPH01222228A (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 液晶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784188A JPH01222228A (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 液晶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01222228A true JPH01222228A (ja) | 1989-09-05 |
Family
ID=12786593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4784188A Pending JPH01222228A (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | 液晶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01222228A (ja) |
-
1988
- 1988-03-01 JP JP4784188A patent/JPH01222228A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4941736A (en) | Ferroelectric liquid crystal device and driving method therefor | |
US5092665A (en) | Driving method for ferroelectric liquid crystal optical modulation device using an auxiliary signal to prevent inversion | |
JPS6261931B2 (ja) | ||
JPS62278540A (ja) | 液晶素子、その配向制御法及びその駆動法 | |
JPS6249604B2 (ja) | ||
US5296953A (en) | Driving method for ferro-electric liquid crystal optical modulation device | |
US5136408A (en) | Liquid crystal apparatus and driving method therefor | |
JPH09281528A (ja) | 強誘電性液晶素子、その製造方法、及び液晶素子の製造方法 | |
JPH0422492B2 (ja) | ||
JPS63116128A (ja) | 光学変調装置 | |
JPS6249607B2 (ja) | ||
EP0344753B1 (en) | Liquid crystal apparatus and driving method therefor | |
JPH01222228A (ja) | 液晶装置 | |
JP2977356B2 (ja) | アクティブマトリックス液晶表示装置の駆動方法 | |
JPH01214825A (ja) | 液晶装置及びその駆動法 | |
JP2525453B2 (ja) | 液晶装置及びその駆動法 | |
JPS6256933A (ja) | 液晶マトリツクス表示パネルの駆動法 | |
JP2612504B2 (ja) | 液晶装置 | |
JPH0448366B2 (ja) | ||
JP2505745B2 (ja) | 表示装置 | |
JPS62150331A (ja) | 液晶装置 | |
JPH0799415B2 (ja) | 液晶装置 | |
JP3219709B2 (ja) | 液晶素子、液晶装置、及び液晶素子の駆動方法 | |
JP2000347160A (ja) | 強誘電性液晶素子 | |
JPH0823636B2 (ja) | 光学変調素子の駆動法 |