JPH01221356A - 3‐アミノ‐4‐トリフルオロメチル安息香酸およびその製造方法 - Google Patents

3‐アミノ‐4‐トリフルオロメチル安息香酸およびその製造方法

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JPH01221356A
JPH01221356A JP4455488A JP4455488A JPH01221356A JP H01221356 A JPH01221356 A JP H01221356A JP 4455488 A JP4455488 A JP 4455488A JP 4455488 A JP4455488 A JP 4455488A JP H01221356 A JPH01221356 A JP H01221356A
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amino
trifluoromethyl
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Yasunobu Nishimura
西村 泰信
Zenichi Sugimori
杉森 善一
Toshikazu Kawai
俊和 河合
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、医薬、農薬、染料等の有用な中間原料となる
新規な含フツ素芳香族化合物およびその製造方法に関す
る。
[従来技術] 従来、4−トリフルオロメチル安息香酸のアミンとして
は2位にアミノ基を有する2−アミノ−4−トリフルオ
ロメチル安息香酸が知られている[例えばChemic
al Abstracts 433897d(1951
)あるいはChemical Abstracts 6
43487f(1966)等コが、4−トリフルオロメ
チル安息香酸の3位にアミノ基を導入した例はない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、工業的に入手容易なペンゾトリフルオリ
ド誘導体を原料として新規な化合物である4−トリフル
オロメチル−3−二トロ安息香酸を容易に得る方法を既
に提案しており(特願昭61−305277号)、これ
を還元することにより新規化合物3−アミノ−4−トリ
フルオロメチル安息香酸を製造し得ることを見出し本発
明に到達した。すなわち本発明は3−アミノ−4−トリ
フルオロメチル安息香酸および4−トリフルオロ−3−
ニトロ安息香酸を還元することを特徴とする3−アミノ
−4−トリフルオロメチル安息香酸の製造方法である。
原料となる4−トリフルオロメチル−3−二トロ安息香
酸は、前記の特願昭61−305277号記載のように
一最式 CF3合X(XはCOY、CY3、C00H1
だたしYはハロゲンを表わす)で示されるペンゾトリフ
ルオリド誘導体をニトロ化あるいはニトロ化と同時に加
水分解してトリフルオロメチルニトロ安息香酸(2位に
ニトロ基を有する異性体との混合物)とし、次いで部分
中和して異性体を分離することにより容易に得ることが
できる。4−トリフルオロメチル−3−二トロ安息香酸
のニトロ基のアミン基への還元は酸性条件下、亜鉛、鉄
、スズあるいは塩化スズ(n)等による還元や、硫化ナ
トリウムや硫化アンモニウム等による還元、もしくは触
媒の存在下、水素による接触還元が用いられる。
接触還元を行う場合の触媒としては、R−Ni、還元N
iやPd、Pt、Rh、Crおよびその酸化物等が使用
でき、また触媒を活性炭やアルミナに担持することも可
能である。特に好ましい触媒は、比較的安価なニッケル
類もしくは活性炭担持パラジウム(Pd/C)である。
5%Pd/Cの場合、その使用量は現実的な反応速度を
得るには、4−トリフルオロメチル−3−二トロ安息香
酸に対して0.01iit%以上あればよく、特に好ま
しくは、0.1〜5iyt%の範囲である。また、反応
終了後回収した触媒は、再度、次反応に供することも可
能である0反応は、原料である4−トリフルオロメチル
−3−二トロ安息香酸を反応条件下で安定な溶媒に溶解
するか、もしくは水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属水酸化物を用いて塩を形成した後、
水に溶解し中性またはアルカリ性条件下で行え、4−ト
リフルオロ−3−二トロ安息香酸の転化率、目的物選択
率もほぼ100%となる0本発明方法においては反応温
度は特に限定されず、室温以下でも十分に反応は進行し
、また高温でも特に不都合はないが、室温から60℃程
度の範囲が一般的である。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
参考例1(4−トリフルオロ−3−二トロ安息香酸の製
造)2001樹脂ライニング反応器に濃硫酸100 K
g、98%発煙硝酸12,5にgを仕込み40〜60℃
で4−トリフルオロメチルベンゾイルクロリド10Kg
を徐々に加えて60℃で3時間反応させた後、氷水12
01に移液した。生成した固体をろ別し、炭酸ナトリウ
ム1.05にgを含む水181中に加え30分撹拌した
。未溶解固体をろ別し、乾燥して4−トリフルオロメチ
ル−3−二トロ安息香酸2.3 Kgを得た。このもの
を以下の実施例での原料とした。
実施例1 500mlの515316製オートクレーブに、4−ト
リフルオロメチル−3−ニトロ安息香酸20.Og、5
%Pd/C2,Ogおよびメタノール200m1を仕込
み、撹拌しながら窒素置換後、水素置換し、さらに水素
圧3Kg/−とした0反応が進行するにつれ水素が吸収
され、水素圧が低下するが、水素圧3 Kg/−を保つ
ように水素を供給した。内温は、55分後に55℃まで
上昇した後下降したが、50℃に保ち1時間熟成した。
この間、水素の吸収はほとんど認められなかった0反応
終了後、触媒のPdバをろ別し、減圧下メタノールを留
去することにより淡黄白色の3−アミノ−4−トリフル
オロメチル安息香酸17.2g(収率98.5%)を得
た。
このものの物性値は次のとおりである。
性状 無色鱗片状結晶(クロUネルムーメタノールで再
結晶)融点 203〜205℃ ’H−NMR(アセトン−d   :TMS)  δ 
ニア、2〜7.8(3H,m)、6.8(2H,5)p
p+* 1”F −N14R(アセトン−d   :CFCI 
 )  δ ニー63(s)ppmI  R(KBr)
  :1690.1640,1580,1450.13
00  cm−’元素分析 C688F2 NH2とし
てC)( 計算値(%)  46.83 2.93実測値(%’)
  46.51 2.55実施例2 500m1 f) 5IJS316製オートクレーブに
、4−トIJフルオロメチルー3−ニトロ安息香酸50
.Og、5%Pd   −/C0,5gおよびメタノー
ル250重Iを仕込み、撹拌しながら窒素置換後、水素
置換し、さらに水素圧3Kg/−とした。水浴により内
温を30℃、水素圧3にg/aJを保つように反応を行
った。50分後に水素の吸収が認められなくなったが、
さらに1時間熟成を行った。
反応終了後、反応液をビーカーに移液し、静置すること
により触媒のPdバを沈降させ、上澄みをデカンテーシ
ョンにより回収した0回収した溶液は、さらにろ過し微
量のPd/Cをろ別した後、減圧下メタノールを留去す
ることにより、淡黄白色の3−アミノ−4−トリフルオ
ロメチル安息香酸40.3g〈収率92.4%)を得た
実施例3 実施例2で回収したPd/Cを触媒として用いた以外は
、実施例2と同様な操作を行ったが、再使用Pd/Cの
活性低下は認められなかった。なお、3−アミノ−4−
トリフルオロメチル安息香酸の収率は98.1%であっ
た。
実施例4 ビーカーに、水酸化ナトリウム10.0gを水192m
1に溶解し、さらに4−トリフルオロメチル−3−ニト
ロ安息香酸50.Ogを加え溶解した0次に、この溶液
および5%Pd/C0,5gを500m1の51153
16製オートクレーブに仕込み、撹拌しながら窒素置換
後、水素置換し、さらに水素圧5 Kg/−としな6反
応は室温で行い、反応の間は水素圧5 Kg/−を保つ
よう水素を供給した。2時間後に水素の吸収が認められ
なくなったが、さらに1時間熟成を行った。
反応終了後、触媒のPd/Cをろ別し、ろ液に塩酸を加
え酸性とした後、析出した黄白色固体をろ過回収し、さ
らに水でよく洗浄した後、減圧乾燥することにより、3
−アミノ−4−トリフルオロメチル安、σ、香酸42.
5g <収率97,5%〉を得た。
実施例5 50m1の三ツロフラスコに、水20霞l、鉄粉4.O
gおよび濃塩酸1.5■lを加え60°Cとし、撹拌し
なから4−トリフルオロメチル−3−二トロ安息香M2
.35gを30分かけて徐々に加えた。さらに60℃で
2時間反応を行った0次いで冷却後10%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えアルカリ性とした後、鉄化合物をろ別
し、ろ液は塩酸を加え酸性とし、析出した固体をろ過回
収し、水でよく洗浄した後、減圧乾燥することで、淡黄
白色の3−アミノ−4−トリフルオロメチル安息香酸2
.03g (収車qq、o%)を得た。
[発明の効果] 本発明の新規なアミノトリフルオロメチル安息香酸はア
ミノ基およびカルボキシル基が共に反応活性な官能基で
あるため、種々の含フツ素芳香族誘導体の合成中間体と
して有用である。
特許出願人 セントラル硝子株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3−アミノ−4−トリフルオロメチル安息香酸。
  2. (2)4−トリフルオロ−3−ニトロ安息香酸を還元す
    ることを特徴とする3−アミノ−4−トリフルオロメチ
    ル安息香酸の製造方法。
JP4455488A 1988-02-29 1988-02-29 3‐アミノ‐4‐トリフルオロメチル安息香酸およびその製造方法 Granted JPH01221356A (ja)

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