JPH01220771A - 自動変速機のレンジ切換装置 - Google Patents

自動変速機のレンジ切換装置

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JPH01220771A
JPH01220771A JP4638788A JP4638788A JPH01220771A JP H01220771 A JPH01220771 A JP H01220771A JP 4638788 A JP4638788 A JP 4638788A JP 4638788 A JP4638788 A JP 4638788A JP H01220771 A JPH01220771 A JP H01220771A
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JP
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switching
hydraulic
range
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potential
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JP4638788A
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English (en)
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Misozo Suzuki
鈴木 三十三
Hiromi Hasegawa
長谷川 博己
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車や産業用車両の自動変速機における
レンジ切換装置に関する。
(従来の技術) 従来の車両用の自動変速機のレンジ切換装置は、運転席
のレンジ切換操作レバーと自動変速機本体とがリンクや
プッシュプルケーブルで連結されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし大型のリヤエンジン車1例えば大型バスのように
運転席と自動変速機本体とが車両の前後に離れているよ
うな場合、リンクまたはケーブルのがたつきや調整のば
らつきをレンジ切換装置内部において吸収することが出
来ず、自動変速機における変速レンジの設定が正確に行
われない虞れがあるといった欠点を有していた。
本発明は上記のような従来の自動変速機の有する欠点を
解消することを基本目的とする。より詳しくは、自動変
速機本体が運転席から離れた位置に配置されているよう
な大型車両においても、正確なレンジの切換えを行うこ
との出来る自動変速機のレンジ切換装置を提供すること
を目的とする。
本出願人は、先にこの目的を達成するため変速レンジ対
応電位出力手段により変速レンジ切換アクチュエータを
作動させその位置決めディテント機構によりレンジ切換
の位置決めを行う形式の自動変速機のレンジ切換装置を
、出願した。
よって9本発明は上述の形式のレンジ切換装置において
正確なレンジの切換が行えると共にこの切換がスムーズ
に行えるレンジ切換装置を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) この発明は上記課題を達成するために、マニニアル操作
によって切換えられ各変速レンジに対応して異なる電位
を出力する変速レンジ対応電位出力手段と、該変速レン
ジ対応電位出力手段の出力と比較電位を比較して変速レ
ンジ切換信号を発する変速レンジ切換信号発生手段と、
該変速レンジ切換信号発生手段の出力に応動して変速レ
ンジ切換を行うアクチュエータと、前記アクチュエータ
に配設される各変速レンジ位置にアクチュエータ可動要
素を位置決めするディテント機構と、該ディテント機構
のディテント力の切換を行うディテント力切換手段とを
備え、該ディテント力切換手段は、前記変速レンジ切換
信号出力の不在時にディテント力を切換増大させること
を特徴とする。
前記変速レンジ切換信号発生手段は、各々比較電位と前
記変速レンジ対応電位出力手段からの電位とを入力され
て両電位を比較し該出力手段からの電位の方が大きいと
き第1バルブ切換信号を出力する第1比較手段および比
較電位の方が大きいとき第2バルブ切換信号を出力する
第2比較手段と、前記第1比較手段または第2比較手段
からの各バルブ切換信号によって中立位置から第1切換
位置または第2切換位置に切換えられる第1油圧切換バ
ルブとを備え、該アクチュエータは、互いに対向して作
用する一対の油圧室を有しピストンの移動位置に対応し
て自動変速機の変速レンジ切換えを行うアクチュエータ
から成り、このアクチュエータに接続され前記第1比較
手段および第2比較手段へピストンの移動位置に対応し
た比較電位を出力する此較電位出力手段とを有する。
前記ディテント力切換手段は、前記第1及び第2比較手
段の出力各端子に接続されたNORゲート手段とその出
力信号により作動する第2油圧切換バルブと、第2油圧
切換バルブの出力油圧により作動しディテント力の切換
を行う油圧アクチュエータから成る。
前記第1油圧切換バルブは、中立位置において前記アク
チュエータの一対の油圧室を共にドレーンに接続し、第
1切換位置においてアクチュエータの一方の油圧室を油
圧源に他方の油圧室をドレーンにまた第2切換位置にお
いて前記一方の油圧室をドレーンに前記他方の油圧室を
油圧源に接続し、前記第2油圧切換バルブは、前記油圧
アクチュエータの油圧室をドレーンに接続する第1切換
位置と該油圧室を油圧源に接続する第2切換位置を含む
ま°た。前記此較電位出力手段の出力に所定値を加算す
る加算手段をさらに備え、該加算手段の出力を前記第1
及び第2比較手段に入力して成る。
(作 用) 上記自動変速機のレンジ切換装置は、運転席におけるマ
ニュアル操作によってレンジ切換操作装置が切換えられ
ると、各変速レンジに対応した電位が変速レンジ対応電
位出力手段から出力される。
この出力電位が比較電位より大きいときには第1比較手
段から第1油圧切換バルブにバルブ切換信号が出力され
、これによって第1油圧切換バルブは中立位置から第1
切換位置に切換えられアクチュエータの一対の油圧室の
うち一方の油圧室を油圧源に他方の油圧室をドレーンに
接続する。そして一方の油圧室に油圧源から圧油が導入
されることによって、アクチュエータのピストンが付勢
されて一方向に移動される。
このとき此較電位出力手段から出力される比較電位はピ
ストンの移動に伴って変化し1例えば上記のように第1
比較手段からバルブ切換信号が出力されている場合には
、出力される比較電位が徐々に大きくなるようにする。
そしてピストンが所定の変速レンジ位置まで移動してく
ると、第1比較手段に入力される比較電位が変速レンジ
対応電位出力手段からの出力電位と同じになるようにす
ることによって第1比較手段からのバルブ切換信号の出
力が止まり、第1油圧切換バルブが再び中立位置に戻さ
れる。
これによってアクチュエータの一対の油圧室は何れも油
圧切換バルブを介してドレーンに接続されるため、ピス
トンへの油圧による付勢は無くなり所定の変速レンジ位
置に位置決めされる。そして自動変速機は、このアクチ
ュエータに連動して所定の変速レンジに切換えられる。
また以上の場合とは逆に比較電位の方が変速レンジ対応
電位出力手段からの出力電位よりも大きい場合には、第
2比較手段からバルブ切換信号が出力されて第1油圧切
換バルブが前記とは逆方向に切換えられ、これによって
アクチュエータのピストンは前記と逆方向に移動される
。そしてこのピストンの移動に伴って此較電位出力手段
から出力される比較電位が小さくなり、前記と同様にピ
ストンが所定の変速レンジ位置になったとき第2比較手
段からのバルブ切換信号の出力が止まり。
これによってピストンが所定の変速レンジ位置に位置決
めされて、自動変速機の変速レンジ切換えが行われる。
ディテント力切換手段のNORゲート手段は。
第1.第2比較手段の両出力信号の不在時に出力信号を
出して、第2油圧切換バルブを作動し油圧をディテント
力切換用油圧アクチュエータに及ぼしてディテント力を
その間増大させると共に、第1、第2比較手段のいずれ
かに出力信号が存在しているときには、ディテント力を
減少させる。
従って、]−記ディテント力切換手段の切換信号出力手
段は、第1及び第2比較手段のいずれかが信号を出力し
ているとは切換信号を出力せず。
従って第2油圧切換バルブは非作動状態にあり。
このときこのバルブは油圧アクチュエータの油圧室をド
レーンに接続する第1切換位置にある。
従って、油圧アクチュエータは作動せずデイテン)[1
$にかかるディテント力は非常に小さく(摺動部材の自
重量のみ)なっている。
上記比較手段のいずれもが信号を出力していないときは
切換信号出力手段は切換信号を出力し。
この信号は第2油圧切換バルブを作動させてこのバルブ
はアクチュエータの油圧室を油圧源に接続する第2切換
位置に移行する。このとき、油圧アクチュエータは作動
し、ディテント機構には増大したディテント力が作用す
る。
冒頭に掲げた形式の自動変速機のレンジ切換装置におい
てはその位置決めを行うディテント機構のディテント力
が大であると、レンジ切換時に多大な力が必要となり、
また逆にディテント力が小さいと1位置決めに必要な力
が発生しないため。
位置が明確に定まらず正確なレンジ切換が困難になる。
また、ディテント力が大であると、移行の際にディテン
ト機構に多大の力がかがり、それに対応してディテント
機構自体も充分な強度をもたせるようにする必要がある
ために、コスト的にも高くなり、また設計が非常に困難
となる。しかしながら9本発明においては、ディテント
力切換手段によりこの問題を解消している。
(実施例) 以下この発明を1図面に示す実施例に基づいてさらに詳
細に説明を行う。
第1図において、1は運転席に配置された図示しないマ
ニュアルレバーや押ボタン等のレンジ切換操作装置に連
結されたレンジ切換スイッチであり、このレンジ切換ス
イッチ1は1,2,3゜D、N、Rの各レンジに対応し
て各々スイッチ接片s  、s   s  、s  、
s  およびSRを備12’39N えている。そしてこの各スイッチ接片5l−SRは、電
源2に接続されたボテンシロメータ3の電源2への接続
側端子に近い方から順に、各々ポテンショメータ3に接
続された際の電位がV >v2〉v3〉VD>VN>V
Rの順に大きくなるよう配置されている。そして各スイ
ッチ接片S −8Rは、第1比較器4の正端子4aに接
続されている。
この第1比較器4の反転(負)端子4bには加算器5の
出力が入力されるようになっており、そして非反転(正
)端子4aに入力するレンジ切換スイッチ1における電
位が加算器5からの出力よりも大きいとき、第1比較器
4は正電位を出力するようになっている。
また第1比較器4には第1ソレノイド駆動回路6が接続
されており、この第1ソレノイド駆動回路6は第1比較
器4から正電位が入力された際これを増幅して油圧切換
バルブ7の一端側に接続された第1ソレノイド7Aを作
動させ、油圧切換バルブ7を他端方向(図面において右
方向)に切換えるようになっている。
レンジ切換スイッチ1はさらに第2比較器8の反転(負
)端子8bに接続されており、この第2比較器8の非反
転(正)端子8aには加算器5の出力が入力され加算器
5からの出力がレンジ切換スイッチ1から負端子8bに
入力される各レンジの電位よりも大きいとき、第2比較
rA8はこれに接続された第2ソレノイド駆動回路9に
正電位を出力するようになっている。
第2ソレノイド駆動回路9は油圧切換バルブ7の他端側
に接続された第2ソレノイド7Bに接続され、第2比較
器8から出力された正電位を増幅して第2ソレノイド7
Bを作動させ、油圧切換バルブ7を一端方向(図面にお
いて左方向)に切換えるようになっている。
油圧切換バルブ7は、一対のボート7a、7bが7クチ
ユエータIOのピストンIOAを挟んで対向する一対の
油圧室10a、 lObに各々油路LlまたはL2を介
して接続されており、ポート7cは油圧政11にまたポ
ート7dはドレーン12に接続されている。そして中立
状態(図示の状態)において一対のポート7aおよび7
bは共にドレーンボート7dに連通されており、第1ソ
レノイド7Aが作動されると油圧切換バルブ7が図面右
方向に切換えられてポート7bが油圧源ポート7cにま
たポート7aがドレーンポート7dに接続され、第2ソ
レノイド7Bが作動されると油圧切換バルブ7が図面左
方向に切換えられて今度はポート7aが油圧源ポー)7
cにポート7bがドレーンポー)7dに接続されるよう
になっている。
アクチュエータlOの一方のピストンロッドIOBには
その軸方向延長部先端に可動接片13が固定され、ピス
トンIOAの移動に伴ってポテンショメータ14から所
定の電位を検出するようになっている。そしてこの可動
接片13は加算器5の一方の正端子5aに接続され、ポ
テンショメータ14からの検出電位を加算器5へ出力す
るようになっている。なお、加算r:i5の他の正端子
5bには所定の定電圧が入力されている。
またアクチュエータ10の他方のピストンロッドlOC
の先端部には各変速レンジに対応するディテント用溝H
、H、H、H、H、Hが 28ONR 形成され、ピストンIOAが各変速レンジに対応して位
置決めされた際、ディテントスプリング!5によって付
勢されたディテントボールIBがディテント用溝H−H
Rのうちの当該変速レンジに対応する満に嵌合し、ピス
トンIOAを当該変速レンジ位置に固定するようになっ
ている。なお、アクチュエータlOは、第2図に示すよ
うに、自動変速機20の油圧制御回路内に配置された図
示しないマニュアルバルブにリンク機構30を介して連
結されており、その作動によってマニュアルバルブの切
換えを行うようになっている。
なお上記においてレンジ切換スイッチ1.電源2および
ポテンショメータ3が変速レンジ対応電位出力手段を、
第1比較器および第2比較器が各々第1比較手段または
第2比較手段を、可動接片13.ポテンショメーター4
および加算器5が此較電位出力手段をそれぞれ構成する
第1比較器4及び第2比較器8は更にディテント力切換
信号出力手段、すなわちNOR回路20に接続している
。このNOR回路20は比較器4及び8からの出力が共
にゼロ電位の時のみ正電位を出力するようになっている
。このNOR回路20はソレノイド駆動回路21に接続
され、更にこのソレノイド駆動回路21は第2油圧切換
バルブ22のソレノイド22aに接続されている。この
ソレノイド駆動回路21はNOR回路20から正電位が
入力された際これを増幅して油圧切換バルブ22の一端
側に接続されたソレノイド22aを作動させ、バルブの
切換を行うようになっている。
第2油圧切換バルブ22は、油圧源24に接続するポー
ト22dとドレーン25に接続するポート22eを有し
、ポート22bは油路2Bを介して油圧アクチュエータ
23の油圧室23aに接続している。この切換バルブ2
2は、第1切換状態(図示の状態)では油圧室23aを
ドレーン25に連通し、ソレノイド22aが作動して第
2切換状態に移行する(図面右方向に切換えられる)と
、ポート22bと22dとが連通して油圧室23aは油
圧源24に接続されるようになっている。  ″ 油圧アクチュエータ23は、シリンダ23bと、このシ
リンダ内を摺動可能に配されたプラグ23Cとから成る
。このアクチュエータは1作動状態のときは、油圧室2
3aに圧油が導入され、この圧油はプラグ23cを押圧
し、このプラグ23はスプリング15を介してディテン
トボールlGを押圧するようになっている。
また、非作動状態のときは、油圧室23a内の圧油はド
レーンされ、ボール1Bにはプラグ23cの口重量によ
るわずかな力がかかるのみである。
次に、上記自動変速機のレンジ切換装置の作動について
説明を行う。
例えば、DレンジからNレンジへの切換えを例にとって
説明すると、Dレンジにおいては、レンジ切換スイッチ
1のスイッチ接片SDがオンしており、他のスイッチ接
片はオフしている。そしてこのときアクチュエータIO
は、ディテントボールtaがDレンジのディテント用溝
HDに嵌合することによって、Dレンジ位置に位置決め
されている。なおこのレンジ切換完了状態においては、
油圧切換バルブ7はスプリング7C,?Dによって中立
状態に保持されている。
このDレンジ状態で運転者が運転席のレンジ切換操作装
置をNレンジに切換えると、レンジ切換、スイッチ1の
スイッチ接片SDがオフされ代ってスイッチ接片SNが
オンされる。このスイッチ接片SNのオンによって、ポ
テンショメータ3からDレンジのときよりも小さい電位
vNが第1比較器4の正端子4aおよび第2比較器8の
負端子8bに出力される。このとき、Dレンジ状態と比
較して、第1比較器4においては正端子4aにおける電
位VNが負端子4bに入力される加算器5からの電位V
oよりも小さくなるため、第1ソレノイド7Aは作動さ
れないが、第2比較器8においては、正端子8aにおけ
る加算器5からの電位Voの方が負端子8bにおけるレ
ンジ切換スイッチ1からの電位VNよりも大きくなるた
め、第2ソレノイド駆動回路9に正電位が出力され第2
ソレノイド7Bが作動される。
この第2ソレノイド7Bの作動によって油圧切換バルブ
7が図面左方向に切換えられ、ボート7aが油圧源ボー
ト7cにまたボート7bがドレーンボート7dに連通さ
れる。これによって。
アクチュエータ10の一方の油圧室10aは油圧源11
に接続されて圧油が導入され他方の油圧室tabはドレ
ーン12に接続されて、ピストンIOAが図面右方向に
移動される。
このとき、NOR回路20は第2比較器8からの正電位
出力により出力電位はゼロになっており。
そのため切換バルブ22は作動せず第1切換位置(図示
の状態)に維持されている。従って、油圧アクチュエー
タ23も非作動状態にあり、そのためディテント力も微
小でピストン移動が小さな力でスムーズに行われる。
ピストン移動に際し、ピストンロッドlOBに取付けら
れた可動接片13がピストンIOAの移動に伴ってポテ
ンショメータ14上を図面右方向に移動することによっ
て加算器5の端子5aに入力される電位が下がり、これ
に伴って第2比較器8の正端子8aに入力される電位V
。が徐々に下降してゆく。そして正端子5aの入力電位
Voが(V −ΔV)から(V N+△V)の範囲内に
なると、第2比較器8は両端子における電位が同じにな
ったとして第2ソレノイド駆動回路9への出力を止める
なおΔVは所定レンジ位置の近傍位置を示す電位で、加
算器5の他方の正端子5bの入力電位である。また、こ
のレンジ位置の近傍とは、アクチュエータ10のディテ
ント機構が作動しうる範囲をいう。
これによって第2ソレノイド7Bは作動を+1め、油圧
切換バルブ7はスプリングフC,7Dの作用によって中
立位置に戻る。そしてアクチユエータlOの油圧室10
aおよび10bは各々ボート7aまたはボート7bとド
レーンポート7dを介して共にドレーン12に接続され
、ピストンIOAへの付勢は無くなる。
第2比較器8の出力が停止されると、NOR回路20の
入力は共にゼロ電位となり、このときこのNOR回路は
正電位を出力する。この正電位はソレノイド駆動回路2
1により増幅され第2油圧切換バルブに送られてこのバ
ルブのソレノイド22aを作動させる。このときバルブ
22は第2切換位置に切換わり、ボート22bと22d
を連通させる。これにより、油圧アクチュエータの油圧
室23aへ油圧Wi、24から圧油が導入され、この圧
油はプラグ23cに抑圧作用し、このプラグ23cはス
プリング15を介してディテントボール16を押圧する
。このようにしてディテント機構にかかるディテント力
は増大される。
そしてこのときピストンロッドIOCのNレンジに対応
するディテント用溝HNのノツチ面の端にディテントボ
ールlBが係っており、油圧によるピストンIOAへの
付勢が無くなった後は、油圧アクチュエータを介しての
スプリングの付勢によってディテントボール16がディ
テント用溝H〜のノツチ面上を摺動して滑り落ち、ピス
トンIOAをNレンジの位置決め方向に微動させる。そ
してディテントボール1Bがディテント用ia HNに
完全に嵌合することにより、ピストンIOAがNレンジ
位置に位置決めされ固定される。そしてこれによって。
このアクチュエータlOに連結された油圧制御回路のマ
ニュアルバルブがNレンジポジションに切換えられるこ
ととなる。
逆にNレンジからDレンジに切換える場合を説明すると
、Nレンジでは前述したようにアクチュエータ10はデ
ィテント機構によってNレンジ位置に位置決めされてい
る。そして運転者が運転席のレンジ切換操作装置をDレ
ンジに切換えると、レンジ切換スイッチ1のスイッチ接
片SNがオフされ代ってスイッチ接片Soがオンされる
。このスイッチ接片SDのオンによって、ポテンショメ
ータ3からNレンジのときよりも大きい電位VDが第1
比較器4の正端子4aおよび第2比較器8の負端子8b
に出力される。このとき、Nレンジ状態と比較して、第
2比較器8においては、負端子8bにおける電位VDが
正端子8aに入力される加算器5からの電位V  より
も大きくなるため、第2ソレノイド7Bは作動されない
が、第1比較S4においては、負端子4bにおける加算
器5からの電位V ′よりも正端子4aにおけるしンジ
切換スイッチ1からの電位VDの方が大きくなるため、
第1ソレノイド駆動回路6に正電位が出力され第1ソレ
ノイド7Aが作動される。
この第1ソレノイド7Aの作動によって油圧切換バルブ
7が図面右方向に切換えられ、ポート7bが油圧源ポー
ト7Cにまたポート7aがドレーンポート7dに連通さ
れる。これによって。
アクチュエータIOの油圧室10bは油圧illに接続
されて圧油が導入され油圧室10aはドレーン12に接
続されて、ピストンIOAが図面左方向に移動される。
このとき、NOR回路20は第1比較器4からの正電位
出力により出力電位はゼロになっており。
そのためソレノイド22aの作動は停止され、切換バル
ブ22はスプリング22fにより図示の状態にされてい
る。
従って、油圧アクチュエータの油圧室23aもドレーン
されピストン移動はスムーズに行われる。
このときピストンロッドIOBに取付けられた可動接片
13がピストンIOAの移動に伴ってポテンショメータ
ー4J:を前記と反対方向(図面左方向)に移動し、加
算器5の端子5aに入力される電位が上がり、これに伴
って第1比較器4の負端子4bに入力される電位V ゛
が徐々に上昇してゆく。そして負端子4bの入力電位が
(V o−△V)から(V、+△V)の範囲内となると
、第1比較器4は両端子における電位が同じになったと
して第1ソレノイド駆動回路6への出力を止める。
これによって第1ソレノイド7Aは作動を止め、油圧切
換バルブ7はスプリング7C,7Dの作用によって中立
位置に戻る。そしてアクチュエータ10の油圧室10a
およびlObは各々ポート7aまたはポート7bとドレ
ーンポー)7dを介して共にドレーン12に接続され、
ピストンIOAへの付勢は無くなる。
そしてこのとき、前述したDレンジからNレンジへの切
換えの場合と同様の作動によってディテントボール16
がDレンジに対応するディテント用溝HDに嵌合し、ア
クチュエータlOがDレンジ位置に位置決め固定される
。そしてこれによって油圧制御回路のマニュアルバルブ
がDレンジに切換えられる。
以上はDレンジとNレンジの相互のレンジ切換えの場合
のみの説明であるが、他のレンジ切換えの場合も同様で
あり、レンジ切換スイッチ1の切換えによって、ポテン
ショメータ3からの電位が下がる場合には第2比較器8
が作動してレンジの切換えが行われ、ポテンショメータ
3からの電位が上がる場合には第1比較器4が作動して
レンジの切換えが行われる。
上記実施例においては、1.2,3.D、N。
Rの変速レンジを有する自動変速機について説明を行っ
たが、他の変速レンジの組合せをHする自動変速機につ
いても同様に応用することが出来る。
なお、ピストン式ナクチュエータに代り、同様な位置決
め制御が可能な他の液体圧式アクチュエータを用いるこ
とができる。
(発明の効果) 以上のようにこの発明は、運転席のレンジ切換操作装置
からの電気信号によって自動変速機に取付けられたレン
ジ切換装置本体が切換えられるようになっているので9
例えば大型リヤエンジンバスのように運転席と自動変速
機本体とが離れているような場合であっても、従来の機
械的操作方式のもののようにケーブルの緩みやリンク系
のがたつき等のような影響が無いため、正確で確実なレ
ンジ切換えを行うことが可能となる。また運転席におい
てマニュアルレバー等のレンジ切換操作装置の配置に制
約を受けることが少ない。
またアクチュエータにディテントat FMを備えた本
切換装置は、ピストンが所定の変速レンジ位置の近傍ま
で移動されれば後はディテント機構によってピストンの
正確な位置決めを行うことが出来るので、レンジ切換装
置の調節の際、あまり高い精度は必要とされなくなる。
更に1本切換装置は、レンジ切換時にはディテント機構
のディテント力を微小な力にし、非切換時にはその力を
増大させることができるので、切換の移行が小さな力で
スムーズに行われ、かつ切換を確実なものにすることが
できる。
レンジ切換を小さな力で行えるため、低油圧の機器で切
換装置が構成でき、その結果コスト低減を図ることがで
きる。
また、従来品ではディテント力が弱く、確実な位置決め
が困難な場合があり、これを回避するために、ディテン
ト力を強くすると、レンジ切換時に多大な力が必要とな
るばかりでなくディテント機構自体も高強度にする必要
があり問題であるが1本発明はこのような不具合をディ
テント力の切換によって解消できる。本構成により、デ
ィテント機構の強度があまり必要ではなく、ディテント
スプリングなどの設計がしやすくなる。
またこの発明によるレンジ切換装置は、全ての自動変速
機に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は同実
施例のアクチュエータと自動変速機との取付は状態を示
す図である。 1・・・レンジ切換スイッチ。 4・・・第1比較器。 5・・・加算器。 7・・・第1油圧切換バルブ。 8・・・第2比較器。 ■0・・・アクチュエータ。 10a、 lOb・・・油圧室。 10A・・・ピストン。 B・・・可動接片。 14・・・ポテンショメータ。 15・・・ディテントスプリング。 16・・・ディテント用ボール。 20・・・NOR回路。 22・・・第2油圧切換バルブ。 23・・・油圧アクチュエータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マニュアル操作によって切換えられ各変速レンジ
    に対応して異なる電位を出力する変速レンジ対応電位出
    力手段と, 該変速レンジ対応電位出力手段の出力と比較電位を比較
    して変速レンジ切換信号を発する変速レンジ切換信号発
    生手段と, 該変速レンジ切換信号発生手段の出力に応動して変速レ
    ンジ切換を行うアクチュエータと,前記アクチュエータ
    に配設される各変速レンジ位置にアクチュエータ可動要
    素を位置決めするディテント機構と, 該ディテント機構のディテント力の切換を行うディテン
    ト力切換手段とを備え, 該ディテント力切換手段は,前記変速レンジ切換信号出
    力の不在時にディテント力を切換増大させることを特徴
    とする自動変速機のレンジ切換装置。
  2. (2)前記変速レンジ切換信号発生手段は,各々比較電
    位と前記変速レンジ対応電位出力手段からの電位とを入
    力されて両電位を比較し該出力手段からの電位の方が大
    きいとき第1バルブ切換信号を出力する第1比較手段お
    よび比較電位の方が大きいとき第2バルブ切換信号を出
    力する第2比較手段と, 前記第1比較手段または第2比較手段からの各バルブ切
    換信号によって中立位置から第1切換位置または第2切
    換位置に切換えられる第1油圧切換バルブとを備え, 該アクチュエータは,互いに対向して作用する一対の油
    圧室を有しピストンの移動位置に対応して自動変速機の
    変速レンジ切換えを行うアクチュエータから成り, このアクチュエータに接続され前記第1比較手段および
    第2比較手段へピストンの移動位置に対応した比較電位
    を出力する此較電位出力手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のレンジ切換装置。
  3. (3)前記ディテント力切換手段は、前記第1及び第2
    比較手段の出力各端子に接続されたNORゲート手段と
    その出力信号により作動する第2油圧切換バルブと、第
    2油圧切換バルブの出力油圧により作動しディテント力
    の切換を行う油圧アクチュエータから成る請求項2記載
    のレンジ切換装置。
  4. (4)前記第1油圧切換バルブは、中立位置において前
    記アクチュエータの一対の油圧室を共にドレーンに接続
    し、第1切換位置においてアクチュエータの一方の油圧
    室を油圧源に他方の油圧室をドレーンにまた第2切換位
    置において前記一方の油圧室をドレーンに前記他方の油
    圧室を油圧源に接続することを特徴とする請求項2〜3
    の一に記載のレンジ切換装置。
  5. (5)前記第2油圧切換バルブは、前記油圧アクチュエ
    ータの油圧室をドレーンに接続する第1切換位置と該油
    圧室を油圧源に接続する第2切換位置を含むことを特徴
    とする請求項2〜4の一に記載のレンジ切換装置。
  6. (6)前記比較電位出力手段の出力に所定値を加算する
    加算手段をさらに備え、該加算手段の出力を前記第1及
    び第2比較手段に入力して成る請求項2〜5の一に記載
    のレンジ切換装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6057833B2 (ja) * 1978-12-26 1985-12-17 三井東圧化学株式会社 L−トリプトフアンの製造方法
JPS61119854A (ja) * 1984-11-13 1986-06-07 Isuzu Motors Ltd 自動車変速機の制御装置

Patent Citations (2)

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