JPH01220327A - 電子管用傍熱形陰極 - Google Patents

電子管用傍熱形陰極

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JPH01220327A
JPH01220327A JP63042002A JP4200288A JPH01220327A JP H01220327 A JPH01220327 A JP H01220327A JP 63042002 A JP63042002 A JP 63042002A JP 4200288 A JP4200288 A JP 4200288A JP H01220327 A JPH01220327 A JP H01220327A
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JP
Japan
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heater
sintered
sleeve
heated cathode
electron tube
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Toshiyasu Yamauchi
敏恭 山内
Seiji Kumada
熊田 政治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱効率が良く、ヒータ温度が低くて済み、寿
命が長く、信頼性が高い電子管用傍熱形陰極に関する。
[従来の技術] 傍熱形の電子管用陰極は、直熱形陰極に比べて種々利点
があるにもかかわらず熱効率に関しては劣っており、従
来から其の向上について多くの工夫がなされて来た0例
えば特開昭61−288339号公報には、傍熱形陰極
の金属スリーブ内面に、高融点金属または共の酸化物粉
末と無機質結合材を塗布して焼結し、スリーブの内面に
黒い熱吸収性膜を形成させることが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の技術には、スリーブ内面に形成され
た熱吸収性膜の黒化度が十分ではなく。
陰極のスリーブの外側に密着させた電子放出物質部分が
、ヒータ通電により十分効率良く加熱されるには到らな
いという問題があった。
また、古くから、ヒータの外側表面にタングステン粉末
を塗布焼結して黒化させた所謂ダークヒ−タを使用する
ことも行われていたが、この方法は時によってはヒータ
の絶縁性を低下させるなどの問題を生じていた。
本発明は、上記従来の傍熱形陰極の課題を解決し、11
3極スリーブの外側に密着させた電子放出物質部分を、
ヒータにより更に効率良く加熱できるようにした電子管
用傍熱形陰極を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明においては、ヒータを
被覆するアルミナ絶縁層の外側面に、アルミニウムタン
グステートを付着させて還元性雰囲気中で焼結し、ヒー
タ絶縁被覆の外側表面を黒化させることにした。
また、金属スリーブの内側面に、アルミニウムタングス
テートを付着させて還元性雰囲気中で焼結し、金属スリ
ーブの内側表面を黒化させることにした。
ヒータの外側を黒化させ、同時に金属スリーブの内側も
黒化させれば勿論最良の効果が得られるが、どちらか一
方だけを黒化しても、かなりの効果が得られる。
[作用] アルミニウムタングステートの粉末は黄緑色をしている
が、水素中で焼結することにより。
A1.O,とW、又はA1.O,とWO2に分解する。
アルミニウムタングステートの分解によって生じたW又
はWO2は、非常に微細な粒子であり、これらの粒子に
よって表面に十分な黒化度を有する膜が形成される。
黒色度の大きい被膜が形成されたヒータの表面は熱放射
率が高くなり、同様に黒色度の大きい被膜が形成された
金属スリーブの内面は熱吸収率が高くなるため、陰極ス
リーブの外側に密着させた電子放出物質部分は、ヒータ
により効率良く加熱されるようになり従来よりも低いヒ
ータ温度で従来と同等の電子放出量が得られるようにな
る。
なお、アルミニウムタングステートの分解によって生じ
たAl、O,、W、WO2は何れも高温真空中で安定な
物質であり、反応または蒸発によす消失するようなこと
はない。
[実施例] 第1図は本発明一実施例の断面図で、図中、lはモリブ
デン製の金属スリーブ、2はタングステン芯線を用いた
加熱用ヒータ、3は金属スリーブ1の外壁頂面上に密着
して取付けられた金属カップ、4は電子放出物質を高融
点金属の多孔質焼結体に含浸させたエミッタ(ペレット
)で金属カップ3の内部に収納されており、ヒータ2の
アルミナ被覆6の外表面とスリーブ1の内側表面には本
発明に係る黒色被膜5が形成されている。
ヒータは、タングステン芯線にアルミナを電着させ16
00℃水素中で焼結した後、アルミニウムタングステー
トを付着させ、1400℃水素中で焼結し、外面に黒色
膜を形成させたものである。
アルミニウムタングステートは、粉末15gを。
50ccのメチルイソブチルケトン(M I B K)
と、ニトロセルローズ1gを混合した液体に分散させて
スラリーとし、このスラリーにアルミナを電着、焼結し
たヒータを浸漬することにより付着させた。
付着後、水素中で焼結することにより、アルミニウムタ
ングステートはA1201、W、WO□に分解し、黒化
膜となる6 金属スリーブはモリブデン板をプレス加工して作ったも
ので、スリーブ内に上記スラリーを注入して乾燥後、1
200”C水素中で焼結したものである。焼結後はスリ
ーブ内面にA1□01、W。
WO2からなる黒化膜が形成されている。
上記の如く製造された傍熱形陰極は、従来はヒータ温度
1300”Cにしなければエミッタ温度が1000℃に
ならなかったのに対し、ヒータ温度1200℃でエミッ
タ温度1000’Cとなり、ヒータ温度1200’C、
エミッタ温度1000°Cの条件で5000時間、圧力
10−’Pa以下の高真空中で加熱しても何等変化は認
められず、信頼性が高いことが判った6 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、熱効率が良く、ヒ
ータ温度が低くて済み、寿命が長く信頼性の高い電子管
用傍熱形陰極が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の断面図である。 1・・・金属スリーブ、 2・・・本発明に係る黒化ヒ
第  1 図 6−γルミヂ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱用ヒータと、ヒータを内包する金属スリーブと
    、スリーブの外側に密着させた電子放出物質部分とを備
    えた電子管用傍熱形陰極において、ヒータを被覆するア
    ルミナ絶縁層の外側面に、アルミニウムタングステート
    を付着させて焼結し、ヒータ絶縁被覆の外側表面を黒化
    させたことを特徴とする電子管用傍熱形陰極。 2、加熱用ヒータと、ヒータを内包する金属スリーブと
    、スリーブの外側に密着させた電子放出物質部分とを備
    えた電子管用傍熱形陰極において、金属スリーブの内側
    面に、アルミニウムタングステートを付着させて焼結し
    、金属スリーブの内側表面を黒化させたことを特徴とす
    る電子管用傍熱形陰極。
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