JPH01219366A - 多段真空ポンプ - Google Patents

多段真空ポンプ

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JPH01219366A
JPH01219366A JP63042407A JP4240788A JPH01219366A JP H01219366 A JPH01219366 A JP H01219366A JP 63042407 A JP63042407 A JP 63042407A JP 4240788 A JP4240788 A JP 4240788A JP H01219366 A JPH01219366 A JP H01219366A
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JP
Japan
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piston
cylinder
sleeve
pump
valve device
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Pending
Application number
JP63042407A
Other languages
English (en)
Inventor
Eckhard Bez
エッカード ベズ
John L Farrant
ジョン エル ファラント
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Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
Original Assignee
Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
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Publication date
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Publication of JPH01219366A publication Critical patent/JPH01219366A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B25/00Multi-stage pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/10Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for special use
    • F04B37/14Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for special use to obtain high vacuum
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S417/00Pumps
    • Y10S417/01Materials digest

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多段真空ポンプ、特にスタート時のトルクを減
少させる弁構造、スタート時の夫々の段についての高圧
アイドリンク構成及び改善された吸気及び耐疲労性を与
えるシリンダライナーに関する。
〔従来技術〕
オーストラリア特許第481072号及び518210
号並びにPCT/AU82100128は微動ピストン
と2個の作動スペースを有する往復ピストン−シリンダ
装置の種々の形式を示している。そのような装置の内の
実用装置では多段ポンプの夫々の段に多段シリンダをつ
けるのが普通である。この装置は特に潤滑油または他の
液体潤滑剤の代わりに固体のシールリングまたはスリー
ブを用いる機械的真空ポンプとして用いるに適している
。中間真空シリンダと低真空シリンダに直列となった一
対の並列高真空シリンダを有する4シリンダポンプは特
に適しており、バランスの良い形伏に構成するに適する
という利点を有する。
従来のポンプではこれら段間の接続はカバー付きの通路
と外部導管とによりなされているが、これらは、特に動
作シリンダにつき2個の動作スペースがあるため内部導
孔に容易には変更出来ない。
米国特許第4580327号は多段真空ポンプの隣接す
る一対のシリンダ用の配管構造を示しており、複数の通
路がシリンダの壁に沿って伸びて夫々のポートを通じて
これらシリンダの内部と連通している。弓形の凹みとし
ての複数の凹部が夫々の通路または通路群と整合してシ
リンダ壁の端部またはシリンダヘッドの底面に配置され
そして適当な開口がシリンダヘッドに設けられてこれら
凹部と連通してシリンダの内部へあるいはそこからの給
排気を行うようになっている。
米国特許出願番号第820585号(出願日昭和61年
1月21日)も潤滑油を用いない真空ポンプとして使用
するに適した往復ピストン・シリンダ装置を示している
。この真空ポンプは一端で閉じた第1部分及びこの部分
より小径であってこの部分に連続する第2部分を有する
シリンダと円筒状ヘッド部分と第2シリンダ部分内で滑
動する第2ピストン部分を有するピストンからなり、こ
のヘッド部分は第1シリンダ部分内で、滑動可能であり
、そして閉じたシリンダ端部に面する前面と環形の背面
を有している。ガス入口がガスをピストンの往復により
この前面と閉じたシリンダ端部との間の第1シリンダ部
分の内部に導入する。
第1排気ポートが設けられてピストンヘッド部分の前面
のポンプ作用によりピストンヘッド部分の前の第1シリ
ンダ部分の内部からガスを排出するようになっており、
逆止弁がこの第1排気ポートに設けられてピストンヘッ
ド部分の前の第1シリンダ部分の内部からの排気を許す
ようにし、そして第2排気ポートが設けられてピストン
ヘッド部分の背面のポンプ作用によりピストンヘッド背
後の第1シリンダ部分の排気を行う。シール装置がピス
トンヘッド部分に設けられており、これはピストンの円
筒表面上に配置された低摩擦材料でなるスリーブを含ん
でおり、ポンプの正常動作中に生じる温度範囲にわたり
平均ギャップがスリーブとシリンダ間に維持されるよう
にしており、このギャップの最大値は、スリーブを通っ
たガスの漏れがこのポンプにより達成されるべき許容し
うる真空度のレベルとなるようなものである。同様のス
リーブが第2ピストン部分にも設けられ、そして弾性装
置がスリーブの、第1ピストン部分から離れた側の端部
に隣接して設けられてスリーブをシリンダ壁と滑動的に
係合させている。更に排気ポート内の逆上弁は突起を有
し、これはピストンと係合してシリンダ内圧力が弁を通
常は閉じた位置に偏倚するばねの力に抗して開かされる
には低すぎる場合であっても各ビストンストロークによ
り排気ポート内の弁の開放を制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように従来のポンプは構造が大型となり、製造費
用が大であって、漏洩の問題が完全には解決していない
〔課題を解決するための手段〕
本発明はシリンダと、クランクケースと通路装置が1個
のケーシング内に配置され、2対のシリンダが、これら
シリンダの軸に直交して伸びるクランク軸支持装置の軸
の両側で実質的に共通の市内で互に対向するようにした
新規な、潤滑油を用いない多段真空ポンプを目的として
いる。各シリンダはシリンダヘッドに隣接した大径部と
クランク軸の軸に隣接した小径部分とを備え、相補的形
状のスリーブが各シリンダに挿入されており、このスリ
ーブはその内面に陽極酸化アルミニウム、アルミニウム
酸化物、無電解ニッケルまたは他の適当な材料からなる
耐疲労コーティングを有する。ステップ形ピストンが各
スリーブ内に往復しうるように装着されそしてクランク
ケース内で回転するクランク軸に動作的に接続する。各
シリンダヘッドは一対の対向的に動作するばね偏倚され
た逆止弁を有する。一方の弁はシリンダヘッドから遠ざ
かる1回以上のビストンストロークにおいてピストンの
前のシリンダにガスを入れることによりトルク低下弁と
して作用し、それ故ピストン背後のスペースのガスによ
りピストンの背面に作用する力に対抗しており、他方の
逆止弁はピストンの圧縮ストローク中排気弁として作用
する。
〔作 用〕
一対のピストン中シリンダ組立体が高圧ポンプ組立体と
なり、他方のピストン会シリンダ組立体対が低圧ポンプ
組立体となる。ポンプにより排気される装置は第1のシ
リンダ対の中間に配置される入口に接続し、ガスはシリ
ンダヘッド内に配置されたトルク低下弁及び各シリンダ
のスリーブの大径部の側壁内の実質的に環形の通路を通
じて各シリンダに供給される。排気されるべき装置の圧
力がまだ高い、初期動作段階において、低圧ポンプ組立
体のシリンダからの排気は排気通路に沿って排気弁から
外気に通じる出口へと流れ、比較的少量の排気ガスが交
差通路に沿って、高圧ポンプ組立体の第1ピストン・シ
リンダ組立体のシリンダへと流れる。高圧ポンプ組立体
のシリンダ内の入口及び出口弁は交差通路に直接には接
続せず、シリンダ内部で互に連通し、第2のピストン争
シリンダ組立体対の初期動作中その第1のピストン・シ
リンダ組立体がアイドリングとなるようになっている。
低圧ポンプ組立体からのガスの圧力が一度充分低(なっ
て大口弁が高圧ポンプ組立体のガス圧によっては開かな
(なると、ガスはピストン動作により制御される各シリ
ンダの側壁内の入口ポートを通じて第2のピストン・シ
リンダ組立体対のシリンダに入る。高圧ポンプ組立体を
構成する第2のピストン・シリンダ組立体対はその後装
置圧力の低下を生じさせうる。
〔実 施 例〕
本発明の潤滑油を用いない真空ポンプの説明において、
入口から出口への真空ポンプ内の圧力差は最低圧が入口
に隣接してあり、大気圧に近い最高圧が出口近辺となる
ものである。
本発明の真空ポンプは50000 : 1を越える圧縮
比を宵し、大気圧から数百mmHg以上の非常に15い
真空度まで容器の排気を行うことが出来る。
この真空ポンプは単一体としてのクランクケース・シリ
ンダ鋳造体を有し、これがこの鋳造体内に一体に形成さ
れる異なったピストン・シリンダ組立体間を相互に接続
する通路を有している。このポンプは第1図に示すよう
に配置された4個のピストン拳シリンダ組立体を何する
多段ポンプである。
ポンプ10は単一の鋳造ハウジング12を有し、このハ
ウジング内に4個のピストン・シリンダ組立体21.2
2.23.24が配置される。これら4個の組立体の軸
は1つの共通の面内に配置され、組立体21と22の軸
が組立体23と24の軸に対しわずかにずれて対向して
いる。各組立体は段階のついた形とされており、夫々の
ピストンは前記米国特許出願番号第820585号に示
されるピストンとほぼ同じものである。各組立体のシリ
ンダは後述する挿入スリーブを有する。組立体21と2
2は低圧ポンプ組立体を構成し、組立体23と24が高
圧ポンプ組立体を形成する。
図示しない、排気されるべき装置は組立体21と22の
中間にある入口25に接続する。装置からのガスはシリ
ンダヘッド内の大口弁として作用するトルク低下弁26
と27及び各シリンダの大径部の側壁に配置されたほぼ
環形の入口通路28.29を通じて各組立体に供給され
る。組立体21と22のピストンが往復動作を行うと、
ガスは排気弁30.31を通り共通通路14へと強制さ
れる。
排気されるべき装置の圧力がまだ高い、初期動作段階で
は組立体21と22からの排気ガスは通路14を矢印1
5に沿って排気弁16から出口17へと流れ、比較的少
量のガスが通路14を矢印18に沿って交差通路19か
ら高圧組立体23.24へと流れる。組立体21122
からのガスは排気ポート35.3Bを通りそして排気ポ
ート30.31からのガスと同じように流れる。
組立体23は排気弁42と大口弁として作用するトルク
低下弁41を有する。組立体24は排気弁44と大口弁
として作用するシリンダヘッド内のトルク低下弁43を
有する。隔壁32.33.34がハウジング内の横方向
通路内に形成され、そしてこれらは組立体21.22.
24のシリンダヘッド内のトルク低下弁と排気弁の間に
配置される。組立体23についてはそのような隔壁はな
く、ポンプサイクルの初期部分において排気弁42を通
り排気されるガスの多(がトルク低下弁41を通りシリ
ンダへと右方向にもどされて組立体23内のピストンが
アイドリングをするようになっている。ポンプ動作の初
期高圧段階では組立体23の環形入口通路37を通り排
気されるガスの部分の比は小さい。通路14と18内の
圧力排気弁16を開(にはすでに充分でないレベルに低
下し、それ数組立体21と22により排気されるすべて
のガスが通路19を通り組立体23用の入口通路37に
流れる。組立体23からの排気は通路38と39を通っ
て組立体24のトルク低下弁43と環形入口通路40を
流れる。このような伏態において、組立体23と24も
入口25に接続する装置の圧力を低下させるために動作
を開始する。組立体24は4個の組立体の内、シリンダ
ヘッド内の排気弁44から排出されるガスがほぼ環形の
入口通路45を通りピストンの反対側に供給されるよう
になった唯一のものである。これは、ピストンの両端の
シリンダ部分が直列に接続されるから更にポンピングを
与えるものである。これらは最終的には弁46を通り出
口17へと排出される。
各組立体について用いるに適したスリーブ50を第2.
3.4図に示す。スリーブ50はピストン及びシリンダ
と同様のステップ状となっており、第5図に示すように
鋳造体54のシリンダ52内にはまるようになっている
。スリーブ50により鋳造体54に用いた材料と同一ま
たは異なる材料を用いることが出来る。更に、別個のス
リーブを用いたことにより、入口及び出口ポートについ
ての構造を与えることが主鋳造体にそれを与えるよりも
容易になる。スリーブ50の内面56は耐疲労コーティ
ングを有する。そのようなコーティングは前記米国特許
出願に示されるように組立体のピストンに与えられる充
填材を有するポリテトラフロロエチレンのスリーブと組
み合わせると良好な耐摩耗、耐疲労特性を与える。また
スリーブを利用することにより、鋳造体の表面に直接コ
ーティングを与える場合と異なり、アルミニウム酸化物
のコーティングを与えることが容易になる。
この円筒吠鋳造体はスリーブ50内のほぼ環形のガス入
口通路62と関連するほぼ環形のガス入口通路58を有
する。鋳造体はまたスリーブ50の空気出口通路84と
関連するガス出口通路60を有する。適当なシール装置
66がスリーブ50と鋳造体54の間に設けられてガス
漏れを防止する。シリンダヘッド68は第5図にはスリ
ーブ50の上端に形成された環形凹部70内に配置され
る。シリンダヘッドとその弁は第6.7図において述べ
る。
スリーブ50のガス入口通路62は第2.3図に詳細に
示しである。通路62はスリーブ50の内壁56のまわ
りに360”にわたり伸びるスロ、y ) 72と、第
3図に示す等間隔の支柱74を除きそのほぼ全周にわた
りスリーブの壁を貫通して伸びる弓形開口を有する。狭
いスロットまたはギャップを通るガスの流れは、特に低
圧では実質的に制限されることは知られており、そして
スリーブ50の壁を囲むほぼ環形のプレナムチャンバ5
8からスリーブ50の内部へのガスの自由な流れをあた
えるために、スロット72と連通ずる開口の側76と7
8が第2.5図に示すように拡大されている。
スロット72の軸方向長さは圧縮比を最大にするために
小さいが特に低圧において良好なポンプ速度を与えるに
充分なものであるべきであり、従って、このスロットの
面積はスリーブ50の内面のまわりに360°にわたり
伸びるスロットとすることにより最大とされている。
前述のように第2回のステップつきピストン8Oは前述
の米国特許出願第820585号に示されるポリテトラ
フロロエチレンのスリーブと同様にピストンの大径及び
小径部分の夫々の外面に充填材・を有するポリテトラフ
ロロエチレンのスリーブ82と84を有する。平均ギャ
ップは同じく上記米国出願と同様にシリンダのスリーブ
の内面とスリーブとの間につくられ、そしてエンドシー
ル86が第2図のようにピストンの端部に装着されてポ
ンプのクランクケース内にある大気に接するスリーブ5
0の内面とシール係合する。
第4−8図に示すように、シリンダヘッド68は第1図
の組立体の夫々のシリンダヘッドとして適したものであ
る。シリンダヘッド68はO−リング69を介して適当
な手段によりシリンダスリーブ50に密着固定出来る。
このシリンダヘッドはガス入口ポート100とガス出口
ポート102を有する。これらポートの夫々はばね偏倚
された逆止弁104.108を有する。逆止弁104と
106はねじ等によりシリンダヘッドに固定されるスト
ラップ108と110によりシリンダヘッド68に装着
される。逆止弁104はその弁部材114の上面112
のガス圧がばね113の力及び弁の下面にガス圧により
与えられる力を克服し、弁部材114を第6図に示すよ
うに下降させるに充分となるとき入口ポート100を通
じてシリンダにガスが入りつるようにする。シリンダヘ
ッドにそのような大口弁を設けると初期吸気ストローク
によりピストンを降下させるに必要なトルクが大幅に低
下する。大口弁を設けない場合にはピストンがほとんど
そのストロークの下死点部分に達しスリーブ50の側壁
のスロット72を開放するまでシリンダにガスは入れら
れず、シリンダ内のピストンの下降がシリンダの上端に
減圧をつくり出してピストンの駆動力がピストンに加わ
ることによる力とピストンの環形面125のガス圧によ
る力の両方に打ち勝たねばならなくなる。そのような弁
を用いることにより、初期吸気ストロークにおいてそし
て実質的な量のガスが排気されているとき、ピストンを
下降させるに必要なトルクが大幅に減少出来、真空ポン
プのモータを大口弁104のないときのそれよりかなり
小さいものとすることが出来る。弁部材114の上面1
12の圧力はばね力に打ち勝つには不充分であるから、
弁部材114は閉じたままとなり、ガスはスロット72
のみを通ってシリンダに入る。
出口ポート102を制御するための逆止弁106はピス
トンの圧縮ストロークにより開くようになっており、ピ
ストンにより圧縮されてガスがばね115の力に打ち勝
って弁部材116を第6図において上昇させて出口ポー
ト102を開かせる。このポンプの動作が継続すると、
組立体21.22.23.24により圧縮されたガスの
圧力が弁組立体106のばね力に打ち勝つには不充分な
ところまで低下する。このように弁部材116を開かせ
るように動かす為に、弾性0−リング118が弁部材1
16の低面の円形溝内に配置される。0−リング118
はシリンダヘッド68の下面より突出しそしてシリンダ
チャンバへと突出し、ピストンがその上死点まで動くと
きピストンと0−リング118が接触し、弁部材116
が第6図において上昇してガス出口通路102を開くよ
うになっている。O−リング118は弁部材ではなくピ
ストンに装着してもよい。同様に、他の適当な突起をO
−リングの代わりに用いてもよい。ガス出口ポート用の
この形式の弁組ヴ体は前述の米国特許第820858号
に示されている。
上述の多段真空ポンプはガスを含む容器を潤滑油のない
雰囲気をつくる極低圧まで排気することが出来る。この
クランクケースとシリンダの組立体用の単一の鋳造体お
よび多数の通路は小型で漏洩の可能性のない効率のよい
真空ポンプを可能にする。第4図は鋳造体内に形成され
る交差通路19とクランク軸13および軸受組立体15
用の一体的支持体11を示している。第1及び第2のピ
ストン拳シリンダ組立体2L22はほぼ同一であり、排
気されている装置内の圧力を急速に低下させるように動
作し、かくして真空ポンプの第1段を構成する。通路1
4の圧力が弁16を閉じたままにするレベルまで低下し
てしまうと、ピストン・シリンダ組立体23で構成され
る第2段が組立体21と22の夫々のピストンの大径部
分の両側のガスを排出する。交差通路19は組立体23
のシリンダに連通ずるが通路38には連通せず、組立体
23はそれより高圧ではアイドリングとなる。組立体2
4は組立体23のピストンの両側のチャンバを有効に排
気し、組立体24のピストンの両側のチャンバは弁4B
、47を介して排気される。出口の数は1個であり、特
にポンプが有害ガスの排気または高価なガスの収集に用
いられる場合に大気への漏洩の可能性を低下させている
クランクケースとシリンダの鋳造体はアルミニウムの合
金または他の適当な材料でよい。同様に、シリンダスリ
ーブはアルミニウム合金等でよ(、その上に陽極酸化ア
ルミニウム、アルミニウム酸化物、無電解ニッケル等の
耐疲労粒子のコーティングを配置出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、小型で、安価な多段真空ポンプが得ら
れ、その漏洩の可能性は著しく低いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多段真空ポンプの概略図、第2図は第
3図の線B−Hにおける断面図、第3図は第2図の線A
−Aにおける断面図、第4図は本発明の真空ポンプの一
部の断面図、第5図は本発明におけるシリンダヘッドの
上面図、第6図は第5図の線C−Cにおける断面図であ
る。 10・・・真空ポンプ       12・・・ハウジ
ング21.22.23.24  ・・・ピストン・シリ
ンダ組立体2G、27,41.43  ・・・トルク低
減弁13・・・交差通路      IG、42.44
・・・排気弁50・・・シリンダスリーブ     5
4・・・鋳造体58・・・プレナムチャンバ 68・・
・シリンダヘッド72・・・スロット       8
2.84  ・・・スリーブ璽04.10B・・・ガス
人口弁組立体特許出願人  コモンウェルス サイエン
ティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーシ式ン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クランクケースと少なくとも1個のシリンダを限
    定するポンプブロックと、円筒形外表面と耐疲労性コー
    ティングを有する筒形内表面を有し、上記シリンダ内に
    配置される環形スリーブと、このスリーブに対面する表
    面に耐摩擦面を有しこのスリーブ内に配置されて往復す
    るピストンと、から成る真空ポンプ。
  2. (2)前記スリーブの前記コーティングは実質的には陽
    極酸化されたアルミニウムであり、前記ピストンの前記
    耐摩擦表面はポリテトラフロロエチレンにその疲労度を
    低下させる材料を充填してなる特許請求の範囲第1項記
    載のポンプ。
  3. (3)前記スリーブの前記コーティングは実質的にアル
    ミニウム酸化物からなり、前記ピストンの前記耐摩擦面
    はポリテトラフロロエチレンにその疲労度を低下させる
    材料を充填してなる、特許請求の範囲第1項記載のポン
    プ。
  4. (4)前記スリーブのコーティングは実質的に無電解ニ
    ッケルからなり、前記ピストンの耐摩擦面はポリテトラ
    フロロエチレンにその疲労度を減少させる材料を充填し
    たものからなる特許請求の範囲第1項記載のポンプ。
  5. (5)前記真空ポンプは潤滑油を用いないポンプであり
    、前記ポンプの充填されたポリテトラフロロエチレン表
    面は前記スリーブの前記コーティングから離されて上記
    ピストンと前記シリンダがポンプの動作中経験する温度
    全範囲にわたり維持される平均ギャップを限定するごと
    くなった特許請求の範囲第2乃至4項の1に記載するポ
    ンプ。
  6. (6)前記シリンダ、スリーブ及びピストンの夫々は大
    径部分と小径部分を有し、これら部分は肩部により互に
    接続して上記ピストンの大径部分の端部に隣接して動作
    チャンバと、上記スリーブの大径部分に配置されて上記
    ピストンが上死点に達したとき上記ピストンにより覆わ
    れないようになっているガス入口通路手段と、上記スリ
    ーブの肩部を通って伸びるガス出口通路手段を限定する
    ごとくなった特許請求の範囲第5項記載のポンプ。
  7. (7)前記スリーブと係合するように配置されたシリン
    ダヘッドを更に含み、このシリンダヘッドは排気孔と、
    この排気孔を開閉する第1弁装置と、入口孔とこの入口
    孔を開閉する第2弁装置を有し、第2弁装置はばね偏倚
    された逆止弁装置であって上記シリンダへのガスの流れ
    のみを許すようになっており、それにより、上記ピスト
    ンの上記シリンダヘッドから離れる方向の初期動作によ
    り上記第2弁装置が開きスタート時の上記ピストンの往
    復に必要なトルクを低下させるごとくなった特許請求の
    範囲第6項記載のポンプ。
  8. (8)シリンダと、このシリンダ内に滑動しうるように
    配置されたピストンと、シリンダヘッドとから成り、こ
    のシリンダヘッドは排気孔と、この排気孔を開閉する第
    1弁装置と、入口孔と、この入口孔を開閉する第2弁装
    置と、このシリンダ内に配置されて上記ピストンが下死
    点に達したとき開くようになった他の入口孔と、を有し
    、上記第2弁装置は上記シリンダへのガスの流れのみを
    許すようにする偏倚手段を有する逆止弁であり、上記ヘ
    ッドから離れる上記ピストンの初期動作により上記第2
    弁装置が開き、スタート時に上記ピストンを往復させる
    に必要なトルクを減少させるようになった真空ポンプ。
  9. (9)前記偏倚手段はばねである特許請求の範囲第8項
    記載のポンプ。
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