JP2603432B2 - マルチステージ真空ポンプ - Google Patents

マルチステージ真空ポンプ

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JP2603432B2
JP2603432B2 JP31813893A JP31813893A JP2603432B2 JP 2603432 B2 JP2603432 B2 JP 2603432B2 JP 31813893 A JP31813893 A JP 31813893A JP 31813893 A JP31813893 A JP 31813893A JP 2603432 B2 JP2603432 B2 JP 2603432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチステージ真空ポ
ンプに関し、更に詳しくは、中央部の直径を太くした単
一のピストン・シリンダアセンブリを有し、このアセン
ブリの一端と直径が大きい中央部の両側に、通路によっ
て相互に連絡された3個のステージ排気室を備えたマル
チステージ真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】オーストラリア特許第4
81072号及び同第516210号明細書には、2つ
の動作空間内に特異の1個の作動ピストンを備えた往復
ピストン・シリンダ機械の種々の形態のものが開示され
ている。
【0003】このような機械を実際に応用する場合に
は、マルチステージ(多段)ポンプのそれぞれのステー
ジとして複数のシリンダを設けるのが普通である。この
機械は、油または他の流体潤滑剤の代わりに固体の密閉
リングあるいはスリーブを利用した機械的真空ポンプと
して使用するのに特に適している。
【0004】中真空シリンダと低真空シリンダとに直列
に接続された1対の並列接続高真空シリンダを有する四
気筒ポンプは、特に適しており、よくバランスのとれた
構造に好適であるという利点を有する。
【0005】従来のポンプでは、これらのステージ間の
連結は、閉塞された通路と外部に露出した導管とによっ
て行われていたが、特に各作動シリンダは、1個当り2
個の動作空間を持っているため、これらの連結を、内部
のポート系統及びダクト系統の配列に移すのは容易でな
かった。
【0006】米国特許第4560327号明細書には、
複数の通路がシリンダ壁の中を縦方向に延びており、そ
れぞれのポートを通してシリンダ内部と連通している、
マルチステージ真空ポンプの1対の隣接するシリンダの
ためのポート系統及びダクト系統の配列が開示されてい
る。
【0007】湾曲した窪みの形状の複数の凹部は、通路
または通路群に関して位置合わせされたシリンダ壁端部
またはシリンダヘッド底面に位置していてよく、またシ
リンダ内部への液体の供給またはシリンダ内部からの液
体の排出のために、適当な開口が前記凹部と連通してシ
リンダヘッドに設けられている。
【0008】また、米国特許第4790726号明細書
には、オイルフリー真空ポンプとして使用されるように
した往復ピストン・シリンダ機械が記載されている。こ
の明細書に開示された真空ポンプは、一端が閉じた第1
シリンダ部分と、この第1シリンダ部分と隣接している
がこれよりも直径が小さい第2シリンダ部分とを有する
シリンダ、及び前記第1シリンダ部分の中に摺動可能な
ピストンヘッド部分と、第2シリンダ部分の中に摺動可
能な第2円筒形ピストン部分とを有するピストンに関
し、前記ピストンヘッド部分は、シリンダの閉鎖端面と
対面する先端面と環状の後端面とを有している。
【0009】第1シリンダ部分の内部にガスを導入する
ために、ピストンの往復に際してピストンヘッド部分の
先端とシリンダの閉鎖端との間に、ガス入口が設けられ
ている。
【0010】ピストンヘッド部分の前方にある第1シリ
ンダ部分の内部からピストンヘッド部分の正面のポンプ
(排気)作用によってガスを排出するために、第1排出
ポートが設けられており、この第1排出ポートには、一
方向弁が設けられている。この一方向弁は、ピストンヘ
ッド部分の前方にある第1シリンダ部分の内部からのガ
スの排出するように動作することができ、また、ピスト
ンヘッド部分の後面のポンプ作用によりピストンヘッド
部分の後方にある第1シリンダ部分の内部からのガスの
排出を行うために、第2排出ポートが設けられている。
【0011】ピストンヘッド部分には気密手段が設けら
れており、これは、ピストンの円筒形表面上に配置され
た低摩擦材料のスリーブを含み、ポンプを正常に動作さ
せている間に遭遇する温度範囲にわたり、僅かの隙間が
最大の時でもスリーブを通過するガスの漏れがポンプに
よって保持される許容真空度のレベルに留まるようにな
っている。
【0012】第2ピストン部分にも同様にスリーブが設
けられており、また、スリーブをシリンダ壁の内周面に
摺動させるために、第1ピストン部分から離れたスリー
ブ端と隣接して弾性手段が設けられている。
【0013】更に、排出ポートに配置された一方向弁に
は、排出ポートの弁を開放するためにピストンと係合す
るようにした突起が設けられており、例えシリンダ内の
圧力が低すぎて弁を通常の閉鎖位置に押し付けるばねの
圧力に抗して弁を開くことができなくても、ピストンの
各行程を制御できるようになっている。
【0014】米国特許第4854825号明細書には、
1回の鋳造によって形成されたシリンダ、クランクケー
ス及び通路を有するオイルフリーマルチステージ真空ポ
ンプが開示されており、このポンプにおいて、2対のシ
リンダは、シリンダ軸に縦方向に伸びるクランクシャフ
ト支持手段の軸の両側で、ほぼ同一平面内で互いに向か
い合って配置されている。各シリンダには、シリンダヘ
ッドと隣接する直径の大きい部分と、クランクシャフト
の軸に隣接する直径の小さい部分とが設けられている。
各スリーブには、ステップピストンが往復するように据
え付けてあり、クランクケース内で回転するようにクラ
ンクシャフトに連接されている。
【0015】1対のピストン・シリンダアセンブリは、
高圧の排気アセンブリと考えられる一方で、他の1対の
ピストン・シリンダアセンブリは低圧の排気アセンブリ
と考えられる。
【0016】このような真空ポンプは、極めて低い圧力
を与えることができるが、4つのピストン・シリンダア
センブリは、ポンプの大きさ及び重量を著しく大きくす
る必要があり、ノイズのレベルも高すぎる。更に、この
ようなマルチステージ真空ポンプは、構成が非常に複雑
であり、余りにも多くの部品を必要とし費用がかかり過
ぎる。
【0017】大きな困難を伴う前記マルチステージ真空
ポンプの一つの特別な特色は、4つの大気圧シールが必
要なことである。このポンプは、運転のために4つのピ
ストンを必要とするので、各ピストンは、その小さい直
径部分において、大気圧の空気がポンプの作動部内に漏
れるのを防ぐために柔軟シールを備えている。大気圧の
空気がポンプ内に、またはそれから漏れるのを防ぐこと
は重要である。
【0018】空気がポンプ内に漏れることがあるのみな
らず、排出ガスも、特にポンプ内部の圧力が大気圧を越
える第4圧縮段階において、ポンプから外に漏れ出るこ
とがある。高い圧力で動作している間、即ち容器を大気
圧から排気する時には、全てのシリンダで同様なことが
起こり得る。
【0019】
【発明の概要】本発明によれば、前記従来ポンプの種々
の欠点が除かれた新規かつ改善されたオイルフリーマル
チステージ真空ポンプが提供される。
【0020】また、本発明によれば、直径が大きい中央
部を有するピストン・シリンダの単一アセンブリだけを
有し、この端部と直径が大きい中央部の両側部が、3つ
の圧縮ステージを与え、これらのステージが、少なくと
も3つの異なるやり方で連続して異なるモードで作動す
ることができる、新規かつ改善されたオイルフリーマル
チステージ真空ポンプが提供される。
【0021】更に、本発明によれば、ピストン・シリン
ダの単一アセンブリを有し、シリンダ及び各ステージの
ための入口通路が、ポンプのハウジングをなす鋳造物に
形成されている、新規かつ改善されたオイルフリーマル
チステージ真空ポンプが提供される。
【0022】また、本発明によれば、ピストン・シリン
ダの単一アセンブリを有し、弁体手段が、ばね圧着式の
弁アセンブリと、このばね圧着式の弁アセンブリよりも
小さい開口を有しかつ第1ステージの出口に並列に配置
された電磁弁または機械弁アセンブリと、それぞれ第2
及び第3ステージの出口に配置された少なくとも1つの
弁アセンブリ(これはばね圧着式弁アセンブリまたは電
磁弁アセンブリのどちらかであってよい)とを含む、新
規かつ改善されたオイルフリーマルチステージ真空ポン
プが提供される。
【0023】更に、本発明によれば、鋳造アルミニウム
製ハウジング内にモータで駆動するクランクシャフトを
備えた駆動ユニットと、前記クランクシャフトに動作的
に連接されたマルチステージピストン・シリンダの単一
アセンブリを有する少なくとも一つの排気ユニットから
なり、駆動ユニットのハウジングには、シーリング手段
と、該駆動ユニットハウジング内を大気圧以下に保つた
めの前記排気ユニットの一つのステージと連接された一
方向弁とが設けられており、また、前記駆動ユニットに
は、追加の駆動ユニットを接続するための手段と、複数
の排気ユニットを互いに連絡するために前記駆動ユニッ
トハウジング内に形成された一体の内部通路手段とが備
えられている、新規かつ改善されたオイルフリーマルチ
ステージ真空ポンプが提供される。
【0024】また、本発明によれば、共通の駆動ユニッ
トに接続された少なくとも2つの排気ユニットを有し、
この排気ユニットは、異なる排気容量を与えるため連続
してまたは並行に接続されている、新規かつ改善された
オイルフリーマルチステージ真空ポンプが提供される。
【0025】更に、本発明によれば、ポンプの個々のス
テージを制御する弁を備えた単一のピストン・シリンダ
アセンブリを有し、この各弁は、円筒状のカートリッジ
内に組み込まれ、このカートリッジは、ポンプの組み立
てを容易にするための相互連結や、個々の弁アセンブリ
の交換の際に、ハウジング部品の端面に挿入される、新
規かつ改善されたオイルフリーマルチステージ真空ポン
プが提供される。
【0026】本願発明の前記及びその他の目的、特色及
び利点は、添付の図面に示された本願発明の好ましい実
施態様についての以下の更に詳細な説明によって明らか
にされる。
【0027】
【実施例】図1に概要が示されている真空ポンプ10
は、駆動ユニット12と、この駆動ユニット12の互い
に向かい合う側面に設けられた2個の排気ユニット1
4,16とから主に構成されている。駆動ユニット(モ
ジュール)12は、駆動軸22を有する電気モータ20
を収容したハウジング18を含んでいる。このハウジン
グ18は、駆動ハウジング24に固定されており、この
駆動ハウジング24に前記排気ユニット(モジュール)
14,16が固定されている。
【0028】前記駆動ハウジング24内には、クランク
シャフト26が軸受28,30を介して回転自在に支承
されて配置されている。このクランクシャフト26は、
その一端で駆動ハウジング24の周壁32を貫通して延
びており、シーリング材34によって駆動ハウジング2
4に気密的に封止されている。前記モータ20の駆動軸
22は、カップリング36を介して前記クランクシャフ
ト26に連結されている。
【0029】図1には、2個の排気ユニット14,16
を備えたものが示されているが、1個の排気ユニットだ
けしか用いなくてもよく、あるいは4個の排気ユニット
を駆動ユニット12に取り付けて共通のモータ20で運
転するようにすることもできる。
【0030】図1に示すように、1対のピストンロッド
38,40がその基端で前記クランクシャフト26に連
結され、この各ピストンロッド38,40の先端に概略
的に示す排気ユニット14,16の内部にそれぞれ配置
したピストン42,44が接続されている。
【0031】駆動ハウジング24は、鋳造アルミニウム
材料から作られており、それぞれの排気ユニット14,
16のための入口及び出口通路を与える一対の一体とな
った通路46,48を備えている。排気すべき装置、及
び大気あるいは毒性ガスを伴う場合には適切な容器に接
続するために、前記通路46,48には、適切な入口及
び出口金具(図示しない)が接続されている。このよう
な金具は、流体がそれぞれの通路46,48内を流れる
ように、駆動ハウジング24のカバーまたは周壁を貫通
して延びている。
【0032】前記各排気ユニット14,16は、オイル
フリーマルチステージ真空ポンプであり、これらの排気
ユニットは同一構成であるので、以下、排気ユニット1
4について詳しく説明する。
【0033】図2乃至図6に示すように、排気ユニット
14は、任意の好適な手段(図示せず)によって駆動ユ
ニット12に結合されており、鋳造工程中で一体に成形
された異口径シリンダ52と、このシリンダ52と互い
に平行な3個の通路54,56及び58とを有する鋳造
アルミニウム製のシリンダハウジング50を備えてい
る。
【0034】このシリンダ52及び各通路54,56及
び58の相対位置は、図2,図5及び図6に最もよく示
されている。前記シリンダ52には、その両端に直径が
ほぼ等しい2つの端部60,62が設けられており、一
方の端部62は、駆動ユニット12の駆動ハウジング2
4の円筒形突出部68内に位置している。この円筒形突
出部68は、図3に示すように、駆動ユニット12の駆
動ハウジング24内に突き出ている。
【0035】駆動ハウジング24の反対側の周壁にも同
様な円筒形突出部69が形成されており、この円筒形突
出部69は、第2の排気ユニット、例えば図1に示す駆
動ユニット12に関して排気ユニット14と反対側に設
置した排気ユニット16のシリンダの一部を形成する。
【0036】駆動ユニット12の内部は、大気圧以下に
保持されなけれならないので、この内部を気密的に封止
するため、前記円筒状突出部69の開口47を適切なカ
バー49で覆って蓋をすることもできる。
【0037】前記シリンダ52は、小径の端部60,6
2の中間に該端部60,62よりも大径の中央部70を
備えている。排気ユニット14は、ほぼ等しい直径の円
筒形端部72,74とこの端部72,74より大径の中
間部76を持つ中空ピストン42を有している。
【0038】前記ピストン42の円筒表面全体は、摩擦
係数の小さい低摩耗材78で覆われている。この低摩耗
材(被覆材)78には、ピストン42が膨張してもシリ
ンダ52の壁面と機械的干渉が全く生じないものが選ば
れている。低摩耗材78、ピストン42及びシリンダハ
ウジング50は膨張係数が等しい。
【0039】ピストン42とシリンダハウジング50
は、アルミニウムまたはピストンに使用できるステンレ
ス等の他の材料で作っても良い。前記低摩耗材78は、
青銅を充填したポリ四弗化エチレン(PTFE)製のス
リーブを用いた米国特許第4790726号で開示され
たものとほぼ同じものでも良く、摩耗を減らすために使
用する充填材は、他のタイプのものでも良い。この特許
のように、ピストンの円筒表面上に設けた低摩擦・低摩
耗材の層は、ポンプの通常運転中に出会う温度範囲に亘
って、スリーブとシリンダの間に僅かの隙間が保持され
るように作るが、この隙間は、最大でもスリーブを通過
したガスの漏れが、ポンプが保持すべき許容真空度に対
応するレベルである。
【0040】類似材料で作ったコップ形の接触シール
(シール手段)80を前記ピストン42の円筒形端部7
4の終端に固定して、駆動ユニット12内の圧力の高い
ガスがポンプの作動空間に入るのを防いでいる。
【0041】シリンダハウジング50は、互いに分離さ
れた2個の鋳物51,53と、中間のバルブ板55とか
ら構成されている。これら3個の部品51,53,55
は、適切な手段(図示せず)で相互に固定されている。
【0042】ポンプの前記主入口通路(第1通路)54
は、シリンダハウジング50を内を貫通している(図2
及び図5参照)。この入口通路54の端面84は、図7
に示す駆動ユニット12の周壁を貫通する入口通路11
5と互いに連通するように配置され、後述するように、
被排気物に繋がるように取付けた入口に接続される。
【0043】図5に示すように、前記入口通路54の上
端は、図2に最も良く示すように、シリンダ52の小径
の端部60の周囲に、約270°に亘って拡がる円周状
通路(第1通路)90に連通されている。ピストン42
が下死点の位置(図3参照)にある時、前記円周状通路
90は、ピストン42の先端端面94の上方に位置して
放射状に連通する多数の放射状開口(第1入口ポート)
92を介して、シリンダ52の端部60の内部と連通す
るようになっている。
【0044】図3に示すように、バルブ板(閉塞板)1
00が、任意の適切な手段(図示せず)によってシリン
ダ52の上端開口部を塞ぐように固定され、このバルブ
板100と前記ピストン42の先端端面94との間に、
マルチステージポンプの第1ステージ排気室61が区画
形成されている。
【0045】前記バルブ板100には、ピストン42が
上向きに動く時にシリンダ52内のガスを通過させる一
対の弁(第1排出弁)101,103が備えられてい
る。この一方の弁101は電磁弁でも良いが、他方の弁
103はばね圧着式の一方向弁である。
【0046】前記シリンダハウジング50には、カバー
板99が気密的に取り付けられ、このカバー板99と前
記バルブ板100との間に、出口室97が区画形成され
ている。この出口室97は、横向き通路96を通して前
記シリンダハウジング50の通路58に連通している。
図2と図6に最も良く示すように、この通路(第2通
路)58は、第1ステージの排出通路と第2ステージの
入口通路を構成する。
【0047】前記通路58は、前記出口室97と連通し
た横向き通路(第2通路)96と合わせて、内部の圧力
累積を最小にするため、第1ステージ排気室61とほぼ
等価の容積を持つよう構成されている。この通路58
は、また図7に示す駆動ユニット12内に配置した一方
向弁102を介して高圧力の出口にも繋がっている。
【0048】前記通路58は、ほぼ弧状の通路(第2通
路)59(図2及び図6参照)を介し、多数の開口(第
2入口ポート)98を経由してシリンダ52の大径の中
央部70内に繋がっている。この開口98は、ピストン
42がその下死点位置(図3参照)にある時、ピストン
42の大径の中間部76より上方に位置する円筒状の線
に沿って配置されている。ピストン42の中間部76よ
り上方の円環状に限定される空間がマルチステージポン
プの第2ステージ排気室63である。
【0049】ピストン42が下死点位置から上死点位置
に向かって移動する時、前記開口98が閉じ、第2ステ
ージ排気室63内にあるガスは、前記鋳物51,53間
に固定されたバルブ板55内に配置された一方向弁(第
2排出弁)108を通って外向きに強制排出される。
【0050】すると、ガスは、ばね圧着式の一方向弁1
08を通過し、シリンダ52に平行に延びる通路(第3
通路)56に繋がる横通路(第3通路)109内に入
る。この通路56の下端は、図2と図6に最も良く示す
ように、シリンダ52の周囲にほぼ90°の範囲で拡が
る横通路(第3通路)57に連通している。
【0051】前記通路57は、ピストン42が上死点位
置(図4参照)に到達した時に露出し、円周線上に並ん
で放射状に延びる多数の開口(第3入口ポート)104
を経由して、シリンダ52の中央部70の内部と連通す
るようになっている。これによて、第2ステージ排気室
63から追い出されたガスは、ピストン42の大径の中
間部76と駆動ユニット12の駆動ハウジング24の周
壁との間の空間によって区画されるマルチステージポン
プの第3ステージ排気室65内に入る。
【0052】図3の下死点位置から図4の上死点位置ま
でピストン42が上向きに動くと、第3ステージ排気室
65内の圧力が低下し、駆動ユニット12内のより高い
圧力のガスに対応して、駆動ユニット12内のガスが開
口116を通過して第3ステージ排気室65に入るよう
に、一方向弁114を開かせ、これによって駆動ユニッ
ト12の内部が大気圧以下に維持される。
【0053】図7に示すように、ピストン42が上死点
位置から下死点位置まで動くと、駆動ユニット12の内
部に装着したばね圧着式の一方向弁(第3排気弁)11
0によって制御される排出口(第2ポート)113を経
由して、第3ステージ排気室65内のガスが追い出され
る。従って、マルチステージポンプの3つのステージ排
気室61,63,65が行う排気動作により、駆動ユニ
ット12の入口126に接続した排気すべき容器内の圧
力が低下する。
【0054】駆動ユニット12の通常の配置を図9に示
す。モータ20をピストン42に接続する駆動機構を設
置するための下部室(第1室)152が縦隔壁150に
よって区画形成されている。周壁154に設けられた駆
動ユニット12の前記開口116は、図4に示すよう
に、ばね圧着式の一方向弁114によって制御されるよ
うになっている。
【0055】前述のように、クランクシャフト26は、
シーリング材34によって気密封止された状態で駆動ユ
ニット12の周壁32内を貫通している。従って、排気
動作の結果、下部室152内の圧力が低下しても、駆動
ユニット12の中に入り込む円筒状突出部68(図3参
照)の中のシリンダ52の端部62内を摺動するピスト
ン42の円筒状端部74の下端に固定した接触シール8
0が、ガスの通過を減少させる。
【0056】図7に示すように、駆動ハウジング24の
上部空間は、隔壁143,145によって3個の別の室
140,142,144に分割されている。駆動ユニッ
ト12は、図8に示すカバー120を備え、これはカバ
ー120の周辺全体に巡らしたシール材122を用い
て、駆動ハウジング24の上面に気密的に取り付けられ
る。
【0057】同様のシール材122は、隔壁143及び
隔壁145の上面とカバー120との結合に用いること
ができる。これによって、カバー120を任意の適切な
手段(図示せず)で駆動ハウジング24に固定すること
により、前記3個の室140,142,144を相互に
気密封止することができる。
【0058】マルチステージ真空ポンプを用いて、どん
な装置でも排気できるように該装置と接続するために、
カバー120の上面には金具124が固定されている、
前記入口126は、前記金具124とカバー120の内
部を貫通して、図7に示すZ形の室(第2室)140と
連通し、この室140は、ガスを第1ステージ排気室6
1へ導く排気ユニット14のシリンダハウジング50の
中に設けた入口通路54と連通するようになっている。
【0059】排気ユニット14の内部の通路58と連通
するよう駆動ハウジング24内に設けた第1ステージ排
気室の排出口(第1ポート)111もまた、前記室(第
3室)142の中に設置したばね圧着式の一方向弁10
2を経由して該室142の内部に連通している。
【0060】駆動ハウジング24内に設けた第3ステー
ジ排気室の排出口113は、第3ステージ排気室65と
連通し、またばね圧着式の一方向弁110によって開閉
が制御される室142とも連通している。従って、室1
42は、一つの排出室で、図7と図8に示すように、出
口通路136,132,130を介して大気に繋がって
いる。
【0061】図7に示す円筒形突出部69の内部にピス
トンの小径の端部が位置するよう、図1に示すように、
2番目の排気ユニット16を装着すれば、室(第3室)
144も排出室として働き、その中のガスも、出口通路
134,132,130を経由して大気に排出される。
この時、円筒形突出部69を設けた周壁に、室144に
連通する前記と同様な排出口111,113及び入口通
路115を形成する必要がある。
【0062】運転時に、駆動ユニット12のカバー12
0上の金具124に排気すべき容器を接続すると、ガス
は入口126、室140及び入口通路115を経由して
駆動ユニット14内の主入口通路54に入る。ガスは、
その後、ピストン42が下死点の近くにある時に、シリ
ンダ52の外周に配置した開口(第1入口ポート)92
を通って第1ステージ排気室61の圧縮空間内に入る。
【0063】ピストン42が図3に示す下死点位置を離
れる時、既に第1ステージ排気室61の圧縮空間の中に
入っているガスは、高い圧力に達し、電磁操作弁101
かばね圧着式の一方向弁103のどちらか(第1排出
弁)を経由して第1ステージ排気室61の外に追い出さ
れる。
【0064】すると、ガスは、出口室97、通路96、
通路58及び通路59を順次通り、ピストン42が下死
点位置にある時に露出する開口(第2入口ポート)98
を経由して第2ステージ排気室63に移される。
【0065】第2ステージ排気室63にあるガスは、一
方向弁(第2排出弁)108を通過してこの外に追い出
され、通路109、通路56及び通路57を順次通り、
ピストン42が図4に示す上死点位置に接近するに連れ
て露出する開口(第3入口ポート)104を経由して第
3ステージ排気室65に入る。第3ステージ排気室65
内のガスは、一方向弁110(第3排出弁)を通過して
ここから追い出されて駆動ユニット12の室142に入
り、そこから、やがて大気に放出される。
【0066】ガスが毒性を持つ場合は、別の容器に補集
したい。ピストン42の下端に固着した接触シール80
を通して漏れるガスがあれば、それも全部第3ステージ
排気室65内に入り、同じ要領で追い出される。
【0067】同様に、下部室152内の圧力は、ピスト
ン42が下死点位置から上死点位置へ動く間に低下し、
その時、第3ステージ排気室65内の圧力も低下して一
方向弁114を開かせる。すると、ガスは、この一方向
弁114を通過して第3ステージ排気室65内に流入
し、駆動ユニット12内の圧力は、大気圧の約1/10
に低下する。
【0068】駆動ユニット12内の圧力は、あまり低く
ないので、駆動ユニット12及び排気ユニット14の内
部機構からアルミニウム製のハウジングの壁または表面
へ、熱がガスによって移動する(対流)のを防ぐことが
できない。
【0069】第1ステージ排気室61からのガス排出を
制御する電磁弁101は、常時閉鎖位置にばね圧着され
ており、直径約1/16インチ(約1.6mm)の比較
的小さい開口を有している。バネ圧着式の一方向弁10
3は、電磁弁の約100倍の開口面積を持っている。排
気の初期段階にばね圧着式の一方向弁103が動作する
と、第1ステージ排気室61からの高圧のガスは、通路
58を通って、一方向弁102から駆動ユニット12の
排気室142と第2ステージ排気室65へと流れる。
【0070】ピストン42が往復運動するつれて圧力が
次第に低下する時、第1ステージ排気室61と第2ステ
ージ排気室63との間の通路の開口を確保するために、
電磁弁103が使用されている。この電磁弁103は、
ピストン42が上死点に到達する前に開き、下降する前
に閉じるようになっている。
【0071】第2ステージ排気室63と第3ステージ排
気室65からの出口通路は、常時閉じているばね圧着式
の一方向弁(図示)か、第1ステージ排気室61の出口
に関連して上に説明したものと類似の弁の組み合わせか
の、どちらかによって制御することができる。
【0072】上述の乾式マルチステージ真空ポンプの運
転では、ピストンの滑り速度(V)が300ft/min
(1.5m/s)に制御される。完全な排気ユニットの
排気速度は、20mTorr の到達圧力において、100リ
ットル/min である。実際の劣化を考慮すると、新しい
時は、到達圧力が20mTorr よりも遙に低い。
【0073】駆動ユニット12内のモータ20として
は、普通に入手可能な1800rpm のものを使用するこ
とができる。ピストン42のストロークは、高真空ステ
ージでの十分な圧縮を得るため、25.4mm以上に設定
することが望ましい。
【0074】ピストン及び関連する関連する機械部品の
重さは、振動・雑音・エネルギを考慮して最小にするこ
とが望ましい。このためには、回転速度の異常な上昇を
防ぐ一方で、ピストンを可能な限り小さくすることが大
切である。
【0075】上に説明したように、細い両端部と太い中
央部とを有する1個のピストンは、シリンダ内部の空間
を3つの異なる方法で接続できる3つの圧縮空間、また
はステージに分割している。
【0076】上記図2〜図6及び図10に模式的に示す
ように、第1〜第3ステージ排気室〜を全て連続し
て接続することができる。また、図11に模式的に示す
ように、第1ステージ排気室と第2ステージ排気室
とを並行に接続し、これに連続して第3ステージ排気室
を接続したり、図12に模式的に示すように、第1〜
第3ステージ排気室〜を全て並行に接続することも
できる。
【0077】排気ユニット中の通路の位置と接続とを変
更することによって、排気ユニットの製造中にステージ
の異なる接続を容易に達成することができる。第1ステ
ージ排気室と第2ステージ排気室とを互いに並行にした
状態で、第3ステージ排気室と連続して接続すれば、こ
の多段ポンプを中程度の排気速度と中程度の到達圧力の
ポンプとして運転が可能となる。ステージ排気室を全部
連続して接続すると、ポンプを低い排気速度で非常に良
い到達圧力まで運転することができる。3つのステージ
排気室を並行に接続すれば、高排気速度・高圧力で運転
できる。
【0078】上記実施例(第1実施例)は、駆動ユニッ
トに単一の排気ユニットを連結した例を示しているが、
以下の図13乃至図20に示す実施例は、前記と同様な
駆動ユニットに2つの排気ユニットを連結した例を示し
ている。
【0079】図13に示すように、マルチポンプアセン
ブリには、互いに相対して取付けられた第1排気ユニッ
ト202と第2排気ユニット204とが備えられてい
る。駆動ユニット200の一側面にモータユニット20
6が着脱自在に取り付けられ、このモータユニット20
6には、各スプライン214,216を介在させつつ2
つの軸に固定されるカップリングユニット212を介し
てクランクシャフト210に連結された駆動軸208を
有する電気モータMが備えられている。
【0080】前記クランクシャフト210は、駆動ユニ
ット200内に軸受218,220を介して回転自在に
装着されている。また、クランクシャフト210には、
互いに180°位相を異にして、2つのクランクピン2
22,224が備えられている。
【0081】排気ユニット202,204は、互いに同
一の構成で、ある面では前記実施例で示した排気ユニッ
ト14とほぼ同様である。排気ユニット202は、空冷
のための円周方向に延びる多数のフィンを有する2つの
鋳物226,228から主に構成されている。これらの
鋳物は、アルミニウムや他の適当な材料によって造るこ
とができる。
【0082】鋳物226には、ピストン242を往復動
させる小径の第1円筒状穴(シリンダの端部)230
と、後述するカートリッジ弁234を収容する大径の第
2円筒状穴(凹部)232とを有する階段円筒状の穴が
設けられている。
【0083】他の鋳物228には、前記鋳物226に設
けられた円筒状穴230より大径の円筒状穴(シリンダ
の中央部)236が設けられている。鋳物238は、駆
動ユニット200のハウジングを形成するものであり、
前記鋳物226に設けられた円筒状部230とほぼ同径
の円筒状穴(シリンダの端部)240が設けられてい
る。
【0084】このようにして、3つの円筒状穴230,
236,240により、前記第1実施例の異口径シリン
ダ52と同様な異口径シリンダが構成され、ここにピス
トン242を補足的に受け入れるようになっている。
【0085】2つの鋳物226、228は、シーリング
リング244を介在させつつ、適当な手段によって互い
に連結されており、鋳物228は、シーリングリング2
48を介在させつつ、ボルト類等の適当な手段によっ
て、駆動ユニット200のハウジング238に連結され
ている。
【0086】ピストン242は、前述の実施例と同様に
凹んだピストンで、同径の2つの円筒形端部250,2
52と、これより大径の中間部254とを備えている。
前記実施例と同様に、ピストン242の円筒表面全体
は、摩擦係数の小さい低摩耗材で覆われている。この材
料には、ピストンが膨張してもシリンダの壁面と機械的
干渉が全く生じないものが選ばれている。この低摩耗材
(被覆材)、ピストン及びシリンダハウジングは膨張係
数が等しい。
【0087】ピストン242と鋳物226,228,2
38は、アルミニウムや他の材料で造られている。前記
被覆材は、青銅を充填したポリ四弗化エチレン(PTF
E)製のスリーブを用いた米国特許第4790726号
で開示されたものとほぼ同様なもので良い。摩耗を減ら
すためにために使用する充填材は、他のタイプのもので
も良い。
【0088】ピストンの円周表面に設けた低摩擦・低摩
耗材の層は、ポンプの通常運転中に出会う温度範囲に亘
って、スリーブとシリンダとの間に僅かの隙間が保持さ
れるように作るが、この隙間は、最大でもスリーブを通
過したガスの漏れが、ポンプが保持すべき許容真空度に
対応するレベルである。
【0089】駆動ユニット200の円筒状穴240内に
摺動自在に配置されたピストン242の一方の円筒状端
部252には、図20に最も良く示すように、キャップ
状の接触シール256が備えられており、この接触シー
ル256は、適当な寸法のOリング258によって、円
筒状穴240の表面に圧接するよう外方に付勢されてい
る。前記キャップ状の接触シール256は、下部フラン
ジ262を有するねじ付のスリーブ260によって、ピ
ストン242の円筒状端部252の終端に取り付けられ
ている。
【0090】ピストン242の他方の円筒状端部252
には、圧力嵌めによって固着された中空円筒状のリスト
ピン266を収容する横穴264が設けられている。中
央の小径部にOリング270を配置した一対の階段状閉
塞材268が、圧力嵌めによって前記リストピン266
の両側のピストン242の円筒状端部252の横穴26
4内に固定されている。
【0091】ピストン242は、オフセットコネクタ2
74と介装された軸受276を介してクランクピン22
4に連結された円筒状のピストンロッド272によって
クランクシャフト210に連結されている。これによっ
て、排気ユニット202のピストンロッド272と排気
ユニット204のピストンロッドとがほぼ直線状に並ぶ
ようになっており、この排気ユニット204のピストン
ロッドは、前記と同様に、オフセットコネクタ278と
介装された軸受280を介してクランクピン222に連
結される。
【0092】このように配置することによって、装置と
してのバランスをとって、振動を減少させることができ
る。短い中空スリーブ282がピストンロッド272の
上端部に該ロッド272を横切って固定されている。こ
のスリーブ282は、材料の関係により、ピストンロッ
ド272と一体鋳造されているか、または別体に形成さ
れ、溶接やその他の適当な手段によって固定されてい
る。
【0093】前記スリーブ282とレストピン266と
の間に軸受スリーブ284が配置され、ピストン242
の円筒状端部250に固着したレストピン266とピス
トンロッド272とが相対的に回転自在に連結されてい
る。この回転自在な連結を達成するため、ピストン25
0の上端部に適当な凹部286が設けられている。破線
288で概略的に示すように、レストピン266の中空
内部とピストンロッド272の中空内部とが互いに連通
するよう構成されている。
【0094】カートリッジ弁234は、前記第1実施例
の第1ステージと同様に、第1ステージの排気弁(第1
排気弁)としての役割を果たす。第1実施例において
は、電磁弁101とばね圧着式の一方向弁103が第1
ステージを区画するバルブ板100内に備えられてい
る。この実施例では、カートリッジ弁234が前記第1
実施例におけるバルブ板、カバー板及び2つの弁に置き
換えられている。
【0095】カートリッジ弁234が、図13に示すよ
うに、円筒状穴(凹部)232内に嵌合され、多数のボ
ルト233(図13では1本のみを示す)によって固定
されている。
【0096】カートリッジ弁234の詳細を図18に拡
大して示す。カートリッジ弁234には、多数の通孔2
92を有する中空円筒状スリーブ290が備えられてい
る。第1の端板294が円筒状スリーブ290に一体に
連接され、この端板294に傘状の弁座296が設けら
れている。第2の端板298も同様に円筒状スリーブ2
90に一体に連接され、このこの端板298には、取付
けボルト233を収容する穿孔を設けた側方に拡がるフ
ランジが備えられている。
【0097】中空の円筒状突出部300が端板298の
中央から下方に延出し、弁体304の弁棒302がスプ
ライン305によって前記突出部300の内部に摺動自
在に嵌合されている。
【0098】弁体304の下端面のほぼ全域は、ビニー
ルゴム成形品306によって覆われており、第1ステー
ジ内の圧力が、弁体304を弁座296に押し付けるば
ね310の弾性力に打ち勝たない時に、ピストン242
の端面と係合して弁を開成させる多数の突起または円周
状の突起308がこの弁体304の下端面に備えられて
いる。
【0099】鋳物226に設けられた円筒状の凹部23
2の内部にカートリッジ弁234を気密的に封止するた
めに、一対のOリング312が備えられている。このよ
うなカートリッジ弁234は、ポンプの最終的な組み立
てを容易にするため、前もって組み立てられ、ポンプの
寿命中のいつでも弁の交換が容易に行えるようになって
いる。
【0100】前記実施例のように、図13に示す実施例
の各排気ユニット202,204には、前記第1の実施
例における3つのステージと同じ位置に3つのステージ
が備えられている。入口、出口及び各ステージ間の連結
は、前記第1の実施例におけるものとほぼ同様である。
種々のステージを制御するのに使用されるタイプの弁を
使用できることは勿論である。
【0101】上述したように、カートリッジ弁234
は、第1ステージの排気を制御するのに使用される。第
1ステージの入口は、前記第1の実施例の第5図に示す
第1通路54,90,92と同様である。しかしなが
ら、多数の開口92の代わりに、連続したスリット(図
示せず)が用いられ、このスリットは、開口92よりも
容易に製作することができる。
【0102】第2の実施例の断面図である図15、図1
6及び図17に示される入口通路312は、図5に示さ
れる通路54に相当する。この入口通路312は、図5
の通路90に相当する円周状に延びる通路314に繋が
っている。
【0103】図15及び図16に示す通路316は、第
2ステージ出口318にも繋がる第1ステージ排気通路
(第2通路)を構成する。第1ステージ排気通路316
と第2ステージ入口通路318は、第1の実施例の図2
及び図6に示す実施例の第1ステージ排気室通路58と
第2ステージ入口通路59とほぼ同様である。
【0104】第2ステージ入口通路318は、スリット
(図示せず)または図6に98で示すような多数の開口
によって第2ステージに連通している。第1ステージ出
口通路316は、前記第1の実施例の図7に示す排出室
142と同様な駆動ユニット200の排出室320に連
通している。第3ステージ排気通路を構成する通路32
2は、図15に示す排出室320にも繋がっている。
【0105】図16に示す通路324は、第1実施例の
図6に示す第2ステージ出口と第3ステージ入口とを結
ぶ通路56に相当する。しかしながら、この実施例にお
いて、2つの同一の排気弁326,328が、第1の実
施例の図6に示す一方向弁108の代わりに、第2ステ
ージ用に備えられている。
【0106】この2つの排気弁326,328は、図6
に示す通路109に相当する室(通路)330を経由し
て通路324に繋がっている。通路324の反対端は、
第1の実施例の図6の第3ステージに示される開口10
4に相当する第3ステージの入口開口またはスリットに
接続されている。通路330とほぼ同じ形状を有してい
るが、図16で真っ直ぐ連続して配置された通路が、第
3ステージの開口とともに通路324の下端に連結する
ために備えられている。このような通路は、第1実施例
の通路57に相当するか、またはほぼ同一である。
【0107】前記排気弁326,328は、図18に示
すカートリッジ弁234と同様な落とし込みカートリッ
ジ弁である。しかしながら、このカートリッジ弁326
には、図19に詳細に示すように、端面に開口334を
設けた中空円筒状のスリーブ332が備えられている。
弁体336は、ビニールゴム成形品で被覆され、弁棒ス
プラインコネクタ342によってばね受け板340に摺
動自在に連結されている。
【0108】弁体336とばね受け板340は、スリー
ブ332に内部に挿着され、円形クリップ344によっ
てスリーブ332からの脱出が防止されている。弁体3
36とばね受け板340との間に該弁体336を常時外
方に付勢するコイルばね346が介装され、このコイル
ばね346は、弁336を開口334の周囲の弁座に係
止させるようになっている。
【0109】図13には、1つの第2ステージ排気弁3
26が示されているが、この排気弁326,328は、
鋳物226,228を互いに連結前に、鋳物226の開
口内に速やかに落し込まれる。
【0110】図13に示す第3ステージ排気弁350も
また、カートリッジ弁326、328と同様な落とし込
みタイプのカートリッジ弁であり、駆動ユニット200
に排気ユニット202を連結する前に、駆動ユニット2
00の鋳物238の適当な開口内に落とし込まれる。
【0111】前記排出弁350とほぼ同様な弁が、駆動
ユニット200の排出室320に達する第1ステージ通
路316の端部に備えられている。排気室320には、
図15に示すように、外部金具321が備えられ、この
金具321によって、結果的に排気ガス中に有毒な要素
が含まれていても、第1及び第3ステージからの排気ガ
スを集める適当な容器に接続されるようになっている。
【0112】図15に示すように、入口通路312は、
駆動ユニット200のハウジング238に形成された入
口室313に連通している。この入口室313は、第1
実施例の図7に示す入口室140に相当するものであ
る。
【0113】前記出口金具322と同様な入口金具32
3がハウジング238に備えられ、図示しない方法によ
って入口室313に連通している。入口金具323は、
どのような排気すべき容器にも接続できるようになって
いる。
【0114】排気ユニット202の第3ステージは、図
14に示すように、常時ばね368で閉じる位置に付勢
される一方向弁360によって駆動ユニット200のハ
ウジング238の内部に連通している。板362が、ね
じ366によって弁棒364の下端に固着され、ばね3
68がハウジング238と板362との間に介装され
て、弁360がハウジング238に形成された弁座に係
止するように付勢されている。
【0115】この弁360は、第1実施例の第4図に示
された弁114に相当するものであり、この弁360
は、ガスが第3ステージに流入することを許し、これに
よって駆動ユニット200内の圧力は大気圧の約1/1
0に低下する。
【0116】駆動ユニット内の圧力は、あまり低くない
ので、駆動ユニット及び排気ユニットの内部機構からア
ルミニウム製のハウジングの壁または表面へ、熱がガス
によって移動することを防止することができない。
【0117】駆動ユニット200のハウジング238
は、図13に示すように、軸受支持体372とクランク
シャフト210との間に介装したシール370、及びハ
ウジング238と軸受支持体372との間に介装したO
リング374によって、気密性が保持されている。
【0118】ハウジング238の内部はピストン242
の内部に連通している。キャップ状の接触シール256
は、シリンダの端部240とピストン242の下端との
間をシールし、ピストン242の上端は、レストピン2
66の両端でシールリング270によってシールされて
いる。
【0119】シリンダの内部または駆動ユニットハウジ
ング238の内部に漏れるガスは、圧力を上げるが、圧
力は一方向弁360の備えやポンプの排気動作によって
徐々に低下する。これによって、例えピストン242や
ハウジング238の内部に漏れるガスがいかなる毒性の
物質であっても、この物質は、弁360から第3ステー
ジに排出され、第3ステージ排気弁350と排気金具3
21から収容容器に排出される。
【0120】各ポンプのそれぞれのステージの連続した
相互連結に加えて、前記図10〜図12に示したものを
含め、並行あるいは組み合わせて連結にしても良く、2
つのポンプは、互いに連続したあるいは並行した操作の
ために接続される。
【0121】第1の実施例の図7に示すように、駆動ユ
ニット12の入口室140は、ユニットの一つのコーナ
ーから他にジグザクに伸び、第2の排気ユニットが接続
された時、各排気ユニットの入口は、駆動ユニット12
の共通の入口室140に繋がれる。図7には、2つの離
れた排出室142,144が示され、このように室が配
置された時、ポンプは互いに並行して操作する。同様
に、図15に示すように、各排気ユニットの入口室31
3が相互連結された時には、2つの排気ユニット20
2,204は並行して操作する。
【0122】排気ユニット202,204を互いに連続
して操作するためには、図15に示す排出室320を入
口室313に対応する入口室に相互連結する必要がある
が、他の排気ユニットのための入口室に関連つけられ
る。このようにして、1つの排気ユニットの排出室は、
他のポンプユニットの出口室に連結されて、2つの排気
ユニットが連続して接続される。
【0123】2つの排気ユニットが単一の駆動ユニット
に結合されて、上述のように連続して操作される時、1
00リットル/min の排気速度を維持した結果の充分な
到達圧力は、20mTorr 以下である。
【0124】上述のように、2つの排気ユニットを並行
に連結した時、より高い到達圧力が結果として生じる
が、200リットル/min の排気速度のポンプを造り出
すことができる。連続した接続と並行した接続との間の
変更は、工場で実行されるが、駆動ユニット200を成
形する鋳物機械を製作する必要がある。
【0125】本発明の好ましい実施例について特に説明
してきたが、この発明の精神と範囲を逸脱しない範囲に
おいて、当業者にとって種々の変更を加えることができ
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピストン・シリンダの単一アセンブリを有する
オイルフリーマルチステージ真空ポンプである排気ユニ
ットを2個接続した駆動ユニットの概要平面図。
【図2】排気ユニットの端面図。
【図3】ピストンが下死点位置にある状態における、図
2の線C−Cに沿った排気ユニットの断面図。
【図4】ピストンが上死点位置にある状態における、一
部を省略した図3相当図。
【図5】ピストンを省略した、図2の線B−Bに沿った
排気ユニットの断面図。
【図6】同じく、図2の線A−Aに沿った排気ユニット
の断面図。
【図7】カバープレートを省略した、排気ユニットの平
面図。
【図8】駆動ユニットのためのカバープレートの側面
図。
【図9】排気ユニットを省略した駆動ユニットの端面
図。
【図10】ピストンと、連続して接続された3つのステ
ージの各ステージ間の流体の流通路を示す模式図。
【図11】ピストンと、連続して接続された第1及び第
2ステージと第3ステージとが並行に接続された各ステ
ージ間の流通路を示す模式図。
【図12】ピストンと、互いに並行に接続された3つの
ステージの各ステージ間の流通路を示す模式図。
【図13】共通の駆動ユニットに接続された2つの排気
ユニットと組み込まれたカートリッジ弁とを示す本発明
の他の実施例の断面図。
【図14】駆動ユニットハウジングを省略した図13に
示すアセンブリの左側面図。
【図15】排気ユニットを省略した駆動ユニットの端面
図。
【図16】第1排気弁(カートリッジ弁)を省略した排
気ユニットの端面図。
【図17】第1排気弁(カートリッジ弁)を組み込んだ
排気ユニットの端面図。
【図18】第1排気弁(カートリッジ弁)の部分拡大
図。
【図19】第2及び第3排気弁(カートリッジ弁)の部
分拡大図。
【図20】排気ユニットのピストンアセンブリを示す部
分拡大図。
【符号の説明】
10 真空ポンプ 12,200 駆動ユニット 14,16,202,204 排気ユニット 18 ハウジング 24,238 駆動ハウジング 26,210 クランクシャフト 36,212 カップリング 42,44,242 ピストン 50 シリンダハウジング 52 シリンダ 54,312 通路(第1通路) 56,324 通路(第3通路) 57 通路(第3通路) 58,316 通路(第2通路) 59,318 通路(第2通路) 60,62,230,240 シリンダの端部 61 第1ステージ排気室 63 第2ステージ排気室 65 第3ステージ排気室 68,68 円筒形突出部 70,236 シリンダの中央部 72,74,250,252 ピストンの円筒形端部 76,254 ピストンの中間部 80,256 接触シール 90,314 通路(第1通路) 92 開口(第1入口ポート) 94 ピストンの先端端面 96 通路(第2通路) 97 出口室 98 開口(第2入口ポート) 100 バルブ板(閉塞板) 101,103 弁(第1排出弁) 104 開口(第3入口ポート) 108 一方向弁(第2排出弁) 109,330 通路(第3通路) 110 一方向弁(第3排出弁) 111 排出口(第1ポート) 113,322 排出口(第2ポート) 115 入口通路 126 入口 130,132,136 出口通路 143,145,150 隔壁 140,313 室(入口室) 142,144 室(排出室) 152 下部室(第1室) 234 第1排気弁(カートリッジ弁) 290 スリーブ 304 弁体 326,328 第2排気弁(カートリッジ弁) 332 スリーブ 336 弁体 340 ばね受け板 350 第3排気弁(カートリッジ弁) 360 一方向弁

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、 直径がほぼ等しい端部と直径が該端部より大きい中央部
    とを有し、前記ハウジング内に配置されたシリンダと、 ほぼ等しい直径を有する円筒形端部と直径が該端部より
    大きい中間部とを有し、前記シリンダ内に配置されたピ
    ストンであって、前記シリンダの閉塞端とピストンの先
    端端面との間に第1ステージ排気室を、前記中間部は前
    記シリンダの中央部の軸方向長さよりも短い軸方向長さ
    を有し、この中間部の両側に環状の第2ステージ排気室
    と環状の第3ステージ排気室をそれぞれ区画形成するピ
    ストンと、 前記シリンダ内に前記ピストンの先端端面に隣接して設
    けられた第1排出弁と、 前記ハウジングに設置された入口及び出口と、 前記入口及び出口と前記第1ないし第3ステージ排気室
    とを相互に連絡する通路と、 前記通路内に前記第2及び第3ステージ排気室に隣接し
    て配置された第2及び第3排出弁と、 前記ピストンを前記ハウジング内で往復運動させるため
    に、前記ピストンと作動的に連接された駆動手段と、を
    備えたマルチステージ真空ポンプ。
  2. 【請求項2】前記ハウジングが鋳造アルミニウムで作成
    されており、前記通路及び前記シリンダが該ハウジング
    に一体成形されている請求項1記載のマルチステージ真
    空ポンプ。
  3. 【請求項3】前記通路が、前記入口と前記第1ステージ
    排気室とを連通する主入口通路を構成する第1通路と、 前記第1排出弁、前記出口内に配置された排出弁及び前
    記第2ステージ排気室とを連通する第2通路と、 前記第2排出弁と前記第3ステージ排気室とを連通する
    第3通路と、を有する請求項1記載のマルチステージ真
    空ポンプ。
  4. 【請求項4】前記ピストンが下死点位置にきた時に、前
    記第1ステージ排気室と連通するように前記シリンダに
    配置された第1入口ポートと、 前記ピストンが下死点位置にきた時に、前記第2ステー
    ジ排気室と前記第2通路とを連通するように配置された
    第2入口ポートと、 前記ピストンが上死点位置にきた時に、前記第3ステー
    ジ排気室と前記第3通路とを連通するように配置された
    第3入口ポートと、を有する請求項3記載のマルチステ
    ージ真空ポンプ。
  5. 【請求項5】前記ハウジングが、シリンダハウジングと
    駆動ハウジングとを有し、この駆動ハウジングは、該駆
    動ハウジング内に突出して前記ピストンの後端部が往復
    運動を行う円筒状突出部を有する周壁を介して前記シリ
    ンダハウジングに固定され、更に前記駆動ハウジング内
    に回転可能に配置され該ハウジングの周壁を気密的に貫
    通して一端がこの外側に突出するクランクシャフトと、
    このクランクシャフトを前記ピストンに連結する連接手
    段と、前記駆動ハウジングの外側に取り付けられ前記ク
    ランクシャフトに連結されてこれを回転させるモータと
    を備えた請求項1記載のマルチステージ真空ポンプ。
  6. 【請求項6】前記駆動ハウジングが、隔壁によって互い
    に気密的に分割された4つの室を有し、これらの室が、 前記クランクシャフト、前記連接手段及び前記ピストン
    が該ピストンの後端部と前記駆動ハウジングの円筒状突
    出部とのシール手段と共に作動する第1室と、 排気すべき容器に接続するようにした入口と、前記円筒
    状突出部を有する周壁に前記シリンダハウジング内の第
    1通路と連通するように設けた入口通路とを有する第2
    室と、 共通の排出口を有し、前記シリンダハウジング内の第2
    通路と連通するように配置されてた第1ポートと、前記
    第3ステージ排気室と連通するよう配置され一方向弁を
    備えた第2ポートとが設けられた第3室及び第4室と、
    からなる請求項5記載のマルチステージ真空ポンプ。
  7. 【請求項7】前記第1排気弁が、ほぼ円筒状の中空スリ
    ーブであって、第1及び第2の端板と前記スリーブ内を
    延びる穿孔とを有するスリーブと、前記第1の端板に形
    成され弁座を区画形成する開口と、前記第2の端板に摺
    動自在に保持された弁体と、この第2の端板と前記弁体
    との間に介装されて該弁体を前記第1の端板に向けて常
    時付勢するばねとを有するカートリッジで構成され、前
    記カートリッジが前記ピストンの先端端面に隣接して前
    記シリンダの内部に形成された円筒状の凹部内に配置さ
    れている請求項1記載のマルチステージ真空ポンプ。
  8. 【請求項8】前記第2及び第3排気弁が、端板に弁座を
    区画形成する開口を備えた中空円筒状のスリーブと、前
    記スリーブの内部に移動自在に配置され、弁棒がばね受
    け板に摺動自在に保持されているとともに、このばね受
    け板との間にばねが介装された弁体と、前記スリーブに
    前記ばね受け板と弁体とをスリーブ内に維持するための
    手段が備えられているカートリッジタイプに構成されて
    いる請求項1記載のマルチステージ真空ポンプ。
  9. 【請求項9】2個の同一のマルチステージ真空ポンプ手
    段と、この各真空ポンプ手段の運転のため該各ポンプ手
    段に作動的に連結した駆動手段とを備えたマルチステー
    ジ真空ポンプであって、 前駆駆動手段は、回転自在なクランクシャフトを有する
    駆動ユニットと、 駆動軸と該駆動軸を前記クランクシャフトに連結するカ
    ップリングとを備えハウジングに取り付けられたモータ
    と、 前記ハウジングと前記クランクシャフトとの間の第1気
    密手段及び各ポンプ手段と駆動手段との間の第2気密手
    段と、 前記クランクシャフトに作動的に連結され、前記ハウジ
    ングの内部と連通する中空の内部を有するピストンと、 前記マルチステージ真空ポンプ手段のステージと前記ハ
    ウジングの内部とを相互に連結して、前記ピストン及び
    ハウジングの内部の圧力を実質的に低下させる一方向弁
    と、を備えたマルチステージ真空ポンプ。
  10. 【請求項10】第1及び第2マルチステージ真空ポンプ
    手段と、この各真空ポンプ手段を同時に運転させるため
    に該各真空ポンプ手段に連結された駆動手段とを備えた
    マルチポンプ真空ポンプであって、 前記駆動手段は、回転自在なクランクシャフトを備えた
    ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ前記クラ
    ンクシャフトに連結された駆動軸を有するモータとを備
    え、 前記各ポンプ手段は、入口及び出口を有し、 前記ハウジングは、前記ポンプ手段の前記各入口に連絡
    して配置された入口室と、前記各出口に連絡して配置さ
    れた排出室とを備え、 前記ハウジング内に前記各入口室と各排出室とをそれぞ
    れ繋ぐ入口通路と出口通路とが設けられている、マルチ
    ステージ真空ポンプ。
  11. 【請求項11】入口室間に第1連結手段が、排出室間に
    第2連結手段がそれぞれ設けられて、前記排気手段が並
    行に操作するようにした請求項10記載のマルチステー
    ジ真空ポンプ。
  12. 【請求項12】一方の真空ポンプ手段の排気室と他方の
    真空ポンプ手段の入口室とが相互に連結されて、前記排
    気手段が連続して操作するように連結されている請求項
    10記載のマルチステージ真空ポンプ。
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