JPH01219064A - セラミックス成形体 - Google Patents

セラミックス成形体

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JPH01219064A
JPH01219064A JP63046966A JP4696688A JPH01219064A JP H01219064 A JPH01219064 A JP H01219064A JP 63046966 A JP63046966 A JP 63046966A JP 4696688 A JP4696688 A JP 4696688A JP H01219064 A JPH01219064 A JP H01219064A
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JP
Japan
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group
molded body
ceramic
resistance
ceramic molded
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JP63046966A
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English (en)
Inventor
Mikiro Arai
新井 幹郎
Toru Funayama
舟山 徹
Isato Nishii
西井 勇人
Tomio Ishiyama
石山 臣男
Hiroshi Kaya
茅 博司
Takeshi Isoda
礒田 武志
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は耐熱性、耐酸化性、耐摩耗性、耐蝕性及び絶縁
性に優れる5i−N系及び5i−N−0系セラミックス
成形体に関する。
〔従来技術〕
窒化珪素を主体とするセラミックス成形体は、高温強度
、耐熱衝撃性、耐酸化性に優れているため、ガスタービ
ン、ディーゼルエンジン等の高温構造材料として、ある
いは切削用バイト等、省エネルギー、省資源に多大の寄
与をなし得る高性能材料の一つとして注目を浴びている
従来、このようなセラミックス成形体としては、■ハロ
ゲノシランとアンモニアとの反応により得られるオルガ
ノシラザンを焼成することにより得られる炭化珪素と窒
化珪素との均質混合物からなる成形体(特開昭49−6
9717号公報、特開昭49−20206号公報、特開
昭62−202863号公報、米国特許第448266
9号明細書)、■四塩化珪素とアンモニアを原料として
CVD法により得た窒化珪素からなるコーテイング膜や
板、ルツボ(FCReport5、Na8、P287(
1987))、■ジヒドロジハロシランとアンモニアと
の反応により得られる液状のシラザンを型に入れ、酸素
や湿気のない雰囲気下で500℃〜1200℃で熱分解
させて得られる成形体(米国特許第4397828号明
細書: MaterialScience Reaea
rch Vol、17 P271 (1984); C
oma。
Amer、 Ceram、 Soc、、C−13(19
83))、■5L−C骨格を有するポリカルボシラン繊
維を酸化性ガスで不融化後、アンモニア気流中800℃
〜1650℃で窒化することにより得られる実質的にS
i、 N、0よりなる連■ 続無機繊維(特開昭61−12915号公報)、■→5
i−NH+−結合を繰り返し単位とするポリシラザンを
アンモニアガス雰囲気下350℃〜1000℃で窒化後
、■300℃〜1700℃以上で焼成して得られるα型
結晶質窒化珪素粉末(特開昭61−151005号公報
)、■ポリシラザンをスチームまたはスチームと酸素の
混合物で処理した後、不活性ガス、真空またはアンモニ
ア含有雰囲気下750℃以上で焼成したセラミック材料
(特開昭61−295273号公報)等が知られている
しかしながら、上記の■のものは、原料中の炭素原子含
有量が高いため、これを熱分解して得た成形体中には炭
化珪素あるいは遊離炭素が高い含有量で残存する。従っ
て、このものは高温で相分離や反応が起こり、特性低下
の原因になったり、窒化珪素や酸窒化珪素に本来固有の
高絶縁性、高強度、耐熱衝撃性等が著しく低下するとい
う難点がある。
また、■の成形体はコスト高でその製造過程における反
応制御が難しく、工業的量産に不利であり、■のものは
、500℃〜1200℃における熱分解以前の成形体の
架橋構造の形成同化が不十分なため、加熱中に低沸魚介
のシラザン及びラジカル化合物が揮発する。これによっ
て成形体中でクラック及び気孔の発生が促進されるため
1m+++〜数ll11の形くずれのし易い成形体しか
得られない。■のものは、原子上でSi −CH3結合
、及びSL −C−Si結合の開裂反応と5i−N結合
の生成反応が激しく起こる。
従って、易揮発成分の飛散が著しく、収縮屈曲しクラッ
クや気孔が発生するため繊維以外の成形体を得ることは
困難であり、また、■の成形体は350℃=t6oo℃
における窒化以前の成形体の固化あるいは架橋構造の形
成が不十分なため、窒化中に易揮発成分が飛散し易く、
収縮屈曲し、クランクや気孔が発生することにより形状
を維持した成形体が得られず、更に■の成形体は不融化
の際、スチームまたはスチームと酸素の混合物で処理す
るため、原料ポリシラザンとして5i−H結合を有する
ものを使用すると激しい加水分解反応が起こり、成形体
の形状を維持することができないという種々の欠点があ
った。
〔目  的〕
本発明は前記従来のセラミックス成形体とは異なり、所
望の形状を有し軽量で化学的安定性に富み、耐熱性、耐
酸化性、耐摩耗性、絶縁性に優れたセラミックス成形体
を提供することを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、珪素及び窒素が必須成分であり、任意
の成分が酸素、炭素及び金属類(元素周期律表第IIa
族及び第■族〜第V族の群から選択される一種又は二種
以上)の群から選択される少なくとも一種であり、各元
素の比率が原子比で表わして N/Si    O,04〜3 0/Si    0.05〜15 C/Si     7以下 N/Si     9以下 (Mは元素周期律表第ma族及び第■族〜第V族の群か
 ら選択される一種又は二種以上)であり、かつ3点曲
げ強さが2MPa以上であるセラミックス成形体が提供
される。
本発明者らは、種々のセラミック成形体の研究を進めて
いたところ、珪素及び窒素が必須成分であり、任意の成
分が酸素、炭素及び金属類(元素周期律表第IIa族及
び第■族〜第V族の群から選択される一種又は2種以上
)の群から選択される少なくとも一種であり、あるいは
珪素、窒素及び酸素が必須成分であり、任意の成分が炭
素及び金属類の群から選択される少なくとも一種であり
、各元素の比率が原子比で表わして、 N/Si   O,04〜3 0/Si   O,05〜15 C/ S L      7以下 M/Si      9以下 (Mは元素周期律表第IIa族及び第■族〜第V族の群
か ら選択される一種又は二種以上)であり、かつ3点
曲げ強さが2MPa以上であるセラミックス成形体が上
記目的に適合するセラミックス成形体であることを見出
し、本発明を完、成するに至った。
本発明のセラミックス成形体を構成する各元素の比率は
原子比で表わして、 N/Si   0.04〜3 0/Si   0.05〜15 C/Si     7以下 N/Si     9以下 であり、好ましい原子比は N/Si    O,1〜1.7 0/Si    0.1〜10 C/ S L     5以下 N/Si     5以下 であり、更に好ましい原子比は N/Si   0.3〜1.3 0/Si   O,3〜4 C/ S L     3以下 N/Si    2.5以下 である。
更に、本発明者らの検討によれば、珪素、窒素及び酸素
を必須成分とするセラミックス成形体は、酸素成分が含
有されることにより、強化用繊維との濡れ特性が改良さ
れ優れた複合材料用マトリックスを提供することができ
ることを見い出したが、その元素比率は原子比で表わし
て以下の如くである。
即ち、 N/Si   O,4〜3 0/Si   0.05〜15 C/Si     7以下 N/Si     9以下 であり、好ましい原子比は、 N/Si   0.1〜1.7 0/Si   0.1〜lO C/Si     5以下 N/Si     5以下 であり、更に好ましい原子比は、 N/Si   0.3〜1.3 0/Si   0.3〜4 C/Si     3以下 N/Si   2.5以下 (Mは、元素周期律表第IIa族及び第■族〜第V族の
群から選択される1種又は2種以上)本発明に係るセラ
ミックス成形体の炭素成分も濡れ特性の改良に寄与し得
るものである。又、金属成分は金属の種類に各々特異な
性能を発揮するが、共通していえることは導電性、誘電
性の改良及び強化用繊維との適合性の改良に寄与するこ
とである。
ポリメタロシラザンの金属成分としては元素周期律表第
IIa族及び第■族から第V族の群から選択される一種
又は二種以上が挙げられるが、具体的にはBe、 Mg
、 Ca、 Sr、 Ba(以上第IIa族):Sc、
 ’l。
ランタノイド元素、アクチノイド元素(以上ma族):
Ti、 Zr、 Hf(以上第1Va族):V、Nb、
 Ta(以上第Va族):B、 An、 Ga、 In
、 Tl1(以上第mb族):Si、 Ge、Sn、 
Pb(以上第1Vb族):As、 Sb、Bi(以上v
b族)等が例示される。特に好ましい金属成分はTi、
 AQ及びZrである。これらの金属のアルコキシドは
殆ど上市されているが、上市されていないものでも上市
のものと同様の方法で製造される。
原子比が上記の範囲に包含されない場合、セラミックス
成形体としての機械的強度、耐熱性、耐摩耗性等の諸性
能を十分に発揮することができない。
本発明に係るセラミックス成形体の第2の特徴は、結晶
性の特異性に存在する。即ち、当該セラミックス成形体
は珪素及び窒素又は珪素、窒素及び酸素を必須の成分と
するものであり、X線回折分析により実質的に非晶質の
ものであるか、非晶質中に特定の微結晶が分散混在する
ものである。
微結晶の結晶子の大きさは、X線回折半値巾法(JON
IES法)により測定し、全方位において2,000Å
以下、好ましくは1 、000Å以下、更に好ましくは
500人である。2000Å以上の結晶子の大きさの微
結晶が存在する場合は機械的強度が低下する。
また1本発明者らの検討によれば、これらのセラミック
ス成形体が十分な機械的強度を発現するためには2MP
a以上、好ましくは10MPa以上の三点曲げ強さを有
することが必要であることが判明した。
3点曲げ強さは、セラミックス材料が静荷重に対してど
の程度耐えるかを評価するものである。
試験装置としては、一般の万能試験機が使用され、荷重
支点の数が三点である。測定試料片を面皮点間に横たえ
、上部から荷重をかけてゆき破断時の応力値から強度を
算出する。試験条件として試験片の断面積4mm”−7
mm”、スパン10mm、荷重速度1mm1分を採用し
た。
上記した本発明のセラミックス成形体は各種の方法によ
って製造することができる。たとえば、分子内に5i−
1i結合を有するポリシラザン、ポリメタロシラザン、
ポリシロキサザン等を真空下、不活性ガス雰囲気下、還
元性ガス雰囲気下、酸化性ガス雰囲気下あるいはこれら
の混合ガス雰囲気下で処理して固化させて所望の成形体
を得、続いてこの成形体を上記ガス雰囲気下で焼成する
ことによって得ることができる。
以下、このセラミックス成形体の製造法を具体的に説明
する。
〔製造原料〕
原料としては分子内に5i−H結合を有する液体状もし
くは固体状のポリシラザン、ポリメタロシラザン、ポリ
シロキサザン等が用いられる。
本発明に係るセラミックス成形体は、一般式、で表わさ
れる繰り返し単位を有し、数平均分子量が100〜50
0,000の範囲のポリシラザンを原料として製造する
ことができる。上記一般式中R1、R2及びR3は水素
原子、窒素原子、酸素原子、炭素原子、珪素原子及び炭
化水素基からなる置換基又は骨格であり、R1、R7及
びR,のすべてか同−又は少なくとも一種が異なるもの
でも差し支えがない。炭化水素基としてはアルキル基、
アルケニル基、シクロアルキシ基又はアリール基等が挙
げられる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基等が挙げられ、アルケニ
ル基としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペン
テニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、ヘキセニル基
、ヘプテニル基、オクテニル基、デセニル基等が挙げら
れる。又、シクロアルキシ基としては、シクロブチル基
、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチ
ル基等が、アリール基としてはフェニル基、トリル基、
キシリル基、ナフチル基等が使用される。
ポリシラザンとして好ましく使用されるものを具体的に
例示すれば、一般式 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子又は低級アル
キル基である。) で表わされる繰り返し単位からなる骨格を有する数平均
分子量が100〜so、oooの環状ポリシラザン。
鎖状ポリシラザン又はこれらの混合物から構成されるも
のが挙げられる。
このようなポリシラザンは、たとえばハロシラン、例え
ばジクロロシランをピリジンの如き塩基と反応させて得
られるジクロロシランと塩基とのアダクトを更にアンモ
ニアと反応させることにより得ることができる。
また、本発明者らが提案したシラザン高重合体、即ち、
原料として上記の如きポリシラザン又はA、5tack
、 and K、Somiesk Ber Dtsch
、 Chew、 Ges。
54、 p740(1921)、V、M、5cantl
in、 InorganicChemistry、11
(1972)、D、5eyferth、米国特許第4,
397,328号明細書等により開示されたシラザン重
合体をトリアルキルアミンの如き第3級アミン類、“立
体障害性の基を有する第2級アミン類、フォスフイン等
の塩基性化合物を溶媒とするか又はこれらを非塩基性溶
媒、例えば、炭化水素類に添加し一78℃〜300℃で
反応を行わせることにより得られる数平均分子i 20
0〜500 、000.好ましくは500〜10,00
0の高重合体が好適である。
更に、本発明者らの提案に係る前記一般式(1)で示し
た無機ポリシラザンの改質反応により得られる重合体で
架橋結合(NH+n (n=1又は2)を有し、珪素原
子に結合する窒素と珪素との原子比(N/Si)が0.
8以上で数平均分子量が200〜soo、ooo、好ま
しくは5oo−io、oooのものが好適である。この
改質ポリシラザンはアンモニア又はヒドラジンを使用し
て脱水素縮合反応を行わせることにより製造することが
できる(特願昭62−202767号)。
又、本発明者らが特願昭62−223790号等により
提案したポリメタロシラザンであって、主として一般式 (R1及びR2は、各々独立に水素原子、アルキル基、
アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、又はこ
れらの基以外で珪素に直結する基が炭素である基、アル
キルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基である
。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
100−50,000のものを。
M(OR’)n (Mは、元素周期律表第Ua族及び第■族〜第V族の金
属の群から選択される一種又は二種以上でアルコキシに
生成可能な金属であり、R4は同−又は異なってもよく
水素原子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基又
はアリール基であり、少なくとも1個のR4は上記アル
キル基又はアリール基である。) で表わされる金属アルコキシドと反応させて得られる金
属/珪素原子比が0.001〜60であり、数平均分子
量が200−soo、ooo、好ましくは、500〜5
0,000のものも使用することができる。
特に好ましいポリメタロシラザンは、 (式中、R1,R,は各々独立に水素原子又は低級アル
キル基、好ましくはメチル基である。)で表わされる単
位からなる主骨格を有する数平均分子量100〜so、
oooのポリシラザンを上記の如き金属アルコキシドと
反応させて得られるものである。
5〜100のポリシロキサザン(特開昭62−1950
24号公報)も好ましく使用することができる。
上記の式中 nL及びR2は炭化水素基であり、炭化水
素基としては、アルキル基、アルケニル基、シクロアル
キル基、アリール基を挙げることができるが、アルキル
基、特にメチル基が好適である。
〔固化工程〕
上記の製造原料には必要に応じ同化を促進させるための
硬化剤及び成形体焼成後のクラックの発生防止、更には
強度の増加を図るためのセラミックス粉末を添加するこ
とができる。これらの製造原料は所望の形状の成形型に
充填され固化される。
この固化工程における温度、圧力、雰囲気ガス、保持時
間等の条件は原料の種類、硬化剤やセラミックス粉末の
使用の有無あるいはその使用量によって適宜選定される
たとえば、固体状のヒドロシラン誘導体を用いた場合に
は、このものを炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エ
ーテル類等の有機溶媒に溶解させ、これを所望形状の成
形型に充填する1次に常圧で、使用した有機溶媒の沸点
以上の温度で加熱するかあるいは減圧下で加熱して有機
溶媒を除去することにより固化し得る。
また、液体状のヒドロシラン誘導体を使用する場合には
、これを所望の形状の成形型に充填した後、真空下、あ
るいは後記する種々のガス雰囲気ガス下から10気圧で
室温から400℃の任意の温度に昇温し、その温度に保
持することによって固化される。固化工程は約0.5時
間〜約72時間の範囲で加熱保持することにより、目的
を達成することができる。
更に、固体状のヒドロシラン誘導体を所望形状の成形型
に充填し、常温〜400℃、前記雰囲気ガス下で常圧か
らIO気圧の範囲に保持する方法等も採用される。
雰囲気ガスとしては、窒素、アルゴン等の不活性ガス:
アンモニア、メチルアミン、ヒドラジン等の還元性ガス
:空気、酸素、オゾン等の酸化性ガス:あるいはこれら
の混合ガスが使用できる。
また硬化剤としては、アルキルアミン、アルキレンジア
ミン等の有機アミン類、シュウ酸無水物。
マロン酸無水物等のカルボン酸無水物、アルキルイソシ
アネート、例えばメチルイソシアネート、ジメチルシリ
ルジイソシアネート等のイソシアネート類、ブタンジチ
オール、ベンゼンジチオール等のチオール類、マロン酸
イミド、コハク酸イミドカルボキシミド類、元素周期律
表第IIa族及び第■族〜第V族の群から選択される金
属を含む金属アルコキシド類、鉄、コバルト、ニッケル
、銅、銀、金、水銀、亜鉛、ルテニウム、パラジウム、
インジウム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、チタ
ン、ハフニウム、ジルコニウム、アルミニウム、ホウ素
、リン等のハロゲン化物等が使用される。
またクラックの発生防止及び強度の増大を目的として、
必要に応じ添加されるセラミック粉末としては各種金属
の窒化物、炭化物、酸化物等が挙げられる。
前記ヒドロシラン誘導体の同化メカニズムは定かでない
が、ヒドロシラン誘導体を前記還元性ガス又は酸化性ガ
スの雰囲気下で処理すると5L−H基の水素原子の置換
反応が起こり、架橋構造が形成されることによるものと
推定される。
例えば、前記ヒドロシラン誘導体をNH,ガスあるいは
酸素ガスで処理すると新たに5i−NH−3L結合、あ
るいは5i−0−5L結合が生じることにより、該ヒド
ロシラン誘導体が液体から固体へと変化することが観察
される。
一方、ヒドロシラン誘導体を、不活性ガスあるいは真空
中で加熱する場合には、分子内あるいは分子間で脱水素
縮合反応及びlまたは不均化反応が起こり架橋構造が形
成されるものと推定することができる。
成形型としては従来公知のものが任意に使用できるが、
成形体の取出し性や成形体の表面を保護するために成形
型内の内面に離型剤、たとえばシリコーンをベースとし
た離型剤を塗布した。す、あるいはグリースを薄く塗布
するか、有機溶剤に分散したグリースをスプレーまた刷
毛塗り等の塗布手段により塗布しておくことが望ましい
〔焼成工程〕
前記固化工程で得られた成形体は、続いて好ましくは前
記した不活性ガス、還元性ガス、酸化性ガスあるいはこ
れらの混合ガスの存在下で加熱焼成される。この焼成は
20℃/分以下、好ましくは5℃/分以下で500℃〜
1700℃、好ましくは800℃〜1300℃℃に加熱
昇温させ、この温度で更に48時間以内保持することに
より行う。
焼成温度が500℃未満であるとセラミックス化が不充
分となり、また十分な硬度を付与することができない。
また焼成温度が1700℃を越えると好ましくない分解
反応が始まり、強度低下が顕著となる。
本発明のセラミックス成形体は前記のような方法によっ
て製造されるが、焼成後のセラミックス成形体に前記ヒ
ドロシラン誘導体を含浸させ、固化、焼成を繰り返し行
えば表面の緻密化が更に進んだ良好なセラミックス成形
体を得ることもできる。
〔効  果〕
本発明のセラミックス成形体は従来のセラミックス成形
体とは異なり、軽量で化学的安定性に富み、耐熱性、耐
酸化性、耐摩耗性、絶縁性に優れたものである。従って
、航空機用材料、宇宙開発用材料、船舶用材料、海洋構
築物材料、陸上輸送機器材料、建築土木用材料、機械工
作材料、精密機械用材料、自動車用材料等の分野に好適
に使用される。
〔実施例〕
次に1本発明を実施例により説明する。
実施例1 内容積10Qの四つロフラスコに、ガス吹込管、メカニ
カルスターシー、ジュワーコンデンサーを装置した。反
応器内部を脱酸素した乾燥窒素で置換した後、四つロフ
ラスコに脱気した乾燥ピリジン4900−を入れた。こ
れを氷冷した。次にジクロロシラン744gを加えると
白色固体状のアダクト(SiH2CN3・2C,Hg、
N)が生成した。反応混合物を氷冷し、撹拌しながら、
水酸化ナトリウム管及び活性炭管を通して精製したアン
モニア735gを吹き込んだ後、100℃に加熱した。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥ピリジンを
用いて洗浄した後、更に窒素雰囲気下で濾過した。
得られたベルヒドロポリシラザンの数平均分子量はGP
Cにより測定したところ980であった。
この少量の有機溶媒を含むベルヒドロポリシラザンを窒
素雰囲気下で離型剤処理したガラス製成形型に流し込み
、オートクレーブ容器に入れた。
容器内を減圧にし溶媒留去及び脱泡した後窒素圧で3気
圧にし、80℃に加熱して白色半透明の平板状成形体(
2,5mm X 3++v+ X 20mm)を得た0
次に窒素ガス雰囲版下で0.1℃/分の昇温速度で80
0℃まで昇温させ、褐色の平板状セラミックス成形体を
得た。
化学分析及びX線回折測定の結果、成形体はSi、 N
及びCから成り、原子比率はN/Siが0.97、C/
Siが0.06、C/Siが0.01であり、非晶質で
あった。また、3点曲げ強さは、? 、 3MPaであ
った。
実施例2 実施例1で得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液5000m Qを内容積10Gの耐圧反応容器に入
れ窒素雰囲気、密閉等で120℃、3時間撹拌しながら
反応を行なった。この間大量の気体が発生し、反応前後
で圧力が2.0kg/cd上昇した。室温まで静置後、
窒素で気体を放出置換した。この改質されたベルヒドロ
ポリシラザンの数平均分子量は1950であった。この
溶液にIQのエチルベンゼンを加えて、温度70℃で溶
媒を減圧留去したところ、白色粉末が得られた。
このベルヒドロポリシラザンを用いて実施例2と同様の
方法により処理することによりSi、 N及びCから成
る平板状セラミックス成形体を得た。
成形体の原子比率は、N/Siが1.10、C/Siが
0.07、C/Siが0.01であり、非晶質であった
。また、3点曲げ強さは9 、8MPaであった。
実施例3 実施例1で得られたベルヒドロポリシラザンの5%ピリ
ジン溶液を5000m Q調製し、これを11ステンレ
ス製オートクレーブに取り、100gのアンモニアを加
えた後、80℃で3時間撹拌して重縮合反応に供した。
室温まで静置放冷後、窒素で気体を放出置換した。この
改質されたベルヒドロポリシラザンは数平均分子量: 
2400、重量平均分子量:20 、000 (ゲル透
過クロマトグラフィ法、ポリスチレン標準)になった。
このベルヒドロポリシラザンを、実施例2と同様の方法
により処理することにより、平板状セラミックス成形体
を得た。成形体の原子比率は、N/Siが1.24、C
/Siが0.04、C/Siが0.02であり、非晶質
であった。また、3点曲げ強さは、Lo、IMPaであ
った。
実施例4 内容積2000m Qの四つロフラスコにコンデンサー
シーラムキャップ、及びマグネチックスターシーを装置
した。反応器内部を乾燥アルゴンで置換した後、四つロ
フラスコにアルミニウムトリイソプロポキシド14.7
 g (72,0m++ol)を入れ、実施例2で得ら
れたヒドロポリシラザンの乾燥キシレン溶液(ベルヒド
ロポリシラザンの濃度:5重量%)1000mQを注射
器を用いて撹拌しながら加え、均一相からなる混合溶液
とした。この溶液をアルゴン雰囲気下で80℃で撹拌し
ながら反応を行なった。反応溶液は無色から淡黄色へと
変化した。
生成したポリアルミノシラザンは数平均分子f:175
0、重量平均分子−i:14500(ゲル透過クロマト
グラフィ法ポリスチレン標準)になった。
このポリアルミノシラザンを実施例2と同様の方法で処
理することにより平板状セラミックス成形体を得た。成
形体の原子比率は、 N/Siが1.02.O/Siが
0.37、C/Siが0.66、A Q /Siが0.
09であり、結晶性については、非晶質であった。また
3点曲げ強さは、11 、5MPaであった。
実施例5 内容積20001IlΩの四つロフラスコにコンデンサ
ー、シーラムキャップ、温度計及びマグネティックスタ
ーシーを装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後
、四つ目フラスコに実施例22:同様の方法で得られた
ベルヒドロポリシラザンの乾燥キシレン溶液(ベルヒド
ロポリシラザンの濃度=5.0重′Iik%)1000
 gを入れ、撹拌しながらチタンテトライソプロポキシ
ド7.0 g (24,6m5ol :を乾燥キシレン
6.5mkに溶解させたものを注射器を用いて加えた0
反応溶液は無色から淡褐色、紫色、黒色へと変化した。
反応終了後、溶媒を減圧留去すると、ポリヒドロチタノ
シラザンが暗褐色固体とし得られた。収率は84.0重
量%であった。
生成したポリヒドロチタノシラザンは数平均分子量:1
800、重量平均分子量:1sooo(ゲル透過クロマ
トグラフィ法、ポリスチレン標準)になった。
このポリヒドロチタノシラザンを実施例2と同様の方法
で処理することにより平板状セラミック力成形体を得た
。成形体の原子比率はN/Siが0.96.0/Siが
0.24、C/Siが0.32、Ti/Siが0.02
であり、非晶質であった。また、3点曲げ強さは、9.
3MPaであった。
手続補正書(自発) 特許庁長官  吉 1) 文 毅  殿1、事件の表示 昭和63年手持願第46966号 2、発明の名称 セラミックス成形体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都千代田区−ツ橋−丁目1番1号名 称
  東亜燃料工業株式会社 代表者 中原伸之 4、代理人〒151 5、補正命令の日付  自発 6、補正により増加する請求項の数  07、補正の対
象 ゛明細書の「発明の詳細な説明」の欄’、  l!
、+l  − 8、補正の内容 本願明細書中において以下のとおり補正を行います・(
1)第11頁第12行のrsoo人である。」を、「5
00Å以下である。」に訂正します。
(2)第17頁第6行のro、001〜60」を、ro
、oo1〜3」に訂正します。
(3)第20頁第10行乃至第11行の「コハク酸イミ
ドカルボキシミド類」を、「コハク酸イミドの如きカル
ボキシミド類」に訂正します。
(4)第25頁第14行、第26頁第10行、第27頁
第1行、第27頁第11行、第28頁第1行及び第28
頁第14行の「実施例2」を、「実施例1」に訂正しま
す。
(5)第28頁第5行のr (24,6mmol: J
 を、r(24,6mmol)Jに訂正します。
(6)第28頁第15行乃至第16行の「セラミック力
」を、「セラミックス」に訂正します。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)珪素及び窒素が必須成分であり、任意の成分が酸
    素、炭素及び金属類(元素周期律表第IIa族及び第III
    族〜第V族の群から選択される一種又は2種以上)の群
    から選択される少なくとも一種であり、各元素の比率が
    原子比で表わして N/Si0.04〜3 O/Si0.05〜15 C/Si7以下 M/Si9以下 (Mは元素周期律表第IIa族及び第III族〜第V族の群
    から選択される一種又は二種以上) であり、かつ3点曲げ強さが2MPa以上であるセラミ
    ックス成形体。
  2. (2)珪素、窒素及び酸素が必須成分であり、任意の成
    分が炭素及び金属類(元素周期律表第IIa族及び第III
    族〜第V族の金属の群から選択される一種又は二種以上
    )の群から選択される少なくとも一種であり、各元素の
    比率が原子比で表わしてN/Si0.04〜3 O/Si0.05〜15 C/Si7以下 M/Si9以下 (Mは元素周期律表第IIa族及び第III族〜第V族の金
    属の群から選択される一種又は二種以上)であり、非晶
    質であって、かつ三点曲げ強さが2MPa以上であるセ
    ラミックス成形体。
JP63046966A 1988-02-29 1988-02-29 セラミックス成形体 Pending JPH01219064A (ja)

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EP89301965A EP0331424B1 (en) 1988-02-29 1989-02-28 Molded articles formed of silicon nitride based ceramic and process for producing same
KR1019890002520A KR890012910A (ko) 1988-02-29 1989-02-28 질화 실리콘 기재의 세라믹으로 형성된 성형품 및 그의 제조방법
DE68926260T DE68926260T2 (de) 1988-02-29 1989-02-28 Formkörper aus Keramik auf Siliciumnitrid-Basis und Verfahren zu ihrer Herstellung
US07/747,488 US5145812A (en) 1988-02-29 1991-08-19 Molded articles formed of silicon nitride based ceramic and process for producing same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07277833A (ja) * 1994-04-06 1995-10-24 Tonen Corp 低酸素窒化硅素質セラミックス成形体、繊維及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07277833A (ja) * 1994-04-06 1995-10-24 Tonen Corp 低酸素窒化硅素質セラミックス成形体、繊維及びその製造方法

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