JPH01218806A - 繊維強化複合材料の製造装置 - Google Patents

繊維強化複合材料の製造装置

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JPH01218806A
JPH01218806A JP4564888A JP4564888A JPH01218806A JP H01218806 A JPH01218806 A JP H01218806A JP 4564888 A JP4564888 A JP 4564888A JP 4564888 A JP4564888 A JP 4564888A JP H01218806 A JPH01218806 A JP H01218806A
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fiber
resin
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fiber bundle
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JP4564888A
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Keiji Hiyamizu
冷水 恵次
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Tonen General Sekiyu KK
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Toa Nenryo Kogyyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に、各種成形の基材として用いられる繊
維強化複合材料の製造装置に関し、特にマトリックス樹
脂としてエポキシ樹脂などの樹脂をガラス繊維、炭素繊
維などのような強化繊維に含浸させて作られるプリプレ
グのような繊維強化複合材料を製造する際に、供給され
るガラス繊維束、炭素繊維束等の強化繊維束間ピッチを
均一に揃えると共に、供給される強化繊維束の蛇行防止
を図ることができる繊維束の整列装置を備えた繊維強化
複合材料の製造装置に関する。
【1立且遣 近年、種々の繊維強化複合材料が航空宇宙、陸上輸送、
船舶、建築土木、工業部品、電気音響機器、農漁業用資
材、スポーツ用品等の各分野で広く使用されている。こ
れらの繊維強化複合材料は、強度、耐熱性、耐食性、摩
擦、電気特性及び軽量性等に優れた材料として用いられ
ているもので、このような繊維強化複合材料は、従来、
例えば以下のように製造される。
すなわち、上記繊維強化複合材料を製造するための繊維
強化複合材料の製造装置を簡略的に示した第3図に示さ
れているように、ガラス繊維、炭素m維及びアラミド繊
維のような強化繊維束が巻付けられたボピンを多数個、
保持、収容しているクリールスタンド12の各ボピンか
らローラ群14に向って、強化繊維束を広角方向に広げ
るようにして供給し、このローラ群14において、供給
されてきた強化m維束を、ある程度整列すると共にその
テンション等も調整し、その後、これらの強化繊維束を
、さらに下流に向って広角方向に供給、すなわち開繊す
ると共に繊維束のピッチ間が均等になるように配列する
ための繊維束均等配列装置15を通過させることにより
、該強化繊維束間のピッチを均等にさせ、かつ該強化t
a維東を広角方向に供給する。
この広角方向に開繊供給され、かつピッチ間が均等にさ
れた強化繊維束に、マトリックス樹脂としてエポキシ樹
脂などのような粘性を有する樹脂を離型紙上に塗工して
作製した樹脂塗工紙を、供給される強化繊維束の両側に
配設された樹脂塗工紙供給ローラ16.18から、それ
ぞれ供給し。
樹脂塗工紙上の樹脂を上記強化繊維に含浸させる。
樹脂が含浸された強化mm、すなわち樹脂含浸強化繊維
は、その後、一対の含浸加圧ローラ20.22に入り、
上下の離型紙を介して加圧され、そ−の結果、樹脂と強
化繊維との含浸が行なわれると共に、所定の厚さに形成
され、一対の含浸加圧ローラ20.22の下流に配設さ
れている加熱プレート24に送られて、そこで加熱され
、第1段階の所定の柔らかさを持つプリプレグに形成さ
れる。
このように作製されたプリプレグは、前述と同様に、さ
らに、一対の含浸加圧ローラ26.28を通過させるこ
とによって、樹脂と強化繊維との含浸性をさらに一向上
させると共に、所定の厚さに形成し、その後、加熱プレ
ート30によって加熱され、第2段階の所定の柔らかさ
を持つプリプレグに形成する。
このようなプロセスを、必要に応じて、さらに配設され
ている一対の含浸加圧ローラ32.34等を用いて、必
要な段数だけ繰り返して行ない、所望の厚さ、所望の柔
らかさを持つプリプレグに形rし、 その後、冷却プレ
ート36により冷却して所望のプリプレグを形成する。
そして、このように形成されたプリプレグは、′A敲出
用ローラ38よって、プリプレグの上側離型紙が剥離さ
れ、この剥離された上側離型紙は、ヒ側離型紙巻取すロ
ーラ40によって、巻取られ、また、剥離用ローラ38
によって、上側離型紙と分離された下側離型紙及び樹脂
含浸強化繊維すなわちプリプレグは、一対のプレスロー
ラ44.46に送られて、これらのプレスローラによっ
て、フィルム供給ローラ42から供給されるフィルムと
密着され、その後、プリプレグは、プリプレグ巻取リロ
ーラ48によって巻取られ、その結果、プリプレグ巻取
リローラ48において下側離型紙の旧に樹脂含浸強化繊
維すなわちプリプレグ及びフィルム供給ローラ42から
巻出されるフィルムが密着されて巻きとられ、プリプレ
グ成形品が作製される。
このようにしてプリプレグを作製する場合、上記したよ
うに、従来では、樹脂塗工紙上のエポキシ樹脂のような
樹脂を、供給される強化繊維束に含浸させる際に、供給
される強化繊維束を1強化繊維束のピッチ間が均等にな
るように配列するための繊維東均等配列装2i15に通
して、該強化繊維束を、そのピッチ間隔が樹脂塗工紙上
で均等になるように配列、供給して含浸させていた。
このように、供給される強化繊維束を、そのピッチ間隔
が均等になるように樹脂塗工紙上に供給、配列する従来
の繊維束均等配列装置15は、第4図a、第4図すに示
すように、基台15a上に複数個のストレートピン15
bを文の距離で等間隔に立設して構成されており、これ
らのストレートピン15bの間を、上記したように1強
化繊維束を通過させて、強化繊維束を樹脂塗工紙上に均
等なピッチで供給配列していた。
そして、強化繊維束を樹脂塗工紙上に供給、配列してい
る時に、供給される強化繊維束のピッチ間の調整を行な
う必要のある場合には1通常は、供給される強化繊維束
の流れに対し直交して配設される繊維束均等配列装置1
5を傾斜させて角度を持りせたり(第4図C参照)、上
記した繊維束均等配列装置15を屏風状に折りたたみ可
能に形成して、この折りたたみ可能に形成された繊維束
均等配列装置をジグザグ状に広げたり、あるいは縮める
ことにより(第4図C参照)、供給される強化繊維束の
ピッチ間を調整していた。
しかし、上記したような繊維束均等配列装置を用いて供
給繊維束間のピッチを調整する場合、繊維束均等配列装
置におけるストレートピン15bのピン間の隙間文が供
給される強化繊維束の大さdよりも大きい場合には(第
4図C参照)、供給される強化繊維束がピン間で左右に
遊びながら供給されることになり、その結果、供給され
る強化繊維束のピッチが不均一になったり、該繊維束が
、ピン間の隙間文において、蛇行する等の原因となる。
さらに、供給される繊維束の太さに応じて、繊維束が通
過するピン間の有効隙間を調整するために、あるいは供
給されるmis束間のピッチを所望に応じて調整するた
めに、上記した繊維束均等配列装置の繊維束供給方向に
対する角度を、fa雄東均等配列装置を傾斜させること
により変えて、すなわち繊維束の供給通過方向に対し繊
維束均等配列装置を傾斜させることにより、繊維束均等
配列装置のピン間の、繊維束が通過するみかけ上のピッ
チ間隔を供給繊維束に対し小さくしていき、1<dの関
係になると、供給繊維束がストレートピン間で挟圧され
、供給繊維束がストレートピンとこすれる繊維束のこす
れ現象が生じ、その結果、繊維束の切断あるいはケバ立
ちを生じることがあり、プリプレグのような繊維強化複
合材料を製造する上で好しくない。
それ故、供給される繊維束の太さに応じて繊維束が通過
するピン間の有効隙間を変える必要のある場合に、ある
いは供給される繊維束間のピッチを変える必要のある場
合には、供給ia繊維束間ピッチを変えるつど、あるい
は供給繊維束の太さが変わるつど、m雄型均等配列装置
を、ピン太さあるいはピン間のピッチの異なるものに交
換するか、または少しの1遊び1、「こすれ現象Jは、
繊維強化複合材料を製造する一Eでさけられないものと
して甘受しなければならず、その結果、ある程度のm雄
型の蛇行、切断あるいはケバ立ち等を汁受しなければな
らなかった。
したがって、上記したように、繊維束均等配列装置を交
換する場合には、煩わしい交換作業を必要とするばかり
でなく、繊維強化複合材料を製造する上で歩留まりの低
下及び装置稼動効率の低下を招くこととなり、「遊びj
、rこすれ現象1等を甘受した場合には、供給される繊
維束の蛇行あるいは切断等が生じる原因となり、強化繊
維を樹脂塗工紙上に均一ピッチで良好に供給することが
できず、その結果、樹脂塗工紙上の樹脂と供給される強
化繊維との良好な接着を得ることができず、品質の安定
した高強度、高密度のプリプレグを製造することが困難
となる欠点があり、また、表面にシワ、スジ等が生じ外
観上も劣るという問題点がある。
が      し   − 本発明の目的は、ガラス繊維、炭素繊維及びアラミド繊
維のような強化繊維にマトリックス樹脂を含浸させ、 
#am強化複合材料を作製する際、供給される強化繊維
束の#a維束間ピッチを均一に揃えると共に、繊維束の
蛇行防止を図ることができる繊維束均等配列装置を備え
て、樹脂と強化繊維とを均一かつ良好になじませ、樹脂
と強化繊維との良好な接着性を有する品質の安定した高
強度。
高密度の繊維強化複合材料を製造することができる繊維
強化複合材料の製造装置を提供することである。
本発明の他の目的は、ガラス繊維、炭素繊維及びアラミ
ド繊維雄のような強化繊維にマトリックス樹脂を含浸さ
せ、繊維強化複合材料を作製する際、供給される強化繊
維束の太さ、あるいは強化繊維束間のピッチを変える必
要のある場合に、前述した繊維束均等配列装置の交換作
業を必要とすることなく、したがって歩留まりの低下及
び装置稼動効率の低下を招くことなく、簡単かつ容易に
、供給繊維束間のピッチを変えることができるm雄型均
等配列装置を備えた繊維強化複合材料の製造装置を提供
することである・ !I      るための 1 上記品目的は本発明に係る繊維強化複合材料の製造装置
にて達成される。要約すれば本発明は、強化#a雄にマ
トリックス樹脂を含浸させて、加圧、加熱、成形、冷却
の所定プロセスを介しm維強化複合材料を形成する製造
装置において、供給される強化繊維束に前記マトリック
ス樹脂を塗工する前に、前記強化繊維束間のピッチを均
等に配列して供給するために円錐状ピンを備えた繊維束
均等配列装置を設けたことを特徴とする繊維強化複合材
料の製造装置である。
支ム1 以下、本発明を、その実施例に基づいて添付図面を参照
して説明する。
第1図を参照すると、本発明による、プリプレグのよう
な炭素繊維強化複合材料を製造する製造装置100が示
されている。この製造装Mio。
は、供給されるべき1例えばガラス繊維、炭素繊維及び
アラミド繊維のような強化繊維を巻取っているボピンを
、多数個、保持するためのクリールスタンド102を備
えている。このクリールスタンド102の下流には、ク
リールスタンド102の各ボピンから供給される強化繊
維を、ある程度整列すると共に、そのテンションを調整
するためのローラ群104が配設されている。
このローラ群104の下流には、供給される強化繊維束
間、さらに開繊し、そのピッチ間隔が均等になるように
樹脂塗工紙上に供給、配列するための繊維束均等配列装
置105が配設されている。
このlam束均等配列装M105は、第2図に詳細に示
されているように、基台105aに円錐状のピン105
bが多数個、所望のピッチPにて立設されて構成されて
おり、好ましくは基台105aには、駆動装置(図示せ
ず)により水平面位置で回転自在に動作し、かつ昇降動
作を行なうことができる回転昇降装置105cが装着さ
れて、繊維束均等配列装置105全体を水平面位置で回
転自在にすると共に昇降自在にしている6円錐状のピ、
1Q5bの表面は、供給されてくる強化m雄型と軽く接
触する部分であり、この表面を梨地処理することが好ま
しい、この繊維束均等配列装置105は、所望により、
ジグザグ状に広げたり、 。
あるいは縮めたりすることができるように、屏風状に折
りたたみ可能に形成しても良い。
このように折りたたみ可能にした繊維束均等配列装置は
、供給されてくる繊維束の開繊状態により種々変化する
が、例えば供給繊維束群の全幅Wが350mmの開繊状
態の場合には、第2図aに示されているように、例えば
、折り曲げ部分01.02.03及び04を有する折り
たたみ可能にされた繊維束均等配列装置の寸法は、その
折り曲げ部分O1,02,03及び04が、それぞれ以
下のような寸法に形成される。すなわち、引き揃えられ
るべき供給繊維束間のピッチが4.5〜9.5mmに設
定される場合1例えば長さが132mmの折り曲げ部分
O1,04に設けられる円錐状のピンの数は、14本で
、例えば−長さが91.5mmの折り曲げ部分82.0
3に設けられる円錐状のピンの数は、lO木で、各円錐
状ピンの円錐の寸法は、底面の直径が9 m mで、上
面の直径が2mm、高さが50mmとされている。
このm雄型均等配列装2t105の下流には、マトリッ
クス樹脂として供給されるエポキシ樹脂などのような粘
性を有する樹脂を離型紙上に塗工して、作製された樹脂
塗工紙を取り付け、供給するための樹脂塗工紙供給ロー
ラ106.108が、樹脂塗工紙を供給する樹脂塗工紙
供給ラインLの上下位置にそれぞれ配設されている。
この樹脂塗工紙供給ローラ106.108の下流には、
一対の含浸加圧ローラ110,112が配設され、この
含浸加圧ローラ110.112により、供給されてくる
樹脂塗工紙を、繊維束均等配列装置105から送られて
くる強化繊維に含浸させて樹脂含浸強化繊維を作製する
と共に、この樹脂含浸強化繊維の上下方向から塗工紙の
離型紙を介して樹脂含浸強化繊維を押圧して密着させ、
そして、この樹脂含浸強化繊維を加圧することにより、
樹脂と強化繊維との含浸性を高め、かつ、混入下した気
泡の排出も行なI/%、この樹脂含浸強化繊維を、所定
の厚さに形成する・ 一対の含浸加圧ローラ110.112の下流には、離型
紙を介して押圧された樹脂含浸強化繊維を加熱し、所定
の柔らかさを持たしめ、プリプレグを作製するための加
熱プレー)114が配設されている。
加熱プレー)114の下流には、さらに、一対の含浸加
圧ローラ116.118が配設されており、これによっ
て、加熱プレート114から送られてくる樹脂含浸強化
繊維を押圧して、さらに所定の厚さに成形することがで
きる。
一対の含浸加圧ローラ116.118の下流には、ここ
から供給されてくる樹脂含浸強化繊維を、さらに加熱し
、所定の柔らかさを有するプリプレグを作製するための
加熱プレート120が配設されている。
この加熱プレー)120の下流には、さらに、一対の含
浸加圧ローラ122.124が配設されており、これに
よって、加熱プレート120から送られてくる樹脂含浸
強化ta維を押圧して、さらに所定の厚さに成形するこ
とができる。
このような含浸加圧プレート及び加熱プレートは、所望
に応じて、必要な段数だけ配設することができる。
この一対の含浸加圧ローラ122.124の下流には、
所定厚さに成形された樹脂含浸強化繊維すなわちプリプ
レグを冷却するための冷却プレート126が配設されて
いる。
この冷却プレート126の下流には、所定厚さに成形さ
れた樹脂含浸強化繊維すなわちプリプレグの上側離型紙
を剥離するための剥離用ローラ128が配設され、この
剥離用ローラ128の下流には、この剥離用ローラ12
8によって剥離された上側離型紙を巻取るための上側離
型紙巻取りローラ130が配設されていると共に、剥離
用ローラ128によって上側離型紙と分離された下側離
型紙及び樹脂含浸強化繊維すなわちプリプレグにフィル
ムを供給するフィルム供給ローラ132が配設され、さ
らに、フィルム供給ローラ132の下流には、下側離型
紙及び樹脂含浸強化繊維すなわちプリプレグに、フィル
ム供給ローラ132から供給されるフィルムを押圧して
粘着する一対の加圧ローラ134.136が配設されて
おり、この一対の加圧ローラ134.136により上記
プリプレグにフィルムを密着させることができる。
一対の加圧ローラ134.136の下流には、剥離用ロ
ーラ128によって上側離型紙と分離された下側離型紙
及び樹脂含浸強化繊維すなわちプリプレグがロール状に
巻取られるときに、下側離型紙の間に樹脂含浸強化繊維
すなわちプリプレグ及びフィルム供給ローラ132から
巻出されたフィルムが介在するように巻取るプリプレグ
巻取リローラ138が配設されている。
以上のような構成になる本発明の繊維強化複合材料の製
造装置の作用を以下に述べる。
いま、上記繊維強化複合材料の製造装置100が作動状
態にあるとき、クリールスタンド102の各ボピンから
ローラ群104に向って、例えば直径71Lの強化m!
lを12000本たばねた繊維束を、広角方向に広げる
ようにして、1分当り2mの速さで供給し、ローラ群1
04において、ローラ群104の各ローラの巾よりも少
ない巾、例えば巾35cmで供給強化繊維束を整列する
と共にそのテンションを調整して予備開繊する。
その後、この予備開繊された繊維束は、さらに下流に向
って供給、開繊すると共に繊維束のピッチ間が均等にな
るように配列するための円錐状ピンを備える繊維束均等
配列装置1105を通過させることにより、供給強化繊
維束が円錐状ピンの円錐表面と軽く接触しつつ通過し、
該強化繊維束間のピッチを均等にさせる。
ここで、供給される繊維束の太さに応じて繊維束が通過
するピン間の隙間を変える必要のある場合、あるいは供
給される繊維束間のピッチを変える必要のある場合には
1回転昇降装置1105cを作動させ、繊維束均等配列
装置1′05を上下方向に昇降動作させたり、水平位置
で回転動作をさせることにより、供給される繊維束が通
過する円錐状のピン間の間隔を実質的に変化させて、す
なわち供給m*束が通過する円錐状ピンの円錐表面部分
を変え、供給強化繊維束が通過する円錐状ピンの間隔を
変えて、実質的にピン間の隙間、あるいは繊維束間のピ
ッチの可変を連続的に選択できるものである。
そして、繊維束均等配列装置105から供給されてくる
、この開繊された強化繊維に、樹脂塗工紙供給ローラ1
06.108から供給される樹脂塗1紙が、樹脂塗工紙
供給ラインL上に両側から供給され、樹脂塗工紙の樹脂
を供給強化繊維に含浸させる。この時、樹脂塗工紙に塗
工される樹脂は、マトリックス樹脂として塗工されるも
ので、例えば、下記の如く調整されたエポキシ樹脂液か
ら成る。
脂 828(油化シェル)   30部 1001 (油化シェル)  70部 硬化剤として ジシアンジアミド      4部 硬化促進剤として ジクロロメチルウレア    4部 樹脂を強化繊維に対して所定の割合、例えば強化繊維l
に対し樹脂0.6の割合で含浸する。この強化繊維、す
なわち樹脂含浸強化繊維は、一対の含浸加圧ローラ11
0.112に入り、その上下の離型紙を介して1例えば
1 g / c mで加圧され、所定の厚さ、例えば0
.3mmに形成される。このように、樹脂含浸強化繊維
が一対の含浸加圧ローラ110.112を通過すること
によって、樹脂含浸強化繊維において、樹脂と強化繊維
との含浸性が向上すると共に混入している気泡を排出す
ることができる。
この所定の厚さに形成された樹脂含浸強化繊維は、加熱
プレート114に送られて、この加熱プレート114に
より、例えば約100℃に加熱されて所定の柔らかさを
持つプリプレグになる。
このように作製されたプリプレグは、さらに、一対の含
浸加圧ローラ116.118を通過することによって、
樹脂含浸強化繊維において、樹脂と強化繊維との含浸性
を、さらに、向上させると共に混入した気泡も排出させ
、所定の厚さ、例えlfo、2mmに形成される。
この所定の厚さに形成された樹脂含浸強化繊維は、加熱
プレート120に送られて、この加熱プレート、 12
0により、例えば約110℃に加熱されて所定の柔らか
さを持つプリプレグになる。
このように作製されたプリプレグは、さらに、一対の含
浸加圧ローラ122.124を通過することによって、
樹脂含浸強化繊維において、樹脂と強化繊維との含浸性
を、さらに、向上させると共に混入した気泡も排出させ
、目的とする所定の厚さ、例えば0.15mmに形成さ
れ、その後冷却プレー) 126によって、作製された
プリプレグが冷却される。
この冷却プレート126を通過したプリプレグは、剥離
用ローラ128によって、プリプレグの上側離型紙が剥
離され、この剥離された上側離型紙は、上側離型紙巻取
リローラ130によって巻取られ、また、剥離用ローラ
128によって、上側離型紙と分離された下側離型紙及
び樹脂含浸強化繊維すなわちプリプレグは、一対の加圧
ローラ134.136に送られて、これらの加圧ローラ
によって、フィルム供給ローラ132から供給されるフ
ィルムと密着され、その後、プリプレグは、プリプレグ
巻取リローラ138によって巻取られ、その結果、プリ
プレグ巻取リローラ138において下側離型紙の上に樹
脂含浸強化繊維すなわちプリプレグ及びフィルム供給ロ
ーラ132から巻出されるフィルムが密着されて巻きと
られ。
プリプレグ成形品が作製される。
このようにして、供給される繊維束の太さに応じて繊維
束が通過するピン間の隙間を変える必要のある場合、あ
るいは供給される繊維束間のピッチを変える必要のある
場合には1回転昇降装置105cを作動させ、繊維束均
等配列装置1105を上下方向に昇降動作させたり、水
平位置で回転動作をさせることにより、供給強化繊維束
が軽く接触しつつ通過する円錐状ピンの円錐表面部分を
変え、供給強化繊維束が通過する円錐状ピンの間隔を実
質的に変えて、ピン間の隙間、あるいは繊維束間のピッ
チの可変を行なうことができるので。
従来のように、繊維束のピッチ間を均等にして配列する
ためのta維雄型等配列装置を交換する必要がなく、さ
らに供給強化繊維束の蛇行を引き起すピン間でのr遊び
」現象、あるいは供給強化繊維束がピン間で挟圧されて
引き起す「こすれ1現象も生じることがなく、所望に応
じて、容易にピン間の隙間、あるいは繊維束間のピッチ
を変えることができる。
したがって、供給される繊維束の蛇行あるいは切断等を
防止することができるので、強化繊維を樹脂塗工紙上に
均一ピッチで良好に供給することができ、その結果、樹
脂塗工紙上の樹脂と供給される強化繊維との良好な接着
を得ることができ、品質の安定した高強度、高密度で、
外観上表面にシワ、スジ等のないプリプレグ、すなわち
繊維強化複合材料を製造することができる。
なお、上記実施例で述べた円錐状ピンのrF]錯状」と
は、図示される如き頂部が切断された切頭円錐形状は、
もちろんのこと、本願明細書では、頂部が尖頭とされた
円錐形状をも含むものであり、概略円錐形状を意図する
ものである。
11立皇] 以上説明してきたように1本発明の繊維強化複合材料の
製造装置によれば、m維強化複合材料を作製する際、供
給される強化繊維束の太さ、あるいは強化繊維束間のピ
ッチを変える必要のある場合にも、従来のように、繊維
束均等配列装置の交換作業を必要とすることなく、した
がって歩留まりの低下及び装置稼動効率の低下を招くこ
となく、簡単かつ容易に、供給繊維束間のピッチを変え
ることができ、さらに、供給される強化繊維束にマトリ
ックス樹脂を塗工する前に、供給される強化#l維雄型
繊維束間ピッチを均一に揃えると共に、繊維束の蛇行防
止を図ることができるので。
マトリックス樹脂を強化繊維束へ含浸させる際に、樹脂
と強化繊維とを均一かつ良好になじませることができ、
かつ外観上表面にシワ、スジ等がなく、その結果、樹脂
と強化繊維との良好な接着性を得ることができ、高強度
、高密度のプリプレグ、すなわち繊維強化複合材料を、
安定して製造することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による繊維強化複合材料の製造装置の
一実施例の概略フローチャート図である。 第2図は、第1図の繊維強化複合材料の製造装置に用い
られる繊維束均等配列装置の部分概略拡大図である。 第2図aは、第1図の繊維強化複合材料の製造装置に用
いられる繊維束均等配列装置を折りたたみ可能にした概
略説明図である。 第3図は、従来の繊維強化複合材料の製造装置の一例の
概略フローチャート図である。 第4図aは、第3図に示すHA維強化複合材料の製造装
置に用いられる従来の繊維束均等配列装置の部分概略拡
大図である。 第4図b〜第4図dは、第3図に示すm維強化複合材料
の製造装置に用いられる従来のMkf*東均等配列装置
の概略説明図である。 102:クリールスタンド 104:ローラ群 105:繊維束均等配列装置 106.108:樹脂塗工紙供給ローラ110.112
.116,118.122124:含浸加圧ローラ 114.120:加熱プレート 126:冷却プレート 128:剥離用ローラ 130:上側#型紙巻取リローラ 132:フィルム供給ローラ 134.136:加圧ローラ 138ニブリプレグ巻取リローラ L:樹脂塗工紙供給ライン 第1図 第3図 第2図 第2図0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)強化繊維にマトリックス樹脂を含浸させて、加圧、
    加熱、成形、冷却の所定プロセスを介し繊維強化複合材
    料を形成する製造装置において、供給される強化繊維束
    に前記マトリックス樹脂を塗工する前に、前記強化繊維
    束間のピッチを均等に配列して供給するために円錐状ピ
    ンを備えた繊維束均等配列装置を設けたことを特徴とす
    る繊維強化複合材料の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05162126A (ja) * 1991-12-10 1993-06-29 Sercone Larry 繊維の配列装置
JP2005255927A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Toho Tenax Co Ltd 熱可塑性樹脂プリプレグとその製造方法
JP2018501121A (ja) * 2014-11-21 2018-01-18 テープ、ウィービング、スウェーデン、アクチボラグTape Weaving Sweden Ab テープ状ドライ繊維強化材

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