JPH01218743A - 金属薄帯連続鋳造用冷却ドラム - Google Patents
金属薄帯連続鋳造用冷却ドラムInfo
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- JPH01218743A JPH01218743A JP4550988A JP4550988A JPH01218743A JP H01218743 A JPH01218743 A JP H01218743A JP 4550988 A JP4550988 A JP 4550988A JP 4550988 A JP4550988 A JP 4550988A JP H01218743 A JPH01218743 A JP H01218743A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/068—Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces
- B22D11/0682—Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces by cooling the casting wheel
-
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- B22D11/0651—Casting wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、冷延に必要なりラウンをもつ金属薄帯をツイ
ンドラム方式の連続鋳造機によって製造する際に使用す
る冷却ドラムに関する。
ンドラム方式の連続鋳造機によって製造する際に使用す
る冷却ドラムに関する。
最近、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数mm〜数
十nun程度の厚みをもつ薄帯を直接的に製造する方法
が注目されている。この連続鋳造法によるとき、従来の
ような多段階にわたる熱延工程を必要とすることなく、
また最終形状にする圧延も軽度なもので済むため、工程
及び設備の簡略化が可能となる。
十nun程度の厚みをもつ薄帯を直接的に製造する方法
が注目されている。この連続鋳造法によるとき、従来の
ような多段階にわたる熱延工程を必要とすることなく、
また最終形状にする圧延も軽度なもので済むため、工程
及び設備の簡略化が可能となる。
第5図は、この連続鋳造法の一つとして知られているツ
インドラム方式の設備構成を示す(特開昭60−137
562号公報参照)。
インドラム方式の設備構成を示す(特開昭60−137
562号公報参照)。
この方式においては、互いに逆方向に回転する一対の冷
却ドラムla、 lbの間に、ドラム軸方向両端をサイ
ド堰2a、 2bで仕切り、湯溜り部3を形成する。そ
して、この湯溜り部3に溶融金属4を注人し、冷却ドラ
ムla、 lbを介して溶融金属4を抜熱することによ
り、それぞれの冷却ドラムla、 lbの周面に凝固シ
ェルを形成させる。この凝囮シェル、は、成長しながら
冷却ドラムla、 lbの回転に伴ってドラムギャップ
5に移行する。このドラムギャップ5で、それぞれの冷
却ドラムla、 lb表面上に形成された凝固シェルは
、圧接・一体化され、金属薄帯6として冷却ドラムla
、 lb間から搬出される。
却ドラムla、 lbの間に、ドラム軸方向両端をサイ
ド堰2a、 2bで仕切り、湯溜り部3を形成する。そ
して、この湯溜り部3に溶融金属4を注人し、冷却ドラ
ムla、 lbを介して溶融金属4を抜熱することによ
り、それぞれの冷却ドラムla、 lbの周面に凝固シ
ェルを形成させる。この凝囮シェル、は、成長しながら
冷却ドラムla、 lbの回転に伴ってドラムギャップ
5に移行する。このドラムギャップ5で、それぞれの冷
却ドラムla、 lb表面上に形成された凝固シェルは
、圧接・一体化され、金属薄帯6として冷却ドラムla
、 lb間から搬出される。
金属薄帯6は、次いで熱延工程を経て冷延工程に送られ
、所定のサイズに圧延される。この冷延ニオ門における
圧延効果を高めるためには、冷間圧延機に送り込まれる
薄帯を凸クラらンをも二た断面形状にすることが好まし
い。そのためには、冷却ドラムla、 lbに、その断
面形状にり応したクラウンを付けることが考えられる。
、所定のサイズに圧延される。この冷延ニオ門における
圧延効果を高めるためには、冷間圧延機に送り込まれる
薄帯を凸クラらンをも二た断面形状にすることが好まし
い。そのためには、冷却ドラムla、 lbに、その断
面形状にり応したクラウンを付けることが考えられる。
しかし、このようなりラウンを単純に冷却ドラムla、
lbに付けると、ドラムギャップ5で不均一な圧下
刃が凝固シェルに加わり、表面割れ発生の原因となる。
lbに付けると、ドラムギャップ5で不均一な圧下
刃が凝固シェルに加わり、表面割れ発生の原因となる。
第6図は、この不均一な圧下刃が発生する状況を説明す
るための図である。冷却ドラムla、1bは、製造しよ
うとする金属薄帯に所定のクラウンを付けるため、その
クラウンに対応した凹クラウンをもった周面に形成され
ている。この周面で形成される凝固シェルフ’a、 7
bは、冷却ドラムla、 lbのクラウンに沿って湾曲
した状態に成長する。
るための図である。冷却ドラムla、1bは、製造しよ
うとする金属薄帯に所定のクラウンを付けるため、その
クラウンに対応した凹クラウンをもった周面に形成され
ている。この周面で形成される凝固シェルフ’a、 7
bは、冷却ドラムla、 lbのクラウンに沿って湾曲
した状態に成長する。
この凝固シェルフa、 7bが冷却ドラムla、 lb
の回転に伴ってドラムギャップ5に移行し、圧接される
とき、冷却ドラムla、 lbの両端部ではドラムギャ
ップ5の幅が狭いため大きな圧下刃を受ける。
の回転に伴ってドラムギャップ5に移行し、圧接される
とき、冷却ドラムla、 lbの両端部ではドラムギャ
ップ5の幅が狭いため大きな圧下刃を受ける。
ところが、冷却ドラムla、 lbの中央部ではドラム
ギャップ50幅が大きく、凝固シェルフa、 7bの間
に未凝固の溶融金属8が存在する状態で圧下が行われる
。したがって、冷却ドラムla、 lbの中央部で凝固
シェルフa、 7bに加わる圧下刃が極端に小さくなる
。このように、凝固シェルフa、 7bに働く圧下刃が
冷却ドラムla、 lbの軸方向に沿って変動するため
、得られた金属薄帯の表面に疵、皺等が発生し、表面性
状が劣化する。
ギャップ50幅が大きく、凝固シェルフa、 7bの間
に未凝固の溶融金属8が存在する状態で圧下が行われる
。したがって、冷却ドラムla、 lbの中央部で凝固
シェルフa、 7bに加わる圧下刃が極端に小さくなる
。このように、凝固シェルフa、 7bに働く圧下刃が
冷却ドラムla、 lbの軸方向に沿って変動するため
、得られた金属薄帯の表面に疵、皺等が発生し、表面性
状が劣化する。
そこで、本発明は、冷却ドラムの軸方向に関する冷却能
力を調整することによって、冷却ドラムの凹クラウンに
対応して凝固シェルの成長を制御し、均一な圧下刃で凝
固シェルを圧接し、冷延に効果的なりラウン及び優れた
表面性状をもつ金属薄帯を製造することを目的とする。
力を調整することによって、冷却ドラムの凹クラウンに
対応して凝固シェルの成長を制御し、均一な圧下刃で凝
固シェルを圧接し、冷延に効果的なりラウン及び優れた
表面性状をもつ金属薄帯を製造することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明の金属薄
帯連続鋳造用冷却ドラムは、その目的を達成するために
、一対の冷却ドラムの表面に供給した溶融金属を急冷凝
固して金属薄帯を製造する連続鋳造機において、ドラム
軸方向に関して中央部で厚く両端部で薄いドラムギャッ
プを形成するクラウンを前記冷却ドラムの一方又は双方
に付け、前記クラウンを付けた冷却ドラムのドラム軸方
向中央部の冷却能力を大きく、両端部の冷却能力を小さ
くしたことを特徴とする。
帯連続鋳造用冷却ドラムは、その目的を達成するために
、一対の冷却ドラムの表面に供給した溶融金属を急冷凝
固して金属薄帯を製造する連続鋳造機において、ドラム
軸方向に関して中央部で厚く両端部で薄いドラムギャッ
プを形成するクラウンを前記冷却ドラムの一方又は双方
に付け、前記クラウンを付けた冷却ドラムのドラム軸方
向中央部の冷却能力を大きく、両端部の冷却能力を小さ
くしたことを特徴とする。
ここで、冷却ドラムの冷却能力は、冷却ドラムの周面に
形成した窪みの密度分布、又は冷却ドラムの周面に塗布
された断熱材の厚みによって調整することができる。
形成した窪みの密度分布、又は冷却ドラムの周面に塗布
された断熱材の厚みによって調整することができる。
第1図は、周面に窪みを形成した冷却ドラムを示す。冷
却ドラム1は、凸クラウンをもつ金属薄帯を製造するた
めに、その凸クラウンに対応した凹クラウンが周面に形
成されている。そして、この凹クラウンを付けた周面に
、多数の窪み10を形成する。窪み10は、深さが5〜
100pで直径が0.1〜1.2IIImの範囲にある
円形又は長円状の凹部に成形されたものである。この窪
み10によって、冷却ドラム1の周面とその上に形成さ
れる凝固シェルとの間に空隙が生じ、この空隙が断熱層
として働く。そのため、窪み10を形成した個所では凝
固シェルの成長が抑制される。なお、この程度のサイズ
の窪み10によっては、得られた金属薄帯の表面に凹凸
は生じない。
却ドラム1は、凸クラウンをもつ金属薄帯を製造するた
めに、その凸クラウンに対応した凹クラウンが周面に形
成されている。そして、この凹クラウンを付けた周面に
、多数の窪み10を形成する。窪み10は、深さが5〜
100pで直径が0.1〜1.2IIImの範囲にある
円形又は長円状の凹部に成形されたものである。この窪
み10によって、冷却ドラム1の周面とその上に形成さ
れる凝固シェルとの間に空隙が生じ、この空隙が断熱層
として働く。そのため、窪み10を形成した個所では凝
固シェルの成長が抑制される。なお、この程度のサイズ
の窪み10によっては、得られた金属薄帯の表面に凹凸
は生じない。
このような窪みによって冷却ドラム1の冷却能力を調整
すること自体は、本発明者等が特願昭6262−24o
号で提案したところである。しかし、本発明にあっては
、この窪み10のサイズ及び/又は粗密を変えることに
よって、冷却ドラム1周面の全表面積に対して窪みが占
める割合(以下、これを窪みの密度という)をドラム軸
方向に沿って調整している。
すること自体は、本発明者等が特願昭6262−24o
号で提案したところである。しかし、本発明にあっては
、この窪み10のサイズ及び/又は粗密を変えることに
よって、冷却ドラム1周面の全表面積に対して窪みが占
める割合(以下、これを窪みの密度という)をドラム軸
方向に沿って調整している。
第2図は、この窪みの密度を冷却ドラムの軸方向に沿っ
て変化させた一例を示す。すなわち、冷却ドラム1の両
端部においては窪み10の密度を高くし、冷却ドラム1
の中央部においては窪み10の密度を小さくしている。
て変化させた一例を示す。すなわち、冷却ドラム1の両
端部においては窪み10の密度を高くし、冷却ドラム1
の中央部においては窪み10の密度を小さくしている。
したがって、冷却ドラム1の両端部では冷却能力が小さ
く、凝固シェルの成長が抑制される。他方、冷却ドラム
1の中央部では、大きな冷却能力で溶融金属及び/又は
凝固シェルが冷却される。
く、凝固シェルの成長が抑制される。他方、冷却ドラム
1の中央部では、大きな冷却能力で溶融金属及び/又は
凝固シェルが冷却される。
第3図は、このように冷却能力をドラム軸方向に沿って
調整した冷却ドラムを使用して、金属薄帯を製造する状
態を説明している。前述したように、冷却ドラムla、
lbの両端部では、冷却能力が小さなために生成した
凝固シェルフa、 7bの厚みが小さなものとなる。他
方、冷却ドラムla、 lbの中央部では、大きな冷却
能力で溶融金属及び/又は凝固シェルが冷却されるため
、凝固シェルフa、 7bは厚くなる。そこで、冷却ド
ラムla、 lbの凹クラウンを相殺するように、冷却
能力を調整して凝固シェルフa、 7bの成長を行わせ
るとき、それぞれの冷却ドラムla、 lb周面に成長
した凝固シェルフa。
調整した冷却ドラムを使用して、金属薄帯を製造する状
態を説明している。前述したように、冷却ドラムla、
lbの両端部では、冷却能力が小さなために生成した
凝固シェルフa、 7bの厚みが小さなものとなる。他
方、冷却ドラムla、 lbの中央部では、大きな冷却
能力で溶融金属及び/又は凝固シェルが冷却されるため
、凝固シェルフa、 7bは厚くなる。そこで、冷却ド
ラムla、 lbの凹クラウンを相殺するように、冷却
能力を調整して凝固シェルフa、 7bの成長を行わせ
るとき、それぞれの冷却ドラムla、 lb周面に成長
した凝固シェルフa。
7bはドラムギャップ5でほぼ均一な圧下刃を受けるこ
とになる。したがって、第5図で説明したような不均一
な圧下刃が凝固シェルフa、 7bに加わることが避け
られ、皺、疵等の欠陥がない金属薄帯を製造することが
できる。
とになる。したがって、第5図で説明したような不均一
な圧下刃が凝固シェルフa、 7bに加わることが避け
られ、皺、疵等の欠陥がない金属薄帯を製造することが
できる。
第3図の例にあっては、冷却ドラムla、 lbの双方
に凹クラウンを形成している。しかし、凹クラウンは、
冷却ドラム1a又は1bの一方だけに形成しても良い。
に凹クラウンを形成している。しかし、凹クラウンは、
冷却ドラム1a又は1bの一方だけに形成しても良い。
また、冷却ドラムの冷却能力をドラム軸方向に沿って調
整する方法としては、窪み10の密度を変えることの外
に、冷却ドラムの周面に塗布する断熱材の厚みを変える
ことを採用することも可能である。
整する方法としては、窪み10の密度を変えることの外
に、冷却ドラムの周面に塗布する断熱材の厚みを変える
ことを採用することも可能である。
第4図は、この目的のために断熱材の厚みをドラム軸方
向に関して変えて冷却ドラムの周面に塗布した例を示す
。断熱材としては、アルミナ、酸化ジルコニウム、ンリ
カ等が使用される。この断熱材をオンラインで冷却ドラ
ムla、 lbの周面に塗布するた約、ドラム軸方向に
沿って多数の断熱材吹付はノズルを設け、湯溜り部から
出て来た冷却ドラムの周面に対してそれぞれのノズルか
ら異なった流量で断熱材を吹き付ける。断熱材の吹付は
量を多くした冷却ドラムla、 lbの両端部では、厚
い断熱材層が周面に形成され、その部分における凝固シ
ェルフa、 7bの成長が抑制される。他方、冷却ドラ
ムla、 lbの中央部では、薄い断熱材層が形成され
る。したがって、第3図で説明したような冷却ドラムl
a、 lbの凹クラウンを相殺する断面形状をもつ凝固
シェルフa、 7bが形成され、凝固シェルフa、 7
bがドラムギャップ5においてドラム軸方向に関して不
均一な圧下を受けることがない。
向に関して変えて冷却ドラムの周面に塗布した例を示す
。断熱材としては、アルミナ、酸化ジルコニウム、ンリ
カ等が使用される。この断熱材をオンラインで冷却ドラ
ムla、 lbの周面に塗布するた約、ドラム軸方向に
沿って多数の断熱材吹付はノズルを設け、湯溜り部から
出て来た冷却ドラムの周面に対してそれぞれのノズルか
ら異なった流量で断熱材を吹き付ける。断熱材の吹付は
量を多くした冷却ドラムla、 lbの両端部では、厚
い断熱材層が周面に形成され、その部分における凝固シ
ェルフa、 7bの成長が抑制される。他方、冷却ドラ
ムla、 lbの中央部では、薄い断熱材層が形成され
る。したがって、第3図で説明したような冷却ドラムl
a、 lbの凹クラウンを相殺する断面形状をもつ凝固
シェルフa、 7bが形成され、凝固シェルフa、 7
bがドラムギャップ5においてドラム軸方向に関して不
均一な圧下を受けることがない。
冷却ドラムとしては、ドラム軸方向長さ800mm。
径1200mmであり、鋳造中において両端部の外径を
1200、1 mm、 中央部の外径を1200.0
mmとする凹クラランをその周面に形成したものを使用
した。そして、1個当たり開口部の平均面積が約3mm
2 の窪みを、第2図に示した密度分布をもって冷却ド
ラムの周面に形成した。これにより、両端部の冷却能力
を7 X106kal/m2・hrに、中央部の冷却能
力を6.3 X106kal/m2・hrに調整した
。
1200、1 mm、 中央部の外径を1200.0
mmとする凹クラランをその周面に形成したものを使用
した。そして、1個当たり開口部の平均面積が約3mm
2 の窪みを、第2図に示した密度分布をもって冷却ド
ラムの周面に形成した。これにより、両端部の冷却能力
を7 X106kal/m2・hrに、中央部の冷却能
力を6.3 X106kal/m2・hrに調整した
。
この冷却ドラムを対として配置し、鋳造中における両端
部の間隙が3.8mmで中央部の間隙が4.0mmのド
ラムギャップを設けた。そして、これら冷却ドラムの間
に形成される湯溜り部に、S U 5304のステンレ
ス鋼組成をもち温度1460℃の溶鋼を流量17kg/
分で注湯した。注湯された溶鋼は、冷却ドラムで抜熱さ
れて凝固シェルとなり、ドラムギャップ5で総圧下刃3
tonで圧下された。
部の間隙が3.8mmで中央部の間隙が4.0mmのド
ラムギャップを設けた。そして、これら冷却ドラムの間
に形成される湯溜り部に、S U 5304のステンレ
ス鋼組成をもち温度1460℃の溶鋼を流量17kg/
分で注湯した。注湯された溶鋼は、冷却ドラムで抜熱さ
れて凝固シェルとなり、ドラムギャップ5で総圧下刃3
tonで圧下された。
このようにして得られた金属薄帯は、皺、疵等の表面欠
陥がなく、中央部の厚みが3.9胴で両端部の厚みが3
.7mmの凸クラウンをもつものであった。この凸クラ
ウンのために、得られた金属薄帯を効率良く冷延するこ
とができた。これに対し、窪みを形成しないことを除き
、他は同様な冷却ドラムを使用して鋳造することにより
得られた金属薄帯にあっては、表面欠陥、特に縦割れが
0.5m/mm2 の割合で発生し、これを冷延したと
き、その表面欠陥を起点として多数の割れ、破断等が生
じた。
陥がなく、中央部の厚みが3.9胴で両端部の厚みが3
.7mmの凸クラウンをもつものであった。この凸クラ
ウンのために、得られた金属薄帯を効率良く冷延するこ
とができた。これに対し、窪みを形成しないことを除き
、他は同様な冷却ドラムを使用して鋳造することにより
得られた金属薄帯にあっては、表面欠陥、特に縦割れが
0.5m/mm2 の割合で発生し、これを冷延したと
き、その表面欠陥を起点として多数の割れ、破断等が生
じた。
以上に説明したように、本発明においては、凹クラウン
を付けた冷却ドラムを使用して金属薄帯を製造する際、
その凹クラウンに対応して冷却能力をドラム軸方向に変
えている。これにより、冷却ドラムの周面に生成した凝
固シェルをドラムギャップ部で圧接するとき、均一な圧
下刃が凝固ンエルに加わり、疵や皺等のない優れた表面
性状をもつ金属薄帯を製造することができる。また、こ
のようにして得られた金属薄帯は、中央部が厚く両端部
が薄い凸クラウンとなっているた杓、冷延時の圧下刃が
有効に作用し、効率良く目標サイズに仕上げることがで
きる。
を付けた冷却ドラムを使用して金属薄帯を製造する際、
その凹クラウンに対応して冷却能力をドラム軸方向に変
えている。これにより、冷却ドラムの周面に生成した凝
固シェルをドラムギャップ部で圧接するとき、均一な圧
下刃が凝固ンエルに加わり、疵や皺等のない優れた表面
性状をもつ金属薄帯を製造することができる。また、こ
のようにして得られた金属薄帯は、中央部が厚く両端部
が薄い凸クラウンとなっているた杓、冷延時の圧下刃が
有効に作用し、効率良く目標サイズに仕上げることがで
きる。
第1図は窪み形成によって冷却ドラムの冷却能力をドラ
ム軸方向に変える場合を説明する図であり、第2図はそ
のときの窪みの密度分布を示し、第3図はこの冷却ドラ
ムを使用して鋳造を行っている状態を示し、第4図は断
熱材の塗布厚みを変えることによって冷却ドラムの冷却
能力を調整する場合を説明するための図である。他方、
第5図は従来のツインドラム方式の連続鋳造機を示し、
第6図は凹クラウンを付けた冷却ドラムによって金属薄
帯を製造する場合の問題点を説明するための図である。 特許出願人 新日本製鐵 株式会社(ほか1名)代 理
人 小 堀 益(ほか2名)−4ト 11’+ 9 2% 21 亭 @【栃瞑止鰺 (安爛 1さH彫 !・へ腔 油脂C りe鍔囮
ム軸方向に変える場合を説明する図であり、第2図はそ
のときの窪みの密度分布を示し、第3図はこの冷却ドラ
ムを使用して鋳造を行っている状態を示し、第4図は断
熱材の塗布厚みを変えることによって冷却ドラムの冷却
能力を調整する場合を説明するための図である。他方、
第5図は従来のツインドラム方式の連続鋳造機を示し、
第6図は凹クラウンを付けた冷却ドラムによって金属薄
帯を製造する場合の問題点を説明するための図である。 特許出願人 新日本製鐵 株式会社(ほか1名)代 理
人 小 堀 益(ほか2名)−4ト 11’+ 9 2% 21 亭 @【栃瞑止鰺 (安爛 1さH彫 !・へ腔 油脂C りe鍔囮
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一対の冷却ドラムの表面に供給した溶融金属を急冷
凝固して金属薄帯を製造する連続鋳造機において、ドラ
ム軸方向に関して中央部で厚く両端部で薄いドラムギャ
ップを形成するクラウンを前記冷却ドラムの一方又は双
方に付け、前記クラウンを付けた冷却ドラムのドラム軸
方向中央部の冷却能力を大きく、両端部の冷却能力を小
さくしたことを特徴とする金属薄帯連続鋳造用冷却ドラ
ム。 2、特許請求の範囲第1項記載の冷却能力が、冷却ドラ
ムの周面に形成した窪みの密度分布によって調整された
ものであることを特徴とする金属薄帯連続鋳造用冷却ド
ラム。 3、特許請求の範囲第1項記載の冷却能力が、冷却ドラ
ムの周面に塗布された断熱材の厚みによって調整された
ものであることを特徴とする金属薄帯連続鋳造用冷却ド
ラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550988A JP2555404B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 金属薄帯連続鋳造用冷却ドラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550988A JP2555404B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 金属薄帯連続鋳造用冷却ドラム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01218743A true JPH01218743A (ja) | 1989-08-31 |
JP2555404B2 JP2555404B2 (ja) | 1996-11-20 |
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ID=12721376
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JP4550988A Expired - Fee Related JP2555404B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 金属薄帯連続鋳造用冷却ドラム |
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Country | Link |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2675721A1 (fr) * | 1991-04-26 | 1992-10-30 | Pechiney Rhenalu | Procede permettant de maitriser l'epaisseur d'une bande metallique coulee en continu sur un cylindre. |
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WO1998052706A1 (de) * | 1997-05-23 | 1998-11-26 | Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh | Giesswalze für eine dünnband-stranggiessanlage |
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WO2003092930A3 (de) * | 2002-04-27 | 2004-02-19 | Sms Demag Ag | Stranggiesskokille für flüssige metalle, insbesondere für flüssigen stahl |
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-
1988
- 1988-02-27 JP JP4550988A patent/JP2555404B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP2293893A4 (en) * | 2008-06-24 | 2015-04-15 | Nucor Corp | THIN-BAND CASTING METHOD FOR CONTROLLING EDGE QUALITY AND APPARATUS FOR ITS IMPLEMENTATION |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555404B2 (ja) | 1996-11-20 |
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