JPH01217216A - 特性差補正用校正器 - Google Patents

特性差補正用校正器

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JPH01217216A
JPH01217216A JP4338488A JP4338488A JPH01217216A JP H01217216 A JPH01217216 A JP H01217216A JP 4338488 A JP4338488 A JP 4338488A JP 4338488 A JP4338488 A JP 4338488A JP H01217216 A JPH01217216 A JP H01217216A
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calibrator
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microphones
speaker
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Shozo Anzai
安斎 正三
Hideo Suzuki
英男 鈴木
Fumio Mita
三田 二三男
Fujio Maejima
前島 藤夫
Takatsugu Imanaga
今永 敬嗣
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SANKEN MAIKUROHON KK
Ono Sokki Co Ltd
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SANKEN MAIKUROHON KK
Ono Sokki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、騒音制御、建築音響、音響機器等の計測で
使用される音響強度計測装置に使われるマイクロホンの
特性を補正する校正器に関するものである。
従来の技術 時間平均の音響強度Iは、例えば[音響インテンシテイ
法による騒音源の同定」(日本音響学会説39巻10号
1983年)に開示されるごとく I = p(t)u(L)         (1)で
表わされる。ここで1) (t )は音圧、u(t)は
注目する方向の粒子速度である。現在のところ粒子速度
を精度良く直接測定できる変換器かないために@3図に
示すように計測しようとする方向にマイクロホン6a、
6bを2つ並べて、それらの音圧信号1]1(L)+1
12(L)からとして近1a、的に求められる値を用い
ている。
ここでρは空気の密度である。音圧は2つのマイクロホ
ン出力の平均値をとり、 で近1す、される。(2)、(3)式を(1)式に代入
することにより、時間平均の音響強度が求められる。
ここで、(2)、(3)式が示すように、2つのマイク
ロホンの特性を含めた2チャンネル間の特性が同一で、
しかも絶対感度が等しくないと(2)、(3)式に誤差
が含まれる。例えば第3図のマイクロホンの軸方向に平
面波が到来する時の、マイクロホンを含めた2チヤンネ
ルの測定系の位相差を△θとし、振幅感度を同一とした
時の測定誤差は、 で与えられる。ここでIeは誤差を含んだ音響強度、■
は真の音響強度、fは平面波の周波数、Cは音速である
。−例をあげると、△r=0.05m、△θ=1°、 
f=50I−1zのときI e/ I =0.63とな
り、4dBの測定誤差となる。このように2チャンネル
間の特性差、特に位相差を補正することは音響強度の測
定精度を高める上で非常に重要である。
この問題に関する従来の解決方法は、特性のそろった2
つのマイクロホンを使用することが一般的であった。電
気回路は、特性の管理が比較的容易であるが、機械的構
造を含むマイクロホンでは、特性の管理が難しく、チャ
ンネル間の特性差はほぼマイクロホンの特性差によって
決められるからである。しかしながら、特性のそろった
2つのマイクロホンを選択することは生産効率を阻害す
るばかりでなく、長期間使用している間にマイクロホン
の特性が変化することも十分考えられる。
これらの問題を解決する方法として、第4図および第5
図に示すようなマイクロホン間の特性差を測定するため
の校正器が用いられる。
第4図は、校正しようとする2つのマイクロホンの特性
差を直接測定する方法である。
1は校正器、2は校正器内部の小空間、3は小空間に校
正用音圧を発生させるためのスピーカ、4はスピーカに
校正用信号を供給する信号発生器、5はその増幅器であ
る。6a。
61)は校正される2つのマイクロホン、7はそれらの
特性差を計測する装置である。2つのマイクロホン6a
、6bは小空間内においてスピーカに対して互いに対称
な位置にあるため、同じ音圧を受ける。マイクロホンが
ちの2つの信号を特性差計測装置7に加えれば、2つの
マイクロホンの特性差を測定できる。
それを音響強度計測装置に供給することにより、音響強
度の計測精度を高めることができる。
第5図は、校正しようとするマイクロホンを1個ずつ校
正器に挿入することによって、間接的にマイクロホン間
の特性差を測定する方法であり、図中、第4図と同一部
分には同一番号を付している。図において、まず、マイ
クロホン6aを小空間内に挿入し、スピーカへの入力信
号との振幅比A1および位相差△θ1を測定する。次に
、マイクロホン6bを小空間内において6aと同し位置
に挿入してスピーカの入力信号との振幅比A1および位
相差△θ2を測定する。
これらが得られれば、マイクロホン6aと6bとの振幅
比および位相差はそれぞれA2/A1および(θ2−θ
1)として与えられる。これらの特性差を音響強度計測
装置に供給することにより、測定精度を高めることがで
トる。
介杏1か解決しようとする課題 しかしなから、lB3図および第4図の校正器の問題前
は小空間内部においてマイクロホンの受音面にもける音
圧が周波数によって大きく変化することである。
第6図は、その−例を示したものである。
横軸は周波数、縦軸は相対音圧(clB)である。
5kl(z付近にピークかあり、9kHzに深い谷か見
られる。音圧の谷の周波数においてはマイクロホンへ十
分な音圧が供給されず、特性差を十分な精度で測定でき
ないことになる。
課題を解決するための手段 ところで、第6図において深い谷が見られる理由は、小
空間内にあっては高周波数領域において音響的な共振が
生じ、特定の周波数においてマイクロホンの受音部にお
ける音圧か低下するためであることが種々の検討の結果
わかった。
本発明はこの問題を解決し、校正器内部の小空間におけ
る周波数に対する音圧の変化を少なくした校正器を提供
しようとするものである。すなわち、本発明の第1発明
は1個毎のマイクロホンをそれぞれ挿入、または2個の
マイクロホンを同時に挿入する小空間と、その小空間に
校正用信号音場を発生するスピーカとを有するマイクロ
ホン特性差補正用校正器において、その小空間に連通さ
せて小空間の共振周波数よりも高い共振周波数を有する
高域補償用の二次的小空間を形成したものである。また
、第2発明は前記第1発明のものの2つの小空間を結ぶ
音響路に音響的制動材を設け、第1の発明の効果をさら
に改善したものである。
制服 以下、本発明の音響系を電気回路で等価的に表わし、そ
の作用を説明する。
まず、従来技術に関する第4図または第5図に示す校正
器の等価電気回路を第7図に示す。校正器に補正回路の
ない場合の高域における共振は、第7図に示すように1
−01 COIおよびL 、、C、によって決められる
。ここでインダクタンスし、はスピーカの振動質量に対
応し、キャパシタンスC0,はスピーカの振動系のハネ
定数に対応する。また、インダクタンスL1およびキャ
パシタンスC1は小空間の質量とハネ定数に対応する。
E、はスピーカの駆動力に対応する起電力である。この
とき、キャパシタンスCIの両端に発生する電圧E。
は小空間内の音圧に対応するものである。電圧E1は共
振周波数 以上で急激に低下する。すなわち、容量C1によるイン
ピーダンスかインダクタンス(L。
十L1)によるインピーダンスよりも小さくなるためで
ある。そこで、第8図に示すようにCIのインピーダン
スの低下を防ぐ目的でそれと1E列に新たな共振系り、
、C,を設ける。
この第8図の等価回路によって表わされる校正器が第1
発明であり、等価回路におけるインダクタンスL2およ
びキャパシタンスC2は校正器の二次的小空間の持つ等
価質量および等価バネ定数に対応する。ここで、C1と
L2で決められる共振周波数f 2 = 1/2W、/
「閣] をflより大きく設定することによりf1以」
二の周波数でCIの両端のインピーダンスが上昇し、結
果的に、同周波数帯域でEl′がElよりも大きくなる
。即ち、二次的小空間を形成したことにより小空間の音
圧を上昇させることになった。
ただし、上記の第8図に示す等価回路では、共振回路が
インダクタンスおよびキャパシタンスのみから構成され
でいるため、天外な共振の山や谷が発生する。これを防
ぐために、第9図においては第8図のものに、抵抗R2
が追加されている。これによって共振が制動され、広い
帯域にわたって本発明による効果が達成される。
すなわち、この制動抵抗は小空間と二次的小空間とを結
ぶ音響路に付加した音響的制動材料に対応する。なお、
音響的制動材料とは、グラスウール、不織布、フェルト
などが本目的に適したものとしてあげられる。
実施例 第1図は第1発明のものの音響回路に音響的制動材を介
在させてなる第2発明の一実施例を示したものであり、
第4図のものと同番号を付した要素は第4図のものと同
様であり、同様に動作する。そして、第1図においては
、高域補償用の二次的小空間8が小空間2のスピーカ3
と対向する壁面に設けられ、その大外さば約1710程
度であ1)、その中間に吸音性材料9が配置されている
。この二次的小空間8は前記第8図に基づいて説明した
ように小空間2の共振を防ぐ。
第2図は吸音性材料を音響路9に設けた二次的小空間8
を有する校正器内部の音圧特性を示したもので、第6図
に見られるような急激な谷が見られない。このように小
空間内の音圧の周波数変化が少ない校正器を使用するこ
とによって、精度の良い特性差の補正かできるようにな
り、音響強度の測定精度そのものを高めることがで鰺る
尚、上記は2つのマイクロホンを直接校正する校正器に
関する実施例であるが、第5図に示すような間接的にマ
イクロホンの特性差を計測する場合においても同様であ
る。さらに、二次的小空間8はは小空間内のどこに配し
ても良いが、スピーカと対向する壁面に配するのが最も
効果的である。また、第1図では、信号発生器ならびに
増幅器を校正器の外に配しているが、それらを校正器の
内部に配しても同様の結果が得られる。また、特性差計
測装置を特別に用意しなくとも音響強度計測装置自体に
その機能が含まれている場合には、本発明の校正器を有
効に使用することが可能である。
発明の効果 以上のとおりであり、本発明は小空間内に併設された高
域補償用の二次的小空間により、小空間のみでは達成さ
せられない高音域での周波数特性の改善がなされており
、広い周波数範囲にわたって正確な校正を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第2発明の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の校正器の内部における音圧の周波数特性
の一例を示す線図、第3図は、2つのマイクロホンを用
いた音響強度計測用プローブを示す正面図、第4図およ
び第5図は従来のマイクロホン特性差補正用校正器を示
す断面図、第6図は第4図または第5図に示す校正器の
内部における音圧の周波数特性の一例を示す線図である
。@7図は第4図または第5図に対応する等価電気回路
、第8.9図は第1図に対応する等価電気回路である。 1:校正器  2:校正器内の小空間 3:スピーカ 4:校正信号発生器 5:増幅器  6a、6b:マイクロホン7:特性差計
測装置  8:二次的小空開9:音響制動材料

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1個毎のマイクロホンをそれぞれ挿入、または2個
    のマイクロホンを同時に挿入する小空間と、その小空間
    に校正用信号音場を発生するスピーカとを有するマイク
    ロホン特性差補正用校正器において、その小空間に連通
    させて小空間の共振周波数よりも高い共振周波数を有す
    る二次的小空間を形成したことを特徴とする特性差補正
    用校正器。 2、1個毎のマイクロホンをそれぞれ挿入、または2個
    のマイクロホンを同時に挿入する小空間と、その小空間
    に校正用信号音場を発生するスピーカとを有するマイク
    ロホン特性差補正用校正器において、その小空間に連通
    させて小空間の共振周波数よりも高い共振周波数を有す
    る二次的小空間を形成し、かつその2つの小空間を結ぶ
    音響路に音響的制動材を介在させたことを特徴とする特
    性差補正用校正器。
JP4338488A 1988-02-26 1988-02-26 特性差補正用校正器 Granted JPH01217216A (ja)

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JPH0515972B2 JPH0515972B2 (ja) 1993-03-03

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