JP6420014B1 - 音響校正器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被校正マイクロホンに対して高い周波数領域の音響校正を行うことができる音響校正器を提供する。
【解決手段】本発明の音響校正器は、基準マイクロホン20の先端面を第1の位置で保持する第1装着部12と、基準マイクロホン20の先端面に対向させた被校正マイクロホン50の先端面を第2の位置で保持する第2装着部13と、第1装着部12及び第2装着部13を取り囲む音導部14と、音導部14に音を発する音源30とを備え、基準マイクロホン20及び被校正マイクロホン50がそれぞれ第1装着部12及び第2装着部13に保持された状態において、第1の位置と第2の位置とは所定の距離を隔てており、基準マイクロホン20の先端周辺と被校正マイクロホン50の先端周辺とには互いに連通する空間Kが形成され、空間Kは音導部14に連通する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば騒音計等に使用されるマイクロホンの感度を校正するための音響校正器に関する。
例えば騒音計等の音響測定器の精度を維持するためには、音響測定器に使用されているマイクロホンの音響校正を定期的に行う必要があり、一般には音響校正器が用いられる。例えば特許文献1の図4には、基準マイクロホンと校正を行う被校正マイクロホンとを小空間内で対向させ、この小空間に音を発した際に両マイクロホンで測定される音圧の特性差を基にして校正を行う音響校正器が示されている。
ところで最近は、マイクロホンの音響校正を高い周波数(例えば10kHz以上、好ましくは20kHz以上)で行いたいとする要望がある。しかし上述した音響校正器は、同文献の図6に示されているように、5kHz付近を超えると音圧レベルが大きく低下し、9kHzに深い谷があり、音圧の谷の周波数においてはマイクロホンへ十分な音圧が供給されず、両マイクロホンの特性差を十分な精度で測定できない。このように高い周波数領域での音響校正が難しい、という問題を抱えている。
特開平1−217216号公報 実開昭62−77999号公報
このような問題に対して特許文献1では、同文献の図1に示される如き、小空間の共振周波数よりも高い共振周波数を有する二次的小空間を小空間に連通させた音響校正器を開示している。しかしこのような音響校正器においても、同文献の図2に示されているように、10kHzを超えると音圧レベルが低下していき、更に約20kHzの手前で急激に低下する。このため、このような音響校正機器でも20kHz以上での校正は非常に困難である。一方、特許文献2に示される如き、基準マイクロホンと被校正マイクロホンをともに振動板に指向させておき、振動板の振動によってカプラの内部内圧を平面波状に変動させることによって、カプラの内部に定在波を生じさせずに音響校正ができるとする機器も知られている。しかし特許文献2は、使用可能な周波数範囲について具体的に開示していない。また同文献に図示されている音響校正器は、マイクロホンと振動板が大きく離れていて、高い周波数領域での音響校正には不向きであると想定される。
本発明は、このような従来の音響校正器に鑑みてなされたものであり、被校正マイクロホンに対して高い周波数領域の音響校正を行うことができる音響校正器を提供することを目的とする。
本発明における音響校正器は、内蔵する基準マイクロホンに基づき、被校正マイクロホンを校正するものであって、前記基準マイクロホンの先端面を第1の位置で保持する第1装着部と、前記基準マイクロホンの先端面に対向させた前記被校正マイクロホンの先端面を、第2の位置で保持する第2装着部と、前記第1装着部及び前記第2装着部を取り囲む音導部と、前記音導部に音を発する音源と、を備え、前記基準マイクロホン及び前記被校正マイクロホンがそれぞれ前記第1装着部及び前記第2装着部に保持された状態において、前記第1の位置と前記第2の位置とは所定の距離を隔てており、前記基準マイクロホンの先端周辺と前記被校正マイクロホンの先端周辺とには互いに連通する空間が形成され、該空間は前記音導部に連通する、ことを特徴とする。
このような音響校正器において、前記第1装着部及び前記第2装着部は、前記基準マイクロホンの先端面から前記被校正マイクロホンの先端面に至る前記所定の距離を0.5mm以上3mm以下とした状態で該基準マイクロホンと該被校正マイクロホンを保持することが好ましい。
また前記第1装着部は、前記基準マイクロホンの先端面外周部の一部に当接する第1止め部と、該第1止め部に連結する第1先端周壁とを有し、前記第2装着部は、前記被校正マイクロホンの先端面外側部に当接するとともに前記第1止め部に対向する第2止め部と、該第2止め部に連結する第2先端周壁とを有することが好ましい。
そして前記第1止め部及び前記第1先端周壁は、前記第1装着部の先端外周部分を切り欠く第1スリットにより形成され、前記第2止め部及び前記第2先端周壁は、前記第2装着部の先端外周部分を切り欠く第2スリットにより形成されることが好ましい。
また前記第1装着部及び前記第2装着部のいずれか一方が、前記基準マイクロホンの先端面外周部の一部及び前記被校正マイクロホンの先端面外周部の一部にそれぞれ当接する止め部を有するものでもよい。
そして前記空間及び前記音導部は、ともに前記基準マイクロホンの中心軸に対して軸対称の形状をなすことが好ましい。
このような構成になる本発明の音響校正器は、高い周波数領域においても音圧レベルの低下が抑制でき、基準マイクロホンと被校正マイクロホンとの特性差を小さくすることが可能である。よって高い周波数領域でも被校正マイクロホンの音響校正を行うことができる。また、基準マイクロホンと被校正マイクロホンは、第1装着部と第2装着部によってそれぞれの先端面が所定の位置で安定的に保持されているため、再現性よく且つ精度よく音響校正を行うことができる。
本発明に従う音響校正器の一実施形態に関し、内部構造を模式的に示した図である。 図1の音響校正器に用いた音響校正器用カプラに関し、(a)は第1装着部を示した図であり、(b)は第2装着部を示した図である。 図1に示す音響校正器による周波数特性の一例を示した図である。 図1に示す音響校正器の変形例に関し、(a)は内部構造を模式的に示した図であり、(b)は第2装着部の変形例を示した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に従う音響校正器の一実施形態について説明する。
図1に示すように本実施形態の音響校正器は、音響校正器用カプラ10(以下、単にカプラ10と称する)、基準マイクロホン20、音源30、吸音材40で構成されていて、被校正マイクロホン50の音響校正を行うものである。
まず、基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50について説明する。基準マイクロホン20は、予め音響特性を測定されたものであり、被校正マイクロホン50は、基準マイクロホン20に基づいてこれから音響特性を校正するものである。また基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50は、同サイズのものを使用することとする。なお、本実施形態の基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50は、何れも1/2インチマイクロホンであるが、1/4インチマイクロホンなどにも適応した構成にすることもできる。
本実施形態の基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50は、所謂コンデンサマイクロホンであって、円筒状をなすハウジング21、51の内部には、図示は省略するが、音圧によって振動する振動膜と、僅かな隙間を挟んで振動膜に対向する固定電極が設けられている。またハウジング21、51の先端にはそれぞれ、有蓋円筒状となる保護グリッド22、52が取り付けられている。保護グリッド22、52には、保護グリッド22、52を貫通する貫通孔23、53が設けられていて、ハウジング21、51の内部に収められた振動膜は、貫通孔23、53を通過して伝わる音圧によって振動する。本実施形態の貫通孔23、53は、保護グリッド22、52における先端側に位置する円板状の端壁、及びこの端壁につながる円筒状の周壁の両方を切り欠くスリットであって、このスリットは、周方向に所定の間隔で複数設けられている。なお、図示した貫通孔23,53は、形状及び配置が同一であるが、本発明に従う音響校正器で使用する基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50は、貫通孔23、53の形状や配置が互いに異なるものであってもよい。また貫通孔23、53の形状及び配置も、図示した実施形態に限られるものではない。
カプラ10は、基準マイクロホン20を内蔵する一方、校正を行う被校正マイクロホン50は着脱できるように構成されている。本実施形態では、カプラ10に設けた取付け穴11に被校正マイクロホン50を挿入することでこれを取り付け、また引き抜くことでこれが取り外されるように構成している。なお、基準マイクロホン20についても、取り付け及び取り外しできるように構成してもよい。ここでカプラ10は、基準マイクロホン20の先端部を保持する(本実施形態においては、保護グリッド22を保持する)第1装着部12と、基準マイクロホン20に対向する姿勢で被校正マイクロホン50の先端部(保護グリッド52)を保持する第2装着部13とを備えている。本実施形態の第2装着部13は、基準マイクロホン20の中心軸Cに対して被校正マイクロホン50の中心軸が一致する状態で被校正マイクロホン50を保持するものである。また、互いに対向する基準マイクロホン20の先端部と被校正マイクロホン50の先端部との周囲には、空間Kが設けられている。なお、空間Kの詳細な説明は後述する。
第1装着部12は、基準マイクロホン20のハウジング21及び保護グリッド22を取り囲む第1周壁12aと、第1周壁12aの先端に設けられる第1先端周壁12bと、第1先端周壁12bと連結して基準マイクロホン20の先端面中央部を開放した状態で基準マイクロホン20の先端面外周部の一部に当接する第1止め部12dを備えている。具体的には、図2(a)に示すように第1装着部12は、第1装着部12の先端外周部分を切り欠くようにして設けられる第1スリット12cを備えている。本実施形態の第1スリット12cは、図示したように、第1装着部12の先端外周部分(第1装着部12の先端面外周部から第1周壁12aの先端側の部位)を切り欠くようにして、周方向に所定の間隔で複数(図示の例では8つ)設けられていて、第1スリット12cの相互間に、爪状になる第1止め部12dと、第1止め部12dに連結して基準マイクロホン20の保護グリッド22の先端周囲を取り囲む第1先端周壁12bとを形成している。
また第2装着部13は、被校正マイクロホン50のハウジング51及び保護グリッド52を取り囲む第2周壁13aと、第2周壁13aの先端に設けられる第2先端周壁13bと、第2先端周壁13bと連結して被校正マイクロホン50の先端面中央部を開放した状態で被校正マイクロホン50の先端面外周部の一部に当接する第2止め部13dを備えている。ここでは、図2(b)に示すように第2先端周壁13bと第2止め部13dとは、第1先端周壁12bと第1止め部12dとそれぞれ同形状になるものである。また第2装着部13は、第2装着部13の先端外周部分を切り欠くようにして設けられる第2スリット13cを備えている。第2スリット13cは、第1スリット12cに対して対向する位置に設けられる。本実施形態における第2スリット13cは、第1スリット12cと同形状且つ同配置で設けられるものであって、第1スリット12cと同様に、第2装着部13の先端面外周部分(第2装着部13の先端面外周部から第2周壁13aの先端側の部位)を切り欠くようにして設けられている。そして、第2スリット13cの相互間には、第1止め部12dと同形状且つ同配置になる爪状の第2止め部13dと、第2止め部13dに連結して被校正マイクロホン50の保護グリッド52の先端周囲を取り囲む第2先端周壁13bとが設けられる。
なお、図示は省略するが、第1装着部12と第2装着部13には、取り付けた基準マイクロホン20(例えば、保護グリッド22)と被校正マイクロホン50(例えば、保護グリッド52)の外周面に当接するOリングを設けることが好ましい。
更にカプラ10は、空間Kに向けて音源30からの音を伝える音導部14を備えている。ここで本実施形態の空間Kは、基準マイクロホン20の先端周辺と被校正マイクロホン50の先端周辺に位置するものである。具体的には、第1装着部12の先端面と第2装着部13の先端面との間に位置する円板状の空間部分と、第1止め部12d及び第2止め部13dの径方向内側に位置する空間部分と、周方向に所定の間隔で設けられたそれぞれ合計8つの第1スリット12c及び第2スリット13cによる空間部分が組み合わさったものであり、基準マイクロホン20の中心軸Cに対して軸対称の形状をなしている。また音導部14は、第1装着部12、空間K及び第2装着部13を取り囲んで円環状をなすとともに、空間Kと全周に亘って連通するものであって、その中心軸は、基準マイクロホン20の中心軸Cに一致している。すなわち音導部14も、基準マイクロホン20の中心軸Cに対して軸対称の形状をなしている。このように、音導部14と空間Kの形状は、ともに基準マイクロホン20の中心軸Cに対して軸対称であって片寄りがないため、音が音導部14と空間Kを伝播する際、音圧分布は一様になる。
そして音導部14には、音源30が設けられている。音源30は、電気信号を音に変換し、音導部14に対して所定周波数で所定音圧を発するものである。音源30としては、例えば動電型のスピーカや電磁型のイヤホンなど種々のものが採用可能である。なお、本実施形態の音響校正器は電池で駆動する小型の機器であり、音源30は、消費電力が少ないものを使用することが好ましい。また、音源30を、図示したように、音導部14に対して空間Kが連結する部位からずらした位置に設ける。なお、校正に問題ないのであれば、音源30を音導部14に対して空間Kが連結する部位の位置に設けてもよく、音源30を設ける位置は限定されるものではない。
また音導部14には、空間Kが連結する部位の周囲を囲むように吸音材40を配置している。ここで吸音材40とは、音のエネルギーを減衰させる素材によって形成されるものであって、このようなものとしては、例えば不織布やグラスウール、スポンジ等を挙げることができる。なお、吸音材40は、例えば空間Kや音導部14の形状、カプラ10の材質などに応じて設けられるものであり、その種類や形状も、適宜選択される。
このような構成になる音響校正器の周波数特性を測定したところ、従来の音響校正器に比して、高い周波数領域でも出力レベル差が小さいことが認められた。その結果の一例を図3に示す。ここで横軸は、周波数(Hz)を示し、縦軸は、出力レベル差(音圧レベル差)(dB)を示している。図3に示した通り、本実施形態の音響校正器では、10kHzを超えても出力レベル差は殆ど変化が認められなかった。また20kHz近傍から30kHz近傍にかけて出力レベル差が大きくなっているが、この間の出力レベル差は±0.6dB程度に収まっている。一般に、基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50との出力レベル差は±1.5dB程度に収まっていれば良好であるとされているため、少なくとも30kHz近傍まで十分な出力レベル差であるといえる。すなわち、約30kHzまでの高い周波数領域であっても、基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50との特性差が小さく、被校正マイクロホン50の音響校正を精度よく行うことが可能である。
また、本実施形態の音響校正器において、基準マイクロホン20の先端面から被校正マイクロホン50の先端面に至る距離dを変えながら検討を重ねたところ、20kHzを超える周波数領域で上述の出力レベル差を得るためには、距離dが0.5mm以上3mm以下であることが確認された。更に検討を重ねたところ、30kHz近傍の周波数領域まで帯域を広げるためには、距離dは1.0mm以上2.0mm以下であり、1.0mm以上1.5mm以下であれば、一層好ましいことが確認された。
また本実施形態の音響校正器は、本実施形態の音響校正器用カプラを内蔵し、図示は省略するが、プリアンプや処理回路などを内蔵するとともに、電池駆動にすることで、小型化を可能とし、屋外で使用することも可能である。また、被校正マイクロホン50をカプラ10に取り付けるにあたっては、被校正マイクロホン50を取付け穴11から挿入して、被校正マイクロホン50の先端面が第2止め部13dに当接するまで押し込むだけで済むため、簡単に所定の位置にセッティングすることができる。またこのように取り付けられた状態において、基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50の先端面外周部は十分に音響的に開放され、基準マイクロホン20の先端面から被校正マイクロホン50の先端面に至る距離dは、意図した通りの状態になっている。すなわち、本実施形態の音響校正器によれば、被校正マイクロホン50の音響校正を再現性よく且つ精度よく行うことができる。
以上、本発明に従う音響校正器の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含む。例えば空間Kは、基準マイクロホン20と被校正マイクロホン50がそれぞれ第1装着部12と第2装着部13に保持された状態において、基準マイクロホン20の先端周辺と被校正マイクロホン50の先端周辺が互いに連通しつつ、音導部に連通するものであればよい。例えば図1に示した実施形態では、第1装着部12の先端面と第2装着部13の先端面との間に位置する空間部分を設けているが、第1装着部12の先端面と第2装着部13の先端面とが接触してこの空間部分を設けないような構造であってもよい。例えば図4に示すように、第1装着部12と第2装着部113において、基準マイクロホン20の先端面と被校正マイクロホン50の先端面とが当接する止め部として第1装着部の第1止め部12dを設ければよい。この場合、図4に示すように第2装着部には止め部を設ける必要がなく、第2周壁113aの先端部分となる第2先端周壁113bの先端面が直接に第1装着部12の第1止め部12dの先端面と当接するようにし、第2装着部113のスリット113cを第1スリット12cに応じて設ける構造にすればよい。また第1装着部に止め部を設けずに、第2装着部に設ける構造にしてもよい。また音導部14の形状も、基準マイクロホン20の中心軸Cに対して軸対称になる種々のものが含まれる。また、第1装着部12における第1スリット12c(第1止め部12d)や第2装着部13における第2スリット13c(第2止め部13d)の数、周方向長さ、幅、深さ(つまり、第1周壁12a及び第2周壁13aの先端からの長さ)等も、基準マイクロホン(保護グリッド22)及び被校正マイクロホン50(保護グリッド52)の貫通孔23、53の大半が塞がれることがないように、任意に選択可能であって、図示したものに限られない。
10:音響校正器用カプラ(カプラ)
12:第1装着部
12b:第1先端周壁
12c:第1スリット
13:第2装着部
13b:第2先端周壁
13c:第2スリット
14:音導部
20:基準マイクロホン
30:音源
40:吸音材
50:被校正マイクロホン
C:基準マイクロホンの中心軸
K:空間
d:基準マイクロホンの先端面から被校正マイクロホンの先端面に至る距離

Claims (6)

  1. 内蔵する基準マイクロホンに基づき、被校正マイクロホンを校正する音響校正器であって、
    前記基準マイクロホンの先端面を第1の位置で保持する第1装着部と、
    前記基準マイクロホンの先端面に対向させた前記被校正マイクロホンの先端面を、第2の位置で保持する第2装着部と、
    前記第1装着部及び前記第2装着部を取り囲む音導部と、
    前記音導部に音を発する音源と、を備え、
    前記基準マイクロホン及び前記被校正マイクロホンがそれぞれ前記第1装着部及び前記第2装着部に保持された状態において、前記第1の位置と前記第2の位置とは所定の距離を隔てており、前記基準マイクロホンの先端周辺と前記被校正マイクロホンの先端周辺とには互いに連通する空間が形成され、該空間は前記音導部に連通する、ことを特徴とする音響校正器。
  2. 前記第1装着部及び前記第2装着部は、前記基準マイクロホンの先端面から前記被校正マイクロホンの先端面に至る前記所定の距離を0.5mm以上3mm以下とした状態で該基準マイクロホンと該被校正マイクロホンを保持する、ことを特徴とする請求項1に記載の音響校正器。
  3. 前記第1装着部は、前記基準マイクロホンの先端面外周部の一部に当接する第1止め部と、該第1止め部に連結する第1先端周壁とを有し、
    前記第2装着部は、前記被校正マイクロホンの先端面外周部に当接するとともに前記第1止め部に対向する第2止め部と、該第2止め部に連結する第2先端周壁とを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響校正器。
  4. 前記第1止め部及び前記第1先端周壁は、前記第1装着部の先端外周部分を切り欠く第1スリットにより形成され、
    前記第2止め部及び前記第2先端周壁は、前記第2装着部の先端外周部分を切り欠く第2スリットにより形成される、ことを特徴とする請求項3に記載の音響校正器。
  5. 前記第1装着部及び前記第2装着部のいずれか一方が、前記基準マイクロホンの先端面外周部の一部及び前記被校正マイクロホンの先端面外周部の一部にそれぞれ当接する止め部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響校正器。
  6. 前記空間及び前記音導部は、ともに前記基準マイクロホンの中心軸に対して軸対称の形状をなす、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の音響校正器。
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