JP7431686B2 - 音響カプラ装置 - Google Patents
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Description
(1)第1音源は、例えば圧電振動子を有する。圧電振動子は円筒形状のものとし、支持部材を取り囲むようにして配置する。圧電振動子が径方向に振動することで、例えば高域の第1校正音を発生させることができる。また、圧電振動子は防振材で保持されることにより、第1のマイクロホン及び第2のマイクロホンを含む支持部材への圧電振動子の振動の伝達が抑制される。
図2は、音響カプラ装置100の縦断面図(図1中のII-II線に沿う断面図)である。また、図3は、図2中の一点鎖線の円で示される範囲の拡大図である。以下、適宜に図2及び図3を参照しつつ説明する。
第1カプラ120は、主に収容体122、マイクロホン支持部124及び圧電振動子128を備えており、このうち収容体122は、マイクロホン支持部124及び圧電振動子128を内部に収容した状態で、それぞれの位置関係を保持している。
マイクロホン支持部124は、筐体102(ローレットノブ112)の上面に開口した挿入口112aに連なった略円筒形状をなしており、上記のモニターマイクロホンMmは、マイクロホン支持部124の内部に収容されている。また、マイクロホン支持部124は、筐体102の外部から挿入された基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpを内部に収容可能である。
マイクロホン支持部124には、音口124cが周方向の複数箇所に等間隔で形成されており、音口124cは、マイクロホン支持部124の内壁面124aから外面までを貫通している。これにより、校正用空間Spは音口124cを通じてマイクロホン支持部124の外側に連通した状態となっている。そして、マイクロホン支持部124には、校正用空間Spの周囲の外側に縮径部124dが形成されており、この縮径部124dでは、マイクロホン支持部124の本体が部分的に窄まることで、音口124cの外側には、圧電振動子128との間に音導通路122dが形成されている。
図4に示されているように、上記の圧電振動子128もまた円筒形状をなしており、その内径はマイクロホン支持部124の外径よりも大きい。圧電振動子128は、マイクロホン支持部124に収容された2つのマイクロホン(Mm,Ms/Mp)の保護グリッド側面が高さ方向に占める範囲を超える高さ(軸方向の長さ)を有している。高さ方向でみて、校正用空間Spの高さがちょうど、圧電振動子128の円筒形状の高さ方向の中央に一致している。このような圧電振動子128は、マイクロホン支持部124を取り囲んでその外側に配置されている。圧電振動子128には、コネクタ113から電気系統の接続線113aが延びており、コネクタ113に接続された外部装置により、圧電振動子128の駆動・制御が可能である。圧電振動子128は、駆動電圧の印加に伴って径方向に振動し、例えば1kHz~20kHzの音(高周波数帯域の校正音)を出力する。圧電振動子128の内径、長さは、一例としてφ20mm、20mm程度とすることができるが、これに限るものではない。
また、マイクロホン支持部124には、モニターマイクロホンMmとその他の基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpにそれぞれ対応して、2つのシール部材126(本発明の第1シール部材であるOリング)が設けられている。マイクロホン支持部124には、内壁面124aに沿って円環状をなす2本の溝部124eが形成されており、2つのシール部材126は、それぞれ対応する溝部124e内に埋め込むようにして配置されている。このうち、下側のシール部材126は、マイクロホン支持部124の内壁面124aとモニターマイクロホンMmの保護グリッド側面(保護グリッドGrの側面の意味。以下同じ。)との隙間を気密に区画(シール)する。また、上側のシール部材126は、内壁面124aと挿入された方のマイクロホン(基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMp)の保護グリッド側面との間を気密に区画(シール)する。シール部材126は、校正用空間Spからの音漏れを防止する。ローレットノブ112の下側に配置するゴムパッキン125(本発明の第2シール部材)については後述する。
自由音場と同じ条件となるように低域を校正するには、マイクロホンの振動膜前面だけでなく静圧調整孔にも音圧(校正音)を暴露させなければならない。上記のように、各マイクロホンMm,Ms,Mpの保護グリッド側面がシール部材126(Oリング)で気密に区画されているが、このうち音響カプラ装置100に内蔵のモニターマイクロホンMmについては、保護グリッド前端面側で静圧調整が可能な型式のものを採用し、静圧調整孔(図示しない)に積極的に校正音を暴露させている。一方、外部から挿入される基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpについては、保護グリッド前端面以外の保護グリッド側面又は筐体裏側の位置で静圧調整を行う型式であることも想定し、マイクロホン支持部124には2本の通気路124g,124hが形成されている。また、プリアンプPA2にも静圧調整孔PA2aが形成されている。マイクロホン支持部124のうち一方(図3でみて下方)の通気路124gは、挿入される基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpの保護グリッド前端面からシール部材126までの間の位置で内壁面124aに開口し、本体を径方向に貫通して外側に通じている。もう一方(図3でみて上方)の通気路124hは、シール部材126からゴムパッキン125までの間の位置で内壁面124aに開口し、本体を径方向に貫通して外側に通じている。プリアンプPA2の静圧調整孔PA2aは、シール部材126からゴムパッキン125までの間の位置で内壁面124aに開口し、通気路124hを経由し本体外側へ通じている。これらにより、基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpの側面と内壁面124aとの隙間にあるシール部材126の下側及び上側の空間、及び基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpの筐体裏側の空間が、マイクロホン支持部124の外側に連通した状態となる。これにより、マイクロホンの静圧調整孔の位置によらず、挿入される基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpの静圧調整孔に校正音が暴露され、低域で自由音場と同様な校正結果が得られる。なお、図2及び図3では便宜上、同じ断面内に通気路124g,124h及び音口124cの断面が位置するように示しているが、図5に示すように、通気路124g,124hと音口124cの位置が周方向で違っていてもよい。
図2及び図3には断面のみ示されているが、収容体122は、全体として円柱状の外形をなしており、その上面及び下面が円形に開口している。また、上面の開口部分の周囲はボス形状に突出しており、この突出部分の上端は、中心に向かって下り傾斜となるテーパー面122eに形成されている。そして、収容体122は、上端のテーパー面122eとローレットノブ112との間にゴムパッキン125を挟み込むようにして保持しており、収容体122の上面における開口は、ゴムパッキン125によりシールされている。また、マイクロホン支持部124の上端についても、同様なテーパー面124fに形成されており、マイクロホン支持部124のテーパー面124fと収容体122のテーパー面122eとが面一に連なって配置されている。これにより、マイクロホン支持部124もまた、上端のテーパー面124fとローレットノブ112との間にゴムパッキン125を挟み込むようにして保持し、マイクロホン支持部124の上端における開口は、円環形状をなすゴムパッキン125によりシールされている。なお、ゴムパッキン125の内径は、プリアンプPA2や基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpを挿通可能な大きさとなっている。
ここで、圧電振動子128は、上下の両端縁がそれぞれゴムパッキン130,132により保持された状態で、収容部122b内に収容されている。ゴムパッキン130,132は、圧電振動子128の上下端縁の形状に合わせて円環形状をなし、かつ、上下端縁部を包み込むような溝型(チャネル型)の断面形状をなしている。このようなゴムパッキン130,132は、圧電振動子128の振動が直接に収容体122やマイクロホン支持部124(モニターマイクロホンMm、基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMp)に伝わることを抑制している。ゴムパッキン130と132の溝深さ、厚みは、一例として1mm、0.5mm程度とすることができるが、これに限るものではない。また、ゴムパッキン130,132と圧電振動子128、マイクロホン支持部124(モニターマイクロホンMm、基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMp)で囲まれた空間(音導通路122d及び校正用空間Sp)の容積は一例として1cc程度とすることができるが、これに限るものではない。
圧電振動子128の下端縁を保持するゴムパッキン132には、周方向の一部にスリット132aが形成されている。図2及び図3は、ちょうど下側のゴムパッキン132をスリット132aの断面の位置で示したものである。このスリット132aは、収容体122の内部で圧電振動子128の内側と外側とを連通する。これにより、圧電振動子128の外側とその内側にある音導通路122dとが連通した状態となっている。
ここで、音響カプラ装置100はシリコンチューブ150を備えており、このシリコンチューブ150は、第1カプラ120と第2カプラ140との間を連通している。具体的には、シリコンチューブ150の一端部は第1カプラ120の収容体122を貫通して外側から内側の収容部122bにまで延びており、その開口端がゴムパッキン132のスリット132aに対して空隙をもって位置している。また、シリコンチューブ150の他端部は、第2カプラ140の内部に延びている。これにより、圧電振動子128の外側とその内側にある音導通路122dとが第2カプラ140の内部に連通した状態となっている。以下、第2カプラ140について説明する。
第2カプラ140は、底板106の上面側に取り付けられている。第2カプラ140は、横向きのカップ形状をなすボックス体142の内部にスピーカユニット144を収容した構造である。内部の構造については図示を簡略化しているが、スピーカユニット144は、電磁コイル(ボイスコイル)により振動板144aを振動させる導電型であり、例として1Hz~800Hzの低周波数帯域音を発する音源(第2音源)である。スピーカユニット144には、コネクタ113から電気系統の接続線113cが延びており、コネクタ113に接続された外部装置により、スピーカユニット144の駆動・制御が可能である。
さらに、音響カプラ装置100は別のシリコンチューブ152,154を備えており、これらシリコンチューブ152,154により、第2カプラ140が筐体102の外側(外気)に連通している。すなわち、一方のシリコンチューブ152は、一端の開口がボックス体142の内部で振動板144aの前側の空間146に通じており、他端の開口が筐体102の底板106を貫通して下面よりも下方に突出している。また、他方のシリコンチューブ154は、一端の開口がボックス体142の内部で振動板144aの後側の空間148に通じており、他端の開口が筐体102の底板106を貫通して下面よりも下方に突出している。これにより、第2カプラ140においては、スピーカユニット144の振動板144aで区画される前側の空間146及び後側の空間148がそれぞれ外気に連通している。
シリコンチューブ152,154は、上記のように筐体102の底板106を貫通して下面よりも下方に突出しているが、このとき、各シリコンチューブ152,154の下端は、それぞれ対応する位置の脚部110内にて開放されている。図2に示されているように、脚部110の内部には円環形状をなす通気路110aが形成されるとともに、脚部110の非載置面(載置に用いない面)である側面の一部に貫通路状の切欠部110bが径方向に形成されることで、通気路110aが切欠部110bを通じて外気に連通している。したがって、各シリコンチューブ152,154は、脚部110内の通気路110a及び切欠部110bを通じて外気に連通することができる。
本実施形態では、シリコンチューブ150,152,154による静圧調整が以下のように行われている。
(1)第1カプラ120と第2カプラ140とを連通するシリコンチューブ150は、振動板144aの前側の空間146と圧電振動子128の外側及び内側の空間(音導通路122d)を連通する。これは、シリコンチューブ150の一端がゴムパッキン132のスリット132aに接続していることによる。
(2)別のシリコンチューブ152は、振動板144aの前側の空間146と外気とを連通する。これにより、前側の空間146の静圧が維持されるとともに、圧電振動子128の外側及び内側の空間(音導通路122d)の静圧も維持される。
(3)その他のシリコンチューブ154は、振動板144aの後側の空間148と外気とを連通する。これにより、後側の空間148についても静圧が維持される。
(4)上記(1)~(3)により、第1カプラ120における校正用空間Spから圧電振動子128の外側及び内側の空間(音導通路122d)、そして、第2カプラ140における振動板144aの前側の空間146及び後側の空間148にわたって静圧調整が可能となる。
なお、シリコンチューブ150の内径、長さは、一例としてφ1mm、20cm程度、シリコンチューブ152と154の内径、長さは、一例としてφ1mm、10cm程度とすることができるが、これに限るものではない。また、スリット132aの幅、奥行、高さは、4mm、2mm、0.5mm程度とすることができるが、これに限るものではない。
第1カプラ120と第2カプラ140との間には、振動伝達を抑制するため超軟質ウレタン138が介挿されている。超軟質ウレタン138は、低域での校正時に第2カプラ140から第1カプラ120への振動伝達を抑制するほか、第1カプラ120の位置を固定する。また、外部からの基準マイクロホンMs又は被校正マイクロホンMpの挿入時の第1カプラ120への衝撃吸収や緩和、分散の役割を果たす。超軟質ウレタン138の厚みは、一例として3mm程度とすることができるが、これに限るものではない。
次に、本実施形態の音響カプラ装置100を用いた校正手法について、一例を挙げて説明する。なお、校正手法は以下の例示に限られない。
なお、このとき測定可能な周波数範囲は、例えば1Hz~20kHz(1/3オクターブ刻み)であり、実際の周波数下限と上限は、校正に用いる基準マイクロホンMm又は被校正マイクロホンMpの周波数特性仕様に応じて設定するものとする。このとき、1kHz~20kHzは圧電振動子から音を出力し、1Hz~800Hzはスピーカユニットから音を出力する。校正音圧レベルは、例えば1Hz~100Hzでは104dB、125Hz~20Hzでは94dBとするが、これらに限るものではない。
(1)1つの測定手段(1台の音響カプラ装置100)、かつ1回の測定で、1Hz~20kHzの広帯域において1/2インチ計測用マイクロホン及び騒音計の校正を実施することができる。
(2)また、内部構造(図2、図3)により充分な校正精度を有しており、IEC 61672-1:2013 (JIS C 1509-1:2017)附属書B「測定の不確かさの最大許容値」での要求事項である「周波数重み付け特性A, 周波数重み付け特性C及び周波数重み付け特性Z」の測定の不確かさにおける最大許容値を満たすことができる。
(3)全体形状が小型(例として筐体102の外寸φ120×高さ寸法127mm程度、質量約1.4kg程度)であり、校正作業者が容易に運搬可能であるため、任意の場所での校正作業を可能とする。
(4)高域対応の第1カプラ120及び低域対応の第2カプラ140のいずれについても静圧調整が可能な構造であるため、広帯域で安定した校正を可能とする。
(5)シリコンチューブ152,154の外側開口が脚部110内にあり、通気口となる位置が筐体102の外面に露出しない。このため、通気口が目立たずに製品の美観を向上することができ、また、底面での何らかの物体の密着や任意のラベル貼付によって通気口が塞がれることを構造的に防止することができるので、常時安定して静圧調整を行うことができる。
(6)挿入する基準マイクロホンMsまたは被校正マイクロホンMpの型式によらず、あらゆる静圧調整構造に対応しており、低周波数帯域で自由音場と同等の校正が可能である。
102 筐体
110 脚部
120 第1カプラ
122 収容体
122d 音導通路
124 マイクロホン支持部
124g,124h 通気路
126 シール部材
128 圧電振動子
130,132 ゴムパッキン
132a スリット
134 吸音材
138 超軟質ウレタン
140 第2カプラ
144 スピーカユニット
150,152,154 シリコンチューブ
Claims (7)
- 校正に関わる第1のマイクロホン及び第2のマイクロホンを、互いの保護グリッド前端面同士の間に校正用の空間を形成した状態で内部に収容可能な支持部材と、
前記支持部材の外側に配置され、第1の周波数帯域で校正に関わる第1校正音を発生させる第1音源と、
前記第1音源とは異なる位置で前記支持部材の外側に配置され、振動板の駆動に伴い前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域で校正に関わる第2校正音を発生させる第2音源と、
前記第2音源の振動板で区画される前側の空間及び後側の空間をそれぞれ外気に連通させる連通路と、
前記支持部材の外側と前記校正用の空間との間を相互に連通し、前記第1音源からの前記第1校正音を前記校正用の空間内に導入可能とする第1音導通路と、
前記支持部材の外側で前記第1音導通路と前記第2音源の振動板で区画される前側の空間との間を相互に連通し、前記第1音導通路を通じて前記第2校正音を前記校正用の空間内に導入可能としつつ、前記連通路を通じて前記校正用の空間を外気に連通させる第2音導通路と
を備えた音響カプラ装置。 - 請求項1に記載の音響カプラ装置において、
前記支持部材は、
前記第1のマイクロホン及び前記第2のマイクロホンの各側面を取り囲む内壁面を有した筒形状の本体と、
前記本体の内壁面と前記第1のマイクロホン及び前記第2のマイクロホンの各保護グリッド側面との隙間を、それぞれの保護グリッド前端面と後端との間の位置で気密に区画する第1のシール部材と、
前記第1のマイクロホン及び前記第2のマイクロホンとそれぞれ接続される一方のプリアンプ側面と前記本体の内壁面との隙間を、前記第1のシール部材と外気との間の位置で気密に区画する第2のシール部材と、
前記第1のマイクロホン及び前記第2のマイクロホンの一方の側面と前記本体の内壁面との隙間を、保護グリッド前端面から前記第1のシール部材までの間の位置及び前記第1のシール部材から前記第2のシール部材までの間の位置でそれぞれ前記本体の外側に連通させる複数の通気路と
を有することを特徴とする音響カプラ装置。 - 請求項1又は2に記載の音響カプラ装置において、
前記第1音源は、
前記支持部材を取り囲んで配置された円筒形状の圧電振動子を有し、前記圧電振動子の径方向への振動に伴い前記第1校正音を発生可能であり、
前記圧電振動子は、前記支持部材への振動伝達を抑制する防振材で保持されていることを特徴とする音響カプラ装置。 - 請求項3に記載の音響カプラ装置において、
前記防振材は、
前記圧電振動子の円形状をなす両端縁でそれぞれ前記圧電振動子を保持する円環形状をなしており、
前記第2音導通路は、
円環形状をなす前記防振材の周方向の一部に形成されたスリットにより前記圧電振動子の外側と内側とを連通させた状態で、前記第1音導通路と前記振動板で区画される前側の空間との間を相互に連通していることを特徴とする音響カプラ装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の音響カプラ装置において、
前記支持部材は、
前記支持部材及び前記第1音源を外側で取り囲む収容体の内側に収容されており、
前記収容体は、
前記第1音源の外側で前記第1校正音を吸収する吸音材を有することを特徴とする音響カプラ装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の音響カプラ装置において、
前記第1音源と前記第2音源との間に配置され、前記第2校正音の発生に伴う前記第2音源から前記支持部材への振動伝達を抑制可能な振動抑制部材をさらに備えたことを特徴とする音響カプラ装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の音響カプラ装置において、
少なくとも前記支持部材、前記第1音源及び前記第2音源を内部に収容する筐体と、
前記筐体を所定の姿勢に保持した状態で載置可能とするため前記筐体の下面に設置された脚部とをさらに備え、
前記連通路は、
前記筐体の内部から前記脚部の非載置面を通って外気に連通していることを特徴とする音響カプラ装置。
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