JPH01217104A - 燃焼用空気流量制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、多種燃料を混焼するボイラの燃焼用空気流量
制御方法に関するものである。

［従来の技術］ 製鉄所等のボイラには、種々の燃料、例えばＣＯＧ　（
コークスオーブンガス）　、ＢＦＧ　（プラストファー
ネスガス−高炉ガス）、油、固形燃料等を混焼するタイ
プのボイラが採用されており、こうしたタイプのボイラ
においては、バーナ段において前記具なった燃料を供給
して燃焼させることが行われている。

この場合、燃料の種類に応じた最適量の空気を各バーナ
段に供給する必要がある。

第２図はその従来装置の一例を示すもので、燃料制御を
行うボイラマスタ信号ｌを関数発生器２に導入して燃料
流量に応じた空気流量指令３を作り、空気流量指令３を
掛算器６に導いてボイラ節炭器出口の０２値に基づいた
補正を行い、更にバーナ各段に供給する燃料のカロリー
の比率を別々に入力した掛算器７に入力してカロリー補
正を行った信号と、各バーナ段の空気流量を検出する各
段流量計８からの実際の流量信号とを引算器９に入力し
て引算を行い、該引算器９からの差の信号が零になるよ
うにコントローラＩＯの制御信号ｌＯ゛により駆動装置
１１を介してバーナ各段に連通ずる空気管１２における
空気流量を制御する各段室気流量制御ダンパ１３の開度
を個別に自動制御するようにしている。

又、ＦＤＰ４下流側の圧力を検出してＦＤＰ上流側の流
量調整ダンパ５又はＦＤＦ４のベーンを調整することに
より、ＦＤＰ４下流の圧力を一定に保持する圧力調節装
置１９を設ける。

図中１４は手動・自動切替器を示す。

又、ボイラは、ボイラ負荷が低下した際（起動時も）、
プラント運転の安定性確保のために、一定の最低空気流
量を確保する必要があり、これが前記関数発生器２によ
って設定されている。

上記において、負荷が低下して、ある段のバーナが消火
した状態では、そのバーナに供給されていた燃焼用の空
気は自動的に遮断されるため、現在燃焼しているバーナ
のみで前記最低空気流量を確保する必要があり、このた
め燃焼しているバーナが空気過剰となって燃焼性の悪化
、失火が生じることになる。

このため、従来では、ボイラ低負荷時（最低空気流量制
御時）、消火しているバーナに対応する空気流量制御ダ
ンパ１３の手動・自動切替器１４を手動側に切替えてダ
ンパ１３を手動によって開き、これにより消火している
バーナにも空気を流して燃焼しているバーナの燃焼性を
確保するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来方式においては、ボイラ負荷低下時に
、すべてのバーナに燃焼用空気を供給させることによっ
て最低空気流量を確保する操作を、手動によって行うよ
うにしているため、操作が面倒であるばかりでなく、操
作遅れや誤操作等により燃焼性の悪化や失火を生じる可
能性がある等の問題を有していた。

本発明は上記従来の問題点に着目してなしたもので、定
常時のバーナ段毎の空気流量制御と、低負荷時（起動時
）の全バーナ段による最低空気流量の確保とを、自動的
に切替えて行うことを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記課題を解決しようとしたもので、多種燃
料を混焼するボイラのバーナに供給する空気流量を、定
常時は燃料の種類に応じてバーナ段毎に制御し、負荷低
下時、出力の下限設定値を検出して前記全バーナ段への
空気流量が同一になるように切替制御することによりボ
イラへの最低空気流量を確保することを特徴とする燃焼
用空気流量制御方法、に係るものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、定常時はバーナ段毎に空気流量が
制御され、起動時等の低負荷時は、プラントの出力の低
下によって、全バーナ段による最低空気流量制御に自動
的に切替えられる。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の方法を実施する制御回路の一例を示す
もので、図中第２図と同一符号を付したものは同一物を
表わしている。

前記各段流量計８からの検出信号を加算器１５に導いて
加算した信号と、前記掛算器６によって０２補正を行っ
た空気流量指令とを引算器１６に導いて引算し、その引
算した差が零になるように調整を行うコントローラ１７
の制御信号１７゜を、前記各コントローラ１０と手動・
自動切替器１４との間に設けた切替器１８に導入する。

更に、ボイラからの蒸気流量又は発電機出力などのプラ
ント出力を検出し、該出力が定格の３０％以下になると
前記切替器１８を制御信号１７゛側（ａ側）に切替える
切替指令器２０を設ける。

ボイラの定常運転時は、切替器１８がｂ側にあり、ボイ
ラマスタｌに応じた空気流量指令と各段流量計８からの
検出信号が引算器９において個別比較され、その差が零
になるように各コントローラｌＯの制御信号ｌＯ°によ
り駆動装置１１を介して各段室気流量制御ダンパ１３の
開度が個別に制御される。

ボイラ負荷が低下すると、空気流量も低下し、更に！ｙ
ｒｖ−の段のバーナが消火されることによってそのバー
ナへの空気の供給が自動的に遮断されようとする。

しかし、上記負荷の低下により、ボイラからの蒸気流量
又は発電機出力等のプラント出力が定格の３０％を越え
て下ろうとするので、切替指令器２０がそれを検出して
切替器１８をａ側に切替える。

これにより、関数発生器２の空気流量指令と、各段流量
計８からの検出信号を加算器１５に導いて合計した信号
とが引算器１６によって引算され、該引算器１６からの
信号が零になるように出力されるコントローラ１７から
の制御信号１７’によって、すべてのバーナ段の空気流
量制御ダンパ■３の開度が制御される。従って、すべて
のバーナ段によって、関数発生器２により設定された最
低空気流量が自動的に確保される。

又、出力が定格の３０％を越えて増加すると、切替指令
器２０によって切替器１８がｂ側に切替えられることに
より、通常の各段毎の制御に自動的に切替わる。

更に、上記各状態において、圧力調節装置１９によりＦ
ＤＦ４出口の空気圧力が常に一定に保持されているので
、前記空気流量制御を空気流量制御ダンパ１３による制
御のみによって良好に行わせることができる。上記によ
り、起動時からボイラの空気流量制御を全自動化するこ
とが可能となる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、バーナ段以外に更にバーナ個々についても同様に制御
させることができること、その池水発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿論
である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明の燃焼用空気流量制御方法によ
れば、定常時のバーナ段毎の空気流量制御と、低負荷時
の全バーナ段による最低空気流量の確保とを、プラント
の出力に応じて自動的に切替えて行うようにしたことに
より、ボイラの燃焼用空気流量の制御を容易且つ確実に
行ってボイラの燃焼性を向上できる優れた効果を奏し得
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施する制御回路の説明図、第
２図は従来方式の制御回路の説明図である。 ■はボイラマスタ信号、２は関数発生器、３は空気流量
指令、４は押込通風機、５は流量調整ダンパ、８は各段
流量計、９は引算器、ｌＯはコントローラ、１３は各段
室気流量制御ダンパ、１５は加算器、１Ｂは引算器、１
７はコントローラ、１８は切替器、１９は圧力調節装置
、２０は切替指令器を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）多種燃料を混焼するボイラのバーナに供給する空気
   流量を、定常時は燃料の種類に応じてバーナ段毎に制御
   し、負荷低下時、出力の下限設定値を検出して前記全バ
   ーナ段への空気流量が同一になるように切替制御するこ
   とによりボイラへの最低空気流量を確保することを特徴
   とする燃焼用空気流量制御方法。