JPH01217053A - 湿分架橋性弾性プラスチツク組成物とその架橋軟質物品 - Google Patents

湿分架橋性弾性プラスチツク組成物とその架橋軟質物品

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JPH01217053A
JPH01217053A JP789789A JP789789A JPH01217053A JP H01217053 A JPH01217053 A JP H01217053A JP 789789 A JP789789 A JP 789789A JP 789789 A JP789789 A JP 789789A JP H01217053 A JPH01217053 A JP H01217053A
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Yun Liang Wang
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Christian Paul Gustin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は架橋性弾性プラスチック (e Ias top las t ic)組成物に関
するものであり、従って該組成物は架橋により硬化状態
となる物品に成形できるものである。
シラン基含有単量体を共重合させるか、重合体鎖にシラ
ン基をグラフトさせるかのいずれかの方法により、高分
子基幹(例えばポリエチレン)の分子構造に加水分解性
シラン基を組込んで、架橋により高温安定性を向上する
ことのできる熱可塑性材料を製造することが知られてい
る。このようなシラン基含有重合体はこれを成形品とし
、これに好ましくはシラン縮合触媒の存在下で水にさら
して架橋する。このような材料は、例えば電線やケーブ
ルの絶縁や被覆の材料などに使用する場合、電線やケー
ブルの被覆が剛性を有すると極端に取扱いが困難となる
ことがあり、このような用途に使用するには余りにも硬
く剛性でありすぎることが多い。
上記のような剛性で硬い組成物にゴム状材料を添加する
試みがあるが、ゴム状材料が、変形やたわみを起こし組
成物が使用できなくなる温度を下げる傾向があるため、
このような試みが成功していない。
EPラバーのようなエラストマーにシラン基をグラフト
させることにより、湿分架橋が可能な(e+oistu
re−crosslinkable) 、より柔軟性で
、よりゴム弾性をもつ材料を製造できることは当該技術
分野では既知である。
ゴム状材料をシラン基含有重合体に組込むことにより製
造したゴム弾性組成物は、比較的柔軟で、高温にさらさ
れても変形に対し良好な抵抗性をもつことがここに見出
された。
本発明組成物は、加水分解性シラン基を含有するポリオ
レフィン樹脂(A)を99ないし1重量部と、それに対
応して(A)と相容性をもつ熱可塑性重合体の連続相と
、少なくとも部分的に硬化したゴムのコンパウンド粒子
を含有している分散相とを含んでいる弾性プラスチック
材料(B)を1ないし99重量部との配合物(blen
d)を含むものである。
成分(A)は、C2〜C,のα−モノオレフィンによる
単独重合体か、かかるモノオレフィンの2種類もしくは
それ以上の共重合体のいずれかのポリオレフィン樹脂を
基体とするものである。好ましいポリオレフィン樹脂は
、エチレンと不飽和シラン単量体を共重合させるか、よ
り好ましくはシラン化合物をグラフト化させるかのいず
れかにより、加水分解性シラン基を側鎖にもつエチレン
の重合体である。とくに好ましい(A)の実施態様は、
高密度ポリエチレンに、グラフトしたシラン基が重合体
に対して0.1ないし15重量%になるように少量のシ
ラン基をグラフトさせたものである。
グラフトは有機過酸化物のような遊離基発生剤の存在下
で、ポリオレフィン樹脂とオルガノシラン化合物とを反
応させて行なうことができる。このようなグラフト技術
は当業者にとって公知である。
α−モノオレフィンと不飽和オルガノシラン化合物とは
、同じく当業者にとって既知の方法により共重合させる
ことができる。加水分解性シラン基含有ポリオレフィン
樹脂は、材料として市販されている。
本発明配合物の(B)成分は、配合物の(A)成分と相
客性を有する熱可塑性の連続相と少なくとも部分的に硬
化したゴムのコンパウンド粒子を含有している分散相を
含んでいる弾性プラスチック材料である。
「弾性プラスチック(elastoplaitic) 
Jとは、熱可塑性とゴム弾性とを兼備するプラスチック
を意味する語である。熱可塑性とは、高温度で溶融し、
これによりプラスチックの代表的な成形法、すなわち射
出成形、押出成形などにより加工しうろことを意味する
。ゴム弾性とは、室温においてもとの長さの200%に
引伸ばして一定時間(1分間または10分間)保持して
後、同一時間内にもとの長さの160%以下に自刃で縮
む残留伸び性をもつことを意味している。
成分(B)に適した弾性プラスチック材料は、米国特許
筒4.104.210号、第4,130.534号、第
4.130.535号、第4,299.931号および
第4.311.628号の明細書に例示されている。
成分(B)の連続相を形成する熱可塑性重合体は、本発
明配合物の成分(A)と相容性を有するものである。す
なわち両者は技術的に相客しうるちのである。熱可塑性
重合体の好ましい例としては、モノオレフィンの一種類
またはそれ以上を重合して得られた結晶性の高分子量固
形生成物である熱可塑性ポリオレフィン樹脂が挙げられ
る。このような樹脂の例としては、イソタクチックおよ
びシンジオタクチックモノオレフィン重合体樹脂が挙げ
られ、いずれのものもその代表的な樹脂が市販されてい
る。モノオレフィン単量体として適当なものは、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル−1−ペ
ンテン、4−メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−
ヘキセンおよびこれらの混合物である。市販の熱可塑性
ポリオレフィン樹脂、好ましくはポリエチレンまたはポ
リプロピレンが使用に適している。
本発明配合物の分散相は、少なくとも部分的に硬化した
ゴムのコンパウンドの粒子を含むものである。ゴムコン
パウンドはゴムと、このゴムに通常混合されるその他の
成分との均密な混合物である。このようなその他の成分
としては、加硫剤(または硬化剤)、油、軟化剤または
可塑剤、充填剤、粘土、タルク、カーボンブラック、炭
酸力、ルシウムなどのような増量剤および補強剤、分解
防止安定剤およびその他の保護剤が含まれる。このよう
な成分のいずれか、もしくは全部とゴムとを均密に混合
してゴムコンパウンドとする。
ゴムコンパウンドの粒子は小さく個々に分離し、連続相
中に分散している。粒子は好ましくは直径50μI以下
であり、重量平均粒径が10μm以下と十分率さいこと
がより好ましい。
本発明配合物の熱変形温度を最高にするため、ゴムは少
な(とも部分的に硬化、すな乃ち加硫される。ゴムを加
硫する方法および材料としては、ゴムの種類や加硫ゴム
の所要の性質に応じ、照射法、遊離基架橋法、硫黄加硫
系、フェノール樹脂硬化系、ジイソシアナート、ビスマ
レイミドなどのような従来技術のいずれかを使用するこ
とができる。
加硫法として好ましい方法は、メチロールフェノール性
樹脂と活性剤を使用するいわゆるフェノール硬化系であ
る。フェノール樹脂としてはスケネクタデ4  (Sc
henectady)の5P−1055および5P−1
045のようなハロゲン化もしくは非ハロゲン化メチロ
ールフェノール性樹脂が使用できる。ハロゲン化樹脂と
併用する活性剤としては金属酸化物または金属塩が使用
できるが、この金属酸化物または金属塩は非ハロゲン化
樹脂と併用して使用することもできる。
本発明配合物において最も好ましいものは、完全硬化し
たゴム成分を含有するものである。すなわち硬化性ゴム
において、未硬化ゴムを溶解する溶剤で抽出できる量が
、硬化性ゴムに対して約5%以下、好ましくは約3%以
下となるような範囲まで硬化したゴム成分を含有してい
ることである。
(B)成分中のゴムは、本発明配合物の(A)成分と相
容性をもつ熱可塑性重合体の連続相中に分散できるもの
であれば、どのような加硫性ゴムも使用することができ
る。このようなゴムの例としては、ポリイソプレン(天
然または合成)、ポリブタジェンのようなジエンの単独
重合体および共重合体ならびにイソプレンまたはブタジ
ェンと、より少量のスチレン、アクリロニトリルまたは
アルキル(メタ)アクリレート単量体との共重合体が挙
げられる。さらに、BPラバーまたはEPDMのような
オレフィンゴムも使用できる。EPラバーはエチレンと
プロピレンとのゴム状共重合体であり、EPDMはエチ
レンとプロピレンと、少量のジエン単量体、例えば1.
4−へキサジエン、ジシクロペンタジェンまたはエチリ
デンノルボルネンとのゴム状共重合体である。その他の
ゴムとしては、必要があればエチレンと、アルキル(メ
タ)アクリレート単量体との加硫性ゴム状共重合体が挙
げられる。アクリルゴムは種々の方法で架橋することが
できる。例えば、酸官能性を有する場合には、金属酸化
物と架橋してイオン架橋することができる。より好まし
くは、酸官能性ゴムまたは水酸化官能性ゴムは、ポリア
ミンまたはポリイソシアネートのような架橋剤により共
有結合架橋することができる。
本発明組成物の(B)成分は、熱可塑性重合体と配合し
たゴムを、動的加硫して調製するのが好ましい。すなわ
ち熱可塑性重合体の融点またはそれ以上の温度でゴムと
重合体とを混練して均質な配合物とし、ついでこれを混
練しながら、ゴムが所要の加硫度に達するまでゴムを加
硫する方法である。このようにして、加硫ゴムの小粒子
の熱可塑性重合体連続相中への分散体が得られる。別法
として、成分(B)は、硬化させたゴムコンパウンドを
粉砕して十分に微粒子化し、この粒子を熱可塑性マトリ
ックス中に分散させても調製することができる。
ついで本発明組成物は、−成分(A)と成分(B)とを
溶融状態で希望する比率で単に混合することにより調製
することができる。つぎにこの組成物を成形して物品と
し、好ましくはジブチルスズジラウレートのような触媒
の存在下でシラン基を湿分架橋して完成させることがで
きる。
前記のように、本発明組成物の(A)対(B)の比率は
l:99ないし99:1にすることができるが、組成物
中の(B)量が極めて少ない場合は、シラン架橋ポリオ
レフィン樹脂自体と比較しても、軟化度の上昇は僅かで
あり、柔軟性の向上も僅かである。一方、(A)に配合
する(B)量が増加するにつれて、組成物の熱安定性が
影響をうけ、架橋した組成物の熱安定性が不十分となる
従って、好ましい配合物は、約60重量部の(A)成分
と、少な(とも約40重量部の(B)成分との組合せで
あり、また約10重量部の(A)成分と、約90重量部
より多くない(B)成分との組合せも好ましい。
本発明がより完全に理解されるよう以下実施例により説
明する。特記しない限り部は全て重量部である。
ス財11L モンサンド社製のサントプレン■(SANTOPREN
E)201−64熱可塑性ゴム〔(B)成分として〕と
、アセアカ−ベル社(^SEA )(abel AB)
製のHDペックス(HDPEX)自己架橋性高密度ポリ
エチレン〔(A)成分として〕とから配合物を調製した
(B)成分は、ポリプロピレン中に、完全加硫した微粒
子のEPDMゴムを分散させたゴムコンパウンドを含ん
でいる。ゴムコンパウンドの重量%は約88%で、ポリ
プロピレン連続相は約12%である。加水分解促進剤も
添加しである。
標準の試験用ブラベンダーミキサーを使用し、1100
rpで180℃で配合物を調製した。サントブレンゴム
とHDペックスとを仕込み、均一な粘稠度になるまで一
緒に溶融した。加水分解促進剤を加えてさらに一分間混
練を続けた。圧縮成形により試作片を作成し、完全に架
橋させるためほぼ沸騰している熱湯に44時間試験片を
浸漬した。
試験片をつぎに乾燥、冷却して、ASTM試験法により
硬さ(ショアAまたはD)、残留伸びおよび応カー歪関
係の性質を測定した。
残留伸び試験片を、200℃の熱風炉中に荷重をかけて
置き、熱変形試験を行なった。試験片を0.2N/■■
2の荷重で15分間(または破断するまで)吊り下げて
伸び率を測定した。もとの長さにたいする増加率を記録
した。
電線やケーブルの被覆用としては、伸び率175%を限
度と考え、これを上限とする。試験に不合格となった試
料は、伸びが大であり、および/または破断した。百分
率で表わした値は試験に合格した試料の値である。この
値は200℃の炉で荷重をかけて15分間後に変形した
百分率である。
値が分(′)または秒(#)で示されたものは、その時
点で試料が伸びて破断したことを示す。
材料の使用比率と試験結果を第1表に示す。熱変形試験
においては、それぞれの組成について5個の試験片を作
成し、これを同時に試験し、試験片5個すべての試験結
果を示している。UTSとUEはそれぞれ極限引張り強
さと、極限伸びを表わす、TSは残留伸びを表わす。こ
れら試験はASTM D−412にしたがって行なった
第1表の試験結果によると、成分(B):  (A)が
90:10の比となっている組成物(3)は良好な耐熱
変形性をなお保持しているが、その硬さ79Aは、成分
(A)のみを含有している対照となる組成物(1)の硬
さより明らかに低い、−力成分(B)のみを含有してい
るもう一つの対照となる組成物(2)は熱変形試験で不
合格となり、200℃で僅か約20秒間で全ての試料が
破断した。このように、ゴム弾性特性を有する配合物が
製造され、この配合物はしかも熱変形試験に合格する。
ス妻u生圀 異なったロフトのHDペックスを使用した以外は、実施
例1と同様にして(A)と(B)との組成物を調製した
。全般的に(B):  (A)の比率を高くした。この
比率と試験結果を第2表に示す。
第2表に示した試験結果より、(B):  (A)の比
が94:6という高い比となっている試験片〔組成物(
10) )は、その試験片5個中2個が熱変形試験に合
格し、サントプレン201−64ゴム単独の耐熱変形性
より優れていることが判明する。(B):  (A)の
比が91=9である組成物(11)は、試験片5細巾5
個とも熱変形試験に合格した。
スm ゴムの硬化度が組成物の性質に及ぼす影響を調べるため
に、動的硬化させたEPDMゴムとポリプロピレンの配
合物を調製した。この配合比率は、ゴムコンパウンドを
83重量%、ポリプロピレン連続相を17重量%とした
0部分硬化ゴムを調製するため、ゴムに対するフェノー
ル樹脂量を正規の量の25%に抑えた。硬化度を推定す
るため得られた配合物に対して、70℃のASTM92
オイルに70時間浸漬する吸油試験を行なった。この配
合物の試料の重量増加は34.1重量%であった(完全
硬化ゴム対照物は26.0重量%、未硬化対照物は76
.2重量%に対して)。
組成物は、HDペックス、と促進剤とに、前記で調製し
た未硬化ゴム、部分硬化ゴム、完全硬化ゴムの配合物を
、前記と同様の方法で混練して調製した0組成物の配合
比率および試験結果を第3表に示す。
第3表に示した結果より、部分硬化ゴム配合物(H)は
組成物として効果があるが、完全硬化ゴム配合物(B)
程効果がないことがわかる。未硬化ゴム配合物(B)は
、使用した量では効果が劣っている。
未硬化ゴム、部分硬化ゴムおよび完全硬化ゴムそれぞれ
の配合物により、(B):  (A)の比を同一にして
調製した組成物(15)、(16)および(20)に対
する試験結果を比較すると、硬化度による影響が判明す
る。部分硬化ゴム配合物による組成物(16)は、熱変
形試験において合格、不合格の境界の性能を示している
が、(B): (A)が70:30である組成物(17
)では十分良好な性能を示している。
つぎの試験において、未硬化ゴム配合物を異なった(B
):  (A)比で配合した組成物を調製した。(B)
:  (A)の比が40 : 60および20:80で
あってもその組成物の耐熱変形性は劣っている。一方こ
れら組成物の硬さ(45Dおよび50D)は、ゴムコン
パウンド(B)を含まない対照と比較しても非常に低い
訳でもない。前記から得られた結論は、配合物(B)中
のゴムは少なくとも部分硬化している必要があることで
ある。
ス財11± 前記の配合物(B)の代りに他の熱可塑性エラストマー
数種を使用し、代替物として使用できるかどうか比較検
討した。シェル社がクラトン(にraton) G  
7720およびG−7820の名称で市販しているスチ
レンとブタジェンの水素化ブロック共重合体について試
験し、またBP社がTPR−5490、TPR−160
0、TPR−1700およびTPR1900として市販
しているものも同様に試験した。後者の材料は、ポリプ
ロピレンと部分硬化が可能なEPDMゴムとの配合物と
考えられ、ポリプロピレンをそれぞれ71%、38%、
51%および84%含有でいるものと思われる。
前記の各種の熱可塑性エラストマーとHDペックスとを
配合し、前記のように試験を行なった。
配合比率と試験結果を第4表に示す。
第4表に示した結果から前記の配合物(B)の代りにあ
る種のTPRおよびクラトンを使用しても、(゛耐熱変
形性の点で)満足できる結果が得られることがわかる。
しかしながら、熱変形値として満足できても、柔軟性も
しくは硬さの点で、本発明の組成物に匹敵できるものは
なかった。
スm HDペックスにポリプロピレンまたは未硬化EPDMだ
けを添加したときの効果を調べるため、これらを前記の
配合物(B)の代りに用いて一連の組成物を調製した。
配合比率および試験結果を第5表に示す。
第5表に示した結果から明らかなように、EPDMゴム
でもポリプロピレンでも、それ自身では耐熱変形性を阻
害することなしに架橋ポリエチレン組成物を柔軟化した
り希釈化するための添加物として、満足できるものでは
ない。
実施■且 ゴムコンパウンド粒子に対してポリオレフィン連続相の
比率が大きい配合物(B)を用いたときの効果を調べる
ために、サントプレン■ 201−80ゴムとサントプ
レン■ 203−40ゴムを使用して一連の組成物を調
製した。サントプレン201−80ゴムでは、ポリオレ
フィン連続相が約23重量%で、ゴムコンパウンドが約
77重量%であり、サントプレン203−40ゴムでは
、ポリオレフィン連続相が44重量%で、ゴムコンパウ
ンドが56重量%である。これら組成物は前記の方法で
調製し試験した。配合比率および試験結果を第6表に示
す。
第6表に示した結果から明らかなように、連続相のポリ
プロピレンを高い比率で含有している配合物は有効では
あるが、ポリプロピレン量の少ない前記の配合物程有効
ではない。配合物自体が硬いため、組成物に対する柔軟
化効果は小さい。熱変形試験に合格するのは、サントプ
レン量がより少なくても良い。
配合物(B)として、ポリプロピレンの連続相に硬化し
たニトリルゴム粒子を分散させた配合物を使用した場合
、(B):  (A)の比が80 : 20の組成物は
熱変形試験に合格した。この組成物のショアA硬さは8
9であった。
本発明を代表的な実施例により説明したがこれに限定さ
れるものではない。本発明を開示する目的で選んだ前記
の実施例は、本発明の精神ならびに範囲を逸脱すること
なく変更および修正を行なうことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加水分解性シラン基を含有するポリオレフィン樹脂
    (A)を99ないし1重量部と、それに対応して、(A
    )と相容性をもつ熱可塑性重合体の連続相と、少なくと
    も部分的に硬化したゴムのコンパウンド粒子を含有して
    いる分散相とを含んでいる弾性プラスチック材料(B)
    を1ないし99重量部との配合物を含む組成物。 2、(A)のポリオレフィン樹脂が、ポリエチレン、ポ
    リプロピレンおよび、エチレンとC_3〜C_8のα−
    モノオレフィンとの共重合体から選ばれた請求項1記載
    の組成物。3、前記のゴムが、ブタジエンまたはイソプ
    レンの1種類またはそれ以上の単独重合体、ブタジエン
    またはイソプレンおよびより少量のスチレンまたはアク
    リロニトリルの共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
    ンゴム、ならびに必要があればエチレンと共重合したア
    ルキル(メタ)アクリレート共重合体から選ばれた請求
    項1記載の組成物。 4、前記の(A)が0.1ないし15重量%のグラフト
    されたシラン基を含有するポリエチレンであり、前記(
    B)の連続相が結晶性ポリプロピレンであり、(B)の
    分散相がEPDMゴム、ジエン単独重合体ゴム、ジエン
    共重合体ゴムまたはアルキル(メタ)アクリレート単量
    体からのゴム状共重合体である請求項1記載の組成物。 5、前記(B)のゴムコンパウンド粒子の直径が50μ
    m以下である請求項4記載の組成物。 6、前記の粒子の重量平均直径が10μm以下である請
    求項5記載の組成物。 7、前記(B)の分散相が、EPDMゴムに対して50
    ないし200重量部の炭化水素可塑剤を含有するEPD
    Mゴムコンパウンドであり、(B)における分散相対連
    続相の重量比が10:1ないし1:1である請求項4記
    載の組成物。 8、前記のEPDMゴムがフェノール性硬化系で架橋さ
    れた請求項7記載の組成物。 9、前記(A)対(B)の比が10:90ないし60:
    40である請求項4記載の組成物。 10、前記(B)の分散相が、EPDMゴムに対して5
    0ないし200重量部の炭化水素可塑剤を含有するEP
    DMゴムコンパウンドであり、(B)における分散相対
    連続相の重量比が10:1ないし1:1である請求項9
    記載の組成物。 11、前記のEPDMゴムが、フェノール性硬化系で架
    橋された請求項10記載の組成物。 12、前記のフェノール性硬化系がメチロールフェノー
    ル性樹脂と硬化活性剤を含む請求項11記載の組成物。 13、前記のメチロールフェノール性樹脂が非ハロゲン
    化樹脂で、硬化活性剤がルイス酸ならびに金属塩および
    金属酸化物から選ばれた請求項12記載の組成物。 14、前記のゴムが完全に硬化された請求項9記載の組
    成物。 15、シラン基を加水分解するために水にさらされる請
    求項1記載の組成物により成形した物品。 16、前記の加水分解中に、加水分解触媒が存在してい
    る請求項15記載の物品。 17、前記の触媒がジブチルスズジラウレートである請
    求項16記載の物品。
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