JPH01216082A - 真空ポンプ - Google Patents
真空ポンプInfo
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- JPH01216082A JPH01216082A JP4080588A JP4080588A JPH01216082A JP H01216082 A JPH01216082 A JP H01216082A JP 4080588 A JP4080588 A JP 4080588A JP 4080588 A JP4080588 A JP 4080588A JP H01216082 A JPH01216082 A JP H01216082A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、真空ポンプに係り、特に1例えば半導体製造
装置の排気ポンプ等の反応生成物付着を防止するのに好
適な真空ポンプに関するものである。
装置の排気ポンプ等の反応生成物付着を防止するのに好
適な真空ポンプに関するものである。
従来、背圧が大気圧近傍の真空ポンプとしては、例えば
特開昭61−247893号公報記載のものが知られて
いる。
特開昭61−247893号公報記載のものが知られて
いる。
この真空ポンプは、吸気口側に遠心圧縮ポンプ段を、か
つ排気口側に円周流圧縮ポンプ段を、それぞれ構成して
なるもので、多段の翼車による圧縮によって吸気側の圧
力を10−3〜10−4Torrの圧力にまで排気しう
るちのである。
つ排気口側に円周流圧縮ポンプ段を、それぞれ構成して
なるもので、多段の翼車による圧縮によって吸気側の圧
力を10−3〜10−4Torrの圧力にまで排気しう
るちのである。
上記従来技術では、例えば、塩素系ガスを用いる半導体
製造装置にその真空ポンプを適用した場合、次に説明す
るような問題が生じる。
製造装置にその真空ポンプを適用した場合、次に説明す
るような問題が生じる。
ここでは、半導体ll造プロセスでは最も一般的な塩化
シリコン(SiCQ4)ガスを使用するアルミドライエ
ツチングを例にとって説明する。
シリコン(SiCQ4)ガスを使用するアルミドライエ
ツチングを例にとって説明する。
このプロセスの反応は次に示すとおりである。
S 1CQ4+e→S 1CQs*+CQ串+eAQ+
5iCQa−→AQCQa+5iAQ+3CQ*→A
Q CQ s 上式に示すようにアルミニウム(A j2 )をエツチ
ングすると反応生成物として塩化アルミニウム(以下A
QCQsと記す)を発生する。このAQCQaは、第7
図に示す蒸気圧特性を持っている。
5iCQa−→AQCQa+5iAQ+3CQ*→A
Q CQ s 上式に示すようにアルミニウム(A j2 )をエツチ
ングすると反応生成物として塩化アルミニウム(以下A
QCQsと記す)を発生する。このAQCQaは、第7
図に示す蒸気圧特性を持っている。
第7図は、塩化アルミニウムの蒸気圧特性線図である。
AQCQaは、比較的低い圧力で気体から固体になると
いう特性がある。このような反応生成物を真空ポンプに
吸入すると、ポンプ排気側にいくにつれて1反応生成物
の圧力が上昇するので、圧力が高い状態においても反応
生成物が気体であるためには、第7図かられかるように
反応生成物の温度が飽和蒸気圧温度よりも高くなければ
ならない。
いう特性がある。このような反応生成物を真空ポンプに
吸入すると、ポンプ排気側にいくにつれて1反応生成物
の圧力が上昇するので、圧力が高い状態においても反応
生成物が気体であるためには、第7図かられかるように
反応生成物の温度が飽和蒸気圧温度よりも高くなければ
ならない。
しかし、真空ポンプは、熱膨張によるロータとステータ
との接触を防ぐために、ロータおよびステータの冷却が
必要であるので、ポンプ内部の排気流路内の温度は、あ
る温度以下に押えられる。
との接触を防ぐために、ロータおよびステータの冷却が
必要であるので、ポンプ内部の排気流路内の温度は、あ
る温度以下に押えられる。
このため、圧力の高いポンプ排気側では、飽和蒸気圧の
低い反応生成物であるA Q CQ 3は凝固して析出
物となる。この析出物は、ポンプ内部の排気流路をロー
タとともに形成するステータの内壁に付着し、ついには
ポンプ内部の排気流路を閉塞するという問題があった。
低い反応生成物であるA Q CQ 3は凝固して析出
物となる。この析出物は、ポンプ内部の排気流路をロー
タとともに形成するステータの内壁に付着し、ついには
ポンプ内部の排気流路を閉塞するという問題があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するために
なされたもので、ポンプ内の排気流路をロータとともに
形成するステータ、ケーシングの内壁面に反応生成物が
付着堆積することのない真空ポンプを提供することを、
その目的とするものである。
なされたもので、ポンプ内の排気流路をロータとともに
形成するステータ、ケーシングの内壁面に反応生成物が
付着堆積することのない真空ポンプを提供することを、
その目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る真空ポンプの
構成は、吸気口と排気口とを具備するケーシング内に、
ロータ、あるいはロータとステータとを備えて、大気圧
または大気圧近傍まで排気する真空ポンプにおいて、前
記真空ポンプの流路をロータとともに形成するステータ
、ケーシングの、少なくとも排気流路側の一部を多孔質
材で形成し、この多孔質材形成部へ、ステータ、ケーシ
ング壁内を通して不活性ガスを導入する手段を設けたも
のである。
構成は、吸気口と排気口とを具備するケーシング内に、
ロータ、あるいはロータとステータとを備えて、大気圧
または大気圧近傍まで排気する真空ポンプにおいて、前
記真空ポンプの流路をロータとともに形成するステータ
、ケーシングの、少なくとも排気流路側の一部を多孔質
材で形成し、この多孔質材形成部へ、ステータ、ケーシ
ング壁内を通して不活性ガスを導入する手段を設けたも
のである。
上記技術的手段によれば、ポンプ流路をロータとともに
形成するステータ、ケーシングの多孔質材形成部へ、ス
テータ、ケーシング壁内を通してポンプ流路へ導入した
不活性ガスは、ポンプ内部の排気流路のステータ、ケー
シング面の近傍に不活性ガスのシールド層を形成する。
形成するステータ、ケーシングの多孔質材形成部へ、ス
テータ、ケーシング壁内を通してポンプ流路へ導入した
不活性ガスは、ポンプ内部の排気流路のステータ、ケー
シング面の近傍に不活性ガスのシールド層を形成する。
このシールド層は、ポンプ内を流動している反応生成物
が、ポンプ流路ステータ面に到達するのを妨げる。
が、ポンプ流路ステータ面に到達するのを妨げる。
したがって1反応生成物が、排気流路のステータ、ケー
シング面に析出堆積することがない。
シング面に析出堆積することがない。
以下1本発明の各実施例を第1図ないし第10図を参照
して説明する。
して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るターボ形真空ポンプ
の縦断面図である。
の縦断面図である。
第1図に示すターボ形真空ポンプは、吸気口11Aおよ
び排気口11Bを有するケーシング11と、このケーシ
ング11内に軸受21を介して回転自在に支持された回
転軸12と、吸気口11A側から排気口11B側に至る
間のケーシング11内に順次配設された遠心圧縮ポンプ
段13および円周流圧縮ポンプ段14とを備えている。
び排気口11Bを有するケーシング11と、このケーシ
ング11内に軸受21を介して回転自在に支持された回
転軸12と、吸気口11A側から排気口11B側に至る
間のケーシング11内に順次配設された遠心圧縮ポンプ
段13および円周流圧縮ポンプ段14とを備えている。
回転軸12は、これに連結したモータ15により駆動さ
れる。
れる。
遠心圧縮ポンプ段13は、表面に複数の後退羽根を有し
、かつ、回転軸12に嵌着されたロータに係るオープン
形羽根車13Aと、ケーシング11内壁に取付けられ、
かつ、前記オープン形羽根車13Aの裏面と対向する面
に、回転方向に対して内向きの羽根を複数個設けたステ
ータに係る固定円板13Bとが、交互に直列に配置され
た構成になっている。
、かつ、回転軸12に嵌着されたロータに係るオープン
形羽根車13Aと、ケーシング11内壁に取付けられ、
かつ、前記オープン形羽根車13Aの裏面と対向する面
に、回転方向に対して内向きの羽根を複数個設けたステ
ータに係る固定円板13Bとが、交互に直列に配置され
た構成になっている。
円周流圧縮ポンプ段14は、回転軸12に嵌着されたロ
ータに係る羽根車14Aと、ケーシング11内壁に取付
けられ、かつ、前記羽根車14Aの表面と対向する面に
U字状の溝を有するステータに係る固定円板14Bとが
交互に直列に配置され、U字状の溝は直列につながって
いる。
ータに係る羽根車14Aと、ケーシング11内壁に取付
けられ、かつ、前記羽根車14Aの表面と対向する面に
U字状の溝を有するステータに係る固定円板14Bとが
交互に直列に配置され、U字状の溝は直列につながって
いる。
遠心圧縮ポンプ段13および円周流圧縮ポンプ段14の
各固定円板部13B、14Bには、その壁内に不活性ガ
スを導入するバッファ室25が形成されている。また、
前記固定円板13B、14B、および排気口11Bの下
部のケーシング11の一部は、焼結金属よりなる多孔質
材形成部26が構成されており、この排気口11Bに接
する多孔質材形成部26には、排気口11Bのケーシン
グ面へ不活性ガスを導くためのバッファ室22が形成さ
れている。このバッファ室22に連通ずる不活性ガス流
路には、流量調整バルブ23と流量計24が具備されて
いる。
各固定円板部13B、14Bには、その壁内に不活性ガ
スを導入するバッファ室25が形成されている。また、
前記固定円板13B、14B、および排気口11Bの下
部のケーシング11の一部は、焼結金属よりなる多孔質
材形成部26が構成されており、この排気口11Bに接
する多孔質材形成部26には、排気口11Bのケーシン
グ面へ不活性ガスを導くためのバッファ室22が形成さ
れている。このバッファ室22に連通ずる不活性ガス流
路には、流量調整バルブ23と流量計24が具備されて
いる。
このような構成のターボ形真空ポンプの動作について説
明する。
明する。
気体分子は、′a心圧縮ポンプ段13および円周流圧縮
ポンプ段14の作用により吸気口11Aから排気流路2
7、排気口11Bへ排気されるので、吸気側に接続され
る真空チャンバーを、大気圧より中真空、あるいは高真
空にまで排気することができる。この排気過程では、遠
心圧縮ポンプ段13は主に分子流、中間流の圧力領域で
圧縮作用を行い、円周流圧縮ポンプ段14は主に粘性流
の圧力領域で圧縮作用を行っている。
ポンプ段14の作用により吸気口11Aから排気流路2
7、排気口11Bへ排気されるので、吸気側に接続され
る真空チャンバーを、大気圧より中真空、あるいは高真
空にまで排気することができる。この排気過程では、遠
心圧縮ポンプ段13は主に分子流、中間流の圧力領域で
圧縮作用を行い、円周流圧縮ポンプ段14は主に粘性流
の圧力領域で圧縮作用を行っている。
遠心圧縮ポンプ段13では、圧縮作用は分子流。
中間流の圧力領域で行われるので圧縮熱が発生せず、排
気される気体の温度はポンプ吸込時の気体の温度に近い
ものとなっている。
気される気体の温度はポンプ吸込時の気体の温度に近い
ものとなっている。
一方、円周流圧縮ポンプ段14では、圧縮作用は粘性流
の圧力領域で行われるので圧縮熱が発生し、排気される
気体の温度は、数百塵に達する。
の圧力領域で行われるので圧縮熱が発生し、排気される
気体の温度は、数百塵に達する。
このような状態になっているポンプ流路内部に、例えば
半導体製造装置で発生する飽和蒸気圧の低い反応生成物
であるA Q CQ aを吸入すると、次に示す2つの
過程で反応生成物が析出物となる。
半導体製造装置で発生する飽和蒸気圧の低い反応生成物
であるA Q CQ aを吸入すると、次に示す2つの
過程で反応生成物が析出物となる。
その一つは、吸入された反応生成物が冷却水により十分
に冷やされている遠心圧縮ポンプ段13のステータ(固
定円板13B)に触れ、反応生成物の温度が下がること
により反応生成物が固体となり遠心圧縮ポンプ段13の
ステータ面上に析出するものである。
に冷やされている遠心圧縮ポンプ段13のステータ(固
定円板13B)に触れ、反応生成物の温度が下がること
により反応生成物が固体となり遠心圧縮ポンプ段13の
ステータ面上に析出するものである。
第8図は1本発明の詳細な説明するための蒸気圧特性線
′図である。
′図である。
第8図を参照して上記の作用を定性的に説明すると、前
記第1の析出過程は、反応生成物の温度が0点のTtか
らD点のT2へ下がることにより、反応生成物が気体か
ら固体になることに対応している。
記第1の析出過程は、反応生成物の温度が0点のTtか
らD点のT2へ下がることにより、反応生成物が気体か
ら固体になることに対応している。
一方、円周流圧縮ポンプ段14では、圧縮熱によりステ
ータ(固定円板14B)が加熱されているので、温度が
低下することにより反応生成物が析出するということは
ないが、排気口11Bに近づくにつれて反応生成物の分
圧が高くなるので、この圧力上昇により反応生成物が析
出するようになる。
ータ(固定円板14B)が加熱されているので、温度が
低下することにより反応生成物が析出するということは
ないが、排気口11Bに近づくにつれて反応生成物の分
圧が高くなるので、この圧力上昇により反応生成物が析
出するようになる。
第8図でいうと、前記の第2の析出過程は、圧力がPl
からP2へ高くなることによって、反応生成物が気体か
ら固体となること番2対応している。
からP2へ高くなることによって、反応生成物が気体か
ら固体となること番2対応している。
本実施例では、以上に示した2つの過程で反応生成物が
析出する流路部分を、ロータとともに形成すべきステー
タ、ケーシング部に焼結金属よりなる多孔質材形成部2
6を設け、かつ、前記ステータ、ケーシング内には、不
活性ガスを導入するための手段としてバッファ室22.
25を形成するとともに、これに接続する流路に流量調
整バルブ23と流量計24とを備えているので、これら
を介して不活性なガスを導入しポンプ内の排気流路を形
成するステータ内壁面に不活性なガスのシールド層をつ
くることができる。このシールド層は、ポンプ内を流動
する反応生成物がポンプ内の排気流路を形成するステー
タ内壁面に到達するのを妨げるので、たとえ流動する反
応生成物の一部が固体になったとしても、前記入テータ
面には付着せず固体となった反応生成物は流れにのって
ポンプ外に排出されることになる。
析出する流路部分を、ロータとともに形成すべきステー
タ、ケーシング部に焼結金属よりなる多孔質材形成部2
6を設け、かつ、前記ステータ、ケーシング内には、不
活性ガスを導入するための手段としてバッファ室22.
25を形成するとともに、これに接続する流路に流量調
整バルブ23と流量計24とを備えているので、これら
を介して不活性なガスを導入しポンプ内の排気流路を形
成するステータ内壁面に不活性なガスのシールド層をつ
くることができる。このシールド層は、ポンプ内を流動
する反応生成物がポンプ内の排気流路を形成するステー
タ内壁面に到達するのを妨げるので、たとえ流動する反
応生成物の一部が固体になったとしても、前記入テータ
面には付着せず固体となった反応生成物は流れにのって
ポンプ外に排出されることになる。
したがって、排気流路のステータ(固定円板13B、1
4B)内壁面上、およびケーシング内壁の多孔質材形成
部26上には、反応生成物が付着することがなく、流路
が閉塞されるという恐れは全くない。
4B)内壁面上、およびケーシング内壁の多孔質材形成
部26上には、反応生成物が付着することがなく、流路
が閉塞されるという恐れは全くない。
次に、第2図は、本発明の他の実施例に係るスクリュー
真空ポンプの縦断面図、第3図は、第2図のA−A矢視
断面図、第4図は、第2図のB−B矢視断面図、第5図
は、第4図のロータ歯溝展開図、第6図は、スクリュー
真空ポンプのP−v線図である。
真空ポンプの縦断面図、第3図は、第2図のA−A矢視
断面図、第4図は、第2図のB−B矢視断面図、第5図
は、第4図のロータ歯溝展開図、第6図は、スクリュー
真空ポンプのP−v線図である。
第2,3図において、31は主ケーシング、32は排気
側ケーシング、33はエンドカバで、これらでケーシン
グを構成している。34は雄ロータ、35は雌ロータを
示し、互いに噛み合う雄。
側ケーシング、33はエンドカバで、これらでケーシン
グを構成している。34は雄ロータ、35は雌ロータを
示し、互いに噛み合う雄。
雌一対のスクリューロータは、主ケーシング31と排気
側ケーシング32との間に作動室36を形成している。
側ケーシング32との間に作動室36を形成している。
主ケーシング31には作動室36に連通ずる吸気口44
が形成されており、排気側ケーシング32には作動室3
6に連通ずる排気口45が形成されている。
が形成されており、排気側ケーシング32には作動室3
6に連通ずる排気口45が形成されている。
雄ロータ34.雌ロータ35は、吸気側、排気側の各ロ
ータ軸をそれぞれ転り軸受37.38で支持され、排気
側の各ロータ軸に取付けた雄タイミングギヤ39.雌タ
イミングギヤ40で微少間隙を保持して互いに噛み合っ
ている。41は、軸封部を示し、前記転り軸受37.3
8、タイミングギヤ39,40などに供給した潤滑油が
1作動室36側へ漏れ込まないようにシールを行うもの
である。
ータ軸をそれぞれ転り軸受37.38で支持され、排気
側の各ロータ軸に取付けた雄タイミングギヤ39.雌タ
イミングギヤ40で微少間隙を保持して互いに噛み合っ
ている。41は、軸封部を示し、前記転り軸受37.3
8、タイミングギヤ39,40などに供給した潤滑油が
1作動室36側へ漏れ込まないようにシールを行うもの
である。
42は、ロータ軸先端に取付けた油掻き用のスリンガで
、このスリンガ42は主ケーシング31の一部とエンド
カバ33とで形成された油溜り43の潤滑油を跳ね飛ば
して転り軸受37に供給するものである。
、このスリンガ42は主ケーシング31の一部とエンド
カバ33とで形成された油溜り43の潤滑油を跳ね飛ば
して転り軸受37に供給するものである。
雄、雌ロータ34,35が噛み合って形成する作動室3
6の排気側の、当該雄、雌ロータ34゜35に近接する
主ケーシング31に、焼結金属よりなる多孔質材形成部
46が設けられており、この多孔質材形成部46の壁内
には不活性ガス導入のためのバッファ室47が形成され
ている。このバッファ室47に連通する流路には流量調
整バルブ48と流量計49とが具備されている。
6の排気側の、当該雄、雌ロータ34゜35に近接する
主ケーシング31に、焼結金属よりなる多孔質材形成部
46が設けられており、この多孔質材形成部46の壁内
には不活性ガス導入のためのバッファ室47が形成され
ている。このバッファ室47に連通する流路には流量調
整バルブ48と流量計49とが具備されている。
第4図は、第2図のB−B矢視断面図であり。
第5図は、第4図の主ケーシング31の雄、雌ボア交線
aを中心としたロータ歯溝の展開図である。
aを中心としたロータ歯溝の展開図である。
第5図において、二点鎖線および一点鎖線は、それぞれ
主ケーシング31に形成された吸気ボート50および排
気ポート60を表わす。作動室36は、吸気口44側か
ら吸入作動室36a、移送作動室36b、圧縮作動室3
6c、吐出作動室36dとなる。
主ケーシング31に形成された吸気ボート50および排
気ポート60を表わす。作動室36は、吸気口44側か
ら吸入作動室36a、移送作動室36b、圧縮作動室3
6c、吐出作動室36dとなる。
このように構成されたスクリュー真空ポンプの動作につ
いて、塩素系ガスを用いた半導体製造装置に適用した例
で説明する。
いて、塩素系ガスを用いた半導体製造装置に適用した例
で説明する。
本実施例のスクリュー真空ポンプが、図示しない外部駆
動機構によって駆動されると、雄、雌ロータ34,35
の回転にともない、吸気口44から吸気ポート50を介
してプロセスガスが吸入作動室36aに吸入される。さ
らに移送作動室36b。
動機構によって駆動されると、雄、雌ロータ34,35
の回転にともない、吸気口44から吸気ポート50を介
してプロセスガスが吸入作動室36aに吸入される。さ
らに移送作動室36b。
圧縮作動室36cにガスが搬送され、前後に吐出作動室
36d内のプロセスガスが排気ポート60を介して排気
口45に排気される。
36d内のプロセスガスが排気ポート60を介して排気
口45に排気される。
すなわち、プロセスガスは、吸入行程、移送行程、圧縮
行程、吐出行程を順次行い、吸気口44から排気口45
に流れる。プロセスガスが流れているとき、各作動室の
圧力レベルを見ると、第6図のようなp−v線図となる
。
行程、吐出行程を順次行い、吸気口44から排気口45
に流れる。プロセスガスが流れているとき、各作動室の
圧力レベルを見ると、第6図のようなp−v線図となる
。
第6図において、e−f間は吸入行程tf g間は移
送行程eg h間は圧縮行程、h−i間は吐出行程で
ある。第6図かられかるように圧縮行程におけるガスの
圧力は著しく大きくなる。この圧力上昇により、飽和蒸
気圧の低い反応生成物が析出し主ケーシング31内壁面
に付着するようになる。このことを第8図を参照して定
性的に説明すると、析出過程は、圧力がPLからP2へ
高くなることにより反応生成物が気体から固体となるこ
とに対応している。
送行程eg h間は圧縮行程、h−i間は吐出行程で
ある。第6図かられかるように圧縮行程におけるガスの
圧力は著しく大きくなる。この圧力上昇により、飽和蒸
気圧の低い反応生成物が析出し主ケーシング31内壁面
に付着するようになる。このことを第8図を参照して定
性的に説明すると、析出過程は、圧力がPLからP2へ
高くなることにより反応生成物が気体から固体となるこ
とに対応している。
第1.2図に示す実施例では、反応生成物が析出しやす
い部分、すなわち排気流路を形成する雌。
い部分、すなわち排気流路を形成する雌。
雄ロータ34,35に近接する主ケーシング31の一部
を焼結金属よりなる多孔質材形成部46とし、この多孔
質材形成部46には、不活性ガスを導入するための手段
としてバッファ室47を形成し、このバッファ室47に
連通ずる不活性ガス流路には流量調整バルブ48と流量
計49とを具備しているので、これを介して、不活性ガ
スを導入し、ポンプ内の排気流路を形成する前記主ケー
シング31の一部である多孔質材形成部46の内壁に不
活性ガスのシールド層を形成することができる。
を焼結金属よりなる多孔質材形成部46とし、この多孔
質材形成部46には、不活性ガスを導入するための手段
としてバッファ室47を形成し、このバッファ室47に
連通ずる不活性ガス流路には流量調整バルブ48と流量
計49とを具備しているので、これを介して、不活性ガ
スを導入し、ポンプ内の排気流路を形成する前記主ケー
シング31の一部である多孔質材形成部46の内壁に不
活性ガスのシールド層を形成することができる。
したがって、第1図の実施例で説明したものと同様の原
理で、反応生成物が、流路をロータとともに形成するケ
ーシングの内壁面に付着するのを防止することができる
ので、流路が閉塞する恐れはない。
理で、反応生成物が、流路をロータとともに形成するケ
ーシングの内壁面に付着するのを防止することができる
ので、流路が閉塞する恐れはない。
次に、第9図は、本発明のさらに他の実施例に係るスク
ロール真空ポンプの縦断面図である。
ロール真空ポンプの縦断面図である。
すなわち、第9図は、無潤滑式真空ポンプとして用いら
れるスクロール形流体機械を示しており、このスクロー
ル真空ポンプは、固定スクロール51、旋回スクロール
52.ピンクランク55゜および駆動軸59を主要部と
して構成されている。
れるスクロール形流体機械を示しており、このスクロー
ル真空ポンプは、固定スクロール51、旋回スクロール
52.ピンクランク55゜および駆動軸59を主要部と
して構成されている。
固定スクロール51は、先の実施例におけるステータに
相当する部品で、固定側鎖板51aとこれに、直角方向
に突設された渦巻状の固定側スクロールラップ51bと
からなり、固定側鏡板51aがケーシング56aに固定
されるとともに、その外周部と中央部にそれぞれ流体の
吸気口53と排気口54が設けられている。
相当する部品で、固定側鎖板51aとこれに、直角方向
に突設された渦巻状の固定側スクロールラップ51bと
からなり、固定側鏡板51aがケーシング56aに固定
されるとともに、その外周部と中央部にそれぞれ流体の
吸気口53と排気口54が設けられている。
旋回スクロール52は、先の実施例のロータに相当する
部品で旋回側基板52aとこれに直角方向に突設された
渦巻状の旋回側スクロールラップ52bとからなり、こ
の旋回側スクロールラップ52bは前記固定側スクロー
ルラップ51bに対して相対角度180度ずらして旋回
可能に噛合される。旋回スクロール52の中央部に形成
したグリース潤滑式軸受65には、駆動軸59の先端の
偏芯部が装着されている。駆動軸59はケーシング56
aに固着したグリース潤滑式軸受要素66a。
部品で旋回側基板52aとこれに直角方向に突設された
渦巻状の旋回側スクロールラップ52bとからなり、こ
の旋回側スクロールラップ52bは前記固定側スクロー
ルラップ51bに対して相対角度180度ずらして旋回
可能に噛合される。旋回スクロール52の中央部に形成
したグリース潤滑式軸受65には、駆動軸59の先端の
偏芯部が装着されている。駆動軸59はケーシング56
aに固着したグリース潤滑式軸受要素66a。
66bにより支承されている。さらに、駆動軸59には
、旋回スクロール背部空間57と外気とのシールを目的
に軸封要素62、ならびにバランスウェイト58が装着
されている。また、ケーシング56には、グリース潤滑
式軸受要素64a。
、旋回スクロール背部空間57と外気とのシールを目的
に軸封要素62、ならびにバランスウェイト58が装着
されている。また、ケーシング56には、グリース潤滑
式軸受要素64a。
64bを介して、駆動軸59と同じ偏心量をもったピン
クランク55が埋設されており、このピンクランク55
の偏心部が、旋回スクロール52の鏡板外周部に軸受要
素63を介して係合され、旋回スクロール52の自転を
阻止するようになっている。そして、前記ピンクランク
55は、同一円周上に複数個配置されていて、それぞれ
が旋回スクロールの自転を阻止する役割を果たしている
。
クランク55が埋設されており、このピンクランク55
の偏心部が、旋回スクロール52の鏡板外周部に軸受要
素63を介して係合され、旋回スクロール52の自転を
阻止するようになっている。そして、前記ピンクランク
55は、同一円周上に複数個配置されていて、それぞれ
が旋回スクロールの自転を阻止する役割を果たしている
。
また、旋回スクロール52の外周部には、そのスクロー
ルのスラスト力を受けるためのスラスト摺動部材52c
が配設されており、かつ、これに対向して、固定スクロ
ール鏡板外周部やケーシング56の端面にそれぞれスラ
スト受部材51cおよび56bが配設されている。
ルのスラスト力を受けるためのスラスト摺動部材52c
が配設されており、かつ、これに対向して、固定スクロ
ール鏡板外周部やケーシング56の端面にそれぞれスラ
スト受部材51cおよび56bが配設されている。
固定スクロール51の一部であり、排気流路を形成して
いるリング68は、焼結金属よりなる多孔質材で形成さ
れている。そして、この多孔質材形成部に係るリング6
8内には、不活性ガスを導入するバッファ室71が形成
されており、このバッファ室71に連通ずる不活性ガス
流路には、流量調整バルブ69と流量計70とが具備さ
れている。
いるリング68は、焼結金属よりなる多孔質材で形成さ
れている。そして、この多孔質材形成部に係るリング6
8内には、不活性ガスを導入するバッファ室71が形成
されており、このバッファ室71に連通ずる不活性ガス
流路には、流量調整バルブ69と流量計70とが具備さ
れている。
次に、第9図のスクロール真空ポンプの動作について説
明する。
明する。
駆動軸59を回転駆動すると、旋回スクロール52は、
ピンクランク55により自転防止されながら駆動軸59
を中心に旋回運転を行い、これにより固定スクロールラ
ップ51b、旋回スクロールラップ52bの接触位置が
中心部へ向けて順次移動して、吸気口53から吸入した
気体を逐次圧縮して排気口54へ排出する圧縮作用が行
われる。
ピンクランク55により自転防止されながら駆動軸59
を中心に旋回運転を行い、これにより固定スクロールラ
ップ51b、旋回スクロールラップ52bの接触位置が
中心部へ向けて順次移動して、吸気口53から吸入した
気体を逐次圧縮して排気口54へ排出する圧縮作用が行
われる。
例えば、半導体製造装置で発生する飽和蒸気圧が低い反
応生成物を吸入する場合には、前記の圧縮作用により排
気口側に近づくにつれて、反応生成物の分圧が高くなる
ので反応生成物は析出し、旋回スクロール52と固定ス
クロール51との内壁面に付着しようとする。しかし、
旋回スクロールラップδ2bと固定スクロールラップ5
1bとの接触位置が中心部へ向けて順次移動しているの
で、析出した反応生成物は、固定スクロールラップ51
b、旋回スクロールラップ52bには付着しないで排気
口54まで運ばれる。したがって、作動室67内には反
応生成物は堆積しない。一方、大気圧近傍である排気口
54付近では、圧力上昇により析出する反応生成物と作
動室67内から運ばれる固体の反応生成物とが堆積する
ことになる。
応生成物を吸入する場合には、前記の圧縮作用により排
気口側に近づくにつれて、反応生成物の分圧が高くなる
ので反応生成物は析出し、旋回スクロール52と固定ス
クロール51との内壁面に付着しようとする。しかし、
旋回スクロールラップδ2bと固定スクロールラップ5
1bとの接触位置が中心部へ向けて順次移動しているの
で、析出した反応生成物は、固定スクロールラップ51
b、旋回スクロールラップ52bには付着しないで排気
口54まで運ばれる。したがって、作動室67内には反
応生成物は堆積しない。一方、大気圧近傍である排気口
54付近では、圧力上昇により析出する反応生成物と作
動室67内から運ばれる固体の反応生成物とが堆積する
ことになる。
本実施例では、固定スクロール51の一部で、排気流路
を形成するリング68が多孔質の焼結金属で形成され、
また、このリング68には、流量調整バルブ69.流量
計70を具備した不活性ガス流路に連通ずるバッファ室
71を備えているので、リング68の内壁上には不活性
ガスのシールド層を形成することができる。このシール
ド層の働きによりリング68の内壁上には反応生成物が
付着することがない。
を形成するリング68が多孔質の焼結金属で形成され、
また、このリング68には、流量調整バルブ69.流量
計70を具備した不活性ガス流路に連通ずるバッファ室
71を備えているので、リング68の内壁上には不活性
ガスのシールド層を形成することができる。このシール
ド層の働きによりリング68の内壁上には反応生成物が
付着することがない。
したがって、排気口54には反応生成物が堆積せず、反
応生成物は、流れにのってポンプ外に排出されることに
なる。
応生成物は、流れにのってポンプ外に排出されることに
なる。
次に、第10図は1本発明のさらに他の実施例に係るス
クロール真空ポンプの縦断面図である。
クロール真空ポンプの縦断面図である。
図中、第9図と同一符号のものは第9図の実施例と同等
部分であるから、その説明を省略する。
部分であるから、その説明を省略する。
第10図に示す実施例では、排気口54A付近では固定
スクロールラップ51Bと旋回スクロールラップ52b
とが接触しないようになっている。
スクロールラップ51Bと旋回スクロールラップ52b
とが接触しないようになっている。
また、固定スクロールラップ51Bの一部をなすリング
68Aは多孔質の焼結金属で形成されている。リング6
8内には、バッファ室71Aが形成されている。
68Aは多孔質の焼結金属で形成されている。リング6
8内には、バッファ室71Aが形成されている。
排気口54A付近では固定スクロールラップ51Bと旋
回スクロールラップ52bとは接触していないので、圧
力上昇により飽和蒸気圧の低い反応生成物が析出したも
のが、固定スクロールラップ51B上に堆積する恐れが
ある。しかし、本実施例では、流量調節バルブ69.流
量計70゜バッファ室71Aを介して不活性ガスをリン
グ68Aを通して排気流路内に流すことができるので、
リング68Aの内壁上に不活性ガスのシールド層を形成
することができる。このシールド層の働きにより、リン
グ68Aの内壁上には反応生成物が付着することがない
。
回スクロールラップ52bとは接触していないので、圧
力上昇により飽和蒸気圧の低い反応生成物が析出したも
のが、固定スクロールラップ51B上に堆積する恐れが
ある。しかし、本実施例では、流量調節バルブ69.流
量計70゜バッファ室71Aを介して不活性ガスをリン
グ68Aを通して排気流路内に流すことができるので、
リング68Aの内壁上に不活性ガスのシールド層を形成
することができる。このシールド層の働きにより、リン
グ68Aの内壁上には反応生成物が付着することがない
。
したがって、固定スクロールラップ51B上には反応生
成物が堆積する恐れがない、また、排気口54Aについ
ても、第9図の実施例と同様1反応生成物が堆積する恐
れがなく、析出した反応生成物は流れにのってポンプ外
に排出されることになる。
成物が堆積する恐れがない、また、排気口54Aについ
ても、第9図の実施例と同様1反応生成物が堆積する恐
れがなく、析出した反応生成物は流れにのってポンプ外
に排出されることになる。
以上述べたように、本発明によれば、ポンプ内の排気流
路をロータとともに形成するステータ。
路をロータとともに形成するステータ。
ケーシングの内壁面に反応生成物が付着堆積することの
ない真空ポンプを提供することができる。
ない真空ポンプを提供することができる。
第1図は、本発明の一実施例に係るターボ形真空ポンプ
の縦断面図、第2図は、本発明の他の実施例に係るスク
リュー真空ポンプの縦断面図、第3図は、第2図のA−
A矢視断面図、第4図は、第2図のB−B矢視断面図、
第5図は、第4図のロータ歯溝展開図、第6図は、スク
リュー真空ポンプのP−v線図、第7図は、塩化アルミ
ニウムの蒸気圧特性線図、第8図は、本発明の詳細な説
明するための蒸気圧特性線図、第9図は、本発明のさら
に他の実施例に係るスクロール真空ポンプの縦断面図、
第10図は1本発明のさらに他の実施例に係るスクロー
ル真空ポンプの縦断面図である。 11・・・ケーシング、11A・・・吸気口、11B・
・・排気口、12・・・回転軸、13・・・遠心圧縮ポ
ンプ段。 13A・・・オープン形羽根車、14・・・円周流圧縮
ポンプ段、14A・・・羽根車、13B、14B・・・
固定円板、22.25・・・バッファ室、23・・・流
量調整バルブ、24・・・流量計、26・・・多孔質材
形成部、31・・・主ケーシング、34・・・雄ロータ
、35・・・雌ロータ、36・・・作動室、46・・・
多孔質材形成部。 47・・・バッファ室、48・・・流量調整バルブ、4
9・・・流量計、51・・・固定スクロール、51b、
51B・・・固定スクロールラップ、52・・・旋回ス
クロール、52b・・・旋回スクロールラップ、53・
・・吸気口、54,54A・・・排気口、59・・・駆
動軸、68゜68A・・・リング、69・・・流量調整
バルブ、70・・・流量計、71.71A・・・バッフ
ァ室。
の縦断面図、第2図は、本発明の他の実施例に係るスク
リュー真空ポンプの縦断面図、第3図は、第2図のA−
A矢視断面図、第4図は、第2図のB−B矢視断面図、
第5図は、第4図のロータ歯溝展開図、第6図は、スク
リュー真空ポンプのP−v線図、第7図は、塩化アルミ
ニウムの蒸気圧特性線図、第8図は、本発明の詳細な説
明するための蒸気圧特性線図、第9図は、本発明のさら
に他の実施例に係るスクロール真空ポンプの縦断面図、
第10図は1本発明のさらに他の実施例に係るスクロー
ル真空ポンプの縦断面図である。 11・・・ケーシング、11A・・・吸気口、11B・
・・排気口、12・・・回転軸、13・・・遠心圧縮ポ
ンプ段。 13A・・・オープン形羽根車、14・・・円周流圧縮
ポンプ段、14A・・・羽根車、13B、14B・・・
固定円板、22.25・・・バッファ室、23・・・流
量調整バルブ、24・・・流量計、26・・・多孔質材
形成部、31・・・主ケーシング、34・・・雄ロータ
、35・・・雌ロータ、36・・・作動室、46・・・
多孔質材形成部。 47・・・バッファ室、48・・・流量調整バルブ、4
9・・・流量計、51・・・固定スクロール、51b、
51B・・・固定スクロールラップ、52・・・旋回ス
クロール、52b・・・旋回スクロールラップ、53・
・・吸気口、54,54A・・・排気口、59・・・駆
動軸、68゜68A・・・リング、69・・・流量調整
バルブ、70・・・流量計、71.71A・・・バッフ
ァ室。
Claims (6)
- 1.吸気口と排気口とを具備するケーシング内に、ロー
タ、あるいはロータとステータとを備えて、大気圧また
は大気圧近傍まで排気する真空ポンプにおいて、前記真
空ポンプの流路をロータとともに形成するステータ,ケ
ーシングの、少なくとも排気流路側の一部を多孔質材で
形成し、この多孔質材形成部へ、ステータ,ケーシング
壁内を通して不活性ガスを導入する手段を設けたことを
特徴とする真空ポンプ。 - 2.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、多孔質
材は焼結金属であることを特徴とする真空ポンプ。 - 3.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、不活性
ガス導入手段は、ステータあるいはケーシング壁内に設
けられたバツフア室と、このバツフア室に接続する不活
性ガス流路と、この流路に設けた流量調整バルブおよび
流量計とからなることを特徴とする真空ポンプ。 - 4.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、ステー
タをケーシング内の軸方向に複数列配置し、ロータを前
記ステータ間に複数列配置して構成したことを特徴とす
る真空ポンプ。 - 5.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、真空ポ
ンプは、ケーシング内に互いに微少間隙を保つて噛み合
う雄,雌一対のスクリユーロータを備えたものであつて
、雄,雌ロータが噛み合つて形成する作動室の排気側の
、当該雄,雌ロータに近接するケーシングに多孔質材形
成部を設けたことを特徴とする真空ポンプ。 - 6.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、真空ポ
ンプは、ケーシングに支承された駆動軸を介して旋回駆
動される旋回スクロールが、ケーシングと固定スクロー
ルとで囲まれる空間領域に収容されたものであつて、ス
テータに係る前記固定スクロールの排気流路に多孔質材
形成部を設けたことを特徴とする真空ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080588A JPH01216082A (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080588A JPH01216082A (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 真空ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01216082A true JPH01216082A (ja) | 1989-08-30 |
Family
ID=12590856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4080588A Pending JPH01216082A (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 真空ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01216082A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003518228A (ja) * | 1999-12-22 | 2003-06-03 | ライボルト ヴァークウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ガスバラストを備えた乾式圧縮型真空ポンプ |
WO2005085643A1 (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Tadahiro Ohmi | 真空ポンプ |
JP2009536707A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | エドワーズ リミテッド | 真空ポンプ |
WO2019131682A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプおよびこれに用いられる固定部品、排気ポート、制御手段 |
JP2019120249A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-22 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプおよびこれに用いられる固定部品、排気ポート、制御手段 |
-
1988
- 1988-02-25 JP JP4080588A patent/JPH01216082A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003518228A (ja) * | 1999-12-22 | 2003-06-03 | ライボルト ヴァークウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ガスバラストを備えた乾式圧縮型真空ポンプ |
WO2005085643A1 (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Tadahiro Ohmi | 真空ポンプ |
US7686600B2 (en) | 2004-03-02 | 2010-03-30 | Foundation For Advancement Of International Science | Vaccum pump having shaft seal to prevent corrosion and to ensure smooth operation |
JP2009536707A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | エドワーズ リミテッド | 真空ポンプ |
WO2019131682A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプおよびこれに用いられる固定部品、排気ポート、制御手段 |
JP2019120249A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-22 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプおよびこれに用いられる固定部品、排気ポート、制御手段 |
CN111448394A (zh) * | 2017-12-27 | 2020-07-24 | 埃地沃兹日本有限公司 | 真空泵及其使用的固定零件、排气端口、控制机构 |
KR20200099526A (ko) * | 2017-12-27 | 2020-08-24 | 에드워즈 가부시키가이샤 | 진공 펌프 및 이것에 이용되는 고정 부품, 배기 포트, 제어 수단 |
EP3734077A4 (en) * | 2017-12-27 | 2021-09-15 | Edwards Japan Limited | VACUUM PUMP AND FIXED PARTS, EXHAUST PORT AND CONTROL MEANS USED WITH IT |
US11466701B2 (en) | 2017-12-27 | 2022-10-11 | Edwards Japan Limited | Vacuum pump, and stator component, discharge port, and control means used therein |
CN111448394B (zh) * | 2017-12-27 | 2022-12-06 | 埃地沃兹日本有限公司 | 真空泵及其使用的固定零件、排气端口、控制机构 |
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