JPH0121597B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0121597B2
JPH0121597B2 JP55028050A JP2805080A JPH0121597B2 JP H0121597 B2 JPH0121597 B2 JP H0121597B2 JP 55028050 A JP55028050 A JP 55028050A JP 2805080 A JP2805080 A JP 2805080A JP H0121597 B2 JPH0121597 B2 JP H0121597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat roll
roll
heat
rotating shaft
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55028050A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56126286A (en
Inventor
Yoshitoshi Nagano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakaguchi Dennetsu KK
Original Assignee
Sakaguchi Dennetsu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sakaguchi Dennetsu KK filed Critical Sakaguchi Dennetsu KK
Priority to JP2805080A priority Critical patent/JPS56126286A/ja
Publication of JPS56126286A publication Critical patent/JPS56126286A/ja
Publication of JPH0121597B2 publication Critical patent/JPH0121597B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱用のロールヒータに関する。
従来、複写機のトナー定着用ヒータとしては、
第1図に示すように回転するヒートロール1内に
設置したハロゲンランプヒータ2によつてヒート
ロールを加熱し、ヒートロールと押えロール(図
示せず)との間にトナー定着用のコピー紙を通過
させながら加熱したトナーをコピー上の表面に定
着させる方式があつた。
しかし、この方式は複写機のスイツチ投入時に
於いて、ヒートロールが所要の温度に達する迄、
即ちウオームアツプタイムが3〜5分もかかり極
めて非能率的であつた。これは複写機のスイツチ
が投入されると、先ずハロゲンランプヒータが点
灯し、ハロゲンランプ自身を加熱しながら赤外線
によつて外周の金属パイプを加熱する傍熱式であ
つて、パイプ表面が所要の温度に達してコピー紙
にトナーの定着が可能となる迄の時間、即ちウオ
ームアツプタイムが長かつた。それ故、複写機の
スイツチは不使用中も入れた侭にしておくか、所
要温度よりやや低い温度に常時保持し、ウオーム
アツプタイムを短かくして使用する余熱方式を採
用しているものが多く、何れにしてもコピー不使
用時も電気を消費する欠点があつた。
更に、紙、プラスチツクフイルム、金属箔等を
加熱してラミネート接着に使用したり、加熱乾燥
等に使用する一般産業用ヒートロールは金属棒を
回転ロールとし、金属棒の長さ方向に長孔をあけ
て棒状ヒータを埋設し、ヒートロールに対して押
えロールを密接させて平行に設け、両ロール間に
被加工物を通過させて使用するものもあつた。
このように従来のヒートロールは、印加電圧に
もよるがスイツチ投入後10〜30分経過しないと使
用できない為、使用しない時でもスイツチを投入
したままで電力を無駄に消費する場合が多かつ
た。
本発明はかかる従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、ヒートロールのウオームアツプタイムを短
縮し、スイツチ投入後、短時間で使用出来るよう
にすることを目的とするものである。
本発明の第1実施例を第2図に基づいて説明す
ると、11は厚さ1.2mm、長さ300mm、直径40φを
アルミ合金又は鉄製の薄肉製の金属パイプで形成
し、両端面に金属製のキヤツプ15を夫々固着し
たヒートロールである。このヒートロールの内周
面には、0.3mm厚のシリコンゴム等の耐熱絶縁材
からなる第1絶縁層12を接着し、第1絶縁層の
上面にはニクロム等の金属箔、導電性プラスチツ
ク、導電性ゴム又は導電性布状シート等で所要の
パターンと抵抗を得るように形成した面状発熱体
13を接着し、該面状発熱体の上面に0.3mm厚の
シリコンゴム等の耐熱絶縁材からなる第2絶縁層
14を接着してある。
感熱素子としては、例えばサーミスタ19を使
用し、ヒートロール11の内周面に直接或いは間
接的に接着することでヒートロール温度を検出し
て温度調整を行うことが出来る。このヒートロー
ルの中心に、一端をモータ(図示せず)に連結し
た回転軸16を挿通して軸着してある。
17は回転軸16に軸着したスリツプリングな
どからなる給電部で、発熱体13とリード線18
を接続してある。
ロールヒータを所要温度、例えば180℃に到達
させるウオームアツプ時間TW(秒)は、次式に
よる。
TW=3600VDCΔT/860P ここでVはロール発熱部全体の体積(リツト
ル)、Dは平均密度、Cは平均比熱、ΔTは所要
上昇温度、Pはヒータ電力(KW)である。本実
施例ではロールヒータの厚みは約1.2mmである。
又、金属パイプはヒートロールとしての強度を有
しながら可能な限り薄く軽量としたため、ヒート
ロール単体が20℃から180℃迄のウオームアツプ
タイムは約30秒であつた。
実際上、ヒートロール11とコピー紙の密着性
を向上させ、熱伝達を良くして定着性を高めるた
めの押えロールがヒートロールに接触して取付け
られているので、ウオームアツプ時間は若干長く
なる。因みに省電力の観点からウオームアツプは
約30秒以内であることが望ましい。
ヒートロール11の表面には、シリコンゴム、
弗素樹脂、テフロン等の非粘着性物質からなる表
面層20を被着させることで、トナーその他の物
に対して非粘着となる。
第3,4図において中空のヒートロール11の
内部に挿通させた回転軸16に対し、角度を付し
て設けた複数の切込を立上がらせて、複数の羽根
32と切欠孔35とを設けた撹拌板33をヒート
ロール11内の回転軸11に取付け、ヒートロー
ルを回転させることによつて内部の空気を効率良
く撹拌し、ヒートロール温度を均一化してヒート
ロールの部分的加熱を防止することができる。こ
れはコピー紙のサイズがロール巾より小さく、長
時間コピーしている時にコピー紙に接触しない部
分が生じ、その部分の温度上昇によるヒートロー
ルの過熱を防止できる。
撹拌板33は、回転軸16に対して複数の羽根
32の向きを傾斜させたことにより空気を撹拌
し、さらに複数の切欠孔31を設けたことによつ
てヒートロール内の空気は、撹拌板32の内外を
通つてより効果的に空気を撹拌することができる
ものである。
尚、金属パイプからなるヒートロールの内周面
に接着した0.31mmのシリコンゴム製の第1絶縁層
の上に、ステンレス箔による面状発熱体13を接
着し、その上に接着する0.1mm厚のガラスクロス
入りシリコンゴム製の第2絶縁層は、必ずしも必
要ではない。即ち第1絶縁層は帯電圧等による安
全上の最低限の厚さを要するが、第2絶縁層は金
属箔による面状発熱体を第1絶縁層に単に接着し
ておく目的のためにあるので、第1絶縁層よりも
薄くするか或いは省略することで熱容量を小さく
し、ウオームアツプタイムを小さくすることがで
きる。
尚、本実施例では複写機用について説明した
が、紙、プラスチツクフイルム、金属箔のラミネ
ート用の加熱器又はその他一般の産業用加熱ロー
ル用にも応用することができる。
以上の如く、本発明はヒートロールを形成す金
属パイプの内面に第1絶縁層を介して面状発熱体
を接着することで直接加熱方式とすると共に、ロ
ール全体の厚さを薄くして軽量化を図つて熱容量
を小さくしたため、ヒートロールのウオームアツ
プタイムを著しく短縮出来ると共に電力を節約で
き、またヒートロール内に設置した撹拌板は複数
の羽根と切欠孔を設けたためヒートロール内の空
気を効率的に撹拌させて温度の均一化を図り、ヒ
ートロールの部分的な過熱を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒートロールの断面図、第2図
は本発明の実施例を示すもので一部省略した断面
図、第3図はヒートロールと撹拌板との関係を示
す一部省略した断面図、第4図は撹拌板の斜視図
である。 11……ヒートロール、12……第1絶縁層、
13……面状発熱体、16……回転軸、17……
給電部、20……表面層、31……切欠孔、32
……羽根、33……撹拌板31。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属パイプの両端に夫々キヤツプを取付けた
    ヒートロールを回転軸に軸着し、ヒートロールの
    内周面に第1絶縁層を介して面状発熱体を接着す
    ると共に温度センサーを設置し、ヒートロール外
    の回転軸に面状発熱体と電気的に接続する給電部
    を設け、ヒートロールの外周面には非粘着性物質
    から成る表面層を形成し、回転軸に対して斜状に
    設けた複数の切込を立上がらせて複数の立上部と
    切欠孔を有する撹拌板をヒートロール内の回転軸
    に取付けたロールヒータ。
JP2805080A 1980-03-07 1980-03-07 Roll heater Granted JPS56126286A (en)

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JP2805080A JPS56126286A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Roll heater

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JP2805080A JPS56126286A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Roll heater

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JPS56126286A JPS56126286A (en) 1981-10-03
JPH0121597B2 true JPH0121597B2 (ja) 1989-04-21

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ID=12237921

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JP2805080A Granted JPS56126286A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Roll heater

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Families Citing this family (1)

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JP2006344532A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Taisei Laminator Co Ltd 加熱ロール

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JPS56126286A (en) 1981-10-03

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