JPH01215538A - 防振材とその製造法 - Google Patents
防振材とその製造法Info
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- JPH01215538A JPH01215538A JP4101488A JP4101488A JPH01215538A JP H01215538 A JPH01215538 A JP H01215538A JP 4101488 A JP4101488 A JP 4101488A JP 4101488 A JP4101488 A JP 4101488A JP H01215538 A JPH01215538 A JP H01215538A
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- Japan
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- cast iron
- graphite cast
- spheroidal graphite
- rolled
- iron material
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- Pending
Links
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は制振部品として用いるのに適した防振材に関す
るものである。
るものである。
片状黒鉛鋳鉄材は減衰能が大きく、防振面に著しい効果
を有することは古くから良く知られており、超精密加工
用工作機部品、あるいは車両用のブレーキ部品などに広
く用いられている。
を有することは古くから良く知られており、超精密加工
用工作機部品、あるいは車両用のブレーキ部品などに広
く用いられている。
ところが、片状黒鉛鋳鉄材は比較的機械的性質が劣るた
め、占有体積が増大し、部品の軽量化に難点があるなど
の問題点が残されている。
め、占有体積が増大し、部品の軽量化に難点があるなど
の問題点が残されている。
これらの問題点を解決するために1球状黒鉛鋳鉄材を圧
延加工することにより1機械的性質を向上させ、減衰能
を増大させる技術(特願昭48−52606)も開発さ
れている。
延加工することにより1機械的性質を向上させ、減衰能
を増大させる技術(特願昭48−52606)も開発さ
れている。
この技術は球状黒鉛鋳鉄材を熱間圧延加工することによ
り球状黒鉛を圧延方向に延伸させて機械的性質と減衰能
を向上させようとするものである。
り球状黒鉛を圧延方向に延伸させて機械的性質と減衰能
を向上させようとするものである。
ところが球状黒鉛鋳鉄材は、もともと溶接性が劣るため
他の部材と溶接にて結合することができず、ボルトある
いはクランプによる締結に頼らざるを得す、部品点数の
増加、組立工数の増大が製造原価高騰の大きな要因とな
っている。
他の部材と溶接にて結合することができず、ボルトある
いはクランプによる締結に頼らざるを得す、部品点数の
増加、組立工数の増大が製造原価高騰の大きな要因とな
っている。
本発明の目的は、高度の機械的性質を備え、かつ優れた
減衰能を有し、しかも良好な溶接性を有する防振材を提
供するものである。
減衰能を有し、しかも良好な溶接性を有する防振材を提
供するものである。
本発明の防振材は、圧延した球状黒鉛鋳鉄材の両面に接
合した鋼板を有することを特徴とするものである。
合した鋼板を有することを特徴とするものである。
上記圧延した球状黒鉛鋳鉄材の圧下率は83〜98%が
適当である。圧下率が83%未満では優れた減衰能を得
るまで黒鉛を延伸することができず、98%を超えても
エネルギーを費すのみで大きな性能の向上は期待できな
い。好ましくは87〜89%である。
適当である。圧下率が83%未満では優れた減衰能を得
るまで黒鉛を延伸することができず、98%を超えても
エネルギーを費すのみで大きな性能の向上は期待できな
い。好ましくは87〜89%である。
また圧延した球状黒鉛鋳鉄材と鋼板の厚さの比率は8〜
12:2〜10が適当である。球状黒鉛鋳鉄材の比が8
未満では優れた減衰能を得ることができず、12を超え
ても大きな性能の向上は期待できない、鋼板の比が2未
満では強固な接合が困難であり、10を超えると不必要
な剛性を備えることになる。好ましくは10:8である
。
12:2〜10が適当である。球状黒鉛鋳鉄材の比が8
未満では優れた減衰能を得ることができず、12を超え
ても大きな性能の向上は期待できない、鋼板の比が2未
満では強固な接合が困難であり、10を超えると不必要
な剛性を備えることになる。好ましくは10:8である
。
さらに比較的厚い球状黒鉛鋳鉄材を必要とする場合には
、圧延加工を容易にするため複数の圧延した球状黒鉛鋳
鉄材を接合することが好ましい。
、圧延加工を容易にするため複数の圧延した球状黒鉛鋳
鉄材を接合することが好ましい。
接合方法としては圧延した球状黒鉛鋳鉄材と鋼板を常温
にて拘束するか、あるいは接触部に圧力を加えて10〜
60分間800〜950℃に加熱する、いわゆる拡散接
合法による接合が望ましい。
にて拘束するか、あるいは接触部に圧力を加えて10〜
60分間800〜950℃に加熱する、いわゆる拡散接
合法による接合が望ましい。
積層材として板状の球状黒鉛鋳鉄材(JIS、G550
2FCD50)の両面に鋼板(JIS、G31015S
41)を接触させ4 X 10−’mmHgの真空内で
900℃に加熱し60分間保持の拡散接合法により接合
した6次いで、圧下率が88%になるまで900℃で熱
間圧延を行なった。
2FCD50)の両面に鋼板(JIS、G31015S
41)を接触させ4 X 10−’mmHgの真空内で
900℃に加熱し60分間保持の拡散接合法により接合
した6次いで、圧下率が88%になるまで900℃で熱
間圧延を行なった。
次に、720℃でフェライト化焼鈍を行なった後に減衰
能(S、D、C,)を測定した結果、歪振幅t=500
Xlo−’において9%であった。
能(S、D、C,)を測定した結果、歪振幅t=500
Xlo−’において9%であった。
この値は球状黒鉛鋳鉄材を圧下率88%で熱間圧延した
圧延鋳鉄の歪振幅11.5%に比較して若干水さいが、
軟鋼の4%よりもかなり大きい値である。
圧延鋳鉄の歪振幅11.5%に比較して若干水さいが、
軟鋼の4%よりもかなり大きい値である。
本発明の防振材の引張強さは37にgf/n+m”であ
った。
った。
以上の説明で明らかなように本発明の防振材とその製造
法は、圧延した球状黒鉛鋳鉄材の両面に接合した鋼板を
有する構造としたものであり、機械的性質を向上させ、
また減衰能を増大し、しかも良好な溶接性を有するなど
工業的に多くの著しい効果を有するものである。
法は、圧延した球状黒鉛鋳鉄材の両面に接合した鋼板を
有する構造としたものであり、機械的性質を向上させ、
また減衰能を増大し、しかも良好な溶接性を有するなど
工業的に多くの著しい効果を有するものである。
代理人 弁理士 高 石 橋 馬
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、圧延した球状黒鉛鋳鉄材の両面に接合した鋼板を有
することを特徴とする防振材。 2、上記圧延した球状黒鉛鋳鉄材は圧下率が83〜98
%である請求項第1項記載の防振材。 3、上記圧延した球状黒鉛鋳鉄材と鋼板は厚さの比率が
8〜12:2〜10である請求項第1項または第2項記
載の防振材。 4、上記圧延した球状黒鉛鋳鉄材は接合した積層である
請求項第1項ないし第3項の何れかに記載の防振材。 5、球状黒鉛鋳鉄材の両面に鋼板を接触させ、拡散接合
処理又は熱間静水圧処理を施して積層化接合した後、最
終圧下率が83〜98%となるよう850〜1000℃
で熱間圧延を行なうことを特徴とする防振材の製造法。 6、球状黒鉛鋳鉄材を最終圧下率が83〜98%となる
よう850〜1000℃で熱間圧延を行ない、該球状黒
鉛鋳鉄材の両面に鋼板を接触させ、拡散接合処理又は熱
間静水圧処理を施して積層化接合することを特徴とする
防振材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101488A JPH01215538A (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 防振材とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101488A JPH01215538A (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 防振材とその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01215538A true JPH01215538A (ja) | 1989-08-29 |
Family
ID=12596537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4101488A Pending JPH01215538A (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 防振材とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01215538A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232062A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254614A (en) * | 1975-10-31 | 1977-05-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Damping cast iron |
JPS586935A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-14 | Kobe Steel Ltd | 鋳鉄冷間圧延板の製造方法 |
JPS62164531A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-21 | 株式会社日本製鋼所 | 鋳鉄を芯材とするクラツド板 |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP4101488A patent/JPH01215538A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254614A (en) * | 1975-10-31 | 1977-05-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Damping cast iron |
JPS586935A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-14 | Kobe Steel Ltd | 鋳鉄冷間圧延板の製造方法 |
JPS62164531A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-21 | 株式会社日本製鋼所 | 鋳鉄を芯材とするクラツド板 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232062A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
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