JPH01215357A - 長繊維の製造方法 - Google Patents

長繊維の製造方法

Info

Publication number
JPH01215357A
JPH01215357A JP4126888A JP4126888A JPH01215357A JP H01215357 A JPH01215357 A JP H01215357A JP 4126888 A JP4126888 A JP 4126888A JP 4126888 A JP4126888 A JP 4126888A JP H01215357 A JPH01215357 A JP H01215357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long
fibrous
mixture
fiber
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4126888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0790180B2 (ja
Inventor
Haruo Okuda
奥田 晴夫
Hideo Takahashi
英雄 高橋
Eiji Yamada
英司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP63041268A priority Critical patent/JPH0790180B2/ja
Publication of JPH01215357A publication Critical patent/JPH01215357A/ja
Publication of JPH0790180B2 publication Critical patent/JPH0790180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 繊維状物質は各種の強化材及び機能性充填材の基体とし
て幅広い分野で利用されているが、より高い効果を発揮
させるためには、アスペクト比(長軸/短軸)が太き(
かつ全体の粒度が均、−な繊維状物質であることが望ま
しい。本発明は、長・短繊維の混合物から短繊維を除去
し、均一な粒度のかつアスペクト比の大きい長繊維を選
択的に得る方法に関する。
〔従来の技術) 繊維状物質の分級方法として液相静置分級法が知られて
いる。一般に、媒液中に繊維状物質を投入した場合、ア
スペクト比の大きい繊維状物質はど媒液中での沈降速度
が遅く、従って媒液の上部にアスペクト比の大きいもの
が滞留するが、液相静置分級法はこの現象を利用して媒
液の上部を採取するものであり、例えば特開昭61−2
36700号で従案されているのもこの方法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の液相静置分級法による繊維状物質の分級は、長時
間を要し、操作も煩雑であり工業的方法とは言い難い、
また、わずかにアスペクト比の違う繊維状物質を厳密に
分級するのも困難であり、アスペクト比の小さい短繊維
の混入が避けられない現状にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、より効率的に、かつ工業的に繊維状物質
を分級すべ(鋭意検討した結果サイクロンで代表される
ような遠心力を利用する分級機を用いて分級すると前記
液相静置法と比較してアスペクト比の大きいものを選択
的にしかも非常に高い効率で工業的に容易に得ることが
できるとの知見を得たものである。
すなわち、本発明は長・短繊維の混合物を遠心力を利用
する分級機を用いて長繊維と短繊維に分級することを特
徴とする長繊維の製造方法である。
本発明方法はアスペクト比の異なる繊維状粒子の混合物
であれば繊維状物質の種類、繊維形状、繊維の大きさな
どに制限されることなくいずれにも適用可能であり、所
望の長繊維のものを選択的に得ることができる。勿論、
該混合物には、非繊維状粒子が含まれていてもよい。繊
維状物質としては、例えば繊維状酸化チタン、繊維状チ
タン酸アルカリ金属塩や繊維状チタン酸アルカリ土類金
属塩などの繊維状チタン酸金属塩、炭素繊維、針状磁性
酸化鉄、ガラス繊維、炭化ケイ素繊維などが挙げられる
なお本発明方法において、繊維状物質には針状、棒状、
柱状などの類似形状のものも包含される。
本発明方法において遠心力を利用する分級機としては、
その代表的なものにサイクロンが挙げられる。勿論本発
明方法においてはサイクロン以外の遠心力を利用する分
級機であればいずれのものも使用できる。また分級機に
は媒体として気体を使用する気相分級機或は液体を使用
する液相分級機があるが、いずれのものでもよい。
分級を効率的にかつ精密に行なうためには、長・短繊維
の混合物を媒体によく分散させておくのが望ましい。例
えば液相での分級の場合は、媒液に該混合物を投入後よ
く混合し、必要に応じ分散剤を添加したり、pHを調整
したり、混合物濃度を調整したり更に超音波分散させた
りして良好な分散液を得ることができる。また、気相で
の分級の場合は、該混合物の繊維形状を破損しない程度
に予め粉砕し、はぐしておくのが望ましい。
分級機の媒体としては、例えば液相の場合は、水の他に
アルコール、アセトンなどの有機溶媒を使用することが
できる。気相の場合は、普通空気を利用するのが適当で
ある。なお、液体を媒体とする場合は、分散をよくする
ためには粘度が100cps以下、好ましくは50cp
s以下、特に好ましくは10cps以下の液体を用いる
のがよい。
分級条件は、対象とする繊維状物質の種類、粒度、処理
量、得ようとする長繊維の大きさ、媒体の種類などによ
って異なるので、予め実験室で分級機への供給速度、分
散液の濃度、分配率などを決定しておく必要がある。な
お、所望とする長繊維は、分級の実施によって、例えば
サイクロン分級機を使用した場合は、そのトップ(上層
部)に集まるので、トップで得られる長繊維の濃縮物を
取り出し、必要に応じ固液分離或は気固分離し、乾燥し
て、目的物を得ることができる。なお、分配率は分級機
への供給速度、供給量などを変更することにより調節す
ることができる。
〔実施例〕
実施例1 長軸の長さが0.5〜lOμm、短軸の長さが0.05
〜0.1μ■の範囲内の大きさのものが97重量%含ま
れる繊維状酸化チタン混合物(TiOg品位98.5重
量%)2000gを401の水中に投入し、よく撹拌し
ながらアンモニア水溶液を添加して分散液のpHを1O
05に調整し、繊維状酸化チタンを分jlkさせた。こ
のときの分散液の粘度は5 cpsであった。
上記分散液をスーパークロンTR−10(三液分離式液
体サクロン、大石機械製作所製)に1001/時の処理
量(供給圧力4kg/cn”)になるように供給し、ス
ーパークロンの中層部回収物は連続的にリサイクルしな
がら分級して上層部及び下−層部からの各分散液を連続
的に回収した。次に両分散液を濾別し、乾燥して920
gの長繊維群(上層部)と1080 gの短繊維群(下
層部)を得た。
このものの電子顕微鏡写真を第2図及び第3図として、
また、分級前の繊維状酸化チタン混合物の電子顕微鏡写
真を第1図として示した。
なお、分級前の繊維状酸化チタン混合物、分級後の長繊
維群及び短繊維群の粒度分布を画像解析装zpt^5L
A−4(株式会社ピアス製)で測定した結果、分級前の
混合物は、長軸3μm以上の粒子が38重量%、3μ麟
未満のものが62重量%から成り、分級後の長繊維群は
、長軸の長さ3μm以上の粒子が84重量%、3μ°I
未満ものが16重量%から成り、短繊維群は、長軸の長
さ3μm以上の粒子がlO重■%。、3μm未満のもの
が90重■%から成るものであった。
比較例1 実施例1と同じ濃度(50g/jりの繊維状酸化ヂタン
分tik、液11をメスシリンダー(11)に入れ、3
0分間静置した後メスシリンダーを上層部、中層部及び
下層部に3等分し、各層の分11に液をそれぞれ採取し
、濾別、乾燥した。その結果繊維状酸化チタンは、上層
部から14.8 g、中層部から15.9 g及び下層
部から19.3 g得られた。
これらの回収物について粒度分布を実施例1と同様に測
定したところ、第1表の通りであった。
なお、上層部、中層部及び下層部で得られた繊維状酸化
チタンの電子顕微鏡写真をそれぞれ第4〜6図として示
した。
試験例 (1)4電性繊維状酸化チタンの製造 実施例1及び比較例1で得られた各繊維状酸化チタン群
を水に投入して濃度100 g/12の懸濁液とし、7
0℃に加熱した後この中に塩化スズ(SnCl 4  
・511zO) 46.5 g及び塩化アンチモン(S
bCj! s ) 6.7 gを6N−塩酸水溶液30
0mj!に溶解した溶液と10%の水酸化ナトリウム水
溶液とを該懸濁液のpHを2〜3に維持するように60
分間にわたって並行添加して繊維状酸化チタンの表面に
酸化錫及び酸化アンチモンの水和物から成る被覆層を形
成させた。その後濾過し、濾液の比抵抗が50μsにな
るまで洗浄した後120℃で一昼夜乾燥して電気炉にて
600 ’Cで1時間焼成してSnugとして16重量
%、5b203として3.5重■%から成る導電層で被
覆された繊維状導電性酸化チタンを得た。
(2)評価 上記のようにして得られた繊維状導電性酸化チタンのそ
れぞれ75gと次記組成の塩化ビニル樹脂組成物100
gを2本ロールを用い160℃で7分間混練した。その
後ロールからシートを取り出し、これを100 kg/
cm2の圧力をかけて縦lQcm、横10cm、厚さ0
.1 cmのシートに成形した。デジタルオームメータ
ー(R−506型、川口電気製作断裂)でこのシートの
電気抵抗を測定し、下記の式から体積抵抗率を算出して
第2表の結果を得た。
(樹脂組成物の組成) 塩化ビニル樹脂(ゼオンEP103、 3000 g日
本ゼオン社製) 可塑剤(D、 O,P、 )          90
g安定剤(ラウレート系有機錫、MS−2030g共同
薬品社製) 安定剤(マレエート系有機錫、M−101090g東京
ファインケミカル社製) ステアリン酸カドミウム         15gなお
、粉体抵抗i、試料粉末を100 kg/cm”の圧力
で成型して円柱状圧粉体(直径18龍、厚さ3龍)とし
、その直線抵抗を測定し、下記の式から算出した。
第  2  表 〔発明の効果〕  、          。
従来の液相n!直置分級法各種の大きさ[、の粒子を含
む繊維状混合物から長繊維を選択的に得るには長時間を
要し、しかも煩雑な操作が必要であったが、本発明のよ
うに遠心力を利用する分級機を用いることによりそれが
工業的に容易にできる。しかも本発明方法は、分級条件
を適宜調整することができるので各種の繊維状混合物に
幅広く適用して所望の大きさの繊維状物を選択的に得る
ことができる有利な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は分級前の繊維状酸化チタンの繊維の形状を示す
電子顕微鏡写真であり、第2図は、本発明で得られる分
級機の上層部の、第2図は下層部の繊維状酸化チタンの
繊維の形状を示す電子顕微鏡写真である。また第4〜6
図は、比較例における上層部、中層部及び下層部の繊維
状酸化チタンの繊維の形状を示す電子顕微鏡写真である
。なお、これらの写真はすべて倍率20.000倍のも
のである。 特許出願人  石原産業株式会社 第114 第41゛・1 第5:′i 第6 ;・。 手続補正書(方式) %式% 、事件の表示  昭和63年特許願第41268号、発
明の名称  長繊維の製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 喝、補正命令の日付(発送口) 昭和63年5月31日 補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄 、補正の内容 (1)明細書第11頁第11行の「第2図」を[第31
◎ 図」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 長・短繊維の混合物を遠心力を利用する分級機を用いて
    長繊維と短繊維に分級することを特徴とする長繊維の製
    造方法。
JP63041268A 1988-02-24 1988-02-24 長繊維の製造方法 Expired - Lifetime JPH0790180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63041268A JPH0790180B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 長繊維の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63041268A JPH0790180B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 長繊維の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01215357A true JPH01215357A (ja) 1989-08-29
JPH0790180B2 JPH0790180B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=12603694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63041268A Expired - Lifetime JPH0790180B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 長繊維の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790180B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06183737A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Otsuka Chem Co Ltd 導電性二酸化チタン繊維及びその製造方法
JPH0753217A (ja) * 1993-08-12 1995-02-28 Otsuka Chem Co Ltd 導電性酸化チタン繊維、その製造方法及び導電性樹脂組成物
US6703175B2 (en) 2001-09-27 2004-03-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Color toner containing less conductive particles that have appropriate electrical resistance and can produce clear color images

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342748A (ja) * 1986-08-07 1988-02-23 Kobe Steel Ltd 繊維状微小物集合体から塊状物を除去する方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342748A (ja) * 1986-08-07 1988-02-23 Kobe Steel Ltd 繊維状微小物集合体から塊状物を除去する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06183737A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Otsuka Chem Co Ltd 導電性二酸化チタン繊維及びその製造方法
JPH0753217A (ja) * 1993-08-12 1995-02-28 Otsuka Chem Co Ltd 導電性酸化チタン繊維、その製造方法及び導電性樹脂組成物
US6703175B2 (en) 2001-09-27 2004-03-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Color toner containing less conductive particles that have appropriate electrical resistance and can produce clear color images

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0790180B2 (ja) 1995-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1334815C (en) Acicular electroconductive titanium oxide and process for producing same
DE3873377T2 (de) Verfahren zur darstellung von leicht monodispergierbarem aluminiumoxid.
WO2011099823A2 (ko) 나노 다이아몬드 분산액 및 그 제조 방법
KR100394889B1 (ko) 침상 전기전도성 산화주석 미세입자 및 그의 제조방법
CN101394961A (zh) 铜粉的制造方法以及用该制造方法得到的铜粉
JPS6322839A (ja) 平板状の生成物の製造方法
CN105733318A (zh) 一种改性铝颜料及其制备方法
KR100444142B1 (ko) Ito 미분말 및 그의 제조방법
TW201320105A (zh) 銀粉及其製造方法
JPH01215357A (ja) 長繊維の製造方法
JPS63233016A (ja) 針状導電性酸化チタン及びその製造方法
JP3305405B2 (ja) 棒状微粒子導電性酸化チタンおよびその製造方法
CN111662578B (zh) 一种球形氧化铬复合团聚粉末的制备工艺及其制得的产品
DE2217933C3 (de) Trägerteilchen für einen elektrostatographischen Entwickler
JP3646818B2 (ja) オキシ炭酸ビスマス粉末およびその製造方法
CA1256645A (en) Pulverulent emulsion polymers and process for their production
CN108083334A (zh) 一种单分散球形纳米二氧化锆粉体材料的制备方法
EP0461232B1 (de) Antistatisch bzw. elektrisch leitfähig ausgerüstete polymere zusammensetzungen
JP3173440B2 (ja) 酸化錫粉末の製造方法
Onwudiwe et al. Preparation and structural properties of electrospun PAN nanofibers reinforced with ZnS nanoparticles
US5580832A (en) Method for obtaining high density green ceramics from powders
JP6910160B2 (ja) 帯電調整用粉体及びその製造方法
EP0120808A2 (de) Feinteiliges Calciumcarbonat und Verfahren zu dessen Herstellung
CN110465671A (zh) 一种片状银粉的制备方法
Varma et al. Influence of the precipitation medium on the properties of fine alumina powders