JPH01214471A - インクジェツト記録紙用耐光性向上剤 - Google Patents

インクジェツト記録紙用耐光性向上剤

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JPH01214471A
JPH01214471A JP63038356A JP3835688A JPH01214471A JP H01214471 A JPH01214471 A JP H01214471A JP 63038356 A JP63038356 A JP 63038356A JP 3835688 A JP3835688 A JP 3835688A JP H01214471 A JPH01214471 A JP H01214471A
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JP
Japan
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sulfonate
acid
salt
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recording paper
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JP63038356A
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Akira Fukunishi
福西 彬
Masato Okamoto
真人 岡本
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はインクジェット記録紙用耐光性向上剤に関する
[従来の技術] インクジェット記録紙に用いられる耐光性向上剤として
リンタングステン酸、リンモリブデン酸などの金属酸化
物、塩化第ニクロムなどの金属塩化物およびタンニン酸
のうちの少なくとも一つ(例えば特開昭57−8798
7号公報)並びに2−ヒドロキシ−4−オクトキシベン
ゾフェノン、フェニルサリチル酸などの紫外線吸収剤(
例えば特開昭57−87988号公報)がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上述の耐光性向上剤は記録用紙を黄変色させた
り、印字したインクの色相を変化させたり、インクの色
によっては耐光性向上効果に乏しい。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは記録用紙を黄変色させず、印字したインク
の色相を変化させず、またどのインクの色にも耐光性を
向上させる耐光性向上剤について鋭意検討した結果本発
明に到達した。
すなわち本発明は有機スルホン酸塩および/または有機
硫酸エステル塩の少なくとも一種を含有することを特徴
とするインクジェット記録紙用耐光性向上剤である。
本発明における有機スルホン酸塩および/または有機硫
酸エステル塩としては、芳香族スルホン酸塩並びに、脂
肪族スルホン酸塩および脂肪族硫酸エステル塩が挙げら
れる。
芳香族スルホン酸塩としては一般式 [式中、Arはベンゼン核またはナフタリン核、Xは水
素、炭素数8以下の炭化水素基、ハロゲン原子、ニトロ
基、ニトロソ基、NHR+基(R+は水素、ヒドロキシ
ル基、アミノ基または炭素数8以下の炭化水素基) 、
N (R2) 2基(R2は炭素数8以下の炭化水素基
)、OR3基、SR3基(R3は水素または炭素数8以
下の炭化水素基)、CHO基またはC0R4基(R4は
ヒドロキシル基または炭素数8以下の炭化水素基)、Y
はSO3、CR3S 03またはC2H5SO3、Mは
I族、■族、■族、■族または■族の金属、アンモニウ
ムまたはアミンカチオン、k、mは1〜3の整数、pは
1〜4の整数である。コで示される化合物が挙げられる
一般式(1)において、X、R+、R2、R3、R4の
炭素数8以下の炭化水素基としては鎖式炭化水素基(炭
素数8以下の直鎖または分岐を有するアルキル基または
アルケニル基たとえばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等のアルキル基
、プロペニル、イソプロペニル、2−ブテニル、1,3
−ブタジェニル基などのアルケニル基など)および環式
炭化水素基(フェニル、o−トリル、2,3−キシリル
、ベンジル、フェネチル、スチリル基など)が挙げられ
る。
ハロゲン原子としてはCI、Br、 F、1が挙げられ
る。
Mとしては■族(Na、 K、 Cuなど)、■族(M
g 。
Ca、 Znなど)、■族(Ti、 Zr、 Snなど
)、■族(Cr、 Mo、 IJなと)、■族(Fe、
 Co、 Niなど)の金属が挙げられる。アミンカチ
オンを形成するアミンとしてはメチルアミン、エチルア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン等が
挙げられる。Mのうち好ましくは金属であり、特に好ま
しくはNa、 Ca、 Mg、 K、 Cu、 Zn、
 Zr、 Cr、 Fe、 CoおよびN1である。
芳香族スルホン酸塩としては下記が挙げられる。
但し塩はNa、 K、 Zn、 Cr、 Fe、 Co
またはNi塩を示す。
(1)ベンゼンスルホン酸塩: ベンゼンスルホン酸塩、ベンゼン−1,3−ジスルホン
酸塩等。
(2)アルキル基またはアルケニル基の置換基を有する
ベンゼンスルホン酸塩: Pl−ルエンスルホン酸塩、2,5−ジメチルベンゼン
スルホン酸塩、1n−キシレンスルホン酸塩、エチルベ
ンゼンスルホン酸塩、 ジエチルベンゼンスルホン酸塩
、トリエチルベンゼンスルホン酸塩、スチレンスルホン
酸塩、イソプロペニルベンゼンスルホン酸塩、イソプロ
ピルベンゼンスルホン酸塩、1,2,3− )ジメチル
ベンゼンスルホン酸塩等。
(3)ヒドロキシル基またはメルカプト基の置換基を有
するベンゼンスルホン酸塩: フェノール−2−スルホン酸塩、アニソール−〇−スル
ホン酸塩、フエネトールー0−スルホン酸塩、アニソー
ル−■−スルホン酸塩、 フェノール−2,4−ジスル
ホン酸塩、フェノール−2,’ 4.6− )ジスルホ
ン酸塩、2−オキシトルエン−4−スルホン酸塩、3−
オキシトルエン−6−スルホン酸塩、4−オキシトルエ
ン−3−スルホン酸塩、ピロカテキン−4−スルホン酸
塩、1.2−ジオキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸
塩、レゾルシン−4−スルホン酸塩、レゾルシン−4,
6−ジスルホン酸塩、ヒドロキノンスルホン酸塩、1,
2.3−)リオキシベンゼンスルホン酸塩、チオフェノ
ール−4−スルホン酸塩、チオアニソール−4−スルホ
ン酸塩、チオフェネトールー4−スルホン酸塩等。
(4)ニトロ基またはニトロソ基の置換基を有するベン
ゼンスルホン酸塩: 0−二トロベンゼンスルホン酸塩、■−二トロベンゼン
スルホン酸塩、p−ニトロベンゼンスルホン酸塩、ニト
ロベンゼン−2,4−ジスルホン酸塩、 2−ニトロト
ルエン−3−スルホン酸塩、2−二トロトルエン−5−
スルホン酸塩、3−ニトロトルエン−5・スルホン酸塩
; 3−ニトロ−0−キシレン−4−スルホン酸塩、5
−ニトロ−m−キシレン−4−スルホン酸塩、3−ニト
ロ−p−キシレン−2−スルホン酸塩、6−ニトロ−p
−キシレン−2−スルホン酸塩、ニトロメシチレンスル
ホン=6− ロベンゼンー2,5−ジスルホン酸塩、3−ニトロベン
ゼンスルホン酸塩、3−ニトロソベンゼンスルホン酸塩
等。
(5)アミノ基の置換基を有するベンゼンスルホン酸塩
: オルタニル酸、メチルアニリン−2−スルホン酸塩、ジ
メチルアニリン−2−スルホン酸塩、メタニル酸塩、ア
ニリン−2,4−ジスルホン酸塩、2−アミノトルエン
−3,5−ジスルホン酸塩、3−アミノトルエン−4−
スルホン酸塩、4−アミノトルエン−2,6−ジスルホ
ン酸塩、■−フェニレンジアミンー4−スルホン酸塩、
ttI−フェニレンジアミン−4,6−ジスルホン酸塩
、2,6−ジアミツトルエンー4−スルホン酸塩等。
(6)オキシアミノ基またはヒドラジノ基の置換基を有
するベンゼンスルホン酸塩: フェニルヒドロキシルアミン−3−スルホン酸塩、4−
オキシアミノトルエン−2−スルホン酸塩、フェニルヒ
ドラジン−3−スルホン酸塩、フェニルヒドラジン−4
−スルホン酸塩等。
(7)ハロゲン基の置換基を有するベンゼンスルホン酸
塩: p−フルオルベンゼンスルホン酸塩、0−クロルベンゼ
ンスルホン酸塩、■−クロルベンゼンスルホン酸塩、p
−クロルベンゼンスルホン酸塩、2,4−ジクロルベン
ゼンスルホン酸塩、0−ブロムベンゼンスルホン酸塩、
m−ブロムベンゼンスルホン酸塩、p−ブロムベンゼン
スルホン酸塩、2,5−ブロムベンゼンスルホン酸塩、
0−ヨードベンゼンスルホン酸、6−クロルトルエン−
3−スルホン酸塩、4−クロルトルエン−2−スルホン
酸塩等◇ (8)アルデヒド基の置換基を有するベンゼンスルホン
酸塩: ベンズアルデヒドスルホン酸塩、ベンズアルデヒド−2
,4−ジスルホン酸塩等。
(9)ケトン基の置換基を有するベンゼンスルホン酸塩
: アセトフエノンー〇−スルホン酸塩、アセトフェノン−
2,4−ジスルホン酸塩、ベンゾフェノン−3,3−ジ
スルホン酸塩等。
(10)カルボキシル基の置換基を有するベンゼンスル
ホン酸塩: 0−スルホ安息香酸塩、■−スルホ安息香酸塩、p−ス
ルホ安息香酸塩、2,4−ジスルホ安息香酸塩等。
(11)二種以上の異なった置換基を有するベンゼンス
ルホン酸塩: 2−二トロフェノール−4−スルホン酸塩、2−アミノ
−6−二トロフエノールー4−スルホン酸塩、5−スル
ホサリチル酸塩、2−二トロアニリン−4−スルホン酸
塩、4−ニトロジフェニルアミン−2−スルホン酸塩、
2−ニトロ−4−スルホ安息香酸塩、2−クロルアニリ
ン−4−スルホン酸塩、2,6−ジプロムアニリンー4
−スルホン酸塩等。
(12)アルカンスルホン酸基の置換基を有するアルキ
ルベンゼン: フェニルメタンスルホン酸塩、ρ−フェニルエタンスル
ホン酸塩等。
(13)ナフタリンスルホン酸塩: α−ナフタリンスルホン酸塩、β−ナフタリンスルホン
酸塩、1,6−ナフタリンジスルホン酸塩、1゜3.6
−ドリナフタリンスルホン酸塩等。
−8−。
(14)炭素数8以下の炭化水素基の置換基を有するナ
フタリンスルホン酸塩: アルキル基またはアルケニル基を有するナフタリンスル
ホン酸塩たとえば1−メチルナフタリン−4−スルホン
酸塩、1−エチルナフタリン−6−スルホン酸塩、2−
イソプロペニル−6−スルホン酸塩等。
(15)ヒドロキシル基の置換基を有するナフタリンス
ルホン酸塩: 1−ナフトール−4−スルホン酸塩、2−ナフトール−
6−スルホン酸塩、2−ナフトール−8−スルホン酸塩
、2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸塩、2−ナフ
トール−6,8−ジスルホン酸塩等。
(16)アミノ基の置換基を有するナフタリンスルホン
酸塩:   ・ ナフチオン酸塩、2−アミノナフタリン−1−スルホン
酸塩等。
(17)ニトロ基の置換基を有するナフタリンスルホン
酸塩: 1−ニトロナフタリン−2−スルホン酸塩、■−二トロ
ナフタリンー3−スルホン酸塩、1−二トロナフタリン
−4−スルホン酸塩、6−メチル−1−二トロナフタリ
ンスルホン酸塩、1,3−ジニトロナフタリン−5−ス
ルホン酸塩等、1−二トロナフタリン−3,6−ジスル
ホン酸塩、1,5−ジニトロナフタリン−3,7−ジス
ルホン酸塩等。
(18)ハロゲン基の置換基を有するナフタリンスルホ
ン酸塩: 4−クロルナフタリンスルホン酸塩、1−クロル−2−
ナフタリンスルホン酸塩、6−クロルナフタリンスルホ
ン酸塩、4−ブロムナフタリン−1−スルホン酸塩、5
−ブロムナフタリン−2−スルホン酸塩、1,2−ジク
ロルナフタリン−8−スルホン酸塩等。
(19)アルカンスルホン酸の置換基を有するナフタリ
ンスルホン酸: ナフチルメタンスルホン酸塩、β−ナフチルエタンスル
ホン酸塩等。
(20)二種以上の異なった置換基を有するナフタリン
スルホン酸塩: 1−クロル−5−二トロナフタリン−2−スルホン酸塩
、1−ニトロ−2−クロルナフタリン−5−スルホン酸
塩、I−クロル−2−二ト口ナフタリン−5−スルホン
酸塩、1−クロル−2−ナフトール−6−スルホン酸塩
、1−ニトロ−8−クロルナフタリン−2−スルホン酸
塩、2−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸塩、
2−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸塩、1−
アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸塩、1
−アミノ−8−ナフトール−4−スルホン酸塩等。
これらのうちで好ましいものはベンゼンスルホン酸塩(
Na、 k、 Zr、 Cr、 Fe、  Co、 N
i、 CuまたはZn塩)、β−ナフタリンスルホン酸
塩(Na、 k、 Zr。
Cr、 Fe、  Co、 NiまたはCu塩)、p−
トルエンスルホン酸Ni塩、フェノールスルホン酸Cu
塩、クロルベンゼンスルホン酸Co塩、ヒドロキノンス
ルホン酸に塩、アミノフェノールスルホン酸Zr塩およ
び2−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸Zn塩
である。
脂肪族スルホン酸塩および脂肪族硫酸エステルとしては
一般式 %式%(2) (式中、R′は炭素数12以下の炭化水素基、Zは一3
Oaまたは一0SO3、M′は■族、■族、■族、■族
または■族の金属、アンモニウムまたはアミンカチオン
である。p、qは1〜3の整数である。)で示される化
合物が挙げられる。
一般式(2)において、R′の炭素数12以下の炭化水
素基としては炭素数1〜12の直鎖または分岐を有する
アルキル基またはアルケニル基たとえばメチル、エチル
、プロピル1、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル
、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、
イソプロピル、イソブチル、イソオクチル基等のアルキ
ル基、プロペニル、イソプロペニル、ドデセニル基等の
アルケニル基など)が挙げられる。
M′は一般式(1)のMと同様である。
脂肪族硫酸エステル塩および脂肪族スルホン酸塩の具体
的な化合物を以下にに挙げる。ただし、塩はNa、 C
a、 Mg、 Zn、 Cr、 Fe、  Co、また
はNiの塩を示す。
(1)アルコール硫酸エステル塩: メチルアルコール硫酸エステル塩、エチルアルコール硫
酸エステル塩、プロピルアルコール硫酸エステル塩、ブ
チルアルコール硫酸エステル塩、オクチルアルコール硫
酸エステル塩、5ec−ブチルアルコール硫酸エステル
塩、アリルアルコール硫酸エステル塩等。
(2)アルキルスルホン酸塩および他のスルホン酸塩ブ
チルスルホン酸塩、オクチルスルホン酸塩、デシルスル
ホン酸塩等。
その他一般式(2)で示される分子内にエステル基、ア
ミド基を有するスルホン酸塩たとえばブチルオキシエタ
ンスルホン酸塩、ラウリン酸−N−メチルタウリン塩、
スルホコハク酸シカプリルエステル塩等も使用できる。
これらのうちで好ましい化合物はブチルアルコール硫酸
エステル塩(Na、 K、 Zr、 Cr、 Fe、 
 Co。
Ni、C+jまたはZn塩)およびオクチルスルホン酸
塩(Na、に、 Zr、 Cr、 Fe、  Co、 
N+、CuまたはZn塩)である。
芳香族スルホン酸塩は次のような方法で製造できる。た
とえば、ナフタリンスルホン酸のに塩またはNi塩を製
造する場合、KO)I水溶液またはNi(OH)2水溶
液にナフタリンスルホン酸を徐々に冷却しながら(中和
浴を50℃以内にする)滴下し中和し製造する。
脂肪族硫酸エステル塩は次のような方法で製造できる。
たとえば、ブチルアルコール硫酸エステルNa塩または
Zn塩を製造する場合、NaOH水溶液またはZn(O
H)2の水分散液にブチルアルコール硫酸エステルを徐
々に冷却しながら(中和浴を50°C以内にする)滴下
し中和し製造する。
また、脂肪族スルホン酸塩は次のような方法で製造でき
る。たとえばブチルスルホン酸Ni塩またはZn塩を製
造する場合、N1(DH)2水溶液またはZn(OH)
2の水分散液にブチルスルホン酸を徐々に冷却しながら
(中和浴を50℃以内にする)滴下し中和し製造する。
本発明の向上剤が用いられるインクジェット記録紙の基
材としては紙が代表的であるが布、樹脂、フィルム、合
成紙等も使用できる。
本発明の向上剤を含むインクジェット記録紙の製造法と
しては(1)基材中に本発明の向上剤を含有させる方法
たとえば■本発明の向上剤を含む含浸液に基材を浸漬す
る方法(後処理法)および■抄紙工程において本発明の
向上剤の水溶液または分散液を使用して製紙する方法(
内填法)ならびに(2)基材上の塗工層中に本発明の向
上剤を含有させる方法たとえば向上剤を含有させた基材
中に塗工液を塗布し、乾燥させる方法があげられる。
(1)の含浸液または水溶液中の向上剤の濃度は種々変
えることができるが通常0.05〜7重量%、好ましく
は0.1〜5重量%である。この場合、液比は通常1:
5〜200、好ましくは1:10〜100である。絞り
率は通常30〜150%、好ましくは50〜100%で
ある。
(2)の塗工液には一般に無機質顔料類(微粉ケイ酸、
クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、チタン白、ケイ
酸アルミニウム、リトポンなど)、水溶性高分子(酸化
デンプン、カチオンデンプン、ゼラチン、カゼイン、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピ
ロリドンなど)、合成樹脂ラテックス(スチレン・ブタ
ジェン共重合体ラテックス、メタクリル酸メチル・ブタ
ジェン共重合体ラテックス、エチレン・酢酸ビニル共重
合体ラテックスなど)、耐水化剤[尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂、シアナミド・ホルムアルデヒド樹脂、ジシア
ンジアミド・ホルムアルデヒド樹脂、ジエチレントリア
ミン・ジシアンジアミド・塩化アンモン縮合物、(ジ)
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート・酸塩の
重合物、(メタ)アクリロイルオキシアルキルトリアル
キルアンモニウムクロライドの重合物、(ジ)アルキル
アミノヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド・酸
塩の重合物、(メタ)アクリルアミドアルキルトリアル
キルアンモニウムの重合物、(ジ)エチルアミノエチル
ビニルエーテル・酸塩の重合物、ビニルオキシエチルジ
メチルメトキシメチルアンモニウムクロライドの重合物
、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドの重合物、
ビニルピリジン・酸塩の重合物、ビニルピロリドン重合
物、ビニルイミダシリン・酸塩重合物、ビニルピリジニ
ウムブロマイド重合物、ビニルベンジルイミダゾリニウ
ムクロライド重合物、エチレンイミン重合物、エチレン
イミン・酸塩重合物、エチレンイミン四級アンモニウム
塩の重合物、エピクロルヒドリン・ジメチルアミン重合
物、ポリエチレンイミン・エピクロルヒドリン反応物、
ビニルベンジルトリメチルアンモニウム重合物、スチレ
ン・ビニルベンジルトリメチルアンモニウム共重合物、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等コ、有
機溶剤可溶性樹脂(ポリビニルブチラール、フェニルグ
アナミン樹脂など)、蛍光染料、pH調整剤、消泡剤、
潤滑剤、防腐剤、界面活性剤などを含有していてもよい
塗工液の処方の一例を示せば向上剤はは通常0゜01〜
5重量%、好ましくは0.05〜3%、耐水化剤は通常
0.01〜5%、水溶性高分子は通常1〜15%、無機
分含量は通常3〜15%、水が残りである。
塗工量(乾燥塗工量)は通常1〜50g/イ、好ましく
は2〜40g/−である。
塗工液の適用方法としては公知の手法(ロールコータ−
法、ブレードコーター法、エアナイフコーター法など)
がある。
本発明において印写されるインクには通常、水溶性直接
染料、水溶性酸性染料および水溶性反応染料が用いられ
る。水溶性直接染料としてはC01゜ダイレクトブラッ
ク(2,4,17,19,22,32,38,51,5
6゜62.71,74,75,77.105,108,
112,154等) 、C,l、ダイレクトイエロー(
8,11,12,24,26,27,33,39,44
,50゜58.85,86,88,98,100,11
0,144等)、C21,ダイレクトレッド(1,2,
4,9,11,13,17,20,23,24,28,
31,33,37,39,44,62,81,83,9
9,227,243等)、C01,ダイレクトブルー(
1,2,8,22,25,76,78,86,87,1
08,120,193,195、199,200,20
1,207,236等)等が、また水溶性酸性染料とし
てはC01,アシッドブラック(1,2,7,24,3
1,94等)、C0]、アシッドイエロー(7,17,
23,29,42゜99等)、C01,アシッドレッド
(18,35,52,87,92,94゜143.25
4等)、C01,アシッドブルー(1,7,9,40,
234゜236.249等)等が、水溶性反応染料とし
てはC01,リアクティブイエロー(37,57等)、
C01,リアクティブレッド(21、170等)、C9
1,リアクティブブルー(27,77等)が挙げられる
インクの処方の一例としては染料1〜8%、グリコール
またはポリエチレング刀コール5〜70%、水残りがあ
る。
インクジェットプリンターは通常の方法たとえば「新・
情報産業用紙」(昭和59年7月10日、紙業タイムス
社発行)に記載のドロップ・オン・デマンド方式、連続
方式などが使用できる。
「実施例コ 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。実施例中の部は重量
部を示す。また、実施例中の試験法を下記に示す。
(試験法) (1)変退色 インクを塗布した被記録紙のり、a、b値を多光源分光
測色計MSC−2型「スガ試験機■製」にて測色し、ブ
ランクとの色差(△E)を求めた。
(2)耐光性 インクを塗布した被記録紙をフェード・オ・メーターに
て63℃、60時間照射し照射部を同測色計て測定し級
数で表示した。
(3)耐水性 インクを塗布した被記録紙を流水に5分間浸漬し、とり
だし乾燥後の試紙の色濃度(C゛)を同測色計を用いて
測定しこの値が元の色濃度に比べいくら低下しているか
を求めた。
(4)にじみ度 被記録紙に印字されたドツトの直径を顕微鏡(オリンパ
ス BH−2)にて測定しインクドロップレットの何倍
になったかて表示した。
実施例1〜10、比較例1〜4 本発明の薬剤および比較品を示す。
実施例1:ベンゼンスルホン酸Na塩 実施例2:ベンゼンスルホン酸Zr塩 実施例3:ベンゼンスルホン酸Ca塩 実施例4:ベンゼンスルホン酸N1塩 実施例5:ベンゼンスルホン酸Cu塩 20一 実施例6:ベンゼンスルホン酸Zn塩 実施例7:α−ナフタリンスルホン酸Ni塩実施例8:
ハイドロキノンスルホン酸に塩実施例9:2−アミノー
5−ナフトール−7−スルホン酸Na塩 実施例10ニブチルアルコ一ル硫酸エステルCu塩比較
例1:ワンタングステン酸 比較例2ニリンモリブテン酸 比較例3:2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン 比較例4:p−t−サリチル酸ブチルフェニル本発明の
向上剤(実施例1〜10)および比較品(比較例1〜4
)を用い、下記の塗工液を作成しこれをサイズ度0秒の
一般紙(坪量70g/i)にエアーナイフコーターによ
り塗工(乾燥塗工量 15g/n+2)し、乾燥後カレ
ンダーに通しインクジェット記録紙を得た。このインク
ジェット記録紙に対して4色のインク(注1)を用いて
カラーインクジェット記録を行い、記録特性の評価を行
った。結果を表−1〜表−4に示す。
(塗工液) 向上剤(本発明品)      1.5(重量%)耐水
化剤(注2)        2.0ポリビニルアルコ
ール    5.0 SiO2(注3)        15.0ノリ 計             100.0(注1)イン
ク イエローインク C91,リアクティブイエロー372 (重量部)ジエ
チレングリコール    30 水              68 レツドインク C01,アシッドレッド352 ジエチレングリコール    30 水              68 ブルーインク C01,アシッドブルー12 ジエチレングリコール    30 水              68 ブラツクインク C01,ダイレクトブラック19  2ジエチレング刀
コール    30 水              68 (注2)スチレン・ビニルベンジルトリメチルアンモニ
ウム共重合物(分子量 約1万) (注3)ニップシールHD−2[日本シリカニ業■製コ
(1)イエローインク 合を言う。
(2)レッドインク (3)ブルーインク (4)ブラックインク 表−1および表−2に示されるように本発明の向上剤は
C01,リアクティブイエロー37およびC01゜アシ
ッドレッド35のインクに対して、従来品(比較例1〜
4の薬剤)にくらべて耐光性が極めて良好である。
表−3および表−4に示されるように本発明の向上剤は
C01,アシッドブルー1およびC01,ダイレクトブ
ラック19のインクに対しても、従来品(比較例1〜4
)に比べて耐光性が極めて良好である。
[発明の効果] 本発明の向上剤は黄変色させず印字したインクの色相を
変化させず、そしてどのインクの色に対してもすぐれた
耐光性向上効果を発揮する。また耐水化剤の耐水性に悪
影響を与えることはない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機スルホン酸塩および/または有機硫酸エステル
    塩の少なくとも一種を含有することを特徴とするインク
    ジェット記録紙用耐光性向上剤。 2、有機スルホン酸塩が芳香族スルホン酸塩である請求
    項1記載の向上剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02214686A (ja) * 1988-12-14 1990-08-27 Ciba Geigy Ag インクジェットプリント用記録材料
JPH0692012A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Showa Highpolymer Co Ltd インクジェット記録用紙
EP1029703A1 (en) * 1999-02-16 2000-08-23 Oji Paper Co., Ltd. Ink-jet recording material with improved light-resistance
EP1170145A3 (en) * 2000-07-06 2003-08-27 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method

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