JPH01214448A - 印字ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字ヘッド装置に係り、とくに、インクリボン
を介して印刷用紙上に印字ピンを衝突させてドツトによ
り文字記号等を印字する印字ヘッド装置に関する。

〔従来の技術〕

第４図に従来例を示す。この第４図において、アクチュ
エータ５１は支持部材５０に中間部（第３図の中央部左
側）を軸支されている。このアクチュエータ５１の一端
（第３図の右端）には先端をワイヤガイド６１によって
ガイドされたワイヤ６０が装備されている。また、この
アクチュエータ ５１の他端（第３図の左端）は引張ばね５２により第４
図の下方へ引張られており、このためアクチュエータ５
１の一端は常に第４図の矢印Ｃの方向へ付勢された状態
となっている。このアクチュエータ５１の一端の第３図
の上方部にはストッパ５３が設置され、これによりアク
チュエータ５１は第４図の状態に維持されている。

この状態において、ポビン５５に巻回したコイル５６と
、ボビン５５の内部に挿入された強磁性体のコア５７と
からなる電磁マグネット部５４に通電がなされると、電
磁マグネット部５４によってアクチュエータ５１がコア
５７に吸引されて第４図の矢印り方向に回動し、これと
同時にワイヤ６０が印字面側（第３図の下方）へ移動し
てインクリボン（図示せず）を介して図示しない用紙に
印字を行うようになっている。この場合ワイヤ６０の復
帰は電磁マグネット部５４への通電終了と同時に、引張
ばね５２によって行われる。

ここで、ワイヤ６０はドツトの数に対応した数だけ装備
されアクチュエータ５１、電磁マグネット部５４も同数
装備されており、通常のドツトプリンタと同様印字ヘッ
ド装置全体の所定方向の移動と同時に、各アクチュエー
タ５１が必要に応じて個別的に前述した回動動作を繰り
返し行うことでドツトによる文字記号等の印字が行われ
るようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例においては、印字動作中にア
クチュエータ５１の支軸５１Ａ部分に摩擦が生じ、また
、アクチュエータは高速で繰り返し回動するため経時的
に当該支軸部分が摩耗してガタが生じるようになる。こ
のため印字部に位置ずれが発生し、印字品質が次第に低
下するという不都合を有し、また装置の寿命も短いもの
となっていた。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とく
にアクチュエータの回動支軸部の経時的な摩耗を有効に
防止してガタの発生を防ぎ、耐久性を増大せしめること
が出来る印字ヘッド装置を提供することを、その目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、一端に印字ピンを有する複数のアクチュエ
ータと、これらのアクチュエータを個別的に駆動する電
磁マグネット部と、各アクチュエータの原位置復帰用の
ばね手段とを備えている。

そして、各アクチュエータと原位置復帰用のばね手段と
を同一の板ばね材により形成するという構成を採り、こ
れによって前述した目的を達成しようとするものである
。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。

この実施例は第１図に示す支持部材１０上に設置された
コーク１，２と、複数の電磁マグネット部３，３・・・
と、この電磁マグネット部３，３・・・に対応するアク
チュエータ７ａ、７ａ・・・とを備えている（第２図参
照）。

この内支持部材１０は断面Ｓ字状部材で構成され第１図
右端上部に後述するアクチュエータ７ａ用のストッパ１
１が該アクチュエータ７ａに対応して装備されている。

ヨーク１は断面り字状部材から成り、第１図の底面側に
一定間隔で電磁マグネット部３．３・・・に対応して丸
穴１ａ、ｌ’ａ・・・が形成されている。

ヨーク２は、断面り字状部材から成りヨーク１とともに
断面が正方形の枠体を構成するような状態で配置されて
いる。このヨーク２には、前述した丸穴１ａ、ｌａ・・
・に対向して丸穴１ｂ、ｌｂ・・・が形成されている。

各電磁マグネット部３は、丸穴１ｂと路間−の直径の内
径部を有するボビン４と、このボビン４に巻回されたコ
イル５と、ボビン４内部に挿入された強磁性体のコア６
とから構成されている。この電磁マグネット部３は前述
した丸穴１ａ、１ｂ−５＝ 部分にコア６を一致させた状態でヨーク１と２とにより
挟持されている。

各アクチュエータ７ａは元々第３図に示す形状の板ばね
材７の一部であり、この板ばね材７が第３図の点線部分
から曲折され第１図に示すように形成されたものである
。このため、各アクチュエータ７ａは常に第１図の矢印
Ａ方向に付勢されており、前述したストッパ １１に圧接した状態となっている。

本実施例においては、板ばね材７の両端の部分７ｂ、７
ｃがアクチュエータ７ａの原位置復帰用のバネ手段の役
目を果している。

この各アクチュエータ７ａの一端（第１図の左端）には
強磁性体よりなるプランジャ８が装備され、他端（第１
図の右端）には印字ビン９が装備されている。ここで、
アクチュエータ７ａ、７ａ・・・を形成する板ばね材７
，７・・・は、押え板１２によりヨーク１の第１図の右
側面に固定されている。

ヨークｌおよび２には原位置復帰用のバネ手段７’ｂ、
７ｃのたわみによるヨーク１，２との干渉をさけるため
板ばね７に対向する部分が第１図に示すように切除され
、それぞれ切除部１ａ、２ａが設けられている。

次に上記実施例の動作について説明する。

第１図の状態においてコイル５に電流を流すことにより
、プランジャー８がコア６に引きつけられ、印字ピン９
が第１図の矢印Ｂ方向に動き、インクリボン（図示せず
）を介して図示しない印刷用紙に衝突する。反対に電流
を切ると、原位置復帰用のばね手段７ｂ、７Ｃの作用に
よりアクチュエータ７ａは初期の位置にもどる。

本実施例においては、通常のドツトプリンタと同様の印
字ヘッド装置全体の所定方向への移動ばかりでなく、図
示しない制御手段により隣接する印字ピン相互間の距離
を第２図に示すアクチュエータ７ａ、７ａ・・・を含む
部分（アクチュエータアセンブリ）が第２図の左右方向
に周期的に移動せしめられるようになっている。そして
、これらの移動動作と同時に各アクチュエータ７ａが必
要に応じて上述した回動動作を個別的に繰り返すことに
より、インクリボンを介して用紙にドツトにより文字記
号等を印字し得るようになっている。

以上説明したように、本実施例によると各アクチュエー
タ７ａと当該アクチュエータの原位置復帰用のばね手段
７ｂ、７ｃとが同一の板ばね材７で形成されていること
から、アクチュエータ７ａがばね手段７ｂ、７ｃにより
支持された状態となっており、且つアクチュエータの運
動をばね手段７ｂ、７ｃの弾性変形のみで受けているた
め従来例と異なりアクチュエータの回動運動により当該
回動支点に摩擦が生じるという事がない。また、極く短
い印字ピン９を用いているためワイヤガイド等の部材も
不要な構造となっている。

従って、摩耗により経時的に生じる印字部の位置づれを
有効に防止し得るという利点がある。

また、ワイヤガイド等を省略し得るので、コストの低減
を図ることができるという利点もある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によると、電磁マグネット
部により個別的に駆動される複数の印字用アクチュエー
タと、各アクチュエータの原位置復帰用のばね手段とを
同一の板ばね材により形成したことから、従来問題とな
っていたアクチュエータの回動支点部分に生じる摩擦を
略完全に防止し得る。これがため、当該部分の経時的な
摩耗による印字部の位置ずれを有効に防止し得るという
従来にない優れた印字ヘッド装置を提供することが出来
る。

尚、上記実施例は、特に短い印字ピンを使用する場合に
ついて例示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、前述した従来例のようなワイヤを使用する場合に
適用しても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の実施例の一部省略した平面図、第３図は第１図の
アクチュエータを形成する板ばね材を示す図、第４図は
従来例を示す説明図である。 ３・・・電磁マグネット部、７・・・板ばね材、７ａ・
・・アクチュエータ、７ｂ、７ｃ・・・原位置復帰用の
ばね手段、９・・・印字ピン。 第１図 第２図 ７ｂ、１ｃ　：原４ｔＬ’ｌｌ榎帰用 θは゛ｉ１２手設 置 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、一端に印字ピンを有する複数のアクチュエータ
   と、これらのアクチュエータを個別的に駆動する電磁マ
   グネット部と、前記各アクチュエータの原位置復帰用の
   ばね手段とを備え、 前記各アクチュエータと原位置復帰用のばね手段とを同
   一の板ばね材により形成したことを特徴とする印字ヘッ
   ド装置。