JPH01213680A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１画像形成装置における現像装置に関するもの
である。

（従来の技術） 従来より、第２図に示されるような構成の現像装置か知
られているか、この種の現像装置において現像剤収容容
器８の中へ現像剤（以下トナーと呼ぶ）１０を供給する
代表的な方法として、適時に一度に大量補給する方法と
、常時少量づつ補給する方法とがある。

（発明か解決しようとする問題点） 上記の従来装置にトナーを一度に大量補給する方法を採
用した場合、−時に大量の真新しいトナー、すなわち比
較的帯電量の小さいトナーか供給され、これが多量に第
２図中参照番号１０ａて示される対流トナー層内部に取
り込まれ、対流トナー層内部ですでに対流している摩擦
によって帯電量の大きくなった残留トナーに対する真新
しいトナーの量的割合か急に大きくなり対流トナー層に
おける帯電量の平均値か急低下し、従って現像スリーブ
２には帯電量の小さいトナーがコートされ現像効率が悪
化し、現像画像の濃度が低下してしまうという好ましく
ない現象か起きる欠点かあった。同様に、例えば現像剤
収容容器８に初めてトナーか供給された場合や、画像形
成装置のオーバーホール後に新たにトナーが供給された
場合にも、トナーの帯電量が不十分なため、現像画像の
適正濃度の確保か困難だった。また高湿度環境において
は、対流層内のトナーの帯電性低下により帯電量が不足
し、上記現象と同様に現像画像濃度が低下してしまう。

更に、低湿度環境においては、トナーの摩擦による帯電
量は上昇しやすいが、トナーか過剰に帯電してしまうと
やはり現像性が低下し、この場合にも画像濃度の低下現
象か起きる。そして現像剤収容容器内のトナーの残量か
低下した時には、対流層が小さくなり、棒材６により乱
される部分か減るので対流層のトナーの帯電量か過剰と
なり、上述の現象は特に顕著となる。

（発明の目的） 本発明は、斯かる実情に鑑み案出されたもので、画像形
成装置の通常使用時の湿度変化や、現像剤残量過小に起
因する画像濃度低下を防止するたけでなく、画像形成装
置の設置初期あるいは画像形成装置のオーバーホール後
に新たに真新しい現像剤が供給された時においても適正
画像濃度を確保できるようにした現像装置を提供するこ
とを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 斯かる目的を達成するために、本発明は、現像用非磁性
回転体内部に固定磁石を有した現像装置において、現像
剤収容容器内に可動の現像剤攪拌搬送部材を有し、該部
材の軌跡を環境に応じて変化させる手段を有することを
特徴とする。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本発明実施例に係る現像装置の側断面図であり
、参照番号ｌは矢印Ｑ方向に回転する感光ドラムを示す
、現像剤収容容器８の感光ドラムｌ側開口部に設けられ
た現像スリーブ２は矢印Ｐ方向に回転する非磁性の回転
体であり、その内部には不動の固定磁石３ａ、３ｂ、３
ｃ、３ｄが配設されている。現像剤収容容器８の前記開
口部上縁に沿って、その先端が現像スリーブ２に適度に
接近したブレード４が設けられている。現像剤収容容器
８内には、その一端を軸として回転する棒材６と７が設
けられている。棒材６は棒材７よりも現像スリーブ２に
近く配置されている。棒材６の回転軸１１は、棒材回転
軸移動装置１２によって移動可能に保持されており、図
中ｍ位置とｎ位置とその中間のＳ位置とを選択的にとる
ようにされている。

更に、現像剤収容容器８内には、該容器８内のトナー残
量を検知するトナー残量検知器１３が、又現像剤収容容
器８の外部には画像形成装置の周辺の相対湿度を検知す
る相対湿度検知器１４がそれぞれ設けられていて、これ
ら検知器１３．１４は共に、前記棒材回転軸移動装置１
２に電気的に接続されて設けられた動作信号発生器１５
に電気的に接続されており、夫々の検知した値を電気的
信号に変換して、動作信号発生器１５に送信する。！Ｉ
Ｉ作信号発生器１５は受信した信号に応じた動作信号を
棒材回転軸移動装Ｗ１２に送信し、該移動装置１２をし
て棒材６の回転軸１１をｍ位置、Ｓ位置、ｎ位置のいず
れかに自動的に制御せしむるようにな９ている。

次に本実施例の作用を説明する。

棒材７は矢印Ｂ方向に回転することにより、供給された
例えば１成分の磁性トナーｌＯを棒材６の方向へ攪拌し
つつ搬送し、棒材６は矢印Ａ方向に回転することにより
、磁性トナー１０を現像スリーブ２の方向へ攪拌しつつ
搬送する。この棒材６の回転運動により現像スリーブ２
周辺に搬送されたトナーｌＯは、現像スリーブ２の動き
と、その内部の固定磁石３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄによっ
て形成される磁界とによって矢印Ｅ、Ｃ，Ｄに示される
経路で対流し、以て十分に攪拌摩擦帯電した対流トナー
層１０ａを形成し、該対流トナー暦り０ａ内のトナーが
現像スリーブ２に担持され、ブレート４により薄層化さ
れた後、感光ドラム１側へ搬送され、現像に与る。

さて相対湿度が高く、且つ現像剤収容容器８内に真新し
いトナーが一度に大量に補給された場合でありても、真
新しいトナーが対流層１０ａ内部に少量づつ供給される
のであり、且つ棒材６の軌跡が上記対流層１０ａをよぎ
ってこれを乱してトナーの帯電量の低下をもたらさない
のであれば、前述した現像画像濃度の低下は起きない。

そこで、棒材６を、その先端の軌跡が第３図の破線ａて
示す円となるような位置、すなわちｎ位置に移動させる
なら、対流層１０ａ内部へ帯電不十分なトナーか多量に
搬送されず、且つ棒材６が対流層１０ａをよぎってこれ
を乱してトナー帯電量を低下させないので、適度に荷電
されたトナーを常時スリーブ２ヘコートすることができ
る。

逆にトナー残量が減少して対Ｂｔ層が小さくなり、且つ
相対湿度か低下した場合には、対流層１０ａのトナー帯
電量が過剰に大きくなり、やはり現像画像濃度が低下す
る。この場合には、棒材６を、その先端の軌跡が第３図
の破線すで示す円となるような位置、すなわちｍ位置に
移動させて、対流層１０ａ内部へ帯電不十分なトナーが
多量に送られるようにし、同時に棒材６が対流層１０ａ
をよぎってそのトナー帯電量を低下させることが望まし
い。

更に、相対湿度は高いが、トナー残量は少い場合、ある
いは相対湿度は低いが、トナー残量が多い場合には、対
流層１０ａのトナーの帯電量は過大にも過小にもならな
いので、棒材６の回転軸１１はｎ位置とｍ位置の中間で
ある５位Ｍ（通常位置）に位置させることが望ましい。

以上のことを鑑みて本実施例では、相対湿度検知器１４
により検知された相対湿度が相対湿度所定範囲を定める
上限値Ｈ１，下限値Ｈ２に対してどのような値であるか
、又トナー残量検知器１３により検知されたトナー残量
がトナー残量所定範囲を定める上限値Ｒ１，下限値Ｒ２
に対してどのような値であるかに応じて、次表に示され
ているように棒材６の回転軸１１の位置を制御する。

上記実施例において、棒材６の軌跡は円であるか、これ
に限定されることなく例えば半円形、楕円形、扇形の軌
跡であっても構わない。又、棒材６の回転軸が、上記実
施例においては、現像剤収容容器に対して垂直方向に３
段階に移動せられるようになっているか、これも他の実
施例として、例えば現像剤収納容器に対して水平方向に
移動できるようにしても構わない。更に、移動位置も３
段階に限ることなく無段階に移動するようにしてもよい
。但しその移動によって対流層１０ａのトナー帯電量が
制御されるよってなければならない。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、トナー残量及び現
像装置周囲の相対湿度とに応じて、トナーの攪拌・搬送
のための部材６の軌跡を適宜に移動させ、対流トナー層
の帯電量を適正値に制御するのて、トナー残量及び相対
湿度のいかなる変化に対しても適正画像濃度を確保する
ことかてきる。更に本発明の現像装置においては、画像
形成装２の新設時、あるいはオーバーホール後に新たに
真新しいトナーを供給した時にも上述の効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての現像装置の側断面図
、第２図は従来の現像装置の側断面図、第３図は本発明
における棒材の軌道を示す、現像装置の側断面図である
。 ｌ・・・感光ドラム、２・・・現像スリーブ、６・・・
棒材、８・・・現像剤収容容器、ｌＯ・・・トナー、１
０ａ・・一対流トナー層、１１−・・棒材の回転軸、１
２・・・棒材回転軸移動装置、１３・・・トナー残量検
知器、１４−・・相対湿度検知器、１５−・・動作信号
発生器。 特　許　出　願人　キャノン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）現像用非磁性回転体内部に固定磁石を有した現像装
   置において、現像剤収容容器内に可動の現像剤攪拌搬送
   部材を有し、該部材の軌跡を環境に応じて変化させる手
   段を有することを特徴とする現像装置。 ２）前記現像装置において、前記現像剤収容容器内の攪
   拌搬送部材は棒材でありこの棒材は回転運動するもので
   あり、前記棒材の軌跡を環境に応じて変化せしめる手段
   は前記棒材の回転の中心を移動させることにより前記棒
   材の軌跡を変化せしめることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の現像装置。 ３）前記現像装置において、現像装置周辺の相対湿度を
   検知する手段と、現像剤収容容器内の現像残量を検知す
   る手段とを有し、これら夫々の検知手段により検知され
   た相対湿度と現像剤残量に応じて、前記攪拌搬送部材で
   ある棒材の軌跡を変化せしめる手段が前記棒材の軌跡を
   適宜に変化せしめることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の現像装置。