JPH01212561A - 翼付医療用針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 ［産業上の利用分野］ 本発明は、針保持組立体の針を収容するプロテクターを
一体的に備えている翼付医療用針に関するものである。

［従来技術］ 従来の医療用針は、これを収容保護するプロテクターと
は分離されるものであった。

使用後の翼付医療用針を一方の手で持ち、その針を他方
の手で持ったプロテクターに仕舞う際、食違いがあると
、針先でプロテクターを保持している指を刺してしまう
ことがある。

このようなことは、エイズや肝炎などの感染防止のため
に絶対にあってはならない。

そこで、針にプロテクターを被せる際に１両者の食違い
が生ずる余地がないように、プロテクターを医療用針に
対し一体的に備えていて、使用時にはプロテクターを基
端側へ移動して針先を露出し、使用後はプロテクターを
先端側へ移動して針先に被せるものが考えられている（
特開昭６２−７２３６７号）。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このプロテクターの取着構造は、翼付医
療用針に利用できない。

本発明は、プロテクターを一体的に備えた新規な翼付医
療用針を提供することを目的とする。

また本発明は、使用時にはプロテクターを基端側へ移動
して針先を露出し、使用後はプロテクターを先端側へ移
動して針先に被せられる翼付医療用針を提供することを
目的とする。

（２）発明の構成 ［課題を解決するための手段］ 本願第一発明の翼付医療用針は、第１図及び第２図に示
すように。

鋭利な先端を有する針管ｌと、該針管１の基端を支持す
るハブ２と、該ハブ２の外−に摺動可能に嵌合するとと
もに先端方向に摺動したとき前記針管１の先まで被さる
ようになって、いて、外面には可撓性のＮ３ａを宥する
プロテクター３とを備え。

針先１ａのカット面が上側になるようにして針管ｌを水
平にしたとき、翼３ａが常に水平方向に延びていてかつ
ハブ２に対しプロテクター３が周方向の自由回転できな
いように、ハブ２の外面とプロテクター３の内面との相
互間に所要位置規制手段が付設されていることを特徴と
するものである。

本願第二発明の翼付医療用針は、第４図及び第６図に示
すように、 鋭利な先端を有する針管４と、該針管４の基端を支持す
るとともに可撓性の翼５ａを有するノ＼ブ５と、軸方向
に延びたスリ７）６ａを有しかつ該スリ７）６ａに前記
質５ａを通して前記ハブ５の　、外面に摺動可能に嵌合
するとともに先端方向に摺動したとき前記針管４の先ま
で被さるようになっているプロテクター６とを備えてい
ることを特徴とするものである。

［作用］ 第一発明□においては。

使用前は、第１図に示すように、ｇＲ３ａを有するプロ
テクター３が、ハブ２の先端側に被嵌され針管１の先ま
で被さっていて、針管１の保護と安全を担保している。

使用する時は、第２図に示すように、プロテクター３を
ハブ２の基端側に移動して、針管１を露出し、二枚のｆ
ｉ３ａ、３ａを合せるように指でつまんで人体の所要部
位に穿刺し、翼３ａ、３ａを離して復元したらそこにテ
ープを貼るようにして人体に固定する。

使用後は、再び第１図に示すように、翼３ａを有するプ
ロテクター３を、ハブ２の先端側に移動して針管ｌの先
まで被るようにする。

第二発明においては、 使用前は、第４図に示すように、プロテクター６が、ハ
ブ５の先端側に被嵌され針管４の先まで被さっていて、
′針１？４の保護と安全を担保している。

□使用時は、第６図に示すように１．プロテクター６を
ハブ５の基端側に移動して、針管４を露出する。この場
合、プロテクター６にはスリット６ａを有していて翼５
ａを干渉しないように通しているので、プロテクター６
をハブ５の基端側に移動することができる。針管４を露
出したら、二枚の翼５ａ、５ａを゛合せるように指でつ
まんで人体の所要部位に穿刺し、Ｉｒ５ａ、５ａを離し
て復元したらそこにテープを貼るようにして人体に固定
する。

さらに、使用後は、再び第４図に示すように、プロテク
ター６を、ハブ５の先端側に移動して針管４の先まで被
るようにする。

以上のように、第−発明及び第二発明は、いずれも針に
プロテクターを被せる際に１両者の付合わせる見当合せ
を行うことがなくなり、両者の食違いが生ずる余地がな
いから、針先でプロテクターを保持している指を刺して
しまうことはあり得ない。

［本願第一発明の実施例・・・第１図、第２図及び第３
図１ この実施例の翼付医療用針は、 ハブ２の中途の鍔２ａが設けられ、該鍔２ａよりも基端
側部分２ｂに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ２
の鍔２ａよりも先端側部分２ｃには、周面方向に　１８
０°異なる位置に二条の浅い溝２ｄ、２ｄが設けられ、
各溝２ｄ、２ｄを挟んで一段深い凹部２ｅ、２ｆが設け
られている。

他方、翼３ａを有するプロテクター３は、先端開口が軟
質ゴムの薄膜３ｂで閉じられている。プロテクター３の
内径とハブ２の先端側部分２Ｃの外径は、弛み嵌めとな
る相対径とされている。

プロテクター３は、針管１の針先に被せるようにして、
ハブ２の先端側部分２ｃに被嵌されて提供される。

プロテクター３の基端部内周には、二個の掛止突起３Ｃ
が凸段されている。この掛止突起３ｃは、使用前は、ハ
ブ２の凹部２ｅに嵌合され、該翼付医療用針を使用する
ときは、ハブ２の溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて
ハブ２の凹部２ｆに嵌合され、使用後は、再びハブ２の
溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて再びハブ２の凹部
２ｅに嵌合される。

従って、ハブ２の外面とプロテクター３の内面との相互
間に付設されたこれらの位置規制手段は、針先のカット
面が上側になるようにして針管を水平にしたとき、翼が
常に水平方向に延びていてかつハブに対しプロテクター
が周方向に自由回転できないように位置規制するととも
に、プロテクター３がハブ２の先端位置及び基端位置に
強嵌合するように位置規制している。

上記のハブ２の溝２ｄ　、　２ｄ　、凹部２ｅ、２ｆと
、プロテクター３の掛止突起３ｃとは、二枚の１３ａ、
３ａの使用勝手が良いように、針先１ａのカット面と二
枚の翼３ａ、３ａとの位置関係を規制している。

すなわち、第１図に示すように、針先１ａのカット面を
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の翼３ａ、３ａは１
紙面の上下方向に広がるように位置規制しており、従っ
て、医師等が二枚の翼３ａ、３ａを紙面に垂直方向上方
に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先１ａのカ
ット面が紙面に垂直方向上方に向くようになっている。

プロテクター３の先端開口を閉じている軟質ゴムの薄膜
３ｂは、使用前は針管ｌを密封していて、使用時にプロ
テクター３の基端方向への移動により針管ｌの針先で突
切られ、使用後はプロテクター３の先端方向への移動に
より針管１の針先１ａが抜けた時点で閉じる。

［本願第二発明の実施例・・第４図〜第８図］第二発明
の実施例としては二つある。

先ず、第４図、第５図及び第６図に示す第一実施例の翼
付医療用針について説明する。

第４図に示すように、翼５ａを有するハブ５の基端寄り
の中途に鍔５ｂが設けられ、該鍔５ｂよりも基端側部分
５ｃに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ５の鍔５
ｂよりも先端側部分５ｄには、第５図に示すように１周
面方向に　１８０°異なる位置に二条の浅い溝５ｅ、５
ｅが設けられ、各溝５ｅ、５ｅを挟んで一段深い凹部５
ｆ、５ｇが設けられている。

他方、プロテクター６は、先端開口が軟質ゴムの薄膜６
ｂで閉じられている。プロテクター６の内径とハブ５の
先端側部分５ｄの外径は、弛み嵌めとなる相対径とされ
ている。

プロテクター６は、針管ｌの針先に被せるようにして、
ハブ５の先端側部分５ｄに被嵌されて提供される。

プロテクター６には基端部より開かれていて先端部の手
前まで延びているスリッ）６ａ、６ａが設けられ、これ
らスリッ）６ａ、６ａによって二つ割された半筒部の基
端部内面中央に、掛止突起６ｃがそてぞれ凸段されてい
る。この掛止突起６Ｃは、使用前は、ハブ５の凹部５ｆ
に嵌合され、該翼付医療用針を使用するときは、ハブ５
の溝５ｅ、５ｅを通るように移動されて凹部５ｇに嵌合
され、使用後は、再び溝５ｅ、５ｅを通るように移動さ
れて再び凹部５ｆに嵌合され、もって、プロテクター６
がハブ５の先端位置及び基端位置に強嵌合するように位
置規制されている。

なお、スリット８ａ、６ａは翼５ａを通すことにより、
ハブ５に対□し１プロテクター６が周方向に自由回転で
きないように位置規制する役目を果している。

上記のハブ５の溝５ｅ　、　５ｅ　、凹部５ｆ、５ｇと
、プロテクター６の掛止突起６Ｃとは、二枚の翼６ａ、
６ａの使用勝手が良いように、針先４ａのカット面と二
枚の１（６ａ、６ａとの位置関係を規制している。

すなわち、第４図に示すように、針先４ａのカット面を
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の１１６ａ　、６ａ
は、紙面の上下方向に広がるように位置規制されており
、従って、医師等が二枚の翼６ａ、６ａを紙面に垂直方
向上方に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先４
ａのカット面が紙面に垂直方向上方に向くようになって
いる。

プロテクター６の先端開口を閉じている軟質ゴムの薄Ｊ
ｌｌ　６　ｂは、使用前は針管４を密封していて、使用
時にプロテクター６の基端方向への移動により針管４の
針先で突切られ、使用後はプロテクター６の先端方向へ
の移動により針管４の針先４ａが抜けた時点で閉じる。

次に、第７図及び第８図に示す第二実施例の翼付医療用
針について説明する。

この翼付医療用針は、プロテクター６の掛止突起６Ｃが
、使用前は、ハブ５の翼５ａよりも先の凹部５ｆに嵌合
されている点のみが、上記の第一実施例の翼付医療用針
と相違している。従って。

該翼付医療用針を使用するために、プロテクター６を基
端側へ移動すると、スリット６ｇ、６ａが翼５ａ、５ａ
収容するように移動することになり、掛止突起６Ｃは、
ハブ５の溝５ｅ、５ｅを通って凹部５ｇに嵌合される。

また、使用後は、再び溝５ｅ、５ｅを通るように移動さ
れることにより、掛止突起６Ｃが凹部５ｆに嵌合され、
プロテクター６が、使用前と同じように針管４の先まで
被さって針管４の保護と安全な担保することができる。

［発明の効果］ 以上述べてきたように本願第一発明の翼付医療用針は、 針管の基端を支持するハブの外面に、可撓性の翼を有す
るプロテクターを基端方向へ摺動可能に嵌合して針管の
先まで被さるようにした構造であり。

また、本願第二発明の翼付医療用針は、可撓性の翼を有
し針管の基端を支持するハブの外面に、翼との干渉を避
けるスリットを有するプロテクターを基端方向へ摺動可
能に嵌合して針管□の先まで被さるようにした構造であ
る。

従って１本願の第−及び第二発明は、いずれ、もプロテ
クターを針管の針先に被せるようにして、ハブの先端側
部分に被嵌されて提供されるものであり、使用時にはプ
ロテクターを基端側へ移動して針先を露出し、使用後は
プロテクターを先端側へ移動して針先に被せられるもの
であるから、針にプロテクターを被せる際に１両者を付
合わせる見当合せを行うことがなくなり１両者の食違い
が生ずる余地がないから、針先でプロテクターを保持し
ている指を刺してしまうことはあり得ず、エイズや肝炎
などの感染防止のためにすこぶる有用な翼付医療用針を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は、本願第一発明の翼付医療用針の
実施例にかかるもので、第１図は使用前及び使用後の状
態を示す縦断正面図、第２図は使用時の状態を示す縦断
正面図であり、第３図はプロテクターを外したときの要
部底面図である。 第４図ないし第６図は１本願第二発明の翼付医療用針の
第一実施例にかかるもので、第４図は使用前及び使用後
の状態を示す縦断正面図、第５図は第４１ｉｉｉ１にお
けるｖ−■断面図、第６図は使用時の状態を示す縦断正
面図である。 第７図及び第８図は、本願第二発明の翼付医療用針の第
二実施例にかかるもので、第７図は使用前及び使用後の
状態を実線で、使用時の状態のプロテクターの位置を鎖
線で示す縦断正面図、第８図は第７図における■−■断
面図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端を支持
   するハブと、該ハブの外面に摺動可能に嵌合するととも
   に先端方向に摺動したとき前記針管の先まで被さるよう
   になっていて、外面には可撓性の翼を有するプロテクタ
   ーとを備えていることを特徴とする翼付医療用針。
2. （２）針先のカット面が上側になるようにして針管を水
   平にしたとき、翼が常に水平方向に延びていてかつハブ
   に対しプロテクターが周方向の自由回転できないように
   、ハブの外面とプロテクターの内面との相互間に所要位
   置規制手段が付設されていることを特徴とする、請求項
   １記載の翼付医療用針。
3. （３）鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端を支持
   するとともに可撓性の翼を有するハブと、軸方向に延び
   たスリットを有しかつ該スリットに前記翼を通して前記
   ハブの外面に摺動可能に嵌合するとともに先端方向に摺
   動したとき前記針管の先まで被さるようになっているプ
   ロテクターとを備えていることを特徴とする翼付医療用
   針。
4. （４）プロテクターがハブの先端位置及び基端位置に強
   嵌合するように、ハブの外面とプロテクターの内面との
   相互間に所要位置規制機構を有することを特徴とする請
   求項３記載の翼付医療用針。