JP2003260133A - 被覆可能な流体回収キット - Google Patents
被覆可能な流体回収キットInfo
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- A61B5/15—Devices for taking samples of blood
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- A61B5/150534—Design of protective means for piercing elements for preventing accidental needle sticks, e.g. shields, caps, protectors, axially extensible sleeves, pivotable protective sleeves
- A61B5/150633—Protective sleeves which are axially extensible, e.g. sleeves connected to, or integrated in, the piercing or driving device; pivotable protective sleeves
- A61B5/150641—Protective sleeves which are axially extensible, e.g. sleeves connected to, or integrated in, the piercing or driving device; pivotable protective sleeves comprising means to impede repositioning of protection sleeve from covering to uncovering position
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- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
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- A61M5/321—Means for protection against accidental injuries by used needles
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- A61M5/3271—Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel with guiding tracks for controlled sliding of needle protective sleeve from needle exposing to needle covering position
- A61M5/3272—Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel with guiding tracks for controlled sliding of needle protective sleeve from needle exposing to needle covering position having projections following labyrinth paths
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、使用後の針状カニューレを容易に被覆すること
ができるとともに、当該針状カニューレを被覆したシー
ルド部材をハブに対して確実に固定することによって、
針状カニューレの再使用、或いは、故意の再使用を防止
することのできる液体回収キットを提供することを目的
としている。 【解決手段】 流体回収または注入キットは、シールド
部材内に摺動可能に配置された針アセンブリを有する。
針アセンブリは、シールド部材の長穴に摺動可能に受け
入れられる２つの対向する可撓翼部を有する。各翼部
に、シールド部材の外面に係合する耳部を設けて、この
耳部が、シールド部材の基端部に設けられた窪みに嵌合
し、これによって針の再露出を防止するような構造とし
てもよい。
であり、使用後の針状カニューレを容易に被覆すること
ができるとともに、当該針状カニューレを被覆したシー
ルド部材をハブに対して確実に固定することによって、
針状カニューレの再使用、或いは、故意の再使用を防止
することのできる液体回収キットを提供することを目的
としている。 【解決手段】 流体回収または注入キットは、シールド
部材内に摺動可能に配置された針アセンブリを有する。
針アセンブリは、シールド部材の長穴に摺動可能に受け
入れられる２つの対向する可撓翼部を有する。各翼部
に、シールド部材の外面に係合する耳部を設けて、この
耳部が、シールド部材の基端部に設けられた窪みに嵌合
し、これによって針の再露出を防止するような構造とし
てもよい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体回収または注
入に使用する針を格納自在な医療具に関するものであ
る。
入に使用する針を格納自在な医療具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】針状カニューレは、患者の体内の血液ま
たは他の体液を回収する、或いは、患者の体内に血液、
薬液または他の液体を注入するために使用される。一般
的に、針状カニューレは、プラスチック製のハブに取り
付けられ、ハブは、液体回収または注入用装置に取り付
けられている。このような装置は、その先端部がハブに
接続され、その基端部がプラスチック製の取付部材に接
続された所定長の可撓性プラスチックチューブを備えて
いる。プラスチックチューブの基端部に接続された取付
部材は、装置の使用目的に応じてさまざまな形状を取る
ことができる。この種の装置は、装置の使用目的に応じ
て、血液回収キット、流体回収キット或いは静脈注射キ
ットなどと呼ばれることがある。
たは他の体液を回収する、或いは、患者の体内に血液、
薬液または他の液体を注入するために使用される。一般
的に、針状カニューレは、プラスチック製のハブに取り
付けられ、ハブは、液体回収または注入用装置に取り付
けられている。このような装置は、その先端部がハブに
接続され、その基端部がプラスチック製の取付部材に接
続された所定長の可撓性プラスチックチューブを備えて
いる。プラスチックチューブの基端部に接続された取付
部材は、装置の使用目的に応じてさまざまな形状を取る
ことができる。この種の装置は、装置の使用目的に応じ
て、血液回収キット、流体回収キット或いは静脈注射キ
ットなどと呼ばれることがある。
【０００３】上述した医療具には、ハブまたはハブの近
傍に一対の可撓プラスチック翼部が取り付けられること
が多い。これら翼部は互いに相対するよう折り曲げ可能
であり、針状カニューレを把持し、これを操作するのに
便利な握り部を構成している。翼部は互いに離間するよ
うに回転可能であり、また、患者の肌に接するようテー
ピングも可能である。
傍に一対の可撓プラスチック翼部が取り付けられること
が多い。これら翼部は互いに相対するよう折り曲げ可能
であり、針状カニューレを把持し、これを操作するのに
便利な握り部を構成している。翼部は互いに離間するよ
うに回転可能であり、また、患者の肌に接するようテー
ピングも可能である。
【０００４】針状カニューレが誤って患者の肌に刺さる
のは患者にとって痛みを与えるものであり、感染の原因
ともなりうる。したがって、針アセンブリの多くは、使
用前及び使用後に針状カニューレを包囲するための剛性
手段を備えている。使用前の針状カニューレは、一般的
に、針ハブに摩擦係合するような状態で取り付けられた
基端部と、針状カニューレの先端部を越えて延びる先端
部とを有する剛性プラスチックチューブによって保護さ
れる。プラスチックチューブは針状カニューレの使用直
前に取り外され廃棄される。使用後の針状カニューレ
は、一般的に、筒状シールド部材によって保護される。
すなわち、筒状シールド部材は、針先が包囲される基端
位置から、針状カニューレがその内部に安全に包囲され
る先端位置へと、ハブ及び針状カニューレに対し相対変
位である。この種のシールド部材には、一般的に、シー
ルド部材をその基端位置で着脱可能に保持し、その先端
位置でより安全に保持する手段が設けられている。先端
位置においてシールド部材を保持することによって、使
用後の針状カニューレが誤って再露出するのが防止さ
れ、また、好ましくは、針状カニューレの再使用を防止
し、或いは、その故意の再使用を防止することができ
る。
のは患者にとって痛みを与えるものであり、感染の原因
ともなりうる。したがって、針アセンブリの多くは、使
用前及び使用後に針状カニューレを包囲するための剛性
手段を備えている。使用前の針状カニューレは、一般的
に、針ハブに摩擦係合するような状態で取り付けられた
基端部と、針状カニューレの先端部を越えて延びる先端
部とを有する剛性プラスチックチューブによって保護さ
れる。プラスチックチューブは針状カニューレの使用直
前に取り外され廃棄される。使用後の針状カニューレ
は、一般的に、筒状シールド部材によって保護される。
すなわち、筒状シールド部材は、針先が包囲される基端
位置から、針状カニューレがその内部に安全に包囲され
る先端位置へと、ハブ及び針状カニューレに対し相対変
位である。この種のシールド部材には、一般的に、シー
ルド部材をその基端位置で着脱可能に保持し、その先端
位置でより安全に保持する手段が設けられている。先端
位置においてシールド部材を保持することによって、使
用後の針状カニューレが誤って再露出するのが防止さ
れ、また、好ましくは、針状カニューレの再使用を防止
し、或いは、その故意の再使用を防止することができ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、使用後の針状カニューレ
を容易に被覆することができるとともに、当該針状カニ
ューレを被覆したシールド部材をハブに対して確実に固
定することによって、針状カニューレの再使用、或い
は、故意の再使用を防止することのできる液体回収キッ
トを提供することを目的としている。
に鑑みてなされたものであり、使用後の針状カニューレ
を容易に被覆することができるとともに、当該針状カニ
ューレを被覆したシールド部材をハブに対して確実に固
定することによって、針状カニューレの再使用、或い
は、故意の再使用を防止することのできる液体回収キッ
トを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、基端部と、先
端部と、該両端部間に延びる通路とを有する所定長の可
撓プラスチックチューブを備えた流体回収または注入キ
ットに関するものである。可撓プラスチックチューブの
基端部には取付部材が確実に接続されている。
端部と、該両端部間に延びる通路とを有する所定長の可
撓プラスチックチューブを備えた流体回収または注入キ
ットに関するものである。可撓プラスチックチューブの
基端部には取付部材が確実に接続されている。
【０００７】上記流体回収または注入キットは、さら
に、針アセンブリを備えている。針アセンブリは、基端
部と、先端部と、該両端部間に延びる通路とを有する針
ハブを備えている。ハブの基端部に隣接した通路部分は
可撓プラスチックチューブの先端部に確実に係合してい
る。
に、針アセンブリを備えている。針アセンブリは、基端
部と、先端部と、該両端部間に延びる通路とを有する針
ハブを備えている。ハブの基端部に隣接した通路部分は
可撓プラスチックチューブの先端部に確実に係合してい
る。
【０００８】針アセンブリは、さらに、基端部と先端部
と該両端部間に延びる管腔部とを有する針状カニューレ
を備えている。これによって、針状カニューレの管腔部
は、針ハブの通路と可撓チューブの通路に連通してい
る。針アセンブリは、さらに、針状カニューレに対し着
脱可能に取り付けられ、針状カニューレの先端部を覆う
に十分な長さを有する針保護部材を備えている。
と該両端部間に延びる管腔部とを有する針状カニューレ
を備えている。これによって、針状カニューレの管腔部
は、針ハブの通路と可撓チューブの通路に連通してい
る。針アセンブリは、さらに、針状カニューレに対し着
脱可能に取り付けられ、針状カニューレの先端部を覆う
に十分な長さを有する針保護部材を備えている。
【０００９】二つの対向する可撓翼部は針ハブから横方
向に突出している。翼部は、互いに略相対する向きに折
り曲げ可能であり、これによって、親指と人差し指で針
アセンブリを容易に把持することができる。このように
して折り曲げられた翼部は、針アセンブリの操作が容易
になるような取っ手として効果的に機能する。翼部は、
また、針アセンブリを患者の肌にテーピングすることが
できるよう、実質同一平面上に折り曲げ可能である。さ
らに、翼部は、針ハブに対し両翼部が蝶番接合された位
置から離れた位置において、一方の翼部から他方の翼部
に延びる可撓ブリッジ部を有する構造としてもよい。こ
のブリッジ部は、翼部が互いに相対する状態に折り曲げ
られると、翼部間で折り畳み可能となるように構成され
ている。一方、翼部が同一平面上に置かれると、ブリッ
ジ部は翼部から突出し、これによって、翼部が同一平面
上にある時、針アセンブリの動きを許容する作動部材と
して機能する。翼部の各々には、各翼部の形成面から突
出する耳部を設けてもよい。
向に突出している。翼部は、互いに略相対する向きに折
り曲げ可能であり、これによって、親指と人差し指で針
アセンブリを容易に把持することができる。このように
して折り曲げられた翼部は、針アセンブリの操作が容易
になるような取っ手として効果的に機能する。翼部は、
また、針アセンブリを患者の肌にテーピングすることが
できるよう、実質同一平面上に折り曲げ可能である。さ
らに、翼部は、針ハブに対し両翼部が蝶番接合された位
置から離れた位置において、一方の翼部から他方の翼部
に延びる可撓ブリッジ部を有する構造としてもよい。こ
のブリッジ部は、翼部が互いに相対する状態に折り曲げ
られると、翼部間で折り畳み可能となるように構成され
ている。一方、翼部が同一平面上に置かれると、ブリッ
ジ部は翼部から突出し、これによって、翼部が同一平面
上にある時、針アセンブリの動きを許容する作動部材と
して機能する。翼部の各々には、各翼部の形成面から突
出する耳部を設けてもよい。
【００１０】流体回収または注入キットは、また、針ア
センブリを嵌め込み可能な略筒状のシールド部材を備え
ている。シールド部材は、その両端部に設けられた基端
部と先端部と両端部間に延びる通路とを備えている。針
ハブは、針状カニューレが露出する先端位置から、針状
カニューレがシールド部材内に安全に包囲される基端位
置まで通路内を摺動可能な寸法に構成されている。シー
ルド部材には、その先端部またはその近傍から、その基
端部またはその近傍にまで延びる２つの対向する長穴が
設けられている。長穴は、針アセンブリと翼部が、シー
ルド部材に対し先端位置から基端位置まで移動できるよ
う、翼部を摺動可能に収納するような寸法を有する。長
穴の基端部を広げて、針アセンブリが基端位置に達する
と、翼部を受け入れるような窪みを形成してもよい。こ
のような構成によって、翼部は窪みにはまり込み、その
結果、針アセンブリが先端位置まで戻るのを防止、或い
は規制することができる。
センブリを嵌め込み可能な略筒状のシールド部材を備え
ている。シールド部材は、その両端部に設けられた基端
部と先端部と両端部間に延びる通路とを備えている。針
ハブは、針状カニューレが露出する先端位置から、針状
カニューレがシールド部材内に安全に包囲される基端位
置まで通路内を摺動可能な寸法に構成されている。シー
ルド部材には、その先端部またはその近傍から、その基
端部またはその近傍にまで延びる２つの対向する長穴が
設けられている。長穴は、針アセンブリと翼部が、シー
ルド部材に対し先端位置から基端位置まで移動できるよ
う、翼部を摺動可能に収納するような寸法を有する。長
穴の基端部を広げて、針アセンブリが基端位置に達する
と、翼部を受け入れるような窪みを形成してもよい。こ
のような構成によって、翼部は窪みにはまり込み、その
結果、針アセンブリが先端位置まで戻るのを防止、或い
は規制することができる。
【００１１】シールド部材の外側の幅は、長穴の先端部
において最小寸法を有する部分から、長穴の基端部にお
いて最大寸法を有する部分へと徐々に変化させてもよ
い。すなわち、長穴の先端部におけるシールド部材の外
側の幅を、翼部の耳部間の距離以下に設定し、長穴の基
端部におけるシールド部材の外側の幅を、耳部間の距離
より大きく設定するのが好ましい。これによって、シー
ルド部材に対し針アセンブリを基端位置に移動させると
いう初期動作において、耳部によってその動きを妨害さ
れることなく、基端位置まで容易に移動させることがで
きる。さらに、この動きを進めていくと、耳部はシール
ド部材に対し外嵌することになる。その結果、各翼部
は、針アセンブリが基端方向に向かうにつれ、互いに僅
かに離間するように移動する。針アセンブリが基端位置
まで達すると、耳部は長穴の基端部で窪みにはまり込
む。このようにして、翼部はその弾性力によって非伸長
状態へと戻り、耳部は、長穴の基端部で窪みにはまり込
み、その結果、針アセンブリを基端位置に確実に保持す
ることができる。針アセンブリが先端位置へと戻るに
は、翼部を手で伸ばすと同時に、翼部と針アセンブリを
シールド部材に対し先端方向へと変位させるという非常
に複雑な動きが要求されることになる。
において最小寸法を有する部分から、長穴の基端部にお
いて最大寸法を有する部分へと徐々に変化させてもよ
い。すなわち、長穴の先端部におけるシールド部材の外
側の幅を、翼部の耳部間の距離以下に設定し、長穴の基
端部におけるシールド部材の外側の幅を、耳部間の距離
より大きく設定するのが好ましい。これによって、シー
ルド部材に対し針アセンブリを基端位置に移動させると
いう初期動作において、耳部によってその動きを妨害さ
れることなく、基端位置まで容易に移動させることがで
きる。さらに、この動きを進めていくと、耳部はシール
ド部材に対し外嵌することになる。その結果、各翼部
は、針アセンブリが基端方向に向かうにつれ、互いに僅
かに離間するように移動する。針アセンブリが基端位置
まで達すると、耳部は長穴の基端部で窪みにはまり込
む。このようにして、翼部はその弾性力によって非伸長
状態へと戻り、耳部は、長穴の基端部で窪みにはまり込
み、その結果、針アセンブリを基端位置に確実に保持す
ることができる。針アセンブリが先端位置へと戻るに
は、翼部を手で伸ばすと同時に、翼部と針アセンブリを
シールド部材に対し先端方向へと変位させるという非常
に複雑な動きが要求されることになる。
【００１２】また、他の実施態様として、シールド部材
に単一の長穴を設け、シールド部材の外面を円筒状にし
てもよい。また、シールド部材に、その円筒状の外面に
回転可能に取り付けられ、枝分かれしたクリップを設け
てもよい。クリップは、その初期位置では、分断部分が
シールド部材に設けられた長穴と同軸上に並んだ回転可
能位置に配置されている。各翼部をそれぞれ相対するよ
うに回転操作し、折り曲げられた各翼部がシールド部材
に形成された単一の長穴と、回転可能なクリップの枝分
かれ部分とを通ってスライドするように、シールド部材
をスライドさせる結果、針アセンブリが被覆される。ク
リップは、翼部が回転可能なクリップを乗り越えて基端
位置へと移動した後で、シールド部材に対し回転可能と
なるように構成してもよい。このような構成によって、
クリップの針アセンブリの先端方向への戻り運動が阻止
される。
に単一の長穴を設け、シールド部材の外面を円筒状にし
てもよい。また、シールド部材に、その円筒状の外面に
回転可能に取り付けられ、枝分かれしたクリップを設け
てもよい。クリップは、その初期位置では、分断部分が
シールド部材に設けられた長穴と同軸上に並んだ回転可
能位置に配置されている。各翼部をそれぞれ相対するよ
うに回転操作し、折り曲げられた各翼部がシールド部材
に形成された単一の長穴と、回転可能なクリップの枝分
かれ部分とを通ってスライドするように、シールド部材
をスライドさせる結果、針アセンブリが被覆される。ク
リップは、翼部が回転可能なクリップを乗り越えて基端
位置へと移動した後で、シールド部材に対し回転可能と
なるように構成してもよい。このような構成によって、
クリップの針アセンブリの先端方向への戻り運動が阻止
される。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の第１実施態様に係る流体
回収キットは、図１〜３において符号１０によって表さ
れる。流体回収キット１０は、基端部１４と先端部１６
とを有する所定長の可撓プラスチックチューブ１２を備
えている。可撓チューブ１２の基端部１４は、プラスチ
ック製の取付部材１８に接続されている。取付部材１８
は、種々の形状を取ることができる。図１に示す取付部
材１８は、真空血液回収チューブを受け入れる保持具
（図示せず）に取付部材１８が接続できるよう、外面の
雄ねじ２０と基端側に設けられた針状カニューレ２２と
を備えている。
回収キットは、図１〜３において符号１０によって表さ
れる。流体回収キット１０は、基端部１４と先端部１６
とを有する所定長の可撓プラスチックチューブ１２を備
えている。可撓チューブ１２の基端部１４は、プラスチ
ック製の取付部材１８に接続されている。取付部材１８
は、種々の形状を取ることができる。図１に示す取付部
材１８は、真空血液回収チューブを受け入れる保持具
（図示せず）に取付部材１８が接続できるよう、外面の
雄ねじ２０と基端側に設けられた針状カニューレ２２と
を備えている。
【００１４】流体回収キット１０は、さらに、針アセン
ブリ２４を備えている。針アセンブリ２４は、基端部２
８と、先端部３０と、その両端部間に延びる通路（図示
せず）とを有するプラスチック製の針ハブ２６を備えて
いる。プラスチックチューブ２０の先端部１６は、針ハ
ブ２６の通路が可撓チューブ１２の通路と連通するよ
う、基端部２８に隣接したハブ２６の通路に接続してい
る。針アセンブリ２４は、さらに、基端部３４と、先端
部３６と、その両端部間に延びる管腔部とを有する針状
カニューレ３２を備えている。針状カニューレ３２の基
端部３４は、針ハブ２６の先端部３０に隣接する針ハブ
２６の通路に確実に取り付けられている。
ブリ２４を備えている。針アセンブリ２４は、基端部２
８と、先端部３０と、その両端部間に延びる通路（図示
せず）とを有するプラスチック製の針ハブ２６を備えて
いる。プラスチックチューブ２０の先端部１６は、針ハ
ブ２６の通路が可撓チューブ１２の通路と連通するよ
う、基端部２８に隣接したハブ２６の通路に接続してい
る。針アセンブリ２４は、さらに、基端部３４と、先端
部３６と、その両端部間に延びる管腔部とを有する針状
カニューレ３２を備えている。針状カニューレ３２の基
端部３４は、針ハブ２６の先端部３０に隣接する針ハブ
２６の通路に確実に取り付けられている。
【００１５】針アセンブリ２４は、さらに、針ハブ２６
に対し横方向に延びる可撓翼部３８，４０を備えてい
る。翼部３０，４０は、図１，２に示す同一平面位置か
ら、図３に示すように、翼部３８，４０の少なくとも上
部が、互いに相対する状態になるよう、針ハブ２６に対
し相対回転可能である。
に対し横方向に延びる可撓翼部３８，４０を備えてい
る。翼部３０，４０は、図１，２に示す同一平面位置か
ら、図３に示すように、翼部３８，４０の少なくとも上
部が、互いに相対する状態になるよう、針ハブ２６に対
し相対回転可能である。
【００１６】針アセンブリ２４は、さらに、翼部３８，
４０間に伸び、各翼部３８，４０の中央位置で接続され
た折り畳み可能なブリッジ部４２を備えている。ブリッ
ジ部４２は、翼部３８，４０が図１，２に示す同一平面
上にある時、略アーチ形状となる。一方、図３に示すよ
うに、翼部３８，４０が互いに接近し、相対した位置に
なるまで回転すると、ブリッジ部４２は折り畳まれる。
４０間に伸び、各翼部３８，４０の中央位置で接続され
た折り畳み可能なブリッジ部４２を備えている。ブリッ
ジ部４２は、翼部３８，４０が図１，２に示す同一平面
上にある時、略アーチ形状となる。一方、図３に示すよ
うに、翼部３８，４０が互いに接近し、相対した位置に
なるまで回転すると、ブリッジ部４２は折り畳まれる。
【００１７】流体回収または注入キット１０は、さら
に、基端部４６と、先端部４８と、その両端部間に延び
る通路とを有する略筒状のシールド部材４４を備えてい
る。筒状シールド部材４４の通路は、針状カニューレ３
２がシールド部材４４から先端方向に突出する図１に示
す先端位置から、針状カニューレ３２がシールド部材４
４内に包囲される基端位置まで針アセンブリ２４が移動
可能になるよう、針ハブ２６を摺動可能に収納するよう
な寸法を有する。
に、基端部４６と、先端部４８と、その両端部間に延び
る通路とを有する略筒状のシールド部材４４を備えてい
る。筒状シールド部材４４の通路は、針状カニューレ３
２がシールド部材４４から先端方向に突出する図１に示
す先端位置から、針状カニューレ３２がシールド部材４
４内に包囲される基端位置まで針アセンブリ２４が移動
可能になるよう、針ハブ２６を摺動可能に収納するよう
な寸法を有する。
【００１８】シールド部材４４には、その長さ方向に延
びる長穴５０が設けられている。各長穴５０は、シール
ド部材４４の基端部４６付近に基端部５２を、シールド
部材４４の先端部４８付近に先端部５４を有する。先端
部５４から基端方向に向けて延びる長穴５０の一部は、
ブリッジ部４２から内向きに翼部３８，４０の一部が摺
動係合するような寸法を有する。基端部５２に隣接する
長穴５０の部分には、翼部３８，４０と係止係合する窪
み５６が形成されている。
びる長穴５０が設けられている。各長穴５０は、シール
ド部材４４の基端部４６付近に基端部５２を、シールド
部材４４の先端部４８付近に先端部５４を有する。先端
部５４から基端方向に向けて延びる長穴５０の一部は、
ブリッジ部４２から内向きに翼部３８，４０の一部が摺
動係合するような寸法を有する。基端部５２に隣接する
長穴５０の部分には、翼部３８，４０と係止係合する窪
み５６が形成されている。
【００１９】流体回収キット１０は、その初期状態で
は、図１に示すように、針状カニューレ３２がシールド
部材４４を超えて先端方向に突出している。翼部３８，
４０は、ブリッジ部４２が翼部３８，４０間に伸び、シ
ールド部材４４の一部を覆うように、図１，２に示す同
一平面上に置くことが可能である。このようにして、ブ
リッジ部４２には、針アセンブリ２４が片手で操作可能
になるような係合面が形成される。すなわち、親指と人
差し指でシールド部材４４の基端部を押さえることが可
能となる一方、針アセンブリ２４のガイド及び操作が容
易になるよう、人さし指でブリッジ部４２を押さえるこ
ととも可能である。ブリッジ部４２は、針アセンブリ２
４が先端位置から基端位置に移動するのを助けるもので
もある。特に、シールド部材４４の基端部を親指とひと
さし指で押さえることが可能となる一方、同じ手の人さ
し指でブリッジ部４２の先端側を押さえ、針アセンブリ
２４を基端位置まで引っ張ることも可能である。
は、図１に示すように、針状カニューレ３２がシールド
部材４４を超えて先端方向に突出している。翼部３８，
４０は、ブリッジ部４２が翼部３８，４０間に伸び、シ
ールド部材４４の一部を覆うように、図１，２に示す同
一平面上に置くことが可能である。このようにして、ブ
リッジ部４２には、針アセンブリ２４が片手で操作可能
になるような係合面が形成される。すなわち、親指と人
差し指でシールド部材４４の基端部を押さえることが可
能となる一方、針アセンブリ２４のガイド及び操作が容
易になるよう、人さし指でブリッジ部４２を押さえるこ
ととも可能である。ブリッジ部４２は、針アセンブリ２
４が先端位置から基端位置に移動するのを助けるもので
もある。特に、シールド部材４４の基端部を親指とひと
さし指で押さえることが可能となる一方、同じ手の人さ
し指でブリッジ部４２の先端側を押さえ、針アセンブリ
２４を基端位置まで引っ張ることも可能である。
【００２０】針アセンブリ２４は、また、図３に示すよ
うに、翼部３８，４０が互いに接近し、相対するように
回転操作可能である。すなわち、操作者は、翼部３８，
４０の外面を親指と人差し指で挟んで針アセンブリ２４
を操作することができる。
うに、翼部３８，４０が互いに接近し、相対するように
回転操作可能である。すなわち、操作者は、翼部３８，
４０の外面を親指と人差し指で挟んで針アセンブリ２４
を操作することができる。
【００２１】流体回収あるいは注入キットの第２実施形
態は図４〜８において符号６０によって表される。流体
回収あるいは注入キット６０は、基端部６４と先端部６
６を有する可撓チューブ６２を備えている。基端部６４
は、図１に示す取付部材１８と同様な取付部材６８に接
続されている。可撓チューブ６２の先端部６６は、図１
〜３に示す針アセンブリ２４と同様の針アセンブリ７０
に接続されている。すなわち、針アセンブリ７０は、基
端部７４と、先端部７６と、両端部間に延びる通路とを
有する針ハブ７２を備えている。プラスチックチューブ
６２の先端部６６は、針ハブ７２の基端部７４において
確実に通路部分と接続している。このようにして、針ハ
ブ７２の通路は可撓チューブ６２の通路と連通してい
る。針アセンブリ７０は、さらに、その基端部８０が、
針ハブ７２の先端部７６に隣接した位置で針ハブ７２の
通路に確実に取り付けられた針状カニューレ７８を備え
ている。針状カニューレ７８はさらに、基端部８２と、
その両端部間に延びる管腔部とを備えている。
態は図４〜８において符号６０によって表される。流体
回収あるいは注入キット６０は、基端部６４と先端部６
６を有する可撓チューブ６２を備えている。基端部６４
は、図１に示す取付部材１８と同様な取付部材６８に接
続されている。可撓チューブ６２の先端部６６は、図１
〜３に示す針アセンブリ２４と同様の針アセンブリ７０
に接続されている。すなわち、針アセンブリ７０は、基
端部７４と、先端部７６と、両端部間に延びる通路とを
有する針ハブ７２を備えている。プラスチックチューブ
６２の先端部６６は、針ハブ７２の基端部７４において
確実に通路部分と接続している。このようにして、針ハ
ブ７２の通路は可撓チューブ６２の通路と連通してい
る。針アセンブリ７０は、さらに、その基端部８０が、
針ハブ７２の先端部７６に隣接した位置で針ハブ７２の
通路に確実に取り付けられた針状カニューレ７８を備え
ている。針状カニューレ７８はさらに、基端部８２と、
その両端部間に延びる管腔部とを備えている。
【００２２】針アセンブリ７０は、また、針ハブ７２か
ら横方向に延びる可撓翼部８４，８６を備えている。翼
部８４，８６は、その主要な部分において厚み”a”を
有するが、針ハブ７２に隣接した位置では厚みの薄い部
分８８，９０（薄板部）を有する。薄板部８８，９０
は、翼部８４，８６を針ハブ７２回りに連結するように
構成されている。翼部８４，８６は、エラストマー素材
で形成され、薄板部８８，９０の厚みは、翼部８４，８
６が針ハブ７２から離間するようわずかに弾性外向きに
伸びるように設定されている。
ら横方向に延びる可撓翼部８４，８６を備えている。翼
部８４，８６は、その主要な部分において厚み”a”を
有するが、針ハブ７２に隣接した位置では厚みの薄い部
分８８，９０（薄板部）を有する。薄板部８８，９０
は、翼部８４，８６を針ハブ７２回りに連結するように
構成されている。翼部８４，８６は、エラストマー素材
で形成され、薄板部８８，９０の厚みは、翼部８４，８
６が針ハブ７２から離間するようわずかに弾性外向きに
伸びるように設定されている。
【００２３】翼部８４，８６には、図６に示す厚み”
b”及び図５に示す長さ”c”に寸法設定され、翼部８
４，８６の上面及び底面からそれぞれ上向き、下向きに
突出している耳部９２，９４が形成されている。図５に
示すように、耳部９２，９４は距離”d”だけ離間して
配設されている。針アセンブリ７０には、さらに、図１
〜３に関して説明及び例示したブリッジ部４２に略等し
いブリッジ部を形成してもよい。しかし、ブリッジ部
は、耳部９２，９４より外側の位置で翼部８４，８６に
接続されるように構成する必要がある。ブリッジ部４２
は、図１〜３に示す第１実施態様の重要な特徴部である
が、第２実施態様では必須の要素ではない。
b”及び図５に示す長さ”c”に寸法設定され、翼部８
４，８６の上面及び底面からそれぞれ上向き、下向きに
突出している耳部９２，９４が形成されている。図５に
示すように、耳部９２，９４は距離”d”だけ離間して
配設されている。針アセンブリ７０には、さらに、図１
〜３に関して説明及び例示したブリッジ部４２に略等し
いブリッジ部を形成してもよい。しかし、ブリッジ部
は、耳部９２，９４より外側の位置で翼部８４，８６に
接続されるように構成する必要がある。ブリッジ部４２
は、図１〜３に示す第１実施態様の重要な特徴部である
が、第２実施態様では必須の要素ではない。
【００２４】流体回収または注入キット６０は、さら
に、シールド部材１００を備えている。シールド部材１
００は、剛性の合成樹脂材料で一体成形され、基端部１
０２と、先端部１０４と、両端部間に延びる通路とを備
えている。シールド部材１００には、さらに、シールド
部材１００の先端部１０４から基端方向に向かって延び
る長穴１０８、１１０が形成されている。長穴１０８，
１１０は、互いに対向しており、略同一面上に設けら
れ、シールド部材１００の周壁を貫通し、通路１０６か
ら外部へと延びている。また、長穴１０８，１１０の高
さ”e”は、耳部９２、９４の近傍位置における翼部８
４，８６の厚み”a”と略同一となるように寸法設定さ
れている。長穴１０８，１１０は、基端部１１２，１１
４と、基端部１１２，１１４から直先端方向に向かう窪
み１１６，１１８とを有している。各窪みの高さ寸法”
f”は、長穴１０８，１１０の先端部の高さ寸法”e”よ
りも大きく設定されている。また、窪み１１６，１１８
の高さ”f”は、耳部９２，９４における翼部８４，８
６の厚み”b”より僅かに大きい。また、窪み１１６，
１１８は、耳部９２，９４の長さ”c”より僅かに長い
長さ寸法”g”に設定されている。
に、シールド部材１００を備えている。シールド部材１
００は、剛性の合成樹脂材料で一体成形され、基端部１
０２と、先端部１０４と、両端部間に延びる通路とを備
えている。シールド部材１００には、さらに、シールド
部材１００の先端部１０４から基端方向に向かって延び
る長穴１０８、１１０が形成されている。長穴１０８，
１１０は、互いに対向しており、略同一面上に設けら
れ、シールド部材１００の周壁を貫通し、通路１０６か
ら外部へと延びている。また、長穴１０８，１１０の高
さ”e”は、耳部９２、９４の近傍位置における翼部８
４，８６の厚み”a”と略同一となるように寸法設定さ
れている。長穴１０８，１１０は、基端部１１２，１１
４と、基端部１１２，１１４から直先端方向に向かう窪
み１１６，１１８とを有している。各窪みの高さ寸法”
f”は、長穴１０８，１１０の先端部の高さ寸法”e”よ
りも大きく設定されている。また、窪み１１６，１１８
の高さ”f”は、耳部９２，９４における翼部８４，８
６の厚み”b”より僅かに大きい。また、窪み１１６，
１１８は、耳部９２，９４の長さ”c”より僅かに長い
長さ寸法”g”に設定されている。
【００２５】シールド部材１００は、その先端部１０４
の幅寸法が耳部９２、９４間の距離”d”より短い幅”
h”に設定されている。シールド部材１００は、窪み１
１６，１１８に近い位置ですそ広がりの寸法となる。特
に、窪み１１６，１１８に隣接したシールド部材１００
の外側は、耳部９２,９４間の距離”c”より大きな”
i”の幅寸法に設定されている。
の幅寸法が耳部９２、９４間の距離”d”より短い幅”
h”に設定されている。シールド部材１００は、窪み１
１６，１１８に近い位置ですそ広がりの寸法となる。特
に、窪み１１６，１１８に隣接したシールド部材１００
の外側は、耳部９２,９４間の距離”c”より大きな”
i”の幅寸法に設定されている。
【００２６】流体回収または注入キット６０は、図４に
示すように、針アセンブリ７０が、シールド部材１００
に対し先端方向に置かれた位置で、実質従来と同じ方法
で使用可能である。すなわち、翼部７０は、針アセンブ
リ７０を片手で操作する従来の方法で、互いに相対係合
するよう回転可能である。針の使用後、シールド部材１
００を針ハブ７２の基端部７４を乗り越えて、チューブ
６２に沿って先端方向に摺動すると、翼部８４，８６は
長穴１０８，１１０に挿入される。シールド部材１００
が針アセンブリ７０を十分乗り越えるまで摺動すると、
図７に示すように、シールド部材１００の外面と耳部９
２，９４は係合する。これによって、翼部８４，８６の
薄板部８８，９０が伸長し、シールド部材１００が針ア
センブリ７０を乗り越えるような傾き力が効果的に生じ
ることとなる。針アセンブリ７０を乗り越えてシールド
部材１００がその先端方向に向けて十分進出するようシ
ールド部材１００を操作すると、耳部９２，９４は、窪
み１１６，１１８と係合することとなる。上述した通
り、窪み１１６，１１８は、耳部９２，９４の寸法”
b”,”c”より大きな寸法、すなわち、高さ”f”と長
さ”g”に寸法設定されている。その結果、翼部８４，
８６は、その弾性力によって非伸長状態に戻り、耳部９
２，９４は、窪み１１６，１１８に入り込む。この位置
では、図８に示すように、針状カニューレ７８の先端部
８２は、シールド部材１００内に安全に包囲された位置
となる。耳部９２，９４と窪み１１６，１１８との係合
によって、針状カニューレ７８の再露出が防止される。
すなわち、再露出する場合には、翼部８４，８６が離間
するように翼部８４，８６を伸長するとともに、針アセ
ンブリ７０に対しシールド部材を基端方向に向けて動か
すという、非常に複雑な動きが要求される。しかしなが
ら、可撓プラスチックチューブ６２は、針状カニューレ
７８を再露出するのに必要な力を与え難くなるように構
成されている。
示すように、針アセンブリ７０が、シールド部材１００
に対し先端方向に置かれた位置で、実質従来と同じ方法
で使用可能である。すなわち、翼部７０は、針アセンブ
リ７０を片手で操作する従来の方法で、互いに相対係合
するよう回転可能である。針の使用後、シールド部材１
００を針ハブ７２の基端部７４を乗り越えて、チューブ
６２に沿って先端方向に摺動すると、翼部８４，８６は
長穴１０８，１１０に挿入される。シールド部材１００
が針アセンブリ７０を十分乗り越えるまで摺動すると、
図７に示すように、シールド部材１００の外面と耳部９
２，９４は係合する。これによって、翼部８４，８６の
薄板部８８，９０が伸長し、シールド部材１００が針ア
センブリ７０を乗り越えるような傾き力が効果的に生じ
ることとなる。針アセンブリ７０を乗り越えてシールド
部材１００がその先端方向に向けて十分進出するようシ
ールド部材１００を操作すると、耳部９２，９４は、窪
み１１６，１１８と係合することとなる。上述した通
り、窪み１１６，１１８は、耳部９２，９４の寸法”
b”,”c”より大きな寸法、すなわち、高さ”f”と長
さ”g”に寸法設定されている。その結果、翼部８４，
８６は、その弾性力によって非伸長状態に戻り、耳部９
２，９４は、窪み１１６，１１８に入り込む。この位置
では、図８に示すように、針状カニューレ７８の先端部
８２は、シールド部材１００内に安全に包囲された位置
となる。耳部９２，９４と窪み１１６，１１８との係合
によって、針状カニューレ７８の再露出が防止される。
すなわち、再露出する場合には、翼部８４，８６が離間
するように翼部８４，８６を伸長するとともに、針アセ
ンブリ７０に対しシールド部材を基端方向に向けて動か
すという、非常に複雑な動きが要求される。しかしなが
ら、可撓プラスチックチューブ６２は、針状カニューレ
７８を再露出するのに必要な力を与え難くなるように構
成されている。
【００２７】本発明の第３実施態様に係る流体回収また
は注入キットは、図９〜１０において符号１２０によっ
て表されている。流体回収または注入キット１２０は、
可撓プラスチックチューブ１２と、取付部材１８と針ア
センブリ２４とを備えており、これらすべての部材は、
図１に同じ符号で示した部材に略相当するものである。
しかし、第３実施態様の流体回収または注入キット１２
０は、上述した第１、第２実施態様のシールド部材とは
実質的に異なるシールド部材１２２を備えている。すな
わち、シールド部材１２２は、基端部１２４と、先端部
１２６と、両端部間に延びる通路１２８とを有する略円
筒形のチューブである。通路１２８は、針アセンブリ２
４のハブ２６を摺動可能に収納するような寸法を有す
る。シールド部材１２２には、さらに、先端部１２６か
ら基端部１２４に向けて延びる長穴１３０が設けられて
いる。長穴１３０は、互いに相対するよう折り曲げられ
た翼部３８，４０が摺動収納可能な寸法に設定されてい
る。これによって、折り曲げられた翼部３８，４０が長
穴１３０内において摺動可能な状態で、針アセンブリ２
４はシールド部材１２２内の先端から基端方向に向けて
摺動可能になる。本実施例では、長穴１３０はその長さ
全体が、シールド部材１２２の基端部１２４に向かって
延びている。基端部１２４には、さらに、シールド部材
１２２内における針アセンブリ２４の基端方向への動き
を規制するために内向きに膨出した膨出部１３２が形成
されている。他の実施態様として、長穴１３０を基端部
１２４の手前で終端させるようにしてもよい。そのよう
な構造をとることによっても、長穴１３０の基端部によ
って、シールド部材１２２に対する針アセンブリ２４の
基端方向へ向けての動きを規制することができる。
は注入キットは、図９〜１０において符号１２０によっ
て表されている。流体回収または注入キット１２０は、
可撓プラスチックチューブ１２と、取付部材１８と針ア
センブリ２４とを備えており、これらすべての部材は、
図１に同じ符号で示した部材に略相当するものである。
しかし、第３実施態様の流体回収または注入キット１２
０は、上述した第１、第２実施態様のシールド部材とは
実質的に異なるシールド部材１２２を備えている。すな
わち、シールド部材１２２は、基端部１２４と、先端部
１２６と、両端部間に延びる通路１２８とを有する略円
筒形のチューブである。通路１２８は、針アセンブリ２
４のハブ２６を摺動可能に収納するような寸法を有す
る。シールド部材１２２には、さらに、先端部１２６か
ら基端部１２４に向けて延びる長穴１３０が設けられて
いる。長穴１３０は、互いに相対するよう折り曲げられ
た翼部３８，４０が摺動収納可能な寸法に設定されてい
る。これによって、折り曲げられた翼部３８，４０が長
穴１３０内において摺動可能な状態で、針アセンブリ２
４はシールド部材１２２内の先端から基端方向に向けて
摺動可能になる。本実施例では、長穴１３０はその長さ
全体が、シールド部材１２２の基端部１２４に向かって
延びている。基端部１２４には、さらに、シールド部材
１２２内における針アセンブリ２４の基端方向への動き
を規制するために内向きに膨出した膨出部１３２が形成
されている。他の実施態様として、長穴１３０を基端部
１２４の手前で終端させるようにしてもよい。そのよう
な構造をとることによっても、長穴１３０の基端部によ
って、シールド部材１２２に対する針アセンブリ２４の
基端方向へ向けての動きを規制することができる。
【００２８】シールド部材１２２には、さらに、外周面
の位置に環状溝１３４が設けられている。枝分かれした
環状クリップ１３６が溝１３４内に回転可能に取り付け
られている。クリップ１３６には、長穴１３０の幅に略
等しい幅を有するスリット１３８が設けられている。ク
リップ１３６は、その初期位置では、スリット１３８が
シールド部材１２２の長穴１３０と周方向の同位置に並
ぶような、シールド部材１２２上の回転可能位置に置か
れる。一方、クリップ１３６は、スリット１３８が長穴
１３０に対し変位する位置にも回転可能である。
の位置に環状溝１３４が設けられている。枝分かれした
環状クリップ１３６が溝１３４内に回転可能に取り付け
られている。クリップ１３６には、長穴１３０の幅に略
等しい幅を有するスリット１３８が設けられている。ク
リップ１３６は、その初期位置では、スリット１３８が
シールド部材１２２の長穴１３０と周方向の同位置に並
ぶような、シールド部材１２２上の回転可能位置に置か
れる。一方、クリップ１３６は、スリット１３８が長穴
１３０に対し変位する位置にも回転可能である。
【００２９】流体回収キット１２０は、図９に示すよう
に、従来の方法と略同様に針アセンブリ２４がシールド
部材２２に対し、先端方向に離れた位置で使用される。
使用後、針アセンブリ２４の翼部３８，４０は互いに相
対する位置に折り曲げられ、シールド部材１２２は、針
アセンブリ２４に対し先端方向に摺動される。折り曲げ
られた翼部３８，４０はシールド部材１２２の長穴１３
０に対しその長さ方向に動く。針アセンブリ２４がシー
ルド部材１２２内の最基端位置に達すると、針状カニュ
ーレ３２の先端部３６はシールド部材１２２内に確実に
収納される。この時、翼部３８，４０はクリップ１３６
に対し基端方向に置かれる。その後、クリップ１３６
は、シールド部材１２２の環状溝１３４内を回転させら
れる結果、スリット１３８が長穴１３０と周方向の同位
置に並んだ図９に示した位置から、クリップ１３６によ
って、針アセンブリ２４がシールド部材１２２に対し先
端方向に戻ろうとする動きが規制される図１０に示す位
置へと変位する。クリップ１３６と溝１３４は、針状カ
ニューレ３２が再露出する回転戻り運動を阻止する、あ
るいは、実質的にそのような動きを規制するロック構造
としてもよい。たとえば、溝１３４に係止溝を設け、シ
ールド部材１３６に、該係止溝に係合する係止突起を形
成してもよい。
に、従来の方法と略同様に針アセンブリ２４がシールド
部材２２に対し、先端方向に離れた位置で使用される。
使用後、針アセンブリ２４の翼部３８，４０は互いに相
対する位置に折り曲げられ、シールド部材１２２は、針
アセンブリ２４に対し先端方向に摺動される。折り曲げ
られた翼部３８，４０はシールド部材１２２の長穴１３
０に対しその長さ方向に動く。針アセンブリ２４がシー
ルド部材１２２内の最基端位置に達すると、針状カニュ
ーレ３２の先端部３６はシールド部材１２２内に確実に
収納される。この時、翼部３８，４０はクリップ１３６
に対し基端方向に置かれる。その後、クリップ１３６
は、シールド部材１２２の環状溝１３４内を回転させら
れる結果、スリット１３８が長穴１３０と周方向の同位
置に並んだ図９に示した位置から、クリップ１３６によ
って、針アセンブリ２４がシールド部材１２２に対し先
端方向に戻ろうとする動きが規制される図１０に示す位
置へと変位する。クリップ１３６と溝１３４は、針状カ
ニューレ３２が再露出する回転戻り運動を阻止する、あ
るいは、実質的にそのような動きを規制するロック構造
としてもよい。たとえば、溝１３４に係止溝を設け、シ
ールド部材１３６に、該係止溝に係合する係止突起を形
成してもよい。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ハブに対
して横方向に突出した第１翼部と第２翼部を接続するブ
リッジ部に、針アセンブリの操作を容易にする指操作領
域が設けられているため、針状カニューレがシールド部
材から露出する基端位置から針状カニューレがシールド
部材により被覆される先端位置までの操作を容易に行う
ことが可能となる結果、使用後の針状カニューレを容易
に被覆することができる。
して横方向に突出した第１翼部と第２翼部を接続するブ
リッジ部に、針アセンブリの操作を容易にする指操作領
域が設けられているため、針状カニューレがシールド部
材から露出する基端位置から針状カニューレがシールド
部材により被覆される先端位置までの操作を容易に行う
ことが可能となる結果、使用後の針状カニューレを容易
に被覆することができる。
【００３１】また、シールド部材には、針状カニューレ
が露出する基端位置から、上記針状カニューレが被覆さ
れる先端位置まで、針アセンブリに対し摺動可能に構成
され、第１、第２の翼部を摺動可能に受け入れる少なく
とも１つの長穴と、上記針アセンブリをシールド部材に
対し上記基端位置で係止する少なくとも１つの係止部材
とが設けられているため、使用後の針状カニューレを被
覆したシールド部材をハブに対して確実に固定すること
ができる。
が露出する基端位置から、上記針状カニューレが被覆さ
れる先端位置まで、針アセンブリに対し摺動可能に構成
され、第１、第２の翼部を摺動可能に受け入れる少なく
とも１つの長穴と、上記針アセンブリをシールド部材に
対し上記基端位置で係止する少なくとも１つの係止部材
とが設けられているため、使用後の針状カニューレを被
覆したシールド部材をハブに対して確実に固定すること
ができる。
【図１】 本発明の第１実施態様に従った流体回収また
は注入キットの斜視図である。
は注入キットの斜視図である。
【図２】 図１に示す流体回収または注入キットの端部
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図３】 翼部が折り曲げられた状態を示す、図２に相
当する流体回収または注入キットの端部を示す縦断面図
である。
当する流体回収または注入キットの端部を示す縦断面図
である。
【図４】 針アセンブリが使用可能な位置に設定された
本発明の第２実施態様に係る流体回収または注入キット
の斜視図である。
本発明の第２実施態様に係る流体回収または注入キット
の斜視図である。
【図５】 被覆前の図４に示す流体回収キットの横断面
図である。
図である。
【図６】 図５の６−６断面図である。
【図７】 針アセンブリが部分的に被覆された状態を示
す、図５に相当する断面図である。
す、図５に相当する断面図である。
【図８】 針アセンブリが完全に被覆された状態を示
す、図５及び７に相当する断面図である。
す、図５及び７に相当する断面図である。
【図９】 針アセンブリが使用可能な状態に設定された
本発明の第３実施態様に係る流体回収または注入キット
の斜視図である。
本発明の第３実施態様に係る流体回収または注入キット
の斜視図である。
【図１０】 針アセンブリが完全に被覆された状態を示
す、図９に相当する流体回収または注入キットの斜視図
である。
す、図９に相当する流体回収または注入キットの斜視図
である。
１０，６０ 液体回収キット
１２ 可撓プラスチックチューブ
１６，６８ 取付部材
２０ 雄ねじ
２２ 針状カニューレ
２４，７０ 針アセンブリ
２６，７２ 針ハブ
３２，７８ 針状カニューレ
３８，４０，８４，８６ 可撓翼部
４２ ブリッジ部
４４，１００，１２２ シールド部材
５０，１０８，１１０，１３０ 長穴
５６，１１６，１１８ 窪み
６２ 可撓チューブ
８８，９０ 薄板部
９２，９４ 耳部
１３２ 膨出部
１３４ 環状溝
１３８ スリット
フロントページの続き
(71)出願人 595117091
１ ＢＥＣＴＯＮ ＤＲＩＶＥ， ＦＲＡ
ＮＫＬＩＮ ＬＡＫＥＳ， ＮＥＷ ＪＥ
ＲＳＥＹ 07417−1880， ＵＮＩＴＥＤ
ＳＴＡＴＥＳ ＯＦ ＡＭＥＲＩＣＡ
(72)発明者 カーク ディー． スウェンソン
アメリカ合衆国 ニュ−ジャージー
07006 ノース コールドウェル グラン
ドビュー プレイス 42
(72)発明者 マーク ニューバイ
アメリカ合衆国 ニュ−ヨーク 10987
タクシード メイプルブルック 186
(72)発明者 ジャミーソン ウィリアム マクリーン
クロフォード
アメリカ合衆国 ニューヨーク 10025
ニューヨーク ウエスト 105 ストリー
ト 250 アパートメント ３Ｇ
Ｆターム(参考） 4C066 AA07 BB01 CC01 FF04 KK08
KK09 KK10 LL16 NN06 NN07
Claims (14)
- 【請求項１】 針ハブを有する針アセンブリと、 上記ハブから突出する針状カニューレと、 上記ハブに対し横方向に突出し、互いに略相対する状態
に折り曲げ可能な第１及び第２の可撓翼部と、 上記針ハブから離れた位置で、上記第１翼部と上記第２
翼部を接続するブリッジ部と、 上記ブリッジ部に設けられ、上記針アセンブリの操作を
容易にする指操作領域と、 上記針状カニューレが露出する基端位置から、上記針状
カニューレが被覆される先端位置まで、上記針アセンブ
リに対し摺動可能に構成され、上記第１、第２の翼部を
摺動可能に受け入れる少なくとも１つの長穴が設けら
れ、上記針アセンブリを上記シールド部材に対し上記基
端位置で係止する少なくとも１つの係止部材を有するシ
ールド部材とを備えた流体回収キット。 - 【請求項２】 請求項１に記載の流体回収キットにおい
て、上記シールド部材は、その両端部に基端部及び先端
部を有し、上記少なくとも１つの長穴は、それぞれ上記
第１及び第２の翼部を摺動可能に受け入れるような寸法
を有する第1及び第２の長穴を有し、上記針ハブは、上
記第１、第２の翼部が、それぞれ、上記第１及び第２の
長穴から突出するように上記シールド部材内に摺動可能
に収納され、上記ブリッジ部は上記シールド部材の外側
に設けられていることを特徴とする流体回収キット。 - 【請求項３】 請求項２に記載の流体回収キットであっ
て、さらに、上記針ハブに接続された一定長の可撓チュ
ーブと、上記針ハブから離れた位置で上記可撓チューブ
の端部に接続された取付部材とを備えていることを特徴
とする流体回収キット。 - 【請求項４】 請求項３に記載の流体回収キットであっ
て、上記取付部材には、雄ねじが切られ、針状カニュー
レが上記取付部材から突出していることを特徴とする流
体回収キット。 - 【請求項５】 請求項２に記載の流体回収キットであっ
て、上記針ハブに隣接した上記第１、第２翼部の少なく
とも一部は、弾性伸長可能であり、上記第１、第２翼部
の各々には、その翼部から突出する耳部が形成され、上
記シールド部材は、上記先端部に隣接した最小幅の個所
から上記先端部から離れた最大幅の個所へと先細り形状
に形成され、上記最大幅は上記第１、第２翼部上におけ
る上記耳部間の上記距離より大きく、上記第１、第２の
長穴のそれぞれの基端部には窪みが設けられ、上記窪み
は上記耳部を受け入れる寸法に形成され、これによっ
て、上記シールド部材の上記最大幅の個所が上記耳部に
近づくと、上記第１、第２翼部は伸長し、また、上記窪
みと上記耳部が同列に並ぶと、上記第１、第２翼部は、
その弾性力によって、上記耳部が上記窪みにはまり込む
非伸長状態に戻るように構成されていることを特徴とす
る流体回収キット。 - 【請求項６】 針ハブを有する針アセンブリと、 上記針ハブから突出する針状カニューレと、 上記ハブから横方向に突出し、その各々から突出する耳
部が形成された第１及び第２の翼部とを備え、上記ハブ
に隣接した上記第１、第２翼部の少なくとも一部は弾性
伸長可能であり、上記耳部は、所定距離互いに離間する
ように構成された流体回収キットにおいて、 上記流体回収キットは、さらに、基端部と、先端部と、
その両端部間に延びる通路とを有するシールド部材を有
し、 上記針アセンブリは、上記針状カニューレが露出する先
端位置から、上記針状カニューレが上記シールド部材内
に収納される基端位置へと上記通路内を摺動可能であ
り、 上記シールド部材には、それぞれ上記第１及び第２翼部
を摺動可能に受け入れる第１及び第２の長穴が形成さ
れ、 上記第１、第２の長穴の各々は基端部を有し、上記基端
部には、上記耳部を収納するに十分な寸法に形成された
窪みが形成され、 上記窪みから先端位置に向かう、上記第１、第２の長穴
の一部分の断面積は、上記耳部の断面積より小さく設定
され、 上記先端部に隣接した上記シールド部材の一部は、上記
耳部間の上記距離より小さく設定され、 上記シールド部材は、上記窪みに隣接した上記シールド
部材の一部が、上記耳部間の上記距離より大きくなるよ
う先細り状態に形成され、 これによって、上記針アセンブリが上記先端位置から上
記基端位置に移動すると、上記耳部は、上記第１、第２
翼部を伸長するように上記シールド部材に係合し、上記
第１、第２翼部は、上記針アセンブリが上記基端位置に
ある時、上記針アセンブリを上記基端位置に係止すべ
く、上記耳部が上記窪みに係合するよう、その弾性力に
よって非伸長状態に戻るように構成されたことを特徴と
する流体回収キット。 - 【請求項７】 請求項６に記載の流体回収キットであっ
て、さらに、その端部が上記針ハブに接続され、上記針
ハブから延びる所定長の可撓チューブと、上記針ハブか
ら離れた位置で上記可撓チューブの一端に接続された取
付部材とを備えていることを特徴とする流体回収キッ
ト。 - 【請求項８】 請求項７に記載の流体回収キットであっ
て、さらに、上記取付部材に取り付けられた基端側針状
カニューレを備え、上記取付部材は、さらに、真空チュ
ーブ保持部材に着脱可能に接続されるねじ部を有するこ
とを特徴とする流体回収キット。 - 【請求項９】 請求項６に記載の流体回収キットであっ
て、さらに、上記第１及び第２の翼部間に伸びるブリッ
ジ部を有し、上記耳部は、それぞれ、上記ブリッジ部と
上記翼部との接続部の間に配置されることを特徴とする
流体回収キット。 - 【請求項１０】 針ハブを有する針アセンブリと、 上記針ハブから突出する針状カニューレと、 上記ハブから横方向に突出し、互いに略相対する状態に
折り曲げ可能な第１及び第２の可撓翼部と、 上記針状カニューレが露出する基端位置から、上記針状
カニューレが被覆される先端位置まで、上記針状アセン
ブリに対し摺動可能にされ、上記第１、第２翼部が互い
に相対する状態に折り曲げられた状態で、上記第１、第
２翼部を受け入れるような寸法を有する長穴が形成され
たシールド部材と、 上記シールド部材に取り付けられ、スリットが形成さ
れ、枝分かれしたクリップリングとを備えた流体回収キ
ットにおいて、 上記クリップリングは、上記スリットが上記長穴と周方
向の同位置に並ぶ第１位置から、上記スリットが上記長
穴に対し変位する第２位置まで回転可能であり、上記シ
ールド部材が上記針状アセンブリ上の上記先端位置にあ
る場合に、上記シールド部材の長さ方向であって、上記
第１、第２翼部から先端位置に向かって離れた位置に上
記クリップリングが配置されており、上記シールド部材
が上記針アセンブリ上の上記先端位置にある場合に、上
記クリップリングが回転させられることによって、上記
針状カニューレの再露出が防止されるように構成された
ことを特徴とする流体回収キット。 - 【請求項１１】 請求項９に記載の流体回収キットであ
って、さらに、上記クリップリングに設けられた上記ス
リットが、上記シールド部材内の上記長穴に対し回転変
位する上記位置で、上記クリップリングを係止する係止
手段を有することを特徴とする流体回収キット。 - 【請求項１２】 請求項１０に記載の流体回収キットで
あって、上記シールド部材は、上記シールド部材が上記
針アセンブリを乗り越えて先端位置に向かうのを規制す
る規制手段を有することを特徴とする流体回収キット。 - 【請求項１３】 請求項１２に記載の流体回収キットで
あって、上記規制手段は、上記シールド部材の上記基端
部から内向きに膨出する膨出部を有することを特徴とす
る流体回収キット。 - 【請求項１４】 請求項１０に記載の流体回収キットで
あって、上記シールド部材は環状溝を有し、上記クリッ
プリングは、上記環状溝に回転可能に係合することを特
徴とする流体回収キット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US36144702P | 2002-02-28 | 2002-02-28 | |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003260133A true JP2003260133A (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=27734781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003052614A Withdrawn JP2003260133A (ja) | 2002-02-28 | 2003-02-28 | 被覆可能な流体回収キット |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030163096A1 (ja) |
| EP (1) | EP1340458A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003260133A (ja) |
| BR (1) | BR0300366A (ja) |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |