JPH06225939A - 静脈注射若しくは採血アセンブリ - Google Patents

静脈注射若しくは採血アセンブリ

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JPH06225939A
JPH06225939A JP5007601A JP760193A JPH06225939A JP H06225939 A JPH06225939 A JP H06225939A JP 5007601 A JP5007601 A JP 5007601A JP 760193 A JP760193 A JP 760193A JP H06225939 A JPH06225939 A JP H06225939A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】片手で操作可能な改良されたIV注入及び/又
は採血アセンブリを提供。 【構成】カバー25は、アセンブリ20上に摺動自在に
配設され且つアセンブリに対して摺動されて使用済みの
針15aを覆うようになされている。カバー25は、使
用済みの針15aを覆う十分延びた位置に係止され、そ
れによってアセンブリ20はそのまま廃棄することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液若しくはその他の体
液を採集するための装置に関し、より特定すると、静脈
注射(IV)注入装置特に保護針カバーを備えたIV注
入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のIV注入若しくは採血アセンブリ
は、一端に使い捨ての針を有する細長い小さな寸法のプ
ラスチック製の可撓性の管材と針を保持するための本体
とを含む。通常は、針本体は可撓性の管材の一端に摩擦
によって装着される。針本体は、採血専門医すなわちユ
ーザが針を患者に挿入するために針本体を把持し且つ保
持するための両側面から延びる翼部を含む。このような
アセンブリは、患者内に薬液を注入するために又は患者
から採血するために使用することができる。一般的に、
針本体と対向する可撓性の管材の端部には、必要に応じ
て注入される流体の供給源を接続するための又は採血す
るための装置を接続するための雌型ルアー接続部が設け
られる。
【0003】当該アセンブリの針が患者から抜き取られ
た後に、使用済みの針の先端の保護が重要である。エイ
ズ、肝炎及び同様の血液の病気の感染、伝染に関連し
て、使用済みの使い捨て針を包囲する方法及び装置が極
めて重要になり且つ強く所望されるようになった。使い
捨て針を包囲するいくつかの装置を提供するために多く
の改良がなされてきている。これらの装置の構造は、通
常、使用済みの針を患者から除去すると当該使用済みの
針を覆う所定の位置に移動するシールド構造を含む。
【0004】針ガードとしては、抜き取られた針を針支
持ハブ内に隠すか又は別体の針ガードに置き換えること
を必要とするか又は使用済み針を覆って先端方向に配置
することができる摺動シールドを含む3つのタイプがあ
る。しかしながら、ほとんどの針ガードは、煩雑であり
且つスタンレイ(Stanley)に付与された米国特
許第3,714,945号に記載されたような片手操作
の針位置決め作業を妨害するものである。
【0005】当技術分野において開示された提案された
構造は、全て煩雑であり、高価であり且つ通常の一般に
受け入れられた方法による片手操作の針配置方法を妨害
するものである。
【0006】IVアセンブリの適切な廃棄に対する関心
が増すに従って、一般に受け入れられた片手操作の針配
置方法を妨害することなく使用済みの針を覆うための有
効な機構を有する改良されたアセンブリが特に所望され
ている。このアセンブリは、使用済みの針を有効に覆い
且つ使用済みの針へのカバーの外側からの接触を実質的
に防止する。
【0007】針保護カバーを備えた種々の装置が市販さ
れているが、針を覆うために片手で容易に使用でき且つ
一般に受け入れられている配置方法を妨害しない有効な
カバーを備えた装置は存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、片手で操作
可能な改良されたIV注入及び/又は採血アセンブリを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用された後
に当該使用済みの針を覆うための可動のカバーを含むI
V注入及び/又は採血アセンブリである。当該カバー
は、アセンブリの管材の上に摺動可能に配設され且つア
センブリに対して摺動されて使用済みの針を覆うように
なされている。このカバーは、当該カバーを針を覆う位
置に係止するための手段を含む。
【0010】カバーの協働部分が針を覆う前方位置を形
成するような配置が最も好ましい。このようにして、カ
バーを使用済みの針を覆う確実な位置に単に移動させる
ことによって、当該アセンブリはそのまま捨てることが
できる状態となる。
【0011】本発明の好ましい実施例においては、IV
注入及び/又は採血アセンブリは、細長く小さな寸法の
プラスチックの管材を含み、この管材はその一端に針を
有し且つ当該針を保持するための針本体を有する。針本
体は両側に延びる可撓性の翼部を含む。当該アセンブリ
は、更に針及び針本体と反対側の可撓性管材上の後退位
置に摺動自在に配設されたカバーを含む。当該カバー
は、後方端と、前方端と、頂面及び底面と、互いに対向
する側面と、後方端の近くにおいて頂面と底面との間に
延びる互いに対向する側面に設けられた凹部とを含む。
【0012】本発明の別の好ましい実施例は、針本体上
の可撓性の翼部を省略している。その代わりに、可撓性
の翼部がハウジングの外側前方側面に結合された変形翼
部に置き換えられている。翼部は堅固であるのが好まし
いけれども、所望に応じて若しくは使用し易さの必要性
に応じて可撓性とすることができる。
【0013】本発明の利点は、使用済みの針の容易な封
じ込めを提供するために、針を覆う十分に延びた位置に
確実にカバーを係止することができるという点である。
従って、このカバーアセンブリは、定位置に係止された
カバーと共に容易に廃棄することができる。
【0014】ここに開示された針カバーの別の利点は、
カバーの使用が、一般に受け入れられた片手操作の針配
置方法を妨害するようないなかる付加的な工程、作業若
しくは煩雑な機構をも必要としないという点である。
【0015】上記の及び更に別の特徴を念頭において本
発明を更に詳しく説明するが、本発明のこの他の利点及
び特徴は、添付図面を参照した場合に以下の詳細な説明
によって明らかになるであろう。
【0016】
【実施例】本発明は多くの異なった形態の実施例によっ
て満足されるけれども、以下の開示は本発明の原理の例
示と考えられるべきものであり且つ図示した実施例に限
定されることを意図したものではないという理解の下
に、以下に本発明の好ましい実施例を図示し且つ詳細に
説明する。本発明の範囲及び精神から逸脱することなく
種々の他の変形が当業者にとって明らかであり且容易に
なされるであろう。本発明の範囲は、特許請求の範囲及
びそれらの等価物によって判断されるであろう。
【0017】同様の部品に対して同様の参照番号が使用
されている添付図面を参照すると、図1及び図2は従来
のIV注入装置10若しくは蝶型の構造を示している。
IV注入装置10は針本体12を有し、針本体12は当
該針本体の前方端から延びる針ハブ14とハブ14内に
埋め込まれた針15とを備えている。針本体12の後方
端から可撓性の管材17が延びており、管材17は、ユ
ーザーに本発明の構造体を操作させ且つ続いて注入流体
の供給源につなぐか若しくはこの装置が採血に使用され
る場合には採取した血液を戻す装置に接続するのに利用
される一般的な管材である。
【0018】注入装置10は、更に針本体12に取り付
けられ且つ針本体12から外方に突出した可撓性の翼部
18を含む。この可撓性の翼部は概して一体構造であ
り、各々の翼部は境界部分19においてたわむ。
【0019】図3〜7に示されているように、本発明
は、図1〜2の構成要素とほぼ同等の多くの構成要素を
含む。従って、類似の機能を行う同様な構成要素は、図
3〜7において同様な構成要素を特定するのに添字
“a”を使用している以外は、図1〜2の構成要素と同
じ番号が付けられている。
【0020】図3〜5は本発明の好ましい実施例である
IV注入アセンブリ20を示している。IV注入アセン
ブリ20は、針本体12a、針本体の前方端から延びて
いる針ハブ14a及び針ハブ14a内に埋め込まれた針
15aを含む。針本体12aの後方端から可撓性の管材
17aが延びている。可撓性翼部18aが針本体に取り
付けられ且つ当該針本体から外方に突出している。この
アセンブリは、更に管材17a上に摺動自在に配設され
たカバー25を含む。このカバーは、針が使用された後
に当該針を覆うために平坦な位置において可撓性の翼部
を通過して摺動されるようになされている。カバー25
は管材上に摺動自在に配設されているけれども、注入装
置が使用される前及び使用中には翼部18aの後方にあ
り、従ってIV注入装置が使用されているときは、当該
翼部はカバーが針を妨害するのを防止する。
【0021】図3〜5に示されているように、カバー2
5は、好ましくは前方端26と後方端27と、頂面28
と、底面29と、2つの対向する外方側面30及び32
とを含む。カバー25はまた、好ましくは各々の外方側
面上のカバーの後方端近くに空洞若しくは凹部35を含
む。この凹部は、各外方側面上においてカバーの頂部と
底部との間に延びている。カバーはまた少なくとも一つ
の長手方向に延びた孔36を有し、この孔はカバーの前
方端から後方端に向かって且つカバーの頂面と底面との
間に延びている。孔36は、管材17aを包囲し且つ可
撓性翼部18aを受け入れるようになされており、ま
た、カバーが翼部を越えて摺動されて針を覆うのを許容
するようになされている。カバーは、更に後方端の近く
のカバー頂面上で上記凹部の位置の上方に配置された突
出部37を含む。
【0022】カバー25は、図3,4に示された後退位
置においてハウジング38内にあるようになされている
のが好ましい。ハウジング38は、好ましくは内側に延
びた付勢された係止用突起42を備えた開口した前方端
と閉塞された後方端44とを含む。ハウジングはカバー
の長手方向に延びた孔を包囲し、係止用突起はカバーの
前方端において障壁を形成して当該アセンブリが使用さ
れている間カバーを後退位置に保持する。
【0023】針が使用された後、カバーは移動されて使
用済みの針を覆う。指によって押圧保護部材に前方への
動きが与えられてカバーが針に向けてハウジングの係止
用突起を越えて軸方向前方に移動せしめられる。その
後、カバーが針を覆って十分に延びると、係止用突起4
2はカバーの凹部35と係合する。図5は、カバーが針
を覆う十分に延びた位置にある状態を示しており、且つ
管材17aがハウジング38の中央にあり且つ当該ハウ
ジングを貫通している状態を示している。
【0024】図6,7は本発明の別の実施例50を示し
ており、針本体の代わりに翼部70がハウジング上に配
置された変形されたアセンブリを示している。
【0025】翼部70はハウジングの外方側面の前方端
に取り付けられている。翼部70は従来のIV注入アセ
ンブリ上に設けられた可撓性の翼部と同じ方法で使用さ
れ且つ可撓性であっても堅牢性であってもよい。翼部7
0はより良好な把持手段を提供し、それによって針の配
置がより容易である。更に、翼部が針の先端により近接
して配置されていることにより、針の穿刺角度が改良さ
れる。
【0026】保護カバーを備えたこれらのIV注入装置
の使用方法は標準的な蝶型IV注入装置の使用方法と変
わらない。このアセンブリは、患者内に配置されたIV
装置及び針と接続される。針を取り除くときには、標準
的な蝶型IV注入装置と同じ方法でアセンブリを取り外
す。次いで、親指を所定位置に置くことによってカバー
が前方に押されて押圧突起と係合し且つ使用済みの針を
安全に覆う十分に延びた位置へとカバーが軸方向前方に
押される。上記操作は片手で行うことができ、これによ
って操作者は他方の手で静脈穿刺領域を自由に押してカ
テーテルを通る血液の流れを阻止することができる。
【0027】当該カバー及びハウジングは、例えば、ポ
リエチレン、ポリビニルクロライド、ポリスチレン、あ
る種の金属若しくはポリプロピレンを含む種々の材料に
よって大量生産することができる成形可能な部品によっ
て構成されることが理解されるであろう。使用状態にお
いて本発明の構造のための適切なカバー及び支持を提供
する材料が選択され、アセンブリの協働当接部に対する
協働動作を提供する目的のための弾力程度をも提供する
材料が選択されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】針カバーを備えていない従来の注入装置の斜視
図である。
【図2】図1のアセンブリの上面図である。
【図3】カバーが後退位置にある状態の本発明の注入装
置の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3のアセンブリの部分断面上面図である。
【図5】カバーが針を覆った前方係止位置にある状態の
図3のアセンブリの部分断面上面図である。
【図6】本発明の別の実施例である図3の装置に類似の
注入装置の斜視図である。
【図7】図6のアセンブリの部分断面上面図である。
【符号の説明】
12a 針本体、 14a 針ハブ、 15a
針、 17a 管材、18a 翼部、 25 カバ
ー、 28 頂面、 29 底面、30,32 側
面、 37 突出部、 38 ハウジング、42
係止用突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静脈注射注入カバー及びハウジングのア
    センブリであって、 互いに対向する側壁によって結合された前方端及び後方
    端と前記側壁に結合された頂面及び底面を含む保護カバ
    ーと、 前記カバーを包囲するハウジングであって、後方閉塞端
    部と前方開口端部とを有し、前記後方閉塞端部は当該ハ
    ウジング内に延びている突出部を備えているハウジング
    と、 前記カバーを前記ハウジングから十分に延びた位置へと
    前進させる手段と、 前記カバーを前記十分に延びた位置において前記ハウジ
    ングに係止するための手段と、からなるアセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記カバーが、当該カバーの頂面と底面
    との間に延び且つ前記側壁に設けられた空洞を更に含
    み、当該空洞は、前記カバーが前記十分に延びた位置に
    あるときに前記ハウジングの前記突出部と係合する、請
    求項1に記載のアセンブリ。
  3. 【請求項3】 静脈注射注入アセンブリであって、 前方端及び後方端を有する針本体と、 先端と、端部が前記針本体の前方端と流体連通している
    細長い軸とを有する針と、 前記針本体の後方端と流体連通している管材と、 前記管材上に摺動自在に装着された保護カバーであっ
    て、互いに対向する側壁によって結合された後方端及び
    前方端と、前記側壁に結合された頂面及び底面と、前記
    頂面と底面との間に延びる前記側壁に設けられた空洞
    と、前記頂面上に設けられた押圧突出部とを含む保護カ
    バーと、 前記管材に結合され且つ前記カバーを包囲するハウジン
    グであって、後方閉塞端と、前方開口端と、当該ハウジ
    ング内に延びている突出部とを含むハウジングと、から
    なるアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記カバーが、前記押圧突出部によって
    前記ハウジングから十分に延びた位置へと前進せしめら
    れる、請求項3に記載のアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記カバーが十分に延びた位置にあると
    きに、前記カバーの前記空洞が前記ハウジングの前記突
    出部と係合する、請求項3に記載のアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングの前方端に隣接して外方
    に突出している翼部を更に含む、請求項1または5に記
    載のアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記翼部が堅固なものである、請求項6
    に記載のアセンブリ。
  8. 【請求項8】 静脈注射注入アセンブリであって、 前方端及び後方端を有する針本体と、 先端と、端部が前記針本体の前方端と流体連通した細長
    い軸とを有する針と、 前記針本体の後方端と流体連通した管材と、 前記管材上に摺動自在に取り付けられた保護カバーと、 前記管材に結合され且つ前記カバーを包囲するハウジン
    グと、 前記ハウジングの前方端に隣接して設けられた外方に突
    出している翼部と、からなるアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記カバーを前記ハウジングから前記針
    を覆う十分に延びた位置まで前進させるための手段を更
    に含む、請求項8に記載のアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記カバーを、前記針を覆う十分に延
    びた位置において前記ハウジングに係止するための手段
    を更に含む、請求項9に記載のアセンブリ。
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