JPH0121234Y2 - - Google Patents

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JPH0121234Y2
JPH0121234Y2 JP1984139999U JP13999984U JPH0121234Y2 JP H0121234 Y2 JPH0121234 Y2 JP H0121234Y2 JP 1984139999 U JP1984139999 U JP 1984139999U JP 13999984 U JP13999984 U JP 13999984U JP H0121234 Y2 JPH0121234 Y2 JP H0121234Y2
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oil passage
valve
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pocket
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、オイルポンプからクラツチあるいは
ブレーキのサーボへ連通する油路中に設けられる
チエツクバルブ機構の改良に関するものであり、 主に自動車等の自動変速機に利用される。
(従来の技術) 本考案に係る従来技術として、第5図乃至第7
図のものがある。これはバルブボデイ101の油
路104にポケツト103を設け、チエツクボー
ル106を収納するチエツクバルブ機構である。
また、特公昭52−32088号公報に、玉を用いた逆
止弁であり、偏心バイパス部分を設けた玉逆止弁
が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、第5図乃至第7図の従来技術におい
ては次の様な問題点がある。すなわち、ポケツト
103と油路104とが連続的に結合しているた
め、バルブボデイプレート102の油孔105か
らポケツト103に供給された作動油は、ポケツ
ト103内に滞ることなく一様に矢印Aの如く油
路104へ流れる。従つて、ポケツト内a,b,
c各部の圧力はほぼ等しく、チエツクボール10
6が二点鎖線に示した如く揺動を生じ易い。その
ため作動油が、例えば流速10m/sec以上で流動
すると、銅製のチエツクボール106がアルミダ
イキヤスト製のバルブボデイ101の壁面やバル
ブボデイプレート102に対し、激しい衝突をく
り返してその角部を損傷させダレやバリを生ぜし
め、更にそのバリが剥離し、油路中の各種バルブ
に入つてバルブの作動不良を生ぜしめる恐れが出
る。また、特公昭52−32088号公報の従来技術に
おいては、入力側の通路から出力側の通路を結ぶ
直線上にボールが配置され、またボールを迂回す
る形で偏心バイパス部分が設けてあるので、ボー
ルには回転力が加わつてしまう。したがつて、ボ
ールが回転し、ボールとボールを係止する部分と
が摩耗し、流体内に摩耗片が混じつてしまい、自
動変速機用のチエツクバルブとしては具合が悪
い。
本考案は、上記問題点を解決し、バルブボデイ
やバルブボデイプレートの損傷を生じさせず、各
種バルブの作動不良を生じさせなくすることをそ
の技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、オイルポンプからクラツチあるいはブレ
ーキのサーボへ連通する油路中に設けられる入力
側の油路から出力側の油路への流体の流通は許容
し出力側の油路から入力側の油路への流体の流通
は阻止するチエツクバルブ機構において、バルブ
ボデイ内に設けられ、直方体状の内部空間を有
し、その直方体状の内部空間の1面に前記入力側
の油路が接続され、該入力側の油路が接続された
面に接する他の面に前記出力側の油路に接続され
たポケツト、該ポケツト内に収納されたチエツク
ボール、前記ポケツトの直方体状の内部空間の前
記出力側の油路が接続された面に備えられ、凸状
の窓を有する隔壁とを備え、該隔壁の凸状の窓の
凸部を、前記入力側の油路が接続された面の反対
側に設けたことである。
(作用) 隔壁に設けられた凸状の窓により、入力側の油
路から出力側の油路への流れが凸状の窓の上部と
右下部、左下部の3つに分かれる。凸状の窓の上
部を流れる流れは遅いためチエツクボールの上部
の圧力が高まり、チエツクボールを下方へ押さえ
つける力が発生する。このため、チエツクボール
の位置は安定する。
(実施例) 以下、本考案について実施例に基づいて説明す
る。第4−a,4−b図は自動車用自動変速機の
油圧回路図であり、トルクコンバータ50、油圧
源であるオイルポンプ51、ストレーナ52、マ
ニユアルバルブ53、ロツクアツプクラツチリレ
イバルブ54、ロツクアツプクラツチシグナルバ
ルブ52,2ndレギユレータバルブ56、プライ
マリイレギユレータバルブ57、プライマリイス
ロツトルバルブ58、カツトバツクバルブ59,
2ndスロツトルバルブ60、デイテントレギユレ
ータバルブ61,3−4シフトバルブ62,2−
3シフトバルブ63,2ndホールドバルブ64,
1−2シフトバルブ65,2ndコーストモジユレ
ータバルブ66,D−2タイミングバルブ67,
Lコーストモジユレータバルブ68,C0イグゾ
ーストバルブ69、アキユムレータコントロール
バルブ70,2−3タイミングバルブ71,3−
2キツクダウンオリフイスコントロールバルブ7
2,B0用アキユムレータ73,C1用アキユムレ
ータ74,C2用アキユムレータ75,B1用アキ
ユムレータ76、ガバナ77、クーラバイパス7
8、クーラ79は周知の油圧回路で連結されてお
り、詳しい説明は省略する。尚、C0はオーバー
ドライブクラツチ、C1はフロントクラツチ、C2
はリヤクラツチ、B0はオーバードライブブレー
キ、B1はセカンドブレーキ、B2はリヤブレーキ
を表わす。各油路には必要に応じ、チエツクバル
ブ機構が設けられ、C0用チエツクバルブ1,C0
用オリフイス11,B2用チエツクバルブ2,B2
用オリフイス12,B1用チエツクバルブ3,B1
用オリフイス13,C2用チエツクバルブ4,C2
用オリフイス14,B0用チエツクバルブ5,B0
用オリフイス15,C1用チエツクバルブ6,C1
用オリフイス16がある。
これらチエツクバルブ機構や各種バルブはバル
ブボデイに集中的に組込まれている。チエツクバ
ルブ機構は第1図乃至第3図に示す如く、バルブ
ボデイ21の油路24とチエツクボール26を収
容するポケツト23との間に隔壁28が形成さ
れ、バルブボデイプレート22にはポケツト23
に通ずる油孔25と油路24へ通ずるオリフイス
27が設けられている。このチエツクバルブ機構
を前述のC1用チエツクバルブ機構6,16で考
えると、油路24はマニユアルバルブ53を介し
て油圧源であるオイルポンプ51に通じ、オリフ
イス27及び油孔25はサーボ側であるC1およ
びC1用アキユムレータ74に通ずる。シフトレ
バーをニユートラルからドライブDへ入れると、
作動油はマニユアルバルブ53からC1及びC1
アキユムレータ74に送られる。このとき第1図
で作動油は油路24より油路30へ流れるが、チ
エツクボール26が油孔25を塞ぐためオリフイ
ス27のみを通る。次に、シフトレバーをドライ
ブからニユートラルへ入れると、作動油はC1
びC1用アキユムレータ74側からマニユアルバ
ルブ53側に移動する。このとき、第1図では作
動油は油路30より油路24へ流れるが、一部は
オリフイス27を通り、また一部は油孔25およ
びポケツト23を通り、油路24へ移動する。こ
のとき油孔25を通る作動油は、隔壁28の形成
により、矢印A′で示す如く、通路29から油路
24へ直接抜ける流れと、矢印A″で示す如く、
ポケツト23の奥部に一旦迂回して後通路29か
ら油路24へ抜ける流れとに大別される。このと
き、ポケツト23内の圧力は流速の速いC′付近で
低く、流速の遅いa′,b′付近で高くなる。従つ
て、この油圧差でチエツクボール26を通路29
側へ押しつけ、揺動が抑えられる。
(考案の効果) 本考案には、次のような特異の効果がある。
本技術的課題を達成するための方法として、例
えば、チエツクボールを樹脂材とすることも考え
られる。しかるにこれだと、バルブボデイやバル
ブボデイプレートを損傷することはないが、チエ
ツクボールの方が軟質であるため損傷する恐れが
あるし、また軽量のため、油圧に左右され易く揺
動が一段と激しくなる恐れがある。これに対し本
考案のものは、チエツクボールの揺動を抑えるこ
とにより衝突をなくすのであるから、剛製チエツ
クボールを利用できる。また、凸状の窓の上部と
右下部、左下部の3つを流れる流れによりチエツ
クボールが3方から固定されるのでチエツクボー
ルには回転力が生じない。このため、チエツクボ
ール、バルブボデイの摩耗が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の主要部断面図、第2図は第1
図の−断面図、第3図は第1図の−断面
図、第4図は第4−a,4−b図の配置を示した
図、第4−a,4−b図は本考案を利用した自動
変速機の油圧回路図、第5図は本考案に係る従来
技術の主要部断面図、第6図は第5図の−断
面図、第7図は第5図の−断面図である。 21,101……バルブボデイ、22,102
……バルブボデイプレート、23,103……ポ
ケツト、26,106……チエツクボール、28
……隔壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オイルポンプからクラツチあるいはブレーキの
    サーボへ連通する油路中に設けられる入力側の油
    路から出力側の油路への流体の流通は許容し出力
    側の油路から入力側の油路への流体の流通は阻止
    するチエツクバルブ機構において、 バルブボデイ内に設けられ、直方体状の内部空
    間を有し、その直方体状の内部空間の1面に前記
    入力側の油路が接続され、該入力側の油路が接続
    された面に接する他の面に前記出力側の油路に接
    続されたポケツト; 該ポケツト内に収納されたチエツクボール; 前記ポケツトの直方体状の内部空間の前記出力
    側の油路が接続された面に備えられ、凸状の窓を
    有する隔壁; を備え、 該隔壁の凸状の窓の凸部は、前記入力側の油路
    が接続された面の反対側に設けられた、 自動変速機のチエツクバルブ機構。
JP1984139999U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0121234Y2 (ja)

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JPS6154535U (ja) 1986-04-12

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