JPH01211970A - 横型バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

横型バイポーラトランジスタの製造方法

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JPH01211970A
JPH01211970A JP3510288A JP3510288A JPH01211970A JP H01211970 A JPH01211970 A JP H01211970A JP 3510288 A JP3510288 A JP 3510288A JP 3510288 A JP3510288 A JP 3510288A JP H01211970 A JPH01211970 A JP H01211970A
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JP
Japan
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collector
concentration
semiconductor region
emitter
film
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JP3510288A
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Sadao Adachi
定雄 安達
Shiyouji Yamahata
山幡 章司
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、横型バイポーラトランジスタの製造方法に係
り、特に、耐電圧性に優れ、高速動作。
高密度集積化を可能とする横型バイポーラトランジスタ
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
まず、従来の典型的な横型バイポーラトランジスタの製
造方法について説明する。
第4図は、クロートウル(Krautle)等によるア
イ・イー・イー・イーエレクトロンデバイスレターズ(
IEEE Electron Device Lett
ers)第3巻、第10号、315頁(1982年)に
よる横型バイポーラトランジスタの構造を示す概略断面
図である。
図において、41は低抵抗n”−GaAs基板、42は
n −G a 1−xAixA s層、43はn−Ga
As層、44はp型頭域、45はエミッタ電極(Ni−
AuZn) 、46はコレクタ電極(Ni−AuZn)
、47はベース電極(Ni−A u G e −N i
 ) 、 48はSin、膜、49はBeのイオン注入
である。
このような構造のトランジスタを作製するには、まず、
n”−GaAs基板41上にn−Ga1−XAQxAs
層42、n−GaAs層43を順次結晶成長させ、その
後、その上にSin、膜48を形成した後、該SiO□
膜48をパターニングして残し、この上からBeのイオ
ン注入49を行ってp型頭域+4(エミッタ、コレクタ
領域)を形成し、pnp型の横型バイポーラ]−ランジ
スタが形成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の製造方法で作製したトランジスタでは、
エミッタ注入効率を高めるために、エミッタにおけるB
e不純物濃度を増加させると、コレクタの不純物濃度も
必然的に高くなるため、ベース・コレフタルn接合の耐
圧(ブレークダウン電圧)が低下するという問題が・あ
る。
また、逆にベース・コレフタルn接合の耐圧改善を目的
として、エミッタ、コレクタのBe不純物濃度を減らす
と、エミッタ注入効率が低下するという問題が生じる。
第5図は、従来の横型バイポーラトランジスタの他の例
を示す図である。
図において、51は半絶縁性半導体基板、52はn −
G a A s層、53はp要領域(ベース領域)、5
4はベース電極、55はエミッタ電極、56はコレクタ
電極である。
この図に示すトランジスタの作製方法では、基板51上
へのn−GaAs層52の結晶成長時にエミッタおよび
コレクタの不純物導入を行い、その後、ベース領域とな
る部分にBeなどのp型不純物を導入してnpnの横型
バイポーラトランジスタを形成する。
しかし、この方法で作製したトランジスタにおいても、
先の第4図の従来例と同じく、エミッタの不純物濃度n
1と、コレクタの不純物濃度n2とが等しくなってしま
うため、エミッタ注入効率を高めようとすると、ベース
・コレクタ耐圧特性が低下するという同様な問題が生じ
る。
本発明の目的は、上記課題を解決し、自己整合的な工程
によりコレクタ領域中のキャリア濃度をエミッタ領域中
のキャリア濃度よりも減少させることにより、エミッタ
注入効率が高く、かつ、ベース・コレクタ耐圧特性に優
れた横型バイポーラトランジスタの製造方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、上記課題を解決するため、コレクタ領域上
の誘電体膜を自己整合的に除去し、その後、この領域の
みを例えばほぼ室温から500℃の範囲の温度において
水素または重水素プラズマにさらすことで、エミッタ領
域よりキャリア濃度の低いコレクタ領域を安全、確実に
形成することを最も主要な特徴とする。
〔作用〕
従って、従来の技術では、エミッタとコレクタのキャリ
ア濃度が必然的に等しくなっていたのに対し、本発明に
よる製造方法では、所望のキャリア濃度を有するエミッ
タとコレクタが独立に形成できる。すなわち、本発明で
は、半導体上に堆積した誘電体膜を選択的に除去した後
、水素または重水素プラズマによる水素化を行うことに
よって低キヤリア濃度領域を自己整合的に形成できるの
で、従来の横型バイポーラトランジスタでは困難とされ
ていたエミッタ濃度とコレクタ濃度とに差をつけること
でき、エミッタ濃度を高く、コレクタ濃度を低くするこ
とにより、エミッタ注入効率の向上と、ベース・コレフ
タルn接合の耐圧特性を著しく改善できる。また、コレ
クタ濃度の低減によりコレクタ容量も減少するので、高
速動作のトランジスタを実現できる。
〔実施例〕
第1図(a)〜(j)は1本発明の横型バイポーラトラ
ンジスタの製造方法の一実施例を示す概略工程断面図で
ある。以下、工程順に従って説明する。
まず、n型の導電型を有する半導体領域1の上に、順次
、第1の誘電体膜(S i O□膜)2、第2の誘電体
膜(Si3N4膜)3を堆積させる(a)。
次に、Si、N4膜3上にレジスト膜4を形成した後、
通常の写真食剣法によりこのレジスト膜4をパターニン
グする(b)。
次に、レジスト膜4をマスクとしてSi、N4膜3をC
F410□ガスを用いる同筒型プラズマエツチング装置
あるいはSF、ガスを用いる反応性イオンエツチング装
置等により選択的にエツチング除去する(c)。
次に、Niの斜め蒸着5によりNi膜6を堆積する(d
)。
次に、Ni膜6をマスクとしてCF4/H2ガスを用い
る反応性イオンエツチング装置等によりSiO□膜2に
開孔部を設ける(e)。
次に、レジスト膜4をアセトンにより除去し、Ni膜6
を塩酸により除去した後、Be、Mg、Zn等のp型不
純物のイオン注入7を行い、アニールすることによりp
型半導体領域8(ベース領域)を形成する(f)。
次に、p型半導体領域8上に形成するためのオーミック
電極用の金属膜90 (Au/Zn、Ti/ A u等
)を試料全面に真空蒸着する(g)。
次に、この試料を斜めミリングのエツチングを行うこと
で、P型半導体領域8の上部のみにオーミック電極9を
残す(h)。
次に、Si、N4膜3をマスクとしてCF 4 / H
zガスを用い、反応性イオンエツチング装置等によりp
型半導体領域8の片側のS i Ot膜2を自己整合的
にエツチング除去した後、試料温度を室温から500℃
の範囲内の温度に保ちつつ、水素または重水素プラズマ
10にさらすことで、n型半導体領域lよりはキャリア
濃度が低いn型半導体領域11を形成する(i)。なお
、水素または重水素プラズマによる結晶の水素化処理に
よってキャリア濃度が低下する作用、効果については後
で詳しく述べる。
次に、n型半導体領域l上のSi、N4膜3と5i02
膜2をエツチングにより除去し、最後に、AuGe/N
i/Au、Ni/In/W等からなるエミッタ電極12
、コレクタ電極13を形成してnpnの横型バイポーラ
トランジスタを完成する(j)。
二二で、第1図(i)の水素化処理の効果について説明
する。
第2図は、GaAsについての水素化の効果を示す図で
ある。図のa、bは各々キャリア濃度2XIO”cm−
’、8 X 1017cn−’のSiドープn型GaA
sの水素化処理前におけるキャリア濃度分布を示す。ま
た、a′、b′は各々a、bの試料を水素化処理した後
で測定したキャリア濃度分布を示す。水素化処理条件は
、水素ガス圧0.5To r r、プラズマ周波数13
.56MHz、高周波パワー密重量0.5W/an”で
あり、試料温度を300℃に保ち、約10分間このプラ
ズマにさらした。図から明らかなように、水素プラズマ
による水素化処理を行うことによりキャリア濃度を約1
桁近く減少することができる。なお、このキャリア濃度
の減少は、プラズマ条件に依存し、例えば高周波パワー
密度を増加させることにより1桁以上の減少も可能とな
る。そこで、水素化処理によってキャリア濃度が減少す
る理由であるが−5これはGa格子位置に置換したイオ
ン化SiドナーをS IGa”、自由キャリアである電
子をe−1中性水素原子をH’とすると、S ioa”
+e−+H’→(S 1oaH)”とfする*すなわち
、SiドープGaAsにプラズマ処理により水素原子を
導入することにより、Siドナーと水素が結合し、結果
として自由キャリアである電子(e−)が消滅するもの
と考えることができる。
消失した電子は、アニールによってSiドナーと水素と
の結合を切ることで簡単に回復させることも可能である
。第3図は、このことを示す図であり、キャリア濃度2
 X 10” am−’のSiドープnG a A s
の水素化を行った後、窒素ガス雰囲気中で15分のアニ
ールを行ってキャリア濃度の回復を調べたものである。
この図から、水素化によって消失したキャリアが、その
後のアニール温度の上昇とともに徐々に回復しているこ
とがわかる。
このように、水素化処理およびその後のアニールによっ
て半導体中のキャリア濃度を自由に制御できることが明
らかである。第1図(i)は、このような水素または重
水素プラズマによる水素化の効果によって、低いキャリ
ア濃度を有するn型半導体領域11を形成したものであ
る。ここで。
第1図の実施例の条件等をもう少し詳しく述べると、n
型半導体領域1としては半絶縁性G a A s基板上
の0.15−厚のSiドープn−GaAs(不純物濃度
:約lXl0”am−’)を用いており、S i O2
膜2の膜厚は約0.47m、 S i s N4瞑3の
膜厚は約0.211m、レジスト膜4の膜厚は約1.1
p、Beイオン注入7は加速電圧50kV、ドーズ量l
Xl0”an−”、水素化10は水素ガス圧0.5To
rr、プラズマ周波数13.56M Hz、高周波パワ
ー密重量0.6W/ell”、試料温度250℃で行っ
ている。このような条件で作製したトランジスタの半導
体各領域におけるキャリア濃度は、エミッタ領域1では
約I X 10” am−3、ベース領域8では約1×
10111C!l−’、コレクタ領域11では約lXl
0”cm−’程度となる。
なお、第1図の実施例に従えば、npn横型バイポーラ
トランジスタが形成されるが、水素化はP型半導体につ
いても効果があるので、n型半導体1の代わりにp型半
導体を用い、Beイオン7の代わりにSi、Se、Sな
どのn型不純物イオンを用いることによりpnpの横型
バイポーラトランジスタを形成することも可能である。
また、第1図の実施例における不純物導入法としてはイ
オン注入法7を用いているが、不純物拡散法を用いても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、半導体上に誘電体膜
を堆積し、この膜を選択的に除去した後、水素または重
水素プラズマによる水素化によって低キヤリア濃度領域
を自己整合的に形成することができるので、従来の横型
バイポーラトランジスタでは困難とされていたエミッタ
濃度とコレクタ濃度とに差をつけることが可能となり、
エミッタ濃度を高く、コレクタ濃度を低くすることによ
り。
エミッタ注入効率の向上と、ベース・コレフタルn接合
の耐圧特性を著しく改善することができる。また、コレ
クタ濃度の低減によりコレクタ容量も減少するので、高
速動作のトランジスタの製造が可能となり、これを用い
た高速、高密度の集積回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(j)は、本発明の横型バイポーラトラ
ンジスタの製造方法の一実施例を示す概略工程断面図、
第2図は、GaAsについての水素化の効果を示す図、
第3図は、消失した電子がアニールによって簡単に回復
することを示す図、第4図は、従来の横型バイポーラト
ランジスタの第1の例の概略構造断面図、第5図は、従
来の横型バイポーラトランジスタの第2の例の概略構造
断面図である。 1・・・n型半導体領域 2・・・第1の誘電体膜 3・・・第2の誘電体膜 4・・・レジスト膜 5・・・Niの斜め蒸着 6・・・Ni11 7・・・p型不純物のイオン注入 8・・・P型半導体領域(ベース領域)9・・・オーミ
ック電極 10・・・水素または重水素プラズマ 11・・・n型半導体領域 12・・・エミッタ電極 13・・・コレクタ電極 41・・・低抵抗n“−G a A s基板42− n
 −G a □−XnXA s層43− n −G a
 A s層 44・・・p型頭域 45・・・エミッタ電極 46・・・コレクタ電極 47・・・ベース電極 48・・・SiO□膜 49・・・Beのイオン注入 51・・・半絶縁性半導体基板 52− n −G a A s層 53・・・p型頭域 54・・・ベース電極 55・・・エミッタ電極 56・・・コレクタ電極 90・・・金属膜 特許出願人 日本電信電話株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、第1導電型を有する第1の半導体領域上に誘電体膜
    を堆積する工程と、上記第1の半導体領域上の上記誘電
    体膜の一部に開孔部を形成する工程と、上記開孔部を通
    して不純物を導入し、第2導電型を有する第2の半導体
    領域を形成する工程と、上記第2の半導体領域上に電極
    を形成する工程と、上記第2の半導体領域の左右にある
    上記第1の半導体領域上のいずれか一方の誘電体膜を除
    去する工程と、残された上記誘電体膜をマスクとして水
    素または重水素プラズマに試料をさらすことにより上記
    第1の半導体領域よりキャリア濃度の低い第1導電型を
    有する第3の半導体領域を形成する工程と、上記第1の
    半導体領域および第3の半導体領域上に電極を形成する
    工程とを備えたことを特徴とする横型バイポーラトラン
    ジスタの製造方法。
JP3510288A 1988-02-19 1988-02-19 横型バイポーラトランジスタの製造方法 Pending JPH01211970A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5982020A (en) * 1997-04-28 1999-11-09 Lucent Technologies Inc. Deuterated bipolar transistor and method of manufacture thereof
US6252270B1 (en) 1997-04-28 2001-06-26 Agere Systems Guardian Corp. Increased cycle specification for floating-gate and method of manufacture thereof
US6365511B1 (en) 1999-06-03 2002-04-02 Agere Systems Guardian Corp. Tungsten silicide nitride as a barrier for high temperature anneals to improve hot carrier reliability
US6605529B2 (en) 2001-05-11 2003-08-12 Agere Systems Inc. Method of creating hydrogen isotope reservoirs in a semiconductor device

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US6309938B1 (en) 1997-04-28 2001-10-30 Agere Systems Guardian Corp. Deuterated bipolar transistor and method of manufacture thereof
US6365511B1 (en) 1999-06-03 2002-04-02 Agere Systems Guardian Corp. Tungsten silicide nitride as a barrier for high temperature anneals to improve hot carrier reliability
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