JPH01211007A - 画像式無人車の停止方法 - Google Patents

画像式無人車の停止方法

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Publication number
JPH01211007A
JPH01211007A JP63036016A JP3601688A JPH01211007A JP H01211007 A JPH01211007 A JP H01211007A JP 63036016 A JP63036016 A JP 63036016A JP 3601688 A JP3601688 A JP 3601688A JP H01211007 A JPH01211007 A JP H01211007A
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JP
Japan
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unmanned vehicle
mark
image
vehicle
cpu
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Application number
JP63036016A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Itou
日藝 伊藤
Hiroshi Asano
宏志 浅野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、無人車の連行を指示するために無人車前方
の路面上に離散配置したマークを無人車に備えた撮像装
置により順次撮像し、その撮像画像中の画素信号を画像
処理してマークの指示する運行情報を認識し、無人車の
運行を決定するようにした画像式無人車に係わり、詳し
くは無人車をマーク上に停止させる停止方法に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、無人車を停止させる方法として、例えば電磁誘導
式の無人車、つまり第19図に示すように走行用電磁誘
導線31に電流を流し、同線31から発生する磁界を無
人車32に備えた一対のピックアップコイル33により
検出し、同コイル33に誘起する誘導起電力の差を求め
ることにより無入車32を前記誘導線31に沿って凍舵
制御するように構成したものにおいては、次のような停
止方法が採用されていた。
即ち、誘導線31上の予め定められた停止位置近傍に停
止指示用の発光装置34を設け、その発光装置34から
の光を無人車32に備えた光センサ35に基き検出する
ことにより、前記停止位置にて無人車32を停止させる
ようになっていた。
この場合、前記停止位置の手前には、無人車32の減速
を段階的に指示するための第1及び第2の減速指示用プ
レー)36.37、光センサ35の起動を指示するため
の光センサ起動用プレート38が誘導線31に沿って順
次配設されていた。そして、無人車32の走行に伴い各
プレート36〜38を無人車32に備えたプレートセン
サ39に基き順次検出することにより、各減速指示用プ
レート36.37において無人車32の走行速度を2段
階で減速制御すると共に、光センサ起動用プレート38
において光センサ35を起動させた後、停止位置におい
て光センサ35により発光装置34からの光を検出して
無人車32を停止制御するようにしていた。
しかしながら、前記電磁誘導式無人車における停止方法
では、無人車誘導用の誘導線31及びビックアップコ・
イル33の他に、無人車停止用の発光装置34、光セン
サ35、光センサ起動用プレート38及びプレートセン
サ39等を特別に設けなければならず構成が複雑になる
という問題があった。しかも、無人車32の減速が段階
的且つ急激に変化することになり、無人車32の停止が
スムーズではなかった。又、前記電磁誘導式無人車では
、誘導線31を途切れることなく連続的に設けなければ
ならず、その設置に手間がかかるという問題もあった。
そこで、無人車停止用の前記各部材34〜39を省略し
得ると共に、無人車誘導用の誘導線31の設置の手間を
削減し得る無人車として、走行経路及び「−旦停止」、
「右折」、「左折」、「旋回」等の運行を指示するため
に無人車の前方の路面上に離散配置したマークを無人車
に備えた撮像装置により撮像し、その撮像画像を画像処
理することにより無人車の走行経路を決定すると共に、
「−旦停止」等の運行を決定して無人車を運行制御する
ようにした画像式無人車が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従前の離散配置式のマークを採用した画像式
無人車においては、「−旦停止」等の運行を実行する場
合に、その運行を指示するマーク上を実行位置としてい
たため、そのマーク上にて無人車を停止させる必要があ
った。従って、マーク上にて無人車を如何に精度よく停
止させるかが安定運行実現のための課題となっていた。
特に、前記画像式無人車においては、無人車から撮像装
置の視野までの間に、撮像装置により撮像され得ない領
域が存在すことになり、従って視野から外れたマーク上
に′無人車を正確に一致させなければならなかった。し
かも、無人車の停止をスムーズに行うために、段階的且
つ急激な減速ではなく、連続的で緩やかな減速を行うこ
とが望まれていた。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、離散配置式のマークを撮像してその撮像
画像中の画素信号を画像処理してマークの指示する運行
情報を認識し、無人車の運行を決定するようにした画像
式無人車において、無人車をマーク上にて正確に停止し
得ると共に、連続的で緩やかに停止し得る画像式無人車
の停止方法を提供することになる。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明においては、無人
車の運行を指示するために所定間隔隔てて無人車前方の
路面上に離散配置したマークを無人車に備えた撮像装置
により無人車の走行に伴って順次撮像し、その撮像画像
中の画素信号を画像処理してマークの指示する運行情報
を認識し、無人車の運行を決定するようにした画像式無
人車において、撮像装置によりマークを撮像し、その撮
像画像中の画素信号を画像処理して停止の運行情報を認
識した場合に、無人車が当該マーク上に到達するまでの
走行経路を求めると共に同走行経路の道程を求め、次に
無人車を予め定めた単位短時間毎に順次減速させながら
道程分だけ走行させたときの走行速度をゼロにし得るよ
うな単位短時間毎の速度減少値を求め、次に無人車を走
行経路に沿って走行させると共に、走行速度を単位短時
間毎に速度減少値をもって減速するようにしている。
[作用] 従って、所定の停止位置に停止の運行情報を指示する了
−りを配置することにより、当該マークが撮像装置によ
り撮像され、その撮像画像中の画素信号に基き停止の運
行情報が認識されると、まず無人車が当該マーク上に到
達するまでの走行経路とその道程が求められ、次に無人
車を予め定めた単位短時間毎に順次減速させながら先に
求めた道程分だけ走行させたときの走行速度をゼロにし
得るような単位短時間毎の速度減少値が求められ、次に
無人車が走行経路に沿って走行されると共に、走行速度
が単位短時間毎に速度減少値をもって減速される。これ
によって、無人車の走行速度が徐々に緩やかに減速され
て当該マーク上の停止位置にて停止される。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
第2図は画像式無人車1の側面を示し、その無人車1の
前側上部中央位置に立設した支持フレーム2の上部中央
位置には撮像装置としてのCOD(charge  c
oupled  device)カメラ3が設けられて
いる。第3図に示すように、CCDカメラ3は無人車l
の予め設定された前方の路面4上を台形状のエリアEを
もって撮像するように支持フレーム2にセントされてい
る。又、エリアEからCCDカメラ3の間には、CCD
カメラ3により撮像することのできない不可視領域Mが
存在することになる。そして、この実施例では、CCD
カメラ3で撮像された第5図(a)に示すような台形状
のエリアEを第5図(b)に示すような四角形状の画像
5にして映し出している。又、この実施例では、CCD
カメラ3が撮像したエリアEの画像5は256X256
個の画素で構成されている。
第2,3図に示すように、路面4には無人車1のたどる
べき予め設定した走行経路L(第3,6図参照)を指示
すると共に、無人車1の運行を指示するためのマーク6
が所定等間隔を隔てて離散的に配設されている。
第4図(a)(b)に示すように、この実施例のマーク
6は表面白色地の円形状をなし、その相対向する両側部
には先端尖頭形状の一対の角部6aが延出形成されてい
る。そして、この一対の角部6aを結ぶ線lの延出方向
により、マーク6上を通過する際の無人車lの進行方向
が指示されると共に、次のマーク6のある方向が指示さ
れる。又、第4図(a)に示すように、マーク6の中心
(重心)から角部6aの尖頭点までの長さをr2(>r
l)としている。
この実施例では、第4図(a)に示すような表面白色無
地のマーク6は、前記結ぶ線lの示す進行方向への「直
進」を指示する運行情報を備え、第4図(b)に示すよ
うな表面白色地の中央に黒塗りの九よりなる運行指示パ
ターン6bを有するマーク6は、「−旦停止」を指示す
る運行情報を備えている。
そして、無人車1が走行することにより、その前方に離
散配置された各マーク6がCCDカメラ3により順次撮
像されることになる。又、この実施例において、白色を
なすマーク6の表面に対して路面4は暗い色をなしてい
る。従って、マーク6の白色の部分を撮像したCCDカ
メラ3からの信号(以下、「画素信号」という)のレベ
ルは高(、反対に路面4又はマーク6の黒塗りの運行指
示パターン6bを撮像したCCDカメラ3からの画素信
号のレベルは低くなる。
次に、無人車1に搭載された走行制御装置の電気的構成
を第1図に従って説明する。
マイクロコンピュータ10は中央処理装置(以下、rC
PUJという)11と、制御プログラムを記憶した読み
出し専用メモリ (ROM)よりなるプログラムメモリ
12と、CPU11の演算処理結果及び画素データ等が
一時記憶される読み出し及び書き替え可能なメモリ (
RAM)よりなる作業用メモリ13と、タイマ14等と
から構成されている。そして、CPU11はプログラム
メモリ12に記憶された制御プログラムに従ってCCD
カメラ3を撮像作動させて路面4上のマーク6を撮像し
、その画像5の画素信号に基いてその時々の無人車1が
走行する走行経路を演算決定したり、前記画素信号に基
きマーク6の指示する運行情報を認識したりして、走行
及び操舵の制御のための各種の演算処理動作を実行する
即ち、CPUI 1は予め設定された撮像タイミングが
到来する毎に、入出力インターフェース15及びA/D
変換器1Gを介してCCDカメラ3を走査制御すると共
に、そのCCDカメラ3からの画素信号をA/D変換器
16、バスコントローラ17を介して画素データとして
作業用メモリ13の所定記憶領域に記憶させる。
A/D変換器16はCCDカメラ3からの画素信号をア
ナログ値からデジタル値にA/D変換すると共に、その
A/D変換の際に各画素信号が予め定めた設定値以上か
否かを判別し、設定値以上の画素信号の場合にはマーク
6の白色部分の画素に対応する「1」とし、反対に設定
値未満の画素信号の場合には暗い色の路面4又はマーク
6の黒塗りの運行指示パターン6bの部分の画素に対応
するrOJとするように、順次入力される各画素信号を
2値化し、画素データとしてバスコントローラ17を介
して作業用メモリ13に記憶させる。
従って、作業用メモリ13にはCCDカメラ3が撮像し
た画像5が256X256個の画素データ群として記憶
される。
尚、この実施例では、作業用メモリ13に新たな画像の
画素データ群が入力されることにより、先の画素データ
群が所定記憶領域から消去され、同記憶領域に新たな画
像の画素データ群が記憶される。
又、この実施例では説明の便宜上、CCDカメラ3によ
り撮像された画像5の走査制御は横方向に走査し、その
走査が画像5の上から下方向に移る走査方式を採用する
が、その他の走査方式で実施してもよいことは勿論であ
る。
2値化レベルコントローラ18はCPUIIからの制御
信号に基いてA/D変換器16が2値化するための設定
値データをA/D変換器16に出力する。
ドライブコントローラ19は走行用モータ20及び操舵
機構21を同じ<CPUIIからの制御信号に基いて制
御する。そして、走行用モータ20はその制御信号に基
いて回転速度が制御され、操舵機構21は制御信号に5
基いてステアリング角θS(第11図参照)が制御され
る。
尚、この実施例では、始動及び停止を除いて一定の走行
速度Vで無人車1を走行させるようになっていて、CP
UI 1は走行用モータ20の回転速度を一定速度で回
転させるように制御している。
又、この実施例では、CCDカメラ3は予め定めた設定
時間T (=Ta +T4 、第7図参照)毎に間隔を
おいて撮像動作が行われるように制御され、撮像タイミ
ングとられている。
即ち、第6図において、CPUI 1は無人車1の走行
に伴い、タイマ14の動作に基いて前記設定時間Tを計
時し、その計時完了時を撮像タイミングとしてCCDカ
メラ3を撮像動作させる。この結果、無人車1の前進に
伴って第1のエリアE1、第2のエリアE2、第3のエ
リアE3、第4のエリアE4、第5のエリアE5、第6
のエリアE6・・・・が次々に撮像されことになる。こ
れによって、1つのマーク6について略5回の撮像動作
が行われることになる。そして、第1のエリアE1〜第
5のエリアE5に対応して画像5に映し出されたマーク
6は、無人車1がマーク6に近付くに従って次第に大き
く映し出されることになる。
又、この実施例では、CCDカメラ3により撮像される
画像5中において、無効領域7が予め設定されている。
即ち、第5図(b)に示すように、無効領域7は画像5
の下側の画像縁り(この場合、画像5の最上端の画素列
から256番目の画素列)と、同画像縁Uと平行な画像
5中の基準線Q(この場合、例えば画像5の最上端列か
ら220番目の画素列)との間に設定されている。前記
画像縁Uは第5図(a)に示すように、実平面上のエリ
アEにおいてCCDカメラ3に最も接近した位置に相当
する境界縁Uに対応しており、同エリアEの境界縁Uか
ら前方へ所定距離dだけ離れた位置の境界縁Uと平行な
基準線qに対応するように画像5中に前記基準線Qが設
定されている。
この基準線Qの設定は射影変換及び逆射影変換を用いて
行われている。即ち、第5図(b)に示すように、画像
5を構成する各画素において左から数えて128番目に
ある縦一列の画素列をX軸とし、最上側から数えて12
8番目にある横一列の画素列をy軸と規定し、そのx、
y座標系に基いて画像縁Uの位置座標を表す。そして、
射影変換処理を行う。この射影変換処理は画像5で求め
た画像縁Uが第5図(a)に示す実平面上のエリアEの
どの位置にあるか、即ちこの実施例では第5図(a)に
示すように無人車1の中心位置(正確にはCCDカメラ
3の位置)を原点PHとすると共に、無人車1の進行方
向をX軸とし、同X軸と直交する方向をY軸としたX、
Y座標系での境界縁Uの位置座標を割り出す。
この射影変換処理は、CCDカメラ3が路面4を垂直に
撮像していないことから、画像5中のマーク6と実平面
上のエリアEにおけるマーク6とが相違するのを一致さ
せるための処理である。
尚、この射影変換処理は予め設定されているCCDカメ
ラ3の焦点距離及び倍率等の規格、傾き及び高さ等の設
置条件に基いて行われる。そして、この射影変換の一般
式は以下の通りである。
即ち、画像5の画像縁Uを構成する各点の位置座標をx
、y、エリアEの境界縁Uを構成する各点の位置座標を
X、Yとし、CCDカメラ3の高さをH,CCDカメラ
3の傾きをθ(第2図参照)、対応する倍率を決める定
数をF、車中心とCCDカメラ3の設置点との間の距離
をPとする。
(以下、余白) x −k −Ftan(−θ)     HX= □・
  □  +P x−tan(−θ”)      k−F−y 畢5e
c(−〇)        HY= □・  □ x−tan(−θ)      k−Fl + □ に−F そして、上記の射影変換に基いて実平面上のエリア已に
おける境界縁Uの位置を算出したら、その境界縁Uから
前方へ距離dだけ離れた基準線qの位置が画像5中のど
の位置にあるかを割り出す。
即ち、X、Y座標系における基準線qを構成する各点の
位置座標を、x、  y座標系における位置座標に変換
する。
これは、前記射影変換処理とは逆の逆射影変換処理を行
うことによって求めることができる。この逆射影変換の
一般式は以下の通りである。
(P−X) −H−jan(−θ) (1+ jan2(−〇) ) kFY−cos(−θ
)y= (X −P)  ・jan(−θ) −H上記のように
して、画像5中における基準線Qの設定が行われる。
そして、画像5において基準線Qと画像縁Uとの間の無
効領域7は、その範囲内にてマーク6が映し出された場
合にマーク6が最も大きく且つ明瞭に映し出される反面
、映し出されたマーク6に欠けが発生する虞れがある部
分である。従って、基準線Qはマーク6が大きく且つ明
瞭に映し出されると共に、映し出されたマーク6に欠け
が発生しない境界位置に相当することになる。
尚、上記のように画像5中の無効領域7の幅Zを決定す
る実平面上の距離dの大きさは、CODカメラ3の撮像
タイミングに対応して設定されている。即ち、この実施
例において無人車1は一定の走行速度Vで走行制御され
るようになっているので、第6図に示すように1、先の
撮像タイミングから次の撮像タイミングまでの見込みの
走行距離りは常に一定となることがわかる。従って、第
5図(a)に2点鎖線で示すマーク6の一部が僅かにエ
リアEの境界縁Uからはみ出て撮像されるようなマーク
6の位置を基準として、それよりも1つ前の撮像タイミ
ングにおける同図に実線で示すマーク6の位置、即ち略
距離り分だけ前方へ離れた位置に基準線qが隣接するよ
うに、距離dの位置が決定されている。
尚、この実施例において、距離dには無人車1の実際の
走行における誤差分を考慮して所定量のセーフティーマ
ージン(図示路)が予め設けられている。即ち、無人車
1の実際の走行距離と、CCDカメラ3の撮像タイミン
グに対応する無人車1の見込みの走行距離りとが正確に
一致しない場合を見込んで、前記セーフティーマージン
が設定されている。
更に、この実施例では、無人車lの直進走行と曲進走行
との間で、前記撮像タイミングの間隔、つまり設定時間
Tの間に無人車lが走行する距離は一定であるが、画像
5上における縦方向(画像5の上から下への方向)のマ
ーク6の移動量は異なることになる。即ち、直進走行時
の移動量は最も大きく、それよりも曲進走行時の移動量
は小さくなる。このため、厳密には距離dを一律に設定
することができないが、この実施例では無人車lの操舵
制御は緩やか且つ滑らかに行うことを前提として、距1
ii1dが直進走行時の最大移動量に設定されている。
そして、この実施例において、CPUIIは前記撮像タ
イミングによりCCDカメラ3を撮像動作させる毎に、
その時々に撮像された画像5を画像処理して映し出され
たマーク6の位置を認識すると共に無人車lを当該マー
ク6に到達させるための走行経路を決定し、更に次の撮
像タイミングにおいて画像5中に映し出されるマーク6
の位置を予測演算する。
そして、CPUI 1は前記予測された位置にて映し出
されるマーク6が無効領域7に侵入するか否かを判定す
る。このとき、前記予測設定された位置におけるマーク
6が無効領域7に侵入しないと判定した場合には、CP
UI 1は先に決定された走行経路に基き無人車1を継
続走行させるための処理動作を実行する。一方、予測設
定された位置におけるマーク6が無効領域7に侵入する
と判定した場合には、CPUIIは当該撮像タイミング
において実際に撮像されているマーク6が画像5の無効
領域7に最も接近し、且つ同無効領域7に侵入しない位
置にて映し出されていると判定し、その際の画像5の画
素データのみを画像処理してマーク6の指示する運行情
報を認識し、その認識結果に基いて無人車1の運行を決
定する。そして、CPUIIはその決定結果に基いて無
人車1を運行させるための所定の処理動作を実行する。
又、このときの運行情報が「−旦停止」を指示するもの
であるときには、CPUI 1はプログラムメモリ12
に予め記憶された「−旦停止」のための所定の制御プロ
グラムに基き、各種処理動作を実行する。
次に、CPUIIの処理動作について具体的に説明する
。 。
CPUIIの基本的動作は、CCDカメラ3を作動させ
る撮像処理動作と、そのカメラ3が撮像した画15に基
いて路面4に設けたマーク6を画像処理してその位置を
認識したり、マーク6の指示する運行情報を認識したり
する認識処理動作と、その認識結果に基いて無人車1の
走行経路を演算決定したり、無人車lの運行を演算決定
したりする演算処理動作と、その演算結果に基いて走行
用モータ20及び操舵機構21を制御して無人車lを運
行させる運行処理動作とから構成されている。
そして、CPUI 1は撮像処理動作−認識処理動作一
演算処理動作一運行処理動作の順序で制御を行い、それ
ら各動作の動作時間Tl−T4(第7図参照)を予め設
定している。そして、前記各動作を順次繰り返して無人
車1が運行されるようになっている、尚、撮像処理動作
から演算処理動作までが終了し運行処理動作が開始され
るまでの時間Ta (=TI+T2+T3、第7図参照
)についてはCPUIIは先の演算処理動作で得た走行
経路若しくは運行に基いて運行処理動作を実行し、無人
車1を運行制御している。
次に、決定された走行経路に基いて行われる無人車1の
運行制御について詳述する。
第7図に示すように先の演算にて求めた走行経路LOに
基いて走行中の無人車lが地点POに到達した時、CP
U11がCCDカメラ3を撮像動作させて撮像処理動作
を開始し、認識処理動作及び演算処理動作を実行し、次
の新たな走行経路L1を決定するまでに要する時間Ta
後には、無人車1は地点POから地点P1まで前記走行
経路LOに基いて走行する。そして、CPUIIはこの
地点PIから走行経路L1に基く運行処理動作を開始し
、同走行経路L1に従って走行するように無人車lを運
行制御する。
走行経路L1に基く運行処理動作を開始してから所定の
動作時間T4が経過し、地点P2まで無人車lが走行し
た時、CPUI 1は次の撮像処理動作を開始する。そ
して、CPUI 1は時間Taだけ経過した後(地点P
3まで無人車1が走行経路L1に従って走行する時)ま
でに、地点P2で撮像した画像情報に基(走行経路L2
を決定し、地点P3からその決定した新たな走行経路L
2に従って走行するように無人車1を運行制御する。
以後、同様な動作を繰り返してCPUIIは無人車1を
その時々で演算した各走行経路LO,LL。
L2・・・・、に基いて運行制御するようになっている
。従って、CPUI 1は撮像タイミングの設定時間T
 (=TI+72+73+74)ごとに新たな走行経路
を更新しながら走行している。
更に詳細に説明すると、第8図において、無人車1が先
に演算された走行経路LOに従って運行制御されている
状態において、地点POに到達したとき、CPUIIか
らの制御信号に基いてCCDカメラ3が走査制御される
と、CCDカメラ3は前方のエリアEを第9図に示すよ
うな画像5に撮像する。
このCCDカメラ3からの各画素に対応する画素信号は
A/D変換器16にてその信号強度に対応してデジタル
変換されると共に、マーク6の部分の画素信号と路面4
の部分の画素信号とが「1」。
「0」に2値化されて画素データとして作業用メモリ1
3の所定記憶領域に記憶される。
尚、説明の便宜上、地点POで撮像されるマーク6は初
めて撮像されるマーク6であって、最も遠い位置からの
撮像とする。
cputtは作業用メモリ13に記憶された前記画素デ
ータに基き、まずマーク6の位置の認識を行う、即ち、
CPUIIは公知の方法でこの画像5においてマーク6
の形状と判別した部分の中心位置g5即ちマーク6の重
心点が実際の路面4のどの位置Gにあるかを算出して作
業用メモリ13に記憶する。
この算出において、まず最初にCPUIIは第9図に示
すように画像5からマーク6と判別した部分の一対の角
部6aの尖頭点a、cを含む4点a、b、c、dの位置
をx、  y座標系に基く位置座標にして表す。
次に、CPUIIはこの4点a〜dの射影変換を行い、
各点a −dが第8図に示す実平面上のエリアEのどの
位置(以下、「基点」という)A〜Dにあるか、即ち第
8図に示すようにX、Y座標系のどの位置座標にあるか
を割り出すために演算処理動作を実行する。
a (xa、ya)−A (Xa、Ya)b (xb、
yb)−B (Xb、Yb)c (xc、yc)−ec
 (Xc、Yc)d (xd、yd)−D (Xd、Y
d)尚、この射影変換処理動作における射影変換の一般
式は先に述べた一般式と同じものである。
前記のように射影変換を行った後、CPUIIは基点A
−Dの座標から基点A、Cを結ぶ線と基点B、Dを結ぶ
線の交点の座標(Xg、Yg)をマーク6の中心位置G
として求める(第10図参照)と共に、基点A、Cの座
標(Xa、Ya)、(X c r Y c)から同マー
ク6の傾き(一対の角部6aを結ぶ線lの傾きであって
無人車1が進む方向を示す)Φm(第8図参照)を求め
る。
尚、この実施例では中心位置Gを画像5中の4つの点a
 w dから求めたが、角部6aの尖頭点a。
Cの2点を結ぶ線lの中点を画像5中のマーク6の中心
位置gとし、その中心位置gを射影変換して中心位置G
としてもよい。又、画像中のマークから重心を求め、そ
の重心をマーク中心とし、射影変換して中心位置Gを求
めてもよい。
次に、第10図に示すように、前記地点poで撮像した
マーク6の撮像画像に基いて決定される走行経路L1に
よって運行制御される地点P1における無人車1の傾き
(姿勢角)φp1と、同地点P1の座標(Xpl、 Y
pt)を求める。この算出は先の演算で決定された走行
経路LOである3次間数f(X)を用いて容易に求めら
れる。
再位置G (Xg、Yg)、P 1 (Xpl、 Yp
l)と、その位置G、PIにおける傾きΦ■、Φpiに
基いてCPUIIは再位置G、PIを通過する下記の3
次間数f(X)で表される走行経路L1を求める。
f(X)=αX’  +βx2 +TX+δそして、計
数α、βt  Tt  δは下記の連立4次方程式を解
くことによって容易に求めることができる。
Yg =αXg3+βXg2+ r Xg  +δyp
t”’αxpt”  +βxpt2  +γXI)1+
δtan Φm=3αXg2+2 βXg+7tan 
Φp1=3αXpx2 +2 βXp1+rそして、C
PUI 1はこの3次間数f(X)を地点P1からマー
ク中心位置Gを姿勢角Φmで通過する無人車lの走行経
路Llとして決定する。
次に、CPUI 1は決定された走行経路L1に基き、
次の撮像タイミングにおいて撮像され、画像5中に映し
出されるマーク6の位置を予測設定する。
即ち、まずCPUI 1は走行経路Ll上に位置し、次
の撮像タイミングに対応する無人車1の中心位置(この
場合、地点P2)の予測設定を行う。
この地点P2の予測設定は、撮像タイミングの設定時間
Tに対応する距!Dに基き、地点poを基点として走行
経路Ll上に設定することができる。
次に、CPUIIは地点P2を設定すると、第13図に
示すように地点POを原点として設定したX、Y座標系
におけるマーク中心位置Gを、同図に示すように地点P
2を原点とすると共に、その地点P2の無人車lの進行
方向をXII軸、同X+++軸に対して直交する方向を
YIII軸とするXs、Ym座標系に座標変換する。即
ち、前記X、Y座標中のマーク中心位置Gの座標(Xg
、Yg)をXai、Y+++座標系での座標(Xmg、
 Y+++g)に変換する。
この変換はアフィン変換を用いて行われ、以下の演算式
でXm、Ym座標系でのマーク中心位置GIIlの位置
座標(XB、Ymg)が求められる。
(以下、余白) Xmg=  (Xg  −Xp2)  ・cos(−〇
−)−(Yg  −Yp2)  ・5in(−0m)Y
n+g=  (Xg   X92)  ・5in(−θ
禦 )+(Yg−Yp2)・cos (−〇l1l)尚
、xp2. Yp2はX、Y座標系の地点P2の座標で
あって、前記走行経路L1の3次間数f(X)から求め
ることができる。
又、0mはX、Y座標系のY軸に対するXm 。
Ym座標系のY−軸の回転角、即ち地点POで無人車1
の姿勢角に対するP2での無人車lの姿勢角の変化量で
あって、前記走行経路Llの3次間数f(X)から求め
ることができる。
Xs、Yta座標系での路面4上のマーク中心位置Gn
Iの座標系(Xmg、 Ymg)が求められると、次に
CPUI 1はこの座標(Xmg、 Ysg)が地点P
2で撮像した場合には画像5のどの位置、即ちマーク中
心位Kgが画像5中どの位置にあるかの演算処理を行う
Cyw  (Xmg、 Ya+g) −g (xg 、
  yg )これは、射影変換処理動作と逆の逆射影変
換処理動作を行うことによって求めることができる。
尚、逆射影変換式の一般式は先に述べた一般式と同じも
のである。
そして、逆射影変換処理動作に基いて位置gの座標(x
g、yg)が求まると、CPUI 1は第14図に示す
ように画像5中において位置g(xg+yg)を中心に
映し出されるマーク6を設定する。
この設定において、マーク6は画像5の画像縁Uに、近
付くに従って大きく映し出されるが、その大きさは位置
gの位置座標(xg、yg)に基いて予測設定すること
ができる。
そして、CPUIIは予測したマーク6が無効領域7内
に侵入しているか否かを判定し、そのマーク6が無効領
域7に侵入すると判定した場合には、既に作業用メモリ
13に記憶した画素データに基いて、マーク6の指示す
る運行情報を認識し、その認識結果に基いて無人車1の
運行を決定し、その決定結果゛に基づいた運行処理動作
を実行する。
一方、予測されたマーク6が無効領域7に侵入しないと
判定した場合には、先に決定された走行経路Llに基く
運行処理動作を実行する。
このときの、走行経路Llに基く無人車lの走行を説明
する。
即ち、無人車1が先の走行経路LOに従って地点P1に
到達すると、CPUIIは運行処理動作に移り、前記走
行経路L1に基いて操舵機構21を制御する。この制御
は第10図に示すように地点P1から3次間数f(X)
の曲線に沿って無人車1を走行させるための処理動作で
あって、その時々の走行位置における無人車1の姿勢角
Φ(X)を求め、無人車1がその時々においてその姿勢
角Φ(X)となるようにステアリング角θSを決定し操
舵機構21を作動制御する。
そして、3次間数f(X)の微分値の逆正接が前記姿勢
角Φ(X)  (=jan −1(f’  (X) )
 )であって、走行経路Ll上のある点(Xn、f(X
n))から次の点(X net 、 f (X n+1
))  まで移動する場合には、姿勢角Φ(X)がΦ(
Xn)からφ(X nol)となる条件を満足すればよ
いことがわかる。
そして、この条件を満足させるための走行制御方法をこ
の実施例では定常旋回円滑走行に具体化している。
即ち、定常旋回円滑走行は第11図に示すように、ステ
アリング角θSを一定に保持すると一定の半径Rで旋回
する走行であって、ΔT秒後の姿勢角Φ(X)の変化量
をΔΦとすると、以下の式%式% ■は走行速度、Wはホイールベースである。
そして、両式からV・ΔTだけ進む間にΔΦだけ姿勢角
を変化させるためには、ΔT毎に半径R(−V・ΔT/
ΔΦ)を計算し、その半径Rからステアリング角θs 
 (= W / R= W・Δφ/V・ΔT)を算出す
ればよい。
従って、CPUI 1はΔT秒毎にステアリング角θS
を前記式に基いて算出し、操舵機構21を作動制御すれ
ば走行経路L1に沿って無人車lを走行させることがで
きる。
そして、無人車1が走行経路Llに従って走行し、走行
経路Llに基く運行処理動作を開始してから動作時間T
4だけ経過した時(その時の地点P2) 、CPUI 
1は次の撮像装置の処理動作を実行し前記と同様にCO
Dカメラ3を撮像動作させ、その時のエリアEのマーク
6を撮像する。そして、次の新たな走行経路L2の3次
間数f(X)を求める処理動作を地点P3に到達するま
で行う。
次に、「−旦停止」の運行情報に基づいたCPU1lの
一連の処理動作について詳述する。
今、先に撮像されたマーク6の運行情報に基いて運行が
決定されて無人車lが運行制御されている状態において
、CPUIIからの制御信号に基きCCDカメラ3が撮
像動作され、第15図(a)に示すように「−旦停止」
の運行を指示するマーク6が最初に撮像されると、第1
5図(b)に実線で示すように当該マーク6は画像5の
上側において小さく不明瞭に映ることになり、その運行
情報の認識は困難な状態になっている。
このCCDカメラ3からの各画素に対応する画素信号は
A/D変換器16にてA/D変換されると共に2値化さ
れ、画素データとして作業用メモリ13の所定記憶領域
に記憶される。
作業用メモリ13に記憶された前記画素データはマーク
6に相当する部分の強度が大きくなり、路面4に相当す
る部分の強度が小さくなり、よってマーク6に相当する
部分及び路面4に相当する部分の判別が行われる。
そして、CPUI 1は前記画素データに基き、画像5
において映し出されたマーク6の位置を認識するための
認識処理動作を実行し、その認識結果に基いて走行経路
L1を決定するための演算処理動作を実行する。又、そ
の走行経路Llが決定されると、CPUIIは第15図
(b)に2点鎖線で示すように次の撮像タイミングにお
いて映し出されるマーク6の位置を予測設定すると共に
、その予測設定されたマーク6が画像5中の無効領域7
に侵入するか否かを判定する。
この場合、予測設定されたマーク6が画像5の無効領域
7に侵入していないので、cpuitは先に決定された
走行経路Llに沿って無人車lを走行させるための運行
処理動作を実行する。即ち、CPUIIは無人車1を継
続走行させるために操舵機構21及び走行用モータ20
を継続動作させる。又、CPUIIは次の撮像タイミン
グにてCCDカメラ3を撮像動作させるために、タイマ
14の動作に基いて所定の設定時間Tを計時する。
以後同様に、cputtは前記設定時間Tの計時を完了
して次の撮像タイミングが到来する毎に、CCDカメラ
3を撮像動作動作させ、その撮像画像に関わる画素デー
タが作業用メモリ13の所定記憶領域に記憶された後、
マーク6に相当する部分及び路面4に相当する部分の判
別を行い、当該マーク6の位置を認識するための認識処
理動作を実行し、更にその認識結果に基いて次の走行経
路Lnを決定するための演算処理動作を実行する。
又、走行経路Lnが決定されると、CPUI 1は次の
撮像タイミングにおいて映し出されるマークの位置を予
測設定すると共に、その予測設定されたマークが画像5
中の無効領域7に侵入するか否かを判定する。そして、
予測設定されたマークの位置が画像5の無効領域7に侵
入していない場合には、CPUIIは先に決定された走
行経路Lnに沿って無人車1を走行させるための運行処
理動作を実行し、無人車1を継続走行させるために走行
用モータ20を継続動作させる。又、CPU1lは次の
撮像タイミングにてCCDカメラ3を撮像動作させるた
めに、タイマ14の動作に基いて設定時間Tを計時する
一方、マーク6に関わる最初の撮像タイミングから数え
て数回(この場合4回)目の撮像タイミングにおいてC
CDカメラ3が撮像動作され、第16図(a)に示すよ
うにマーク6が撮像されると、第16図(b)に実線で
示すように当該マーク6は画像5の下側寄りにおいて大
きく明瞭に映ることになり、その運行情報の認識は極め
て容易な状態となる。
そして、その画像5に関わる画素データはマーク6に相
当する部分の強度が大きくなり、路面4に相当する部分
の強度が小さくなり、CPUIIによりマーク°6に相
当する部分及び路面4に相当する部分の判別が行われる
。又、CPUIIは前記画素データに基き、画像5にお
いて映し出されたマーク6の位置を認識するための認識
処理動作を実行し、その認識結果に基いて走行経路Ln
を決定するための演算処理動作を実行する。又、その走
行経路Lnが決定されると、CPUI 1は第16図(
b)に2点鎖線で示すように次の撮像タイミングにおい
て映し出されるマーク6の位置を予測設定すると共に、
その予測設定されたマーク6が画像5中の無効領域7に
侵入するか否かを判定する。
この場合、予測設定されたマーク6の位置が画像5の無
効領域7に浸入することになる。従って、CPUIIは
当該撮像タイミングにて撮像した画像5の画素データに
基いて、当該マーク6の指示する運行情報を認識するた
めの認識処理動作を実行する。そしてこの場合、「−旦
停止」の運行情報が認識される。従って、cputiは
前記「−旦停止」の認識結果に基き、予め設定された一
旦停止のための演算処理動作を実行して、「−旦停止」
のための運行を決定する。
即ち、CPUIIは、無人車1が当該マーク6の真上に
到来するまでの道程S(第16図(a)参照)を求める
ための演算処理動作を実行する。
この場合の道程Sは、第16図(a)においてCCDカ
メラ3の撮像動作開始地点POを原点として、それより
も前方の運行処理動作開始地点P1からマーク6の中心
位置(図示路)までの道程である。
第17図に一般的な算出の概要を示すように、この道程
Sは、画像5のx、  y座標系において運行処理動作
開始地点P1からマーク6の中心位置gまでの走行経路
Ln (3次間数fcX”) )を、地点P1のX座標
xptと中心位置gのxg座標との間で6等分した後、
等分された各区間毎の距離81〜S6を直線近似により
算出し、その算出された各区間毎の距11s1−56を
加算することにより求めることができる。
次に、CPUI 1は、無人車lが減速されながら前記
道程8分だけ走行したときの走行速度をゼロにし得るよ
うな、予め定めた単位短時間Δt(この場合、30(l
ag)当たりの速度減少値ΔVを求める。
速度減少値ΔVは以下の一般式により求めることができ
る。
−va ΔV=□ 2n+1 尚、■は無人車lの予め定められた走行速度、nは走行
速度Vで単位短時間Δtだけ進む距離ΔS’(=V・Δ
t)により道程Sを除算したときの整数値(=4) 、
vaはちょうど2n回分の出力回数により無人車lをマ
ーク6に到達させるために、最初の出力時にのみ変化さ
せるための速度補正値である。又、速度減少値ΔV及び
速度補正値vaは走行速度Vに対して僅かな値になって
いる。
速度減少値ΔV及び速度補正値vaを求めた後、CPU
I Iは運行処理動作を実行する。
即ち、無人車lを走行経路Lnに沿って走行させるため
に操舵機構21を作動制御させ゛る。これと同時に、走
行速度Vを単位短時間Δを毎に速度減少値ΔVをもって
減速するために走行用モータ20の回転速度を減速動作
させる。この場合、最初のみは速度減少値ΔV及び速度
補正値vaの加算分だけ減速が行われ、それ以降は速度
減少値67分の減速が行われる。
そして、操舵機構21の作動制御に基き無人車1の走・
行が走行経路Lnに沿って行われる。又、単位短時間Δ
を毎に走行用モータ20の回転速度が減速制御されて速
度減少値(Δy+va)分若しくは速度減少値67分の
減速が行われ、これらの減速制御が合計2n回だけ行わ
れると、無人車1の走行速度■はゼロになる。これによ
って、無人車1がちょうどマーク6の真上に達するとき
に無人車1の走行速度Vがゼロとなり、当該マーク6の
真上にて無人車1が一旦停止されることになる。
続いて、予め定めた所定時間が経過すると、CPUII
は走行用モータ20を再び起動させ、これによって無人
車1の走行が再び開始される。
尚、この実施例では、前記「−旦停止」の運行が実行さ
れてから無人車1が当該マーク6に到達するまでの間に
おいて、到来する撮像タイミングに対応してCCDカメ
ラ3が撮像動作されても、その撮像画像に関わる画素デ
ータは画像処理されないようになっている。
上記のようにこの実施例では、CCDカメラ3により「
−旦停止」の運行情報を有するマーク6が撮像され、そ
の運行情報がCPUIIにより認識された場合に、無人
車1が当該マーク6上に達するまでの走行経路Lnを求
めると共に、同経路Lnの道程Sを求め、次に無人車1
を予め定めた単位短時間Δ【毎に順次減速させながら道
程8分だけ走行させたときの走行速度をゼロにし得るよ
うな単位短時間Δを毎の速度減少値ΔVを求め、次に無
人車1を走行経路Lnに沿って走行させると共に、走行
速度Vを単位短時間ΔL毎に速度減少値ΔVをもって減
速するようにしている。
このため、「−旦停止」の運行情報が認識されてその運
行処理動作が実行されてからは、無人車1は先に決定さ
れた走行経路Lnに沿って走行され、当該マーク6の真
上まで案内されることになる。従って、無人車1からエ
リアEまでの間に、CCDカメラ3により撮像すること
のできない不可視領域Mがあっても、CCDカメラ3に
よりマーク6を撮像することなく無人車1を当該マーク
6まで正確に到達させることができ、当該マーク6上に
て無人車lを確実に停止させることができる。
又、無人車1の走行速度Vの減速は単位短時間Δを毎に
僅かな速度減少値ΔVをもって徐々に行われているので
、無人車1の減速が段階的且つ急激に行われることがな
く、略連続的で緩やかに行われ、無人車1の停止をスム
ーズに行うことができる。
更に、この実施例では、画像5において無人車1に最も
接近した位置に対応する画像縁Uに沿って無効領域7を
設け、その無効領域7に最も接近し、且つ同領域7に侵
入しない位置にてマーク6が映し出された際を運行情報
の認識位置として決定し、その画像5の画素データのみ
を画像処理してマーク6の指示する運行情報を認識し、
無人車1の運行を決定するようにしている。
このため、マーク6の指示する運行情報を認識する場合
に、画像5に映し出されるマーク6を大きく鮮明なもの
に特定することができると共に、マーク6を欠けること
なく完全に映しだされるものに特定することができる。
即ち、不明瞭に映し出されたり、欠けが生じるように映
し出されたりするマーク6のように、運行情報の認識が
困難な場合を排除し、運行情報の認識が容易な場合のみ
を特定することができる。この結果、マーク6の指示す
る運行情報を認識するための画像処理を必要最小限にす
ることができ、しかもその認識を正確且つ高精度に行う
ことができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではな(、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、「−旦停止」の演算処理動作の
際に、負の値の速度補正値vaを求めて走行速度Vを補
正するようにしたが、正の値の速度補正値vaを求めて
行ってもよい。
(2)前記実施例では、「−旦停止」の運行における停
止制御について具体化したが、これに限られるものでは
なく、単に「停止」のみの運行制御、或いは「右折」、
「左折」、「旋回」等の各種運行における停止制御に具
体化してもよい。
(3)前記実施例では所定間隔をもって間歇的にCCD
カメラ3の撮像動作が行われるように撮像タイミングを
設定したが、撮像タイミングを設定することなく常時連
続的にCCDカメラ3を撮像動作させるように構成して
もよい。
(4)前記実施例では、1つのマーク6がCCDカメラ
3により略5回撮像されるようにしたが、この撮像回数
に限定されるものではなく、回数を増減したり、撮像タ
イミングをその時々で変更したりして実施してもよい。
(5)前記実施例では、画像5の下側寄りの位置に映し
出されるマーク6を画像処理してその指示する運行情報
を認識するようにしたが、運行情報を認識するためのマ
ーク6の位置は画像5の下側寄りに限定されるものでは
なく、マーク6が明瞭に映しだされるならば画像5の中
央寄りの位置でもよい。
(6)前記実施例では、無人車1の走行速度■を一定と
したが、その時々で変更するようにしてもよい、この場
合、無人車の車速を測定する車速検出器を設け、同検出
器に基いて車速及び走行距離等を演算してもよい。
(7)前記実施例では、撮像される画像5の企画素デー
タを画像処理してマーク6の位置或いはマーク6の指示
する運行情報を認識するようにしていたが、画像5に映
し出されたマーク6を包含する所定範囲の処理領域を設
定し、その処理領域の画素データのみを画像処理してマ
ーク6の位置或いはマーク6の指示する運行情報を認識
するように構成してもよい。
(8)前記実施例では、走行経路を3次関数にて決定し
たが、これに限定されるものではなく、走行経路をその
他の関数を用いて決定するようにしてもよい。
(9)前記実施例では撮像装置としてCCDカメラ3を
用いたが、それ以外の撮像装置を用いて実施してもよい
(10)前記実施例ではCCDカメラ3における画像の
画素構成(分解能)を256x256画素としたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば512X512画
素、1024X1024画素等、適宜に変更して実施し
てもよい。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、離散配置式のマ
ークを撮像してその撮像画像中の画素信号を画像処理し
てマークの指示する運行情報を認識し、無人車の運行を
決定するようにした画像式無人車において、無人車をマ
ーク上にて正確に停止させることができると共に、略連
続的で緩やかに減速して無人車を徐々にスムーズに停止
させることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す走行制御
装置の電気ブロック回路図、第2図は同じく無人車等の
側面図、第3図は無人車等の平面図、第4図(a)(b
)はマークの平面図、第5図(a)はCCDカメラが撮
像するエリアを説明するための説明図、第5図(b)は
CCDカメラが撮像する画像を説明するための説明図、
第6図は無人車の走行に伴って撮像されるエリアの撮像
タイミ、ングを説明するための平面図、第7図は走行制
御装置の動作順序と無人車の走行位置との関係を説明す
るための説明図、第8図はCCDカメラが撮像するエリ
アを説明するための説明図、第9図はそのエリアにおけ
る画像を説明するための説明図、第10図は走行制御装
置が決定した走行経路を説明するための説明図、第11
図は定常旋回円走行を説明するための説明図、第12図
は姿勢角と曲進走行の半径との関係を説明するための説
明図、第13図は座標変換を説明するための説明図、第
14図は次の撮像タイミングにおいて画像中にマークが
映し出される位置の予測設定を説明するための説明図、
第15図(a)はCCDカメラが撮像するエリアを説明
するための説明図、第15図(b)そのエリアにおける
画像を説明するための説明図、16図(a)CCDカメ
ラが撮像するエリアを説明するための説明図、第16図
(b)はそのエリアを説明するための説明図、第17図
は無人車からマークまでの道程の算出の仕方を説明する
ための説明図、第18図は無人車が停止されるまでの走
行速度の変化を説明するための説明図である。第19図
は従来例の無人車の停止方法を説明するための説明図で
ある。 無人車1、撮像装置としてのCCDカメラ3、路面4、
画像5、マーク6、走行経路LO−L2゜Ln、道程S
、単位短時間Δt、走行速度■、速度減少値ΔV。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無人車の運行を指示するために所定間隔隔てて無人
    車前方の路面上に離散配置したマークを無人車に備えた
    撮像装置により無人車の走行に伴って順次撮像し、その
    撮像画像中の画素信号を画像処理してマークの指示する
    運行情報を認識し、無人車の運行を決定するようにした
    画像式無人車において、 前記撮像装置によりマークを撮像し、その撮像画像中の
    画素信号を画像処理して停止の運行情報を認識した場合
    に、前記無人車が当該マーク上に到達するまでの走行経
    路を求めると共に同走行経路の道程を求め、次に前記無
    人車を予め定めた単位短時間毎に順次減速させながら前
    記道程分だけ走行させたときの走行速度をゼロにし得る
    ような前記単位短時間毎の速度減少値を求め、次に前記
    無人車を前記走行経路に沿って走行させると共に、前記
    走行速度を前記単位短時間毎に前記速度減少値をもって
    減速するようにした画像式無人車の停止方法。
JP63036016A 1988-02-18 1988-02-18 画像式無人車の停止方法 Pending JPH01211007A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015138530A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 清水建設株式会社 移動体位置検出システムおよび方法
JP2015138531A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 清水建設株式会社 移動体位置検出システムおよび方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015138530A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 清水建設株式会社 移動体位置検出システムおよび方法
JP2015138531A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 清水建設株式会社 移動体位置検出システムおよび方法

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