JPH01207366A - 防錆型可剥性塗料 - Google Patents

防錆型可剥性塗料

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JPH01207366A
JPH01207366A JP3202188A JP3202188A JPH01207366A JP H01207366 A JPH01207366 A JP H01207366A JP 3202188 A JP3202188 A JP 3202188A JP 3202188 A JP3202188 A JP 3202188A JP H01207366 A JPH01207366 A JP H01207366A
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JP
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rust
rust preventive
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concrete
preventive agent
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Akira Oshio
大塩 明
Kazumi Jinbo
神保 和巳
Noboru Miyazaki
昇 宮崎
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Taiheiyo Cement Corp
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Onoda Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンクリート又はモルタル成形用の型枠内
面に塗布される防錆型の可剥性塗料に関する。
(従来技術) コンクリート成形体の製造に当り、可剥性塗料を予め型
枠の内面に塗布しておき、コンクリートの成形後の脱型
に際して前記可剥性塗料で形成された被膜をコンクリー
ト表面に反転被覆する技術は、本出願人が提案しすでに
公知となっている(特願昭60−172954号、特願
昭61−116123号)。この方法によれば、コンク
リート成形体の表面に脱型と同時に可剥性塗料の被膜が
形成されるので、コンクリートの表面被覆には優れた技
術ということができる。このコンクリートの表面に形成
された被膜は、これをその後剥ぎ取ることもあるが、コ
ンクリートの表面保護のためこれをそのまま残しておく
場合も多い。このような場合は、可剥性被膜そのものが
コンクリート成形体の表面となるため、ここに型枠から
転移される鉄錆などの汚れの付着は避けなければならな
い。型枠の内側にさびが発生する原因としては、型枠を
繰返し使用したためにさびが発生し易くなっていること
、型枠の保管上の不備によるもの、可剥性塗料に混合さ
れる溶剤またはこの塗料中に含まれる可塑剤などの作用
による発錆などが考えられる。従って、型枠に可剥性塗
料を塗布してコンクリートの表面に反転被膜を形成しよ
うとする場合は、型枠にすでに発生しているさびを予め
きれいに除去して使用しても、コンクリートの成形中に
新たに発生したさびがコンクリートの表面に反転するこ
とがあって、さびの完全防止はなかなか難しいことであ
った。そのために、コンクリートの表面に反転被覆され
た可剥性被膜を剥離することなくそのまま残すものにあ
っては、美麗な被膜の形成は現実には困難であった。
(解決しようとする課題) この発明は、コンクリート表面に保護層を形成するため
の塗料として防錆型可剥性塗料であって、これを型枠に
塗布して被膜を形成してもここに鉄さびが発生しないよ
うにし、これによってコンクリート成形体の表面に形成
される保護層を美麗にしようとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、コンクリート又はモルタル成形用の型枠内
面に塗布される可剥性塗料であって、陽極型防錆剤又は
両性型防錆剤を1〜3重量%含有することを特徴とする
防錆型可剥性塗料である。
以下にこの発明をさらに説明する。
コンクリート成形用の型枠もその素材の鋼材が新しい中
は、その表面に自ら空気中の酸素によって鉄の酸化物で
ある不動態被膜を形成して腐蝕するのを防止している。
しかし、これが多数回使用されていく中に、雨水や空気
中の水分、打設時の衝撃などによって不動態被膜が破壊
され腐蝕が発生しやすくなる。一般に、鋼材の腐蝕を防
止する方法としては、前記のように鋼材自身がその表面
に不動態被膜を形成するもの、別に処置をして不動態被
膜を形成させるもの、または腐蝕促進の原因となる水分
、酸素の供給を外気から遮断するもの及びこれらを組み
合せたもの等が考えられる。
本発明はこの中の不動態膜を積極的に形成するようにす
るものである。鋼材の表面に不動態膜を形成させる方法
としては、陽極型防錆剤、陰極型防錆剤の外画性型防錆
剤などを用いる方法がある。
金属の腐蝕反応は電気化学的反応と考えられており、陽
極反応と陰極反応とに分けて表示されている。そして陽
極反応を抑制するものを陽極型防錆剤、また陰極反応を
抑制するものを陰極型防錆剤、陽極反応と陰極反応の双
方を抑制するものを両極型防錆剤としている。これらの
中、陽極型防錆剤は、鋼材の表面に金属酸化物のち密な
被膜を形成して保護するもので、クロム酸塩、亜硝酸塩
などの酸化物がその代表的なものである。また陰極型防
錆剤は、水に難溶性の塩類の被膜を鋼材の表面に形成す
るもので、炭酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩等がこれに当た
る。さらに両性型防錆剤は吸着被膜型の被膜を形成する
もので、金属に対して親和力のある極性基と疎水基を同
一分子内に持つアミン類や一部の活性剤などがある。上
記の中で陽極型防錆剤は、比較的少量で防錆効果を発揮
するのに対し、陰極型防錆剤では、所定の効果を得るに
はその使用量を多くしなければならない。本発明では、
これを可剥性塗料の中に混入するものであるが、その場
合にそこに形成される可剥性被膜の可剥性を阻害しない
ようにする必要がある。こうした点で、陰極型防錆剤は
よくなく、陽極型防錆剤の方がよい。陽極型防錆剤の中
でも、さらに毒性などを考慮すれば亜硝酸塩類が好適で
ある。この外の両性型防錆剤についてみると、後記実施
例が示すように、その添加量が陽極型防錆剤と同様に少
量で効果があり、しかも可剥性被膜の可剥性を阻害しな
いことが認められるので、この発明で使用できる防錆剤
である。こうした防錆剤の添加量は1〜3%がよい。こ
れが1%未満では効果なく、また3%を超えると可剥性
塗料の剥離性を阻害する。次に実験例をあげてさらに説
明する。
(実験例) 7組の大きさがともに30X60X8(cm)の鋼製型
枠を用意し、その底板を布できれいに拭き取って、これ
に可剥性塗料(関西ペイント社商品名、ストリップペイ
ント)100部に対し、シンナー60部を加えたものに
第1表に示す各種防錆剤を配合したものを、エアレスタ
イプの吹付器で200/rrl’の割合で、1時間の間
隔をおいて2回塗布した。この状態で2時間放置した後
に、エチレン−酢酸ビニル系ポリマーデイスパージョン
(株式会社小野田社商品名、エフェクト)を、200g
/rrrの割合で塗布した。さらに3時間経過後、スラ
ンプ8 cm 、水セメント比5526、単位セメント
Q B 20 kg / 771’のコンクリートをそ
れぞれの型枠に打込み、2時間の前養生を経たのち表面
の仕上げを行った。その後は最高温度65℃、保持時間
4時間の蒸気養生を行った。それぞれ2日後に脱型し、
コンクリート側に反転したストリップペイントのサビの
発生状況を観察した。
また、この試験では別にコンクリートの脱型に当たって
、可剥性被膜と型枠との付着力を調べる実験をした。こ
のため、第1図に示すような径5印の円形をした凸部1
を表面に有する鋼製面板2を7枚用意した。前記と同様
な方法にて7種類の同様のストリップペイント3とエフ
ェクト4を塗布した後、それぞれの凸部1に外接する塩
化ビニル製リング5を嵌め型枠とした。この中にセメン
ト砂比1:2、フロー値190のモルタル6を注入して
高さ1c+nにして成形した。その後は上記のサビの発
生試験の供試体の場合と同様の蒸気養生を行った。試験
は、7日間温度20℃、湿度90%の恒温室で養生して
から行った。試験の方法は、突出した又は凸状のモルタ
ル上表面に図示しない付着力試験用ディスク板を接着さ
せ、これを空気圧で上方に引張り、付着力を測定した(
図参照)。
結果は表に示す通りであった。
第   1   表 ルノックス3010・・・・・・東邦化学工業社商品名
上表からも明らかなように、防錆剤を用いないもの及び
ピロリン酸ナトリウムを3%添加したものはサビの発生
が見られたが、その他のものはサビの発生が無いか又は
ほんの僅かであった。同表中の「微」とは、実質的に無
視されてよい程のものを意味する。
また鋼製面板と可剥性被膜との付着試験では、ラスナイ
ン、ルノックス3010については良好であったが、ピ
ロリン酸ナトリウムではいづれの場合も付着力が大きす
ぎ不都合であった。即ち、可剥性被膜はコンクリートの
硬化後説型時に、被膜が型枠から簡単に剥がれてコンク
リート側に反転することが必要である。そのためには、
可剥性被膜と型枠との剥離強度は3.0Kg/ci以下
であることが必要である。こうしたことから、前述のよ
うにラスナイン(陽極型防錆剤)、ルノックス3010
 (両性型防錆剤)は良好であるが、陰極型防錆剤であ
るピロリン酸ナトリウムは不都合であることがわかる。
以下に、この発明の実施例をあげてこの発明をさらに説
明する。
実施例1゜ 内面をきれいに拭きとった2組の鋼製型枠表面に、可剥
性塗料(ストリップペイント)100部に対し、シンナ
ー60部、防錆剤(ラスナイン)3部を調合したものを
、ワグナ−社製エアレスタイプの吹付機を使用して20
0 g/dの割合で吹き付け、1時間経過後に第2表に
示すラテックスモルタルを厚さ2朋の厚さでローラ塗り
し、翌日第2図に示すような型枠を組み立て、この中に
第3表に示すコンクリートを打込んだ。
第   2   表 第   3   表 コンクリート打設の翌日脱型したところ、脱型が容易で
被膜の反転もきれいにできた。反転された被膜の表面を
観察したところ、サビは全くなかった。
実施例2゜ 内面をきれいに拭きとった2組の鋼製型枠の面に、スト
リップペイント100部に、シンナー60部、陽極型防
錆剤としてパリツク(藤沢薬品工業社製品、商品名)、
及び同じく陽極型防錆剤NR−1900(ホゾリス物産
社、商品名)をそれぞれ3部混入したものを、実施例1
と同様な吹付機で200 g/cd吹き付け、1時間経
過後に第2表に示すラテックスモルタルをいずれも約2
Hの厚さでローラ塗りした。その翌日実施例1での第2
図と同様な型枠を組み立てこれにコンクリートを打ち込
んだ。翌日これを脱型したところ、脱型も容易で被膜の
反転もきれいにできた。反転された被膜の表面を観察し
たところ、サビは全くなかった〇 (発明の効果) 以上の通りこの発明によると、可剥性被膜を型枠から反
転してこれをそのままとしてコンクリートの保護層とす
る場合、可剥性被膜の表面にサビの付着をより確実に回
避することができるようになった。同時に、型枠におい
てもサビの発生を防止できて、その−層の長期使用を可
能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は可剥性被膜と型枠面との接着強度を測定するた
めの試験方法を説明するための説明図、第2図はこの発
明の実施例になる防錆剤を混入した可剥性塗料を塗布す
る型枠の1例の斜視図である。 1・・・型枠 2・・・凸部 3・・・可剥性被膜 4
・・・エチレン−酢酸ビニル樹脂層 5・・・塩化ビニ
ル製リング。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コンクリート又はモルタル成形用型枠の内面に塗布され
    る可剥性塗料であって、陽極型防錆剤又は両性型防錆剤
    を1〜3重量%含有することを特徴とする防錆型可剥性
    塗料。
JP63032021A 1988-02-15 1988-02-15 防錆型可剥性塗料 Expired - Lifetime JPH07113094B2 (ja)

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JPH01207366A true JPH01207366A (ja) 1989-08-21
JPH07113094B2 JPH07113094B2 (ja) 1995-12-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6351086B1 (ja) * 2018-01-13 2018-07-04 株式会社ひでぴょん 型枠用防錆セット及び型枠用防錆方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4854133A (ja) * 1971-11-08 1973-07-30
JPS569950A (en) * 1979-07-04 1981-01-31 Toshiba Corp Deflection device for color cathode-ray tube

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