JPH01205877A - アーク溶接装置用電気接続装置 - Google Patents

アーク溶接装置用電気接続装置

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JPH01205877A
JPH01205877A JP3062488A JP3062488A JPH01205877A JP H01205877 A JPH01205877 A JP H01205877A JP 3062488 A JP3062488 A JP 3062488A JP 3062488 A JP3062488 A JP 3062488A JP H01205877 A JPH01205877 A JP H01205877A
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pressing
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青木 新平
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藤野 邦明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アーク溶接装置用電気接続装置に関し1例え
ば長尺部材を溶接するシステムにおいてアースをとるた
めに使用される。
[従来の技術] サブマージアーク溶接など、t8気的な溶接を行なう場
合には、一般に、アース電位などの所定電位が印加され
た第1の電極を被溶接部材の一部に接続し、被溶接部材
の溶接したい部分に、所定の電圧が印加された第2の電
極を近接させて、その部分に大電流(アーク電流)を流
し、その熱によって溶接する。
長尺の被溶接部材をその軸に沿って直線状に連続的に自
動溶接する場合には、被溶接部材を固定して溶接機を所
定速度で移動させながら溶接を行なう方法と、溶接機を
固定して、被溶接部材を所定速度で移動しながら溶接を
行なう方法とがある。
具体的には、前者の場合は、被溶接部材と平行にレール
を敷設し、該レールの上を駆動装置を備えた溶接機が走
行するように構成する。後者の場合は、可動台車やコン
ベアの上に被溶接部材を乗せてそれを移動させる。つま
り、いずれの場合も。
被溶接部材と溶接機とが相対的に移動する。この移動距
離は、被溶接部材の長さが長いほど大きくなる。
アース接続に関しては、従来より、アース電極(第1の
電極)を被溶接部材に固定するのが一般的である。しか
しこの場合、溶接機と被溶接部材との相対移動範囲内を
自由に移功ノできる長さの電気ケーブルによって、アー
ス電極と溶接機とを接続する必要があるので、溶接長が
長くなると、電気ケーブルが長くなり、電圧ドロップを
考えると太くする必要があり、コストの上昇、装置重量
の増大及びケーブル処理上の様々な問題が生じる。ケー
ブルが被溶接部材に対して短い場合、溶接を途中で中断
しアース接続の位置を変える必要がある。
また、回動自在で導電性のローラの周面をアース電極と
して被溶接部材に押し当てて被溶接部材とローラとを電
気接続する方法が提案されている。
しかし、この方法の場合、被溶接部材とローラとの接触
面積が非常に小さいので、接触抵抗が大きく、接続部分
の発熱が大きいので大電流溶接のアース接続には利用で
きない。
更に、接触面積を大きくするため、導電性の板状部材を
アース電極として被溶接部材に押し当て。
被溶接部材と板状部材とを摺動させるようにした電気接
続方法が提案されている。しかし、この方法の場合、摺
動時に、被溶接部材とアース電極との接触面にアーク放
電が発生して被溶接部材に傷(放電跡:アークストライ
ク)を付けるため製品の品質低下が避けられない。なお
、これに類似した電気接続技術が、特開昭57−958
1号公報に開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、長い接続ケーブルを不要とし、上述のように
相対移動する部分に大電流の通電を行なう場合であって
も、接続部分にアーク放電などを生じることなく安定し
た接続状態を維持しうる電気接続装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため1本発明においては、導電性の
複数枚の板状部材を無限軌道状に互いに結合して構成さ
れた可動電極;前記可動電極を回動自在に支持する支持
手段;前記可動電極を所定方向に押圧する第1の押圧手
段;前記可動電極の無限軌道の内側の該電極と接する位
置に配置された、導電部材でなる押圧電極;及び前記押
圧電極を、前記第1の押圧手段の押圧力よりも小さい力
で前記可動電極に押圧する、第2の押圧手段;を設ける
[作用] 上記構成によれば、可動電極が被接続部材(例えば被溶
接部材)に強い力で押圧されるので、電気接続装置と被
接続部材とが相対移動する場合には、可動電極と被接続
部材との間に摺動を伴なうことなく、常時、可動電極の
一部が被接続部材と当接した状態で該電極が回動する。
従って、両者の間にアーク放電が生じる恐れはなく、両
者は常時好ましい電気接続状態を維持する。
可動電極と外部との電気接続は、可動電極の無限軌道の
内側に配置された押圧電極を介して行なわれる。押圧電
極と可動電極とは、可動電極と被接続部材との間より小
さい押圧力で接するので、被接続部材と電気接続装置と
が相対移動する場合には、可動電極と押圧電極とが摺動
しながら、それらの電気接続状態を維持する。従って、
可動電極の内側と押圧電極との間には、摺動によってア
ーク放電を生じることがあるが、その放電は可動電極に
よって遮蔽されるため、被接続部材には影響を及ぼさな
い。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第3図に、本発明を実施する一形式の自動溶接システム
の主要部を示す、第3図を参照して説明する、被溶接物
1は、4枚の板材の幅方向の端部を互いに突き合わせて
接続することにより、中空の四角柱に成形される。四角
柱のかど部分1aの溶接が、この溶接システムによって
処理される。
被溶接物lは、第3図の横方向に伸びており、約15m
の長さを有する長尺の部材である。被溶接物lは、図示
しない移動台車上に載置されており、図の矢印ARO方
向に、一定の溶接速度で移動する。
被溶接物1の溶接部、即ちかど部分1aに対向して、サ
ブマージ溶接型の溶接機構lO及びスラグ除去機構20
が配置されている。溶接機構10及びスラグ除去機構2
0は、矢印ARO方向には移動しない、従って、被溶接
物1が移動することによって矢印AROの方向に溶接が
進行する。
溶接機構10には、電極5.フラックス散布ホース6、
倣い機構8及びフラックス回収口9が備わっている。倣
い機構8によって、電極5と被溶接物lの溶接線との位
置関係が常時一定に保持される。
フラックス散布ホース6は、一端がフラックスホッパ7
に結合され、他端がかど部分1aの溶接部より少し上流
の位置に開口している。従って、溶接を行なう部分には
、予め、フラックス散布ホース6を介してフラックスが
散布される。
このフラックスによって、溶接時に不純物が除去され、
溶接面がきれいに仕上がる。しかし、溶接時にフラック
スが変質したガラス状のスラグが、溶接によって形成さ
れるビード(溶着部)の表面を覆うため、これを除去す
る必要がある。この例では、スラグ除去機構20が、ビ
ード上のスラグを自動的に除去する。
被溶接物1のアース接続は、溶接機構10の前後に配置
された電気接続装置1ELiL及びELoLによって行
なわれる。なお、第3図には2つの電気接続袋[ELi
L及びELoLのみが示されているが、実際には、被溶
接物1の裏側(E LiL、 E LoLと反対の面)
にもそれらに対応する2つの電気接続袋!(後述するE
 LiR,E LoR)が設けられている。
これら4つの電気接続装置は、機械的には全て同一の構
成になっている。
第1図、第2a図及び第2b図に、それぞれ第3図に示
す電気接続装置!ELiLの、平面図、正面図及び左側
面図を示す、これらの図面を参照し、電気接続装置EL
iLの構成を説明する。
この電気接続装置は、大きく分けて、電気接続機構20
0と押圧機構300とでなっている。第2a図に示すよ
うに、押圧機構300の本体は架台400上に固着され
ており、電気接続機構200は、押圧機構300の先端
に設けた支持台310上に固着されている。架台400
上には、第1図に示すように、エアシリンダCLiL及
びガイド部材302,305が固着されている。
ガイド部材302及び305は、筒状に形成されており
、それらの中心軸に沿って設けられた貫通孔に、それぞ
れ、シャフト301及び304が挿通しである。従って
、シャフト301及び304は、それぞれ、ガイド部材
302及び305の軸に沿って、矢印ARI及びAR2
方向に移動自在になっている。これらのシャフト301
,304の先端に、支持台310が固着されている。つ
ます支持台310は、2本のシャフト301及び304
によって支持され、押圧機構300の本体に対して矢印
ARI、AR2方向に相対移動可能になっている。
また、エアシリンダCL比のロッド308の先端が、支
持台310に結合されている。このロッド308は、シ
リンダ内のエアの力によって、矢印ARI及びAR2方
向に駆動される。従って、支持台310上に載置された
電気接続機構200は。
エアシリンダCL几の駆動によって移動する。電気接続
機構200は、矢印AR1方向に駆動すれば被溶接物1
に押圧され、矢印AR2方向に駆動すれば被溶接物1か
ら離脱する。なお、シャフト301.304及びロッド
308の外側は、防塵対策のため、蛇腹状のカバーによ
って覆われている。
電気接続機構200には、第1図に示すように、無限軌
道(キャタピラ)状に形成された回転電極機構210と
、それに噛み合うスプロケットホイール215,217
が備わっている0回転電極機構210の無限軌道の内側
には、被溶接物lと対向する位置に、押圧電極220が
備わっている。
押圧電極220は、支持機構230によって支持されて
おり、回転電極機構210を押圧する方向の力を常時受
けている。従って、押圧電極220は、常に回転電極機
構210に接触し、それと電気的に接続されている。
押圧電極220の上部に、アース電圧が印加される電気
ケーブルを接続するための端子220aが備わっている
。従って、電気接続機構200が被溶接物1を押圧する
時には1回転電極機構210の一部が被溶接物lと接続
され、被溶接物1には、回転電極機構210及び押圧電
極220を介して。
電気ケーブルのアース電圧が印加される。
溶接を行なう時には、被溶接物lが矢印ARO方向に移
動し、電気接続装置EL几と被溶接物lとが相対的に移
動する。この場合には、回転電極機構210は押圧機構
300によって強い力で被溶接物lの表面に押圧される
ので、被溶接物lの移動に伴なって回転電極機構210
が回動し、両者の間では摺動を生じることなく電気接続
状態が維持される。従って、それらの間にスパーク(ア
ーク放電)が生じることもない。
回転電極機構210が回動すると、それと押圧電極とが
摺動するので、両者の間にスパークが生じることがある
が、このスパークは1回転電極機構210によって遮蔽
されるので、被溶接物1に放電跡などの影響を及ぼすこ
とはない。
第4a図、第4b図、第4c図、第4d図及び第4e図
に、電気接続機構200の更に詳細な構成を示す、第4
a図は平面図、第4b図は正面図。
第4c図、第4d図及び第4e図は、それぞれ、第4b
図の■c −IV c線断面図、lVd−lVd線断面
図及びIV e −IV e線断面図である。各回を参
照して説明する。
回転電極機構210は、第4a図及び第4e図に示すよ
うに、チェーン213.プレート212及び銅板211
を備えている。即ち、チェーン213の外周に小形のプ
レート212が多数固着してあり、多数のプレート21
2の各々にそれよりも少し大きい鋼板211が固着しで
ある。なお、プレート212は鋼板である。従って、回
転電極機構210は、無限軌道状に形成され、その外周
には導電性の良好な銅板が配置されている。
回転電極機構210のチェーン213は、第4a図及び
第4b図に示すように、スプロケットホイール215及
び217に張架されている。第4b図に示すように、ス
プロケットホイール215は、その中央に嵌合されたシ
ャフト216を備えている。このシャフト216は、ボ
ールベアリング252.253を備える軸受け250に
回動自在に支持されている。同様に、スプロケットホイ
ール217に嵌合されたシャフト218が、軸受け26
0に回動自在に支持されている。従って1回転電極機構
210は、スプロケットホイール215゜217の外周
を自由に回動しうる。
支持台310上のベース244に設けた円柱状の突起2
42が、電気接続機構200全体を支持する受は台24
0の筒状部241に嵌合しており、電気接続機構200
は、突起242を中心とじて所定範囲内で回動自在にな
っている。従って、電気接続機構200の向きは、それ
が被溶接物1に押圧される時及び溶接時に、それが被溶
接物lの表面に密着する状態に自動的に矯正される。
第4c図及び第4d図に示すように、受は台240上に
は、軸受け271,273及び277が設けられており
、それぞれに、ローラ272,274及び278の軸が
枢着しである。これらのローラ272,274,278
は、その上面が回転電極機構210のプレート212の
下端に当接する位置に配置されている0回転電極機構2
10は、かなりの重量を有しているが、それが回動自在
なローラ272,274,278の上に載置されている
ので、動きはスムーズであり、それと被溶接物lとの間
に滑りを生じる恐れはない。
押圧電極220は、第4a図及び第4b図に示すように
、支持機構230によって矢印ARI及びAR2方向に
移動可能に支持されている。即ち、押圧電極220に固
着されたシャフト233及び234が、それぞれ、支持
機構230に設けられた筒状のガイド部231及び23
2に挿入されて支持されており、矢印ARI及びAR2
方向に移動自在になっている。
また、支持機構230のフレームに固着されたシャフト
235及び236の外周に、それぞれ、圧縮コイルスプ
リング237及び238が設けられている。これらのス
プリング237,238は、押圧電極220を矢印AR
1方向に押圧する力を発生し、回転電極機構210の銅
板211と押圧電極220とを常時接触状態に維持する
但し、スプリング237,238の押圧力は、押圧機構
300の押圧力に比べて十分に小さい、従って、回転電
極機構210が回動すると、押圧電極220と銅板21
1とが摺動しながらそれらの接触状態が維持される。な
お、押圧電極220の材質は真鍮である。
第5図に、第3図の自動溶接システムの電気接続装置E
 LiL、 E LiR,E LoL及びELoRを制
御する装置の構成を示す、第5図を参照すると、電気接
続装置1E LiL、 E LiR,E LoL及びE
LoRには、それぞれ、前述の電気接続機構200を進
退駆動するために、エアシリンダCLiL、 CLiR
CLoL及びCLoRが備わって・いる。
被溶接物1の進行方向AROに対して電気接続袋BE 
LiL、 E LiRより少し上流の位置に、被溶接物
1を間に挟む形で、光学センサSEIが設けられており
、また、電気接続袋f!E LoL、 E LoRの少
し上流の位置に、光学センサSE2が設けられている。
これらの光学センサSEI、SE2は。
投光器と受光器とでなる透過型のセンサであり。
被溶接物lの位置検出に利用される。
4つのエアシリンダCLiL、 CLiR,CLoL及
びCLoRは、それぞれ、電磁弁E ViL、 E V
iR。
EVoL及びEVoRによって制御される。これらの電
磁弁E ViL、 E ViR,E VoL及びEVo
Rは、具体的にいうと、各々、5つのポートを有するス
プリングリターン型電磁切換弁になっている。各々の電
磁弁の2つのポートにエアシリンダが接続され、他の1
つのポートがニアコンプレッサ60と接続されている。
いずれの電気接続装置においても、それを駆動するエア
シリンダを制御する電磁弁が消勢状態の時には、エアシ
リンダのロッド側の室内にニアコンプレッサ60からの
高圧エアが印加され、ヘッド側の室内が大気に開放され
るので、ピストンがヘッド側に移動し、電気接続機構2
00が退避位置に移動して被溶接物1から離脱する。ま
た、電磁弁が付勢状態の時には、エアシリンダのヘッド
側の室内に高圧エアが印加され、ロッド側の室内が大気
に開放されるので、ピストンがロッドを押圧し。
電気接続機構200が矢印AR1方向に移動して、被溶
接物1と接触する。
この制御装置には、マイクロコンピュータ100が備わ
っている。マイクロコンピュータ100の入力ポートに
は、スイッチSWが接続されており。
また光学センサSEI及びSE2からの電気信号SGi
、SGoが印加される。マイクロコンピュータ100の
出力ポートは、ドライバ110を介して、電磁弁E V
iL、 E ViR,E VoL及びEVoRのソレノ
イドに接続されている。従って、マイクロコンピュータ
100は、電磁弁E ViL、 E viLEVoL及
びEVoRを介して、各々の電気接続機構200の進退
駆動を制御しうる。
第6図に、第5図のマイクロコンピュータ100の制御
動作の概略を示し、第7図に電気接続機構200の進退
制御のタイミングの一例を示す。
第6図を参照し、マイクロコンピュータ100の動作を
説明する。電源がオンすると、まず初期化を行なう、即
ち、メモリのクリア、出力ポートの初期設定、タイマの
クリア、割込み回路の設定などを行ない、4つの電気接
続機構は全て退避位置に位置決めする。
次に、スイッチSWの状態をチエツクし、それがオンす
るまで待つ、溶接システムが起動してスイッチSWがオ
ンすると、次のステップS3に進む。
ステップS3では、電気信号SGiが検出レベルH(高
レベル)になるまで待つ、つまり、光学センサSEIの
位置に被溶接物1の始端が到達するまで待機する。
SGiがHになると、次のステップs4に進み、内部タ
イマTMをクリア及スタートしてステップS5に進む。
ステップS5では、タイマTMの計数値が、所定時間T
ilになるまで待機する。この時間Tilは、被溶接物
1の先端が光学センサSEIに到達してから、それがE
LiL及びELiRよりも下流でしかも溶接機構lOの
トーチより上流の所定位置まで進むのに要する時間であ
る。
タイマTMが時間Tilを計数すると、ステップS6に
進み、電気接続装置ELiL及びELiRを接続状態に
する。即ち、N、磁界EV几及びEViRを付勢してエ
アシリンダCLiL及びCLiRを駆動し、ELiL及
びELiRの電気接続機構200を被溶接物lに押し付
ける。
ステップS7では、電気信号SGoが検出レベルHにな
るまで待つ。つまり、光学センサSE2の位置に被溶接
物1の始端が到達するまで待機する。
ステップS8では、タイマTMを再びクリア及スタート
し、次のステップS9に進む。
ステップS9では、タイマTMの計数値が所定時間To
lになるまで待機する。この時間Tolは、被溶接物l
の先端が光学センサSE2に到達してから、それがEL
oL及びELoRよりも下流の所定位置まで進むのに要
する時間である。
タイマTMが時間Tolを計数すると、ステップSIO
に進み、電気接続装置ELoL及びELoRを接続状態
にする。即ち、電磁弁EVoL及びEVoRを付勢して
エアシリンダCLoL及びCLoRを駆動し、ELoL
及びELoRの電気接続機構200を被溶接物1に押し
付ける。
ステップSllでは、電気信号SGiが非検出レベルL
(低レベル)になるまで待つ。つまり、光学センサSE
Iの位置を被溶接物1の後端が通過するまで待機する。
SGiがLになると、次のステップS12に進み、内部
タイマTMを再びクリア及スタートしてステップS13
に進む。
ステップS13では、タイマTMの計数値が、所定時間
Ti2になるまで待機する。この時間Ti2は、被溶接
物1の後端が光学センサSElを通過してから、それが
SEIより下流で電気接続装置ELiL及びELiRよ
りも上流の所定位置に進むまでの所要時間である。
タイマTMが時間Ti2を計数すると、ステップS14
に進み、電気接続装置ELiL及びELiRを離脱状態
にする。即ち、電磁弁EV比及びEViRを消勢してエ
アシリンダCLiL及びCLiRを駆動し、EL几及び
ELiRの電気接続機構200を被溶接物lから離脱さ
せる。従って、ELiL及びELiRの電気接続機構2
00は、被溶接物lの後端がそこに達する前に被溶接物
lから離脱する。
ステップS15では、電気信号SGoが非検出レベルL
になるまで待つ、つまり、光学センサSE2の位置を被
溶接物lの後端が通過するまで待機する。
ステップ816では、タイマTMを再びクリア及スター
トしてステップS17に進む。
ステップS17では、タイマTMの計数値が、所定時間
To2になるまで待機する。この時間To2は、被溶接
物lの後端が光学センサSE2を通過してから、それが
SE2より下流で電気接続装置ELoL及びELoRよ
りも上流の所定位置に進むまでの所要時間である。
タイマTMが時間To2を計数すると、ステップ818
に進み、電気接続袋[ELoL及びELoRを離脱状態
にする。即ち、電磁弁EVoL及びEVoRを消勢して
エアシリンダCLoL及びCLoRを駆動し、ELoL
及びELoRの電気接続機構200を被溶接物1から離
脱させる。従って、ELoL及びELoRの電気接続機
構200は、被溶接物lの後端がそこに達する前に被溶
接物lがら離脱する。
この実施例では、電気接続機構200の被溶接物1に対
する進退制御が上述のように自動的に行なわれる。この
制御においては、溶接を開始する時に、アース接続が可
能な位置まで被溶接物lが進んだ後で電気接続機構20
0と被溶接物lとを接続するので、被溶接物1の先端が
電気接続機構200に衝突する恐れはない、また、溶接
が終了する時に、被溶接物1の後端が電気接続機構20
0に到達する前に、該電気接続機構200を被溶接物1
から退避させるので、電気接続機構200が被溶接物1
の後端の角部分を押圧して電気接続機構200に無理な
力が加わるようなことが生じる恐れもない。
[効果] 以上のとおり1本発明によれば、電気接続装置と被接続
物との相対移動に伴なって、アース接続等のための接続
点が移動するので、長尺物を扱う場合でも、電気ケーブ
ルを長くする必要はない。
またこれにより、サブマージアーク溶接の場合、トーチ
の位置とアース点との距離が変化しないので、その間の
抵抗値の変化がなく、安定した溶接が期待できる。更に
、電気接続装置と被接続物とが相対移動するにも関わら
ず、それらの接続点で摺動が生じないため、スパークを
生じることがなく、被接続物に放電跡を付けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2a図及び第2b図は、それぞれ、1つの電
気接続装置EL几を示す平面図、正面図及び左側面図で
ある。 第3図は、第1図の電気接続装置を備える自動溶接シス
テムの概略を示す正面図である。 第4a図及び第4b図は、それぞれ、第1図の電気接続
装置の電気接続機構200を拡大して示す平面図及び縦
断面図である。 第4c図、第4d図及び第4e図は、それぞれ、第4b
図のIV c −IV c線断面図、lVd−lVd線
断面図及びIV e −PJ e線断面図である。 第5図は、第3図のシステムの4つの電気接続装置を制
御する装置の構成を示すブロック図である。 第6図は、第5図のマイクロコンピュータ100の動作
の概略を示すフローチャートである。 第7図は、第5図の制御装置の動作例を示すタイムチャ
ートである。 1:被溶接物     5:電極 6:フラックス散布ホース 8:倣い機構     10:溶接機構20ニスラグ除
去機構 60:エアコンプレッサ 100:マイクロコンピュータ 110:ドライバ   200 :f4気接続機構21
0:回転電極機構(可動電極) 211:銅板     212ニブレート213:チェ
ーン 215、217:スプロケットホイール(支持手段)2
16.218:シャフト 220:押圧電極(押圧電極) 220a:端子    230:支持機構231.23
2ニガイド部 233.234,235,236:シャフト237.2
38 :圧縮コイルスプリング(第2の押圧手段)24
0:受は台    241:筒状部242:突起   
  244:ベース250.260:軸受け 252.253:ボールベアリング 271.273,277:軸受け 272.274.278:ローラ 300:押圧機構 301.304:シャフト 302.305ニガイド部材 308:ロッド    310:支持台400:架台 E LiL、 E LiR,E LoL、 E LoR
:電気接続装置CLiL、 CLiR,CLoL、 C
LoR:エアシリンダ(第1の押圧手段) SEI、SF3:光学センサ E ViL、 E ViR,E VoL、 E VoR
:電磁弁SW:スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性の複数枚の板状部材を無限軌道状に互いに
    結合して構成された可動電極; 前記可動電極を回動自在に支持する支持手段; 前記可動電極を所定方向に押圧する第1の押圧手段; 前記可動電極の無限軌道の内側の該電極と接する位置に
    配置された、導電部材でなる押圧電極;及び 前記押圧電極を、前記第1の押圧手段の押圧力よりも小
    さい力で前記可動電極に押圧する、第2の押圧手段; を備えるアーク溶接装置用電気接続装置。
  2. (2)前記支持手段は、前記可動電極の無限軌道の内側
    に配置された少なくとも2つの回動自在なスプロケット
    ホイール、及び該無限軌道の外側に配置され可動電極の
    回動の中心軸と実質上直交する方向の軸によって回動自
    在に支持された複数のローラを備える、前記特許請求の
    範囲第(1)項記載のアーク溶接装置用電気接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56112081U (ja) * 1980-01-24 1981-08-29
JPS61142478A (ja) * 1984-12-17 1986-06-30 Sony Tektronix Corp ロジツク試験装置

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