JPH01203540A - 傾床型立体駐車場の躯体構造 - Google Patents

傾床型立体駐車場の躯体構造

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JPH01203540A
JPH01203540A JP2519088A JP2519088A JPH01203540A JP H01203540 A JPH01203540 A JP H01203540A JP 2519088 A JP2519088 A JP 2519088A JP 2519088 A JP2519088 A JP 2519088A JP H01203540 A JPH01203540 A JP H01203540A
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Koji Yamada
康治 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通行用の車路とこの車路に沿って設けられる
駐車エリアとを有して平面形状はぼ矩形状に構成され、
前記車路が連続傾斜した螺旋状に形成されるともに、前
記駐車エリアが、駐車される車両の少なくとも車長方向
には無勾配となるように形成された傾床型立体駐車場の
架構構造に関するものである。
〔従来の技術〕
本出願人は、既に第10図(斜視図)および第11図(
平面図)に示す如き傾床型立体駐車場を提供している。
この傾床型立体駐車場(以下、“傾床型駐車場”と略す
)lの概略構成を説明すれば、該傾床型駐車場lは、3
60°の旋回走行によって1フロア分の高さを昇降する
ように上下方向に対し螺旋状に連続する螺旋車路2に沿
ってアウトサイドパーキングエリア(外側駐車区)P1
およびインサイドパーキングエリア(内側駐車区)P、
を設けてなるもので、前記螺旋車路2はそのI旋回分を
、相対向してほぼ等勾配に形成された一対の傾斜平面状
の直進部4.4と、相対向して不等勾配に形成された一
対の傾斜曲面状の直進部5.5と、これら両直進部4.
5の勾配を整合する傾斜曲面に形成された4つのコーナ
一部6とにより矩形状に螺回するように形成されている
前記アウトサイドパーキングエリアP、およびインサイ
ドパーキングエリアP、は、前記螺旋車路2の延びる方
向に沿って複数の駐車スペース3゜3、・・・に区画さ
れるが、両パーキングエリアP1゜P、は前記螺旋車路
2に沿った方向にのみ傾斜を付与されたものとなってお
り、かつ、前記駐車スペース3,3.・・・ が前記螺
旋車路2に対し直交状態で区画されるため、全ての駐車
スペース3は車幅方向にのみ傾斜されたものとなってい
る。ちなみに、前記アウトサイドパーキングエリアPl
が隣接形成される螺旋車路2の外側路線(図中、線PQ
R3で示される)の傾斜は一定のものとされており、従
ってアウトサイドパーキングエリアP、の傾斜は全て同
一で一定のものとなっている。
またインサイドパーキングエリアP、は傾斜平面状の直
進部4に沿って形成されるものであるから、これもその
傾斜が全て一定で、しかもアウトサイドパーキングエリ
アPIの傾きと等しいものとなる。
ところで、建造物の架構構造としては、住および梁を鉄
骨のみで構成した鉄骨造(S造)、前記両者を鉄筋コン
クリートにて形成した鉄筋コンクリート造(RC造)、
両者を鉄骨鉄筋コンクリートで構成した鉄骨鉄筋コンク
リート造(SRC造)、柱がSRC造で梁がS造となる
複合構造等が周知のものとして提供されている。
特に、上記複合構造によれば、柱をSRC柱とすること
で充分な強度を得ることができる一方、梁をS梁とする
ことで構法の簡素化を図ることができるといった優れた
利点を有し、特に中高層建築物の架構として広く採用さ
れている。 そして、前記従来の傾床型駐車場lにおい
ても、その架構構造に上記複合構造を採用している。第
12図は、前記第10図および第11図に示した従来の
傾床型駐車場lの架構構造(躯体構造)の一部、すなわ
ち前記符号Qを記した部分のコーナ一部6の架構構造に
ついて示している。この第12図からもわかるように、
前記傾床型駐車場lの架橋構造10は、柱11をSRC
造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、大梁12をS造(鉄骨
造)、小梁13をS造とした複合構造のものとしている
。図示例の場合、大梁12は全てS造のものとしている
が、これがSRC造となることもあるし、あるいは、そ
の一部(例えば下層階)をSRC造とし、他の部分(例
えば上層階)をS造とすることもある。なお第12図中
、符号16は柱11を構成する鉄骨、符号17は鉄骨I
6の周囲に配される鉄筋、符号18はそれら鉄骨16お
よび鉄筋17を埋設して打設されるコンクリートである
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこの複合構造においては、梁がS造となる
ため下記のような不都合が生じていた。
つまり、構造材としての梁は通常、天井面より下方に室
内側へ突出するため、梁が鉄骨であった場合には鉄骨形
状がそのまま露出することになりSRC造あるいはRC
造といった外面がコンクリートにより形成される梁に比
して外観が劣る。勿論鉄骨外面には、通常、耐火被覆等
が施されるわけではあるが、吹付は施工による耐火被覆
も視覚的にあまり優れたものではなく、特に経年変化に
よる美観の劣化が著しい。このため、複合構造は、例え
ば駐車場あるいは倉庫などといった、いわゆる居住空間
ではなくその本来機能を満たしさえすればよいと考えら
れていた建造物の架構に用いられる傾向にあった。
ところが最近では、このような駐車場においても美観を
重視していわゆる高級感を享受し得るようなものが利用
者のニーズとして高まってきており、しかも最近では、
石綿あるいはケイ酸カルシウム板等からなる前記耐火被
覆材の有害性も強く指摘されているのが現状である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、施工性に
優れるとともに構造体としての美観をも備えた駐車場の
架構、特に傾床型立体駐車場の架構を実現することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、360°の旋回走行によって1フロア分の高
さを昇降するように上下方向に対し螺旋状に連続した螺
旋車路と、該螺旋車路に沿って設けられた駐車エリアと
を有し、前記螺旋車路はその1旋回分が矩形状に形成さ
れるとともに、前記駐車エリアが、車両を少なくとも車
長方向には傾斜せないように構成されてなる傾床型立体
駐車場の躯体構造構造を、複数本の柱と、これら柱間に
架設される大梁と、該大梁間に架設される小梁と、前記
大梁および小梁上に形成されるスラブとで構成し、前記
柱を鉄骨鉄筋コンクリート造とし、前記大梁を鉄骨造ま
たは鉄骨鉄筋コンクリート造とする一方、前記小梁を、
その両接続端面に継手板を突設したプレストレスト・プ
レキャスト・コンクリート造としたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
小梁をプレキャスト化することにより、これを工場生産
することができる。躯体構築の際には、鉄骨による組立
構法同様、それを大梁間の所定の位置に設置した後、例
えばボルト等による接続手段を用いて接続すればよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明に係る躯体構造の一例を示したもので、
本発明を前述の第1O図および第11図に示した傾床型
立体駐車場lに適用した例を示すものである。なお本図
は、前記従来の架構構造10を示した第12図に対応さ
せた部位を表したものとしている。
この傾床型駐車場の躯体構造20は、複数本の柱11と
、これら柱11間に架設される大梁12と、該大梁12
間に架設される小梁!4と、前記大梁12および小梁1
4の上部に形成されるスラブ15(第1図には図示され
ず)とから構成されている。
柱11は、鉄骨16(ここではH形鋼)の周りに鉄筋1
7を配した後コンクリート18を打設することによって
形成した鉄骨鉄筋コンクリート造(以下、“SRC造”
という)のものである。大梁!2は、同じ< SRC造
のものか、あるいは鉄骨造(以下、“S造”という)の
ものである。図示例では、これをS造のものとしている
。そして、前記小梁!4はプレストレスト・プレキャス
ト・コンクリート製のものとしている。
第2図は、前記プレストレスト・プレキャスト・コンク
リート(以下、“PS−PCコンクリート”と表す)製
の小梁14を表している。この小梁14は、同図(b)
 、 (c)からも解るように、断面長方形なる一般の
RC造の梁と同様の形状を呈するものであるが、工場に
て予め単体で作製された(すなわちプレキャスト製)も
のであり、内部にはPC鋼材21が埋設され、これによ
りプレストレストが導入されたものとなっている。さら
に該小梁14を構成するコンクリート製の梁体19内に
は、軸筋22aおよびせん断補強筋(スターラップ)2
2bからなる鉄筋22も埋設されているが、該鉄筋22
の上部は梁体19の上面より外部に露出した状態となっ
ている。この小梁14の上に前記スラブ15が形成され
るときには、この鉄筋22の露出した部分がいわゆるジ
ベル筋として作用するわけである。また、この小梁14
の両端部つまり前記大梁12との接続端には、接続端面
14aから突出する継手板(接続用金具)23が設けら
れている。この継手板23は第2図(b)に示すように
、梁体19への埋設部にはアンカー筋25が溶接にて取
り付けられていて、該継手板23と梁体19との剛性を
高めている。一方、その突出部には、複数のボルト挿通
孔24が穿設されており、第3図に示すように前記大梁
12に設けられたスチフナ26との接続が可能とされて
いる。
ところで、第1図は傾床型立体駐車場1の一部、すなわ
ちコーナ一部6における躯体構造を示したことは先に述
べたが、この部分は前述したように車路2が傾斜曲面状
、つまりねじりを含んだ曲面に形成される部分である。
しかしこの部分においても、前記パーキングエリアPに
ついては、車幅方向のみに傾斜を6った平面に構成しな
ければならないから、該コーナ一部6を構成する小梁I
4については、図示の如く、その途中を垂直平面内にて
折り曲げて形成したいわゆる“曲がり梁”とする必要が
ある。第1図に示される小梁14において符号2で示す
線がその折り曲がり線であり、すなわち鎖線w−wで区
切った内側が螺旋車路2(コーナ一部6)、外側がパー
キングエリアP(アウトサイドパーキングエリアP、)
となるわけである。
そこで、この部分における小梁14については、それら
を、第4図に示すようにPS−PCコンクリート製の曲
がり梁としている。この小梁14の構造は前記第2図に
示したものと同様であるが、その長手方向における中途
位置にて屈曲点Cを形成していわゆるくの字状に形成さ
れたものとなっている。この図で、図中符号14Aで示
す部分が水平部、14Bで示す部分が屈曲部である。な
お、第1図に示す小梁14は、この第4図のものとは逆
に、その屈曲部14Bが水平部14Aに対して下方に屈
曲されたものとなっている。梁体I9内部に埋設される
前記鉄筋22は、屈曲形成された梁体19に沿って屈曲
配設されたものとなっている。またPC鋼材21につい
てもこの第4図の場合は、鉄筋22同様、梁体19に沿
っ屈曲配設されたものとなっている。PC鋼材21はこ
の場合、グリス等の防錆潤滑剤が充填されたチューブ(
シースの役目を果たす)内にストランドが挿通されて構
成されたいわゆるアンボンド型のPC撚り線を用いてお
り、第4図に示す如く梁体19のセイに対する中央部よ
りやや下側に、2本並列に配設されたものとなっている
。このPC鋼材21への引張力の導入はボストテンショ
ン方式によりなされる。プレストレス導入に伴う緊張作
業および定着手段等は、従来のプレストレストコンクリ
ート部材を作製するときに採用される一般的な手段によ
り行なわれる。
このような構成となる小梁14は型枠成形により作製さ
れるものであるから、上記の如き屈曲形成された小梁1
4(曲がり梁)を作製する上においてその屈曲角度の設
定は自由であり、かつ容易である。例えば図示例のもの
では、屈曲部14Bが水平部14Aに対して上方に屈曲
されたものを示したが、第1図に示したように下方に屈
曲させることもできるわけである。そこでいま、前記小
梁14(曲がり梁)において、水平部14Aの長さを一
定として、屈曲角度が、屈曲部14Bが下方に屈曲した
ものから徐々に上方に屈曲したものとなるように僅かず
つ変化するものを複数本作製し、それらを第5図(概略
図)に示したように、各水平部14Aが同一平面上に位
置するように順番に並べたとする。すると図から、全て
の小梁I4の屈曲部14B上を通るべく形成された平面
は、ねじれ曲面を構成することが理解できる。ちなみに
、前記傾斜曲面状の直進部5は、小梁のこの第5図の如
き配列によって形成されるものである。
この小梁14、特にそのうちの曲がり梁におけるプレス
トレスの導入形態、すなわちPCII4材21の材膜1
態は、一般のプレストレストコンクリート梁同様、当該
梁に係わる応力度状態に鑑み最も効果的なプレストレス
作用を発揮できるよう決定される。すなわち、第4図に
示した(曲がり)小梁14は、それが上方に屈曲された
もの、つまり下向きにくの字状となるように構成された
ものであるから、PC鋼材21は梁体19の屈曲形状に
沿った状態に配設すれば自ずから下向きの曲げに対して
効果的なプレストレスが導入されるようになるわけであ
るが、第1図に示されるように下方に屈曲形成される場
合には、例えば第6図に概略で示す如<pca材21を
配設すればよい。
次に第7図は、大梁I2および小梁14の上部に形成さ
れるスラブ15と、小梁I4との接続構造を示したもの
である。
スラブ15は、場所打ちコンクリートによって形成され
る。符号27は金属製のデツキプレートで、スラブ15
を形成する梁体19の型枠として作用する。該デツキプ
レート27は第8図に示す如く曲折成形されたリブ27
aを有しており、このリブ27aにより、上部に打設さ
れる梁体19の重量に耐え得るに充分な剛性を有せられ
ている。
また、このデツキプレート27は、第9図に示すように
、そのリブ27aを小梁14に対して直交させた方向に
架設され、その端部が小梁I4の上面端縁に掛かるよう
に載置されて溶接される。このときデツキプレート27
の端部は、第7図に示すように、プレスによりリブ27
aが押し潰されており、はぼ平板状に形成され、小梁1
4端縁に浮き上がることなく載置されるようになってい
る。
ただし、第9図に示すように、小梁14の端縁に載る部
分において、リブ27aの部分のみが大きく小梁14の
内側にまで入り込み、それ以外の部分はほんの僅かだけ
(数cffl)だけ小梁14に掛かるように形成されて
いる。これにより、これら小梁14およびデツキプレー
ト27上に打設される・梁体19が小梁14に対しなる
べく広い面積接するようにし、小梁14と梁体19との
付着力の強化を図ることができる。ところで、第1図に
示したコーナ一部6においても、スラブI5は上述した
手段、すなわち大梁I2および小梁I4上にデツキプレ
ート27を配した後その上に梁体19を打設するといっ
た手段により形成されるわけであるが、ここではデツキ
プレート27が前記第8図に示した如き構造のものとな
っているため、リブ27aの部分が該デツキプレート2
7のねじれ変形を許容し、その付設作業は極めて容易な
ものとなっている。
次に、上記構造となる傾床型駐車場の躯体構造20の作
用について説明する。
該躯体構造20を完成させるためには、図示されない基
礎を構築後、その基礎上に前記柱11を構成する鉄骨1
6を立設し、柱11間を大梁12にてつないだ後、それ
ら大梁12間に前記小梁I4を架設する。次いで、架設
された大梁!2および小梁14の上部にデツキプレート
27を配した後、その上にスラブ15形成用の梁体19
を現場打ちする。柱11.およびSRC造となる大梁1
2については、上記工程と平行して下方(下層)より鉄
筋I7の配筋およびコンクリート18の打設を適宜実施
する。ここで、大梁12をSRC造とした場合には、小
梁14の継手板23を、その大梁12を構成する鉄骨に
設けたスチフナ26に前述の第3図の如く接続すればよ
い。
ここにおいて小梁14は、PS−PCコンクリート製の
ものであり、しかもその端部に継手板23を有したもの
であるから、その構築は、梁を鉄骨として構成される従
来の複合構造のものと何等変わることがなく優れた作業
性を発揮することができる。すなわち、工場生産された
この小梁14を構築現場に運搬した後、移動クレーン等
の揚重手段によってそれを架設場所に懸吊し、第3図の
如く接続すればよい。しかもこの小梁14によれば、そ
の外表面は、工場において作製された滑らかで美しいコ
ンクリートの外観を呈するものであるから、利用者に高
級感のある架構空間を与えることができる上、耐火被覆
の如く公害に関する危惧は一切生じない。さらにプレキ
ャスト製の小梁14は、その形状を比較的自由に設定す
ることが可能であるから、ねじれ曲面部を形成する梁が
上記の如く曲がり梁となる傾床型立体駐車場にこれを適
用したことにより、極めて有効な躯体を実現することが
可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明は、傾床型立体駐車場の躯
体構造構造を、複数本の柱と、これら柱間に架設される
大梁と、該大梁間に架設される小梁と、前記大梁および
小梁上に形成されるスラブとで構成し、前記柱を鉄骨鉄
筋コンクリート造とし、前記大梁を鉄骨造または鉄骨鉄
筋コンクリート造とする一方、前記小梁を、その両接続
端面に接続用金具を突設したプレストレスト・プレキャ
スト・コンクリート造としたものであるから、小梁を、
鉄骨梁同様、予め工場にて作製し大梁に□架設すなわち
組み付けるだけで躯体を構築することができ、優れた作
業性を発揮することができ、しかもプレキャスト製なる
小梁は、滑らかで美しいコンクリートの外観を呈して当
該駐車場利用者に高級感のある架構空間を提供すること
ができる、しかも耐火被覆による公害等の危惧が一切生
じない。さらに、プレキャスト製の小梁は、コンクリ−
トの現場打ちにより形成される鉄筋コンクリート造のも
のに比してその形状の設定が極めて容易であるから、容
易に屈曲形成することが可能であり、ねじれ曲面部を構
成する傾床型立体駐車場の躯体にこれを適用することに
より、該躯体を製作、施工、環境等、全ての面で有利な
ものとすることができる、等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、傾床型立体駐
車場の躯体構造の一部を示す斜視図。第2図は一実施例
による躯体を構成する小梁を示すもので、同図(a)は
その端部を示す部分斜視図、同図(b)は端部の側断面
図、同図(c)は正面断面図。第3図は小梁と大梁との
接続部を示す斜視図。 第4図は屈曲形成された小梁の一部を破断して見る側面
図。第5図は屈曲形成された小梁により、ねじれ曲面を
形成した例を示す概略斜視図。第6図は梁体の屈曲形状
に対応したPC鋼材の配設例を示した梁体の概略側面図
。第7図は小梁とスラブとの接続部を示す正面断面図、
第8図はデツキプレートを示す斜視図、第9図はデツキ
プレートの小梁への架設状態を示す斜視図。第10図お
よび第11図は傾床型立体駐車場を示すもので、第1O
図はその一部断面を含む部分斜視図、第1!図はl旋回
分を示す全体平面図。第12図は傾床型立体駐車場の従
来の躯体構造を示す部分斜視図である。 P・・・・・・駐車エリア、   !・・・・・・傾床
型立体駐車場、2・・・・・・螺旋車路、   3・・
・・・・駐車スペース、6・・・・・・コーナー1、 
 11・・・・・・柱、12・・・・・・大梁、   
  I4・・・・・・小梁、14a・・・・・・接続端
面、  14A・・・・・・水平部、14B・・・・・
・屈曲部、   15・・・・・・スラブ、20・・・
・・・躯体構造、   23・・・・・・継手板(接続
用金具)。 出願人 石川島建材工業株式会社 第4図 1乙 1→ ユ  第6図 を 第7図 1ビ 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 360°の旋回走行によって1フロア分の高さを昇降す
    るように上下方向に対し螺旋状に連続した螺旋車路と、
    該螺旋車路に沿って設けられた駐車エリアとを有し、前
    記螺旋車路はその1旋回分がほぼ矩形状に形成されると
    ともに、前記駐車エリアが、車両を少なくとも車長方向
    には傾斜されないように構成されてなる傾床型立体駐車
    場の躯体構造構造において、 複数本の柱と、これら柱間に架設される大梁と、該大梁
    間に架設される小梁と、前記大梁および小梁上に形成さ
    れるスラブとからなり、前記柱が鉄骨鉄筋コンクリート
    造とされ、かつ前記大梁が鉄骨造または鉄骨鉄筋コンク
    リート造とされる一方、前記小梁が、その両接続端面に
    接続用金具を突設されたプレストレスト・プレキャスト
    ・コンクリート造となることを特徴とする傾床型立体駐
    車場の躯体構造。
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