JPH01202278A - 食品用品質保持剤 - Google Patents

食品用品質保持剤

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Publication number
JPH01202278A
JPH01202278A JP2605788A JP2605788A JPH01202278A JP H01202278 A JPH01202278 A JP H01202278A JP 2605788 A JP2605788 A JP 2605788A JP 2605788 A JP2605788 A JP 2605788A JP H01202278 A JPH01202278 A JP H01202278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tocopherol
quality
oil
acid ester
food
Prior art date
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Pending
Application number
JP2605788A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Murata
崇 村田
Kazunori Okamoto
岡本 万紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は生鮮食品および加工食品に用いて酸化防止2品
質劣化防止等の効果を発揮する食品用品質保持剤に係る
(b)従来の技術 油脂の酸化防止を目的とした成分として、従来からBH
A (ブチルヒドロキシアニソール)に代表される合成
系酸化防止剤およびトコフェロールに代表される天然系
酸化防止剤が広く用いられてきた。これらは、油脂自体
に直接添加するばかりでなく、各種加工食品に加えて食
品素材に含まれる油分の酸化をおさえる場合も多い。そ
のために、近年水分散性の優れたトコフェロールの水中
油型乳化物が開発され、畜肉、水産練製品、即席麺。
塩蔵魚介類、冷凍食品、惣菜食品等に利用されている(
特開昭61−289835号公報)。
(C)発明が解決しようとする課題 BHAは酸化防止能は優れているものの、安全性の点か
らは必ずしも満足すべきものではない。
またトコフェロールは安全上の問題はなく、前記の改良
されたトコフェロール乳剤を用いることによって機能的
にはかなり改良されたものの、トコフェロールが高価な
ため、価格が高く使用しすらいという難点があった。
本発明の目的は、従来のトコフェロールを主体とした抗
酸化剤よりも大幅にトコフェロール含量を下げて価格の
低減を図るとともに、従来品と同等もしくはそれ以上の
効果を有する生鮮および加工食品用品質保持剤を提供す
ることにある。
(d1課題を解決するための手段 本出願人らは、先に親油性成分としてトコフェロール、
ゴマ抽出物、親水性成分としてソルビトールを配合した
食品用品質保持剤を開発し特許出願したが(特願昭61
−271607号)、さらに鋭意検討を続けた結果、親
油性成分としてアスコルビン酸エステルを添加し、親水
性成分としてグリシンを加えることにより、前記の目的
が達成されることを見出した。
即ち、本発明は、トコフェロール、L−アスコルビン酸
エステル、レシチン、ゴマ抽出tl、ソルビトール、グ
リシンを含有してなる食品用品質保持剤である。
トコフェロールとしては、分子蒸留または/およびイオ
ン交換樹脂処理により得られる純度40%以上の精製ト
コフェロールを用いることが好ましい。
L−アスコルビン酸エステルは、飽和、不飽和の各種長
鎖脂肪酸エステルを用いることが出来るが、食品用とし
て実績のあるステアリン酸エステルを用いるのが望まし
い。
レシチンは、通常のペースト状レシチン、例えば大豆リ
ン脂質や酵素で加水分解したレシチン等を用いる。
本発明でいうゴマ抽出物は、セザモール、リグナン類縁
体等を含むものであって、種皮を所望により除いたゴマ
種子から圧搾、またはヘキサン等の溶剤により抽出され
た原油を用いることができる。また、この原油をイオン
交換樹脂、シリカゲルを用いて溶剤の極性比を変えるこ
とにより、吸着・脱離を行い、必要があれば分子蒸留等
の処理によりさらに精製したものを用いてもよい。この
他油分を除いた後のゴマ粕から極性を変えた溶剤により
抽出を行った後、シリカゲルと接触させて精製したもの
を用いることもできる。
ソルビトールとしては、ソルビトール粉末、ソルビトー
ル溶液などを用い、グリシンは通常の食品用グレードの
グリシンを用いる。
本発明によれば、トコフェロールの配合量は従来処方の
半分以下で同等もしくはそれ以上の効果を発揮する。そ
の他の成分の配合割合は、トコフェロール1部に対し、
L−アスコルビン酸エステルが0.02〜0.4部、レ
シチン、ゴマ抽出物、グリシンはそれぞれ0.2〜2.
0部、ソルビトールは1〜10部が適している。
また、本発明の品質保持剤は、必要に応じて水中油型乳
剤となし、そのまままたは希釈して塩漬。
スプレー、練り込み等の手段により用いることができる
。水中油型乳剤にする場合、L−アスコルビン酸エステ
ルを油層に完全に溶解させ、安定な乳化系とするために
、L−アスコルビン酸エステル1部に対し、レシチンを
3部以上、乳化剤としてモノグリセリドを5部以上加え
ることが望ましい。
このものは、野菜、果実、魚介類、煮干、冷凍、食品、
ハム、ソーセージ、″レトルト食品、インスタント食品
等の生鮮食品および加工食品の酸化防止に有効である。
(e)実施例 実施例1,2および比較例1〜8 表−1に示す配合組成物を油層(エタノールを除く)を
80℃まで加温、溶解させ、50℃まで冷却し、50℃
に加温した水層に加え、ホモミキサーにより10分間乳
化後、エタノールを加え、さらに10分間乳化を続けた
後、室温まで冷却して水中油型乳剤を得た。
この水中油型乳剤を海水に対し0.1χ添加し、カタク
チイワシを浸して80℃、15分間加熱した後、乾燥処
理を5日間施して煮干を製造した。この煮干から、乾燥
重量に対して10倍量のクロロホルム/メタノール(2
/1容量比)により抽出した油脂のPOV (過酸化物
価)を表−2に示した。また乾燥終了後の煮干の保存に
よる油焼けの具合を調べた結果を表−3に示した。
実施例3 実施例1で用いた水中油型乳剤を小麦粉に対してO,I
′A添加して調製した麺をパーム油にて揚げ、得られた
フライ群を20℃で保存した。結果を表−4に示す。
比較例9 小麦粉を用いて調製した話をパーム油にて揚げ、得られ
たフライ麺を20℃に保存した。結果を表−4に示す。
表−4フライ麺のpov (f1発明の効果 本発明の品質保持剤は各種の生鮮および加工食品の品質
保存、例えば鮮度や酸化防止に対して著しい効果をもた
らすものである。
また、本発明は、特に煮干の油焼は防止に顕著な効果を
示し、従来の酸化防止剤よりも少量のトコフェロール含
量により同等以上の効果が得られるため、より安価な品
質保持剤として有益である。
特許出願人  日清製油株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トコフェロール、L−アスコルビン酸エステル、
    ゴマ抽出物、ソルビトールおよびグリシンを含有してな
    る食品用品質保持剤。
  2. (2)水中油型乳剤である請求項1記載の食品用品質保
    持剤。
JP2605788A 1988-02-05 1988-02-05 食品用品質保持剤 Pending JPH01202278A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04368326A (ja) * 1991-06-15 1992-12-21 Suntory Ltd 新規組成物
WO2004048496A1 (ja) 2002-11-22 2004-06-10 Nippon Suisan Kaisha, Ltd. 酸化安定性が向上された二重結合を有する有機物を含有する組成物
US7396554B2 (en) * 2002-08-16 2008-07-08 Council Of Scientific & Industrial Research Antioxidant sesame extract
JP2012029652A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Oriental Yeast Co Ltd 食品用日持向上剤

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EP1571195A4 (en) * 2002-11-22 2009-08-26 Nippon Suisan Kaisha Ltd EXTERNAL COMPOSITION WITH HIGHLY UNSATURATED FATTY ACID OR ITS SALT OR ESTER
JP2012029652A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Oriental Yeast Co Ltd 食品用日持向上剤

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