JPH01200529A - サーモスタット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動販売機、ショーケース等の温度制御を行
うサーモスタットに関するものである。

従来の技術 近年、自動販売機、ショーケース等に使用されるサーモ
スタットは、温度を一度設定すると設定温度を変えると
いうことはほとんどない。以下従来のサーモスタットに
ついて説明する。

第３図において、１は温度によシ圧力を変化を起こすガ
スを封入したベローズである。２は略コ字状に折曲され
た器枠３の一部を支点とし回動可能なレバーである。こ
のレバー２にはリーフスプリング４を介し、接点５を開
閉せしめるスペーサ６が固着され、さらに調整ネジ７を
介し調節スプリング８が保持されている。

又、器枠３には一部を支点と−し、前記調節スプリング
８の一端を保持すると共に、同じく器枠３に回転自在に
取り付けられたカム９と当接するカムアーム１ｏが係合
している構成であった。カム９は、円周がすべて同一半
径の円盤状になっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、ベローズ１内の湿度変化による圧力変化
をレバー２に伝え、調節スプリング８の力に対してレバ
ー２を回転させてスイッチ４の開閉を行うものである。

しかしながら従来の構成では、製造時調整した設定温度
を使用時は変える必要がないため同半径のカム９を用い
、カム９に当接したカムアーム１゜の位置を固定するこ
とにより調節スプリング８の張力を一定に保ち、設定温
度を変化させない構成になっていたが、設定温度を変え
ない場合、調節スプリング８の張力を変えなければ良い
ので、カム９、及びカムアーム１０は、特に必要なく、
いわば余分な部品であるため部品点数が増え、コストア
ンプ、工数アップとなっていた。

また組立においては、カムアーム１ｏを器枠３に係合さ
せなければならず、またカム９とカムアーム１０を当接
させなければならないため組立てが困難であった。

本発明は上記問題点を解決するもので、カム、カムアー
ムの代わりに器枠に突起を設けて突起に調節スプリング
を保持することにより従来と同性能を維持し、部品点数
、及び工数低減、コストダウンを可能にし、組立ての容
易にできるサーモスタットを提供することを目的とする
。

課題を解決するための手段 この目的を解決するため本発明のサーモスタットは、制
御部の温度によシ圧力変化を起こすガスを封入した圧力
応動素子と、圧力応動素子に箔接して外殻を構成する器
枠の一部を支点とし、回動可能なレバーと、前記レバー
によシ作動され器枠に保持されたスイッチと、一端は調
節ネジと共にレバーに保持され、他端を前記器枠に設け
られた突起に保持された調節スプリングとを構成するも
のである。

作　　用 この様な構成によって、器枠に設けられた突起に直接調
節スプリングが保持されるため、カム及びロードレバー
が不要となるため部品点数を低減でき、かつコストダウ
ンが可能となシ、組立てにおいても、カムアームを器枠
に係合させたシカムとカムアームを当接させる必要がな
いので組立てが容易になシ、工数も低減できる。

実施例 以下本発明の一実施例について第１図、第２図を参照に
しながら説明する。第１図は本発明の実施例におけるサ
ーモスタットの断面を示すものである。

第１図において１０１は内部にガスを封入した圧力応動
素子で、湿度検知部としてキャピラリ１０２がある。前
記圧力応動素子（以下ベローズと呼ぶ）はハウジング１
０３に固着されている。

更にベローズ１０１と当接するポイントピース１０４を
介して、器枠１０５の側壁に設けられた切欠き１０６に
挿入され、前記器枠１０６の側面の内側に当接すること
により支点位置が決められるレバー１０７が回動自在に
ある。

ここでレバー１０フは、前記切欠き１０６に当接する２
つの足１０ｇと、絶縁物からなるスイッチ開閉用スペー
サ１０９が設けられている。

又、前記レバー１０７の一端には調節ネジ１１０を通す
だめの穴があり、前記調節ネジ１１０の他端には調節ス
プリング１１１にネジ込まれ張力を調節するスプリング
ナフト１１２がある。第２図は本発明の主要拡大斜視図
であシ、１１１は前記調節スプリングの他端である。１
１３は前記器枠１０５の土壁に設けられた突起である。

前記調節スプリングの他端１１１は前記突起１１３に設
けられた２つの穴１１４に係合されている。

スイッチ部は、絶縁物から成るケース１１５と、反転バ
ネスイッチ１１６、及び前記反転バネスイッチ１１６の
運転距離を可変できるデフスクリュウ１１６がある。該
デフスクリュウ１１６は、ケース１１５にネジ込まれて
いる。

またケース１１５にカシメられた２つの端子１１７は、
これら端子１１７と接続する接点１１８とから成る。

以上のように構成されたサーモスタットについて、以下
その動作を説明する。まず、温度変化によシガス圧力が
変化するのでベローズ１０１はポイントピース１０４を
介して、器枠１０５の側壁に設けられた切欠き１０６に
挿入されたレバー１０７の２つの足１０８を押し付ける
と共に、レバー１０７を回転させようとする。

これに対抗してレバー１０７に一端を調節ネジ１１０と
共に保持された調節スプリング１１１は、調節スプリン
グの他端１１１を突起１１４の穴１１３に係合されてい
るので、たわみを生じてバネ力を発生する。

上記２つの力のバランスによりレバー１０７が回転して
、レバー１０７に接合されたスイッチ開閉用スペーサ１
０９を介して反転バネスイッチ１１６に作用しスイッチ
の開閉を行うものである。

以上のように本実施例によれば調節スプリングの他端１
１１′が、型枠１０５の突起１１３に設けられた２つの
穴１１４に係合され固定されるため、従来のようなカム
１０及び、カムアーム１１の部品点数を減らせることに
より、コストダウンすることが出来、かつ組立時、型枠
１０６の突起１１３に設けられた２つの穴１１４に調節
スプリングの他端に係合するだけで良いので、組立が容
易になシエ数を低減出来、実用上非常に有用である。

発明の効果 以上のように本発明は、一端は調節ネジと共に、レバー
に保持され、他端を前記型枠に設けられた突起に保持さ
れた調節スプリングとを備えることにより、カム及びカ
ムアームの部品点数を減らすことが出来、コストダウン
が可能であシ、かつ組立てにおいても調節スプリング組
立て品、器枠の突起部の穴に係合させるのみなので、非
常に組立てが容易にできる優れたサーモスタットを実現
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるサーモスタットの断
面図、第２図は第１図の主要部の拡大斜視図、第３図は
従来例のサーモスタットの断面図である。 １０１・・・・・・圧力応動素子（ベローズ）、１０６
・・・・・・型枠、１０７・・・・・レバー、１１０・
・・・調節ネジ、１１１・・・・・・調節スプリング、
１１３・・・突起、１１６・・・　スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制御部の温度により圧力変化を起すガスを封入した圧力
   応動素子と、圧力応動素子に当接して外殻を構成する器
   枠の一部を支点とし回動可能なレバーと、前記レバーに
   より作動され器枠に保持されたスイッチと、一端は調節
   ネジと共にレバーに保持され、他端が前記器枠に設けら
   れた突起に保持された調節スプリングとを備えたことを
   特徴とするサーモスタット。