JPH0119969B2 - - Google Patents

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JPH0119969B2
JPH0119969B2 JP60267076A JP26707685A JPH0119969B2 JP H0119969 B2 JPH0119969 B2 JP H0119969B2 JP 60267076 A JP60267076 A JP 60267076A JP 26707685 A JP26707685 A JP 26707685A JP H0119969 B2 JPH0119969 B2 JP H0119969B2
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JP
Japan
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section
reinforcing material
bending
center
fitting
Prior art date
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Expired
Application number
JP60267076A
Other languages
English (en)
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JPS62127127A (ja
Inventor
Kyoshi Takebe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Priority to JP26707685A priority Critical patent/JPS62127127A/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、つぶれ或はねじれ等の変形歪曲を
生ずることなく湾曲加工が容易で、且つ、堅牢に
して外観美麗な湾曲構造材を形成する方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、湾曲部を有する構造材としては、スチー
ル材を湾曲加工したものが知られていた。
また特公昭57−1330号公報において、任意断面
形状に押出成形された複数体のアルミニウム形材
を、相互に嵌合して一体的な連結状態とし、この
嵌合連結部のすべりを利用して湾曲加工する湾曲
形材が知られている。
さらに本出願人は先に出願した特開昭58−
65517号公報において、任意断面形状として押出
成形された複数本の形材を、相互に摺動可能に嵌
合して一体的な連結状態の補助材とすると共に、
この補助材の連結方向の両端部を、任意断面形状
として押出成形された母材の空間部内に、摺動可
能に嵌合して連結し、上記補助材の連結方向の延
長にある湾曲中心点を中心にして、上記補助材お
よび母材を夫々の嵌合連結部におけるすべりを利
用しながら湾曲加工する方法を提案した。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、スチール製の湾曲構造材は、強
度に優れているが、スチール材の断面形状は種々
の意匠性に富んだものがないため外観変化に乏し
く、また耐蝕性も劣る等の欠点があり、一方特公
昭57−1330号公報によつて開示されたアルミニウ
ム形材製湾曲形材は湾曲加工が容易であるが、強
度が劣り、各種荷重がかかる構造材として使用に
耐えない欠点がある。さらに特開昭58−65517号
公報による湾曲加工方法は、複数本の形材を、相
互に摺動可能に嵌合して一体的に連結した補助材
を、表装材としての母材の空間部内に、摺動可能
に嵌合して連結し、上記補助材の連結方向の延長
にある湾曲中心点を中心にして、上記補助材及び
母材を夫々の嵌合連結部におけるすべりを利用し
ながら湾曲加工するものであるから、容易に湾曲
加工し得るもので、一定の効果を達するものであ
るが、湾曲加工時に受る曲げモーメントの押圧力
によつて一体的に連結した補助材の該嵌合連結部
が屈折し或はねじれを生じ、これによつて母材が
つぶれ或はねじれる場合もある。
そこで、この発明は、上記した問題点に鑑み、
これを解決したものであつて、つぶれ或はねじれ
等の変形歪曲を生ずることなく湾曲加工を容易に
行うことができ、各種荷重のかかる骨組構造材と
しての使用に耐え、外観意匠および耐蝕性に優れ
た安価な湾曲構造材の形成方法を得るにある。
(課題を解決するための手段) これを達成する方法として、この発明は、補強
材挿入用中空部を有する表装用形材の上記中空部
内に補強材を挿入して、湾曲部分に補強材を存置
した湾曲構造材を形成する方法であつて、表装用
形材は、湾曲加工の曲げ中心側に位置する一の形
材と、当該一の形材に対し曲げ中心の反対側に位
置する他の形材とを夫々に設けた嵌合係止部で相
互に摺動可能に嵌合して一体的な連結状態として
なり、補強材は、断面円形状のパイプとし、当該
補強材の断面における中心と曲げ中心を結ぶ水平
仮想線に垂直で補強材の中心を通る垂直仮想線に
対して上記曲げ中心側に位置する一の形材の内周
に補強材の外周面に対する当接支持部を形成し、
当該一の形材と他の形材との嵌合係止部を、垂直
仮想線に対して上記曲げ中心の反対側に位置せし
め、これらの形材を夫々の嵌合係止部同士をすべ
らせながら、且つ、補強材と上記一の形材をすべ
らせながら同時に湾曲加工しようとするものであ
る。
(実施例) この発明の方法を、図面に示す一実施例につい
て以下詳細に説明する。
図面は、自転車置場の支柱の実施例であつて、
1はアルミニウム製押出形材からなる表装用形材
で、上部形材2と下部形材3とより構成されてお
り、上部形材2は平坦な上壁4と、その両側に下
方に延びる側壁5,5を有する断面略型に形成
され、上壁4には中央に取付溝6が凹設され(な
お取付溝6は必ずしも必要ではない)、両側壁5,
5先端には互いに内方に向かつて断面T字型の係
止片7,7が突設され嵌合係止部を形成してい
る。下部形材3は断面半円形状の円弧壁の当接支
持部8と、その両側に上方に延びる側壁9を有
し、両側壁9,9先端には外側方に向かつて開口
する嵌合溝10,10が設けられ、嵌合係止部を
形成している。また11は断面円形状のスチール
パイプで構成された補強材としてのスチール材で
ある。
なお、X−Xは、スチール材11の中心Oと曲
げ中心点O′を結ぶ水平仮想線であり、Y−Yは、
スチール材11の中心を通る垂直仮想線である。
このように構成されているので、上部形材2の
両係止片7,7を夫々下部形材3の両嵌合溝1
0,10に嵌合して上部形材2と下部形材3とを
一体的な連結状態とし、スチール材嵌合用中空部
12を有する表装用形材1に構成する。そして中
空部12内にスチール材11を略全長に亘つて挿
入した後、表装用形材1の所望箇所をスチール材
11を挿入した状態で湾曲加工する。その際表装
用形材1は上部形材2と下部形材3とが一体的な
連結状態にあるが、その嵌合係止部は垂直仮想線
Y−Yに対して曲げ中心点O′の反対側に位置し、
嵌合係止部を構成する係止片7と嵌合溝10とは
可動性を有する故、上部形材2と下部形材3とは
嵌合係止部において夫々曲げによる曲率半径の差
に応じて互いにすべりを生じ、両形材2,3は変
形歪曲することなく湾曲させることができる。ま
た中空部12内に一体的に挿入されたスチール材
11は圧壊しにくい断面円形状であり、その外周
面に対面した下部形材3の当接支持部8との間に
もすべりを生じて湾曲加工され、表装用形材を内
部から補強するので、この点でも両形材の変形歪
曲を防止して容易に湾曲形成することができる。
この様にして略字状態に湾曲加工された3本
の支柱用構造材を間隔をおいて立設するが、スチ
ール材11は耐荷重性を考えて垂直部分の全長、
湾曲部分及び水平部分の途中まで挿入状態となつ
ている。そして水平部分の先端に前梁13、垂直
部分に後梁14を上部形材2の取付溝6を利用し
てボルトによつて連結する。また水平部分の中央
には連結具15を介して野縁16を上部形材2の
取付溝6にボルトによつて連結する。さらに前梁
13、梁14、野縁16の両端は両端に位置する
表装用形材1,1より側方に突出させ、該端部に
略L型に湾曲した横梁17を連結する。この横梁
17は夫々中空部を有する押出形材よりなる上部
材18と下部材19を相互に嵌合連結すると共
に、嵌合連結部のすべりを利用して湾曲加工する
ことにより形成したものである。また両横梁1
7,17間の前梁13、後梁14、野縁16上に
間隔をおいてパネル受け20を平行に取付け、横
梁17とパネル受け20および両パネル受け2
0,20間にアクリル板21を掛け渡し、横梁1
7およびパネル受け20にパネル押え22a,2
2bをねじ止め連結することにより、各アクリル
板21の側端部を気密材23を介して挾着固定す
る。さらに表装用形材1の水平部先端木口部にキ
ヤツプ24を嵌着し、また前梁13端面の横梁1
7との連結部および横梁17の垂直後端面に夫々
キヤツプ25,26を嵌合して雨水の侵入を防止
する。一方後梁14には溝状の雨樋27を嵌合連
結し、該雨樋27に縦雨樋28を連結して自転車
置場を完成する。
この様な構造の支柱を使用した場合、屋根に降
る雪による荷重、風による荷重を受けても中空部
12内のスチール材11によつてアルミニウムの
表装用形材1は挫屈倒壊することなく堅牢にして
長期に亘り使用することができる。
また、表装用形材1は上下形材2,3の2分割
ものに限らず3本以上の形材に分割しても良く、
その断面形状は上記実施例に限らす意匠性を考慮
して任意形状のものであつても良い。
さらに、上記実施例においては自転車置場の支
柱として使用した場合について述べたが、これに
限らず、例えばテラス用支柱、停留所用屋根支
柱、車庫用支柱等、荷重のかかる支柱等に広く使
用しうるものである。
(発明の効果) 以上、実施例について詳述したように、この発
明は、一の形材と他の形材とを嵌合係止部で相互
に摺動可能に嵌合して形成した表装用形材の中空
部内に断面円形状のパイプの補強材を挿入し、湾
曲加工の曲げ中心側に位置する一の形材の内周に
補強材外周面に対する当接支持部を形成し、上記
一の形材と他の形材との嵌合係止部を曲げ中心の
反対側に位置せしめて湾曲加工するものであるか
ら、湾曲加工時、曲げ中心側に位置する一の形材
の内周は断面円形状のパイプよりなる圧壊しにく
い形状の補強材の外周面と当接支持部によつて全
面支持され、その上補強材と表装用形材の曲げ中
心側には嵌合係止部を有しないので、互いにすべ
りの生ずる状態となり、表装用形材の各形材も
夫々の嵌合係止部同士が互いにすべり、内部の補
強材によつて補強された状態で圧壊或いはねじれ
ず、したがつて、変形歪曲することなく確実に湾
曲加工することができるものである。さらにこの
ように製作された表装用形材はアルミニウム製で
あるので任意形状の意匠性に富んだものを採用で
き、使用時の外観意匠に優れ、商品価値を高める
ことができると共に、耐蝕性に優れている上、表
装用形材内の補強材の存在によつて強度に優れ、
静荷重、動荷重、衝撃、振動等の各種荷重を受け
ても挫屈、破断することなく堅牢な湾曲構造材を
安価に製作することができる等の種々の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る湾曲構造材を自転車置
場の支柱に用いた実施例の側面図、第2図は同じ
く裏面図、第3図は同じく一部省略せる縦断正面
図、第4図は同じく一部省略縦断側面図、第5図
は後端横梁近傍の縦断側面図、第6図は前端横梁
近傍の縦断側面図、第7図は同じく分解斜視図、
第8図はこの発明に係る湾曲構造材と曲げ中心と
の関係を表す概略縦断側面図を示す。 1……表装用形材、2……上部形材、3……下
部形材、7……係止片、10……嵌合溝、11…
…スケール材、12……中空部、X−X……水平
仮想線、Y−Y……垂直仮想線、O……スチール
材の中心、O′……曲げ中心点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 補強材挿入用中空部を有する表装用形材の上
    記中空部内に補強材を挿入して、湾曲部分に補強
    材を存置した湾曲構造材を形成する方法であつ
    て、表装用形材は、湾曲加工の曲げ中心側に位置
    する一の形材と、当該一の形材に対し曲げ中心の
    反対側に位置する他の形材とを夫々に設けた嵌合
    係止部で相互に摺動可能に嵌合して一体的な連結
    状態としてなり、補強材は、断面円形状のパイプ
    とし、当該補強材の断面における中心と曲げ中心
    を結ぶ水平仮想線に垂直で補強材の中心を通る垂
    直仮想線に対して上記曲げ中心側に位置する一の
    形材の内周に補強材の外周面に対する当接支持部
    を形成し、当該一の形材と他の形材との嵌合係止
    部を、垂直仮想線に対して上記曲げ中心の反対側
    に位置せしめ、これらの形材を夫々の嵌合係止部
    同士をすべらせながら、且つ、補強材と上記一の
    形材をすべらせながら同時に湾曲加工することを
    特徴とする湾曲構造材形成方法。
JP26707685A 1985-11-29 1985-11-29 湾曲構造材形成方法 Granted JPS62127127A (ja)

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JP26707685A JPS62127127A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 湾曲構造材形成方法

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JPS62127127A JPS62127127A (ja) 1987-06-09
JPH0119969B2 true JPH0119969B2 (ja) 1989-04-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865517A (ja) * 1981-10-13 1983-04-19 Sankyo Alum Ind Co Ltd 湾曲形材の製作方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865517A (ja) * 1981-10-13 1983-04-19 Sankyo Alum Ind Co Ltd 湾曲形材の製作方法

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JPS62127127A (ja) 1987-06-09

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