JPH01197734A - 写真プリント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真プリント装置に関するものである。

〔発明の背景〕

一般に写真の形成においては、撮影され現像処理された
ネガフィルムを用いてその像を印画紙にプリントするこ
とが必要であり、このために写真プリント装置が用いら
れる。そしてこの写真プリント装置よりの印画紙が写真
現像処理装置によって現像処理されて写真が形成される
。

第２図は自動写真処理システムの概要を示す説明図であ
り、ｌは写真プリント装置、２は現像処理部、３は乾燥
部、４はカッタ一部を示し、写真プリント装置１におい
ては、光源ランプＬと反射［とが設けられ、光源ランプ
Ｌによって形成されるネガフィルムＮの光像が反射鏡Ｒ
によって反射され、これにより、印画紙ロール収納部５
より搬送されてプリント領域に位置された印画紙Ｐにネ
ガフィルムＮの像が露光されてプリントが行われる。

このプリントされた印画紙Ｐは、次いで写真現像処理装
置の現像処理部２を構成する現像処理槽６、漂白定着処
理槽７および三種構成の安定化処連槽８をこの順に通過
するよう搬送されて現像処理がなされる。そしてこのよ
うに現像処理された印画紙Ｐは、次いで乾燥部３に送入
されて例えば温風によって乾燥された後、カッタ一部４
で切断されて写真が形成される。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のような自動写真処理システムの写真プリント装置
において、良好な写真プリントを達成するためには、印
画紙Ｐを弛みのない状態でプリント領域を介して印画紙
を間欠的に搬送することが必要である。このような印画
紙の搬送を確実に達成するために、プリント領域の上流
位置および上“流位置の両方に、各々印画紙Ｐを搬送す
る上流側駆動ローラおよび下流側駆動ローラをそれぞれ
設けると共に、これら上流側駆動ローラおよび下流側駆
動ローラを共通の駆動モータに連結して両ローラを互い
に一致した状態で回転駆動することが好ましい。

然るに、上流側駆動ローラおよび下流側駆動ローラを常
に印画紙搬送量が同一となる状態で回転駆動することは
非常に困難であり、このため、実際には上流側駆動ロー
ラと下流側駆動ローラとの間の印画紙Ｐに弛みが生じて
良好な写真プリントを確実に行うことができない場合が
ある。

〔発明の目的〕

本発明は、以上のような事情に基づいてなされたもので
あって、プリント領域を介して印画紙を好適に間欠的に
搬送することができ、しかも印画紙に弛みが生ずること
がなくて常に良好な写真プリントを達成することのでき
る写真プリント装置を提供することを目的とするもので
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の写真プリント装置は、プリント領域を介して印
画紙を間欠的に搬送する、プリント領域の上流位置に設
けた上流側駆動ローラおよびプリント領域の下流位置に
設けた下流側駆動ローラと、これら上流側駆動ローラお
よび下流側駆動ローラを駆動する駆動モータととを有し
てなり、前記下流側駆動ローラは、大きな回転慣性を有
すると共に、当該下流側駆動ローラを正転方向に回転自
在とする一方面クラッチを介して前記駆動モータに連結
されており、正転していた駆動モータが停止されたとき
、当該下流側駆動ローラになお正転する方向に慣性力が
作用されることを特徴とする。

〔効果〕

このような構成によれば、プリント領域の下流位置に配
置された下流側駆動ローラは、印画紙の各間欠搬送にお
いて、上流側駆動ローラが停止されたときにもなお慣性
力によって正転するようになるため、印画紙が前進方向
に引張されて弛みのない状態となり、従ってプリント領
域における印画紙に弛みが生ずることがなく、常に良好
な写真プリントを行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る写真プリント装置の構
成を示す説明図であって、ｌＯは外匣、Ｌは光源ランプ
、Ｒは反射鏡、１１はカラーフィルター、１２はミラー
トンネル、１３はネガキャリア、１４はレンズ、１５は
ダークシャッターを示し、ネガフィルムＮの光像が矢印
へで示すように、プリント領域において鎖線で示す通路
を移動する印画紙Ｐに投射されて露光が行われる。Ｔは
操作テーブルである。

装置の下部に設けられた印画紙ロール収納部５において
、２０は装着用空洞部、２１はマガジンテーブル、２２
は印画紙マガジン、２３は印画紙ロールを示し、マガジ
ンテーブル２１は、装着用空洞部２０内において、第１
図の紙、面と直角な方向に走行自在に支持され、これに
よってマガジンテーブル２１が装着用空洞部２０内に水
平方向に出し入れ自在に受容される構成とされている。

このマガジンテーブル２１には印画紙マガジン２２が脱
着自在に支持されており、この印画紙マガジン２２の内
部には、印画紙ロール２３がその回転軸がマガジンテー
ブル２１の走行方向（第１図の紙面と直角な方向）と一
致するよう収納されている。

またＩＵ用空洞部２０の上方には、上記のようにして装
着された印画紙ロール２３から印画紙Ｐを引出すための
一対の引出しローラ３０．３１を有してなる印画紙引出
し機構２８が設けられている。４４はループ形成用ガイ
ド板であり、このループ形成用ガイド板４４は、上下に
伸びる印画紙通路に沿って位置される実線で示すガイド
位置と、ループ形成用空間４５において印画紙Ｐのルー
プｌの形成を許容するよう上方に開かれた鎖線で示す開
位置との間で可動とされている。

５５は印画紙引出し用駆動モータであり、これにより、
印画紙マガジン２２内の印画紙ロール２３の軸および送
入ローラ５６が駆動され、この送入ローラ５６と連結さ
れている引出しローラ３０．３１の一方３０が駆動され
る。

６０は印画紙駆動用の上流側駆動ローラ、６１は同じく
下流側駆動ローラであってこれらは共通の駆動モータ６
３によって駆動されるよう、タイミングベル）７（１，
ＴｌおよびブーＩＪ−’７２．７３を介して連結されて
いる。そして下流側駆動ローラ６１に係るプーリー７３
には、当該下流側駆動ローラ６１をその正転方向に回転
自在とする一方向クラッチ（図示せず）が設けられると
共に、当該下流側駆動ローラ６１の回転軸にはフライホ
イール（図示せず）が設けられており、大きな慣性を有
する状態とされている。

前記上流側駆動ローラ６０と下流側駆動ローラ６１との
間には、プリント領域の上流位置に文字填込み機構６５
が配置されており、また下流側駆動ローラ６１の下流位
置にはバックプリンター６６が配置され、このバックプ
リンター６６の下流位置にカッター６７が配置されてい
る。６８はアキュームループ形成用ガイド板、ムは印画
紙Ｐのアキコームループ、６９は排出ローラである。ま
た８１〜Ｓ４は印画紙検出センサーであって、Ｓｌは引
出しローラ３０．３１の下流位置、Ｓ２およびＳ３は上
流側駆動ローラ６０の上流位置および下流位置、Ｓ４は
カッター６７の下流位置にそれぞれ配置されている。Ｓ
５はループ形成用空間４５におけるループｌの検出用セ
ンサーである。

以上のような構成においては、印画紙ロール２３が印画
紙マガジン２２内に収納され、この印画紙マガジン２２
がマガジンテーブル２１によって装着用空洞部２０内に
挿入されることにより、印画紙マガジン２２が写真プリ
ント装置に装着され、操作テーブルＴにおけるキー操作
により印画紙装架指令信号が発せられることにより、引
出しローラ３０．３１によって印画紙マガジン２２から
印画紙Ｐが引出されて送入ローラ５６右よび送入圧接ロ
ーラ５７によって印画紙通路に沿って移送され、上流側
駆動ローラ６０に挟圧される。

そしてループ形成用ガイド板４４の作用によってループ
形成用空間４５内に印画紙のループｌが形成されると共
に、印画紙マガジン２２よりの印画紙Ｐの先端部が下流
側駆動ローラ６１に挟圧されるまで搬送されて装架され
、連続プリントのための準備が完了した状態となる。

そして駆動モータ６３が間欠的に駆動されることにより
印画紙Ｐが一定量搬送され、プリント領域に位置する印
画紙部分に目的とするプリント処理がなされる。

なお必要に応じて、このプリント処理と同時に当該プリ
ント領域に位置されているフレーム（駒）の前のフレー
ムに該当する印画紙部分の裏面にバックプリンター６６
により適宜の数字あるいは文字などが記載され、また当
該プリント領域に位置されているフレームの次のフレー
ムに該当する印画紙部分に、当該写真の表面に表出させ
るべき例えば記念文字などが文字填込み機構６５により
プリントされる。このようにして１回のプリント処理が
完了した段階で駆動モータ６３が駆動されて印画紙　　
′Ｐが１フレ一ム分だけ搬送され、次のプリント処理が
なされる。

而して上記の構成によれば、印画紙Ｐの各間欠搬送にお
いては、駆動モータ６３が回転してタイミングベル）７
０．７１およびプーリー７２．７３を介して上流側駆動
ローラ６０および下流側駆動ローラ６１が共に同一の搬
送量で正転されると共に、駆動モークロ３が停止したと
きには、上流側駆動ローラ６０は　　。

停止するが、下流側駆動ローラ６１は、一方向クラッチ
を介して駆動モータ６３に連結されていてしかも大きな
慣性力を有するため、なおそのまま正転するようになり
、この結果、プリント領域に位置する印画紙Ｐの前端が
前進されるよう引張されるため、印画紙Ｐに弛みが生ず
ることが確実に防止され、従って、常に良好な写真プリ
ントを達成することができる。

上記の実施例においては、下流側駆動ローラ６１の回転
軸にフライホイールが設けられているが、当該下流側駆
動ローラ６１自体が大きな慣性力を有するものとするこ
ともでき、この場合には特にそのようなフライホイール
を設けることは必要ではない。

以上のように、本発明によれば、プリント領域の下流位
置に配置された下流側駆動ローラは、印画紙の各間欠搬
送において、上流側駆動ローラが停止されたときにもな
お慣性力によって正転するようになるため、印画紙が前
進方向に引張されて弛みのない状態となり、従ってプリ
ント領域における印画紙に弛みが生ずることがなく、常
に良好な写真プリントを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る写真プリント装置の構
成を示す説明図、第２図は自動写真処理システムのｉｉ
ｚを示す説明図である。 １・・・写真プリント装置 ２・・・現像処理部　　　　３・・・乾燥部４・・・カ
ッタ一部 ５・・・印画紙ロール収納部 Ｌ・・・光源ランプ　　　　Ｒ・・・反射鏡Ｎ・・・ネ
ガフィルム　　　Ｐ・・・印画紙６・・・現像処理槽　
　　　７・・・漂白定着処理槽８・・・安定化処理槽　
　　１０・・・外匣１１はカラーフィルター　１２・・
・ミラートンネル１３・・・ネガキャリア　　　１４・
・・レンズ１５・・・ダークシャッター　Ｔ・・・操作
テーブル２０・・・装着用空洞部　　　２１・・・マガ
ジンテーブル２２・・・印画紙マガジン　　２３・・・
印画紙ロール２８・・・印画紙引出し機構　３０．３１
・・・引出しローラ４４・・・ループ形成用ガイド板 ４５・・・ループ形成用空間　ｌ・・・ループ５５・・
・印画紙引出し用駆動モータ ５６・・・送入ローラ　　　　５７・・・送入圧接ロー
ラ６０・・・上流側駆動ローラ　６１・・・下流側駆動
ローラ６３・・・駆動モータ　　　　６５・・・文字填
込み機構６６・・・バックプリンター　６７・・・カッ
ター６８・・・アキュームループ形成用ガイド板β、・
・・アキュームループ ６９・・・排出ローラ　　　　Ｓ１〜Ｓ５・・・センサ
ー７０．７１・・・タイミングベルト ７２、７３・・・プーリー −１１口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）プリント領域を介して印画紙を間欠的に搬送する、
   プリント領域の上流位置に設けた上流側駆動ローラおよ
   びプリント領域の下流位置に設けた下流側駆動ローラと
   、これら上流側駆動ローラおよび下流側駆動ローラを駆
   動する駆動モータととを有してなり、 前記下流側駆動ローラは、大きな回転慣性を有すると共
   に、当該下流側駆動ローラを正転方向に回転自在とする
   一方向クラッチを介して前記駆動モータに連結されてお
   り、正転していた駆動モータが停止されたとき、当該下
   流側駆動ローラになお正転する方向に慣性力が作用され
   ることを特徴とする写真プリント装置。