JPH0119747Y2 - - Google Patents

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JPH0119747Y2
JPH0119747Y2 JP20019383U JP20019383U JPH0119747Y2 JP H0119747 Y2 JPH0119747 Y2 JP H0119747Y2 JP 20019383 U JP20019383 U JP 20019383U JP 20019383 U JP20019383 U JP 20019383U JP H0119747 Y2 JPH0119747 Y2 JP H0119747Y2
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stile
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glass panel
frames
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JP20019383U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガラスパネルが配設されて窓枠体
に建込まれる障子の框を、内外の両框に分割し、
この両框間へ断熱材を介装したことにより断熱機
能が付加された断熱窓に関するものである。
〔従来技術および問題点〕
この種の断熱窓は、内外両框を断熱材を介して
連結しているものが一般的であるが、火災時に断
熱材が溶解するとガラスパネルおよび外框が脱落
してしまう。そのためこれを防止するように構成
された断熱窓としては、次に述べるものが一般に
知られている。
第1図に示すようにガラスパネル1が配設さ
れている内框2の室外3側に、断熱材4を介し
て外框5が取付けられているもの。
第2図に示すように内框2の室外3側面から
突設されたT字状のガラス受部片6が、内部位
置となるように断面略コ字状に形成された外框
5を、内框2の室外3側へガラス受部片6との
間に断熱材4を介して取付けたもの。しかし
は、火災により断熱材4が火災により溶解して
外框5が脱落しても、内框2の室外3側上周縁
から立上がる突縁7によりガラスパネル1の脱
落を防ぐことができるが、外框5は脱落してし
まうので危険である。
そしては、T字状のガラス受部片6により外
框5の脱落を防止することはできるが、ガラスパ
ネル1を確実に保持することができなくなるの
で、ガラスパネル1が脱落してしまう可能性があ
り、なお危険が残る。また外框5もガラス受部片
6へ掛上するだけなので、脱落する可能性があり
このことについても危険が残る。
〔考案の目的〕
この考案は、前述した事情に鑑み創案されたも
ので、その目的は断熱材が火災により溶解しても
外框が変形することなく保持できると共に、ガラ
スパネルも確実に保持することができ、しかも断
熱効果の高い断熱窓を提供することにある。
〔考案の構成〕
この考案によれば内框と外框とを連結部材を介
してビスにより連結して固着してしまうものと
し、この連結部材は、複数個に分割して内外框の
長手方向へ適宜間隔で設けるものであり、また該
連結部材は耐火性があり、内外両框を確実に固着
できる主連結材と、該主連結材と外框との間に介
在するようにした熱伝導率が低い断熱機能を有し
た断熱部材とで構成したものである。
〔実施例〕
以下この考案を図示する実施例によつて説明す
る。
この実施例は、縦軸の回転窓を断熱窓8とした
ものであり、左右両竪框9,9および上框10,
10′から框組みされガラスパネル1を配設した
障子11が、窓枠体12へ建込まれなつている
(第3図参照)。
そしてこの断熱窓8の障子11を構成する各框
9,9,10,10′は、各框がほぼ同一形状で
あるため第4図に示すように下框10′により説
明すると、下框10′は上端室内13側に押縁1
4用固定溝15および上端室外16側ににその端
部から立上がるガラスパネル1の室外16側への
脱落を防止可能な保持部17が、下端室内13側
に気密材19用固着溝20がそれぞれ設けられて
いる内框18と、上端にシーリング材21用押え
部22が、下端に気密材19用固着溝20がそれ
ぞれ設けられている外框21とからなつている
(第4図〜第6図参照)。
そしてこの内外両框16,21は、両框16,
21の長手方向へ適宜間隔で複数個設けられてい
る連結部材24によつて連結されている(第4図
〜第6図参照)。
連結部材20は、外框23側へ開口した断面略
コ字状に形成された金属の主連結材25と、この
主連結材25のコ字状溝25a内に設けられてい
る合成樹脂の断熱部材26とからなつている。そ
して主連結部材25には、上端内框18側に長手
方向へ所定間隔で2箇所位置に設けられており、
内框18への連結用ビス孔25bが穿設されてい
る両連結片25c,25cと、下端内框18側の
長手方向両端に突設している両支持片25d,2
5dと、コ字状溝底壁25eに長手方向へ所定間
隔で2箇所位置に設けられている外框23への連
結用ビス孔25fとがそれぞれ設けられている。
このような構成からなる下框10′の組立ては、
まず主連結材25のビス孔25fおよび断熱部材
26を貫通し、外框23の内框18側の側壁23
aへ螺合するビス27により、連結部材24の主
連結材25を外框23へ固着すると共に連結部材
24の主連結材25と外框23との間に断熱部材
26が介在することになる。
次に内框18を貫通して主連結材25のビス孔
26bへ螺合するビス27′により内框18に形
成されている段部18aへ連結部材24の主連結
材25を固着する。このようにして連結部材24
により内外框18,23が連結されて下框10′
を形成する。
なお上框10、左右両竪框9,9は、下框1
0′とほぼ同じ構成であり、組立ても下框10′と
同様に行なわれる。
このように各框9,9,10,10′を構成す
れば、外框23へは連結部材24の断熱部材26
が接触しており、外框23と内框18との金属接
触は連結部材24を介してのビス27の螺合部お
よび連結部材24の主連結材25の下端一部のみ
だけであり、しかも連結部材24が各框9,9,
10,10′の長手方向に適宜間隔をあけて設け
ていることからして、各框9,9,10,10′
全体に対してごくわずかなものになり、従つて熱
伝導率が極めて低くなり、外框23室外16側面
が太陽熱等で熱せられても連結部材24により内
框18へほとんど伝わらない。
次に断熱窓8の組立てについて説明すると、ま
ず前述したように組立てられた左右竪框9,9お
よび上下框10,10′を框組みし、ガラスパネ
ル1である網入りのペアガラスを保持部15で保
持しながら内框18配設する。そして内框18の
固定溝15へ押縁14を固定すると共に、外框2
3の押え部22を利用してバツクアツプ材28お
よびシーリング材21を取付け、押縁14を利用
してバツクアツプ材28およびシーリング材21
が取付けられてガラスパネル1を固定する。
その後、回転軸用ピン29を上下框10,1
0′の上下端長手方向の中央位置へ取付けると共
に、各框9,9,10,10′のガラスパネル1
と反対側端部内外框18,23間に硬質塩ビ製の
隙間板30を取付ける。
次に以上のようにして組立てられた障子11
が、内枠12aと外枠12bとの間にウレタン等
の断熱材31が介装されて形成され窓枠体12
へ、上下枠の軸受33に回転軸用ピン29を挿入
することで回転自在に建込んで断熱窓8の組み立
てを完了する。
第7図は、連結部材24の変形例で、主連結材
25のコ字状溝25a構成壁34の室外16側端
を断熱部材26で覆うようにしたものである。こ
のようにすると外框23と内框18との金属接触
は連結部材24を介してのビス27の螺合部だけ
となり、しかも連結部材24が框の長手方向に適
宜間隔をあけて設けているからして框全体に対し
てごくわずかなものになり、従つて熱伝導率がよ
り低くなる。
なお連結部材24は、耐火性があり断熱機能が
付加されているものであれば、例えば金属性の主
連結材25へ樹脂等の断熱材をコーテイングした
もの、または連結部材24を構成する連結材25
と断熱部材26いずれもセラミツクのような特殊
材料で形成したもの等でもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
耐火性があり断熱機能が付加されており、内外
框間の長手方向へ適宜間隔で複数個設けられる連
結部材を介してビスにより、内框へ外框が連結さ
れている。そのため長尺材の外框が受けた熱は、
複数個の連結部材により分散されると共に、断熱
機能が付加されているので、内框へ伝わることが
ほとんどない。また連結部材を構成している主連
結部材が耐火性部材で形成されていること、およ
び主連結材がビスにより内外両框が固着されてい
るため火災時等に内框と外框とが離れることがな
い。さらに保持部によりガラスパネルの脱落を防
止可能であり、ガラスパネルを確実に保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の断熱窓を示す断面図、
第3図はこの考案の断熱窓である回転窓を示す正
面図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図
は第3図のB−B線断面図、第6図は連結部材の
取付状態を示す分解斜視図、第7図は連結部材の
変形例を示す部分断面図である。 1……ガラスパネル、2……内框、3……室
外、4……断熱材、5……外框、6……ガラス受
部片、7……突縁、8……断熱窓、9……竪框、
10,10′……上下框、11……障子、12…
…窓枠体、12a……内枠、12b……外枠、1
3……室内、14……押縁、15……固定溝、1
6……室外、17……保持部、18……内框、1
8a……段部、19……気密材、20……固着
溝、21……シーリング材、22……押え部、2
3……外框、23a……側壁、24……連結部
材、25……主連結材、25a……コ字状溝、2
5b……ビス孔、25c……両連結片、25d…
…支持片、25e……底壁、25f……ビス孔、
26……断熱部材、27,27′……ビス、28
……バツクアツプ材、29……回転軸用ピン、3
0……隙間板、31……断熱材、32……躯体、
33……軸受、34……構成壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガラスパネル1が配設されて窓枠体12に建込
    まれる障子11の内外框18,23間に、その長
    手方向へ適宜間隔で複数個設けられる連結部材2
    4を介してビス27,27′により内框18へ外
    框23を連結してなり、 前記内框18に前記ガラスパネル1の室外側脱
    落防止が可能である保持部17を設け、かつ前記
    連結部材24は耐火性があり前記内外両框18,
    23を確実に固着できる主連結材25と、該主連
    結材25と外框23との間に介在するようにした
    熱伝導率が低い断熱機能を有した断熱部材26と
    で構成したことを特徴とする断熱窓。
JP20019383U 1983-12-30 1983-12-30 断熱窓 Granted JPS60112584U (ja)

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JP20019383U JPS60112584U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 断熱窓

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JPS60112584U JPS60112584U (ja) 1985-07-30
JPH0119747Y2 true JPH0119747Y2 (ja) 1989-06-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0782819A (ja) * 1993-09-17 1995-03-28 Tostem Corp 建具の防火構造

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