JPH0119554Y2 - - Google Patents
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- JPH0119554Y2 JPH0119554Y2 JP11706279U JP11706279U JPH0119554Y2 JP H0119554 Y2 JPH0119554 Y2 JP H0119554Y2 JP 11706279 U JP11706279 U JP 11706279U JP 11706279 U JP11706279 U JP 11706279U JP H0119554 Y2 JPH0119554 Y2 JP H0119554Y2
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- JP
- Japan
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- cable
- threaded groove
- screwed
- threaded
- ring
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Links
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Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ケーブルコネクターに関し、さら
に詳しくは、各種ケーブルを配線箱などの機器類
内に導入するため、ケーブル端末部に適用される
ケーブルコネクターの防水構造の改良に係るもの
である。
に詳しくは、各種ケーブルを配線箱などの機器類
内に導入するため、ケーブル端末部に適用される
ケーブルコネクターの防水構造の改良に係るもの
である。
従来からよく知られているように、同軸ケーブ
ルとか多軸ケーブル、あるいはキヤブタイヤコー
ドなどの各種ケーブルを、所定機器類内に導入さ
せるために、同機器類の導入部に対してケーブル
の端末部を固定するケーブルコネクターが使用さ
れており、そしてこのケーブル導入部には、ケー
ブル被覆表面を通しての水分の浸入を避けるため
に、通常の場合、種々の防水手段が講じられてい
る。
ルとか多軸ケーブル、あるいはキヤブタイヤコー
ドなどの各種ケーブルを、所定機器類内に導入さ
せるために、同機器類の導入部に対してケーブル
の端末部を固定するケーブルコネクターが使用さ
れており、そしてこのケーブル導入部には、ケー
ブル被覆表面を通しての水分の浸入を避けるため
に、通常の場合、種々の防水手段が講じられてい
る。
こゝで、この種のケーブルコネクターに適用さ
れる一般的な防水手段としては、機器類の導入部
に螺着結合される管状をしたコネクター本体の内
周部に筒状パツキンを内装嵌合しておき、引止め
導入したケーブルの被覆表面部に、この筒状パツ
キンを密着圧接させるようにした構造があり、ま
た一部には、コネクター各部材間の継ぎ目部分に
パツキン部材としての、いわゆるOリングを介入
させるように工夫した構造も散見される。
れる一般的な防水手段としては、機器類の導入部
に螺着結合される管状をしたコネクター本体の内
周部に筒状パツキンを内装嵌合しておき、引止め
導入したケーブルの被覆表面部に、この筒状パツ
キンを密着圧接させるようにした構造があり、ま
た一部には、コネクター各部材間の継ぎ目部分に
パツキン部材としての、いわゆるOリングを介入
させるように工夫した構造も散見される。
また一方、ケーブルコネクター自体の全体構成
に関しては、例えばJIS規格に見られるような規
格化された構造が制定されておらず、現在では、
種々様々なコネクター構造が提案実施され、かつ
市販に供されていて、これらの個々に異なる構造
を備えたそれぞれの各ケーブルコネクターは、そ
れ自体において各々特有の防水手段を有してはい
るが、主に前記した筒状パツキンによる防水構造
を中心としているために、全体構造的な防水作用
に難点があつて、必ずしも防水効果が充分でない
憾みがあり、例えば外部に対して密封状態にされ
た引止め構造側に一旦浸入した水分は、その構造
上、仲々に気散してはくれず、この水分中に含ま
れていることの多い酸ミストなどによる筒状パツ
キンの腐食、その他に伴つて、機器類内への水分
の浸入を許すなどの欠陥を免れ得ないものであつ
た。
に関しては、例えばJIS規格に見られるような規
格化された構造が制定されておらず、現在では、
種々様々なコネクター構造が提案実施され、かつ
市販に供されていて、これらの個々に異なる構造
を備えたそれぞれの各ケーブルコネクターは、そ
れ自体において各々特有の防水手段を有してはい
るが、主に前記した筒状パツキンによる防水構造
を中心としているために、全体構造的な防水作用
に難点があつて、必ずしも防水効果が充分でない
憾みがあり、例えば外部に対して密封状態にされ
た引止め構造側に一旦浸入した水分は、その構造
上、仲々に気散してはくれず、この水分中に含ま
れていることの多い酸ミストなどによる筒状パツ
キンの腐食、その他に伴つて、機器類内への水分
の浸入を許すなどの欠陥を免れ得ないものであつ
た。
特に最近に至つては、爆発物などの危険物を取
扱う業界での、計器類へのケーブルの導入につい
て、安全性確保、すなわち防水、ないしは防爆な
どの立場から、この種の計器箱などの機器類にお
ける導入部螺孔とケーブルコネクターの螺装部と
の間は勿論、ケーブルコネクター自体、つまりコ
ネクター構成各部材相互間の継ぎ目などを通して
の、水分などの浸入を完全かつ確実に遮断すると
いう必要性が強く要望されているのである。
扱う業界での、計器類へのケーブルの導入につい
て、安全性確保、すなわち防水、ないしは防爆な
どの立場から、この種の計器箱などの機器類にお
ける導入部螺孔とケーブルコネクターの螺装部と
の間は勿論、ケーブルコネクター自体、つまりコ
ネクター構成各部材相互間の継ぎ目などを通して
の、水分などの浸入を完全かつ確実に遮断すると
いう必要性が強く要望されているのである。
この考案は従来のこのような実情に鑑み、特に
特定された全体構成における防水作用を適確に果
し得るようにしたケーブルコネクター構造を新規
に提案するものであつて、後半内周部の段状拡径
部内に、導入ケーブルを挿通する筒状パツキンを
嵌挿させ、前方外周部、後方外周および内周部に
それぞれ螺溝部を形成して、前方外周部の螺溝部
の中間部および後方外周部の螺溝部の端部の環状
溝内にそれぞれOリングを装着させ、かつ機器類
の導入部螺孔に螺入される螺溝部には、螺入位置
でOリングを圧着して緊締するロツクナツトを螺
合させたコネクター本体と、前半接栓部の螺溝部
を、前記後方内周部の螺溝部に螺入させて、筒状
パツキンを導入ケーブルに接圧させ、かつクラン
プ金具を介して導入ケーブルを引止め係止するグ
ランドと、導入ケーブルを挿通する継手管の鍔部
を係留すると共に、継手管に接圧させるOリング
を内周面環状溝内に装着させた内周鍔部を有し、
また前記螺溝部に螺入され、かつ端面段部をOリ
ングに接圧させる螺溝部を設けて、前記グランド
を内包するカバーキヤツプとを備えたことを特徴
とするケーブルコネクターである。
特定された全体構成における防水作用を適確に果
し得るようにしたケーブルコネクター構造を新規
に提案するものであつて、後半内周部の段状拡径
部内に、導入ケーブルを挿通する筒状パツキンを
嵌挿させ、前方外周部、後方外周および内周部に
それぞれ螺溝部を形成して、前方外周部の螺溝部
の中間部および後方外周部の螺溝部の端部の環状
溝内にそれぞれOリングを装着させ、かつ機器類
の導入部螺孔に螺入される螺溝部には、螺入位置
でOリングを圧着して緊締するロツクナツトを螺
合させたコネクター本体と、前半接栓部の螺溝部
を、前記後方内周部の螺溝部に螺入させて、筒状
パツキンを導入ケーブルに接圧させ、かつクラン
プ金具を介して導入ケーブルを引止め係止するグ
ランドと、導入ケーブルを挿通する継手管の鍔部
を係留すると共に、継手管に接圧させるOリング
を内周面環状溝内に装着させた内周鍔部を有し、
また前記螺溝部に螺入され、かつ端面段部をOリ
ングに接圧させる螺溝部を設けて、前記グランド
を内包するカバーキヤツプとを備えたことを特徴
とするケーブルコネクターである。
以下、この考案に係るケーブルコネクターの一
実施例につき、第1図ないし第5図を参照して詳
細に説明する。
実施例につき、第1図ないし第5図を参照して詳
細に説明する。
第1図および第2図はこの実施例によるケーブ
ルコネクターにケーブルを導入した状態の縦断側
面図および縦断平面図であり、また第3図および
第4図は同上ケーブルコネクターの機器類への取
付け側およびケーブル導入側のそれぞれ端面図、
第5図は第1図A−A線部の横断面図であつて、
このケーブルコネクターにつき、こゝでは機器類
への取付け側を前方、ケーブル導入側を後方とし
て述べる。
ルコネクターにケーブルを導入した状態の縦断側
面図および縦断平面図であり、また第3図および
第4図は同上ケーブルコネクターの機器類への取
付け側およびケーブル導入側のそれぞれ端面図、
第5図は第1図A−A線部の横断面図であつて、
このケーブルコネクターにつき、こゝでは機器類
への取付け側を前方、ケーブル導入側を後方とし
て述べる。
すなわち、これらの各図において、符号3は管
状をしたコネクター本体であつて、その後半内周
部に形成した段状拡径部1には、筒状パツキン2
が嵌挿されると共に、この段状拡径部1に続く内
周部に螺溝部6を、また前方外周部に取付け螺溝
部4、螺合用六角頭部を介した後方外周部にも螺
溝部12をそれぞれに刻設して、このうち螺溝部
4にロツクナツト5を螺合させてあり、かつまた
螺溝部4の中間部と螺溝部12の端部とに環状溝
27,28を形成して、これらの各環状溝27,
28内に、パツキン部材としてのOリング17,
18をそれぞれに装着させてある。
状をしたコネクター本体であつて、その後半内周
部に形成した段状拡径部1には、筒状パツキン2
が嵌挿されると共に、この段状拡径部1に続く内
周部に螺溝部6を、また前方外周部に取付け螺溝
部4、螺合用六角頭部を介した後方外周部にも螺
溝部12をそれぞれに刻設して、このうち螺溝部
4にロツクナツト5を螺合させてあり、かつまた
螺溝部4の中間部と螺溝部12の端部とに環状溝
27,28を形成して、これらの各環状溝27,
28内に、パツキン部材としてのOリング17,
18をそれぞれに装着させてある。
また10は引止め部材としてのグランドであつ
て、管状をした前半の接栓部に、前記螺溝部6に
螺入される螺溝部11を有しており、後半部の一
部を半截して形成した半円切欠部7に対し、固定
ビス9,9を用いてクランプ金具8を止着し得る
ようにしてある。
て、管状をした前半の接栓部に、前記螺溝部6に
螺入される螺溝部11を有しており、後半部の一
部を半截して形成した半円切欠部7に対し、固定
ビス9,9を用いてクランプ金具8を止着し得る
ようにしてある。
さらに14は継手管、15はこれらのグランド
10、および継手管14を内包する管状をしたカ
バーキヤツプであつて、螺合用六角頭部とした前
方内周部には、前記螺溝部12に螺入される螺溝
部16を有しており、かつ前記継手管14の鍔部
を含む基端を係留させる端部の内周鍔部13に、
環状溝29を形成してあつて、この環状溝29内
にパツキン部材としてのOリング19を装着させ
てある。
10、および継手管14を内包する管状をしたカ
バーキヤツプであつて、螺合用六角頭部とした前
方内周部には、前記螺溝部12に螺入される螺溝
部16を有しており、かつ前記継手管14の鍔部
を含む基端を係留させる端部の内周鍔部13に、
環状溝29を形成してあつて、この環状溝29内
にパツキン部材としてのOリング19を装着させ
てある。
なお、図中20,21は前記筒状パツキン2の
前後に配設される座金、22,23はそれぞれに
緩み止めロツクのための止めネジであり、また前
記コネクター本体3、ロツクナツト5、グランド
10、継手管14、およびカバーキヤツプ15の
各構成部材でのそれぞれ材質については、例えば
耐蝕性酸化被膜処理、つまりアルマイト処理した
軽合金などを用いるのが効果的である。
前後に配設される座金、22,23はそれぞれに
緩み止めロツクのための止めネジであり、また前
記コネクター本体3、ロツクナツト5、グランド
10、継手管14、およびカバーキヤツプ15の
各構成部材でのそれぞれ材質については、例えば
耐蝕性酸化被膜処理、つまりアルマイト処理した
軽合金などを用いるのが効果的である。
そして前記各構成部材からなるところの、この
実施例を適用したケーブルコネクターを用い、所
定機器類24の導入部螺孔25に対して、ケーブ
ル26を導入固定させるためには、予めこのケー
ブルコネクターにケーブル26を挿通保持させて
おき、作業現場においては、この状態で各構成部
材の所要相互間を一旦、螺緩させた上で、まず機
器類24側では、コネクター本体3を導入部螺孔
25に緊密かつ強固に螺締し、防水性を与えて結
合させ、ついでケーブルコネクター側では、機器
類24の内部での所要の配線などをなした後、
こゝでも再度、これらの各構成部材相互間を緊密
かつ強固に螺締し、同様に防水性を与えて所期通
りに取付けるのである。
実施例を適用したケーブルコネクターを用い、所
定機器類24の導入部螺孔25に対して、ケーブ
ル26を導入固定させるためには、予めこのケー
ブルコネクターにケーブル26を挿通保持させて
おき、作業現場においては、この状態で各構成部
材の所要相互間を一旦、螺緩させた上で、まず機
器類24側では、コネクター本体3を導入部螺孔
25に緊密かつ強固に螺締し、防水性を与えて結
合させ、ついでケーブルコネクター側では、機器
類24の内部での所要の配線などをなした後、
こゝでも再度、これらの各構成部材相互間を緊密
かつ強固に螺締し、同様に防水性を与えて所期通
りに取付けるのである。
すなわち、より一層具体的に述べると、このケ
ーブルコネクターを用いたケーブル26の導入固
定は、次の各手順で行なう。
ーブルコネクターを用いたケーブル26の導入固
定は、次の各手順で行なう。
まず、機器類24の導入部螺孔25に対して、
コネクター本体3の螺溝部4を、その環状溝27
に嵌装させたOリング17が、この導入部螺孔2
5の周辺取付け面に、幾分か接圧される程度の位
置(こゝでは所期の取付け位置である)まで螺入
させておき、この位置でロツクナツト5を螺進、
緊締させて、一方では、この介在されたOリング
17を取付け面間へ強力に圧着シールさせると共
に、他方で、このコネクター本体3自体を、機器
類24側に強固に取付け固定させ、かつ止めネジ
22を締付けて、その位置に緩み止めロツクさせ
る。
コネクター本体3の螺溝部4を、その環状溝27
に嵌装させたOリング17が、この導入部螺孔2
5の周辺取付け面に、幾分か接圧される程度の位
置(こゝでは所期の取付け位置である)まで螺入
させておき、この位置でロツクナツト5を螺進、
緊締させて、一方では、この介在されたOリング
17を取付け面間へ強力に圧着シールさせると共
に、他方で、このコネクター本体3自体を、機器
類24側に強固に取付け固定させ、かつ止めネジ
22を締付けて、その位置に緩み止めロツクさせ
る。
こゝで、このように機器類24側にコネクター
本体3を取付け固定させた状態では、介在されて
いるOリング17が加圧変形されて、両者の取付
け面間に接圧されるのはもとより、螺溝部4側に
も喰込むことになつて、この取付け固定部を取付
け面と螺溝面とから二重にシールし、外部からの
水分などの浸入を確実かつ効果的に阻止し、併せ
て止めネジ22の締着により、この状態を良好に
保持し得るのである。
本体3を取付け固定させた状態では、介在されて
いるOリング17が加圧変形されて、両者の取付
け面間に接圧されるのはもとより、螺溝部4側に
も喰込むことになつて、この取付け固定部を取付
け面と螺溝面とから二重にシールし、外部からの
水分などの浸入を確実かつ効果的に阻止し、併せ
て止めネジ22の締着により、この状態を良好に
保持し得るのである。
ついで、挿通保持されているケーブル26につ
いて、機器類24の内部での所要の配線などをな
した後、前記コネクター本体3の螺溝部6に螺入
された状態にある、グランド10の接栓部として
の螺溝部11を螺進させ、同本体3に内装されて
いる筒状パツキン2を加圧緊締させ、この筒状パ
ツキン2自体をして、段状拡径部1の内面と、導
入されているケーブル26の導入部表面とに接圧
シールさせた上で、こゝでも止めネジ23を締付
けて、その位置に緩み止めロツクさせる。
いて、機器類24の内部での所要の配線などをな
した後、前記コネクター本体3の螺溝部6に螺入
された状態にある、グランド10の接栓部として
の螺溝部11を螺進させ、同本体3に内装されて
いる筒状パツキン2を加圧緊締させ、この筒状パ
ツキン2自体をして、段状拡径部1の内面と、導
入されているケーブル26の導入部表面とに接圧
シールさせた上で、こゝでも止めネジ23を締付
けて、その位置に緩み止めロツクさせる。
仍つてこの場合、コネクター本体3内に介在さ
れた筒状パツキン2は、接栓部ともなつている螺
溝部11による加圧変形に伴い、同本体3の内
面、ならびにケーブル26の導入部表面にそれぞ
れ強力に密着して、ケーブル26をその位置に咥
え込むと共に、これらの両接面を完全にシールで
き、内部での機器類24側への水分などの浸入パ
スを効果的に遮断し、併せてこゝでも止めネジ2
3の締着により、この状態を良好に保持し得るの
である。
れた筒状パツキン2は、接栓部ともなつている螺
溝部11による加圧変形に伴い、同本体3の内
面、ならびにケーブル26の導入部表面にそれぞ
れ強力に密着して、ケーブル26をその位置に咥
え込むと共に、これらの両接面を完全にシールで
き、内部での機器類24側への水分などの浸入パ
スを効果的に遮断し、併せてこゝでも止めネジ2
3の締着により、この状態を良好に保持し得るの
である。
また続いて、前記グランド10に通したケーブ
ル26を、同グランド10の半円切欠部7に対し
て、クランプ金具8で挟み込むようにし、かつこ
のクランプ金具8の両端部を固定ビス9,9によ
り締付けて、このケーブル26を強固に挟持させ
た状態で、その位置に引止め固定させておく。
ル26を、同グランド10の半円切欠部7に対し
て、クランプ金具8で挟み込むようにし、かつこ
のクランプ金具8の両端部を固定ビス9,9によ
り締付けて、このケーブル26を強固に挟持させ
た状態で、その位置に引止め固定させておく。
つまりこゝでは、前記した筒状パツキン2の加
圧変形によるケーブル26の咥え込み保持に併
せ、このケーブル26をその位置に強力に引止め
て二重に係止し、たとえ同ケーブル26に外部か
ら牽引力が加えられたとしても、この牽引力に充
分に対抗してその移動を許容せず、このためにケ
ーブル26の移動に伴なう配線部への影響を皆無
にし得るのである。
圧変形によるケーブル26の咥え込み保持に併
せ、このケーブル26をその位置に強力に引止め
て二重に係止し、たとえ同ケーブル26に外部か
ら牽引力が加えられたとしても、この牽引力に充
分に対抗してその移動を許容せず、このためにケ
ーブル26の移動に伴なう配線部への影響を皆無
にし得るのである。
さらにその後、最終的に、前記コネクター本体
3の螺溝部12に対し、カバーキヤツプ15の螺
溝部16を螺進させ、かつ緊締させて、螺溝部1
2の環状溝28に装着させてあるOリング18
に、螺溝部16の端面段部を圧接シールさせるの
であるが、この時、このカバーキヤツプ15の内
周鍔部13に係留されている継手管14は、同時
にその基端面が前記グランド10の端面に当接さ
れるために、一方では、このカバーキヤツプ15
のより以上の螺進を拘束して、前記Oリング18
に対するところの、螺溝部16の端面段部での圧
接力を適正かつ効果的な値に規制し、他方では、
前記内周鍔部13の環状溝29に装着させてある
Oリング19に、このカバーキヤツプ15の外周
面を圧接シールさせるのである。
3の螺溝部12に対し、カバーキヤツプ15の螺
溝部16を螺進させ、かつ緊締させて、螺溝部1
2の環状溝28に装着させてあるOリング18
に、螺溝部16の端面段部を圧接シールさせるの
であるが、この時、このカバーキヤツプ15の内
周鍔部13に係留されている継手管14は、同時
にその基端面が前記グランド10の端面に当接さ
れるために、一方では、このカバーキヤツプ15
のより以上の螺進を拘束して、前記Oリング18
に対するところの、螺溝部16の端面段部での圧
接力を適正かつ効果的な値に規制し、他方では、
前記内周鍔部13の環状溝29に装着させてある
Oリング19に、このカバーキヤツプ15の外周
面を圧接シールさせるのである。
従つて、このコネクター本体3にカバーキヤツ
プ15を螺着固定させる最終手順では、継手管1
4の基端面がケーブル26を引止め係止している
グランド10の端面に当接されて、以後、同グラ
ンド10の動きを完全に封じると共に、Oリング
18および19による良好でしかも効果的なシー
ル作用を巧妙に引出すことができ、併せてこれら
の両Oリング18,19による外部との各接面の
シールと、前記した筒状パツキン2による内部で
の各接面のシールとの、理想的な二重シールを完
成し得るのであり、水分、湿気とか、不都合な気
体成分など、それに微細な塵埃などの侵入をも拒
んで、目的とする防水作用は勿論、良好な防爆作
用を達成できるのである。
プ15を螺着固定させる最終手順では、継手管1
4の基端面がケーブル26を引止め係止している
グランド10の端面に当接されて、以後、同グラ
ンド10の動きを完全に封じると共に、Oリング
18および19による良好でしかも効果的なシー
ル作用を巧妙に引出すことができ、併せてこれら
の両Oリング18,19による外部との各接面の
シールと、前記した筒状パツキン2による内部で
の各接面のシールとの、理想的な二重シールを完
成し得るのであり、水分、湿気とか、不都合な気
体成分など、それに微細な塵埃などの侵入をも拒
んで、目的とする防水作用は勿論、良好な防爆作
用を達成できるのである。
そしてまたこの実施例構成によるケーブルコネ
クターおいては、機器類24側とケーブル26の
導入側との、それぞれの外部に対するシール構造
を、各構成部材との関連において、各部での環状
溝27,28,29の形成、およびこれらの各環
状溝27,28,29内へのOリング17,1
8,19の装着という、極めて簡単な手段によつ
て達成しているために、従来のように個々に独立
したシール機構を負荷するものとは異なつて、シ
ール構造に関する限り、部品数を極端に減少で
き、かつまたこのシール構造を含めた各構成部材
が、こゝではコネクター本体3と、グランド10
と、それに継手管14をもつカバーキヤツプ15
との3部品に集約されること、ならびに部材々質
にアルマイト処理した軽合金などを用いて、軽量
かつ強靭化することゝも相俟つて、全体的に取扱
い易く、例えば機器類24への組付け作業が困難
な家屋の天井とか、地面に接近した場所、その他
の狭隘な場所でも取付け、取外しを容易に行なう
ことができるのである。
クターおいては、機器類24側とケーブル26の
導入側との、それぞれの外部に対するシール構造
を、各構成部材との関連において、各部での環状
溝27,28,29の形成、およびこれらの各環
状溝27,28,29内へのOリング17,1
8,19の装着という、極めて簡単な手段によつ
て達成しているために、従来のように個々に独立
したシール機構を負荷するものとは異なつて、シ
ール構造に関する限り、部品数を極端に減少で
き、かつまたこのシール構造を含めた各構成部材
が、こゝではコネクター本体3と、グランド10
と、それに継手管14をもつカバーキヤツプ15
との3部品に集約されること、ならびに部材々質
にアルマイト処理した軽合金などを用いて、軽量
かつ強靭化することゝも相俟つて、全体的に取扱
い易く、例えば機器類24への組付け作業が困難
な家屋の天井とか、地面に接近した場所、その他
の狭隘な場所でも取付け、取外しを容易に行なう
ことができるのである。
以上、これを要するに、この考案のケーブルコ
ネクターによれば、各構成部材の特定された適切
な相互構造に伴なつて、この種のケーブルコネク
ターに要請される諸種の作用および機能を良好か
つ効果的に達成でき、しかも構造的にも簡単で取
扱い易いなどの多くの優れた特長を有するもので
ある。
ネクターによれば、各構成部材の特定された適切
な相互構造に伴なつて、この種のケーブルコネク
ターに要請される諸種の作用および機能を良好か
つ効果的に達成でき、しかも構造的にも簡単で取
扱い易いなどの多くの優れた特長を有するもので
ある。
第1図および第2図はこの考案に係るケーブル
コネクター構造の一実施例によるケーブルを導入
した状態を示す縦断側面図および縦断平面図であ
り、また第3図および第4図は同上ケーブルコネ
クターの機器類への取付け側およびケーブル導入
側を示すそれぞれ端面図、第5図は第1図A−A
線部の横断面図である。 1……本体の段状拡径部、2……筒状パツキ
ン、3……コネクター本体、4,6,12……本
体の螺溝部、5……ロツクナツト、7……グラン
ド半円切欠部、8……クランプ金具、10……グ
ランド、11……グランドの螺溝部、13……キ
ヤツプの内周鍔部、14……継手管、15……カ
バーキヤツプ、16……キヤツプの螺溝部、1
7,18,19……Oリング、24……機器類、
25……機器類の導入部螺孔、26……ケーブ
ル、27,28,29……Oリングの環状溝。
コネクター構造の一実施例によるケーブルを導入
した状態を示す縦断側面図および縦断平面図であ
り、また第3図および第4図は同上ケーブルコネ
クターの機器類への取付け側およびケーブル導入
側を示すそれぞれ端面図、第5図は第1図A−A
線部の横断面図である。 1……本体の段状拡径部、2……筒状パツキ
ン、3……コネクター本体、4,6,12……本
体の螺溝部、5……ロツクナツト、7……グラン
ド半円切欠部、8……クランプ金具、10……グ
ランド、11……グランドの螺溝部、13……キ
ヤツプの内周鍔部、14……継手管、15……カ
バーキヤツプ、16……キヤツプの螺溝部、1
7,18,19……Oリング、24……機器類、
25……機器類の導入部螺孔、26……ケーブ
ル、27,28,29……Oリングの環状溝。
Claims (1)
- 後半内周部の段状拡径部1内に、導入ケーブル
26を挿通する筒状パツキン2を嵌挿させ、前方
外周部、後方外周および内周部にそれぞれ螺溝部
4,12,6を形成して、螺溝部4の中間部と螺
溝部12の端部の環状溝27,28内にOリング
17,18を装着させ、かつ機器類24の導入部
螺孔25に螺入させる螺溝部4には、螺入位置で
Oリング17を圧着して緊締するロツクナツト5
を螺合させたコネクター本体3と、前半接栓部の
螺溝部11を、前記螺溝部6に螺入させて、前記
筒状パツキン2を導入ケーブル26に接圧させ、
クランプ金具8を介して導入ケーブル26を引止
め係止するグランド10と、導入ケーブル26を
挿通する継手管14の鍔部を係留すると共に、継
手管14に接圧させるOリング19を内周面環状
溝29内に装着させた内周鍔部13を有し、また
前記螺溝部12に螺入され、かつ端面段部をOリ
ング18に接圧させる螺溝部16を設けて、前記
グランド10を内包するカバーキヤツプ15とを
備えたことを特徴とするケーブルコネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11706279U JPH0119554Y2 (ja) | 1979-08-24 | 1979-08-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11706279U JPH0119554Y2 (ja) | 1979-08-24 | 1979-08-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5635831U JPS5635831U (ja) | 1981-04-07 |
JPH0119554Y2 true JPH0119554Y2 (ja) | 1989-06-06 |
Family
ID=29349275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11706279U Expired JPH0119554Y2 (ja) | 1979-08-24 | 1979-08-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0119554Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-24 JP JP11706279U patent/JPH0119554Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5635831U (ja) | 1981-04-07 |
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