JPH01195276A - 線材用成膜装置 - Google Patents

線材用成膜装置

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Publication number
JPH01195276A
JPH01195276A JP2104388A JP2104388A JPH01195276A JP H01195276 A JPH01195276 A JP H01195276A JP 2104388 A JP2104388 A JP 2104388A JP 2104388 A JP2104388 A JP 2104388A JP H01195276 A JPH01195276 A JP H01195276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
film
vacuum chamber
forming section
film forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP2104388A
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English (en)
Inventor
Fumitoshi Sato
文俊 佐藤
Nobuo Kawakami
川上 伸男
Naoichiro Tanno
淡野 直一郎
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、線材に対して効率よ(成膜を行うことので
きる線材用成膜装置に関するものである。
〔従来の技術〕
−Illに、基板等の平板にスパッタリング等により成
膜を行う場合、基板とターゲット等を対向して配置し、
その間に放電を生じさせてターゲットからのスパッタリ
ング粒子を前記基板上に付着させるようにしている。し
かし、線材に成膜を行う場合は、前記のような基板等の
平板に成膜を行う場合と異なり、あらゆる方向から線材
全周に均一に膜付着を行う必要があるため、種々の工夫
がなされている。
この種の従来装置を第3図〜第5図に簡単に示す、第3
図に示す装置は、線材lを往復させて該線材全周にスパ
ッタリングにより成膜を行う場合の模式図であり、線材
1の送り出しローラ2及び巻き取りローラ3を同じ側に
配置するとともに、それらと反対側にガイドローラ4a
、4bを設け、これらの各ローラの間に第1.第2の成
膜部5゜6を設けたものである。この各成膜部5,6は
、それぞれ高周波電源に接続されたターゲット51゜6
1及び対向電極52.62から構成されている。
そして、送り出しローラ2から搬出された線材lは第1
の成膜部5でその略下半分に成膜が行われるとともに、
ガイドローラ4a、4bで反転され、前記第1の成膜部
5で成膜されていない上半分、即ちガイドローラ4b以
降における下半分に、第2の成膜部6により成膜が行わ
れ、巻取りローラ3により巻き取られる。
また、第4図(a)、 (b)に示す装置は、ターゲッ
トを円筒形に構成したものであり、送り出しローラ2と
巻き取りローラ3との間に、高周波電源の接続された円
筒形のターゲット71を配置するとともに、その円筒形
ターゲット71の内部に対向電極としてのメツシュア2
を配置する。そして線材1を、これらの中心部を通過さ
せることにより、一方向のみの搬送で線材全周に成膜を
行うようにしている。
第5図に示した装置は、第4図に示した装置とほぼ同様
の方式であり、線材lを囲むように3つのターゲット8
1a〜81cを配置し、やはり一方向のみの搬送で線材
全周に成膜を行うようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、第3図に示す装置では、線材lの下半分と上
半分とをそれぞれ別々の成膜部5,6で成膜するために
往復成膜を行う必要があり、装置が大きくなると同時に
処理能力が低く、しかも全面に均一な膜を形成すること
が困難であるという問題がある。また、第4図、第5図
に示す装置では、一方向の搬送で成膜が行えるものの、
ターゲット部分の構成が複雑になったり、さらに一種類
のターゲットしか用いることができず、合金膜を付着さ
せることができないという問題があった。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、一方向
のみの搬送で、短時間に、しかも全周に均一に成膜を行
うことができるとともに、複数種類のターゲットを用い
て合金膜の形成も短時間で行うことのできる線材用成膜
装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る線材用成膜装置は、成膜部を挾んで相互
に対向して線材の送り出し機構及び巻き取り機構を設け
るとともに、この送り出し機構及び巻き取り機構によっ
て搬送される線材が、その軸線を中心として回転するよ
う前記送り出し機構及び巻き取り機構を同期して回転さ
せる回転機構を設け、前記線材が、回転しながら前記成
膜部を通過するようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、線材の送り出し機構及び巻き取り
機構を回転させて線材の送り出し及び巻き取りを行って
いるから、線材はその軸線を中心に回転しなから成膜部
を通過することとなり、−方向の搬送のみで短時間に、
線材全周に均一な膜を付着することができ、しかも例え
ばスパッタリング時においては、それぞれ異なる材質の
複数のターゲットを前記成膜部に配置しておけば、これ
らのターゲットの合金膜を前記同様の操作で短時間に、
かつ線材全周に付着することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例による線材用成膜装置の断面
構成図であり、この実施例では、スパッタリング成膜の
場合を示している0図において、10は真空室であり、
この真空室10には該真空室10内を所定の真空圧に排
気するための排気系13が接続されるとともに、図示し
ないガス導入系が接続されている。真空室10の中央部
には、ターゲットll及び対向電極12からなる成膜部
が設けられ、前記ターゲット11はマツチングボックス
14を介してスパッタリング電源としての高周波電源1
5に接続されており、また前記対向電極12はアースに
接続されている。
前記成膜部を挟んで、真空室10両側の対向する位置に
、線材lの送り出し側ボビン21及び巻き取り側ボビン
31が配設されており、この各ボビン217iび31は
、これらを回転するために設けられたかさ歯車対のうち
の、従動側かさ歯車22.32に固定されてい名。そし
てこの各ボビン21.31と従動側かさ歯車22.32
のそれぞれの組立体は、後述する回転体400a、40
0bに固定された軸23.33に回転自在に装着されて
いる。また、前記各従動側かさ歯車22.32はそれぞ
れ駆動側かさ歯車24.34と噛み合っており、該各駆
動側かさ歯車24.34は、前記真空室10の外部に設
けられた線材搬送用モータ25,35に駆動軸26.3
6を介して接続されている。なお、前記各モータ25.
35は、それらの回転数が同期するよう制御部16によ
り制御されるようになっている。
前記真空室10の両側部の対向する位置には、線材1を
その軸線を中心にして回転するための回転体400a、
400bが設けられている。この回転体400a、40
0bは、それぞれ前記各ボビン21.31を囲むように
形成された枠体40a、40bと、この枠体40a、4
0bに連続して形成され、前記真空室10の各側壁中央
部に軸支された回転軸部41a、41bとから構成され
ており、前記回転軸部41a、41bの中心部には、前
記ボビン回転用モータ25.35に接続された駆動軸2
6.36が挿通している。また、前記回転体400a、
400bの枠体40a、40b先端には、搬送される線
材1を第1図中、上下方向及び紙面垂直方向に案内する
ための2組のガイドローラ対42a、42bがそれぞれ
回転自在に装着されている。そして、前記回転軸部41
a。
41bの真空室10から突出した部分の端部には、それ
ぞれプーリ43が固定されている。これらの各プーリ4
3は、回転軸46に固定されたプーリ45にそれぞれベ
ルト44を介して連結され、前記回転軸46は回転体回
転用のモータ47に接続されている。
以上のように、各ボビン21,31、がさ歯車対22,
24,32,34、ボビン用駆動軸26゜36、モータ
25,35、及び制御部16により線材1の送り出し機
構及び巻き取り機構が構成され、また回転体400a、
400b、プーリ43゜45、ベルト44、回転軸46
、及びモータ47により、線材lをその軸線を中心に回
転するための回転機構が構成されている。
次に動作について説明する。
まず、線材1の送り出し側ボビン21及び巻き取り側ボ
ビン31を、それぞれ枠体40a、40b内の従動側か
さ歯車22.32部分に装着し、第1図に示すような状
態にする。そして、ガス導入系(図示せず)及び排気系
13の各パルプを制御して真空室10内を所定の真空圧
にし、さらに前記真空室10内にガスを導入して所定の
ガス圧に設定する。
次に高周波電源15により、マツチングボックス14を
介してターゲラ)11に高周波電圧を印加し、プレスパ
ツタリング等を行った後、スパッタリングを行う。
そして、制御部16により、線材が弛まないよう各モー
タ25,35の回転数を制御しながら線材lの送り出し
及び巻き取りを行う。即ち、モータ25,35を駆動す
ると、駆動軸26.36を介して駆動側かさ歯車24.
34が水平軸(以下、X軸と記す)回りに回転し、これ
と噛み合っている従動側かさ歯車22.32が水平軸に
直交する軸(以下、回転Y軸と記す)回りに回転する。
これにより各ボビン21.31が回転Y軸回りに回転し
て、巻き取り側ボビン31に線材1が巻き取られると同
時に、送り出し側ボビン21がら線材1が送り出される
。このとき、各ボビンに隣接して設けられているガイド
ローラ対42a、42bにより、線材1は各ボビン21
.31のセンターに位置するよう案内される。
このようにして線材lはターゲント11及び対向電極1
2からなる成膜部を通過し、スパッタリング成膜が行わ
れるが、前述した回転機構により、前記線材lは搬送と
同時にその軸線を中心としてX軸回りに回転されること
となる。即ち、モータ47が回転すると、回転軸46及
びこれに固定されたプーリ45が回転し、この回転力は
ベルト44を介してプーリ43及び各回転体400a、
400bに伝達される。従って各回転体400a。
400bは同期してX軸回りに回転することとなり、こ
の回転体400a、400bに、軸23゜33により装
着された各ボビン21,31も、前述のように回転Y軸
回りに回転しながらX軸回りに回転し、線材lはX軸回
りに回転しなから成膜部を通過する。このため、線材l
の全周に均一に膜(スパッタリング粒子)が付着し、こ
の膜形成が行われた線材1は巻き取り側ボビン31に巻
き取られる。なお、線材lの送り出し1巻き取りの速度
、即ち搬送速度は、ターゲラ1−11の長さ。
成膜厚さ等によって適宜調整し、また線材1のX軸回り
の回転数は、約1100rp以下になるように、モータ
回転数、プーリ比を設定する。
このような本実施例では、線材lの送り出し側ボビン2
1及び巻き取り側ボビン31を対向して設けるとともに
、搬送される線材lがその軸線回りに回転するよう前記
各ボビン21.31を回転するための回転機構を設けた
ので、線材lを回転させながら成膜部を通過させること
ができ、一方向の搬送のみで、短時間に線材1の全周に
均一に膜形成を行うことができ、従来に比較して、処理
能力を著しく向上することができる。
なお、前記実施例ではターゲットを1個(1種類)とし
たが、本発明によれば、合金膜をも短時間に能率よく形
成することが可能となる。
第2図は、本発明により合金膜を形成する場合の一実施
例を示し、この例では線材lの周囲に、それぞれ種類の
異なる3個のターゲットl la〜11cを設けている
。15a〜15cは各ターゲットlla〜llcにスパ
ッタリング電圧を印加するための高周波電源、17は対
向電極としてのメツシュである。
この第2図に示す実施例において、前記実施例と同様に
線材lを回転させながら成膜部を通過させることにより
、各ターゲット1la−1icの組成からなる合金膜を
、短時間にしかも均一に線材1表面に形成することがで
きる。
また、前記各実施例ではスパッタリングにより成膜する
場合について説明したが、本発明は蒸着。
CVD等の他の成膜方式にも適用できるのは明らかであ
り、前記実施例と同様の効果を奏する。
さらに、前記各実施例では送り出し機構及び巻き取り機
構用のモータと、回転機構用のモータとを別々に設けた
が、これらのモータを兼用し、モータの出力軸に例えば
減速機構等の歯車装置を連結して各機構の回転力を得る
ようにしてもよく、前記図示した機構に限定されるもの
ではない。
〔発明の効果] 以上のように、この発明によれば、成膜部を挟んで相互
に対向して線材の送り出し機構及び巻き取り機構を設け
るとともに、これらの両機構を回転させる回転機構を設
け、前記送り出し機構及び巻き取り機構によって搬送さ
れる線材が、回転しながら前記成膜部を通過するように
したので、線材を一方向に搬送するだけで短時間に、し
かも線材全周に均一な膜を付着することができ、特に合
金膜を形成する際はその処理能力が向上する効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による線材用成膜装置の断面
構成図、第2図は本発明の他の実施例の成膜部を示す図
、第3図は往復成膜により線材に成11りを行う従来装
置を示す図、第4図(a) (b)は円筒形ターゲット
により線材に成膜を行う従来装置を示す図、第5図は線
材周囲に複数のターゲットを配置して線材に成膜を行う
従来装置を示す図であ1・・・線材、I O・・・真空
室、11,1la−11C・・・ターゲット、12・・
・対向電極、17・・・メツシュ、21・・・送り出し
側ボビン、22.24・・・かさ歯車対、25.35・
・・線材搬送用モータ、31・・・巻き取り側ボビン、
32.34・・・かさ歯車対、400a、400b−・
・回転体、43.45−・・プーリ、44・・・ベルト
、47・・・回転機構用モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)線材を、真空室内の成膜部を通過させてその表面
    に成膜を行うための線材用成膜装置であって、前記成膜
    部を挟んで相互に対向して設けられた線材の送り出し機
    構及び巻き取り機構と、これらの両機構によって搬送さ
    れる線材が、その軸線を中心として回転するよう前記送
    り出し機構及び巻き取り機構を同期して回転させるため
    の線材回転機構とを備え、前記線材を回転させながら成
    膜部を通過させて線材表面の全周に成膜を行うようにし
    たことを特徴とする線材用成膜装置。
JP2104388A 1988-01-29 1988-01-29 線材用成膜装置 Pending JPH01195276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2104388A JPH01195276A (ja) 1988-01-29 1988-01-29 線材用成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2104388A JPH01195276A (ja) 1988-01-29 1988-01-29 線材用成膜装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01195276A true JPH01195276A (ja) 1989-08-07

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ID=12043907

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2104388A Pending JPH01195276A (ja) 1988-01-29 1988-01-29 線材用成膜装置

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JP (1) JPH01195276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0936281A1 (en) * 1998-02-10 1999-08-18 Sarcos, Inc. Method and apparatus for three-dimensional processing of filamentary substrates

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0936281A1 (en) * 1998-02-10 1999-08-18 Sarcos, Inc. Method and apparatus for three-dimensional processing of filamentary substrates

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