JPH01194760A - 高圧発生回路 - Google Patents

高圧発生回路

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JPH01194760A
JPH01194760A JP63019140A JP1914088A JPH01194760A JP H01194760 A JPH01194760 A JP H01194760A JP 63019140 A JP63019140 A JP 63019140A JP 1914088 A JP1914088 A JP 1914088A JP H01194760 A JPH01194760 A JP H01194760A
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voltage
coil
output
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high voltage
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JP63019140A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeuchi
博 池内
Nobuaki Imamura
宣明 今村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブラウン管のアノードに加える高圧出力電圧
をいわゆるパルス幅制御によって安定化する高圧発生回
路に関するものである。
〔従来の技術〕 第6図には従来の高圧発生回路が示されている。
この高圧発生回路は水平偏向出力回路1と、フライバッ
クトランス2とを備えている。
水平偏向出力回路1は、水平出力トランジスタ4と、ダ
ンパーダイオード5と、共振コンデンサ6と、水平偏向
コイル7と、3字補正コンデンサ8とからなる。水平出
力トランジスタ4は水平ドライブ回路から送られてくる
電圧パルスを受けてスイッチング作用を行い、ダンパー
ダイオード5との協同によって水平偏向コイル7に鋸歯
状波電流を加える。その一方において、共振コンデンサ
6と水平偏向コイル7はその共振作用によってフライバ
ックパルスを発生させ、これをフライバックトランス2
に加える。
フライバックトランス2はコア10に低圧コイル■1と
高圧コイル12を巻装したものからなり、低圧コイル1
1の一端は水平出力トランジスタ4のコレクタ側に接続
され、また、同コイル11の他端は入力電源13に接続
されている。そして、高圧コイル12の高圧側は高圧整
流ダイオード14を介してブラウン管15のアノード1
6に接続され、同コイル12の他端はA B L (A
utomatic Brightness Lim1t
er)側に接続されている。このフライバックトランス
2は水平偏向出力回路lから加えられるフライバックパ
ルスを昇圧してその昇圧出力(高圧出力電圧)をブラウ
ン管15のアノード16に加えるものである。
一般に、高圧コイル■2を第6図〜第8図に示すように
ダイオード17を介して多層に積層巻きし、各層間のコ
イルを同一巻数、同一巻幅、同一巻線ピッチで巻き、か
つ、各層の巻き終りと次の層の巻き始めとを前記ダイオ
ード17で同一極性にすれば、交流的には各層のコイル
間で電位差が零となる。したがって、各層間の絶縁処理
は直流の電位差だけを考えればよく、誘電体損による発
熱を考慮する必要がないから、その絶縁処理は容易とな
る。
また、前記のように高圧コイル12を多層巻きにすれば
、低圧コイル11と高圧コイル12との絶縁距離を他の
セクション巻きコイル等と比較して小さくできるから、
コイル最外層の仕上り外径も小さくできる。その結果と
して、第9図に示すように、高圧コイル12のリーケー
ジインダクタンスを小さくできるという利点があり、か
かる理由から、同コイル12を多層巻きタイプとしたフ
ライバックトランス2が広く使用されている。
ところが、第9図に示すように、高圧コイル12を多層
巻き(積層巻き)にしただけでは同コイル12からブラ
ウン管15のアノード16に流れる高圧電流■、がO〜
200μAの範囲で急激に変動し、好ましくない現象が
生じる。そこで、近年においては、第6図に示すように
、高圧出力側(ブラウン管15のアノード側)とアース
間に固定抵抗器18と可変抵抗器20とを直列に配置し
、高圧出力電流I□の約10%の電流を分流し、第10
図に示すように、前記高圧出力電流の急変動を防止して
いる。
すなわち、第9図および第10図に示す特性図において
、高圧電流■、の可変設定範囲が0〜1000μAの範
囲に設定されているとすれば、高圧電流1、の分流手段
を講じない場合、出力インピーダ7 スZ o +は第
9図からZ、I= (27−25) KV/1000μ
A=2MΩとなる。これに対し、IHの分流手段を講じ
れば、出力インピーダンス702は第10図から、Zo
z= (26,1−24,9) KV/1000μA=
1.2MΩとなり、出力インピーダンスのかなり大幅な
改善が図られたことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、今日においては、ブラウン管15の画質
に対する高精細化の要請がますます強くなり、出力イン
ピーダンスを更に小さくすることが望まれている。しか
も、その出力インピーダンスを低下させる場合、電力損
失を伴わない手段が強く望まれ、前記のように、固定抵
抗器18と可変抵抗器20を介して1.の分流を図る方
法は、かかる要望にすでに応えられなくなっており、も
はや市場に受は入れられなくなりつつある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的
は、電力損失を伴うことなく出力インピーダンスの大幅
な低下、換言すれば、高圧電流の変化に対して高圧電圧
の安定化、を図ることができる高圧発生装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、次のように構成され
ている。すなわち、本発明は、水平偏向出力回路から加
えられるフライバックパルスをフライバックトランスで
昇圧し、高圧出力電圧を同トランスを構成する高圧コイ
ルの高圧側からブラウン管のアノードに加える高圧発生
回路において、フライバックトランスのコアに巻装され
加算電圧を発生する加算電圧発生コイルと、帰線期間の
ほぼ始点位置を零とし帰線期間のほぼ終点の位置をピー
ク値とする一定波形の三角波電圧を発生させる基準電圧
発生回路と、高圧出力電圧の変化を該高圧出力電圧又は
高圧出力電流を取り出して検出する電圧検出部と、この
電圧検出部が検出した検出電圧と前記基準電圧発生回路
の三角波電圧とを比較し該三角波電圧が前記検出電圧を
越える区間でのみ矩形の制御信号を出力する差動増幅器
と、この差動増幅器から加えられる制御信号の矩形の立
上り位置から帰線期間の終点までの区間でゲートを開き
前記加算電圧発生コイルで発生した加算電圧をフライバ
ックトランスの高圧コイルに加え、それ以外の区間では
ゲートを閉じて加算電圧が高圧コイルに加わるのを阻止
するスイッチング回路と、を有することを特徴として構
成されている。
〔作用〕
上記のように構成されている本発明において、ブラウン
管のアノードへ高圧出力電流が流れて高圧出力電圧が低
下すると電圧検出部で検出される電圧も小さくなる。し
たがって、差動増幅器でその検出電圧と三角波電圧とを
比較した場合、検出電圧のレベルが低下するから、この
検出電圧を超える三角波電圧の区間が大きくなる。これ
に伴い、差動増幅器から出力される制御信号の矩形の幅
が太き(なるから、スイッチング回路のゲートを開く期
間が長くなり、高圧コイルに加えられる加算電圧も大き
くなるので、高圧出力電圧を安定する方向に制御するこ
とが可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
、本実施例の説明において、従来例と同一の回路部分に
は同一符号を付し、その重複説明を省略する。
第1図には本発明の一実施例を示す回路構成が示されて
いる。
本実施例が従来例と異なる特徴的なことは、基準電圧発
生回路3と、電圧検出部9と、加算電圧発生コイル21
と、差動増幅器22と、スイッチング回路23とが設け
られていることである。
前記加算電圧発生コイル21は、フライバックトランス
2のコアIOに他のコイルと絶縁して巻装されるもので
、そのコイル21の巻き始め端側には入力タップ19が
設けられており、また、同コイル21の出力端側(巻き
終り側)には出ツノタップ24が設けられている。この
出力タップ24は、同コイル21で発生した加算電圧を
出力するものである。
一方、高圧コイル12の高圧側(高圧整流ダイオード1
4のカソード側)には固定抵抗器2日の一端が接続され
、同抵抗器28の他端側にはフォーカス出力調整用の可
変抵抗器VR,,固定抵抗器29.スクリーン電圧調整
用の可変抵抗器V’R,,固定抵抗器30.高圧出力電
圧調整用の可変抵抗器VR。
が順に直列接続されて高圧出力電圧E□の電圧検出部9
を構成している。そして、可変抵抗器VR1の他端側は
基準電位(図ではアース側)に接続されている。
前記可変抵抗器VR,はその摺動端子により高圧出力電
圧E工を検出し、この検出電圧e6を差動増幅器22の
第1の入力端子に加えている。
前記基準電圧発生回路3は制御電圧発生コイル25と、
整流器26と、矩形波出力回路27と、積分回路31と
からなり、前記矩形波出力回路37は増幅器32とクリ
ップ回路33からなる。
制御電圧発生コイル25はフライバックトランス2のコ
ア10に他のコイルと絶縁させて低圧側に巻装され第2
図(a)に示すフライバックパルス波形の制御電圧e2
を発生する。この制御電圧発生コイル25の高圧側(巻
き終わり側)は基準電位(図ではアース側)に接続され
ており、同コイル25の低圧側(巻き始め側)は整流器
(図ではダイオード)26を介して増幅器32のマイナ
ス側端子に接続されている。なお、増幅器32のプラス
側端子は基準電位(図ではアース側)に接続されている
。尚、増幅器32の入力がトランジスタのベースで構成
されている場合は、そのトランジスタのベース−エミッ
タ間の等価ダイオードにより入力波形を整流するので、
整流器26は不要となる。
前記整流器26は制御電圧発生コイル25で発生した電
圧e2を整流して電圧e2の正の成分のみを増幅器32
の反転入力端、すなわち、マイナス側端子に入力する。
増幅器32はこの入力電圧を増幅してその出力をクリッ
プ回路33へ加える。クリップ回路33は前記増幅器に
よって増幅された電圧波形の頭部を切断し、第2図(b
)に示すように、帰線期間T、をパルス幅とする矩形波
(本件明細書では、矩形波は長方形の波形ばかりでなく
正方形の波形をも含む広い意味で使用している)の電圧
e、を作り出し、これを積分回路31に加えている。
この積分回路31は、矩形波電圧e4を帰線期間T1の
期間に渡って積分し、第2図(c)に示すように帰線期
間の始点の位置を零とし、同期間の終点の位置でピーク
値となる右上がりの波形を作り出す。この場合、帰線期
間T、、を越える範囲は積分が行われないから、波形は
ピーク位置から放電(積分回路のコンデンサからの放電
)等により電圧波形は右上がりとなり、全体的に帰線期
間T、の終点の位置でピークとなる三角波の電圧e、が
作り出される。この三角波の電圧波形はいずれの帰線期
間T、においても一定の形状を保つ。この三角波電圧e
、は差動増幅器22の第2の入力端子に加えられる。
差動増幅器22は三角波電圧esと前記電圧検出部9の
可変抵抗器VRIから加えられる検出電圧e6とを比較
しく第2図(c))  、三角波電圧e、が検出電圧e
6を超える区間Δtだけ(図ではL3〜t5の区間とL
7〜L9の区間)正の定電圧となり、それ以外は走査期
間をも含めて負の一定レベルの電圧となる制御信号e7
をスイッチング回路23に加える。
スイッチング回路23は、ドライブトランジスタ34と
、ダイオード35.36と、抵抗器37.38と、コン
デンサ40と、駆動電源41と、ドライブトランス42
と、制御トランジスタ43とからなる。ドライブトラン
ジスタ34は、ベース側か差動増幅器22の出力端に接
続され、また、エミッタ側は抵抗器37およびコンデン
サ40の一端側と駆動電源41の負側との共通接続部に
接続されており、この共通接続部はさらに基準電位(図
ではアース側)に接続されている。前記抵抗器37とコ
ンデンサ40のそれぞれの他端側はダイオード350カ
ソード側に共通接続され、同ダイオード35のアノード
側はドライブトランジスタ34のコレクタとドライブト
ランス42を構成する一次コイル44の高圧側(巻き終
り側)との接続部に共通して接続されている。これら、
抵抗器37と、コンデンサ40と、ダイオード35はス
ナバ回路を形成している。また、−次コイル44の低圧
側(巻き始め側)は抵抗器38を介して駆動電源41の
正側に接続されている。
一方、ドライブトランス42の二次コイル45はその低
圧側(巻き始め側)が制御トランジスタ43のベース側
に接続され、また、同コイル45の高圧側(巻き終り側
)は制御トランジスタ43のエミッタ側とダイオード3
6のアノード側との接続部に共通接続され、この共通接
続部はスイッチング回路23の出力端となって多倍圧回
路46の入力端に接続されている。制御トランジスタ4
3のコレクタ側はダイオード36のカソード側に接続さ
れ、さらにこの両者43.36の接続部は加算電圧発生
コイル21の出力タップ24に接続されている。また、
加算電圧発生コイル21の低圧側(巻き始め側)は入力
タップ19を介してABL側に通じている。
なお、前記ダイオード36は制御トランジスタ43のエ
ミッタ側からコレクタ側に逆向きの電流を流すためのも
のであり、したがって、制御トランジスタ43がバイポ
ーラトランジスタ等、逆漏れ電流が流れる形式のトラン
ジスタによって構成されるときには必ずしもダイオード
36は必要でなく、これを省略できる。このスイッチン
グ回路23は制御信号e、が正の電圧のとき後述の所定
期間ゲートを開いて第2図(h)に示すパルス電圧e1
゜を多倍圧回路46に加える。
前記多倍圧回路46は第1から第3の各ダイオード47
.48.49と第1から第3の各コンデンサ50゜51
、52とによって構成されている。前記第1のダイオー
ド47のアノード側は前記制御トランジスタ43のエミ
ッタ側に接続されており、同ダイオード47のカソード
側は第2のダイオード48のアノード側に、同ダイオー
ド48のカソード側は第3のダイオード49のアノード
側に接続されてダイオードの直列接続体が形成されてお
り、この第3のダイオード49のカソード側は高圧コイ
ル12の低圧側に接続されている。
また、第1のコンデンサ50の一端側は前記制御トラン
ジスタ43のエミッタと第1のダイオード47のアノー
ド側との共通接続部に接続され、同コンデンサ50の他
端側は第2のダイオード48のカソード側と第3のダイ
オード49のアノード側との接続部に接続されている。
そして、第2のコンデンサ51の一端側は第1のダイオ
ード47のカソードと第2のダイオード48のアノード
との接続部に接続されており、また、第3のコンデンサ
52の一端側は第3のダイオード49のカソード側に接
続されており、これら、第2のコンデンサ51と第3の
コンデンサ52との他端側は共にABL側に接続されて
いる。また、このABL側にはダイオード53のアノー
ド側が接続され、同ダイオード53のカソード側は第1
のダイオード47と第2のダイオード48との接続部、
第2のダイオード48と第3のダイオード49との接続
部(第1図では第1のダイオード47と第2のダイオー
ド48との接続部)又は第3のダイオード49のカソー
ドとABLとの接続部に接続される。
本実施例は上記のように構成されており、以下、高圧出
力電圧EHの安定化作用について説明する。
ブラウン管15の輝度を上げると、アノード16に高圧
電流INが流れ、高圧発生部の内部インピーダンス等に
より、高圧出力電圧E、が降下し、これに伴い電圧検出
部9で検出される電圧e6も低下する。この検出電圧e
6が低下すると第2図(C)に示すように、同検出電圧
e6が積分回路31で作り出される三角波電圧e、のビ
ーク位置よりも下方に下がるから、帰線期間のΔt1の
区間と帰線期間を越えたΔL2の区間で三角波電圧e。
が検出電圧ebを超える。第2図(C)ではL3〜L5
の期間で検出される検出電圧e6よりもt7〜t9の期
間で検出される検出電圧e、の方が低下している場合が
示されており、検出電圧e6、つまり高圧出力電圧E工
が低下すればするほどΔL(ただし、Δt=ΔL、十△
tz)の区間が広くなり、差動増幅器22から出力され
る制御信号e7の正電圧の区間が広くなる(第2図(d
))。
以下、制御信号e7がスイッチング回路23に加えられ
たときの回路動作を説明すると次のようになる。
まず、帰線期間Trのむ、〜L3の期間においては、三
角波電圧e5よりも検出電圧e6の方が大きいから、差
動増幅器22は負の電圧e7をドライブトランジスタ3
4のベースに印加する。この結果、ドライブトランジス
タ34はカットオフとなり、同トランジスタ34のコレ
クタ電圧es  (第2図(e))は正電圧となる。こ
の結果、駆動電源41からドライブトランス42の一次
コイル44に電流が流れず、同トランス42はオフ動作
となり、これに伴い制御トランジスタ43のベース電圧
eq  (第2図(f))は負となるので、制御トラン
ジスタ43はカットオフしてゲートを閉じる。したがっ
て、加算電圧発生コイル21から多倍圧回路46に加算
電圧e1゜(第2図(h))は加えられない。
次に、帰線期間T、のむ、〜L4の区間では、三角波電
圧e5よりも検出電圧e6の方が小さいから、差動増幅
器22は正の電圧e、をドライブトランジスタ34のベ
ースに加える。この結果、同トランジスタ34はオン動
作し、駆動電源41から一次コイル44に電流が流れる
。そして、二次コイル45を介して制御トランジスタ4
3のベースに正のパルスe9が印加され、同トランジス
タ43はオン状態となる。このとき、加算電圧発生コイ
ル21の出力端には1000 V前後のフライバックパ
ルスe+  (第2図(g))が発生しており、この加
算電圧e、が出力タップ24から制御トランジスタ43
のコレクタに印加されている。
したがって、このL3〜t4の区間(△L1の区間)で
トランジスタ43がオンしてゲートを開くから、elの
その区間の波形部分の電圧eta(第2図(h))が同
トランジスタ43のゲートを通ってエミッタ側から多倍
圧回路46に加えられる。
次に、t4〜L、の区間では前記り、〜L4の区間の場
合と同様にes >e6の関係が成り立ち、制御トラン
ジスタ43のベースに正のパルスe。
が印加されるが、このL4〜L5の区間は走査期間に入
っているため、同トランジスタ43のコレクタ側は加算
電圧e1の負の電圧成分ENが印加され、同トランジス
タ43はオフとなりゲートを閉じる。したがって、同ト
ランジスタ43のエミッタ側から多倍圧回路46に加え
られる電圧elOは零となる。
次に、t、〜L、の区間ではe、、>e、の関係となり
、ドライブトランジスタ34および制御トランジスタ4
3はカットオフとなり、同トランジスタ43がゲートを
閉じるから、多倍圧回路46に加えられる電圧eloは
零となる。
以上のように、スイッチング回路23は帰線期間内で制
御信号e、が正の電圧となる位置から帰線期間の終点の
位置までのΔ1.の区間でのみゲートを開き、加算電圧
e、のその区間の波形部分の電圧e、。を多倍圧回路4
6に加えるのである。この場合、高圧出力電圧E□が低
くなればそれだけΔL、の幅が大きくなり、ゲートを開
いている時間も長くなるから、スイッチング回路23か
ら多倍圧回路46に加えられる電圧e1゜も大きくなる
多倍圧回路46はスイッチング回路23から加えられる
電圧eloを次のように昇圧してフライバックトランス
2の高圧コイル12に加える。この昇圧動作を、第1図
の回路を抜き出して示されている等測的な第3図〜第5
図に基づいて説明すると、まず、帰線期間Trにおいて
、第3図のaのルートで電流が流れ、第2のコンデンサ
51にEIGの電圧が充電される(El、は電圧elO
のピークの電圧値である)。次に走査期間においては、
第4図に示すbのルートで電流が流れ、第1のコンデン
サ50にEl。十E、の電圧が充電される。このE、の
電圧は加算電圧e1の波形の負の成分の電圧である。次
に再び帰線期間になると、第3図のCのルートで電流が
流れ、第3のコンデンサ52にはEloの電圧と第1の
コンデンサ50の電圧との加算電圧に相当する電圧が充
電される。このような昇圧動作の繰り返しにより最終的
に第3のコンデンサ52には2(E、。十EN)の電圧
が充電され、この電圧が高圧コイル12に加えられる。
つまり、第1図の回路で、多倍圧回路46は2倍圧回路
として機能している(ENはEIOに較べ十分に小さい
ので無視してよい)。
なお、制御トランジスタ43のカットオフ時には第5図
に示すようなルートで高圧電流I□が流れる。
ところで、回路動作に際し、高圧出力電圧Elが補正範
囲を越えて大きくなった場合にも高圧出力電流を流す必
要がある場合があり、本実施例では、アノードをABL
側に、カソードを第1のダイオード47のカソードと第
2のダイオード48のアノードの接続部にそれぞれ接続
するダイオード53を配置することで、その目的を達成
している。
上記のように、本実施例によれば、高圧出力電圧E、の
降下量に対応してスイッチング回路23のゲートを開く
時間ΔL、を制御しているから、E□の降下量が大きけ
ればそれだけゲートを開いている時間も長くなるので、
そのE、に加算される電圧e1゜も大きくなり、E、を
一定化する方向に回路が動作する。
一方、スイッチング回路23のスイッチ動作は制御トラ
ンジスタ43のオン・オフ動作によって行われるが、オ
フ動作はペース側に動作電圧e9が印加されていても走
査期間に突入することで自動的にオフ動作となるので、
スイッチングのオフ作用に関するかぎり、トランジスタ
43の立ち下がり性能の良否は無関係となる。したがっ
て、同トランジスタ43の性能としてはオン動作の立ち
上がり性能のみを考慮すればよく、立ち下がり性能の悪
いトランジスタを使用しても良好なスイッチング動作を
行い得る。さらに、制御トランジスタ43に加える電圧
e、をドライブトランス42で昇圧して加えているから
、制御トランジスタ43の耐圧を超耐圧のものにしなく
てもよく、いわゆるv cmo規格上、約1500 V
程度の耐圧を存する製品で十分目的を達成でき、使用す
るトランジスタ43のコスト低減とトランジスタ形状の
小型化を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様
々な実施の態様を採り得る。例えば、第1図に示す回路
中、固定抵抗器29,30.38やスイッチング回路2
3中のスナバ回路を必要に応じ省略してもよい。
また、本実施例では多倍圧回路46として2倍圧回路を
用いているが、これを3倍圧、4倍圧等、異なる倍圧の
回路によって構成してもよく、場合によっては、この多
倍圧回路46を省略することもできる。
また、第1図の回路で、高圧コイル12を多層の積層巻
きにしてもよ(、このときは、第6図に示すように、各
層のコイル間にダイオード17を介設することになる。
さらに、上記実施例では電圧検出部9は高圧出力電圧E
、を直接取り出して検出電圧e6を得ているが、高圧出
力電流を取り出して間接的に検出電圧e6を得るように
してもよい。この場合は、取り出した高圧出力電流をA
BL側から抵抗器を介して差動増幅器22に導入するこ
とになり、多少の回路変更が必要になる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、高圧電流I□が流れるこ
とによる高圧出力電圧E I+の降下を、その降下分に
対応したパルス幅を持った制御電流でゲートを開き、加
算電圧を高圧出力コイルに加えるものであるから、電圧
降下分に相当する加算電圧が高圧コイルに補充されるこ
ととなり、これにより高圧出力電圧の安定化が図れ、画
面の歪みを効果的に防止することができ、さらに、高圧
発生回路の出力インピーダンスを極めて小さくすること
ができるので、画質の高精細化の要求に十分応え得るも
のとなる。
また、高圧出力電圧の制御をフライバックトランスの高
圧側(二次側)で行っているため、偏向コイルの電圧変
動等に悪影響をおよぼすこともなく、したがって、画面
が劣化することもない。
さらに、本発明は少ない回路構成で帰線期間内でのパル
ス幅制御ができ、しかも、このパルス幅制御を帰線期間
内で行うものであるからスイッチング回路のスイッチノ
イズが画面に現れる心配もなく、そのうえ、スイッチ制
御のため使用するトランジスタの発熱も少なくできる。
さらに、本発明では、加算電圧発生コイルと、基準電圧
発生回路に使用される制御電圧発生コイルとをフライバ
ックトランスのコアに巻装して設けることができるから
、このコアを境界として回路全体をホット側とコールド
側に交流的に絶縁することが容易となる。
さらに、スイッチング回路を制御トランジスタを用いて
構成することが可能であり、この場合はカットオフスピ
ードの遅いトランジスタを使用してもパルス幅制御の性
能が劣ることがな(、したがって結果的にコストの安い
トランジスタを用いることが可能となり経済上、有利で
ある。また、この制御トランジスタのベース側をドライ
ブトランスを用いて降圧することにより、いわゆるVC
!10規格でトランジスタを動作でき、トランジスタの
耐圧の点でも有利となる。
さらに、本発明のスイッチング回路のアースを必ずしも
ABL側のラインとする必要がないので、回路設計の自
由度を大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図に示す回路の各部の波形図、第3図乃至第5図は回路
動作の説明図、第6図は従来の高圧発生回路を示す回路
図、第7図は積層タイプの高圧コイルを用いたフライバ
ックトランスの半断面図、第8図は第7図に示す高圧コ
イルの結線図、第9図はブラウン管のアノードに加える
高圧出力電圧E、と高圧電流I8との関係を高圧コイル
が積N巻きの場合とセクション巻きの場合とで比較した
特性比較図、第1O図は高圧出力電流!、の分流手段が
設けられている第6図の回路の高圧出力電圧E、と高圧
電流1.との関係を示す特性図である。 ■・・・水平偏向出力回路、2・・・フライバックトラ
ンス、3・・・基準電圧発生回路、4・・・水平出力ト
ランジスタ、5・・・ダンパーダイオード、6・・・共
振コンデンサ、7・・・水平偏向コイル、8・・・3字
補正コンデンサ、9・・・電圧検出部、10・・・コア
、11・・・低圧コイル、12・・・高圧コイル、13
・・・人力電源、14・・・高圧整流ダイオード、15
・・・ブラウン管、16・・・アノード、17・・・ダ
イオード、18・・・固定抵抗器、19・・・入力タッ
プ、20・・・可変抵抗器、21・・・加算電圧発生コ
イル、22・・・差動増幅器、23・・・スイッチング
回路、24・・・出力タップ、25・・・制御電圧発生
コイル、26・・・整流器、27・・・矩形波出力回路
、2B、29.30・・・固定抵抗器、31・・・積分
回路、32・・・増幅器、33・・・クリップ回路、3
4・・・ドライブトランジスタ、35.36・・・ダイ
オード、37.38・・・抵抗器、40・・・コンデン
サ、41・・・駆動電源、42・・・ドライブトランス
、43・・・制御トランジスタ、44・・・−次コイル
、45・・・二次コイル、46・・・多倍圧回路、47
・・・第1のダイオード、48・・・第2のダイオード
、49・・・第3のダイオード、50・・・第1のコン
デンサ、51・・・第2のコンデンサ、52・・・第3
のコンデンサ、53・・・ダイオード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平偏向出力回路から加えられるフライバックパ
    ルスをフライバックトランスで昇圧し、高圧出力電圧を
    同トランスを構成する高圧コイルの高圧側からブラウン
    管のアノードに加える高圧発生回路において、フライバ
    ックトランスのコアに巻装され加算電圧を発生する加算
    電圧発生コイルと、帰線期間のほぼ始点位置を零とし帰
    線期間のほぼ終点の位置をピーク値とする一定波形の三
    角波電圧を発生させる基準電圧発生回路と、高圧出力電
    圧の変化を該高圧出力電圧又は高圧出力電流を取り出し
    て検出する電圧検出部と、この電圧検出部が検出した検
    出電圧と前記基準電圧発生回路の三角波電圧とを比較し
    該三角波電圧が前記検出電圧を越える区間でのみ矩形の
    制御信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器から
    加えられる制御信号のうち矩形の立上り位置から帰線期
    間の終点までの区間でゲートを開き前記加算電圧発生コ
    イルで発生した加算電圧をフライバックトランスの高圧
    コイルに加え、それ以外の区間ではゲートを閉じて加算
    電圧が高圧コイルに加わるのを阻止するスイッチング回
    路と、を有することを特徴とする高圧発生回路。
  2. (2)基準電圧発生回路は、フライバックトランスのコ
    アに巻装され制御電圧を発生する制御電圧発生コイルと
    、この制御電圧発生コイルで発生した制御電圧を整流す
    る整流器と、この整流器によって整流された電圧を増幅
    し帰線期間とほぼ同一幅の矩形パルス電圧を出力する矩
    形波出力回路と、この矩形波出力回路から出力された矩
    形パルス電圧を帰線期間で積分し帰線期間の始点位置を
    零とし帰線期間の終点の位置でピーク値となる一定波形
    の三角波を作り出す積分回路と、によって構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の高圧発
    生回路。
  3. (3)スイッチング回路は、ベース側が差動増幅器の出
    力端に接続されているドライブトランジスタと、コレク
    タ側が加算電圧発生コイルの出力端に接続されている制
    御トランジスタと、前記ドライブトランジスタの駆動出
    力を降圧して制御トランジスタに加えるドライブトラン
    スとを有し、該ドライブトランスの一次コイルの一端側
    はドライブトランジスタのコレクタ側に、同一次コイル
    の他端側は駆動電源を介してドライブトランジスタのエ
    ミッタ側にそれぞれ接続され、また、ドライブトランス
    の二次コイルの一端側は制御トランジスタのエミッタ側
    に、同二次コイルの他端側は制御トランジスタのベース
    側にそれぞれ接続されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の高圧発生回路。
JP63019140A 1987-12-04 1988-01-29 高圧発生回路 Withdrawn JPH01194760A (ja)

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