JPH01243670A - 高圧発生回路 - Google Patents

高圧発生回路

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JPH01243670A
JPH01243670A JP7078288A JP7078288A JPH01243670A JP H01243670 A JPH01243670 A JP H01243670A JP 7078288 A JP7078288 A JP 7078288A JP 7078288 A JP7078288 A JP 7078288A JP H01243670 A JPH01243670 A JP H01243670A
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circuit
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coil
high voltage
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JP7078288A
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Hiroshi Ikeuchi
博 池内
Nobuaki Imamura
宣明 今村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブラウン管のアノードに加える高圧出力電圧
をいわゆるパルス幅制御によって安定化する高圧発生回
路に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図には従来の高圧発生回路が示されている。
この高圧発生回路は水平偏向出力回路lと、フライバッ
クトランス2とを備えている。
水平偏向出力回路1は、水平出力トランジスタ4と、ダ
ンパーダイオード5と、共振コンデンサ6と、水平偏向
コイル7と、3字補正コンデンサ8とからなる。水平出
力トランジスタ4は水平ドライブ回路から送られてくる
電圧パルスを受けてスイッチング作用を行い、ダンパー
ダイオード5との協同によって水平偏向コイル7に鋸歯
状波電流を加える。その一方において、共振コンデンサ
6と水平偏向コイル7はその共振作用によってフライバ
ックパルスを発生させ、これをフライバッグトランス2
に加える。
フライバックトランス2はコアlOに低圧コイル11と
高圧コイル12を巻装したものからなり、低圧コイル1
1の一端は水平出力トランジスタ4のコレクタ側に接続
され、また、同コイル11の他端は入力電源13に接続
されている。そして、高圧コイル12の高圧側は高圧整
流ダイオード14を介してブラウン管15のアノード1
6に接続され、同コイル12の他端はA B L (A
utomatic Brightness Lim1t
er)側に接続されている。このフライバックトランス
2は水平偏向出力回路lから加えられるフライバックパ
ルスを昇圧してその昇圧出力(高圧出力電圧)をブラウ
ン管15のアノード16に加えるものである。
一般に、高圧コイル12を第6図〜第8図に示すように
ダイオード17を介して多層に積層巻きし、各層間のコ
イルを同一巻数、同一巻幅、同一巻線ピッチで巻き、か
つ、各層の巻き終りと次の層の巻き始めとを前記ダイオ
ード【7で同一極性にすれば、交流的には各層のコイル
間で電位差が零となる。したがって、各層間の絶縁処理
は直流の電位差だけを考えればよく、誘電体損による発
熱を考慮する必要がないから、その絶縁処理は容易とな
る。
また、前記のように高圧コイル12を多層巻きにすれば
、低圧コイル11と高圧コイル12との絶縁距離を他の
セクション巻きコイル等と比較して小さくできるから、
コイル最外層の仕上り外径も小さくできる。その結果と
して、第9図に示すように、高圧コイル12のリーケー
ジインダクタンスを小さくできるという利点があり、か
かる理由から、同コイル12を多層巻きタイプとしたフ
ライバックトランス2が広く使用されている。
ところが、第9図に示すように、高圧コイル12を多層
巻き(積層巻き)にしただけでは同コイル12からブラ
ウン管15のアノード16に流れる高圧電流I工が0〜
200μAの範囲で急激に変動し、好ましくない現象が
生じる。そこで、近年においては、第6図に示すように
、高圧出力側(ブラウン管15のアノード側)とアース
間に固定抵抗器18と可変抵抗器20とを直列に配置し
、高圧出力電流1.0約lθ%の電流を分流し、第10
図に示すように、前記高圧出力電流の急変動を防止して
いる。
すなわち、第9図および第10図に示す特性図において
、高圧電流I7の可変設定範囲がθ〜1000μAの範
囲に設定されているとすれば、高圧電流■、の分流手段
を講じない場合、出力インピーダ7スZ@Iは第9図か
ら2.、= (27−25) KV/11000aA−
2Ωとなる。これに対し、1.の分流手段を講じれば、
出力インピーダンス7.2は第10図から、Zoz= 
(26,124,9) KV/1000μA=1.2M
Ωとなり、出力インピーダンスのかなり大幅な改善が図
られたことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、今日においては、ブラウン管15の画質
に対する高精細化の要請がますます強くなり、出力イン
ピーダンスを更に小さくすることが望まれている。しか
も、その出力インピーダンスを低下させる場合、電力損
失を伴わない手段が強く望まれ、前記のように、固定抵
抗器18と可変抵抗器20を介して18の分流を図る方
法は、かかる要望にすでに応えられなくなっており、も
はや市場に受は入れられなくなりつつある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的
は、電力損失を伴うことなく出力インピーダンスの大幅
な低下、換言すれば、高圧電流の変化に対して高圧電圧
の安定化、を図ることができる高圧発生装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、次のように構成され
ている。すなわち、本発明は、水平偏向出力回路から加
えられるフライバックパルスをフライバックトランスで
昇圧し、高圧比ノJ電圧を同トランスを構成する高圧コ
イルの高圧側からブラウン管のアノードに加える高圧発
生回路において、フライバックトランスのコアに巻装さ
れ加算電圧を発生する加算電圧発生コイルと、帰線期間
のほぼ始点位置から立ち上がり帰線期間のほぼ終点の位
置をピーク値とする一定波形の三角波電圧を発生させる
基準電圧発生回路と、高圧出力電圧の変化を該高圧出力
電圧又は高圧出力電流を取り出して検出する電圧検出部
と、この電圧検出部が検出した検出電圧と前記基準電圧
発生回路の三角波電圧とを比較し該三角波電圧が前記検
出電圧を越“える区間でのみ矩形の制御信号を出力する
比較増幅器と、前記検出電圧が三角波の始点位置の電圧
とピーク値の電圧との間にあるときにはこの比較増幅器
から加えられる制御信号のうち矩形の立上り位置から帰
線期間の終点までの区間でゲートを開き前記加算電圧発
生コイルで発生した加算電圧をフライバックトランスの
高圧コイル側に加え、それ以外の区間ではゲートを閉じ
て加算電圧が高圧コイルに加わるのを阻止するスイッチ
ング回路と、前記検出電圧が三角波の始点位置の電圧よ
りも低下したときには帰線期間の全領域にわたってスイ
ッチング回路にゲートを開かせるゲート強制開回路と、
を存することを特徴として構成されている。
〔作用〕
上記のように構成されている本発明において、ブラウン
管のアノードへ高圧出力電流が流れて高圧出力電圧が低
下すると電圧検出部で検出される電圧も小さくなる。し
たがって、比較増幅器でその検出電圧と三角波電圧とを
比較した場合、検出電圧のレベルが低下するから、この
検出電圧を超える三角波電圧の区間が大きくなる。これ
に伴い、比較増幅器から出力される制御信号の矩形の幅
が大きくなるから、スイッチング回路のゲートを開く期
間が長くなり、高圧コイルに加えられる加算電圧も大き
くなるので、高圧出力電圧を安定する方向に制御するこ
とが可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
、本実施例の説明において、従来例と同一の回路部分に
は同一符号を付し、その重複説明を省略する。
第1図には本発明の一実施例を示す回路構成が示されて
いる。
本実施例が従来例と異なる特徴的なことは、基準電圧発
生回路3と、電圧検出部9と、加算電圧発生コイル21
と、比較増幅器22と、スイッチング回路23と、ゲー
ト強制開回路としてのトランジスタ30とが設けられて
いることである。
前記加算電圧発生コイル21は、フライバックトランス
2のコア10に他のコイルと絶縁して巻装されるもので
、そのコイル21の巻き始め端側には入力タップ19が
設けられており、また、同コイル21の出力端側(巻き
終り側)には出力タップ24が設けられている。この出
力タップ24は、同コイル21で発生した加算電圧を出
力するものである。
一方、高圧コイル12の高圧側(高圧整流ダイオード1
4のカソード側)には固定抵抗器2日の一端が接続され
、同抵抗器28の他端側にはフォーカス出力調整用の可
変抵抗器VRF、スクリーン電圧調整用の可変抵抗器V
R,,高圧出力電圧調整用の可変抵抗器VR,が順に直
列接続されており、そのうち、固定抵抗器28と可変抵
抗器VRF、VR1の部分はフォーカスバックの回路部
分となっており、また、可変抵抗器■R1は高圧出力電
圧E、の電圧検出部9を構成している。そして、可変抵
抗器VR,の他端側は基準電位(図ではアース側)に接
続されている。
前記可変抵抗器VR,はその摺動端子により高圧出力電
圧E、を検出し、この検出電圧e、を比較増幅器22の
第1の入力端子に加えている。
前記基準電圧発生回路3は制御電圧発生コイル25と、
整流器26と、矩形波出力回路27と、固定抵抗器29
と、積分回路31とからなり、前記矩形波出力回路27
は増幅器32とクリップ回路33からなる。
制御電圧発生コイル25はフライバックトランス2のコ
アlOに他のコイルと絶縁させて低圧側に巻装され第2
図(a)に示すフライバックパルス波形の制御電圧e、
を発生する。この制御電圧発生コイル25の高圧側(巻
き終わり側)は基準電位(図ではアース側)に接続され
ており、同コイル25の低圧側(巻き始め側)は固定抵
抗器29を介して増幅器32のマイナス側端子に接続さ
れている。なお、増幅器32のプラス側端子は基準電位
(図ではアース側)に接続されており、また、増幅器3
2のプラス側端子とマイナス側端子間にはマイナス側端
子の方をカソード側にして整流器(図ではダイオード)
26が接続されている。尚、増幅器32の入力がトラン
ジスタのベースで構成されている場合は、そのトランジ
スタのベース−エミッタ間の等価ダイオードにより入力
波形を整流するので、整流器26は不要となる。
前記整流器26は制御電圧発生コイル25で発生した電
圧e8を整流して(負の成分をカットして)電圧e2の
正の成分のみを増幅器32の反転入力端、すなわち、マ
イナス側端子に入力する。増幅器32はこの入力電圧を
増幅してその出力をクリップ回路33へ加える。クリッ
プ回路33は前記増幅器によって増幅された電圧波形の
頭部を切断し、第2図(b)に示すように、帰線期間T
、をパルス幅とする矩形波(本件明細書では、矩形波は
長方形の波形ばかりでなく正方形の波形をも含む広い意
味で使用している)の電圧e、を作り出し、これを積分
回路31に加えている。この積分回路31は、矩形波電
圧e、を帰線期間T、の期間に渡って積分し、第2図(
c)に示すように帰線期間の始点の位置を零とし、同期
間の終点の位置でピーク値となる右上がりの波形を作り
出す、この場合、帰線期間T、を越える範囲は積分が行
われないから、波形はピーク位置から放電(積分回路の
コンデンサからの放電)等により電圧波形は右下がりと
なり、全体的に帰線期間Trの終点の位置でピークとな
る三角波(鋸歯状波)の電圧esが作り出される。この
三角波の電圧波形はいずれの帰線期間T、においても一
定の形状を保つ、この三角波電圧e%は比較増幅器22
の第2の入力端子に加えられる。
比較増幅器22は三角波電圧esと前記電圧検出部9の
可変抵抗器V□から加えられる検出電圧e、とを比較し
く第2図(c))  、三角波電圧esが検出電圧e、
を超える区間ΔLだけ(図ではり。
〜t、の区間とt、〜L、の区間)負の定電圧となり、
それ以外は走査期間をも含めて正の一定レベルの電圧と
なる制御信号e、を反転増幅器54に加える。そして、
この反転増幅器54によって正負が反転された出力信号
e、はスイッチング回路23に加えられる。
スイッチング回路23は、ドライブトランジスタ34と
、ダイオード35.36と、抵抗器37.38と、コン
デンサ40と、駆動電源41と、ドライブトランス42
と、制御トランジスタ43とからなる。ドライブトラン
ジスタ34は、ベース側が反転増幅器54の出力端に接
続され、また、エミッタ側は抵抗器37およびコンデン
サ40の一端側と駆動電源41の負側との共通接続部に
接続されており、この共通接続部はさらに基準電位(図
ではアース側)に接続されている。前記抵抗器37とコ
ンデンサ40のそれぞれの他端側はダイオード35のカ
ソード側に共通接続され、同ダイオード35のアノード
側はドライブトランジスタ34のコレクタとドライブト
ランス42を構成する一次コイル44の高圧側(巻き終
り側)との接続部に共通して接続されている。これら、
抵抗器37と、コンデンサ40と、ダイオード35はス
ナバ回路を形成している。また、−次コイル44の低圧
側(巻き始め側)は抵抗器38を介して駆動電源41の
正側に接続されている。
一方、ドライブトランス42の二次コイル45はその低
圧側(巻き始め側)が制御トランジスタ43のベース側
に接続され、また、同コイル45の高圧側(巻き終り側
)は制御トランジスタ43のエミッタ側とダイオード3
6のアノード側との接続部に共通接続され、この共通接
続部はスイッチング回路23の出力端となって多倍圧回
路46の入力端に接続されている。制御トランジスタ4
3のコレクタ側はダイオード36のカソード側に接続さ
れ、さらにこの両者43.36の接続部は加算電圧発生
コイル21の出カタップ24に接続されている。また、
加算電圧発生コイル21の低圧側(巻き始め側)は人力
タップ19を介してABL側に通じている。
なお、前記ダイオード36は制御トランジスタ43のエ
ミッタ側からコレクタ側に逆向きの電流を流すためのも
のであり、したがって、制御トランジスタ43がバイポ
ーラトランジスタ等、逆漏れ電流が流れる形式のトラン
ジスタによって構成されるときには必ずしもダイオード
36は必要でなく、これを省略できる。このスイッチン
グ回路23は制御信号e7が零の電圧のとき、換言すれ
ば、反転増幅器54からの出力信号e、が正の電圧のと
き、後述の所定期間ゲートを開いて第2図(j)に示す
パルス電圧e1!を多倍圧回路46に加えるものである
また、スイッチング回路23の入力端側にはゲート強制
開回路としてのトランジスタ30が接続されている。同
トランジスタ30のベース側は前記固定抵抗器29の出
力端側に接続されており、同トランジスタ30のエミッ
タ側はドライブトランジスタ34のエミッタ側に接続さ
れ、また、トランジスタ30のコレクタ側はドライブト
ランジスタ34のベース側に接続されている。
前記多倍圧回路46は第1から第3の各ダイオード47
.48.49と第1から第3の各コンデンサ50゜51
、52とによって構成されている。前記第1のダイオー
ド47のアノード側は前記制御トランジスタ43のエミ
ッタ側に接続されており、同ダイオード47のカソード
側は第2のダイオード48のアノード側に、同ダイオー
ド48のカソード側は第3のダイオード49のアノード
側にそれぞれ接続されてダイオードの直列接続体が形成
されており、この第3のダイオード49のカソード側は
高圧コイル12の低圧側に接続されている。
また、第1のコンデンサ50の一端側は前記制御   
 ゛トランジスタ43のエミッタと第1のダイオード4
7のアノード側との共通接続部に接続され、同コンデン
サ50の他端側は第2のダイオード48のカソード側と
第3のダイオード49のアノード側との接続部に接続さ
れている。そして、第2のコンデンサ51の一端側は第
1のダイオード47のカソードと第2のダイオード4B
のアノードとの接続部に接続されており、また、第3の
コンデンサ52の一端側番シ第3のダイオード49のカ
ソード側に接続されており、これら、第2のコンデンサ
51と第3のコンデンサ52との他端側は共にABL側
に接続されている。また、このABL側にはダイオード
53のアノード側が接続され、同ダイオード53のカソ
ード側は第1のダイオード47と第2のダイオード48
との接続部又は第2のダイオード48と第3のダイオー
ド49との接続部(第1図では第1のダイオード47と
第2のダイオード48との接続部)に接続される。
本実施例は上記のように構成されており、以下、高圧出
力電圧E、の安定化作用について説明する。
ブラウン管15の輝度を上げると、アノード16に高圧
電流■工が流れ、高圧発生部の内部インピーダンス等に
より、高圧出力電圧E。が降下し、これに伴い電圧検出
部9で検出される電圧e、も低下する。この検出電圧e
6が低下すると第2図(C)に示すように、同検出電圧
e、が積分回路31で作り出される三角波電圧esのピ
ーク位置よりも下方に下がるから、帰線期間のΔ1.の
区間と帰線期間を越えたΔLffiの区間で三角波電圧
eSが検出電圧e、を超える。第2図(c)ではも。
〜L、の期間で検出される検出電圧e、よりもも、〜t
、の期間で検出される検出電圧e&の方が低下している
場合が示されており、検出電圧e。
、つまり高圧出力電圧EI4が低下すればするほどΔt
(ただし、Δを一ΔL1+Δtx)の区間が広くなり、
比較増幅器22から出力される制御信号e、の負電圧の
区間が広くなる(第2図(d))。
この制御信号e?は反転増幅器54によって波形が反転
され、その出力電圧e、がスイッチング回路23に加え
られる。以下、その出力電圧e、がスイッチング回路2
3に加えられたときの回路動作を説明すると次のように
なる。
まず、検出電圧e、が三角波の電圧esの始点位置の電
圧(零電圧)とピーク値の電圧との間にあるときには、
帰線期間T、のLl−Lxの期間において、三角波電圧
e、よりも検出電圧e、の方が大きいから、反転増幅器
54は零の電圧e、をドライブトランジスタ34のベー
スに印加する。この結果、ドライブトランジスタ34は
カットオフとなり、同トランジスタ34のコレクタ電圧
elf(第2図(g))は正電圧となる。この結果、駆
動電源41からドライブトランス42の一次コイル44
に電流が流れず、同トランス42はオフ動作となり、こ
れに伴い制御トランジスタ43のベース電圧e11(第
2図(h))は零となるので、制御トランジスタ43は
カットオフしてゲートを閉じる。したがって、加算電圧
発生コイル21から多倍圧回路46に加算電圧e−、□
(第2図(j))は加えられない。
次に、帰線期間T1のt、〜L4の区間では、三角波電
圧esよりも検出電圧ehO方が小さいから、制御信号
e7はt3で下方に立ち上がり(本明細書では立ち上が
るという用語は上方に立ち上がるばかりでなく下方に立
ち上がる(立ち下がる)場合も含めて使用している)零
電圧となり、これに伴い反転増幅器54は正の電圧e、
をドライブトランジスタ34のベースに加える。この結
果、同トランジスタ34はオン動作し、駆動電源41か
ら一次コイル44に電流が流れる。そして、二次コイル
45を介して制御トランジスタ43のベースに正のパル
スe11が印加され、同トランジスタ43はオン状態と
なる。このとき、加算電圧発生コイル21の出力端には
100OV前後のフライバックパルスe1(第2図(i
))が発生しており、この加算電圧e。
が出力タップ24から制御トランジスタ43のコレクタ
に印加されている。
したがって、このLx〜L4の区間(△L、の区間)で
トランジスタ43がオンしてゲートを開くから、elの
その区間の波形部分の波高値電圧e12(第2図(j)
)が同トランジスタ43のゲートを通ってエミッタ側か
ら多倍圧回路46に加えられる。
次ニ、t、〜tsの区間では前記も、〜L4の区間の場
合と同様にes >e、の関係が成り立ち、制御トラン
ジスタ43のベースに正のパルスallが印加されるが
、このt4〜tsの区間は走査期間に入っているため、
同トランジスタ43のコレクタ側は加算電圧elの負の
電圧成分ENが印加され、同トランジスタ43はオフと
なりゲートを閉じる。したがって、同トランジスタ43
のエミッタ側から多倍圧回路46に加えられる電圧e+
zは零となる。
次に、む、〜1&の区間ではe、>esの関係となり、
ドライブトランジスタ34および制御トランジスタ43
はカットオフとなり、同トランジスタ43がゲートを閉
じるから、多倍圧回路46に加えられる電圧e1□は零
となる。
以上のように、検出電圧e&が電圧e5の三角波の零電
圧とピーク値の電圧との間にあるときには、スイッチン
グ回路23は帰線期間内で制御信号e、が零の電圧とな
る位置(正の電圧から零電圧に負の方向に立ち上がる位
置)から帰線期間の終点の位置までのΔ1.の区間での
みゲートを開き、加算電圧elのその区間の波形部分の
電圧eI!を多倍圧回路46に加えるのである。この場
合、高圧出力電圧E6が低くなればそれだけΔL10幅
が大きくなり、ゲートを開いている時間も長くなるから
、スイッチング回路23から多倍圧回路46に加えられ
る電圧et!も大きくなる。
次に、検出電圧e、が三角波電圧e、のピーク値と等し
いか又はこれよりも大きいとき、つまり、高圧出力電圧
E。に電圧降下がないときはesの三角波とe、とが交
叉することはないので、制御n信号e?のパルスは発生
せず、同信号e7は帰線期間T7から走査期間THにか
けて正の一定レベルの電圧となる。
この結果、反転増幅器54からの出力電圧e、は零とな
り、ドライブトランジスタ34および制御トランジスタ
43はカットオフして多倍圧回路46に加算電圧e11
は加えなり。
次に、検出電圧e、が三角波電圧e、の三角波の始点位
置の電圧(零電圧)よりも低下したときは、e、は帰線
期間と走査期間の全期間にかけて零電圧となるので、e
、は正電圧(正の直流電圧)となり、高圧出力電圧E工
が大きく降下するにもかかわらず加算電圧altが多倍
圧回路46に加えられないという不都合を生じる。
本実施例では、かかる不都合をトランジスタ30を設け
ることによって次のように解消している。
すなわち、同トランジスタ300ベース側には固定抵抗
器29の出力端側から走査期間が正の電圧で、帰線期間
が零電圧となるパルスeq  (第2図(f))が印加
されている。したがって、トランジスタ30は帰線期間
T1でカットオフとなり、同トランジスタのコレクタ電
圧は正電圧となる。そして、この正電圧がドライブトラ
ンジスタ34のベースに加わるから同ドライブトランジ
スタ34はオン動作し、制御トランジスタ43は帰線期
間の全期間にかけてゲートを開き、フライバックパルス
eiの最大波高値成分E1が加算電圧e+zとして多倍
圧回路46に加えられることになる。
多倍圧回路46はスイッチング回路23から加えられる
電圧el!を次のように昇圧してフライバックトランス
2の高圧コイル12に加える。この昇圧動作を、第1図
の回路を抜き出して示されている等測的な第3図〜第5
図に基づいて説明すると、まず、帰線期間T、において
、第3図のaのルートで電流が流れ、第2のコンデンサ
51に巳、□の電圧が充電される(E+zは電圧el!
のピークの電圧値である)0次に走査期間においては、
第4図に示すbのルートで電流が流れ、第1のコンデン
サ50にE 1 z + E 1 zの電圧が充電され
る0次に再び帰線期間になると、第3図のCのルートで
電流が流れ、第3のコンデンサ52にはIE+zの電圧
と第1のコンデンサ50の電圧との加算電圧に相当する
電圧が充電される。このような昇圧動作の繰り返しによ
り最終的に第3のコンデンサ52には2(E+z十EH
)の電圧が充電され、この電圧が高圧コイル12に加え
られる。このENの電圧は加算電圧e、の波形の負の成
分の電圧である。つまり、第1図の回路で、多倍圧回路
46は2倍圧回路として機能している(交流成分を含め
れば3倍圧回路として機能するが、E、lはElfに較
べ十分に小さいので無視してよく、フライバックトラン
スの回路では2倍圧回路と考えてよい)。
なお、制御トランジスタ43のカットオフ時には第5図
に示すようなルートで高圧電流■工が流れる。
ところで、回路動作に際し、高圧出力電圧EHが補正範
囲を越えて大きくなった場合にも高圧出力電流を流す必
要がある場合があり、本実施例では、アノードをABL
側に、カソードを第1のダイオード47のカソードと第
2のダイオード48のアノードの接続部にそれぞれ接続
するダイオード53を配置することで、その目的を達成
している。
上記のように、本実施例によれば、高圧出力電圧E0の
降下量に対応してスイッチング回路23のゲートを開く
時間Δtlを制御しているから、E、の降下量が大きけ
ればそれだけゲートを開いている時間も長くなるので、
そのE工に加算される電圧e1□も大きくなり、E工を
一定化する方向に回路が動作する。
一方、スイッチング回路23のスイッチ動作は制御トラ
ンジスタ43のオン・オフ動作によって行われるが、オ
フ動作はベース側に動作電圧e、が印加されていても走
査期間に突入することで自動的にオフ動作となるので、
スイッチングのオフ作用に関するかぎり、トランジスタ
43の立ち下がり性能の良否は無関係となる。したがっ
て、同トランジスタ43の性能としてはオン動作の立ち
上がり性能のみを考慮すればよく、立ち下がり性能の悪
いトランジスタを使用しても良好なスイッチング動作を
行い得る。さらに、制御トランジスタ43に加える電圧
e、をドライブトランス42で昇圧して加えているから
、制御トランジスタ43の耐圧を超耐圧のものにしな(
でもよく、いわゆるvo。規格上、約1500V程度の
耐圧を有する製品で十分目的を達成でき、使用するトラ
ンジスタ43のコスト低減とトランジスタ形状の小型化
を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはな(、様
々な実施の態様を採り得る0例えば、第1図に示す回路
中、固定抵抗器28.29.38やスイッチング回路2
3中のスナバ回路を必要に応じ省略してもよい。
また、本実施例では多倍圧回路46として2倍圧回路を
用いているが、これを3倍圧、4倍圧等、異なる倍圧の
回路によって構成してもよく、場合によっては、この多
倍圧回路46を省略することもできる。
また、第1図の回路で、高圧コイル12を多層の積層巻
きにしてもよく、このときは、第6図に示すように、各
層のコイル間にダイオード17を介設することになる。
さらに、上記実施例において、電圧検出部9は高圧出力
電圧Elを直接取り出して検出電圧e−を得ているが、
高圧出力電流を取り出して間接的に検出電圧e、を得る
ようにしてもよい、この場合は、取り出した高圧出力電
流をABL側から抵抗器を介して比較増幅器22に導入
することになり、多少の回路変更が必要になる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、高圧電流IHが流れるこ
とによる高圧出力電圧E工の降下を、その降下分に対応
したパルス幅を持った制御電流でゲートを開き、加算電
圧を高圧出力コイルに加えるものであるから、電圧降下
分に相当する加算電圧が高圧コイルに補充されることと
なり、これにより高圧出力電圧の安定化が図れ、画面の
歪みを効果的に防止することができ、さらに、高圧発生
回路の出力インピーダンスを極めて小さくすることがで
きるので、画質の高精細化の要求に十分応え得るものと
なる。
また、高圧出力電圧の制御をフライバックトランスの高
圧側(二次側)で行っているため、偏向コイルの電圧変
動等に悪影響をおよぼすこともなく、したがって、画面
が劣化することもない。
さらに、本発明は少ない回路構成で帰線期間内でのパル
ス幅制御ができ、しかも、このパルス幅制御を帰線期間
内で行うものであるからスイッチング回路のスイッチノ
イズが画面に現れる心配もなく、そのうえ、スイッチ制
御のため使用するトランジスタ等の発熱も少なくできる
さらに、本発明では、加算電圧発生コイルと、基準電圧
発生回路に使用される制御電圧発生コイルとをフライバ
ックトランスのコアに巻装して設けることができるから
、このコアを境界として回路全体をホット側とコールド
側に交流的に絶縁することが容易となる。
さらに、本発明のスイッチング回路のアースを必ずしも
ABL側のラインとする必要がないので、回路設計の自
由度を大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図に示す回路の各部の波形図、第3図乃至第5図は回路
動作の説明図、第6図は従来の高圧発生回路を示す回路
図、第7図は積層タイプの高圧コイルを用いたフライバ
ックトランスの半断面図、第8図は第7図に示す高圧コ
イルの結線図、第9図はブラウン管のアノードに加える
高圧出力電圧Elと高圧電流I IIとの関係を高圧コ
イルが積層巻きの場合とセクション巻きの場合とで比較
した特性比較図、第1θ図は高圧出力電流INの分流手
段が設けられている第6図の回路の高圧出力電圧E、と
高圧電流!工との関係を示す特性図である。 !・・・水平偏向出力回路、2・・・フライバックトラ
ンス、3・・・基準電圧発生回路、4・・・水平出力ト
ランジスタ、5・・・ダンパーダイオード、6・・・共
振コンデンサ、7・・・水平偏向コイル、8・・・3字
補正コンデンサ、9・・・電圧検出部、lO・・・コア
、11・・・低圧コイル、12・・・高圧コイル、13
・・・入力電源、14・・・高圧整流ダイオード、15
・・・ブラウン管、16・・・アノード、17・・・ダ
イオード、18・・・固定抵抗器、19・・・入力タッ
プ、20・・・可変抵抗器、21・・・加算電圧発生コ
イル、22・・・比較増幅器、23・・・スイッチング
回路、24・・・出力タップ、25・・・制御電圧発生
コイル、26・・・整流器、27・・・矩形波出力回路
、28.29・・・固定抵抗器、 30・・・トランジ
スタ、31・・・積分回路、32・・・増幅器、33・
・・クリップ回路、34・・・ドライブトランジスタ、
35.36・・・ダイオード、37.38−・・抵抗器
、40・・・コンデンサ、41・・・駆動電源、42・
・・ドライブトランス、43・・・制御r1トランジス
タ、44・・・−次コイル、45・・・二次コイル、4
6・・・多倍圧回路、47・・・第1のダイオード、4
8・・・第2のダイオード、49・・・第3のダイオー
ド、50・・・第1のコンデンサ、 51・・・第2の
コンデンサ、52・・・第3のコンデンサ、53・・・
ダイオード、54・・・反転増幅器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水平偏向出力回路から加えられるフライバックパルスを
    フライバックトランスで昇圧し、高圧出力電圧を同トラ
    ンスを構成する高圧コイルの高圧側からブラウン管のア
    ノードに加える高圧発生回路において、フライバックト
    ランスのコアに巻装され加算電圧を発生する加算電圧発
    生コイルと、帰線期間のほぼ始点位置から立ち上がり帰
    線期間のほぼ終点の位置をピーク値とする一定波形の三
    角波電圧を発生させる基準電圧発生回路と、高圧出力電
    圧の変化を該高圧出力電圧又は高圧出力電流を取り出し
    て検出する電圧検出部と、この電圧検出部が検出した検
    出電圧と前記基準電圧発生回路の三角波電圧とを比較し
    該三角波電圧が前記検出電圧を越える区間でのみ矩形の
    制御信号を出力する比較増幅器と、前記検出電圧が三角
    波の始点位置の電圧とピーク値の電圧との間にあるとき
    にはこの比較増幅器から加えられる制御信号のうち矩形
    の立上り位置から帰線期間の終点までの区間でゲートを
    開き前記加算電圧発生コイルで発生した加算電圧をフラ
    イバックトランスの高圧コイル側に加え、それ以外の区
    間ではゲートを閉じて加算電圧が高圧コイルに加わるの
    を阻止するスイッチング回路と、前記検出電圧が三角波
    の始点位置の電圧よりも低下したときには帰線期間の全
    領域にわたってスイッチング回路にゲートを開かせるゲ
    ート強制開回路と、を有することを特徴とする高圧発生
    回路。
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