JPH01193104A - 無電解Ni−Pメッキの超精密切削用工具 - Google Patents

無電解Ni−Pメッキの超精密切削用工具

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JPH01193104A
JPH01193104A JP1884188A JP1884188A JPH01193104A JP H01193104 A JPH01193104 A JP H01193104A JP 1884188 A JP1884188 A JP 1884188A JP 1884188 A JP1884188 A JP 1884188A JP H01193104 A JPH01193104 A JP H01193104A
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cutting
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cutting edge
angle
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Hiroshi Eda
弘 江田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、たとえば、仕上げ面粗さRa<0.01μ
■、平面度FF<1μ園/100m5+等の超精密切削
表面を形成する超精密切削用工具、特に無電解Ni−P
メッキの超精密切削用工具に関する。
(従来の技術) 非磁性表面、電子材料部品および光学部品等の被加工物
に超精密切削表面を形成する切削工具にはダイ6ヤモン
ドが多く用いられている。ダイヤモンドは、不純物の量
Qによって、Q≧0.1%N(窒素)は夏型、Q<0.
1%Nと分けられる。したがって、夏型の方が格子欠陥
が多いため、工具寿命は短い、不純物の量は、赤外線吸
収係数が高いほど一般に少ないから、この測定によって
も判別できる。夏型にはIaとIb型があり、Ia型は
天然ダイヤモンドが多く、Ib型は人造ダイヤモンドが
多い、また、Ia型はIb型より硬く。
主として砥石のドレッサー等に使われている。
ところで、一般に、天然ダイヤモンド、人造ダイヤモン
ドの切削工具においては、工具すくい面は、(110)
付近にとり、工具逃げ面は、(100)付近に刃付けさ
れる。そして、従来の超精密切削用のダイヤモンド工具
は、刃先円半径RがR= 1000m以上あるいは直線
刃1こ近いものが用いられ、工具機すくい角α、工具前
すくい角βは、いずれもOo、工具前逃げ角γ1、工具
横逃げ角γ2は、ともに−2°〜−5°付近である。ま
た、他の工具刃先の刃先切れ刃稜先端はRn=10〜4
0nm程度とされ、工具の前、横切れ刃角はOoあるい
はその付近となる工具形状である。そして、工具刃先円
半径を小さくするにつれて工具寿命が短くなるとともに
、仕上げ面粗さは漸次劣化し、粗面となるのが通常であ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述したような工具形状をJIS表示にした
がって、従来の超精密ダイヤモンド切削工具形状を示す
と、工具機すくい角α=O′″、工具前すくい角β=O
°、工具前逃げ角γ1=−2°〜−5°、工具横逃げ角
γ3=−2°〜−5°、前切れ刃角=0°、横切れ刃角
=0°、刃先切れ刃稜先端Rn=10〜40nmとなる
。しかし、このような形状を持ち、かつ前切れ刃稜が直
線刃に近い工具で無電解Ni−Pメッキを切削すると、
はとんどの場合、微小なチッピングによる前切れの刃の
欠損を生じ、仕上げ面粗さの増大や表面地疵の発生によ
り大きな精度劣化と工具寿命の低下がもたらされる。
この発明は、前述のような事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、工具形状を変えて、特に
チッピングの抑制により工具寿命を大幅に延ばすととも
に、超精密表面精度をも充分に確保することができる無
電解Ni−Pメッキの超精密切削用工具を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段及び作用)この発明は、前
述した課題を解決するために、天然または人造ダイヤモ
ンド工具のすくい面(110)を含む付近および逃げ面
(100)を含む付近に、所定の刃先円半径R1工具横
すくい角α、工具前すくい角βおよび工具前逃げ角γ1
ならびに横逃げ角γ2を持ち、前記刃先円半径Rは0.
1〜1.0膿、工具機すくい角αならびに工具前すくい
角βは、工具ホルダ取付は平面に対して、α、βがとも
に一2°〜−15°および工具前逃げ角γ1がらびに横
逃げ角γ2は、工具ホルダ取付は平面に垂直な面に対し
て、γいγ2がともに−21〜−15@の形状としたこ
とにある。
すなわち、この発明は、無電解N、i−Pメッキ層は微
小硬さHvが300〜1000と硬脆材料であることに
着目し、G riffithの微小塑性理論の展開を工
具形状の変化により実際的に誘導することを試みたもの
である。つまり、切削領域はなるべく局所化し、それに
より、亀裂先行型による切りくずと切削表面生成を、刃
先力が作用する微小領域においては微小塑性条件を発生
せしめ、工具すくい面と切りくず接触、工具逃げ面と切
削表面においては、幾何学的に工具の運動機構によって
決まる切りくずや切削表面形状を創成することを目的と
している。そのため、工具の刃先力が切れ刃の刃先に集
中するように刃先半径を小さくすると同時に、工具ホル
ダ取付は平面に対する前および横すくい角をともにマイ
ナス側に2@〜15°と大きく振らせ、刃先に切削力が
過度に集中するようにして亀裂発生を防止し、塑性発生
をうながし、さらに刃先円半径の減少によるダイヤモン
ド刃先の耐チツピング性低下を、前ならびに横すくい角
をマイナス側に大きくとることにより抑制するようにし
たことにある。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は超精密旋盤等の工作機械に装着される無電解N
i−Pメッキの超精密切削用工具を示すもので、1は工
具ホルダ、2は工具ホルダ1に装着されたダイヤモンド
工具である。この工具2は、すくい面(110)を含む
付近および逃げ面(100)を含む付近において、特定
の、工具機すくい角α、工具前すくい角β、工工具退逃
角γい工具構過げ角γ2を持っている。また、第2図(
A)CB)(C)は第1図の矢印(A)(B)(C)方
向から切削工具を見た状態を示すもので、この無電解 Ni−Pメッキの超精密切削用工具の形状は、つぎの通
りである。
工具横すくい角α; −2°〜−151工具前すくい角
β; −2°〜−15゜工具前逃げ角γ1 ; −2°
〜−15゜工具構過げ角γ2 ; −2°〜−15゜工
具刃先円半径R:0.1〜1.0■ 刃先切れ刃稜先端Rn ;  10〜40rv+第3図
は、無電解Ni−Pメッキ層を切削したときの図中に示
す工具の刃先摩耗量aを、下記工具(イ)、(ロ)、(
ハ)、(ニ)について、それぞれ切削距離10kmおよ
び20kmにおいて比較して示したものである。
工具(イ)・・・横すくい角α:+:0°、工具前すく
い角β=0°の従来型形状の工具 工具(ロ)・・・工具機すくい角α=O°、工具前すく
い角β=0@のL L N L (LavenceLi
vermore  National  Labora
tory、USA)工具(ハ) ・・・工具機すくい角
α=−5°、工具前すくい角β=−5°の工具 工具(ニ)・・・工具機すくい角α=−1O°。
工具前すくい角β=−10°の工具 なお、α、β以外の工具形状は同一である。
第3図から、工具摩耗量aは、α、βが共にマイナス側
に増角になるにつれて減少することが分る。工具形状を
同一にした場合の工具(イ)と工具(ロ)についてみる
と、ダイヤモンド中の不純物の量が少く赤外線吸収係数
が大きいLLNLのダイヤモンド工具(ロ)の方が工具
寿命が長いが。
ダイヤモンド中の不純物の量の多少(工具(イ)は不純
物が多く、工具(ロ)は少い)は、摩耗量に対する影響
が、α、βをマイナス側に増角した場合の影響に比して
極めて小さい。
一般的に、刃先摩耗量aがa =0.2μ脂付近に至る
と、仕上げ面粗さが乱れて超精密仕上げ面としての精度
を満足させなくなる。このときの仕上げ面粗さRmax
は、α、βがプラス側になるほど改良される。たとえば
、無電解Ni−12%P(熱処理温度200℃、熱処理
時間1 hour)のRmaxは、α=0°、β=O°
 (他は同一形状)のときRmax=8nm、α=−5
°、β;−5°のときRmax =20nm、a=−1
0@、  β=−10” のときR+sax = 30
nmとなる。しかしながら、Rmaxのα、βによる増
加を改良するためには、工具の刃先半径Rをα、βの増
角に伴って漸次小径化させればよいが、そのR増加の調
整は、耐チッピング性を低下させるので極めて微妙な兼
合いが求められる。
たとえば、工具刃先半径Rをパラメータにしたときの切
削距離L=101asにおける刃先摩耗量aおよび仕上
げ面粗さR鵬axを比較すると、以下の通りになる。
R=0.445m : a =0.16μs、 Rma
x=40nmR=0.76wm ;  a =0.11
 pm+、Rmax=30rv+R=2.OOm ; 
 a =0.03μ鳳、Rmax=20nmRをパラメ
ータにしたときのα、βは共に0′のときのaおよびR
■aXの値である。そして、Rが小さい場合、たとえば
R=0.44および0.76mの場合は切削距離が多く
なるにつれ、殊に、L=10kmを過ぎた辺りからいず
れもチッピングを発生し始める。
ところが、R減少に伴う耐チッピング性の低下を防止す
るために、α、βをマイナス側に漸次増角すると、次第
にチッピング発生が少なくなり−たとえばR=0.10
閣としたとき切削距離L=601amに到達しても微小
あるいは巨視的なチッピングは発生せず、刃先摩耗量a
も0.13μ園に過ぎない。
つまり、工具の前すくい角、横すくい角と刃先半径との
関係は工具寿命と仕上げ面粗さに対して相反する影響を
及ぼすことになる。したがって、仕上げ面粗さRmax
は、α、βおよびRの組合わせにより、はぼ一定の値を
切削初期から設定できることになり、工具寿命をどこに
決定するかによって、設定すべきα、βおよびRが決ま
ることになる。
従来型の工具形状では、LLNLのように極めて不純物
の少ないダイヤモンドバイトを使用したとしても、せい
ぜい切削距離りはL=25)I1m程度である。
しかし、この発明によれば、L=1001amとするこ
とができ、従来の超精密ダイヤモンド工具に比べて約4
倍も寿命を延長できる。このことは天然、人造ダイヤモ
ンド工具のいずれについても同一である。
特にこの発明の切削用工具は、被加工物である電子材料
部品、光学部品等に施される無電解Ni−Pメッキ層が
P成分;8〜15重量%であり、熱処理温度;50〜4
00℃、熱処理時間; 30min〜3hourの範囲
で熱処理されているとき、最も永い工具寿命を有し、そ
の仕上げ面粗さR11axもR■ax<50nmの超精
密仕上げ面を創成することができる。
このようにこの発明によれば、従来の超精密切削用の天
然、人造ダイヤモンド工具で行われていなかった。前お
よび横すくい角のマイナス側への増角をすると共に、耐
チッピング性を損わない程度に巧みに工具刃先半径を減
少することにより。
一定の切削精度を保証した上で、無電解Ni−Pメッキ
層を超精密切削する場合の工具寿命を延長できる。そし
て、この発明は、さらに最適形状を選択することによっ
て、他の硬脆材料の超精密切削加工用工具にも適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、無電解Ni−
Pメッキ層の超精密切削加工を実用的に行なうことが出
来るとともに、ダイヤモンド工具の寿命も従来の4倍、
つまり切削距離を1100k以上に延長できる。したが
って、工具の大幅なコストダウンを図ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す工具の斜視図、第2
図(A)CB)(C)は第1図の矢印(A)(B)(C
)方向からの矢視図、第3図はこの発明の実施例と従来
の形状の工具との刃先摩耗量の比較を示す線図である。 R・・・刃先円半径 α ・・・前すくい角β ・・・
横すくい角 γ、・・・工具前逃げ角γ2・・・工具構
過げ角 (C) (A) W2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然または人造ダイヤモンド工具のすくい面(1
    10)を含む付近および逃げ面(100)を含む付近に
    、刃先円半径R、工具横すくい角α、工具前すくい角β
    および工具前逃げ角γ_1ならびに横逃げ角γ_2を持
    ち、前記刃先円半径Rは0.1〜1.0mm、工具横す
    くい角αならびに工具前すくい角βは、工具ホルダ取付
    け平面に対して、α、βがともに−2°〜−15°およ
    び工具前逃げ角γ_1ならびに横逃げ角γ_2は、工具
    ホルダ取付け平面に垂直な面に対して、γ_1、γ_2
    がともに−2°〜−15°の形状を有することを特徴と
    する無電解Ni−Pメッキの超精密切削用工具。
  2. (2)無電解Ni−Pメッキ層は、そのP成分が8〜1
    5重量%であり、熱処理温度50〜400℃、熱処理時
    間30min〜3hourの範囲で熱処理したことを特
    徴とする請求項第1項記載の無電解Ni−Pメッキの超
    精密切削用工具。
JP1884188A 1988-01-29 1988-01-29 無電解Ni−Pメッキの超精密切削用工具 Pending JPH01193104A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108301025A (zh) * 2018-03-27 2018-07-20 北京理工大学 含磨料镀层的微型刀具及其制备方法和应用
CN112533713A (zh) * 2018-08-06 2021-03-19 住友电工硬质合金株式会社 车削工具

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