JPH01192319A - 発熱食品容器 - Google Patents

発熱食品容器

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Publication number
JPH01192319A
JPH01192319A JP63016046A JP1604688A JPH01192319A JP H01192319 A JPH01192319 A JP H01192319A JP 63016046 A JP63016046 A JP 63016046A JP 1604688 A JP1604688 A JP 1604688A JP H01192319 A JPH01192319 A JP H01192319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
container
food
organic acid
food container
Prior art date
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Pending
Application number
JP63016046A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Okabe
岡部 光雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、化学反応による発熱を利用して食品を加熱し
、飲食に適した状態にすることができる発熱食品容器の
改良に関する。
【従来の技術】
工場で生産され、流通する食品の中には、加熱されて飲
食に適するようになるものが少なくない。 たどえばコーヒー、紅茶、しるこ、甘酒、日本酒などの
飲物がそうであり、飲むとき化学反応、たとえば生石灰
の水和反応による発熱を利用して、内容物を加熱するよ
うにすることが行なわれている。 この種の発熱食品容器の代表的なものは、外容器と内容
器を一体化し、それらの間に清酒などの飲料を充填して
なり、内容器は、その上部に水を充填して蓋材で密封し
た水容器を備えるとともに、その下部には一生石灰を収
容してあり、水容器の蓋材のタブに開封用の紐が接続さ
れていて、紐の先端は容器の外部に出ている構造からな
る。 この種の発熱食品容器において、食品を十分に温めるた
めには、発熱を開始したときに多量の熱が速やかに発生
することが必要である。 出願人は、この目的を達成す
る発熱食品容器の開発を意図して研究し、さきに、生石
灰と反応させる水の中にCaよりイオン化傾向の小さい
金属イオンを生じる電解質たとえばMgヤ八への硫酸塩
などを添加しておくとよいことを見出して、すでに提案
したく特願昭62−274827号)。 反応があまり急激に進むと、水蒸気が容器から吹き出し
てしまって、かえって発熱が十分に利用されない場合が
あることを経験した。 一方、周囲が寒冷な条件下で発熱食品容器を使用すると
き、低い温度から出発してもなるべく速やかに、かつな
るべく高い温度まで加熱したいという希望もあり、出発
温度のいかんにかかわらず安定して温度上昇が得られる
ことが望ましい。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、食品を速やかに高い温度に加熱し、飲
食に適した状態にすることができ、比較的高い温度から
出発しても水蒸気が吹き出したすせず、かつ低い温度か
ら出発してもスムーズに加熱ができるような、改良され
た発熱食品容器を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明の発熱食品容器は、生石灰発熱剤を充填した生石
灰容器、水を充填し密封した水容器およびそれらの上方
にあって食品を収容した食品容器を一体化してなり、外
部から水容器を開封する手段を備えた発熱食品容器にお
いて、上記の水が、M(17,A、l!およびFeの少
くとも1種の有機酸の塩を溶解していることを特徴とす
る。 有機酸としては、ギ酸、酢酸またはプロピオン酸、とく
に酢酸が好適である。 塩の添加量は、1〜50重量%
、とくに2.5〜15重量%重量%法い。 水の中に有機酸塩とともに多価アルコールを溶存させる
と、低温になっても凍結が避けられて好都合である。 
多価アルコールとしては、水への溶解度が高く、容易に
蒸散しないエチレングリコール、プロピレングリコール
またはグリセリンが好適である。 添加量は、1〜15
重量%重量%法い。 また、水に防パイ剤や芳香剤など
を添加してもよい。 発熱食品容器の代表的なものとしては、外容器と内容器
とを一体化してそれらの間に食品を充填してなり、内容
器は、その上部に前記の水を充填した水容器を備えると
ともに、その下部には生石灰を収容しており、外容器の
外部から水容器を開封する手段、たとえば、前記水容器
の蓋のタブに一端を接着し、他端を外容器の外部に出し
た開封用の紐をそなえた容器がある。 水容器の開封手段としては、紐のほか、ピンを差し込ん
で水容器を破るものなどが考案されており、どのような
構造を採用してもよい。
【作 用] 従来の発熱食品容器においては、水が生石灰と反応し発
熱する際、生成した消石灰のため、水がそれに遮られ生
石灰の粒子内部へ浸透することが妨げられ、発熱をもた
らす水和反応が速やかに進まないことがわかった。 さきに提案の発明に従って、MCI、 l 、 Feな
どのイオンが溶存する水を使用すると、水が生石灰と反
応して生成する消石灰に上記の金属のイオンが作用して
、消石灰が溶解する。 それにより、水の生石灰粒子中
への浸透が妨げられず、発熱が続いて起る。 このとき
、上記の金属のカチオンに対するアニオンとしてC9−
や5O4−のような強酸でなく有機酸を用いると、出発
温度による発熱速度のちがいが和らげられ、スムーズな
温度上昇がはかれる。 多価アルコールの添加は、上記の作用を強めるとともに
、寒冷地での水の凍結のおそれをなくす。 【実 施 例】 外容器用に、(外面)上質紙/クラフト紙/クラフト紙
/ポリエチレン/アルミ@/無延伸ポリプロピレン(内
面)からなり全体の厚さが1.5面の積層材を用意した
。 内容器として、内面をエポキシ樹脂でコーティングした
アルミ缶を用意した。 水容器として、射出成形によりポリプロピレン製のタン
ク本体を作り、(外面)ポリエステル12μ/延伸ポリ
プロピレン25μ/無延伸ポリプロピレン40μ(内面
)からなる積層材を蓋として用いた。 上記の材料を用いて、生石灰を759収容した発熱食品
容器を22個組み立てた。 水タンクの2個ずつの組に
、表に記した物質を溶解させた水(実施例1〜8および
比較例2.3>、または水だけ(比較例1)を、いずれ
も25ccずつ入れた。 この22個の発熱食品容器のそれぞれに、清酒180C
Cを充填し、密封して、11個の1組は常温(約21℃
)に置き、もう1組は冷蔵庫内に置いて5℃で保存した
。 水容器開封用の紐を引いて、発熱を起させ、それぞれの
3分後の清酒の温度で測定し、水蒸気吹き出しや水もれ
の有無をしらべた。 それらの結果を表に併記する。 * 水蒸気吹き出しや水もれの有無 及」五盈遷 本発明の発熱食品容器を用いれば、使用時の温度の高低
に左右されず食品を十分に加熱し、飲食に適した状態に
することが容易である。 特許出願人   大日本印刷株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生石灰発熱剤を充填した生石灰容器、水を充填し
    密封した水容器およびそれらの上方にあって食品を収容
    した食品容器を一体化してなり、外部から水容器を開封
    する手段を備えた発熱食品容器において、上記の水が、
    Mg、AlおよびFeの少くとも1種の有機酸の塩を溶
    解していることを特徴とする発熱食品容器。
  2. (2)有機酸がギ酸、酢酸またはプロピオン酸である請
    求項1に記載の発熱食品容器。
  3. (3)上記の水が有機酸の塩とともにエチレングリコー
    ル、プロピレングリコールまたはグリセリンを溶解して
    いる請求項1に記載の発熱食品容器。
JP63016046A 1988-01-27 1988-01-27 発熱食品容器 Pending JPH01192319A (ja)

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