JPH0119100Y2 - - Google Patents

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JPH0119100Y2
JPH0119100Y2 JP1984120296U JP12029684U JPH0119100Y2 JP H0119100 Y2 JPH0119100 Y2 JP H0119100Y2 JP 1984120296 U JP1984120296 U JP 1984120296U JP 12029684 U JP12029684 U JP 12029684U JP H0119100 Y2 JPH0119100 Y2 JP H0119100Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、電力量計のケース内部に設けられる
内部端子盤の改良に関するものである。
(考案の背景) 電子式電力量計においては、その演算回路は専
用ICの採用等により多機能化、小型化されてい
るが、変流器、変成器等の強電回路は容量との関
係もあり一概に小型化することは困難である。し
かし、小型化を計器運用上のメリツトと考えれ
ば、この種の強電回路をいかに計器内部にコンパ
クトに実装するかは重要な課題である。特に、変
流器はそれ自身が比較的大きな部材である上、こ
れを計器内部に確実に固定するに当たつては様々
な支持あるいは固定金具が必要であり、電力量計
の小型化を妨げる大きな要因となつていた。
従来、変流器の組立効率を良くするために、他
の端子群より伸びた電流端子に変流器の1次導体
から導出した腕をねじ等の固定部材により固定し
た電力量計が実開昭55−150370号に開示されてお
り、この電力量計によれば、変流器のための特別
な支持部材や固定金具を不要にすることができ
て、ある程度の小型化を図ることができるが、や
はり電力量計高さ方向の変流器の実装スペースを
減らすことはむずかしく、特に三相の場合には一
層むずかしい。更に、貫通型変流器の場合には1
次導体上を変流器が横方向に動かないようにする
ためには両者を固定する手段が別に必要になる。
また、電力量計の絶縁性能は、雷害等の影響を
受けることがないように、より強化されたものが
必要となつているが、従来の電力量計では、この
絶縁系の確保は電力量計の外部に設けられた端子
盤に殆ど依存しており、充分なものとは言えなか
つた。しかも、前記のように電力量計の小型化が
進められるにつれ、各端子間の間隔を狭くなつて
いるので、従来と同様な構造では充分な絶縁性能
を確保できないという問題もあつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記のような問題点を解決
し、電力量計高さ方向の変流器の実装スペースを
削減することができ、1次導体に対する変流器の
固定を簡単に行うことができ、電力量計内部の絶
縁性能を向上させることができる電力量計の内部
端子盤を提供することである。
(考案の特徴) 上記目的を達成するため、本考案は、電力量計
のケース内面に固定される絶縁性の基板の表面
に、前記外部端子盤からケース内部に向つて複数
本の電流端子金具が垂直に突出され、該電流端子
金具に変流器ケース中央の貫通孔が嵌挿され、該
貫通孔から突出した前記電流端子金具の上端部の
間に、前記変流器を固定するように短絡バーが接
続され、前記基板の表面には、前記電流端子金具
と同方向に突出して、前記変流器ケースの外周に
当接する変流器固定基準部が設けられ、前記基板
の表面には、ブロツク状をした電圧端子取付け部
が一体に形成され、該電圧端子取付け部には、前
記電流端子金具と同方向に伸びる複数本の溝が形
成され、該溝内において前記外部端子盤から伸び
る電圧端子金具と電力量計内部側の電圧リード線
とが接続され、以て、電流端子金具を変流器の1
次導体として使用すると共に、短絡バーを変流器
の押え金具に兼用し、変流器固定基準部により電
流端子金具の周囲における変流器の回り止めを行
い、電圧端子取付け部の複数本の溝の間の隔壁を
利用して隣接する電圧端子金具或いは電流端子金
具との絶縁を確保するようにしたことを特徴とす
る。
(考案の実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により具体的に
説明する。
第1図は本実施例の内部端子盤10と、外部端
子盤2との電力量計のケース1に対する取付け状
態を示す平面図、第2図は第1図A−A線の断面
図である。
これらの図において、電力量計のケース1の外
側には絶縁材料から成る外部端子盤が固定されて
いる。この外部端子盤2には電源側端子3a〜3
c及び負荷側端子4a〜4cが設けられている。
また、電源側端子のうち両端に位置する2相の端
子3a,3cからは、電圧端子金具5a,5cの
基部が分岐しており、また中央の相の電源側端子
3bには、電圧端子金具5bの基部が接続されて
いる。一方、電源側端子3a,3cと負荷側端子
4a,4cの先端は、ケース1及び本実施例の内
部端子盤10を貫通し、本実施例の内部端子盤表
面に突出した棒状の電流端子金具6a,6cと7
a,7cになつている。
本実施例の内部端子盤10は、第3図の斜視図
に示す如き構造を有するものであつて、前記外部
端子盤2と対向してケース1の内面に固定される
基板11を備えている。この基板11の表面に
は、前記外部端子盤2から伸びる4本の電流端子
金具が、電力量計の内部に向かつて垂直に突出し
ている。
これらの電流端子金具のうち、負荷側端子4
a,4cに繋がる2本の電流端子金具7a,7c
には、変流器12a,12cが装着されている。
これらの変流器12a,12cは、そのケースの
中央に設けられた貫通孔13内に電流端子金具7
a,7cを挿入し、更にこの貫通孔から突出した
各電流端子金具7a,7cを短絡バー14a,1
4cを用いて互いに接続したものである。なお、
これらの短絡バー14a,14cと電流端子金具
7a,7cとは、これらに設けたねじ孔内に端子
ねじ15を座金16を介して挿入することにより
固定されている。更に、前記基板11の後端部に
は、内部端子盤10の幅方向に伸びる突起状をし
た変流器固定基準部17が、電流端子金具7a,
7cと同様基板11の表面から突出している。そ
して、この固定基準部17が円方形をした変流器
12a,12cの底面に当接することにより、変
流器12a,12cは基板11上で電流端子金具
7a,7cを中心として回転することのないよう
に固定されている。
前記基板11の表面には、ブロツク状をした電
圧端子取付け部18が一体に形成されている。こ
の電圧端子取付け部18は、一例として電源側の
電流端子金具6a,6cの間に位置する様に設け
られ、これらの電流端子金具6a,6cから分岐
した電圧端子金具5a,5cと、電源側端子3b
に接続された電圧端子金具5bが集中的に配置さ
れている。即ち、この電圧端子取付け部18は、
第4図拡大図に示す如く、前記電流端子金具と同
方向に伸びる3本の溝19a〜19cを備えてお
り、この溝19a〜19cの基板11側の端部の
底の部分に前記各電圧金具5a〜5cが配置され
ている。
これら電圧端子金具5a〜5cの配置構造は第
5図及び第6図に示す如きものである。即ち、電
源側端子3a,3cから分岐した両側の電圧端子
金具5a,5cは、第5図に示す様に、外部端子
盤2側において横方向に伸びる分岐部20の端部
を、電力量計内部側に向かつてクランク状に屈曲
させ、その屈曲部の先端を電力量計のケース1及
び内部端子盤10に設けた挿入孔21を貫通させ
ることにより、前記溝19a,19cの底部に露
出されている。一方、中央の電源側端子3bに接
続される電圧端子金具5bは、第6図の断面図に
示す様に、外部端子盤2の内部に挿入されている
電源側端子3bの端部に、L字形に屈曲した電圧
端子金具5bの基部22を固定すると共に、その
先端部をケース1及び挿入孔21に貫通させるこ
とにより、内部端子盤10の中央の溝19b内に
延長されている。
上記の様に電圧端子取付け部18に設けられた
3本の溝19a〜19cの底部には、各電圧端子
金具5a〜5cが配置されているが、これらの電
圧端子金具5a〜5cには、電力量計内部に設け
られた電圧コイルに伸びる電圧リード線がそれぞ
れ接続される。この接続構造は第4図に示す如き
ものであつて、電圧リード線23の端部を溝19
a〜19c内に挿入し、これを止めねじ24を用
いて溝底部の各電圧端子金具5a〜5cに接続す
るものである。この場合、各溝19a〜19c
は、電圧リード線23及び止めねじ24の挿入を
容易とするため、止めねじ24の挿入部25が円
形をなし、リード線23の挿入部26がリード線
の径に見合つた直線状をなす様に構成されてい
る。また、これら止めねじ及びリード線の挿入部
25,26は、その上部が広く底部が狭くなるよ
うに各壁面がテーパー面となつており、これらの
テーパー面が電圧リード線23及び止めねじ24
の挿入時におけるガイド部を構成している。
(変形例) 本考案は、図示の実施例に限定されるものでは
なく、様々な変形例を包含するものである。
例えば、変流器の固定基準部17として1本の
長い棒条の突起を利用する代りに、個々の変流器
毎に点条の突起を設け、これによつて変流器の回
り止めを行つたり、変流器の底部に限らず側面な
どに当接する基準部を設けることも可能である。
更に、電圧端子取付け部の配置も、電源側の電
流端子金具6a,6cの間に限らず、基板11の
表面の他の部分に自由に配置することができる。
特に、電圧端子取付け部を変流器の側方ないし下
方に設けた場合には、この電圧端子取付け部の壁
面をそのまま変流器固定基準部として利用するこ
とも可能である。また、図示の実施例は溝の端部
を止めねじに合せて円形としているが、溝の形状
を必ずしもこの様にする必要はなく、電圧リード
線と電圧端子金具との接続が行えるものであれ
ば、どの様な形状であつても良い。もちろん、溝
の壁面をテーパー面としなくても良い。重要なこ
とは、電圧端子取付け部がブロツク状をなし、こ
こに電圧端子金具が集中されると共に、各端子金
具が溝の境となつている隔壁によつて充分絶縁さ
れていれば良いのであり、溝自身の形状あるいは
電圧リード線と電圧端子金具との接続手段は、他
のものを適宜採用可能である。
(考案の効果) 以上の通り、本考案の電力量計の内部端子盤に
よれば、絶縁性の基板から突出した電流端子金具
を変流器の1次導体として使用すると共に、短絡
バーを変流器の押え金具に兼用し、前記基板に一
体に設けられた変流器固定基準部により電流端子
金具の周囲における変流器の回り止めを行うよう
にしたから、電力量計高さ方向の変流器の実装ス
ペースを削減することができ、1次導体に対する
変流器の固定を簡単に行うことができる。また、
電圧端子金具が一つのブロツク状の取付け部内に
集中して配置され、しかも各端子間は隔壁によつ
て遮られているので、各電圧端子金具を近接配置
したにも拘らず高度の絶縁性を確保することが可
能となり、前記の変流器部分のスペース削減と相
俟つて、電力量計の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電力量計の内部端子盤と
電力量計のケース及び外部端子盤との構造を示す
平面図、第2図は第1図のA−A線の断面図、第
3図は第1図に示す実施例における内部端子盤分
解斜視図、第4図は第3図における電圧端子金具
取付け部の拡大斜視図、第5図は第1図B−B線
の断面図、第6図は第1図C−C線の断面図であ
る。 1……ケース、2……外部端子盤、3a〜3c
……電源側端子、4a〜4c……負荷側端子、5
a〜5c……電圧端子金具、6a,6c,7a,
7c……電流端子金具、10……内部端子盤、1
1……基板、12a,12c……変流器、13…
…貫通孔、14a,14c……短絡バー、15…
…端子ねじ、16……座金、17……変流器固定
基準部、18……電圧端子取付け部、19a〜1
9c……溝、20……分岐部、21……挿入孔、
22……基部、23……電圧リード線、24……
止めねじ、25……止めねじ挿入部、26……リ
ード線挿入部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電力量計のケース外部に設けられた外部端子盤
    に対向して電力量計のケース内部に設けられる端
    子盤であつて、 電力量計のケース内面に固定される絶縁性の基
    板の表面に、前記外部端子盤からケース内部に向
    つて複数本の電流端子金具が垂直に突出され、該
    電流端子金具に変流器ケース中央の貫通孔が嵌挿
    され、該貫通孔から突出した前記電流端子金具の
    上端部の間に、前記変流器を固定するように短絡
    バーが接続され、 前記基板の表面には、前記電流端子金具と同方
    向に突出して、前記変流器ケースの外周に当接す
    る変流器固定基準部が設けられ、 前記基板の表面には、ブロツク状をした電圧端
    子取付け部が一体に形成され、該電圧端子取付け
    部には、前記電流端子金具と同方向に伸びる複数
    本の溝が形成され、該溝内において前記外部端子
    盤から伸びる電圧端子金具と電力量計内部側の電
    圧リード線とが接続されていることを特徴とする
    電力量計の内部端子盤。
JP12029684U 1984-08-06 1984-08-06 電力量計の内部端子盤 Granted JPS6136568U (ja)

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JPS6136568U JPS6136568U (ja) 1986-03-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145421U (ja) * 1984-08-24 1986-03-26 真子 忠重 スイ−パ装置の回転ブラシ上下動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137Y2 (ja) * 1979-04-13 1983-01-05 株式会社東芝 電力量計

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