JPH01187080A - 育苗装置 - Google Patents

育苗装置

Info

Publication number
JPH01187080A
JPH01187080A JP1093488A JP1093488A JPH01187080A JP H01187080 A JPH01187080 A JP H01187080A JP 1093488 A JP1093488 A JP 1093488A JP 1093488 A JP1093488 A JP 1093488A JP H01187080 A JPH01187080 A JP H01187080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling
box
pallet
growing
seedling growing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1093488A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakimi Sei
瀬井 將公
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1093488A priority Critical patent/JPH01187080A/ja
Publication of JPH01187080A publication Critical patent/JPH01187080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、組織培養において、培養環境を制御すること
が可能な組織培養苗の育苗装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、組織培養においては試験管を用い、寒天借地に植
物組織を置床し培養するのが普通であり、極くまれに試
験管かシャーレ、フラスコに液体借地を入れ、口紙等を
用い、いわゆるペーパーフィック法で培養実験を行うこ
とがあった。
一方、微生物の培養において、振盪法ではフラスコ等の
中に液体借地を入れ、培養を行っており、また大量培養
時にはジャーファメンタ等の撹拌翼やバラ気システムを
有する装置が用いられている。
植物等の培養では液体に水没させての培養があるが組織
の効果や撹拌による破損が生じるため実験例は少ない。
ところで植物の栽培は、無菌室での栽培実験が昭和45
年の土壌肥料学会雑誌に「無菌高等植物に関する研究」
として発表されている他、栽培環境においては、日本作
物学会記事(昭和41年)に「フォッグボックスによる
霧栽培に関する研究」があり、植物を無菌や霧環境で栽
培、育成されることが試みられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように試験管内での培養では組織培養苗を低コス
トで大量に生産することができず、また組織培養苗の環
境制御不可能であった。
〔発明の目的〕
本発明は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは、組織培養苗の育成の自動化が可能
になって組織培養苗を低コストで大量に生産することが
できる育苗装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは高コストでしか
できなかった組織培養苗の環境制御−を簡便に且つ低コ
ストで高精度に行うことができる育苗装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の一つの目的を達成するために本発明は、装置本体
内に育苗パレットを搬入収容する搬入収容手段と、育苗
パレットに組織培養苗を置床し且つこの育苗パレットを
育苗箱内に設置する育苗パレット設置手段と、育苗パレ
ットを設置した育苗箱を移送して移送中に組織培養苗を
育成させる育成手段と、育成した組織培養苗を有する育
苗パレットを育苗箱から取り出す育苗パレット取出手段
と、育成した組織培養苗を有する育苗パレットを装置本
体外に搬出する搬出手段と、育苗パレットを除かれた育
苗箱を育苗パレット設置に供するために回収する育苗箱
回収手段とを備えた構成にしである。
〔作  用〕
搬入収容手段によって装置本体内に育苗パレットを搬入
収容してこの育苗パレットに組織培養苗を置床すると共
に育苗パレットを育苗箱内に設置し、この育苗箱を移送
してこの移送中に組織培養苗を育成させ、その後、育成
した組織培養苗を有する育苗パレットを育苗箱より取り
出し、この育苗パレットを装置本体外に搬出し、育苗箱
を育苗パレット設置に供するように回収する。
また、上記の他の目的を達成するために、本発明は上記
した育苗装置において、育苗箱に培養液の供給手段と、
空気の供給手段と、排気、排液手段と育苗パレットの組
織培養苗を無菌状態に保持する手段とを具備させた構成
にしである。
そして、培養時に無菌的に培養液、空気、排気、排液の
条件を変えて培養環境を制御することが可能にした。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本発明に係る育苗装置の全体構成を示し、同図
中1は装置本体であり、この装置本体1内は育苗パレッ
ト収容室2、育苗パレット仕込室3、育苗箱組立室4、
育苗室5、育苗パレット取出室6及び育苗箱洗浄室7に
区画されている。
そして、前記育苗パレット収容室2の側壁部8に搬入口
9が設けてあり、この搬入口9には開閉シリンダ10よ
り開閉作動されるゲート11が設けである。また育苗パ
レット収容室2と育苗パレット仕込室3との間の隔壁部
12には開口部13が設けてあり、この開口部13には
、開閉シリンダ14により開閉作動されるゲート15が
設けである。
前記育苗パレット収容室2の下部には装置収容部16が
設けてあり、この装置収容部16には水蒸気発生装置1
7が収容しである。この水蒸気発生装置17はヒーター
18を備えており、このヒーター18により外部から導
入した水を加熱して水蒸気を作り、この水蒸気をバルブ
19の開作動により育苗パレット収容室2内に供給し育
苗パレット20の滅菌を行うものである。
水蒸気は120℃、2気圧程度であり、前記ゲート11
.15は水蒸気圧に耐えるゲート機能を有する。前記育
苗パレット収容室2内にはりフタ−21が設けてあり、
このリフター21はベース部材22と受部材23とをパ
ンタグラフのような伸縮部材24で連結し、ベース部材
22に設けたリフトシリンダ25の作動により伸縮部材
24を介して受部材23を昇降させるものである。
前記育苗パレット仕込室3の上部には育苗パレット移動
装置26が設けてあり、この育苗パレット移動装置26
は隔壁部27に揺動可能に設けたアーム28に先側アー
ム29をヒンジ30を介して連結しこの先側アーム29
に吸着盤31を設け、図示しないモータ等の動力でアー
ム28、先側アーム29を折曲動作させるようなもので
ある。前記育苗パレット仕込室3内には育苗パレット受
装置32が設けてあり、この育苗パレット受装置32は
多数段のツメ33より成る育苗パレット受34を備えて
いる。
前記育苗パレット仕込室3は、隔壁部27の下部の開口
部35により育苗箱組立室4に通じており、育苗パレッ
ト仕込室3から育苗箱組立室4にかけてローラコンベヤ
36が設置しである。
前記育苗箱組立室4の上部には置床装置37と蓋体組立
装置38とが設置しである。この置床装置37は左右方
向のレール39を自走する台車40とこの台車40が備
えた前後方向のレール41を自走する台車42とこの台
車42に保持された胚様体や植物組織の供給部43とよ
り成り、また蓋体組立装置38は昇降シリンダ44のロ
ッド45に吸着盤46を取付けて成る。
前記育苗箱組立室4と育苗室5との間の隔壁部47には
開口部48が形成してあり、この開口部48に、開閉シ
リンダ49の作動により開口部48を開閉するゲート5
0が設けである。
前記育苗室5内には、搬送用コンベヤ51と第1、第2
、第3の育苗用コンベヤ52,53゜54とが設置しで
ある。搬送用コンベヤ51は昇降動するローラコンベヤ
台55を備えている。
第1、第2、第3の育苗用コンベヤ52.53゜54は
互に平行に配置しである。これらの第1、第2、第3の
育苗用コンベヤ52,53.54は第2図に示すように
左右一対の無端状のベルト55を備えており、これらベ
ルト55は駆動側の上側プーリ56と従動側の下側プー
リ57とに掛けてあり、上、下側プーリ56,57は、
装置本体1にブラケット58.59を介して支持された
シャフト60.61に保持されている。
前記ベルト55の外面部には一定のピッチで多数個の保
持アーム62が固設してあり、第11第2、第3の育苗
用コンベヤ52.53,54には給気手段63が設けで
ある。
この給気手段63は、第3図のように前記ベルト55に
全周にわたって形成された空気通路64を備えており、
ベルト55には、空気通路64をベルト5.5の内面部
に開口する弁孔65が、前記保持アーム62と同ピツチ
で多数個形成してあり、これらの弁孔65には弁機構6
6が設けである。この弁機構66は、前記弁孔65の弁
座67にスプリング68′のばね力で弁体68を着座さ
せて成る。また前記保持アーム62には、前記空気通路
64に通路69を介して連通ずる弁孔70が開口してお
り、この弁孔70に弁機構71が設けである。この弁機
構71は、弁孔70の弁座72にスプリング73のばね
力で弁本体74を着座させて成る。また前記下側プーリ
57は前記シャフト61にシール部材75を介して回転
可能に保持されており、このシール部材75はシャフト
61の上半分の部分に配置してあり、シャフト61の下
半分の置部と下側プーリ57の内周部との間には間隙が
形成してあり、この間隙が空気供給通路76になされて
いる。
また、下側プーリ57には、これの内周部から外周部に
かけて抜けZ孔77が前記ベルト55の弁孔70と同ピ
ツチで設けてあり、孔77の開口周縁部には複数の突起
78が設けである。
また前記ベルト55には排気手段79が設けである。こ
の排気手段79は第4図及び第5図に示すようにベルト
55に固着された受部材80を備えており、この受部材
80の当接面部81には凹部82が形成してあり、この
凹部82の底部に嵌挿孔83が形成しである。またベル
ト55には排気路84が形成してあり、この排気路84
は各受部材80の嵌挿孔83に通路85を介して通じて
いる。前記凹部82内には、閉止レバー用作動部材86
とフック用作動部材87とがそれぞれに揺動支点88.
89を有して設けてあり、閉止レバー用作動部材86は
作動シリンダ90により、tたフック用作動部材87は
作動シリンダ91によりそれぞれ揺動作動がなされるも
のである。
前記育苗室ら内には第1の育苗用コンベヤ52の搬入側
と第2の育苗用コンベヤ53の搬出側とに位置させて給
液手段92が設けである。
これら給液手段92は第6図乃至j@8図に示すように
アーム93とアーム94とを関節機構95で連結したア
ーム構体96を備えており、アーム93の端部は関節機
構97により装置本体1の壁部98に取付けである。関
節機構95゜97はモータ99.100を有し、モータ
99の駆動でアーム94が揺動し、モータ100の駆動
でアーム93が揺動するものである。前記アーム93の
先端部にはガイドフレーム101が固着してあり、この
ガイドフレーム101にはボックス102が昇降可能に
取付けてあり、ガイドフレーム101にはボックス10
2の昇降動作を行う昇降用シリンダ103が設けである
。前記アーム93.94には中空部104が形成してあ
り、この中空部104はガイドフレーム101、ボック
ス102に設けた開口部105.106を介してボック
ス102内に通じており、前記中空部104内には給液
管107が挿通してあり、給液管107の先部はボック
ス102内に挿入してあり、給液管107の端部は立ち
上げてあって、この立上り部108に接続管109が取
付けである。この接続管109の外周方には加熱コイル
110が設けてあり、この加熱コイル110への通電は
前記中空部104内に挿通したリード$1111を介し
て行われる。
前記ボックス102内には弁機構112と弁作動機構1
13とが設けである。弁機構112は、ブラケット11
4に揺動可能に設けられたレバー115を作動シリンダ
116で作動して、レバー115で給液管107の立上
り部108を閉止する構成である。
前記弁作動機構113は、それぞれに揺動支点117.
118を有する閉止レバー用作動部材119とフック用
作動部材120とを備えており、閉止レバー用作動部材
119は作動シリンダ121により、またフック用作動
部材87は作動シリンダ122によりそれぞれ揺動され
ものである。
前記育苗室5の底部にはレール123が軟膜してあり、
このレール123に自走台車124が載せである。この
自走台車124には4つの昇降シリンダ125により昇
降動される台128が設けてあり、この台126には、
モータ127の駆動により開閉する2対の把持体128
を有する把持体機構129が設けである。
前記育苗室5の天井部分には搬送装置130が配設して
あり、この搬送装置130は、天井部分に配置されたシ
ャフト131を備えており、そのシャフト131に軸受
部材132を介して台車133が設けてあり、この台車
133には4つの昇降シリンダ134により昇降動され
る台135が設けてあり、この台135には、モータ1
36の駆動により開閉する2対の把持体137を有する
把持機構138が設けである。
また前記育苗室5内には、第1、第2、第3の育苗用コ
ンベヤ52,53.54により搬送される透明な育苗箱
140内の組織培養苗に光を与えるための照光装置13
9が設けである。
前記育苗室5と育苗パレット取出室6との間の隔壁部1
41には開口部142が設けてあり、この開口部142
には、開閉用シリンダ143の作動により開閉作動する
ゲート144が設けである。前記育苗パレット取出室6
の端壁部145には開口部146が設けてあり、この開
口部146には、開閉用シリンダ147により開閉作動
するゲート148が設けである。
前記育苗パレット取出室6の天井部分には蓋体持上装置
149と育苗パレット取出装置150とが設けてあり、
また育苗パレット取出室6の床部にはローラコンベヤ1
51が設置しである。
蓋体持上装置149は、前記天井部分に固設したベース
152に持上用シリンダ153を設けてこれら持上用シ
リンダ153のロッド端部に吸着盤154を取付けて成
り、また、前記育苗パレット取出装置150は、前記天
井部分に取付けた昇降シリンダ155により昇降動され
る台156に一対の把持体157を開閉自在に取付け、
把持体157を開閉シリンダ158により作動するよう
にしたものである。
前記育苗室5と育苗箱洗浄室7との間の隔壁部159に
は開口部160が形成してあり、開口部160には開閉
シリンダ161の作動により開閉作動を行うゲート16
2が設けである。
前記育苗箱洗浄室7内には蓋体持上装置163とローラ
コンベヤ164と箱反転装置165とが設けてあり、ま
た育苗箱洗浄室7の周壁部にはヘッド管166が配設し
てあって、ヘッド管166の多数のノズル167が設け
である。
前記蓋体持上装置163は天井部分に固設した持上用シ
リンダ168のロッド端部に吸着盤169を取付けて成
る。また箱反転装置165は移動台車170に箱把持体
171を設け、箱把持体171をモータ172の駆動に
より反転するようにしたものである。
前記装置本体1には、前記育苗パレット取出室6の開口
部146の外方に位置させてローラコンベヤ173と搬
出手段174が設けてあり、これらで搬出部175を構
成している。
前記育苗箱140は第9図乃至第14図に示すように箱
本体176と蓋体177とを備えており、箱本体176
内は仕切板178により育苗区画179と機器収容部1
80とに区分しである。
そして、前記箱本体176には給液手段19Bと給気手
段197と排気手段198とが設けである。
給液手段196は、機器収容部180内に形成された養
液貯め181と機器収容部180内に収容された補助タ
ンク182とを備えており、この補助タンク182と養
液貯め181とは上、下の連通管183.184により
互に連通している。前記箱本体176の下面部には給液
管186及び空気抜き管193とこれら管186゜19
3を閉じるためのバルブ185が設けである。
給液管186は前記補助タンク182に通じており、空
気抜き管193は補助タンク182内に挿入しである。
前記給気手段197は、機器収容部180内に収容され
た滅菌フィルタ187を備えており、また、箱本体17
6の下面部にはボス189が固着してあり、このボス1
89には給気口190が形成してあり、この給気口19
0は管体191を介して滅菌フィルタ187の入口側に
接続してあり、この滅菌フィルタ187の出口側には管
体192が接続してあり、この管体192は前記養液貯
め181内に挿入してあって、この挿入端部にノズル1
94が設けである。
また前記仕切板178には噴出孔195が設けである。
前記排気手段198は、第15図に示すように箱本体1
76の下面部に固着されたボス199を備えており、こ
のボス199にはシール孔200と挿入孔201とが形
成してあって、挿入孔201に排気管202の下部が挿
入してあり、この排気管202は前記箱本体176の下
面部を貫通して育苗区画179内に挿入してあり、排気
管202の中間部にはストッパ203と口部204とが
形成してあり、排気管202はシール孔200に設けた
シール205により気密が保持きれていて上下方向に移
動可能になされている。前記ボス199にはバルブ20
6カ取付けである。このバルブ206と前記給液手段1
96のバルブ185はボス199に固設されたバルブ本
体207を備えており、このバルブ本体207内に、前
記排気管202(給液管186)の下端部に接続された
可撓性を有するチューブ208が挿入してあり、このチ
ューブ208の下端部に管体209が接続しである。
前記バルブ本体207には突条部210が形成してあり
、前記バルブ本体207のブラケット214にはレバー
211の端部が支軸212で揺動可能に取付けてあり、
このレバー211の先部には係止部213が形成しであ
る。また突条部210の端部にはフック215がピン2
16により取付けである。前記突条部210には上下に
それぞれ一対のアーム217,217’がねじりスプリ
ング218により所定の開き具合に保持されている。
そして、前記レバー211を回動して、レバー211と
突条部210とでチューブ208をはさみ込んで、この
チューブ208を偏平につぶして排気管202を閉じる
。このとき前記レバー211の係止部213にフック2
15が係止される。
前記箱本体176の周縁部の上面部219と蓋体177
の周縁部の下面部220との合せ部分にシール機構22
1が設けである。このシール機構221は第20図に示
すように前記上面部219に溝222を形成すると共に
上面部219に溝222をはさんでシール部材223゜
224を設け、溝222に配管225を接続し、この配
管225にバルブ226を設けて構成し、前記箱本体1
76の上面部219に蓋体177の下面部220を合致
されてバルブ226を開けて吸引し、溝222内を降圧
して前記下面部220を上面部219に密着させる。
またシール機構221は第21図に示すように、上面部
219に鉄片227を、下面部220に永久磁石228
を設けると共に前記上面部219にシール229を設け
、永久磁石228の吸着力で上、下面部219,220
を互に密着させる構成にしてもよい。この密着を解除す
る場合は電磁石230に電流を流して鉄片227を無磁
気化するようにすればよい。
また、育苗箱140内に育苗区画179内に挿入される
育苗パレット20には各組織培養苗に合わせた大きさの
区画部分が形成してあり、各区画部分には培土が入れで
ある。この培土は滅菌済のパーライト、バーミキュライ
ト等が用いられる。
次に作動を説明する。
ゲート11を開けて搬入口9より育苗パレット20が育
苗パレット収容室2内に搬入されてリフター21の受部
材23上に積上げられる。
搬入口9がゲート11で閉じられ、水蒸気発生装置17
で作られた水蒸気が育苗パレット収容室2内に放出され
て育苗パレット20の滅菌が行われる。
ゲート15を開けて開口部13を開口し、この開口部1
3より育苗パレット収容室2内に、育苗パレット移動装
置26の先側アーム29が挿入される。そして、この先
側アーム29に設けた吸着盤31で最上段の育苗パレッ
ト20を吸着保持し、この育苗パレット20を育苗パレ
ット仕込室3内に搬入して育苗パレット受装置32の育
苗パレット受34に移す。
この時、ローラコンベヤ36上には育苗箱140の箱本
体176がセットされており、この箱本体176の育苗
区画179内に育苗パレット20が前記育苗パレット受
34から落下し収容される。
その後ローラコンベヤ36の駆動により箱本体176が
育苗箱組立室4内に搬送されて置床装置37の下方に停
止する。この置床装置37の供給部43が育苗パレット
20の各区画部分内に胚様体やフラスコ又は本発明装置
で増殖した植物組織を置床する。次に前記箱本体176
は蓋体組立装置38の下方に移送されて昇降シリンダ4
4の伸長作動により、これのロッド45の吸着盤46が
吸着保持した蓋体177が下降し、この蓋体177が箱
本体176にかぶされて、育苗箱140が組み立てられ
る。
これらの作業の時、置床装置37内は菌の浸入を防ぐた
め外部より無菌の空気を導入し、置床装置37内を外部
に対し陽圧にしておくとよい。
その後、ゲート50が開いて開口部48より育苗室5内
に育苗箱140が搬入されて、この育苗箱140が搬送
用コンベヤ51のローラコンベヤ台55に載せられる。
このローラコンベヤ台55の下方に自走台車124が位
置しており、この自走台車124の昇降シリンダ125
が伸長して台126が上昇し台126に設けた把持機構
129の把持体128が育苗箱140を把持し、自走台
車124が移動して、育苗箱140を第1の育苗用コン
ベヤ52の保持アーム62上に移される。
この場合、育苗箱140の給気手段197のボス189
は弁孔70に挿入されて弁機構71の弁体74をスプリ
ング73に抗して押し開き、第1の育苗用コンベヤ52
の給気手段63が前記給気手段197に連通する。
また前記育苗箱140の排気手段198のバルブ206
は、第1の育苗用コンベヤ52の排気手段79の四部8
2に嵌合される。
第1の育苗用コンベヤ52において、シャフト60によ
り上側プーリ56の回転駆動でベルト55が走行し下側
プーリ57が回転して、育苗箱140がゆっくりと上昇
する。
前記ベルト55の走行と下側プーリ57の回転により、
この下側プーリ57の下方において突起78がベルト5
5の弁機構66の弁体67をスプリング68に抗して押
し開く。このために、空気供給通路76内の空気が、弁
機構66、空気通路64、通路69、弁機構71を経て
前記育苗箱140の給気手段197に流れる。
この給気手段197においては、空気は給気口190、
管体191を経て滅菌フィルタ187に入り滅菌された
後、管体192を介してノズル194に至る。
前記育苗箱140内の補助タンク182内の培養液は連
通管183,184を経て養液貯め181内に入ってお
り、前記ノズル194から噴出する空気により、培養液
が霧化される。この霧化された培養液は噴出孔195よ
り育苗区画179に供給される。
前記育苗箱140内の排気(排液)は前記排気手段79
の弁作動部を作動して前記バルブ206を開けることに
よりなされる。
すなわち、作動シリンダ91によりフック用作動部材8
7を作動してフック215を回動してレバー211の係
止部213よりフック215を外し、作動シリンダ90
を操作して閉止レバー用作動部材86により前記レバー
211を回動し°てチューブ208の閉止状態を解除す
る。
このために、アーム217,217’がねじりスプリン
グ218の力で閉じてチューブ208を偏平状態から円
形状態にもどす。
したがって、前記育苗箱140の育苗区画179内の排
気(排液)は排気管202からチューブ208、管体2
09、通路85を経てベルト55の排気路84に流れる
前記育苗箱140は第1の育苗用コンベヤ52によって
上昇するが最上段において培養液の補充がなされる。
すなわち、前記育苗箱140が最上段に位置すると、給
液手段92のアーム構体96が伸びてボックス102が
育苗箱140の給液手段 1196のバルブ185の下
方に移動し、昇降用シリンダ103の作動でボックス1
02が上昇してボックス102内の接続管109が給液
管1861巳接続される。
この状態で加熱コイル110に通電して接続管109と
給液管186との接続部分を滅菌する。
次にボックス102内の弁作動機構113が作動して前
記バルブ185が開作動される。
すなわち、作動シリンダ122によりフック用作動部材
120を作動してフック215を回動してレバー211
の係止部213よりフック215を外し、作動シリンダ
121を操作して閉止レバー用作動部材119により前
記レバー211を回動してチューブ208の閉止状態を
解除する。このために、アーム217.217’がねじ
りスプリング218の力で閉じてチューブ208を偏平
状態から円形状態にもどす。
またボックス102内の弁機構112の作動シリンダ1
16が作動してレバー115が回動し給液管107の立
上り部108の閉止を解除する。
次に、給液管107内の培養液を接続管109を介して
育苗箱140側の給液管186に流し、補助タンク18
2に注液する。補助タンク182内の空気は空気抜き管
193により外部に放出される。
培養液の補助タンク182への補充を完了すると、ボッ
クス102の弁機構112を閉じ、また育苗箱140の
バルブ185を閉じて、ボックス102を下降し、給液
管186と接続管109との接続を解除し、アーム構体
96を縮めてボックス102を格納する。
第1の育苗用コンベヤ52により最上段に運ばれた育苗
箱140は搬送装置130により、第2の育苗用コンベ
ヤ53の上部に移送される。
すなわち、モータ136の駆動により開閉する把持体1
37で育苗箱140が把持されて昇降シリンダ134の
作動により持ち上げられ台車133の走行により移送さ
れ、第2の育苗用コンベヤ53の保持アーム62上に移
送される。
この場合、育苗箱140の給気手段197のボス189
は上記と同様に弁孔70に挿入されて弁機構71の弁体
74をスプリング73に抗して押し開き、第2の育苗用
コンベヤ53の給気手段63が前記給気手段197に連
通ずる。
また、前記育苗箱140の排気手段198のバルブ20
6は、第2の育苗用コンベヤ53の排気手段79の四部
82に嵌合される。
第2の育苗用コンベヤ53により育苗箱140が下降し
、最下段に位置すると上記した給液手段92と同様な給
液手段92によって育苗箱140内の補助タンク182
に培養液が補充される。
前記育苗箱140が最下段に位置すると自走台車124
の台126が上昇し台126に設けた把持機構129の
把持体128が育苗箱14Gを把持し、自走台車124
が移動して育苗箱140を第3の育苗用コンベヤ54の
保持アーム62上に移す。
この場合、育苗箱140の給気手段197のボス189
は上記と同様に弁孔70に挿入されて弁機構71の弁体
74をスプリング73に抗して押し開き、第3の育苗用
コンベヤ54の給気手段63が前記給気手段197に連
通する。
また、前記育苗箱140の排気手段198のバルブ20
6は、第3の育苗用コンベヤ54の排気手段79の凹部
82に嵌合される。
そして、前記育苗箱140は第3の育苗用コンベヤ54
により上昇する。
前記育苗箱140が第1、第2、第3の育苗用コンベヤ
52,53.54で搬送されている間に照光装置139
により照光がなされ、上記のように培養液が供給され、
また排気(排液)がなされて植物体が生育される。
前記育苗箱140が、第3の育苗用コンベヤ5゛4の最
上段に位置すると、前記搬送装置130の把持体137
により把持されて搬送用コンベヤ51のローラコンベヤ
台55に移される。
前記育苗室5と育苗パレット取出室6との間の隔壁部1
41の開口部142がゲート144の開口作動により開
けられると、ローラコンベヤ台55の送りによって、前
記育苗箱140が育苗パレット取出室6内のローラコン
ベヤ151に移され、次にゲート144が作動して開口
部142が閉じられる。
蓋体持上装置149の持上用シンリンダ153が伸長し
て吸着盤154が蓋体177に吸着し、持上用シリンダ
153の縮小動作により蓋体177が持ち上げられてこ
の蓋体177が箱本体176から外される。この箱本体
176はローラコンベヤ151により育苗パレット取出
装置150の下方に送られて、この育苗パレット取出装
置150により箱本体176内の育苗パレット20が取
り出される。
すなわち、昇降シリンダ155の伸長により把持体15
7が下降して、この把持体157が育苗パレット20を
把持し、昇降シリンダ155の縮小動により把持体15
7を介して育苗パレット20が箱本体176より取り出
される。
前記箱本体176はローラコンベヤ151により蓋体持
上装置149の下方に移送されて、この蓋体持上装置1
49が持ち上げている蓋体177が下降して、箱本体1
76に蓋体177が載せられる。次にゲート144の開
動作により開口部142が開口される。
前記ローラコンベヤ151の駆動により、蓋体177を
載せた箱本体176は、搬送用コンベヤ51のローラコ
ンベヤ台55に移される。
この箱本体176が菌汚染されている場合には、ゲート
162の開作動により開口した開口部160を通して育
苗箱洗浄室7内のローラコンベヤ164上に移送されて
ゲート162により開口部160が閉じられる。
この育苗箱洗浄室7において、蓋体持上装置163の持
上用シリンダ168により吸着盤169を介して蓋体1
77が持ち上げられ、また箱本体176は箱反転装置1
65により保持反転されて、蓋体177と箱本体176
とは分離される。そして蓋体177と箱本体176とは
ノズル167より噴出する水蒸気により滅菌がなされる
このように滅菌された蓋体177と箱本体176とは再
び組み合わされて、搬送用コンベヤ51のローラコンベ
ヤ台55にもどされて、前記育苗箱組立室4内に搬入さ
れる。
また、蓋体177と箱本体176とが菌汚染されていな
い場合には、育苗箱洗浄室7に送ることなく、搬送用コ
ンベヤ51で直接に前記育苗箱組立体4内に搬入しても
よい。
また前記箱本体176より取り出された育苗パレット2
0はゲート148の開作動により開けられた開口部14
6より、搬出手段174によりローラコンベヤ173上
に搬出される。
この開口部146が開いている間は育苗パレット取出室
6内に除菌した空気を送り込んで陽圧にし開口部146
より雑菌が入らないようにする。また育苗パレット取出
室6に組織培養苗がない時は殺菌灯等により滅菌を行う
が組織培養苗が入るときは滅菌灯等を消す。
第22図及び第23図に育苗箱140の他の実施例を示
す。この実施例に係る育苗箱140は、箱本体176の
一側に設けた養液貯め240に並設された給液口挿入部
241を備えており、この給液挿入部241は下部にお
いて養液貯め240に通じている。そして給液、挿入部
241の底部にはピン24が植設しである。また蓋体1
77には、仕切板245が設けてあって、タンク収容部
246が形成しである。また補助タンク247の端部に
は給液部248が形成してあって、この給液部248に
弁機構249が設けである。この弁機構249は給液口
252にスプリング250の力で弁体251で着座させ
て成る。そして、補助タンク247の給液部248を給
液挿入部241に挿入して、ピン242により弁体25
1をスプリング250に抗して押して弁機構249を開
けて、補助タイツク24フ内の培養液を養液貯め240
に供給するようにしである。
また、第24図乃至第27図に育苗箱140の他の実施
例を示す。この育苗箱140は霧化した培養液の回収手
段を有するものである。
すなわち、箱本体176の育苗区画254は仕切板25
5により一苗ごとに区分けしてあり、また蓋体177内
も仕切板255′によって一苗ごとに区分けしてあり、
蓋体177の上部には各区画部分257に通じる通路2
58が形成しである。そして、箱本体176の機器収容
部259内には回収器260が設けてあり、この回収器
260は器本体261内にフード262を設けたもので
あって、回収器260の上部に接続された回収管263
は前記通路258に通じており、回収器260の下部は
液管264を介して養液貯め265に通じている。また
フード262は排気管266により排気手段198に通
じている。
そして、前記養液貯め265内の培養液はノズル267
より噴出する空気によって霧化されて噴出孔268より
通路258に流れて各区画部分257を下降して組織培
養苗に給液がなされる。このように各区画部分257に
区分すると万一菌汚染が生じても菌汚染は区画部分25
7にとどまり、全域に拡大することがなく被害を限定す
ることができる。
排気手段198により吸引されて霧化した培養液が回収
管263により回収器260に回収されてこの気流がフ
ード262により下降して液面268に衝突する流れに
なり、霧を慣性で液面268に衝突させて回収する。回
収された培養液は液管264を介して養液貯め265に
入る。
また、第28図及び第29図に育苗箱140の他の実施
例を示す。この育苗箱10は第9図乃至第14図に示す
補助タンク182と給気手段197の滅菌フィルタ18
7を箱外に配置したものであり、このようにすることに
より蓋体177と箱本体176との合わせ目のシール長
を短くすることができる。
また、第30図及び第31図に育苗箱140の他の実施
例を示す。この育苗箱140は、補助タンク182と給
気手段197と給液手段196の養液貯め181を箱外
に配置したものであり、この養液貯め181に設けたノ
ズル194から噴射した空気により霧化した培養液は噴
出口195より箱内に供給される。この場合、箱本体1
76の育苗区画179は長方形になり無駄なスペースが
なくなる。゛ また、第1、第2、第3の育苗用コンベヤ52゜53.
54で搬送される育苗箱140の排気(排液)の他の実
施例を第32図及び第33図に示す。この場合、育苗箱
140の搬送方向に断面コ字形状のフレーム270を設
け、このフレーム271の開口部を2枚のゴム板272
゜273で塞いで排気路274を形成し、前記育苗箱1
40の排気管202をゴム板272.273の合わせ目
に挿入する。したがって、育苗箱140から出た排気(
排液)は排気管202から排気路274に排出される。
排気と排液とを一緒に行った例を上記した各実施例で示
したが、排気と排液とを別々に行ってもよい。この場合
は、第34図に示すように育苗箱140の箱本体176
の底部に排気管202と排液管275とを別々に取付け
、排気管202及び排液管275にそれぞれバルブ27
6.277を設ける。これらバルブは上記したバルブ2
06,185と同構成のものである。
第35図に育苗室5内における育苗箱140の移動手段
の他の実施例を示す。
すなわち、育苗室5内には前記搬送用コンベヤ51と複
数の育苗用台車278と照光装置326とが収容しであ
る。前記育苗室5の天井部には蛇腹装置279を介して
ジヨイントヘッド280が設けてあり、このジヨイント
ヘッド280には給液用ジヨイント281、送気用ジヨ
イント282、排液用ジヨイント283、排気用ジヨイ
ント284、電気コネクタ285が設けてあり、各ジヨ
イント281〜284はそれぞれ対応する給液、送気、
排液、排気の給排装置(図示省略)に接続してあり、前
記ジヨイントヘッド280は上下方向に移動できるよう
にしである。
前記育苗用台車278は、育苗室5の床部に軟膜したレ
ール(図示省略)上を走行するものである。
前記育苗用台車278は台車本体286を備えており、
この台車本体286の下端部には車輪287が取付けて
あり、また台車本体287には左右一対の載置台289
が上下方向に複数段設けである。また台車本体286の
上端部には給液ジヨイント290、送気ジヨイント29
1、排液ジヨイント292、排気ジヨイント293、コ
ネクタ294が設けである。
これらジヨイント290〜293は配管299゜300
,301,302により、各載置台289の各ジヨイン
ト295,296,297.298に接続してあり、配
管299〜302にバルブ303.304,305.3
06が設けてあり、これらバルブ303,304,30
6,306の作動部はコネクタ294にリード線(図示
省略)を介して接、続しである。
したがって、前記育苗用台車278を搬送用コンベヤ5
1の側方に位置させ、この搬送用コンベヤ51のローラ
コンベヤ台55に育苗箱140を移動させ、この育苗箱
140を載せるべき載置台289の高さにローラコンベ
ヤ台55を上下動し、育苗用台車278を搬送用コンベ
ヤ51に侵入させたのちローラコンベヤ台55を微小量
下げて育苗箱140を載置台289に設置する。この設
置により、前記給液ジヨイント295は育苗箱140の
給液手段196に、送気ジヨイント296は育苗箱14
0の給気手段197に、排液、排気ジヨイント297゜
298は育苗箱140の排気手段198にそれぞれ接続
される。
このようにして各載置台289に育苗箱140を載置し
たら、育苗用台車278を移動して所定の位置にもって
きて、前記ジヨイントヘッド280を下降し、このジヨ
イントヘッド280の給液用ジヨイント281を前記給
液ジヨイント290に、送気用ジヨイント282を前記
送気ジヨイント291に、排液用ジヨイント283を前
記排液ジヨイント292に、排気用ジヨイント284を
前記排気ジヨイント293に、更に電気コネクタ285
を前記コネクタ294にそれぞれ接続し、前記バルブ3
03,304゜305.306を開閉作動することによ
り各育苗箱140への給液、送気、排気の各動作を行う
第38図及び第39図に育前箱140の他の実施例を示
す。この実施例では補助タンク1g2及び霧化装置を備
えていない。
そして、箱本体176内には植物組織を載せるかもしく
は植物組織を穴等にはさみ込んで載せるための育苗台3
07が設けてあり、この育苗台307下方の底部にはバ
ラ気管308と、このバラ気管308に設けたノズル3
09とが配設しである。また箱本体176の下面部には
ジヨイント部材310が固着してあり、このジヨイント
部材310に、排液管311のジヨイント312と、給
液管313のジヨイント814と、送気管315のジヨ
イント316とがそれぞれ取付けてあり、この送液管3
15は前記バラ気管308に接続しである。また前記排
液管311は逆U字形に曲げてあり、これの管口317
は前記育苗台307より下方に位置している。
また、前記育苗箱140の蓋体177の上面部には排気
口318が設けてあり、この排気口318に口金319
が取付けてあり、この口金319の端部にパツキン32
0を介してフィルタ321を沿わせ、口金319に袋ナ
ツト322を螺合して袋ナツト322でフィルタ321
を押えて前記口金319にフィルタ321が着脱可能に
取付けである。フィルタ321は0.2μ以下のメンブ
レンフィルタか気体透過膜であり、菌を透過しないもの
である。
また、前記蓋体177の側面部には開口部322が形成
してあり、この開口部322の外方には、前記側面部に
ボス323.0リング324を介して設けたカバー32
5が設けである。
したがって、前記育苗台307に植物組織を載せ、蓋体
177を箱本体176にかぶせる。
培養液は通常の水耕の場合、給液管313から給排され
、育苗台307近傍の液位が保たれる。
液中の酸素濃度を維持するために送気管315からバラ
気管308に空気が送られる。また排気は排気口318
から外気に排出されるがフィルタ321により菌の流入
が防止される。
前記給液管314から給液をつづけ排液管311の上端
まで液面が上昇するとサイホン作用により育苗箱140
内の液は排液管311の管口317が空気を吸い込むま
で、すなわち液面が最下部になるまで排液する。
この方法は植物組織を間欠的に液を浸すことができ、空
気の供給が少なくてすみ動力費の節約につながる。
この方法を上記した育苗用台車273で用いると上段の
育苗箱140を一度満液し、この育苗箱140の排液管
311を下段の育苗箱140の給液管313に結合する
ことによって、順次育苗箱140内に、液を満液→排液
として下段に伝えることができ一層の動力節減となる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る育苗装置は、装置本体内に
育苗パレットを搬入収容する搬入収容手段と、育苗パレ
ットに組織培養苗を置床し且つこの育苗パレットを育苗
箱内に設置する育苗パレット設置手段と、育苗パレット
を設置した育苗箱を移送して移送中に組織培養苗を育成
させる育成手段と、育成した組織培養苗を有するパレッ
トを育苗箱から取り出す育苗パレット取出手段と、育成
した組織培養苗を有する育苗パレットを装置本体外に搬
出する搬出手段と、育苗パレットを除かれた育苗箱を育
苗パレット装置に供するために回収する育苗箱回収手段
とを備えたことを特徴とするものである。
したがって、搬入収容手段によって装置本体内に育苗パ
レットを搬入収容してこの育苗パレットに組織培養苗を
置床すると共に育苗パレットを育苗箱内に設置し、この
育苗箱を移送して ・この移送中に組織培養苗を育成さ
せ、その後、育成した組織培養苗を有する育苗パレット
を育苗箱より取り出し、この育苗パレットを装置本体外
に搬出し、育苗箱を育苗パレット設置に供するように回
収することができる。
このために組織培養苗の育成の自動化が可能になり、組
織培養苗を低コストで大量に生産す ・ることが可能に
なる。
また本発明は、上記育苗装置において、育苗箱に培養液
の供給手段と空気の供給手段と排気、排液手段と育苗パ
レットの組織培養苗を無菌状態に保持する手段とを具備
させたことを特徴とするものである。
したがって、培養時に無菌的に培養液、空気、排気、排
液の条件を変えて培養環境を制御することが可能になり
、高コストでしかできなかった組織培養苗の環境制御を
簡便に且つ低コストで高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体を示す構成説明図、第
2図は育苗用コンベヤの構成説明図、第3図は育苗用コ
ンベヤにおける給気手段の断面図、第4図は育苗用コン
ベヤにおける排気、排液手段の側面図、第5図は同平面
図、第6図は給液手段の側面図、第7図は第6図■方向
からの矢視図、第8図は給液手段の要部断面図、第9図
は育苗箱の一部破断した平面図、第10図は同一部破断
した側面図、第11図は同断面図、第12図は育苗箱の
一部省略した側面図、第13図は第11図XI−XI線
に沿う断面図、第14図は第11図XW−XI線に沿う
断面図、第15図は排気手段の構成説明図、第16図は
バルブの断面図、第17図は第16図X■−X■線に沿
う断面図、第18図は第16図XI−X■線に沿う断面
図、第19図はバルブの作動説明図、第20図はシール
機構の構成説明図、第21図はシール機構の他の実施例
の構成説明図、第22図は育苗箱の他の実施例の断面図
、第23図は第22図XXl−XXI線に沿う断面図、
第24図は育苗箱の他の実施例の断面図、第25図は第
24図XXV−XXV線に沿う断面図、第26図は回収
器の断面図、第27図は第26図I!■−Xx■線に沿
う断面図、第28図は育苗箱の他の実施例の平面図、第
29図は同側面図、第30図は育苗箱の他の実施例の平
面図、第31図は同断面図、第32図は排気、排液手段
の他の実施例の説明図、第33図は同側面図、第34図
は育苗箱の排気、排液手段の他の実施例の説明図、第3
5図は育苗箱の移動手段の他の実施例の構成説明図、第
36図は育苗用台車の正面図、第37図は同側面図、第
38図は育苗箱の他の実施例の側面図、第39図は同縦
断面図である。 1は装置本体、2は育苗パレット収容室、3は育苗パレ
ット仕切室、4は育苗箱組立室、5は育苗室、6は育苗
パレット取出室、20は育苗パレットコンベヤ、51は
搬送用コンベヤ、52.53.54は育苗用コンベヤ、
140は育苗箱。 出願人  株式会社 小 松 製 作 所代理人  弁
理士  米 原 正 章

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)装置本体内に育苗パレットを搬入収容する搬入収
    容手段と、育苗パレットに組織培養苗を置床し且つこの
    育苗パレットを育苗箱内に設置する育苗パレット設置手
    段と、育苗パレットを設置した育苗箱を移送して移送中
    に組織培養苗を育成させる育成手段と、育成した組織培
    養苗を有する育苗パレットを育苗箱から取り出す育苗パ
    レット取出手段と、育成した組織培養苗を有する育苗パ
    レットを装置本体外に搬出する搬出手段と、育苗パレッ
    トを除かれた育苗箱を育苗パレット設置に供するために
    回収する育苗箱回収手段とを備えたことを特徴とする育
    苗装置。
  2. (2)育苗箱に培養液の供給手段と空気の供給手段と排
    気、排液手段と育苗パレットの組織培養苗を無菌状態に
    保持する手段とを具備させたことを特徴とする特許請求
    の範囲の記載(1)の育苗装置。
JP1093488A 1988-01-22 1988-01-22 育苗装置 Pending JPH01187080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1093488A JPH01187080A (ja) 1988-01-22 1988-01-22 育苗装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1093488A JPH01187080A (ja) 1988-01-22 1988-01-22 育苗装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01187080A true JPH01187080A (ja) 1989-07-26

Family

ID=11764056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1093488A Pending JPH01187080A (ja) 1988-01-22 1988-01-22 育苗装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01187080A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1989236B (zh) 膜生物反应器
Aitken-Christie et al. Development of a semi-automated micropropagation system
EP0402464A1 (en) Solution culture apparatus
JP2006204136A (ja) 液体状態接種用自動化量産システム
CN214244414U (zh) 一种微生物培养箱
JP2002051639A (ja) きのこの液体種菌の製造方法及び液体種菌の接種装置
JPH01187080A (ja) 育苗装置
CN114868651B (zh) 一种金线莲种植用幼苗培育装置
JP2714827B2 (ja) 種菌充填装置
JP2002125461A (ja) 液状種菌接種装置
JP2667975B2 (ja) 種菌充填装置
JP2015525570A (ja) 無菌条件下の植物の大規模成長のためのバイオリアクタ容器
JP2000166408A (ja) 移植装置の苗植え込み機構
CN113943657A (zh) 一种自动更换培养液的培养箱装置
KR101920162B1 (ko) 버섯 종균액 자동 접종 장치
JP3883417B2 (ja) きのこ栽培における芽出し方法およびきのこ栽培における芽出し設備
JPS63245622A (ja) コンテナ植物培養方法
CN1012126B (zh) 竹荪超净制种方法
JP2004166585A (ja) きのこ子実体の生育方法およびきのこ子実体の生育設備
CN218574544U (zh) 氧气湿化瓶清洗装置
WO2014024211A2 (en) Bioreactor vessel for large scale growing of plants under aseptic conditions
CN219185035U (zh) 一种苹果苗木培育基肥土壤灭菌箱
CN220334867U (zh) 终端取水设备
CN216795962U (zh) 一种用于食用菌的高温蒸汽灭菌舱
CN220530130U (zh) 一种整形手术用翘鼻子假体输送装置