JPH0118674B2 - - Google Patents
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- JPH0118674B2 JPH0118674B2 JP59031428A JP3142884A JPH0118674B2 JP H0118674 B2 JPH0118674 B2 JP H0118674B2 JP 59031428 A JP59031428 A JP 59031428A JP 3142884 A JP3142884 A JP 3142884A JP H0118674 B2 JPH0118674 B2 JP H0118674B2
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- phase
- motor
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P23/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
- H02P23/18—Controlling the angular speed together with angular position or phase
- H02P23/186—Controlling the angular speed together with angular position or phase of one shaft by controlling the prime mover
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明は、デイスクプレーヤ、テープレコー
ダその他高精度な定速回転が要求される装置に使
用するモータの回転制御装置に関する。
ダその他高精度な定速回転が要求される装置に使
用するモータの回転制御装置に関する。
従来技術
モータの回転速度を目標値に制御するために
は、被制御モータの回転数及び回転位相を検出し
て、フイードバツク制御により行うのが一般的で
ある。
は、被制御モータの回転数及び回転位相を検出し
て、フイードバツク制御により行うのが一般的で
ある。
そして、特にその制御精度を高めるためには、
モータの回転によつて検出されるパルス信号と一
定周期の基準信号との位相差を検出して、その位
相差を無くすか又は一定に保つようにモータの回
転を制御する位相制御系を設けることが必要であ
る。
モータの回転によつて検出されるパルス信号と一
定周期の基準信号との位相差を検出して、その位
相差を無くすか又は一定に保つようにモータの回
転を制御する位相制御系を設けることが必要であ
る。
そこで、回転数によるフイードバツク制御系と
位相制御系とを備えたモータの回転制御装置の従
来例を第1図に示し、第2図および第3図のタイ
ミングチヤートをも参照してその動作を説明す
る。
位相制御系とを備えたモータの回転制御装置の従
来例を第1図に示し、第2図および第3図のタイ
ミングチヤートをも参照してその動作を説明す
る。
第1図において、下側のフイードバツクループ
がモータ1を位相制御する系であり、上側のフイ
ードバツクループがモータ1の回転数(回転速
度)を制御する系であり、加算回路2、アンプ
3、およびモータ駆動回路4は共通である。
がモータ1を位相制御する系であり、上側のフイ
ードバツクループがモータ1の回転数(回転速
度)を制御する系であり、加算回路2、アンプ
3、およびモータ駆動回路4は共通である。
モータ1の回転によつて、円周の半分ずつにN
極とS極が形成された回転永久磁石5が回転さ
れ、これに近設して配設した磁気ヘツド6から第
2図aに示すような正負交互のパルスが出力され
る。
極とS極が形成された回転永久磁石5が回転さ
れ、これに近設して配設した磁気ヘツド6から第
2図aに示すような正負交互のパルスが出力され
る。
これを正パルスアンプ7と負パルスアンプ8に
よつて、第2図bおよびcに示すように正パルス
と負パルスに分離し、その負パルスをフリツプフ
ロツプ回路(以下「FF」と略称する)9のセツ
ト入力とし、正パルスをリセツト入力とすること
により、第2図dに示すようなFF出力を得る。
よつて、第2図bおよびcに示すように正パルス
と負パルスに分離し、その負パルスをフリツプフ
ロツプ回路(以下「FF」と略称する)9のセツ
ト入力とし、正パルスをリセツト入力とすること
により、第2図dに示すようなFF出力を得る。
このFF出力の立上りを微分回路10によつて
微分して作つた第2図eに示す微分パルスが、モ
ータ1の回転位相を示す信号である。
微分して作つた第2図eに示す微分パルスが、モ
ータ1の回転位相を示す信号である。
一方、トグル型FF11には第2図fに示すよ
うな一定周期のパルス状の基準信号が入力されて
おり、FF11は同図gに示すような一定周期で
デユーテイ比が1/2の矩形波を出力する。
うな一定周期のパルス状の基準信号が入力されて
おり、FF11は同図gに示すような一定周期で
デユーテイ比が1/2の矩形波を出力する。
このFF11の出力波形を、台形波成形回路1
2によつて第2図hに示すような台形波に成形す
る。
2によつて第2図hに示すような台形波に成形す
る。
サンプルホールド回路13は、この台形波の斜
辺部のレベルを微分回路10からの微分パルスの
発生タイミングでサンプルホールドして、第2図
iに示すようなホールド出力を得る。このホール
ド出力値は、基準信号とモータの回転によつて発
生される微分パルスとの位相差によつて変化し、
微分パルスの方が予め設定した位相差だけ遅れて
いる時に台形波の斜辺部の中点のレベルになり、
微分パルスの位相がそれより遅れると大きくな
り、進むと小さくなる。
辺部のレベルを微分回路10からの微分パルスの
発生タイミングでサンプルホールドして、第2図
iに示すようなホールド出力を得る。このホール
ド出力値は、基準信号とモータの回転によつて発
生される微分パルスとの位相差によつて変化し、
微分パルスの方が予め設定した位相差だけ遅れて
いる時に台形波の斜辺部の中点のレベルになり、
微分パルスの位相がそれより遅れると大きくな
り、進むと小さくなる。
このホールド出力を補償回路14を介して加算
回路2に入力させ、後述する反転アンプ25の出
力と加算して、アンプ3を通してモータ駆動回路
4へ入力し、モータ1の駆動電流を制御すること
によりモータ1の回転を基準信号の周期に同期さ
せるように制御する。
回路2に入力させ、後述する反転アンプ25の出
力と加算して、アンプ3を通してモータ駆動回路
4へ入力し、モータ1の駆動電流を制御すること
によりモータ1の回転を基準信号の周期に同期さ
せるように制御する。
さらに、回路永久磁石5の回転により、その周
囲に近接して形成したプリントパターン15にも
第3図jに示すような正負交互のパルスが発生す
る。
囲に近接して形成したプリントパターン15にも
第3図jに示すような正負交互のパルスが発生す
る。
このパルスをアンプ16を通してFF17に入
力し、第3図kに示すようなモータの回転数に応
じたパルス幅TnのFF出力を得る。このFF出力
の立上りでモノマルチ18をトリガして、第3図
lに示すような一定パルス幅T0の矩形波パルス
を発生させ、FF17の出力をインバータ19に
よつて反転させた信号とアンド回路20によつて
アンドをとり、第3図mに示すようなモータの回
転数に応じたパルス幅のパルス信号を作る。
力し、第3図kに示すようなモータの回転数に応
じたパルス幅TnのFF出力を得る。このFF出力
の立上りでモノマルチ18をトリガして、第3図
lに示すような一定パルス幅T0の矩形波パルス
を発生させ、FF17の出力をインバータ19に
よつて反転させた信号とアンド回路20によつて
アンドをとり、第3図mに示すようなモータの回
転数に応じたパルス幅のパルス信号を作る。
このパルスを積分回路21によつて積分して第
3図nに示すような積分波形にして、それをモノ
マルチ18の出力を立下り検出パルス成形回路2
2を通して得た第3図oに示すパルスの発生タイ
ミングで、サンプルホールド回路23によつてサ
ンプルホールドし、第3図pに示すようなホール
ド出力を得る。
3図nに示すような積分波形にして、それをモノ
マルチ18の出力を立下り検出パルス成形回路2
2を通して得た第3図oに示すパルスの発生タイ
ミングで、サンプルホールド回路23によつてサ
ンプルホールドし、第3図pに示すようなホール
ド出力を得る。
このホールド出力はモータ1の回転数に応じて
変化し、回転数が高くなると大きくなり、回転数
が低くなると小さくなる。
変化し、回転数が高くなると大きくなり、回転数
が低くなると小さくなる。
そこで、このホールド出力を反転アンプ25に
よつて反転して加算回路2に入力し、アンプ3を
通してモータ駆動回路4へフイードバツクするこ
とにより、モータ1の回転数を略設定回転数に制
御することができる。そして、さらに正確な制御
を前述の位相制御系が行うわけである。
よつて反転して加算回路2に入力し、アンプ3を
通してモータ駆動回路4へフイードバツクするこ
とにより、モータ1の回転数を略設定回転数に制
御することができる。そして、さらに正確な制御
を前述の位相制御系が行うわけである。
ところで、このようなモータの回転制御装置に
おいて、制御誤差を少なくするためには、アンプ
3によるゲインを大きくとればよいが、ゲインを
大きくすると系の安定性が悪くなる。
おいて、制御誤差を少なくするためには、アンプ
3によるゲインを大きくとればよいが、ゲインを
大きくすると系の安定性が悪くなる。
このような相反する問題を解決する目的で補償
回路を入れているわけであり、この補償回路には
時定数の大きい充放電回路が必要となる。第1図
においては、抵抗R1,R2とコンデンサC1により
時定数の大きい補償回路14を構成している。
回路を入れているわけであり、この補償回路には
時定数の大きい充放電回路が必要となる。第1図
においては、抵抗R1,R2とコンデンサC1により
時定数の大きい補償回路14を構成している。
このような補償を行うと、通常の動作時には安
定で誤差の少ない制御を達成できるが、過負荷時
やモータ電源投入時のような過度応答時には、電
気回路の歪やダイナミツクレンジはずれにより、
位相ロツクまでの時間が長くなつたり、場合によ
つては引込み不能になることもある。
定で誤差の少ない制御を達成できるが、過負荷時
やモータ電源投入時のような過度応答時には、電
気回路の歪やダイナミツクレンジはずれにより、
位相ロツクまでの時間が長くなつたり、場合によ
つては引込み不能になることもある。
その対策として、第4図に示すようなリミツタ
や、第5図に示すような能動フイルタを補償回路
に使用することも行われている。
や、第5図に示すような能動フイルタを補償回路
に使用することも行われている。
しかしながら、前者は外乱に対して制御用誤差
信号の得られる範囲が制限され、そのため応答性
が不充分になるという欠点があり、後者は制御系
に振動を起こす恐れがある。
信号の得られる範囲が制限され、そのため応答性
が不充分になるという欠点があり、後者は制御系
に振動を起こす恐れがある。
目 的
この発明は、このような従来のモータの回転制
御装置における問題点に着目してなされたもの
で、補償回路に上述したリミツタや能動フイルタ
を使用することなく、通常動作時には安定で誤差
の少ない制御を達成でき、過度応答時にも速やか
に位相ロツクできて、しかも制御系に振動を起こ
すような恐れがないようにすることを目的とす
る。
御装置における問題点に着目してなされたもの
で、補償回路に上述したリミツタや能動フイルタ
を使用することなく、通常動作時には安定で誤差
の少ない制御を達成でき、過度応答時にも速やか
に位相ロツクできて、しかも制御系に振動を起こ
すような恐れがないようにすることを目的とす
る。
構 成
そのため、この発明によるモータの回転制御装
置は、その位相制御系の制御ループ内の位相差に
応じた制御信号の出力ラインに介挿した抵抗と、
電源電圧を抵抗値の等しい2個の抵抗で分圧して
その分圧点に前記位相差が基準値のときの制御信
号値と同等の電圧を得る分圧回路と、この分圧回
路の分圧点と上記出力ラインに介挿した抵抗の出
力側との間に接続して時定数回路を形成するコン
デンサとからなる補償回路と、検出した位相差が
回路のダイナミツクレンジを越えたときにそれを
検出する位相外れ検出回路と、その検出信号によ
つて上記時定数回路のコンデンサを短絡する開閉
回路とを設け、位相誤差が異常に大きい過度応答
時には誤差信号を基準値にロツクするようにした
ものである。
置は、その位相制御系の制御ループ内の位相差に
応じた制御信号の出力ラインに介挿した抵抗と、
電源電圧を抵抗値の等しい2個の抵抗で分圧して
その分圧点に前記位相差が基準値のときの制御信
号値と同等の電圧を得る分圧回路と、この分圧回
路の分圧点と上記出力ラインに介挿した抵抗の出
力側との間に接続して時定数回路を形成するコン
デンサとからなる補償回路と、検出した位相差が
回路のダイナミツクレンジを越えたときにそれを
検出する位相外れ検出回路と、その検出信号によ
つて上記時定数回路のコンデンサを短絡する開閉
回路とを設け、位相誤差が異常に大きい過度応答
時には誤差信号を基準値にロツクするようにした
ものである。
実施例
以下、この発明の実施例を第6図のブロツク図
および第7図のタイミングチヤートによつて説明
するが、第6図は、この発明によるモータの回転
制御装置における第1図で2点鎖線で囲んで示し
た部分に相当する部分のみを示しており、他の部
分は第1図の従来例と同様であるので図示および
その説明を省略する。
および第7図のタイミングチヤートによつて説明
するが、第6図は、この発明によるモータの回転
制御装置における第1図で2点鎖線で囲んで示し
た部分に相当する部分のみを示しており、他の部
分は第1図の従来例と同様であるので図示および
その説明を省略する。
第6図において、第1図の微分回路10とサン
プルホールド回路13との間に、モノマルチ3
1,32と立下り微分回路33を直列に挿入する
と共に、モノマルチ31の出力とFF11の出力
とのアンドをとるアンド回路35を設けている。
プルホールド回路13との間に、モノマルチ3
1,32と立下り微分回路33を直列に挿入する
と共に、モノマルチ31の出力とFF11の出力
とのアンドをとるアンド回路35を設けている。
そして、位相差に応じた制御信号(ホールド
値)を出力するサンプルホールド回路13の出力
ラインに、補償回路34を介挿している。
値)を出力するサンプルホールド回路13の出力
ラインに、補償回路34を介挿している。
この補償回路34は、電源電圧Vccを抵抗値の
等しい抵抗R3,R4によつて分圧した電圧Va(Va
=Vcc/2)を抵抗R5とコンデンサC2による時
定数回路を介してサンプルホールド回路13の出
力ラインに与えるように構成されており、そのコ
ンデンサC2に並列に開閉回路36を接続してい
る。
等しい抵抗R3,R4によつて分圧した電圧Va(Va
=Vcc/2)を抵抗R5とコンデンサC2による時
定数回路を介してサンプルホールド回路13の出
力ラインに与えるように構成されており、そのコ
ンデンサC2に並列に開閉回路36を接続してい
る。
この開閉回路36は、アンド回路35の出力に
よつて開閉制御され、アンド回路35の出力がロ
ーレベル“L”の時は開いており、ハイレベル
“H”の時に閉じてコンデンサC2を短絡する。
よつて開閉制御され、アンド回路35の出力がロ
ーレベル“L”の時は開いており、ハイレベル
“H”の時に閉じてコンデンサC2を短絡する。
次に、この第6図の回路の作用を第7図を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
モノマルチ34は、第1図の微分回路10から
の第7図eに示すような微分パルスを入力してト
リガされ、同図qに示すような一定パルス幅の矩
形波パルスを出力する。
の第7図eに示すような微分パルスを入力してト
リガされ、同図qに示すような一定パルス幅の矩
形波パルスを出力する。
モノマルチ32は、この矩形波パルスの立下り
でトリガされて第7図rに示すような一定パルス
幅の矩形波パルスを出力し、その立下りで微分回
路33が同図sに示すような微分パルスを発生す
る。
でトリガされて第7図rに示すような一定パルス
幅の矩形波パルスを出力し、その立下りで微分回
路33が同図sに示すような微分パルスを発生す
る。
一方、FF11は従来と同様に基準信号の周期
の1/2のパルス幅をもつ第7図gに示すような
矩形波信号を出力し、台形波成形回路12によつ
て同図hに示すような台形波に成形される。
の1/2のパルス幅をもつ第7図gに示すような
矩形波信号を出力し、台形波成形回路12によつ
て同図hに示すような台形波に成形される。
サンプルホールド回路13は、この台形波の斜
辺部のレベルを微分回路33からの微分パルスs
の発生タイミングでホールドして、第7図tに示
すようなホールド出力を得て、これを制御信号と
して補償回路34を介して第1図の加算回路2へ
入力させ、位相誤差を修正するようにフイードバ
ツク制御を行う。
辺部のレベルを微分回路33からの微分パルスs
の発生タイミングでホールドして、第7図tに示
すようなホールド出力を得て、これを制御信号と
して補償回路34を介して第1図の加算回路2へ
入力させ、位相誤差を修正するようにフイードバ
ツク制御を行う。
この制御信号は、補償回路34の抵抗R3〜R5
とコンデンサC2による充放電時定数により補償
されるので、制御の安定性がよく、ゲインを上げ
て誤差を少なくすることもでき、動作範囲も広く
とれる。
とコンデンサC2による充放電時定数により補償
されるので、制御の安定性がよく、ゲインを上げ
て誤差を少なくすることもでき、動作範囲も広く
とれる。
なお、第7図gにおいてモノマルチ31の出力
パルスが実線で示すタイミングで発生する時は、
基準信号によるFF11の出力パルスとの位相差
が基準値にある完全に同期がとれた状態にあり、
微分回路33からの微分パルスsが台形波hの斜
辺部の中点で発生し、サンプルホールド回路13
のホールド値はVcc/2になる。
パルスが実線で示すタイミングで発生する時は、
基準信号によるFF11の出力パルスとの位相差
が基準値にある完全に同期がとれた状態にあり、
微分回路33からの微分パルスsが台形波hの斜
辺部の中点で発生し、サンプルホールド回路13
のホールド値はVcc/2になる。
この状態よりモータの回転位相が進むとホール
ド値は低くなり、回転位相が遅れるとホールド値
は高くなる。
ド値は低くなり、回転位相が遅れるとホールド値
は高くなる。
ところで、モノマルチ31の出力パルスが第7
図qに破線で示すように遅れて発生する場合に
は、微分回路33からの微分パルスも同図sに破
線で示すように遅れて発生し、同図hに示す台形
波の斜辺部からはずれてしまい、位相差が回路の
ダイナミツクレンジを越えてしまうため位相ロツ
クがかからなくなる。
図qに破線で示すように遅れて発生する場合に
は、微分回路33からの微分パルスも同図sに破
線で示すように遅れて発生し、同図hに示す台形
波の斜辺部からはずれてしまい、位相差が回路の
ダイナミツクレンジを越えてしまうため位相ロツ
クがかからなくなる。
そこで、このような場合には、第7図uに破線
で示すようにアンド回路35の出力が“H”にな
り、開閉回路36を短時間閉じて時定数回路のコ
ンデンサC2を短絡し、過誤差電圧を放電させて
位相差が基準値の時のホールド値(制御信号)と
同等の電圧Vaを制御信号として与えることによ
り、速やかに定常状態に向わせることができる。
で示すようにアンド回路35の出力が“H”にな
り、開閉回路36を短時間閉じて時定数回路のコ
ンデンサC2を短絡し、過誤差電圧を放電させて
位相差が基準値の時のホールド値(制御信号)と
同等の電圧Vaを制御信号として与えることによ
り、速やかに定常状態に向わせることができる。
このアンド回路35が位相外れ検出回路の役目
をなし、位相外れの状態が続いている間はモノマ
ルチ31の出力パルスの周期で開閉回路36を閉
じてコンデンサC2を短絡し続けるので、制御信
号は略Vcc/2に維持される。
をなし、位相外れの状態が続いている間はモノマ
ルチ31の出力パルスの周期で開閉回路36を閉
じてコンデンサC2を短絡し続けるので、制御信
号は略Vcc/2に維持される。
そして、位相差が回路のダイナミツクレンジ内
に入ると、アンド回路35の出力は“L”のまま
になり開閉回路36は開いたままになるので、位
相差に応じたフイードバツク制御が自動的に開始
される。
に入ると、アンド回路35の出力は“L”のまま
になり開閉回路36は開いたままになるので、位
相差に応じたフイードバツク制御が自動的に開始
される。
効 果
以上実施例について説明したように、この発明
によるモータの回転制御装置は、位相制御系の通
常動作時には補償回路に充分な時定数を持たせ、
誤差が少なく安定性のよい制御を達成し、位相差
が回路のダイナミツクレンジを越えるような過度
応答時には、補償回路のコンデンサを短絡して基
準の制御電圧を与えるので、速やかに定常状態に
向わせることができる。
によるモータの回転制御装置は、位相制御系の通
常動作時には補償回路に充分な時定数を持たせ、
誤差が少なく安定性のよい制御を達成し、位相差
が回路のダイナミツクレンジを越えるような過度
応答時には、補償回路のコンデンサを短絡して基
準の制御電圧を与えるので、速やかに定常状態に
向わせることができる。
第1図は、従来のモータの回転制御装置の例を
示すブロツク回路図、第2図および第3図は、同
じくその動作説明のためのタイミングチヤート
図、第4図および第5図は、それぞれ従来の補償
回路の異なる例を示す回路図である。第6図は、
この発明の一実施例の要部を示すブロツク回路
図、第7図は、同じくその動作説明のためのタイ
ミングチヤート図である。 1…モータ、5…回転永久磁石、6…磁気ヘツ
ド、13,23…サンプルホールド回路、14,
34…補償回路、31,32…モノマルチ、33
…立下り微分回路、35…アンド回路(位相外れ
検出回路)、36…開閉回路。
示すブロツク回路図、第2図および第3図は、同
じくその動作説明のためのタイミングチヤート
図、第4図および第5図は、それぞれ従来の補償
回路の異なる例を示す回路図である。第6図は、
この発明の一実施例の要部を示すブロツク回路
図、第7図は、同じくその動作説明のためのタイ
ミングチヤート図である。 1…モータ、5…回転永久磁石、6…磁気ヘツ
ド、13,23…サンプルホールド回路、14,
34…補償回路、31,32…モノマルチ、33
…立下り微分回路、35…アンド回路(位相外れ
検出回路)、36…開閉回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モータの回転によつて検出されるパルス信号
と一定周期の基準信号との位相差に応じてモータ
の回転を制御する位相制御系を有するモータの回
転制御装置において、 前記位相制御系の制御ループ内の前記位相差に
応じた制御信号の出力ラインに介挿した抵抗と、
電源電圧を抵抗値の等しい2個の抵抗で分圧して
その分圧点に前記位相差が基準値のときの制御信
号値と同等の電圧を得る分圧回路と、この分圧回
路の分圧点と前記出力ラインに介挿した抵抗の出
力側との間に接続して時定数回路を形成するコン
デンサとからなる補償回路と、 前記位相差が回路のダイナミツクレンジを越え
たときにそれを検出する位相外れ検出回路と、 該回路の検出信号により前記コンデンサを短絡
する開閉回路とを設けたことを特徴とするモータ
の回転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59031428A JPS60176479A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | モ−タの回転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59031428A JPS60176479A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | モ−タの回転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60176479A JPS60176479A (ja) | 1985-09-10 |
JPH0118674B2 true JPH0118674B2 (ja) | 1989-04-06 |
Family
ID=12330967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59031428A Granted JPS60176479A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | モ−タの回転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60176479A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101656642B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2016-09-09 | (주)디지탈라인 | 영상을 이용한 집단 행동 분석 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537347B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1996-09-25 | エヌティエヌ株式会社 | 速度制御装置 |
JP2912617B2 (ja) * | 1987-03-20 | 1999-06-28 | 松下電器産業株式会社 | モータ制御装置 |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP59031428A patent/JPS60176479A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101656642B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2016-09-09 | (주)디지탈라인 | 영상을 이용한 집단 행동 분석 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60176479A (ja) | 1985-09-10 |
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