JPH01186684A - 半導体光メモリ - Google Patents

半導体光メモリ

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JPH01186684A
JPH01186684A JP63007173A JP717388A JPH01186684A JP H01186684 A JPH01186684 A JP H01186684A JP 63007173 A JP63007173 A JP 63007173A JP 717388 A JP717388 A JP 717388A JP H01186684 A JPH01186684 A JP H01186684A
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semiconductor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画像処理や光コンピュータ等に必要とされる半
導体光メモリに関する。
(従来技術とその問題点) 微少なトリガ光によってレーザ発振をおこし、トリガ光
が無くなった後でも発振し続ける機能を備えた、半導体
光メモリは、これからの光交換や、並列光情報処理シス
テムを構成する際に不可欠なキー・デバイスである。こ
の様な機能を有するデバイスとしては双安定半導体レー
・ザが知られており、昭和60年通信学会総合全国大会
886などに詳細が報告されている。双安定半導体レー
ザの問題点は〜数100μm程度の比較的強い強度のト
リガ光が必要なことであった。双安定半導体レーザをト
リガ光でONさせるには、光をレンズを通してレーザ端
面に照射し、効率良く、非励起状態にある活性層に絞り
込んでやる必要がある。活性層の幅と厚みはそれぞれ約
1μm、0゜1μmと狭く、効率良い光結合は困難であ
った。
そのために結合損失が大きくなり、相対的にトリガ強度
は高い値が必要とされるようになる。
第“9図はジャーナル・オブ・アプライド・フィジック
ス(Journal of Applied Phys
ics)誌、第59巻、第596頁〜第600頁、19
86年に記載されている半導体光メモリの従来例の断面
図である。
この従来例はpnpnサイリスタ構造となっている。ア
ノード領域93とカソード領域95はそれぞれp −A
 I GaAsとn  AlGaAsからなり、これら
が禁制帯幅の狭いn−GaAsで形成されたn型ベース
層の4aを挾む構造となっている。サイリスタがオンし
、高インピーダンス状態から低インピーダンス状態に移
ると、n型ベース層の4aにキャリアが注入され、この
部分に閉じ込められる結果、自然放出光が生じる。但し
、双安定レーザと違って高い光出力は得られない。
(発明が解決しようとする問題点) 従来例に於ける問題点をまとめると以下のようになる。
即ち、双安定半導体レーザでは出力光として誘導放出光
が得られるが、トリガ光の光結合が難しく、結合損失が
大きくなってしまうという問題があった。又、pnpn
サイリスタでは出力光は、自然放出光であるので、双安
定半導体レーザの様に高い光出力が得られないという問
題があった。
(問題点を解決するための手段) 前述の問題点を解決するために本発明が提供するpnp
n構造を有する半導体光メモリは、ベース用n型半導体
は第1の半導体層、第2の半導体層および第3の半導体
層を順に積層してなり、アノード用p型半導体およびカ
ソード用n型半導体の禁制帯幅は前記第1及び第3の半
・導体層のいずれの禁制帯幅より大きく、前記第2の半
導体層の禁制帯幅は前記第1及び第2の半導体層の禁制
帯幅より狭いことを特徴とする。
上記記載の半導体光メモリによって、光を前記ベース用
、n型半導体に吸収させることによって、順方向導通状
態、即ち、ON状態を引き起こし、電子と正孔を前記第
2の半導体層中に緩和させ、その電子と正孔との誘導放
出過程によってレーザ発振を起こさせることが可能とな
る。
(作用) 第1図および第2図は本発明の原理を示すバンド図、第
3図は動作図である。
第1図(a>はバイアス電圧がかかっていない状態、同
図(b)は高インピーダンス状態、同図(c)はON状
態のバンド図である。簡単のためにヘテロ接合でのバン
ド不連続等、本発明の本質に関わりないところは定性的
に近似を施して示した。第1図(a)に各層のキャリア
濃度と禁制帯エネルギーを示しである。アノード用p型
半導体、カソード用n型半導体の禁制帯幅はそれぞれE
4とE、で示されている(図ではE4=E1)。ベース
用のn型半導体層は禁制帯幅E、がE3とE、の2つの
半導体から構成されている。
このうちE、=E、の層がレーザ動作用の活性層となる
。禁制帯幅の大小関係はE4 、Et >E3>E、と
なるようにする。ベース用のn型半導体層のキャリア濃
度(nzとn、)はある程度、低濃度にしておく。アノ
ードに正、カソードに負の電圧を印加していくと、始め
のうちは電流が殆ど流れない高インピーダンス状態とな
る(第1図(a))。ベース用のn型半導体層が低濃度
であるので、印加電圧は殆どベース領域のp−n接合に
かかり、空乏層はベース用n型半導体層中に伸びていく
。アノード用ρ型半導体中の正孔はベース、アノード間
のp−n接合に生じているポテンシャル障壁を越えられ
ず、そのために、電流が殆ど流れない高インピーダンス
状態が生じる。更に印加電圧を増大させていき、第3図
(a>に示したブレークオーバ電圧(Vao)を越える
と、急に電流が流れ始め、ON状態になる(第1図(c
)。この辺の動作メカニズムは通常あサイリスタと同じ
である。ON状態でこの素子にかかる電圧は、実質的に
1個のp−n接合と同じになる。ベース用n型半導体中
に禁制帯幅の狭い半導体層(B、=E、)を設けておく
と、電子と正孔の一部はこのポテンシャルの窪みに落ち
込む。外部に反射鏡を置いておけば、利得が損失を上回
ったところでレーザ発振が得られる。カソード用n型半
導体とアノード用p型半導体の禁制帯幅をベース用n型
半導体のそれよりも大きくしておけば、ON状態のとき
にアノードに流れ出す電子とカソードに流れ出す正孔の
数を減らすことができ、活性層中にキャリアを緩和させ
やすくなる。
従って発光効率を高めることができる。第3図(a>で
示したV−V、の点に電圧を設定しておき、適当な光量
の光を入射させ、これをベース用n型半導体で吸収させ
る。第3図(a)に於いてVHはON状態がぎりぎり保
持される最低の電圧で、保持電圧である。そうすると正
孔がベース用n型半導体に注入されることになる。注入
された正孔はトランジスタ効果でこの層を通過する電子
を増やす。この電子はベース用n型半導体に生じている
ポテンシャルの傾きを緩やかにする。そうするとアノー
ドからベースに注入される正孔が増える。この正のフィ
ードバック効果でこの素子を高インピーダス状態からO
N状態に移行させることができる。即ち、第3図(b)
で示した様に、トリガ光でこの素子をレーザ発振させる
ことができる。■8をVBOに近づける程トリガ感度を
高めることができる。E、=E、の半導体層をわざわざ
設けずに、始めからベース用n型半導体層を一層とし通
常の半導体レーザの活性層厚なみ(二〇。
1μm)にして、禁制帯幅を小さくしておけば良いと考
えられるかもしれないが、それは駄目である。何故なら
ば、トリガ光の吸収が0.1μm程度の厚さでは小さい
のでトリガ感度が低下してしまうからである9 第2図はトリガ感度を高めるために行なった改良素子の
バンド図である。第1図との違いはベース用n型半導体
の層厚を薄くしであることである。この層厚を薄くし、
例えば外部からの印加電圧が零の状態で空乏化する程に
薄くしておく。そうすると、n(カソード)−p(ベー
ス) −n(ベース)トランジスタの充電流利得が一層
、高まりトリガ感度を高めるために好都合となる。
ジャーナル・オン・アプライド・フィジックス(J、 
Appl、 Phys、 59 (2>、ρp、 59
6〜600.1986>には、第2図の様にp型ベース
半導体の層厚を薄くした光サイリスタの報告が成されて
いる。この論文によれば〜数μmのトリガ光で100m
A以上の電流をONさせて流すことが可能であり、これ
だけの電流が活性層中に効率よく流れ込めれば充分レー
ザ発振が可能である。
第4図は電気的スイッチとして使われる通常のpnpn
サイリスタのベース領域のキャリア濃度や層厚等のパラ
メータを定めるための設計図である。第4図を使えば本
発明でどの様な設計をすれば良いのか概略の指針が得ら
れ、サイリスタの高インピーダンス状態から低インピー
ダンス状態への移行はn型ベース領域のパンチ・スルー
電圧Vp7となだれ降伏電圧VBHによって決まる。n
型ベース領域が単一半導体層でできている場合、オン電
圧は、パンチ・スルー制御では、階段接合近似を用いる
と、 又、なだれ降伏制限では Vao=VB(1tl t  a2 ) ””    
−−(31と書き表わせる。(21−(41式で、No
はベース層のキャリア濃度、dはベース層厚、C8は誘
電率、αl、α2はそれぞれnpn、pnpトランジス
タの電流利得、nは定数、E、は禁制帯幅エネルギーで
ある。(4)式ではE、、NDの単位はそれぞれe V
 、 C11−’である。第4図はベースがGaAsの
場合に対してオン電圧とキャリア濃度の関係を示したも
のである。本発明ではオン電圧が第5図で示された値よ
り若干、高電圧側にシフトする。
(実施例) 実施例1 第5図は本発明の一実施例を示す斜視図である。AlG
aAs/GaAs系半導体を用いた0、8μm帯用0光
メモリである。rl−GaAs基板41にバッファ用の
n −GaAs (厚さd=2μm、n=2X 101
8Cm−3)をつんだ後、カソード側となるn−A1.
)、4Ga、)、6As(d=2μm、 n=5X 1
0”Clm−3> 42、ベース用n型半導体となるp
AI+)、25Gao、75As(d=50人、n =
 I X 1019C1l−3> 43、ベース用n型
半導体となるアンドープのn −AIo、 25Gag
、75As(d=0.3μm、 n= I X 101
5C11−3>44、アンドープのn−GaAs(d=
0. 1μm、 n=  I  X  1 0  ”C
11−3>45、 n   AlO,25Ga0.75
As  (d=0.8.czm、n=lX10”cm−
’)46を成長させ、更にアノードとなるp −AID
、 4Ga0.6As (d=1μm、 n=5X10
18C11−3) 47とキャップ層用のp−GsAs
(d=o、2JLm、n=2X1019C11−’>4
8とを成長させる。層44.45.46が第1図(a)
のn2 、n、 、n2にそれぞれ対応する。
n −GaAs45が活性層となる。p型ドープはBe
で、又、n型ドープはSiで行った。成長は分子線エピ
タキシー(MBE)法で行なった。バンド図は第1図と
ほぼ同じである。
層44.45.46が第1図(a)のn 2 、n a
、n2にそれぞれ対応する。n −GaAs45が活性
層nAl0.25Ga0.75^s44と46が主なる
光吸収層となる。層44と45を低濃度層としたのはト
リガ光を照射した時に、光吸収層で発生したフォト・キ
ャリアが禁制帯幅の狭い活性層となるn −GaAs4
5でトラップされるのを防ぐためである。即ち、層44
.45を低濃度化としておくとOFF状態で適当なバイ
アス電圧をかけておくと層44.45を空乏化させてお
くことができる。空乏化していると、層45、即ち活性
層には電解がかかつているので、フォトキャリアは、こ
こを通り抜ける。そして、電子はn−^to、 25c
a0.75As46にたまり、正孔はp−Al0.25
GaQ、 75^s43にたまることができるようにな
り、トリガ光でOFF状態をON状態とすることができ
るようになる。もし、層44.45の濃度を低濃度化し
ておかないと、ブレーク・オーバ電圧は非常に高くなっ
てしまい、非常に使いずらくなる。本実施例ではブレー
ク・オーバ電圧、即ち、OFFからON状態に移行する
電圧を約4Vにすることができトリガ光感度もlpJに
下げることができた。第5図で示したように幅1.5μ
mでエツチング加工を施し、上部をストライプ状にする
その両側はポリイミド51でおおい、活性層とその両脇
との屈折率差を小さくすることによって横モードの制御
をする。ポリイミドコートはパッシベーションの役割も
果たす。へき開で共振面を形成する。共振器長は100
μmである。電極49.50には^uZn/Cr/Au
とAuGe−Ni/Cr/Auを用いた。バイアス電圧
を調整することにより、数10μmのトリガ光でレーザ
発振を゛起こさせ、数10mWの出力を得ることができ
た。又、その時の外部微分量子効率は片面で23%であ
った。第6図に示したように発i波長はλ1870μm
であり、GaAsのバンドギャップに対応する誘導放出
光が得られた。また、発振の前後において、n  Al
O,25GaO,75AS44.46のバンドギャップ
に対応する波長での発光は認められず、ON状態で注入
キャリアがn −GaAs45に有効に閉じ込められて
いることが分かった。
実施例2 第7図は本発明の第二実施例を示す斜視図である。In
P系半導体を用いた1μm帯用0光メモリである。n−
1nP基板71にカソード側となるn−InP  (厚
さd=2μm、 n=2X 1018C11−’>72
、ベース用p型半導体となるp −1nGaAsP(λ
□=1.3 Jlm、 d =30A、 n = 2 
X 1018C11−3)73、ベース用n型半導体と
なるアンドープのn  InGaASP (^、= 1
.3 )t m 、 d = 1015Cll−3> 
74、アンドープのn  Ino、 53ca0.47
As (λ、 =1.55μm、d=0.1 )tm、
n= 5 X 1015C1+−3> 75、アンドー
プのn−InGaAsP  (λ、 =1.3 μm、
d =0.3 μm、 n = 5 X 1015C1
1−3> 76を成長させ、更にアノードとなるp−1
nP(d =0.5 μm、n :2 X I Ol8
C11−’) 77とキャップ層用のp−InGaAs
P  (λ、 =1.IJ4zm、 d=0.5 μm
、 n=2X 1019C11−’) 7Bとを成長さ
せる。層74.75.76が第1図(a>のn2、na
 、n2にそれぞれ対応する。n−(IGaAs75が
活性層となる。
p型、n型のドーパントにはZnとSをそれぞれ用いた
第7図で示したように幅1.5μmでエツチング加工を
施し、上部をストライブ状にする。その両側はポリイミ
ド81でおおい、活性層とその両脇との屈折率差を小さ
くすることによって横モードの制御をする。ポリイミド
コートはパッシベーションの役割も果たす。へき開で共
振面を形成する。
共振器長は100μmである。バイアス電圧を調整する
ことにより、数10μWのトリガ光でレーザ発振を起こ
させ、数mWの出力を得ることができた。
実施例3 実施例2で説明した第7図と同様の構造の光メモリを半
導体層の厚さとキャリア濃度のみを一部変えて作製した
。すなわち、ベース用p型半導体のp −1nGaAs
73の厚さは500Åとし、ベース用n型半導体のn 
−1nGaAsP74の厚さを0.3μmとし、n −
1nGaAsP76の厚さは0.8.czm、電子濃度
(n)はI X 1017cts−3として成長させた
。これ以外の条件はすべて実施例2で説明したのと同様
にした。作製した光メモリを数10μWのトリガ光でレ
ーザを発振させたところ数mWの出力が得られた。
実施例4 第8図は本発明の応用例である。本発明になる半導体光
メモリ86の外部に45°ミラー87をエツチング加工
で形成し、共振面近くに配置しておけば、層厚方向に光
がとり出せる。並列光情報処理への応用で有用である。
実施例においてはAlGaAs/GaAs系とInGa
AsP/InP系の材料を用いて光メモリを作製した例
を示したが本発明は、他の材料例えばAlGaAs/G
aAs系、InGaAsP/InP系の両者から構成さ
れるような意図的にミスマツチを導入した混晶系材料や
GaP系のような可視光材料にも応用できる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、トリガ光を吸収層に対し
て垂直方向から入射、吸収させる構造となるので、トリ
ガ光感度の高い光メモリが得られ光結合が容易となる。
そして更にその結果−誘導放出を生ぜしむることかでき
るので、高光出力の半導体光メモリが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明原理を示すバンド図、第3図は
動作図、第4図は設計図、第5図は本発明に係わる一実
施例の斜視図、第7図は本発明の第2の実施例の斜視図
、第6図は実施例の光メモリについて発振波長を測定し
たスペクトル図、第8図は応用例、第9図に従来例の断
面図である。 41はn −GaAs基板、42はn−^IO,4Ga
g、6As、43はp−^10.2’1Ga0.75A
s、44.46はn  Alg、25Gao。 75AS、45はn −GaAs、 47はp −AI
o、 4Ga、)、6As、48はp−GaAs、49
.50.79.80は電極、51.81はポリイミド、
71はn−1nP基板、72はn−1nP、73.78
はp −InGaAsP 、74.76はn −InG
aAsP 、75はn −1nGaAs、77はp−I
nP 、85は半導体基板、86は半導体光メモリ、8
7は45°ミラー、91は半導体基板、92はバッファ
層、93はアノード領域、95はカソード領域、96は
キャップ層、97はカソード電極、98はアノード電極
、94aはn型ベース層、94bはn型ベース層である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  pnpn構造を有する半導体光メモリに於いて、ベー
    ス用n型半導体は第1の半導体層、第2の半導体層およ
    び第3の半導体層を順に積層してなり、アノード用p型
    半導体およびカソード用n、型半導体の禁制帯幅は前記
    第1及び第3の半導体層のいずれの禁制帯幅より大きく
    、前記第2の半導体層の禁制帯幅は前記第1及び第2の
    半導体層の禁制帯幅より狭いことを特徴とする半導体光
    メモリ。
JP717388A 1988-01-14 1988-01-14 半導体光メモリ Expired - Lifetime JPH0714078B2 (ja)

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