JPH09148682A - 半導体光素子 - Google Patents

半導体光素子

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JPH09148682A
JPH09148682A JP32505395A JP32505395A JPH09148682A JP H09148682 A JPH09148682 A JP H09148682A JP 32505395 A JP32505395 A JP 32505395A JP 32505395 A JP32505395 A JP 32505395A JP H09148682 A JPH09148682 A JP H09148682A
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JP
Japan
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layer
ingap
semiconductor
optical confinement
semiconductor laser
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JP32505395A
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English (en)
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Takuya Ishikawa
卓哉 石川
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力かつ高信頼性の半導体光素子を提供す
る。 【解決手段】 半導体レーザ10は、InGaAs単一量
子井戸活性層12をn−InGaP下部クラッド層14と
p−InGaP上部クラッド層16とで挟んだ層構造をn
+ −Ga As 半導体基板18上に備えている。活性層と
上部クラッド層との間には活性層から上部クラッド層に
向かって、順次、p−GaAsP(As=0.85)から
なる障壁層兼第1光閉じ込め層20と、第2光閉じ込め
層としてp−InGaP(Ga=0.38)からなる膜厚
20nmの歪光閉じ込め層22とが形成されている。下
部クラッド層と活性層との間には、n−InGaAsP障
壁層兼光閉じ込め層24が形成されている。第1光閉じ
込め層及び第2光閉じ込め層の格子定数が活性層から上
部クラッド層に向かって段階的に減少している。これに
より、上部クラッド層から活性層に至る間の価電子帯エ
ネルギーレベルが、段階的に変化して減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザなど
の半導体光素子に関し、更に詳細には、高出力で、かつ
高信頼性を有する半導体光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長0.98μmの光を発生する半導体
レーザは、Er(エルビウム)等の希土類イオンをドー
プした光ファイバを用いた光増幅器の励起用光源として
用いられる場合が多く、その場合、半導体レーザには、
数100mW以上の非常に高い出力が要求される。
【0003】このような高出力の半導体レーザでは、レ
ーザ端面での光密度が増加するに伴い結晶構造の劣化が
急激に進行し、最悪の場合には端面破壊による突然死
(Catastrophic Optical Damage 、以下、CODと略記
する)が生じ、レーザの発振が突然停止してしまうと言
う問題があった。これでは、半導体レーザに対する信頼
性を低下させることになる。そこで、半導体レーザのレ
ーザ端面におけるこのCOD現象の発生を防止して、半
導体レーザの信頼性を向上させるためには、CODが生
じる出力レベル、即ちCODレベルを高くする必要があ
る。
【0004】CODレベルを高くする方策の一つとし
て、活性なAlを避けてAlフリーのInGaPでクラッ
ド層を形成した半導体レーザが提案されている。図4
(a)は、AlフリーのInGaPをクラッド層に用いた
従来のリッジ構造型半導体レーザの層構造を示し、図4
(b)は、図4(a)に示す層構造に対応した価電子帯
のエネルギーレベルを示す図である。
【0005】半導体レーザ60は、InGaAsからなる
活性層62をn−InGaPからなる下部クラッド層14
とp−InGaPからなる上部クラッド層16とで挟んだ
層構造をn+ −Ga As 基板18上に備えている。更
に、活性層12と下部クラッド層14との間及び活性層
12と上部クラッド層16との間には、それぞれn−I
nGaAsP及びp−InGaAsPからなる障壁層兼光閉じ
込め層64、66が形成されている。また、上部クラッ
ド層16上にはp+ −Ga As からなるコンタクト層2
6を介して上部電極28、基板18の下には下部電極3
0がそれぞれ形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の半導体
レーザ60では、InGaPのクラッド層とInGaAsP
の障壁層兼光閉じ込め層との界面で、価電子帯エネルギ
ーの不連続量が著しく大きいために、順バイアス電圧が
印加されたとき、正孔の注入がクラッド層と障壁層兼光
閉じ込め層との界面で妨げられる。その結果、高出力を
要する動作点でのバイアス電圧が高くなるという問題が
あった。以上のように、従来のInGaP系半導体レーザ
では、高出力を要する動作点でのバイアス電圧を低く維
持しつつCODレベルを高くすることは難しかった。
尚、半導体レーザを例にしてこの問題を説明したが、他
の半導体光素子についても同様である。
【0007】そこで、本発明の目的は、高出力かつ高信
頼性の半導体光素子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した従
来の半導体レーザにおいて、先ず、元素組成を連続的に
変化させたいわゆるContinuous−GRIN(Graded-Ind
ex) 構造を障壁層兼光閉じ込め層を形成するInGaAs
P層に適用して、価電子帯エネルギーの不連続性を緩和
することにより、高出力を要する動作点でのバイアス電
圧を低くすることを研究した。
【0009】しかし、GaAs基板上のInGaAsP4元
層では、図5に示すように非混和領域が存在する。図5
中、リング状の曲線は等温度曲線、略直線状の実線は等
バンドギャップ曲線、略直線状の破線は等格子定数曲線
である。温度曲線で囲まれた中の領域は、その温度以下
の成長温度では結晶の組成が不均一になるいわゆる非混
和領域、言い換えれば、不均一な成長が生じて異なった
組成の結晶が混在すると言う領域である。従って、In
GaAsPの組成を連続的に変化させて、Continuous−G
RIN構造の障壁層兼光閉じ込め層を構成し、これによ
り、InGaPクラッド層とInGaAsP障壁層兼光閉じ
込め層との価電子帯エネルギーの不連続性を緩和しよう
としても、変化させた組成が非混和領域に入ることにな
った場合、意図した組成の混晶を得ることが出来ない。
よって、Continuous−GRIN構造をInGaAsPから
なる障壁層兼光閉じ込め層に採用することは難しい。
【0010】そこで、本発明者は、格子定数が相互に異
なる光閉じ込め層を構成することに着目し、本発明を完
成するに到った。よって、上記目的を達成するために、
本発明に係る半導体光素子は、活性層を上部クラッド層
及び下部クラッド層とで挟んだ層構造を半導体基板上に
備えた半導体光素子において、下部クラッドと活性層と
の間及び活性層と上部クラッドとの間の少なくとも一方
の間で、基板よりも格子定数の小さい混晶構造の半導体
からなる第1の光閉じ込め層及び基板よりも格子定数の
大きい混晶構造の半導体からなる第2の光閉じ込め層
が、活性層からクラッド層に向う方向に順次形成されて
いることを特徴としている。
【0011】本発明に係る好適な実施態様は、半導体基
板がGa As で、上部クラッド層及び下部クラッド層が
InGaPでそれぞれ形成され、かつ第1光閉じ込め層及
び第2光閉じ込め層がそれぞれGaAsP層及びInGaP
層で形成されていることを特徴としている。
【0012】GaAsP層は、格子定数が基板を構成する
Ga As より小さく、障壁層兼第1光閉じ込め層として
機能する。また、InGaP層は、格子定数が基板を構成
するGaAsよりも大きく、格子整合InGaPクラッド層
とGaAsP障壁層兼光閉じ込め層との間の中間的なバン
ドギャップを有する第2光閉じ込め層として機能する。
本発明に規定した格子定数を有する第1光閉じ込め層及
び第2光閉じ込め層を活性層とクラッド層との間に設け
ることにより、半導体の格子定数とバンドギャップとの
関係から、クラッド層から活性層に至る価電子帯エネル
ギーレベルの不連続性が緩和され、キャリアの注入、特
に正孔の注入が改善される。
【0013】また、GaAsP及びInGaPは3元層であ
るから、成膜時の層の成長条件を把握して層を均一に成
長させることが容易であり、層の組成を連続的に変化さ
せることも比較的容易である。しかも、上述した非混和
領域を避けることができる。更に、GaAsPの格子定数
はGaAsのそれよりも小さく、InGaPの格子定数はG
aAsのそれより大きいので、Ga As P層とInGaP層
とは、互いに歪を打ち消し合い、歪蓄積による悪影響が
生じない。
【0014】上述のことから、本発明に係る好適な実施
態様は、半導体基板がGa As で、上部クラッド層及び
下部クラッド層がInGaPでそれぞれ形成され、かつ第
1光閉じ込め層及び第2光閉じ込め層がそれぞれGaAs
P層及びInGaP層で形成されていることを特徴として
いる。本発明に係る更に好適な実施態様は、GaAsP層
の格子定数及びInGaP層の格子定数が活性層からクラ
ッド層に向かって連続的に減少していることを特徴とし
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説
明する。実施例1 本実施例は、本発明に係るInGaP系リッジ構造型半導
体レーザの一例である。図1(a)は実施例1の半導体
レーザの層構造を示し、図1(b)は図1(a)に示す
層構造に対応した価電子帯のエネルギーレベル、即ちバ
ンドギャップの大きさを示す図である。図1から図3に
示す層構造のうち、図4に示す層と同じ組成及び機能を
有する層には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0016】本実施例の半導体レーザ10は、InGaA
s(Ga=0.85、歪=+1.1%)からなる膜厚9
nmの単一量子井戸活性層12をn−InGaPからなる
下部クラッド層14とp−InGaPからなる上部クラッ
ド層16とで挟んだ層構造をn+ −Ga As からなる半
導体基板18上に備えている。
【0017】更に、活性層12と上部クラッド層16と
の間には活性層12から上部クラッド層16に向かっ
て、順次、p−GaAsP(As=0.85、歪=−0.
5%)からなる膜厚30nmの障壁層兼第1光閉じ込め
層20と、第2光閉じ込め層としてp−InGaP(Ga
=0.38、歪=+1%)からなる膜厚20nmの歪光
閉じ込め層22とが形成されている。一方、下部クラッ
ド層14と活性層12との間には、バンドギャップ波長
が0.8μmのn−InGaAsPからなる膜厚50nm
の障壁層兼光閉じ込め層24が形成されている。
【0018】本実施例では、以上の構成により、第1光
閉じ込め層20及び第2光閉じ込め層22の格子定数が
活性層12から上部クラッド層16に向かって段階的に
減少している。これにより、半導体の格子定数とバンド
ギャップとの関係から、図1(b)に示すように、上部
クラッド層16から活性層12に至る間の価電子帯エネ
ルギーレベルが、活性層12から下部クラッド層14に
至る間の価電子帯エネルギーレベルの変化(従来と同じ
大きさ)に比べて、段階的に変化しつつ減少している。
【0019】実施例1の積層構造を備える半導体レーザ
を評価するために、同じ積層構造を有する幅2μm、長
さ1mmのリッジ構造型の試料半導体レーザを作製し、
順バイアス電圧と注入電流との関係を測定したところ、
注入電流が200mAの時、バイアス電圧は、2.1V
であった。一方、図4に示した従来の積層構造を有する
リッジ構造型の同じ寸法の半導体レーザを作製し、順バ
イアス電圧と注入電流との関係を測定したところ、注入
電流が200mAの時、バイアス電圧は、2.3Vであ
った。この結果から、実施例1の半導体レーザは、従来
の半導体レーザに比べて、200mAと言う高い出力の
動作点でのバイアス電圧が低いことが判る。
【0020】実施例2 本実施例は、組成、従って格子定数が段階的に変化して
いる、いわゆるステップGRIN構造の光閉じ込め層を
有するリッジ構造型のInGaP系半導体レーザの例であ
る。図2(a)は実施例2の層構造を示す図であり、図
2(b)は図2(a)に示す層構造に対応した価電子帯
のエネルギーレベルを示す図である。本実施例の半導体
レーザ40では、実施例1の半導体レーザ10の層構造
の障壁層兼光閉じ込め層20及び歪光閉じ込め層22に
代えて、組成比率が相互に異なるp−GaAsPからなる
障壁層42及び第1光閉じ込め層44と、組成比率が相
互に異なるp−InGaPからなる下層第2歪光閉じ込め
層46及び下層第2歪光閉じ込め層48とから構成され
ている。
【0021】障壁層42は、As=0.85、歪=−
0.5%の膜厚10nmのp−Ga As P層であり、第
1歪光閉じ込め層44は、As=0.72、歪=−1%
の膜厚20nmのp−Ga As P層であって、それぞれ
異なるステップで成膜されている。また、下層第2歪光
閉じ込め層46は、Ga=0.45、歪=+0.5%の
膜厚10nmであり、上層第2歪光閉じ込め層48は、
Ga=0.38、歪=+1%の膜厚10nmのp−In
GaP層であって、それぞれ異なるステップで成膜され
ている。以上を除いて、その他の層構造は、実施例1の
層構造と同じである。
【0022】本実施例では、以上の構成により、第1光
閉じ込め層としてのGa As P層及び第2光閉じ込め層
としてのInGaAsP層の格子定数が活性層から上部ク
ラッド層に向かって減少している。これにより、半導体
の格子定数とバンドギャップとの関係から、図2(b)
に示すように、上部クラッド層16から活性層12に至
る間の価電子帯エネルギーレベルが、実施例1より更に
段階的に小さく変化しつつ減少している。
【0023】実施例2の半導体レーザを評価するため
に、実施例1と同様にして試料半導体レーザを作製し、
順バイアス電圧と注入電流との関係を測定したところ、
200mAの注入電流におけるバイアス電圧は、2.0
Vまで低下した。これは、格子定数が上部クラッド層1
6から活性層12に向かって細かく段階的に減少するよ
うに第1光閉じ込め層及び第2光閉じ込め層が細分化さ
れていることにより、価電子帯エネルギーレベルの不連
続性が緩和されていることに因る。
【0024】実施例3 本実施例は、組成、従って格子定数が連続的に変化して
いる、いわゆるContinuous−GRIN構造の光閉じ込め
層を有するリッジ構造型のInGaP系半導体レーザの例
である。図3(a)は実施例3の層構造を示す図であ
り、図3(b)は図3(a)に示す層構造に対応した価
電子帯のエネルギーレベルを示す図である。本実施例の
半導体レーザ50では、活性層12と上部クラッド層1
6との間に、活性層12から上部クラッド層16に向か
って、順次、障壁層52と、第1光閉じ込め層として光
閉じ込め層54と、第2光閉じ込め層として歪光閉じ込
め層56とが形成されている。
【0025】障壁層52はAs=0.85、歪=−0.
5%のp−GaAsPからなる膜厚10nmの半導体層で
あり、光閉じ込め層54はAs=0.85、歪=−0.
5%の組成からAs=0.72、歪−1.0%の組成ま
でGa とAsの割合が連続的に変化しているp−GaAs
Pからなる膜厚20nmの半導体層であり、歪光閉じ込
め層56は、Ga=0.38、歪=+1%からGa=
0.52、歪=0%までInとGaの割合が連続的に変化
しているp−InGaPからなる膜厚20nmの半導体層
である。以上のことを除いてその他の層構造は、実施例
1の層構造と同じである。
【0026】本実施例では、以上の構成により、第1光
閉じ込め層及び第2光閉じ込め層の格子定数が活性層か
ら上部クラッド層に向かって連続的に減少している。こ
れにより、半導体の格子定数とバンドギャップとの関係
から、図3(b)に示すように、上部クラッド層16か
ら活性層12に至る間の価電子帯エネルギーレベルが連
続的に減少し、価電子帯エネルギーレベルの不連続性が
解消している。
【0027】実施例3の半導体レーザを評価するため
に、実施例1と同様にして試料半導体レーザを作製し、
順バイアス電圧と注入電流との関係を測定したところ、
200mAの注入電流におけるバイアス電圧は、1.8
Vまで低下した。これは、第1光閉じ込め層及び第2光
閉じ込め層の格子定数が上部クラッド層16から活性層
12に向かってそれぞれ連続的に減少していることによ
り、上部クラッド層16と活性層12との間の価電子帯
エネルギーレベルの不連続性が殆ど解消したことに因
る。
【0028】実施例1から実施例3の評価結果から判る
ように、本発明に係る層構造を備えたInGaP系半導体
レーザでは、200mAと言う高出力の動作点における
バイアス電圧が、従来のInGaP系半導体レーザに比べ
て低下している。
【0029】以上、実施例として、InGaAs活性層を
備えた半導体レーザを例に取って説明したが、本発明は
活性層がInGaAsである必要はなく他の組成であって
もよい。また、実施例として活性層と上部クラッド層と
の間にGaAsP層とInGaP層とからなる光閉じ込め層
を形成しているが、活性層と下部クラッド層との間に形
成してもよい。また、活性層と上部クラッド層との間及
び活性層と下部クラッド層との間の双方に形成するなら
ば、更に、効果が大きくなる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、下部クラッド層と活性
層との間及び活性層と上部クラッド層との間の少なくと
も一方の間に、活性層からクラッド層に向かって基板よ
りも格子定数の小さい混晶を形成する半導体からなる第
1の光閉じ込め層及び基板よりも格子定数の大きい混晶
を形成する半導体からなる第2の光閉じ込め層を積層す
ることにより、バイアス電圧を上昇させることなく、高
出力で高信頼性の半導体光素子、例えばAlフリーのI
nGaP系半導体レーザを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体レーザの層構造を示す図であ
る。
【図2】実施例2の半導体レーザの層構造を示す図であ
る。
【図3】実施例3の半導体レーザの層構造を示す図であ
る。
【図4】従来技術によるInGaPクラッドの半導体レー
ザの層構造を示す図である。
【図5】GaAs基板上のInGaAsP4元混晶の非混和
領域を示す図である。
【符号の説明】
10 本発明に係る半導体レーザの実施例1 12 活性層 14 下部クラッド層 16 上部クラッド層 18 基板 20 障壁層兼第1光閉じ込め層 22 歪光閉じ込め層 24 障壁層兼光閉じ込め層 26 コンタクト層 28 上部電極 30 下部電極 40 本発明に係る半導体レーザの実施例2 42 障壁層 44 第1光閉じ込め層 46 下層第2歪光閉じ込め層 48 上層第2歪光閉じ込め層 50 本発明に係る半導体レーザの実施例3 52 障壁層 54 第1光閉じ込め層 56 歪光閉じ込め層 60 従来のInGaP系半導体レーザ 62 活性層 64、66 障壁層兼光閉じ込め層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層を上部クラッド層及び下部クラッ
    ド層とで挟んだ層構造を半導体基板上に備えた半導体光
    素子において、 下部クラッドと活性層との間及び活性層と上部クラッド
    との間の少なくとも一方の間で、基板よりも格子定数の
    小さい混晶構造の半導体からなる第1の光閉じ込め層及
    び基板よりも格子定数の大きい混晶構造の半導体からな
    る第2の光閉じ込め層が、活性層からクラッド層に向う
    方向に順次形成されていることを特徴とする半導体光素
    子。
  2. 【請求項2】 半導体基板がGa As で、上部クラッド
    層及び下部クラッド層がInGaPでそれぞれ形成され、
    かつ第1光閉じ込め層及び第2光閉じ込め層がそれぞれ
    GaAsP層及びInGaP層で形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体光素子。
  3. 【請求項3】 第1光閉じ込め層として形成されたGa
    AsP層及び第2光閉じ込め層として形成されたInGa
    P層は、それぞれの格子定数が活性層からクラッド層に
    向かうに従って逓減するように形成されていることを特
    徴とした請求項2に記載の半導体光素子。
  4. 【請求項4】 GaAsP層の格子定数及びInGaP層の
    格子定数が連続的に減少していることを特徴とする請求
    項3に記載の半導体光素子。
JP32505395A 1995-11-20 1995-11-20 半導体光素子 Pending JPH09148682A (ja)

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