JPH01186370A - 硬質多孔体の製造方法 - Google Patents

硬質多孔体の製造方法

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JPH01186370A
JPH01186370A JP1020388A JP1020388A JPH01186370A JP H01186370 A JPH01186370 A JP H01186370A JP 1020388 A JP1020388 A JP 1020388A JP 1020388 A JP1020388 A JP 1020388A JP H01186370 A JPH01186370 A JP H01186370A
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Takeshi Mizutani
武司 水谷
Haruhisa Tominaga
富永 晴久
Toshiki Yoshioka
俊樹 吉岡
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SHIYACHIHATA KOGYO KK
Shachihata Industry Co Ltd
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SHIYACHIHATA KOGYO KK
Shachihata Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印判、ローラー式印判、スタ、ンプパソド、ペ
ン先等に使用される硬質印字体及びこれに用いられる硬
質多孔体の製造方法に関するものである。    ・ (従来の技術) 従来、インキ含浸型の印字体としては多孔質のゴム体が
広く用いられているが、弾性“が大きく印字面が歪むこ
とがあるために実印としては使用することができない問
題がある。そこで特公昭62−30253号公報に示さ
れるように、多孔質金属体を印字体として使用する試み
もなされているが、長期間の使用により印字面が酸化し
たりインキがかすれたりすることがある問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、硬質
で印字面に歪みが生ずるおそれがなく実印としても使用
できるうえ長期間にわたり安定した印字性能を発揮でき
る硬質印字体と、これに用いられる硬質多孔体の製造方
法を提供することを目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためになされた本発明の硬質印字体
は、焼結後の易可溶性物質の溶出により形成された多数
の微細空孔を持つガラス粉末焼結体の内部にイン、キを
注入したことを特徴とするものである。またこのような
硬質印字体に用いられる硬質多孔体は、易可溶性物質と
、これより低融点のガラス粉末と、バインダーと、バイ
ンダーを溶解するが易可溶性物質を溶解しない溶剤とを
スラリー状に混練したうえ乾燥粉砕して表面にバインダ
ーが造膜された粉粒体とし、この粉粒体を常法により圧
縮成型及び焼結し、表面加工を施した後に易可溶性物質
を溶出して硬質多孔体とする方法によって製造すること
かできる。また上記のスラリー中に必要に応じてガラス
粉末よりも高融点のセラミック粉体を混入し、硬質多孔
体の硬度を高めることもできる。
(作用) 上記のように構成された硬質印字体は、焼結後の易可溶
性物質の溶出により形成された多数の連通した微細空孔
の内部にインキが含浸されているため、例えば印判とし
て用いると印判面に均一にインキが浸出し、鮮明な印影
を形成することができるうえ、その背面をスポンジ状の
インキ吸収体に接触させておけば毛細管現象によってイ
ンキが自然に硬質印字体の内部へ移動し、いつまでも印
字が可能である。またこの硬質印字体はガラス粉末を焼
結した硬質のものであるから、押印時に印字面が歪むこ
とがなく実印としても使用することができる。更にこの
硬質印字体は金属質のもののように酸化のおそれもなく
極めて安定した材質のものであるから、半永久的に鮮明
な印字性能を維持することができる。更にまた、スラリ
ー中にガラス粉末よりも高融点のセラミック粉体を混入
することにより、硬質印字体の硬度を自由に調節するこ
ともてきる。
(実施例) 次にこのような硬質印字体として用いられる硬質多孔体
の製造方法を図示の実施例に従って具体的に説明する。
実施例1 まず第1図に示すように、易可溶性物質(1)とガラス
粉末(2)とを計量し均一に混合する。易可溶性物質(
1)としては例えは各種の水溶性金属塩を用いることが
できるが、本実施例では粒径70μ以下のNaC1(融
点800 ℃、比重2.16.4)が用いられる。
またガラス粉末としては各種の組成のガラス粉末を使用
できるか、その融点が易可溶性物質(1)よりも低いも
のであることが必要なため、例えば平均粒径が20μに
調整された低融点ガラス(融点720℃、比重2.5)
の粉末が用いられる。両者の配合比は重量でNaC12
00部、ガラス粉末300部程度である。次にバインタ
ー(3)として例えばポリエチレングリコールを30部
計量し、ヒータ(4)で40〜50℃に加熱しつつトリ
クロルエタンのような易可溶性物質(1)を溶解しない
溶剤(5)を加え均一に混合する。次に第2図に示すよ
うに混合液を真空乾燥機(6)によりスラリー状となる
まで乾燥し、攪拌したうえ更に乾燥機(7)に入れて5
0〜60℃に保ち、粉粒体の表面にバインダーを造膜さ
せる。このように本発明においては原材料を一旦スラリ
ー状となるまで混練するのであるが、この工程は均質な
硬質多孔体を得るために重要な工程である。このように
して得られた粉粒体は第3図に示すようにすりばち(8
)によって均一な粒度に調整されたうえ印字体1個分の
重量に計量され、上型(9)と下型Q(1)とを用い常
法により圧縮成型される。
このとき粉粒体(11)の上面にフェノール凹版(12
)が設置され、印字体として必要な印版面の形状等を形
成する。なおフェノール凹版(12)の表面には離型剤
が塗布され、圧縮成型後の離型を円滑に行わせる。圧縮
成型時の圧力は2〜4トン/ Ca程度であり、圧力は
段階的に印加される。成形品(13)は電気炉(14)
内で300℃×20分でバインダーを飛ばしたうえ76
0℃×20分の加熱条件で焼結され、その後冷却、表面
研磨、表面洗浄等の表面加工が施される。このとき離型
剤はブラシを用いて十分に除去する必要がある。なおこ
の間にサンドブラスト等によって文字出しを行うことも
でき、この場合には圧縮成型工程においてフェノール凹
版(12)を用いて印字面を形成する必要はない次に、
第4図に示されるように成形品(13)は超音波洗浄機
(15)等により水を交換しつつ1〜2時間程度洗浄さ
れ、内部の易可溶性物質(1)を溶出させる。これによ
り内部に多数の微細空孔を持つカラス粉末焼結体が得ら
れることとなり、乾燥機(16)により例えは150°
C×20分間水分を除去すれば、印字体用の硬質多孔体
となる。本実施例に、 より得られた硬質多孔体は約5
0%の気孔率を持ち、その気孔径は平均50μ、体積収
縮率は8%以下であって印字体として用いるに最適のも
のである。
実施例2 平均粒径60μのNaC1を100部と、平均粒径30
μの低融点ガラス(融点730”C)の粉末100部と
、平均粒径60μのアルミナ粉末(融点1400°C)
100部と、ノhインダーとしての高級脂肪酸1,5部
と、溶剤としてのエタノール200部とを用いて実施例
1と同様の方法で硬質多孔体を作成した。得られた硬質
多孔体は約35%の気孔率を持ち、体積収縮率は5%以
゛下であって、これによりアルミナ粉末の混入された極
めて硬質の印字体を作ることができた。
実施例3 平均粒径が50μのCaC03(融点1339℃)15
0部と、平均粒径30μの低融点ガラス(融点730℃
)の粉末300部と、バインダーとしてのポリエチレン
グリコール25部と、溶剤としてのトリクロロエタン3
00部とを用いて前記と同様の方法で硬質多孔体を作成
した。ただし本実施例では易可溶性物質であるCaCO
3を溶出させるため希塩酸を用いた。得られた硬質多孔
体は約45%の気孔率を持ち、体積収縮率は7%以下で
あって、これにより硬質の印字体を作ることができた。
以上に述べた本発明の製法によれば、印字体として用い
るに好適な均質な多孔質のガラス焼結体を得ることがで
きる。特に本発明においては、易可溶性物質の粉末とガ
ラス粉末とバインダーとをバインダーを溶解するが易可
溶性物質を溶解しない溶剤とともに一旦スラリー状に混
練したうえ乾燥粉砕して表面にバインダーが造膜された
粉粒体とし、これを圧縮成型及び焼結するので、圧縮成
型の際に表面のみに緻密な層が形成されることもなく、
極めて均質性に優れた硬質多孔体を得ることがてき、る
(発明の効果) 本発明の硬質印字体は以上に説明したとおり、印字面に
歪みを生ずることもなく実印として使用することができ
るうえ長期間にわたり安定した印字性能を発揮すること
ができ、印版、ローラー式印版、スタンプバンド、ペン
先等のような印字体として用いるに好適なものである。
また本発明の製法によれば、このような硬質印字体に用
いられる硬質多孔体を安定して製造することができる。
よって本発明は従来の問題点を一掃した硬質印字体及び
これに用いる硬質多孔体の製造方法として、産業の発展
に寄与するところは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明による硬質多孔体の製造工程図
である。 (1):易可溶性物質、(2)ニガラス粉末、(3):
バインダー、(5) : ?客用り 特許出願人 シャチハタ工業株式会社 代  理  人  名    鴫    明    部
間        綿    貫    達    離
開         山    本    文    
夫I2 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、焼結後の易可溶性物質の溶出により形成された多数
    の微細空孔を持つガラス粉末焼結体の内部にインキを注
    入したことを特徴とする硬質印字体。 2、易可溶性物質と、これより低融点のガラス粉末と、
    バインダーと、バインダーを溶解するが易可溶性物質を
    溶解しない溶剤とをスラリー状に混練したうえ乾燥粉砕
    して表面にバインダーが造膜された粉粒体とし、この粉
    粒体を常法により圧縮成型及び焼結し、表面加工を施し
    た後に易可溶性物質を溶出して硬質多孔体とすることを
    特徴とする硬質印字体用の硬質多孔体の製造方法。
JP63010203A 1988-01-20 1988-01-20 硬質多孔体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0710617B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0535374U (ja) * 1991-10-09 1993-05-14 国吉 塩満 万年ペン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS441704Y1 (ja) * 1965-06-21 1969-01-23
JPS556513A (en) * 1978-06-23 1980-01-18 Momoi Fishing Net Mfg Co Ltd Production of high bulk net like body

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