JPH01186257A - ダイカストマシンの射出制御方法 - Google Patents

ダイカストマシンの射出制御方法

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JPH01186257A
JPH01186257A JP1156288A JP1156288A JPH01186257A JP H01186257 A JPH01186257 A JP H01186257A JP 1156288 A JP1156288 A JP 1156288A JP 1156288 A JP1156288 A JP 1156288A JP H01186257 A JPH01186257 A JP H01186257A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はダイカストマシンの射出制御方法に係り、特に
ガスの巻き込みによる巣の発生防止効果が得られるよう
にしたダイカストマシンの射出制御方法に関する。
〔従来の技術〕
−aに、ダイカストマシンは金型のキャビティに通じる
ランチ部に射出装置を接続し、給湯装置から供給されて
射出スリーブに充填している溶湯をプランジャチップに
よって押し出し、前記キャビティに射出するようにして
いる。射出操作は前記プランジャチップを後退限度位置
から、最初−定の低速度で前進させ、溶湯の注入口通過
後、高速移動させ、射出スリーブ端面までの間隔を若干
残して鋳込みを完了するようになっている。
ところで、射出装置への給湯量は同一のキャビティに対
しては一定量とされるが、給湯をなすラドルの掬い量は
厳密には一定ではなく、したがって給湯量にバラツキが
生じることがある。このため、給湯量の誤差に起因して
射出装置による押湯効果が不安定となり、鋳造品の品質
安定化を図ることができな(なる問題があった。このよ
うな問題を改善するために、従来技術として、各ショッ
ト毎に射出装置の射出スリーブにおけるランナ開口端面
である分流子端位置と、プランジャチップの鋳込み完了
位置との間に残存する溶湯厚さ、すなわちビスケット厚
みを検出し、これが一定になるように供給溶湯量を調整
制御する方法が提案されている(特公昭59−2126
2号)。これによれば、ビスケット部分がランナ部より
先に凝固したり、射出スリーブ接触面の凝固開始が早期
に行われてプランジャの摺動抵抗が大きくなること等、
押湯効果を失わせることがない利点が得られる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の如き方法によれば、ビスケット厚
み(=1分流子端位置−鋳込み完了位置I)の値を設定
範囲内に収まるように、給湯量の増減によって抑えてい
るが、このような給湯量の調整は同時に鋳込み完了位置
の変動を生じさせる。
この結果、鋳込み完了位置とプランジャチップの高速移
動開始指令位置との距離が変わり、特に高速射出区間が
長くなる場合には、鋳造品に巣が発生してしまう問題が
あった。すなわち、鋳込み完了位置が分流子端位置から
遠ざかって高速射出区間が長くなることはキャビティへ
の充填率が低い段階から高速射出を開始したことを意味
し、この場合にはキャビティ内で溶湯が噴き上がって飛
散し、ガスを巻き込んで凝固してしまい巣が発生してし
まう。また、逆に高速射出区間が短くなってキャビティ
充填率が高い段階から高速射出に移行すると溶湯の噴き
上がりが押さえられるが、これは結局低速区間が長いこ
とを意味し、トータルの射出時間を増大してしまう。し
たがって、キャビティ充填率がある適正な段階から常に
高速射出を開始するようにする必要があるが、従来方法
では鋳込み完了位置にのみ着眼した方法であり、押湯効
果が得られるものの、巣の発生面での品質上の問題やシ
ョット時間削減上の問題は依然として残っていた。
本発明は、上記従来の問題点に着目し、特にガス巻き込
みによる製品欠陥の発生のない射出を行わせることので
きるダイカストマシンの射出制御方法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係るダイカストマ
シンの射出制御方法は、鋳造ショット毎に溶湯がゲート
に達した時の射出ストローク位置を検出し、この検出値
と予め設定されているゲート通過ストローク位置とを比
較し、前記検出値が設定値範囲外にあるときに設定値と
の差に応じて高速立ち上がり位置の修正をなすように構
成しへまた、第二には鋳造ショット毎に溶湯がゲートに
達した時の射出ストローク位置を検出し、この検出値と
予め設定されているゲート通過ストローク位置とを比較
し、前記検出値が設定値範囲外にあるときに設定値との
差に応じて給湯量の修正をなすように構成した。
[作用] 上記構成による作用は次のようになる。プランジャチッ
プは射出工程において、その取り得る位置が予め設定さ
れており、後退限度位置から低速移動し、注湯口を通過
して後、溶湯がキャビティ内に一定量充填された後に高
速射出を行い、鋳込み完了位置で停止する。前記高速立
ち上がり位置は鋳造品のガス巻き込みが生じないであろ
うキャビティ充填率に達した位置に対応されており、し
たがって溶湯がゲートを通過する位置に対応するプラン
ジャチップのストローク位置も一義的に設定されている
。このような射出工程において、給湯量の変動があった
場合、溶湯がキャビティ内で飛散せずガスの巻き込みが
無いとして設定されているキャビティ充填率に達しない
位置から、あるいは設定充填率を越えた位置からプラン
ジャチップが高速射出工程に移行することとなる。これ
は同時にプランジャチップのゲート通過対応位置の変動
を来たしてしまう。
本発明では、上記の如く構成したので、溶湯がキャビテ
ィのゲートに達したことをセンサによって検出し、この
時のプランジャチップのストローク位置が検出される。
給湯量が変動してプランジャチップのゲート通過対応位
置が変化した場合に、規定給湯量に応じて定められてい
るゲート通過ストローク位置との偏差が算出され、これ
が設定値範囲外にあるとき、その偏差量に応じて高速立
ち上がり位置が位置修正される。このため、プランジャ
チップのゲート通過対応位置と高速立ち上がり位置との
間のストローク量が常に一定に保持される。この結果、
キャビティ内にガス巻き込みが生じないとされる溶湯充
填率に常に対応する位置からプランジャチップが高速射
出に移行し、キャビティ内では溶湯が飛散して鋳造品に
巣が発生するようなことが防止されるのである。
更には、前記ゲート通過対応位置の偏差量に応じて次回
の給湯量を偏差がなくなるように修正するので、ガス巻
き込みが生じないキャビティ充填率を確保でき、結局製
品に巣が発生することが防止されるのである。
〔実施例〕
以下に、本発明に係るダイカストマシンの射出制御方法
の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
まず、ダイカストマシンは、第3図に示すように、固定
盤10に固設された固定金型10aと可動盤12に固設
された可動金型12aを有し、両者の接合面にキャビテ
ィ14を形成している。固定金型10aにはキャビティ
14に開口されたゲート15に通じるランナ16が形成
され、このランナ16に溶湯18を射出供給する射出装
置20が接続されている。射出装置20はプランジャチ
ップ22を内蔵する射出スリーブ24を備え、射出スリ
ーブ24に設けられた注湯口26から供給された溶湯1
8を射出シリンダ28により駆動されるプランジャチッ
プ22によって押し出し、キャビティ14に射出充填す
る。プランジャチップ22の動作は、図示しない制御装
置により、後退限度位置Oから前進し、注湯口26を通
過し高速立ち上がり指令位置Aまで低速移動するが、こ
の高速立ち上がり指令位置Aから鋳込み完了位置Cまで
高速移動してキャビティ14への高速射出を行う、プラ
ンジャチップ22の前進移動端である鋳込み完了位置C
はランナ16が開口されている射出スリーブ24の奥端
面である分流子端位置Bとの間に一定の距離をおいた位
置となり、この距離がいわゆるビスケット厚さとなる。
ここで、射出操作は前記プランジャチップ22を後退限
度位置Oから、最初一定の低速度で前進させ、溶湯の注
湯口26の通過後、高速移動させ、射出スリーブ24端
面までの間隔を若干残して鋳込みを完了するようにし、
溶湯18が射出スリーブ24からランナ16を経てゲー
ト15を通過し、キャビティ14に射出充填されるよう
になっている。したがって、第3図上に示したように、
プランジャチップ22はその移動範囲で、注湯口26よ
り後方の後退限度位置0から注湯口26を通過した後、
溶湯18がゲート15に差し掛かる時のゲート通過対応
位置ξ3、高速移動を開始する高速立ち上がり位置A、
キャビティ14への充填が完了してプランジャチップ2
2が停止する鋳込み完了位置Cの各位置をとる。そして
ランナ16の開口されているショットスリーブ24の奥
端面の位置が分流子端位置Bとなる。この場合において
、プランジャチップ22の高速移動を開始させる位置は
、キャビティ14に溶湯18が一定量だけ充填されたと
きに対応して設定されており、キャビティ14の形状や
溶湯18の種類によって定められ、通常は試打を何回か
行って最適充填率を決定し、これに対応する高速立ち上
がり位置Aを設定している。
このようなダイカストマシンで、本実施例では特にプラ
ンジャチップ22のゲート通過対応位置ξ3を検出する
ようにしており、そのため、固定金型10aに形成され
たゲート15を溶湯18が通過したことを検出するセン
サ30が設けられている。このセンサ30は実施例にお
いては熱電対を使用しており、この熱電対をゲート15
に近接配室し、溶湯18が通過することに伴う温度変化
によって溶湯18がゲート15に達したか否かを検出す
るものとしている。センサ30の出力は変換器32に入
力させ、電気信号に変換してコントローラ34に出力す
るようにしている。また、射出装置20の射出シリンダ
28側にはマグネスケール36と磁気センサ38からな
る位置検出器40が設置され、この位置検出器4oがら
の信号を前記コントローラ34に入力させるようにして
いる。コントローラ34では変換器32と位置検出器4
0からの信号を受け、溶湯18がゲート15を通過した
時点に対応するプランジャチップ22のストローク位置
であるゲート通過対応位置ξ。
を検出するものとしている。そして、コントローラ34
により演算した結果は、図示しない射出装置20の駆動
コントローラに出力するようにしている。
このようなダイカストマシンを用いた射出制御方法は次
のように行われる。
第1図は実施例に係るダイカストマシンの射出制御方法
を行う処理手順であって、特にプランジャチップ22の
ストローク位置制御の処理手順を示すフローチャートで
ある。
第1図において、ステップ101はプランジャチップ2
2の位置設定操作を示し、キャビティ14の形状等から
決定されるプランジャチップ22の取るストローク位置
を設定するようにしている。
したがって、このステップ101ではプランジャチップ
22の後退限度位置0、高速立ち上がり位置A、鋳込み
完了位置C1分流子端位置B、ゲート通過対応位置ξS
、およびゲート通過対応位置ξSから高速立ち上がり位
置AまでのストロークIlがそれぞれ設定される。この
設定処理が完了すると、ステップ102に進み、ショッ
トが開始される0次いでステップ103に進んでプラン
ジャチップ22が高速立ち上がり位置Aに向けて低速移
動し始める。後退限度位置0から高速立ち上がり位置A
までの移動性にはプランジャチップ22がゲート通過対
応位置ξ、を通過するので、ここではセンサ30からの
検出信号を受けて溶湯18がゲート15に達した時点で
の実際のプランジャチップ22の位置、すなわちゲート
通過対応検出位置ξ1を求めるようにしている。この検
出されたゲート通過対応検出位置ξ、はコントローラ3
4に入力され、ステップ106に進み、測定されたゲー
ト通過対応検出位置ξ、までの距jal s +が設定
されたゲート通過対応位置ξ3の設定上限ξhi 9h
 (S hi Ik )と設定下限ξ、。w  (sh
39、)との間にあるか否かを比較判定する。ゲート通
過対応検出位置ξ、が設定範囲から外れていなければス
テップ106に進み、予め設定されている高速立ち上が
り位置Aから高速射出を開始し、設定範囲から外れてい
ればステップ107に進む、このステップ107ではゲ
ート通過対応位置ξ、までの距離S3と実測値S、との
大小判定をなし、実測値S、が設定値S、より大きい場
合にはステップ108へ、逆に小さい場合にはステップ
109へ進む。実測値S、が設定値s、より大きい場合
とは、第4図(1)に対応し、実際の供給溶湯量が設定
量より少ないために溶湯のゲート通過が遅れ、このまま
ではキャビティ充填率が不充分の状態で高速射出に移行
してガス巻き込みが生じることを意味する。したがって
、この場合はゲート通過対応位置ξ、とゲート通過対応
検出位置ξ□との偏差分だけ高速立ち上がり位置Aを遅
らせる必要があり、ステップ108で高速立ち上がり位
置Aを設定距離aに偏差距離(sI−3,)を加算した
位置を新たな高速立ち上がり位置Aとしてステップ10
6にて高速射出を行わせる。一方、実測値S、が設定値
S、より小さい場合には、第4図(2)に対応し、実際
の供給溶湯量が設定量より多いために溶湯のゲート通過
が早期に行われ、キャビティ充填率が過剰状態で高速射
出が行われることを意味する。したがって、この場合に
は逆に高速立ち上がり位置Aを前記偏差分だけ早める必
要があり、ステップ109で高速立ち上がり位置Aを偏
差距離を減算した位置を新たな高速立ち上がり位置Aと
してステップ106にて高速射出を開始させる。プラン
ジャチップ22は鋳込み完了値fcに達して一回の射出
を完了しくステップ110)、最初のステップ101に
戻り、次の射出を行う。
ステップ10日、109で算出された高速立ち上がり位
置Aはステップ101において設定されていた高速立ち
上がり位置Aを更新し、次回の高速立ち上がり位置Aと
して利用する。
ところで、ゲート通過対応検出位置ξiの変動は射出ス
リーブ24への給湯量の変動に起因している、このため
、この実施例では、第2図に示すように、ゲート通過対
応検出位置ξiが設定値であるゲート通過対応位置ξS
に一致しないときに給湯量の制御も行うようにしている
すなわち、ステップ201は射出スリーブ24への給湯
を示し、給湯完了後にショットを開始する(ステップ2
02)。
次いで、ステップ202で溶湯がゲート15に差し掛か
るときのストローク位置であるゲート通過対応検出位置
ξ、を検出する。この検出値は予め設定されているゲー
ト通過対応位置ξ、と比較され、ステップ204で両者
の偏差ε=1ξ1−ξ、1 (ε= Is i  s 
s )を演算する。そして、ステップ205では算出さ
れた偏差εが設定上限ε、Lいと設定下限ε、。ユとの
間すなわち設定範囲にあるか否かを比較判定する。この
ゲート通過対応検出位置ξ、と設定値であるゲート通過
対応位置ξ3の比較判定はキャビティ14への溶湯充填
率が設定範囲にあるか否かの判定と等価となる。
この比較により、設定値s3と実測値S、差分が例えば
±10%以内にあればOKとし、±10%の外にあれば
NGの判定をなす。
以上の処理をシテット毎に行い、ステップ205の判定
の結果、NGであればステップ206で不良表示を行い
、そのショットの鋳造品を取り出して不良品置き場に搬
送するような選別装置を作動させる。
一方、ステップ205からのNG倍信号ステップ207
に伝達され、このステップ207で実測値S、と設定値
ssとの大小判別をなし、実測値S、が設定値s、より
大きい場合にはステップ208に進み、逆の場合にはス
テップ209に進む。
実測値S、が大きい場合とは給湯量は所定量より少ない
ことを意味するから、次回の給湯量を多くするような修
正をなし、逆の場合には給湯量を減少させるよ5な修正
をなさせるのである。
ところで、給湯量はラドルが溶湯を掬う傾斜角によって
定まり、これらの関係は第5図に示すように、ラドル傾
斜角申が増すにしたがって給湯量が減少する。今、最大
給湯量(g)をW、lAつ、W、AXに対応する最小ラ
ドル傾斜角(度)を’PMIN、最小給湯1(g)をW
 +B )+ 、 W )11 Hに対応する最大ラド
ル傾斜角(度)を’PMAX% αをα−(W、AX−
W□N)/(ψ8、−ψ、ll、I)とすると、給湯量
Wからラドル傾斜角型を求める式は次のようになる。
ψ=ψn+N+ (W  WMAX ) Xα  −−
−<1)この(1)式から、y−ト通過対応検出位置ξ
、に対応する距離s、(mm)とゲート通過対応位置ξ
3に対応する距離s、(+s)との差分に対応する補正
溶湯重量Wc (g)からラドル補正傾斜角度中。を求
める式は、射出スリーブ24のチップ径をR(cm)、
溶湯の比重量をρ(g / cd )とすると、 We−1s、−3s  lx(πR”  p/4 )+
10となるので、ラドル補正傾斜角度ψ。は、ψ。=ψ
9.N+(Wc−W、1AX)×α−・−・・・(3)
として求めることができ、これがゲート通過対応位置の
誤差に基づく給湯量の修正量に応じたラドルの傾斜角修
正量となる。
このようなことから、ステップ209では算出されたゲ
ート通過対応位置の差(l st −5sl)に対応す
る溶湯補正型J!IWcを前記(2)式から求め、(3
)式に基づいてラドル補正角ψ。を算出する。そして、
ラドル傾斜角ψを第6図(1)に示すようにプラス補正
し、ラドル修正傾斜角をψ−−ψ−ψ、として求め、ス
テップ201に出力し、ラドル傾斜角を補正するのであ
る。一方、ステップ208では逆に同様に(2)、(3
)式に基づいてラドル補正角ψ。を算出するが、この場
合にはラドル傾斜角ψを第6図(2)に示すようにマイ
ナス補正し、ラドル傾斜角をψ、=ψ+vcとして求め
、これをステップ101に出力して、次回のラドル傾斜
角を補正すればよい。
なお、給湯装置としては、公知の装置を用いればよく、
ラドルの傾斜角によって溶湯の掬い量が線型−次式に近
催した特性を示す一般的な構造の装置を用いればよい。
このような実施例では、溶湯がゲート15を通遇する時
点を捉えて実測値と設定値の偏差を求め、この偏差がな
くなるように高速立ち上がり位fAと給湯量の修正をな
すようにしているので、常に設定された正しいキャビテ
ィ充填率からプランジャチップ22の高速立ち上がりを
行わせることができることとなる。したがって、キャビ
ティ14に溶湯が規定充填率に達しないまま高速射出充
填がなされることがなく、湯が飛散してガスを巻き込む
ようなことがない、また、規定充填率より過剰充填され
てから高速射出されることもないため、トータルの射出
時間を短くすることができる利点も得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ゲート通過対応
位置を検出して偏差が生じたときに一義的に定められて
いる高速立ち上がり位置を修正し、また偏差がなくなる
ように給湯量の修正をなすようにしたので、製品への巣
の発生が抑えられ、鋳造品の品質の安定化を図ることが
できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係るダイカストマシンの射出制御方法
の高速立ち上がり位置修正処理手順を示すフローチャー
ト、第2図は同給湯量の修正処理手順を示すフローチャ
ート、第3図はダイカストマシンの要部断面図、第4図
はプランジャチップのストロークの説明図、第5図はラ
ドル傾斜角と溶湯量の関係説明図、第6図はラドルの補
正角の説明図である。 14・・・・・・キャビティ、15・・・・・・ゲート
、18・・・・・・溶湯、20・・・・・・射出装置、
22・・・・・・プランジャチップ、24・・・・・・
射出スリーブ、30・・・・・・センサ。 代理人 弁理士 村 上 友 − 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、鋳造ショット毎に溶湯がゲートに達した時の射
    出ストローク位置を検出し、この検出値と予め設定され
    ているゲート通過ストローク位置とを比較し、前記検出
    値が設定値範囲外にあるときに設定値との差に応じて高
    速立ち上がり位置の修正をなすことを特徴とするダイカ
    ストマシンの射出制御方法。
  2. (2)、鋳造ショット毎に溶湯がゲートに達した時の射
    出ストローク位置を検出し、この検出値と予め設定され
    ているゲート通過ストローク位置とを比較し、前記検出
    値が設定値範囲外にあるときに設定値との差に応じて給
    湯量の修正をなすことを特徴とするダイカストマシンの
    射出制御方法。
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