JPH01184046A - 植物の粉砕及び漂白装置 - Google Patents

植物の粉砕及び漂白装置

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JPH01184046A
JPH01184046A JP927988A JP927988A JPH01184046A JP H01184046 A JPH01184046 A JP H01184046A JP 927988 A JP927988 A JP 927988A JP 927988 A JP927988 A JP 927988A JP H01184046 A JPH01184046 A JP H01184046A
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JP
Japan
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air
milling
duct
wall surface
grinding chamber
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Pending
Application number
JP927988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kono
河野 芳生
Yoriaki Inoue
井上 順明
Teiji Nakamura
中村 定司
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は植物例えば種子の外皮(特にもみ殻)、幹、枝
葉等の粉砕及び漂白を行なうための装置に係り、特に遠
心流動装置を応用した植物の粉砕及び漂白用の装置に関
する。
[従来の技術] 植物の種子の外皮等を粉砕及び漂白する場合、従来は粉
砕機で粉砕した後、漂白剤と接触させている。この粉砕
機としてはチューブミル、竪型ミル等各種の形式のもの
がある。この粉砕機は乾式及び湿式に大別することがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] 従来より用いられている乾式粉砕機では、植物を十分に
微粉砕することができない。また、そのため粉砕後に漂
白剤と接触させても短時間では十分な漂白ができず、茶
系色を帯びた白色度の低い粉末になり易い、特に、禾本
科植物の種子の外皮、幹、枝葉等とりわけもみ殻等は、
乾式では粉砕が困難であり、せいぜい100メツシユ程
度までしか粉砕できなかった。
一方、湿式粉砕機によれば、微粉砕は可能であるが、粉
砕に際して水に濡れてしまうために、粉砕物は日持ちが
悪く、保存性に劣るものとなってしまう。
[課題を解決するための手段] 本発明は、特願昭60−265379号等で公知とされ
た遠心流動粉砕装置において、内部に分級機を設置して
一層の微粉砕を可能とすると共に、さらに粉砕室内への
気体の導入系、粉砕室内、及び粉砕室からの気流搬出系
の少なくとも1つに漂白剤の供給手段を設けるようにし
たものである。
なお、特願昭60−265379号で提案された遠心流
動粉砕装置は、第2図に概略的に示す如く、回転皿6及
び外周環7より主として構成されている0回転皿6は、
回転軸心が鉛直方向に設置されており、下方へ向かって
拡径する円錐形状を有し、駆動装置によって回転される
。外周3JIBは、上方へ向かって縮径する環形状を有
し、前記回転皿6の外周を囲むように回転皿6と同軸的
に周設され、静止もしくは回転皿6と逆方向に回転駆動
する。
この回転皿6の皿面り及び外周環7の内壁面Eの鉛直断
面形状は、それぞれ凹に湾曲した形状であると共に、該
皿面りと内壁面Eとは連続的な円滑面を形成している。
第2図において、回転皿6と外周環7とで囲まれる粉砕
室内に粉砕媒体(ボール)23を収容し、粉砕される原
料を投入すると共に、駆動軸2を介して回転皿6を回転
させる。そうすると、ボール23は遠心力により外周方
向に移動され、この速度エネルギーによって外周環7の
内壁面Eを這い上り、次いで該内壁面Eから離れて回転
皿6の皿面り上にほぼ接線方向に円滑に着床する。
皿面り上に移動したボールはこの皿面りに沿って転勤降
下し、かつ回転皿6の回転によって付与される遠心力に
よって再び外周環7へ向けて移動される。
また、回転皿6を回転させると、ボールは回転皿6の回
転速度よりも遅い速度で円周方向に公転する。従って、
ボールは、前述のように皿面りと内壁面Eを循環する上
下方向の円運動の他に、回転皿6の軸心回りを回転する
公転運動をも行ない、これらの二つの運動を合成した縄
を絢うような螺旋進行運動Aを行なう。
このように、ボール23は回転皿6の円周方向への運動
を維持しつつ内壁面E上を這い上る運動を行なうのであ
るが、この内壁面Eが固定されているとき、ボールの円
周方向速度(公転速度)及びボールの這い上り速度との
合成速度がそのまま内壁面Eとボールの速度差になる。
また、内壁面Eが逆回転しているときには、速度差はさ
らに大きくなる。従って、ボール23と内壁面Eとの速
、反差は、極めて大きなものとなり、内壁面E上を移動
する際のボールの粉砕並びに摩砕作用は著しく強いもの
となる。
また、内壁面Eから離脱して皿面り上に着床したボール
は、この皿面りに沿って滑らかに転がり落ちるので、ボ
ールが皿面りに衝突する際のエネルギーロスが極めて少
ない。更に、皿面りを転勤降下する際の運動により、内
壁面Eを駆は上る際に得た位置エネルギーを半径方向へ
の運動エネルギーに変換することができるから、ボール
に一旦付与されたエネルギーをいたずらに消費すること
なく、粉砕並びに摩砕作用に有効に利用することができ
る。加えて、皿面りに沿って降下する際は、ボールはこ
の皿面りと摺動するから、この降下運動中においても原
料の摩砕が行なわれる。
[作用] 本発明においては、上記の如く植物は遠心流動粉砕装置
により十分に微粉にまで粉砕されるのであるが、本発明
の遠心流動粉砕装置の粉砕室内には分級機が設けられて
いるので、粗粉は該分級機によって粉砕室内に戻される
。そのため微粉分のみが気流搬送され、捕集装置により
捕集される。
本発明では、このように十分に微細に粉砕された植物粉
末が漂白剤と接触するので、短時間で十分な漂白がなさ
れる。即ち、微細粉末となっているところから粉末粒子
の表面活性度が高くしかも比表面積も大きいので、漂白
の反応速度が著しく大きいのである。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例について説明する。
第1図は実施例装置を示す断面図である。符号6は回転
皿であり、回転軸心が鉛直方向になるように設置され、
皿面にはライナ6aが貼り付けられている。この回転皿
6は、下方に向かって拡径する円錐形状とされている。
この回転皿6は、駆動軸2によって回転駆動される。
符号7は外周環であり、回転皿6の外周を囲むように回
転皿6と同軸的に周設されている。外周環フは上方に向
かって縮径する形状のものである。
回転皿6の皿面りと、外周環フの内壁面Eは、共に凹に
湾曲した鉛直断面形状とされており、かつ皿面りと内壁
面Eとの接触部は滑らかに連続した面を形成している。
符号8は粉砕装置の本体部分を覆うケーシングであって
、外周環7は連結部材9を介してケーシング8の内面に
取り付けられている。符号10は脚註であって、ベアリ
ング11を介して回転皿6を枢支している0回転軸2は
、減速機構等を介して電動機等の原動装置(図示路)に
連結されている。
ケーシング8の上面部を被うように蓋体28が設けられ
ており、該蓋体28には原料の投入管12が設けられて
いる。また、該蓋体28の中央部には回転筒14が貫通
されている。該回転筒14はダクト13を介して攪拌分
散機40の気流の流入口に接続されている。
外周環7は、本実施例ではライナ7aが内貼りされると
共に、その壁面を貫通するように多数のスリット又は小
孔15が穿設されている。外周環7外面の底部とケーシ
ング8内面との間には側部カバー16が周設されており
、この側部カバー16とケーシング8及び外周環フ外面
との間に空気導入室17が区画形成され、空気導入管1
8から空気が導入可能とされている。なお、側部カバー
16の上端は外周環7の側部外面に封着されている。
一方、回転皿6の外周縁と外周環7の底部内周縁との間
には、最小ボール径の10〜30%のクリアランス19
がおいており、底部カバー20がこのクリアランス19
の下側を覆うように周設されている。なお、本実施例で
は、側部カバー16に透孔を開設するか、あるいは空気
導入管を接続するなどして、この底部カバー20内へも
空気が導入可能とされている。
底部カバー20及び前記空気導入室17には、粉粒体の
抜出及び搬送用の管路21が接続され、この管路21は
投入管12へ粉粒体を返送可能に配設されている。また
、回転皿6の外周繰下側には、スクレーパ22が固設さ
れ、底部カバー20内に落下した粉粒体を抜出用の管路
21の接続部へ向けて寄せ集めるよう構成されている。
前記蓋体28の頂部中央には前記回転筒14が挿入され
ており、ラジアル方向及びスラスト方向の軸承をなすベ
アリング29によってこれを枢支している。この回転筒
14は、例えばプーリ2−9a及びベルト29b等の適
宜の動力伝達手段によって駆動装置(図示せず)に接続
されている。なお、この回転筒14の上端は、ダクト1
3の下端に回転自在かつ気密に連結機構(図示路)にて
連結されている。
この回転筒14の下端に分級機30が連設されている。
分級機30は上下1対の回転円板31.32、該円板3
1.32の縁部に挟設された第1の羽根33、円板31
の縁部に立設された第2の羽根34、円板32の縁部に
垂設された第3の羽根35を備えている0回転筒14の
下端は円板31の中央に固着されている。円板31の中
央には開口31aが設けられ、該開口31aを通して回
転筒14が円板31.32の間の空間部に連通されてい
る。また、分級機30を取り囲むように仕切部材36が
設けられている。この仕切部材36は図示しない取付部
材によフて蓋体28又はケーシング8に対して固定され
ている。
−この分級機30においては、回転筒14を回すと円板
31.32が回転する。そして、粉砕物を含む空気は、
第3の羽根35によって粒子が分散された後、第1の羽
根33で分級され、微粉分は円板31.32間の中央に
流入し、回転筒14へ抜き出される。一方、第1の羽根
33で分級された粗粉は第2の羽根34の循環ファン効
果により第1図の矢印Cの如く、まず放射方向に流れ、
次いで仕切部材36の外側を蓋体28の内面に沿うよう
に流れて粉砕室27に戻される。この分級機30は、分
級作用を行なう第1の羽根33が円板31.32で挟ま
れているので、気流の乱れが少ない。また、分級された
粗粉が流人気流と対向接触することなく粉砕室27に戻
される。そのためこの分級機30は極めて分級効果に優
れたものとなっている。
前記攪拌分散機40の気流の流出口はダクト41を介し
て捕集装置(本実施例ではバグフィルタ)42の気流流
入口に接続されており、該捕集装置42の気流流出口は
ダクト43を介して吸引排風機44に接続されている。
前記空気導入管18、ダクト13にはそれぞれ漂白剤の
吹込装置45.46が接続されている。
また、粉砕室27内には漂白剤の吹込ノズル47が設置
され、該吹込ノズル47は吹込装置48に接続されてい
る。
なお、漂白剤として塩素ガスを用いる場合には吹込装置
45.46の一方又は双方から吹き込むのが好適であり
、漂白剤として過酸化水素水を用いる場合には、吹込装
置46.48の一方又は双方から貫通しながら吹き込む
のが好適である。
このように構成された粉砕装置において、原料は投入管
12から粉砕室27内に投入される。−方、回転皿6の
回転に伴ってボール23は粉砕室27内において、外周
環7と皿面6aとを循環する円運動と、回転皿6の軸心
回りの公転運動との合成による縄を絢うような螺旋運動
Aを行ない、その間で原料の粉砕を行なう。また、空気
導入管18から空気導入室1フ及び底部カバー20内に
導入された空気は、クリアランス19、スリット又は小
孔15を通って粉砕室27内に流入しく矢印B)、粉砕
によって生じた粉末を伴って分級機・30に到達し、分
級作用を受け、粗粉分は再度粉砕室27に戻され、細粒
分は回転筒14及びダクト13を経て捕集装置42へ送
られて捕集される。
また、スリット又は小孔15あるいはクリアランス19
を通って粉砕室27から抜は出た粒子は、管路21およ
び投入管12により、粉砕室27内に戻される。
しかして、吹込装置45.46.48のいずれか1又は
2以上を作動させると、漂白剤が粉砕されて生じた微粉
末と接触し、粉末が急速゛にかつ十分に漂白される。こ
の漂白反応は、攪拌分散機40が設けられ該攪拌分散機
内で気体が攪拌されるのでより確実に進行する。
漂白された粉末は捕集装置42にて捕集され、製品とさ
れる。
なお、この装置では、回転皿6は例えば、200〜30
00 r P mで回転される。また、ボールは3〜7
0mm程度の直径のものが好適である。
なお、上記実施例では、原料を連続的に投入して連続運
転できるようになっているが、本発明の装置は、バッチ
運転でも稼動できる。
また、本発明では、外周環を回転皿と逆方向に回転駆動
しても良い。
[発明の効果] 以上の通り、本発明の装置によれば、十分に漂白された
白色度の高い植物微粉末を効率良く製造できる。本発明
装置によれば、ハンター白色度が70%以上であり、平
均粒径(Dp50)が2〜3μmのものが製造できる。
本発明装置によって製造される白色微粉末は、乾式粉砕
されたものであるから、日持ち、保存性にも優れる。こ
の粉末は樹脂用フィラー等として極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例装置の断面図、第2図は遠心流動粉砕装
置の基本構成を示す断面図である。 6・・・回転皿、      7・・・外周環、27・
・・粉砕室、    30・・・分級機、40・・・攪
拌分散機、  42・・・捕集装置、45.46.48
・・・吹込装置、 47・・・吹込ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転軸心が鉛直方向に設置されており、下方へ向
    かって拡径する円錐形状を有し、駆動装置によって回転
    される回転皿と、 上方へ向かって縮径する環形状を有し、前記回転皿の外
    周を囲むように前記回転皿と同軸的に周設され、静止も
    しくは前記回転皿と逆方向に回転駆動する外周環と、 これら外周環と回転皿とで囲まれる粉砕室内に収容され
    た粉砕媒体と、 粉砕室の上部に設けられた微粉分の吸引排出口と、 粉砕室の内部において該吸引排出口ヘの気流の流入部に
    設けられた分級機と、 該吸引排出口にダクトを介して接続された微粉の捕集装
    置と、 粉砕室内への気体導入系路と、 前記粉砕室内、ダクト及び気体導入系路の少なくとも1
    つに設けられた漂白剤の供給手段とを備え、 前記回転皿の皿面及び外周環の内壁面の鉛直断面形状は
    、それぞれ凹に湾曲した形状であると共に、該皿面と内
    壁面とは連続的な円滑面を形成している植物の粉砕及び
    漂白装置。
JP927988A 1988-01-19 1988-01-19 植物の粉砕及び漂白装置 Pending JPH01184046A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05261309A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Ube Ind Ltd 遠心流動粉砕装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05261309A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Ube Ind Ltd 遠心流動粉砕装置

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