JPH01183151A - 半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置とその製造方法Info
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- JPH01183151A JPH01183151A JP63007313A JP731388A JPH01183151A JP H01183151 A JPH01183151 A JP H01183151A JP 63007313 A JP63007313 A JP 63007313A JP 731388 A JP731388 A JP 731388A JP H01183151 A JPH01183151 A JP H01183151A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/30—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/37—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、半導体記憶装置およびその製造方法に関す
るもので、特に隣接したメモリセル間の分離特性が優れ
、かつ製造方法の容易な半導体記憶装置とその製造方法
に関するものである。
るもので、特に隣接したメモリセル間の分離特性が優れ
、かつ製造方法の容易な半導体記憶装置とその製造方法
に関するものである。
[従来の技術]
近年、半導体装置の進歩は著しく、たとえばランダムア
クセスメモリ(RAM)においても、その記憶特性を低
下させずに高集積化を図る試みが種々なされている。
クセスメモリ(RAM)においても、その記憶特性を低
下させずに高集積化を図る試みが種々なされている。
第10図は、一般的なRAMの構成の一例を示すブロッ
ク図である。第10図を参照すると、メモリセルアレイ
内には、複数のワード線および複数のビット線が互いに
交差するように配置されており、それらのワード線とビ
ット線との各交点にメモリセル(図示せず)が設けられ
ている。特定のメモリセルの選択は、Xアドレスバッフ
ァやデコーダによって選択された1つのワード線と、X
アドレスバッファ・デコーダによって選択された1つの
ビット線との交点に基づいて行なわれる。
ク図である。第10図を参照すると、メモリセルアレイ
内には、複数のワード線および複数のビット線が互いに
交差するように配置されており、それらのワード線とビ
ット線との各交点にメモリセル(図示せず)が設けられ
ている。特定のメモリセルの選択は、Xアドレスバッフ
ァやデコーダによって選択された1つのワード線と、X
アドレスバッファ・デコーダによって選択された1つの
ビット線との交点に基づいて行なわれる。
そして、選択されたメモリセルにデータが書込まれたり
、あるいは、そのメモリセルに蓄えられているデータが
読出されたりするが、このデータの書込/読出の指示は
、R/W制御回路に与えられる読出/書込制御信号(R
/W)によって行なわれる。データの書込時には、入力
データ(Din)がR/W制御回路を介して、選択され
たメモリセルに入力される。一方、データの読出時には
、選択されたメモリセルに蓄えられているデータが、セ
ンスアンプによって検出されがっ増幅され、データ出力
バッファを介して出力データ(Dout)として外部へ
出力される。
、あるいは、そのメモリセルに蓄えられているデータが
読出されたりするが、このデータの書込/読出の指示は
、R/W制御回路に与えられる読出/書込制御信号(R
/W)によって行なわれる。データの書込時には、入力
データ(Din)がR/W制御回路を介して、選択され
たメモリセルに入力される。一方、データの読出時には
、選択されたメモリセルに蓄えられているデータが、セ
ンスアンプによって検出されがっ増幅され、データ出力
バッファを介して出力データ(Dout)として外部へ
出力される。
第11図は、メモリセルの書込/読出動作を説明するた
めに示された、ダイナミック型メモリセルの等価回路図
である。
めに示された、ダイナミック型メモリセルの等価回路図
である。
第11図を参照すると、ダイナミック型メモリセルは、
1個の電界効果型トランジスタ8とキャパシタ9とから
構成されている。電界効果型トランジスタ8の導通端子
の一方はキャパシタ9の電極の一方に接続され、他方は
ビット線7に接続される。また、トランジスタ8のゲー
ト電極は、ワード線10に接続される。そして、キャパ
シタ9の他方の電極は接地される。データの書込時には
、ワード線10に所定の電位が印加されることによって
電界効果型トランジスタ8が導通するので、ビット線7
からの電荷がキャパシタ9に蓄えられる。一方、データ
の読出時には、ワード線10に所定の電位が印加される
ことによって電界効果型トランジスタ8が導通するので
、キャパシタ9に蓄えられた電荷がビット線7を介して
取出される。
1個の電界効果型トランジスタ8とキャパシタ9とから
構成されている。電界効果型トランジスタ8の導通端子
の一方はキャパシタ9の電極の一方に接続され、他方は
ビット線7に接続される。また、トランジスタ8のゲー
ト電極は、ワード線10に接続される。そして、キャパ
シタ9の他方の電極は接地される。データの書込時には
、ワード線10に所定の電位が印加されることによって
電界効果型トランジスタ8が導通するので、ビット線7
からの電荷がキャパシタ9に蓄えられる。一方、データ
の読出時には、ワード線10に所定の電位が印加される
ことによって電界効果型トランジスタ8が導通するので
、キャパシタ9に蓄えられた電荷がビット線7を介して
取出される。
以上の説明から明らかなように、メモリセルの記憶容量
は、キャパシタ9の容量に基づくことから、メモリセル
アレイの高集積化を図るために、個々のメモリキャパシ
タの容量の維持、増大を図る試みが種々なされている。
は、キャパシタ9の容量に基づくことから、メモリセル
アレイの高集積化を図るために、個々のメモリキャパシ
タの容量の維持、増大を図る試みが種々なされている。
そのような試みについては、たとえば日本国特許出願公
告56266/1983および55258/1986お
よび日本国特許出願公開65559/1985において
開示されている。このような試みの一種として、半導体
基板上に溝を形成し、その溝の内面に電荷蓄積領域を形
成して記憶容量の維持または増加を可能とするトレンチ
メモリセルが開発された。
告56266/1983および55258/1986お
よび日本国特許出願公開65559/1985において
開示されている。このような試みの一種として、半導体
基板上に溝を形成し、その溝の内面に電荷蓄積領域を形
成して記憶容量の維持または増加を可能とするトレンチ
メモリセルが開発された。
第12A図は、このようなトレンチメモリセルを用いた
ダイナミックRAMの平面図を示し、第12B図は、第
12A図のB−B線に沿った断面図を示している。この
トレンチメモリセルは、たとえば、H,Sunami
et al、による、IEEE Trans、
Electron Devices、Vol、E
D−31の746頁ないし第753頁における“A
Corrugated Capacitor Ce
1l”において開示されている。
ダイナミックRAMの平面図を示し、第12B図は、第
12A図のB−B線に沿った断面図を示している。この
トレンチメモリセルは、たとえば、H,Sunami
et al、による、IEEE Trans、
Electron Devices、Vol、E
D−31の746頁ないし第753頁における“A
Corrugated Capacitor Ce
1l”において開示されている。
第12A図および第12B図を参照して、P型シリコン
基板11の表面に、複数のメモリセル12が形成されて
いる。第12A図において、各メモリセル12は、1点
鎖線によって形成される1区画に対応している。各メモ
リセル12間は、分離用フィールド酸化膜13によって
分離されている。フィールド酸化膜13の下には、素子
間分離用のチャネルストップP中領域14が形成されて
いる。各メモリセル12は、電荷を蓄える電荷蓄積領域
15と、アクセストランジスタ領域16と、ビット線1
7に接続されるN+領域18とから構成される。より詳
細に説明すると、電気蓄積領域15は、P型シリコン基
板11の主表面に形成された溝部19と、溝部19の内
面を含めてP型シリコン基板11の主表面の一部に形成
された、メモリキャパシタの記憶端子として機能するN
+領域20と、溝部19の内面を覆うように形成された
キャパシタ絶縁膜21と、キャパシタ絶縁膜21上に形
成され、メモリキャパシタの対向電極として機能するセ
ルプレート電極22とから構成される。また、アクセス
トランジスタ領域16は、N+領域18.20と、それ
らの間のチャネル領域23と、ゲート電極を構成するワ
ード線24とから構成される。なお、ビット線17は、
コンタクトホール25を介して、N+領域18に接続さ
れる。
基板11の表面に、複数のメモリセル12が形成されて
いる。第12A図において、各メモリセル12は、1点
鎖線によって形成される1区画に対応している。各メモ
リセル12間は、分離用フィールド酸化膜13によって
分離されている。フィールド酸化膜13の下には、素子
間分離用のチャネルストップP中領域14が形成されて
いる。各メモリセル12は、電荷を蓄える電荷蓄積領域
15と、アクセストランジスタ領域16と、ビット線1
7に接続されるN+領域18とから構成される。より詳
細に説明すると、電気蓄積領域15は、P型シリコン基
板11の主表面に形成された溝部19と、溝部19の内
面を含めてP型シリコン基板11の主表面の一部に形成
された、メモリキャパシタの記憶端子として機能するN
+領域20と、溝部19の内面を覆うように形成された
キャパシタ絶縁膜21と、キャパシタ絶縁膜21上に形
成され、メモリキャパシタの対向電極として機能するセ
ルプレート電極22とから構成される。また、アクセス
トランジスタ領域16は、N+領域18.20と、それ
らの間のチャネル領域23と、ゲート電極を構成するワ
ード線24とから構成される。なお、ビット線17は、
コンタクトホール25を介して、N+領域18に接続さ
れる。
次に、第12B図を参照して、当該メモリセル12のデ
ータの書込/読出動作について説明する。
ータの書込/読出動作について説明する。
データの書込時には、ワード線24に所定の電位が印加
されるとチャネル領域23に反転層が形成されるので、
N+領域18と20とが導通状態となる。したがって、
ビット線17からの電荷が、チャネル領域23を介して
電荷蓄積領域15に転送され、N+領域20において蓄
積される。反対に、データの続出時には、ワード線24
に所定の電位が印加されることによって、N十領域20
に蓄積された電荷が、反転されたチャネル領域23を介
して、そしてN+領域18およびビット線17を通って
外部に取出される。
されるとチャネル領域23に反転層が形成されるので、
N+領域18と20とが導通状態となる。したがって、
ビット線17からの電荷が、チャネル領域23を介して
電荷蓄積領域15に転送され、N+領域20において蓄
積される。反対に、データの続出時には、ワード線24
に所定の電位が印加されることによって、N十領域20
に蓄積された電荷が、反転されたチャネル領域23を介
して、そしてN+領域18およびビット線17を通って
外部に取出される。
このように蓄積される電荷の量は、溝部19の内面に形
成されたN+領域20の面積に依存しているので、溝部
19の形成は、電荷蓄積領域15の平面的な占有面積に
対する大きな電荷蓄積容量の形成に寄与し得る。すなわ
ち、溝部19を形成し、それを利用したトレンチキャパ
シタを採用することによって、微細化されたメモリセル
の占有面積に対しても比較的大容量のキャパシタが確保
できるのである。
成されたN+領域20の面積に依存しているので、溝部
19の形成は、電荷蓄積領域15の平面的な占有面積に
対する大きな電荷蓄積容量の形成に寄与し得る。すなわ
ち、溝部19を形成し、それを利用したトレンチキャパ
シタを採用することによって、微細化されたメモリセル
の占有面積に対しても比較的大容量のキャパシタが確保
できるのである。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、第12A図および第12B図に示したダ
イナミックRAMにおいては、高集積化に伴ない次のよ
うな問題を生じさせている。
イナミックRAMにおいては、高集積化に伴ない次のよ
うな問題を生じさせている。
すなわち、通常ダイナミックRAMにおいては、P型シ
リコン基板11は、負電位(約−3V)に設定されてお
り、また、電荷蓄積領域となるN+領域20 (20a
、20b)には、“1″、 “O″のメモリ情報に対応
して約5Vまたは約OVの電位が与えられる。したがっ
て、N+領域20a。
リコン基板11は、負電位(約−3V)に設定されてお
り、また、電荷蓄積領域となるN+領域20 (20a
、20b)には、“1″、 “O″のメモリ情報に対応
して約5Vまたは約OVの電位が与えられる。したがっ
て、N+領域20a。
20bとP型シリコン基板11との間には、メモリ情報
の種類にかかわらず逆バイアス電圧が常時印加される。
の種類にかかわらず逆バイアス電圧が常時印加される。
この結果、N+領域20a、20bの周囲に、空乏領域
26a、26bが形成される。
26a、26bが形成される。
空乏領域26a、26bは、逆バイアス電圧が高くなれ
ばなるほど、またP型シリコン基板11の不純物濃度が
薄くなればなるほど、拡がりやすくなる。P型シリコン
基板11の不純物濃度は一般に主面から離れた位置にな
るほど低くなることから、第12B図の点線で示すよう
な空乏層26a。
ばなるほど、またP型シリコン基板11の不純物濃度が
薄くなればなるほど、拡がりやすくなる。P型シリコン
基板11の不純物濃度は一般に主面から離れた位置にな
るほど低くなることから、第12B図の点線で示すよう
な空乏層26a。
26bの拡がりをもたらすことになる。この結果、溝部
19a、19bを、蓄積容量を増加するために深く形成
しようとする、隣接する空乏領域26a、26b間の距
離(第12B図中の矢印で示す距離a)がより縮まるこ
とになる。また、この距離は、溝部19a、19bの形
成位置を、高集積化のために接近させても同様に縮まる
ことは自明である。したがって、さらに高集積化を目指
し、隣接する溝部19a、19bを接近させ、かつ溝部
19a、19bをより深く形成すると、最終的には、空
乏領域26aと空乏領域26bとが接触(a=0)する
、パンチスルー現象が生じてしまう。かかるパンチスル
ー現象が生じると、隣接するメモリセル間が導通状態と
なるので、隣接メモリセルのメモリ情報の相違によって
N+領域20a、20bに蓄えられている電荷が干渉し
合う。
19a、19bを、蓄積容量を増加するために深く形成
しようとする、隣接する空乏領域26a、26b間の距
離(第12B図中の矢印で示す距離a)がより縮まるこ
とになる。また、この距離は、溝部19a、19bの形
成位置を、高集積化のために接近させても同様に縮まる
ことは自明である。したがって、さらに高集積化を目指
し、隣接する溝部19a、19bを接近させ、かつ溝部
19a、19bをより深く形成すると、最終的には、空
乏領域26aと空乏領域26bとが接触(a=0)する
、パンチスルー現象が生じてしまう。かかるパンチスル
ー現象が生じると、隣接するメモリセル間が導通状態と
なるので、隣接メモリセルのメモリ情報の相違によって
N+領域20a、20bに蓄えられている電荷が干渉し
合う。
その結果として情報の保持特性が悪化するという問題が
生じる。すなわち、隣接する溝部19a。
生じる。すなわち、隣接する溝部19a。
19bの間隔をより短くしたり、溝部をより深く形成す
ることは困難となり、メモリセルの高集積化に対する大
きな障害となっていた。
ることは困難となり、メモリセルの高集積化に対する大
きな障害となっていた。
また、第12A図および第12B図に示したダイナミッ
クRAMにおいては、メモリキャパシタの記憶端子は、
P型シリコン基板11内のN+領域20で構成されてい
る。したがって、アルファ線などの放射線がシリコン基
板内に入射したときに生成されるキャリアが、メモリキ
ャパシタの記憶端子であるN+領域20に流れ込み、本
来の記憶情報が反転されるという誤動作(以下、ソフト
エラーという)が発生するという問題点があった。
クRAMにおいては、メモリキャパシタの記憶端子は、
P型シリコン基板11内のN+領域20で構成されてい
る。したがって、アルファ線などの放射線がシリコン基
板内に入射したときに生成されるキャリアが、メモリキ
ャパシタの記憶端子であるN+領域20に流れ込み、本
来の記憶情報が反転されるという誤動作(以下、ソフト
エラーという)が発生するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、隣接する素子間の分離能力を高め、動作特性
を悪化させることなく、高集積化の可能な半導体記憶装
置およびその製造方法を提供することである。
たもので、隣接する素子間の分離能力を高め、動作特性
を悪化させることなく、高集積化の可能な半導体記憶装
置およびその製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る半導体記憶装置は隣接する2つのメモリ
セルを半導体基板に設けた隣接する2つの溝の内部およ
び上部に設け、各メモリセルを対抗する2つのキャパシ
タで構成し、上側のキャパシタを2層で構成し、そのう
ちの上層のみが隣接する2つのメモリセルの接続電極と
なるように構成したものである。
セルを半導体基板に設けた隣接する2つの溝の内部およ
び上部に設け、各メモリセルを対抗する2つのキャパシ
タで構成し、上側のキャパシタを2層で構成し、そのう
ちの上層のみが隣接する2つのメモリセルの接続電極と
なるように構成したものである。
また、この発明に係る半導体記憶装置の製造方法は、2
ビット分の容量を形成するために形成された隣接する2
つの溝を有する半導体基板を準備するステップと、隣接
した2つの溝の側壁および底面であってかつ半導体基板
内に基板と同一の導電形式の第2の不純物濃度を有する
第1の不純物領域を形成するステップと、不純物領域上
および隣接した溝間であってかつ隣接した谷溝の内部お
よび谷溝の開口部に絶縁膜を介して第1の導体層を形成
するステップと、第1の導体層で形成された溝の内部お
よび平面上に第2の導体層を形成するステップと、隣接
した溝の間の領域で、半導体基板の主表面上に形成され
た前記第1の導体層と第2の゛導体層を除去するステッ
プと、除去された部分であってかつ半導体基板内に半導
体基板と同一導電形式の第3の不純物濃度を有する第2
の不純物領域を形成するステップと、第2の不純物領域
上に絶縁層を形成するステップを含む。
ビット分の容量を形成するために形成された隣接する2
つの溝を有する半導体基板を準備するステップと、隣接
した2つの溝の側壁および底面であってかつ半導体基板
内に基板と同一の導電形式の第2の不純物濃度を有する
第1の不純物領域を形成するステップと、不純物領域上
および隣接した溝間であってかつ隣接した谷溝の内部お
よび谷溝の開口部に絶縁膜を介して第1の導体層を形成
するステップと、第1の導体層で形成された溝の内部お
よび平面上に第2の導体層を形成するステップと、隣接
した溝の間の領域で、半導体基板の主表面上に形成され
た前記第1の導体層と第2の゛導体層を除去するステッ
プと、除去された部分であってかつ半導体基板内に半導
体基板と同一導電形式の第3の不純物濃度を有する第2
の不純物領域を形成するステップと、第2の不純物領域
上に絶縁層を形成するステップを含む。
[作用]
この発明に係る隣接した2つのメモリセルは各々2つの
キャパシタで構成されているため容量が大きくとれる。
キャパシタで構成されているため容量が大きくとれる。
また2つのキャパシタのうちの上側のキャパシタの上層
電極のみが隣接する2つのメモリセル間の接続電極とな
っているため、2つのメモリセル間の絶縁膜厚を大きく
とることができる。
電極のみが隣接する2つのメモリセル間の接続電極とな
っているため、2つのメモリセル間の絶縁膜厚を大きく
とることができる。
またこの発明に係る半導体記憶装置の製造方法は以上の
ようなステップを含むため、第1導体層の上に第2導体
層を堆積する前に第1導体層で形成された溝内に埋込ま
れた酸化膜を除去する必要がない。
ようなステップを含むため、第1導体層の上に第2導体
層を堆積する前に第1導体層で形成された溝内に埋込ま
れた酸化膜を除去する必要がない。
[発明の実施例]
従来の問題点を解消する手段として以下のような構造を
有する半導体記憶装置が考えられる。
有する半導体記憶装置が考えられる。
第3A図はその一例を示すダイナミックRAMの平面図
であり、第3B図は第3A図のIIIB−mB線に沿っ
た断面図である。
であり、第3B図は第3A図のIIIB−mB線に沿っ
た断面図である。
第3A図および第3B図を参照すると、P型シリコン基
板11上に複数のメモリセル12が形成されている。各
メモリセル12は、1点鎖線によって形成される1区画
に対応している。各メモリセル12間は、分離用フィー
ルド酸化膜13によって分離されている。各メモリセル
12は、電荷を蓄える電荷蓄積領域15と、アクセスト
ランジスタ領域16と、ビ:ット線17に接続されるN
+領域18とから構成される。より詳細に説明すると、
第3B図のメモリセル12の電荷蓄積領域15は、P型
シリコン基板11の主表面に形成された溝部19と、溝
部19の底面および側面において基板11中に形成され
た対向電極として機能するP+領域27と、このP+領
域27の表面を酸化するなどして形成された第1のキャ
パシタ絶縁膜21と、その上に形成された、メモリキャ
パシタの記憶端子として機能する第1のポリシリコン電
極28と、さらに第1のポリシリコン電極28の表面を
酸化するなどしてその上に形成された第2のキャパシタ
絶縁膜29と、さらにその上に形成された、セルプレー
ト電極として機能する第2のポリシリコン電極22とか
ら構成されている。
板11上に複数のメモリセル12が形成されている。各
メモリセル12は、1点鎖線によって形成される1区画
に対応している。各メモリセル12間は、分離用フィー
ルド酸化膜13によって分離されている。各メモリセル
12は、電荷を蓄える電荷蓄積領域15と、アクセスト
ランジスタ領域16と、ビ:ット線17に接続されるN
+領域18とから構成される。より詳細に説明すると、
第3B図のメモリセル12の電荷蓄積領域15は、P型
シリコン基板11の主表面に形成された溝部19と、溝
部19の底面および側面において基板11中に形成され
た対向電極として機能するP+領域27と、このP+領
域27の表面を酸化するなどして形成された第1のキャ
パシタ絶縁膜21と、その上に形成された、メモリキャ
パシタの記憶端子として機能する第1のポリシリコン電
極28と、さらに第1のポリシリコン電極28の表面を
酸化するなどしてその上に形成された第2のキャパシタ
絶縁膜29と、さらにその上に形成された、セルプレー
ト電極として機能する第2のポリシリコン電極22とか
ら構成されている。
アクセストランジスタ16のドレインに該当するN十領
域31は、コンタクトホール33を介して第1のポリシ
リコン電極28に接続される。また、各メモリセル12
間は、分離用フィールド酸化膜13によって分離されて
いる。
域31は、コンタクトホール33を介して第1のポリシ
リコン電極28に接続される。また、各メモリセル12
間は、分離用フィールド酸化膜13によって分離されて
いる。
すなわち、第3B図に示したメモリセルにおいては、第
1のキャパシタ絶縁膜21を挾んで対向するP+領域2
7と第1のポリシリコン電極28とにより第1のメモリ
キャパシタMCIが形成され、さらに第2のキャパシタ
絶縁膜29を挾んで対向する第1のポリシリコン電極2
8と第2のポリシリコン電極22とにより第2のメモリ
キャパシタMC2が形成される。したが4で、第3B図
に示したメモリセルは、共通電極層である第1のポリシ
リコン電極28を挾んで第1のメモリキャパシタMCI
の上に第2のメモリキャパシタMC2が積上げられた構
造を有している。
1のキャパシタ絶縁膜21を挾んで対向するP+領域2
7と第1のポリシリコン電極28とにより第1のメモリ
キャパシタMCIが形成され、さらに第2のキャパシタ
絶縁膜29を挾んで対向する第1のポリシリコン電極2
8と第2のポリシリコン電極22とにより第2のメモリ
キャパシタMC2が形成される。したが4で、第3B図
に示したメモリセルは、共通電極層である第1のポリシ
リコン電極28を挾んで第1のメモリキャパシタMCI
の上に第2のメモリキャパシタMC2が積上げられた構
造を有している。
次に、第3B図を参照して、メモリセル12のデータの
書込/読出動作について説明する。データの書込時には
、ワード線24に所定の電位が印加されると、チャネル
領域23に反転層が形成されるので、N+領域18と3
1とが導通状態となる。したがって、ビット線17から
の電荷がチャネル領域23を介して電荷蓄積領域15に
転送され、さらにN+領域31およびコンタクトホール
25を介して、記憶端子として機能する共通電極層であ
る第1のポリシリコン電極28に蓄積される。反対に、
データの読出時には、第1のポリシリコン電極28に蓄
積された電荷が、ワード線24に所定の電位が印加され
ることによって反転されたチャネル領域23を介して、
そしてN十領域18およびビット線17を通って外部に
取出される。
書込/読出動作について説明する。データの書込時には
、ワード線24に所定の電位が印加されると、チャネル
領域23に反転層が形成されるので、N+領域18と3
1とが導通状態となる。したがって、ビット線17から
の電荷がチャネル領域23を介して電荷蓄積領域15に
転送され、さらにN+領域31およびコンタクトホール
25を介して、記憶端子として機能する共通電極層であ
る第1のポリシリコン電極28に蓄積される。反対に、
データの読出時には、第1のポリシリコン電極28に蓄
積された電荷が、ワード線24に所定の電位が印加され
ることによって反転されたチャネル領域23を介して、
そしてN十領域18およびビット線17を通って外部に
取出される。
したがって、第3B図に示した実施例によれば、トレン
チ構造およびメモリキャパシタの2重積上げ構造を組合
わせることにより、小さなメモリセル面積でさらに大き
なメモリキャパシタ容量を確保することができる。また
、パンチスルーやソフトエラーの問題は全く生じない。
チ構造およびメモリキャパシタの2重積上げ構造を組合
わせることにより、小さなメモリセル面積でさらに大き
なメモリキャパシタ容量を確保することができる。また
、パンチスルーやソフトエラーの問題は全く生じない。
次に、第3C図は、第3A図、第3B図に示した実施例
の動作原理を説明する等価回路図である。
の動作原理を説明する等価回路図である。
次に、第3C図を参照して、第3A図に示した実施例の
原理について説明する。第3C図において、第1のキャ
パシタ絶縁膜21を挾んで対向するP+領域27と第1
のポリシリコン電極28とにより第1のメモリキャパシ
タMCI(第3B図)が形成され、さらに第2のキャパ
シタ絶縁膜29を挾んで対向する第1のポリシリコン電
極28と第2のポリシリコン電極22とにより第2のメ
モリキャパシタMC2(第3B図)が形成される。
原理について説明する。第3C図において、第1のキャ
パシタ絶縁膜21を挾んで対向するP+領域27と第1
のポリシリコン電極28とにより第1のメモリキャパシ
タMCI(第3B図)が形成され、さらに第2のキャパ
シタ絶縁膜29を挾んで対向する第1のポリシリコン電
極28と第2のポリシリコン電極22とにより第2のメ
モリキャパシタMC2(第3B図)が形成される。
すなわち、第3A図に示したメモリセルにおいては、記
憶端子として機能する共通電極である第1のポリシリコ
ン電極28を挾んで、第1のメモリキャパシタMCIの
上に第2のメモリキャパシタMC2が積上げられた構造
を有しており、したがって、このメモリセルは、第3C
図の等価回路図= 18− に示すように並列接続された2つのメモリキャパシタM
CIおよびMC2によって構成される。すなわち、この
メモリセル12の全体としての容量は、第1のメモリキ
ャパシタMCIおよび第2のメモリキャパシタMC2の
容量の和であり、したがって、従来の同様の平面的占有
面積に対して大きなメモリキャパシタ容量を確保するこ
とができる。
憶端子として機能する共通電極である第1のポリシリコ
ン電極28を挾んで、第1のメモリキャパシタMCIの
上に第2のメモリキャパシタMC2が積上げられた構造
を有しており、したがって、このメモリセルは、第3C
図の等価回路図= 18− に示すように並列接続された2つのメモリキャパシタM
CIおよびMC2によって構成される。すなわち、この
メモリセル12の全体としての容量は、第1のメモリキ
ャパシタMCIおよび第2のメモリキャパシタMC2の
容量の和であり、したがって、従来の同様の平面的占有
面積に対して大きなメモリキャパシタ容量を確保するこ
とができる。
しかしながら、第3B図に示した実施例によれば、第1
のポリシリコン電極を、アクセストランジスタのドレイ
ンに相当するN+領域31に接続するために、コンタク
トホール33を形成している。このようなコンタクトホ
ールを形成するためには、極めて薄い第1のキャパシタ
絶縁膜21上で写真製版工程を行なう必要がある。すな
わち、フォトレジストの使用に起因する不純物汚染やキ
ャパシタ絶縁膜の損傷が避けられず、キャパシタ絶縁膜
の電気的信頼性を劣化させるおそれがある。
のポリシリコン電極を、アクセストランジスタのドレイ
ンに相当するN+領域31に接続するために、コンタク
トホール33を形成している。このようなコンタクトホ
ールを形成するためには、極めて薄い第1のキャパシタ
絶縁膜21上で写真製版工程を行なう必要がある。すな
わち、フォトレジストの使用に起因する不純物汚染やキ
ャパシタ絶縁膜の損傷が避けられず、キャパシタ絶縁膜
の電気的信頼性を劣化させるおそれがある。
第4A図および第4B図は、このようなキャパシタ絶縁
膜の電気的信頼性劣化を防止することができる、従来の
問題点を解消するさらに他の実施例を示している。すな
わち、第4A図はこの実施例によるダイナミックRAM
の平面図であり、第4B図は、第4A図のIVB−IV
B線に沿った断面図である。第4A図および第4B図に
示した実施例は、以下の点を除いて、第3A図および第
3B図に示した実施例と同じである。すなわち、第4B
図のメモリセル12の電荷蓄積領域15の記憶端子をな
す第1のポリシリコン電極28が、アクセストランジス
タ16のドレインに相当するN+領域31に自己整合的
に接続されている。
膜の電気的信頼性劣化を防止することができる、従来の
問題点を解消するさらに他の実施例を示している。すな
わち、第4A図はこの実施例によるダイナミックRAM
の平面図であり、第4B図は、第4A図のIVB−IV
B線に沿った断面図である。第4A図および第4B図に
示した実施例は、以下の点を除いて、第3A図および第
3B図に示した実施例と同じである。すなわち、第4B
図のメモリセル12の電荷蓄積領域15の記憶端子をな
す第1のポリシリコン電極28が、アクセストランジス
タ16のドレインに相当するN+領域31に自己整合的
に接続されている。
次に、第5A図は、従来の問題点を解消するさらに他の
実施例であるダイナミックRAMの平面図であり、第5
B図は、第5A図のVB−VB線に沿った断面図である
。第5B図において、メモリセル12の電荷蓄積領域1
5は、P型シリコン基板11の主表面に形成された溝部
19と、溝部19の底面および側面において基板11中
に形成されたP+領域27と、このP+領域27の表面
を酸化するなどして形成された第1のキャパシタ絶縁膜
21と、その上に形成された、メモリキャパシタの記憶
端子として機能する第1のポリシリコン電極28と、さ
らに第1のポリシリコン電極28の表面を酸化するなど
してその上に形成された第2のキャパシタ絶縁膜29と
、さらにその上に形成された、セルプレート電極として
機能する第2のポリシリコン電極22とから構成されて
いる。第1のポリシリコン電極28の形成と同時にエピ
タキシャル層34が形成され、この中にアクセストラン
ジスタ領域16が形成される。すなわち、メモリキャパ
シタの記憶端子である第1のポリシリコン電極28は、
アクセストランジスタのドレイン領域に該当するN+領
域31と同一層として形成されるので、コンタクトホー
ルを必要とせずに、第1のポリシリコン電極28とN+
領域31との接続が実現される。
実施例であるダイナミックRAMの平面図であり、第5
B図は、第5A図のVB−VB線に沿った断面図である
。第5B図において、メモリセル12の電荷蓄積領域1
5は、P型シリコン基板11の主表面に形成された溝部
19と、溝部19の底面および側面において基板11中
に形成されたP+領域27と、このP+領域27の表面
を酸化するなどして形成された第1のキャパシタ絶縁膜
21と、その上に形成された、メモリキャパシタの記憶
端子として機能する第1のポリシリコン電極28と、さ
らに第1のポリシリコン電極28の表面を酸化するなど
してその上に形成された第2のキャパシタ絶縁膜29と
、さらにその上に形成された、セルプレート電極として
機能する第2のポリシリコン電極22とから構成されて
いる。第1のポリシリコン電極28の形成と同時にエピ
タキシャル層34が形成され、この中にアクセストラン
ジスタ領域16が形成される。すなわち、メモリキャパ
シタの記憶端子である第1のポリシリコン電極28は、
アクセストランジスタのドレイン領域に該当するN+領
域31と同一層として形成されるので、コンタクトホー
ルを必要とせずに、第1のポリシリコン電極28とN+
領域31との接続が実現される。
以上のように、第5B図に示した実施例によれば、メモ
リキャパシタの記憶端子である第1のポリシリコン電極
28と、アクセストランジスタのドレイン領域であるN
+領域31とを同一層とじて形成しているので、第1の
キャパシタ絶縁膜21にコンタクトホールをあける必要
がない。したがって、キャパシタ絶縁膜の電気的信頼性
を劣化させるおそれがない。また、トレンチ構造および
メモリキャパシタの2重積上げ構造を組合わせることに
より、小さなメモリセル面積で大きなメモリキャパシタ
容量を確保することができる。
リキャパシタの記憶端子である第1のポリシリコン電極
28と、アクセストランジスタのドレイン領域であるN
+領域31とを同一層とじて形成しているので、第1の
キャパシタ絶縁膜21にコンタクトホールをあける必要
がない。したがって、キャパシタ絶縁膜の電気的信頼性
を劣化させるおそれがない。また、トレンチ構造および
メモリキャパシタの2重積上げ構造を組合わせることに
より、小さなメモリセル面積で大きなメモリキャパシタ
容量を確保することができる。
次ニ、?6A図は、この発明のさらに他の実施例である
ダイナミックRAMの平面図であり、第6B図は、第6
A図のVIB−VIB線に沿った断面図である。第6B
図において、メモリセル12の電荷蓄積領域15は、P
型シリコン基板11の主表面に形成された溝部19と、
溝部19の底面および側面において基板11中に形成さ
れたP+領域27と、このP+領域27の表面を酸化す
るなどして形成された第1のキャパシタ絶縁膜21と、
その上に形成された、メモリキャパシタの記憶端子とし
て機能する第1のポリシリコン電極28と、さらに第1
のポリシリコン電極28の表面を酸化するなどして形成
された第2のキャパシタ絶縁膜29と、さらにその上に
形成された、セルプレート電極として機能する第2のポ
リシリコン電極22とから構成されている。第1ポリシ
リコン電極28の形成と同時に、ポリシリコン層30a
、30bが形成され、このうちポリシリコン層30aは
、アクセストランジスタのソース領域18の電極に相当
し、ポリシリコン層30bは、ドレイン領域31の電極
に相当する。すなわち、シリコン基板11上に形成され
たポリシリコン層30に不純物イオンを注入した後、ゲ
ート電極24の底部に相当する部分のポリシリコン層を
除去する。その後、熱処理によるポリシリコン層30a
、30bからシリコン基板11中への不純物拡散により
、アクセストランジスタのソース領域18.ドレイン領
域31を形成する。すなわち、メモリキャパシタの記憶
端子である第1のポリシリコン電極28は、同一層であ
るポリシリコン層30を介して、アクセストランジスタ
のN+領域31と結合されているので、コンタクトホー
ルを必要とせずに、第1のポリシリコン電極28とN+
領域31との接続が実現される。したがって、第6B図
に示した実施例によれば、第1のキャパシタ絶縁膜21
にコンタクトホールをあける必要がなく、キャパシタ絶
縁膜の電気的信頼性を劣化させるおそれはない。また、
トレンチ構造およびメモリキャパシタの2重積上げ構造
を組合わセることにより、小さなメモリセル面積で大き
なメモリキャパシタ容量を確保することができる。
ダイナミックRAMの平面図であり、第6B図は、第6
A図のVIB−VIB線に沿った断面図である。第6B
図において、メモリセル12の電荷蓄積領域15は、P
型シリコン基板11の主表面に形成された溝部19と、
溝部19の底面および側面において基板11中に形成さ
れたP+領域27と、このP+領域27の表面を酸化す
るなどして形成された第1のキャパシタ絶縁膜21と、
その上に形成された、メモリキャパシタの記憶端子とし
て機能する第1のポリシリコン電極28と、さらに第1
のポリシリコン電極28の表面を酸化するなどして形成
された第2のキャパシタ絶縁膜29と、さらにその上に
形成された、セルプレート電極として機能する第2のポ
リシリコン電極22とから構成されている。第1ポリシ
リコン電極28の形成と同時に、ポリシリコン層30a
、30bが形成され、このうちポリシリコン層30aは
、アクセストランジスタのソース領域18の電極に相当
し、ポリシリコン層30bは、ドレイン領域31の電極
に相当する。すなわち、シリコン基板11上に形成され
たポリシリコン層30に不純物イオンを注入した後、ゲ
ート電極24の底部に相当する部分のポリシリコン層を
除去する。その後、熱処理によるポリシリコン層30a
、30bからシリコン基板11中への不純物拡散により
、アクセストランジスタのソース領域18.ドレイン領
域31を形成する。すなわち、メモリキャパシタの記憶
端子である第1のポリシリコン電極28は、同一層であ
るポリシリコン層30を介して、アクセストランジスタ
のN+領域31と結合されているので、コンタクトホー
ルを必要とせずに、第1のポリシリコン電極28とN+
領域31との接続が実現される。したがって、第6B図
に示した実施例によれば、第1のキャパシタ絶縁膜21
にコンタクトホールをあける必要がなく、キャパシタ絶
縁膜の電気的信頼性を劣化させるおそれはない。また、
トレンチ構造およびメモリキャパシタの2重積上げ構造
を組合わセることにより、小さなメモリセル面積で大き
なメモリキャパシタ容量を確保することができる。
さらに、第7A図は、第6A図に示したダイナミックR
AMの変形例を示す平面図であり、第7B図は、第7A
図の■B−■B線に沿った断面図である。第7B図に示
した構造は、次の点を除いて第6B図に示した構造と同
じである。すなわち、P型シリコン基板11上の、コン
タクトホール25に対応する部分に、シリコン酸化膜か
らなる絶縁膜31が形成されており、また第1のキャパ
シタ絶縁膜21がゲート電極24側に拡張されている。
AMの変形例を示す平面図であり、第7B図は、第7A
図の■B−■B線に沿った断面図である。第7B図に示
した構造は、次の点を除いて第6B図に示した構造と同
じである。すなわち、P型シリコン基板11上の、コン
タクトホール25に対応する部分に、シリコン酸化膜か
らなる絶縁膜31が形成されており、また第1のキャパ
シタ絶縁膜21がゲート電極24側に拡張されている。
すなわち、これら絶縁膜下の領域には接合領域は形成さ
れず、したがって、ソース領域18゜ドレイン領域31
のそれぞれの接合面積は著しく小さくなる。このため、
アルファ粒子などによりP型シリコン基板11中に発生
した電荷がソース領域やドレイン領域に流れ込んで記憶
情報が破壊されるいわゆるビット線モードのソフトエラ
ーの発生を著しく抑制することができる。
れず、したがって、ソース領域18゜ドレイン領域31
のそれぞれの接合面積は著しく小さくなる。このため、
アルファ粒子などによりP型シリコン基板11中に発生
した電荷がソース領域やドレイン領域に流れ込んで記憶
情報が破壊されるいわゆるビット線モードのソフトエラ
ーの発生を著しく抑制することができる。
また、このため、ビット線17の寄生容量として作用す
る、ソース領域18およびドレイン領域31の接合容量
も著しく小さくなる。したがって、(Csはメモリ容量
、CBはビット線容量、voはメモリセルの電圧) で表わされる読出信号vcが大きくなる。このため、ノ
イズに強く、動作マージンの大きな記憶装置を実現する
ことができる。
る、ソース領域18およびドレイン領域31の接合容量
も著しく小さくなる。したがって、(Csはメモリ容量
、CBはビット線容量、voはメモリセルの電圧) で表わされる読出信号vcが大きくなる。このため、ノ
イズに強く、動作マージンの大きな記憶装置を実現する
ことができる。
また、第7B図においては、ゲート電極24は、両端が
それぞれポリシリコン電極30a、30bに乗上げた構
造になっているため、両ポリシリコン電極30a、30
b間の間隔を狭くしながら、ゲート電極24自体の幅を
広く保つことができ、ゲート電極24の配線抵抗を低下
させることができる。
それぞれポリシリコン電極30a、30bに乗上げた構
造になっているため、両ポリシリコン電極30a、30
b間の間隔を狭くしながら、ゲート電極24自体の幅を
広く保つことができ、ゲート電極24の配線抵抗を低下
させることができる。
さらに、第7B図においては、第1のポリシリコン電極
のパターン間に、厚い絶縁膜13を埋め込むことにより
、メモリセル間の分離領域を形成している。
のパターン間に、厚い絶縁膜13を埋め込むことにより
、メモリセル間の分離領域を形成している。
第8図(a)は、たとえば第12B図に示したような従
来のダイナミックRAMにおけるメモリセル間の分離領
域を示す断面である。第8図(a)に示すように、従来
のメモリセルでは、分離領域を形成するために、選択分
離法を利用したLOGO8分離法が広範に用いられてい
たが、この方法では、酸化膜の横方向成長によるバーズ
・ピーク(図中矢印B)の形成が避けられず、素子間分
離領域の幅を狭くするのに限界があった。
来のダイナミックRAMにおけるメモリセル間の分離領
域を示す断面である。第8図(a)に示すように、従来
のメモリセルでは、分離領域を形成するために、選択分
離法を利用したLOGO8分離法が広範に用いられてい
たが、この方法では、酸化膜の横方向成長によるバーズ
・ピーク(図中矢印B)の形成が避けられず、素子間分
離領域の幅を狭くするのに限界があった。
しかしながら、第7B図に示した実施例においては、ポ
リシリコン層のパターン28の形成後、ポリシリコン層
のない領域に、イオン注入法などを用いて不純物ドーピ
ング領域14を形成し、さらに酸化膜などの絶縁膜13
を埋め込んで素子分離領域を形成する。このような方法
によれば、第8図(a)に示すようなバーズ・ビーブが
全く生じず、写真製版技術で決まる最小寸法まで分離領
域の幅をWB狭くすることができる。
リシリコン層のパターン28の形成後、ポリシリコン層
のない領域に、イオン注入法などを用いて不純物ドーピ
ング領域14を形成し、さらに酸化膜などの絶縁膜13
を埋め込んで素子分離領域を形成する。このような方法
によれば、第8図(a)に示すようなバーズ・ビーブが
全く生じず、写真製版技術で決まる最小寸法まで分離領
域の幅をWB狭くすることができる。
ここで、第7B図に示したメモリセルの製造方法につい
て説明する。第9A図ないし第9H図は、第7B図に示
したメモリセル12の製造方法の各工程段階を説明する
断面図である。
て説明する。第9A図ないし第9H図は、第7B図に示
したメモリセル12の製造方法の各工程段階を説明する
断面図である。
まず、第9A図を参照すると、P型シリコン基板11の
表面に、所望の溝掘領域を規定する開口部を有するレジ
ストパターン35を形成する。そして、このレジストパ
ターンによって規定された開口部を介して、シリコン基
板11をエツチングし、所定の深さのトレンチ19を形
成する。その後、トレンチ内の側面および底面にたとえ
ばボロンのようなP型不純物をドーピングしてP+領域
27を形成する。
表面に、所望の溝掘領域を規定する開口部を有するレジ
ストパターン35を形成する。そして、このレジストパ
ターンによって規定された開口部を介して、シリコン基
板11をエツチングし、所定の深さのトレンチ19を形
成する。その後、トレンチ内の側面および底面にたとえ
ばボロンのようなP型不純物をドーピングしてP+領域
27を形成する。
次に、第9B図を参照すると、P型シリコン基板11の
表面を酸化するなどして、第1のキャパシタ絶縁膜21
を形成する。
表面を酸化するなどして、第1のキャパシタ絶縁膜21
を形成する。
次に、第9C図を参照すると、P型シリコン基板11上
に、第1のポリシリコン電極パターン28を形成し、こ
の第1のポリシリコン電極にN型不純物をドーピングす
る。
に、第1のポリシリコン電極パターン28を形成し、こ
の第1のポリシリコン電極にN型不純物をドーピングす
る。
次に、第9D図を参照すると、隣接するメモリセルの第
1のポリシリコン電極パターンの間の領域にボロンの注
入を行ない、不純物ドーピング領域14を形成する。
1のポリシリコン電極パターンの間の領域にボロンの注
入を行ない、不純物ドーピング領域14を形成する。
そして、その上全体を溝内も含めてシリコン酸化膜13
で覆う。その後上方から分離領域の酸化膜を形成するま
でシリコン酸化膜13をエツチングする。その後溝内の
埋め込み酸化膜を除去する。
で覆う。その後上方から分離領域の酸化膜を形成するま
でシリコン酸化膜13をエツチングする。その後溝内の
埋め込み酸化膜を除去する。
次に、第1のポリシリコン電極28の表面を酸化するな
どして第2のキャパシタ絶縁膜29を形成し、さらにそ
の上にセルプレートとしての第2のポリシリコン電極パ
ターン22を形成する。(第9E図) 次に、第9F図を参照すると、アクセストランジスタの
チャネル領域に相当する部分のポリシリコン層を除去す
る。
どして第2のキャパシタ絶縁膜29を形成し、さらにそ
の上にセルプレートとしての第2のポリシリコン電極パ
ターン22を形成する。(第9E図) 次に、第9F図を参照すると、アクセストランジスタの
チャネル領域に相当する部分のポリシリコン層を除去す
る。
次に、第9G図を参照すると、上記チャネル領域上にゲ
ート酸化膜を形成し、かつ他の領域上にも高温酸化によ
る絶縁膜35を形成する。その後、ゲート電極として機
能するワード線24を所定のパターンで形成し、さらに
その上にも高温酸化による絶縁層を形成する。さらに、
コンタクトホール25も形成する。このような熱処理中
に、ポリシリコン層30a、30bからの不純物拡散に
より、アクセストランジスタのソース領域18.ドレイ
ン領域31が形成される。
ート酸化膜を形成し、かつ他の領域上にも高温酸化によ
る絶縁膜35を形成する。その後、ゲート電極として機
能するワード線24を所定のパターンで形成し、さらに
その上にも高温酸化による絶縁層を形成する。さらに、
コンタクトホール25も形成する。このような熱処理中
に、ポリシリコン層30a、30bからの不純物拡散に
より、アクセストランジスタのソース領域18.ドレイ
ン領域31が形成される。
次に、第9H図を参照すると、ビット線17が形成され
、メモリセル12が完成する。
、メモリセル12が完成する。
以上のように、第7B図に示した実施例によれば、メモ
リキャパシタの記憶端子である第1のポリシリコン電極
28は、同一層であるポリシリコン層30を介して、ア
クセストランジスタのN+領域31と結合されているの
で、コンタクトホールを必要とせずに、第1のポリシリ
コン電極28とN+領域31との接続が実現される。し
たがって、第1のキャパシタ絶縁膜21にコンタクトホ
−ルをあける必要がなく、キャパシタ絶縁膜の電気的信
頼性を劣化させるおそれはない。さらに、第7B図の実
施例によれば、いわゆるビット線モードのソフトエラー
の発生を著しく抑制することができるとともに、素子分
離領域の幅を、写真製版技術で決まる最小寸法まで狭く
することができ、より一層の高集積化を図ることができ
る。
リキャパシタの記憶端子である第1のポリシリコン電極
28は、同一層であるポリシリコン層30を介して、ア
クセストランジスタのN+領域31と結合されているの
で、コンタクトホールを必要とせずに、第1のポリシリ
コン電極28とN+領域31との接続が実現される。し
たがって、第1のキャパシタ絶縁膜21にコンタクトホ
−ルをあける必要がなく、キャパシタ絶縁膜の電気的信
頼性を劣化させるおそれはない。さらに、第7B図の実
施例によれば、いわゆるビット線モードのソフトエラー
の発生を著しく抑制することができるとともに、素子分
離領域の幅を、写真製版技術で決まる最小寸法まで狭く
することができ、より一層の高集積化を図ることができ
る。
以上に動作特性を劣化させることなく高集積化の可能な
半導体記憶装置について説明した。しかし以上述べた半
導体記憶装置であっても、その隣接2メモリセル間の分
離特性は十分であるとは言い難い。
半導体記憶装置について説明した。しかし以上述べた半
導体記憶装置であっても、その隣接2メモリセル間の分
離特性は十分であるとは言い難い。
そこで上記隣接メモリセル間の分離特性がさらに優れた
半導体記憶装置およびその製造方法について以下に説明
する。
半導体記憶装置およびその製造方法について以下に説明
する。
一般に素子間分離酸化膜厚が厚いほど素子間分離能力は
高くなる。これはしきい値電圧をvT1酸化膜の単位面
積あたりのキャパシタンスをC6、酸化膜厚をX。とす
ると、 V7 z □ ・・・(1) O という関係があり、(a、bは定数) (1)、(2)からVTはX。に比例するからである。
高くなる。これはしきい値電圧をvT1酸化膜の単位面
積あたりのキャパシタンスをC6、酸化膜厚をX。とす
ると、 V7 z □ ・・・(1) O という関係があり、(a、bは定数) (1)、(2)からVTはX。に比例するからである。
(なお詳細はPhysics and Techn
ology of Sem1conductor
Devices” A、S、GroveJohn
Wiley and 5ons、InC,,19
67参照″) ゛ したがってメモリセル間の分離特性を上げるには、
分離絶縁膜の厚さを厚(すればよい。これを達成するに
は、隣接する2つのキャパシタセルの上部電極を上下2
つの層で構成し、その上層のみを接続すればよい。そう
すれば以上に説明したものよりもメモリセル間の分離特
性の優れた半導体記憶装置が得られる。
ology of Sem1conductor
Devices” A、S、GroveJohn
Wiley and 5ons、InC,,19
67参照″) ゛ したがってメモリセル間の分離特性を上げるには、
分離絶縁膜の厚さを厚(すればよい。これを達成するに
は、隣接する2つのキャパシタセルの上部電極を上下2
つの層で構成し、その上層のみを接続すればよい。そう
すれば以上に説明したものよりもメモリセル間の分離特
性の優れた半導体記憶装置が得られる。
そのような改良された分離特性を有する半導体記憶装置
が第1A図、第1B図に示される。第1A図、第1B図
はたとえば第6A図、第6B図に示した半導体記憶装置
を分離特性を良くするために改良したものである。図に
おいて上部電極が第2のポリシリコン層22と第3のポ
リシリコン層32とから構成されている。そのため上部
電極の下層の分だ、け分離絶縁膜の厚さを厚くすること
ができる。その結果分離特性が優れた半導体記憶装置が
得られる。
が第1A図、第1B図に示される。第1A図、第1B図
はたとえば第6A図、第6B図に示した半導体記憶装置
を分離特性を良くするために改良したものである。図に
おいて上部電極が第2のポリシリコン層22と第3のポ
リシリコン層32とから構成されている。そのため上部
電極の下層の分だ、け分離絶縁膜の厚さを厚くすること
ができる。その結果分離特性が優れた半導体記憶装置が
得られる。
次にこの改良された半導体記憶装置の製造方法をステッ
プごとに説明する。第2A図〜第2E図はこの発明に係
る改良された半導体記憶装置の製造方法をステップごと
に示す図である。
プごとに説明する。第2A図〜第2E図はこの発明に係
る改良された半導体記憶装置の製造方法をステップごと
に示す図である。
まず2ビット分の溝を有するP型の半導体基板11を準
備し、溝の側壁および底面P+不純物層27を拡散また
はイオン注入法により形成する。
備し、溝の側壁および底面P+不純物層27を拡散また
はイオン注入法により形成する。
次に基板全体を熱酸化することによって半導体基板の主
表面上にキャパシタ絶縁膜21を形成する(第2A図)
。次に減圧CVD法で第1のポリシリコン層28をシリ
コン酸化膜上に形成する(第2B図)。第1のポリシリ
コン層28の上にキャパシタ絶縁膜29を介してCVD
法で下層のセルプレートとなる第2のポリシリコン層2
2を堆積する(第2C図)。フォトレジストを用いたエ
ツチングにより隣接溝間にある第1、第2ポリシリコン
層28.22を除去する。除去された部分でかつ半導体
基板主表面上にP+不純物領域27を形成する。P+不
純物領域27上でかつ第1.第2ポリシリコン層を除去
した部分にフィールド酸化膜となる絶縁層13を形成す
る。(第2D図)。
表面上にキャパシタ絶縁膜21を形成する(第2A図)
。次に減圧CVD法で第1のポリシリコン層28をシリ
コン酸化膜上に形成する(第2B図)。第1のポリシリ
コン層28の上にキャパシタ絶縁膜29を介してCVD
法で下層のセルプレートとなる第2のポリシリコン層2
2を堆積する(第2C図)。フォトレジストを用いたエ
ツチングにより隣接溝間にある第1、第2ポリシリコン
層28.22を除去する。除去された部分でかつ半導体
基板主表面上にP+不純物領域27を形成する。P+不
純物領域27上でかつ第1.第2ポリシリコン層を除去
した部分にフィールド酸化膜となる絶縁層13を形成す
る。(第2D図)。
CVD法で上から上層のセルプレートとなる第3のポリ
シリコン層32を堆積することにより第2ポリシリコン
層と第3ポリシリコン層とを接続する(第2E図)。な
お、ポリシリコンの積層以外の部分については第9A図
〜第9G図の説明と同じであるのでその内容は省略する
。
シリコン層32を堆積することにより第2ポリシリコン
層と第3ポリシリコン層とを接続する(第2E図)。な
お、ポリシリコンの積層以外の部分については第9A図
〜第9G図の説明と同じであるのでその内容は省略する
。
以上のように、この発明による2つのキャパシタからな
る隣接する2つのメモリセルを有する半導体記憶装置の
製造方法は上記のようなステップを含むため、従来のよ
うに第2のポリシリコン層が形成される溝部のシリコン
酸化膜をエッチバックにより除去する必要がない。した
がって製造方法が容易な高集積化の可能な半導体記憶装
置の製遣方法が得られるという効果がある。
る隣接する2つのメモリセルを有する半導体記憶装置の
製造方法は上記のようなステップを含むため、従来のよ
うに第2のポリシリコン層が形成される溝部のシリコン
酸化膜をエッチバックにより除去する必要がない。した
がって製造方法が容易な高集積化の可能な半導体記憶装
置の製遣方法が得られるという効果がある。
[発明の効果コ
以上のようにこの発明によれば、隣接する2つのメモリ
セルを有する半導体記憶装置のメモリセルを対抗する2
つのキャパシタから構成し、上側キャパシタ電極を2層
で構成し、そのうち上層のみを隣接する2つのメモリセ
ル間 ため、容量が大きくとれるとともに、隣接するメモリセ
ル間の絶縁膜厚を大きくとることができる。
セルを有する半導体記憶装置のメモリセルを対抗する2
つのキャパシタから構成し、上側キャパシタ電極を2層
で構成し、そのうち上層のみを隣接する2つのメモリセ
ル間 ため、容量が大きくとれるとともに、隣接するメモリセ
ル間の絶縁膜厚を大きくとることができる。
また、この発明に係る半導体記憶装置の製造方法は、2
ビット分の容量を形成するために形成された隣接する2
つの溝を有する半導体基板を準備するステップと、隣接
した2つの溝の側壁および底面であってかつ半導体基板
内に基板と同一の導電形式の第2の不純物濃度を有する
第1の不純物領域を形成するステップと、不純物領域上
および隣接した溝間であってかつ隣接した谷溝の内部お
よび谷溝の開口部に絶縁膜を介して第1の導体層を形成
するステップと、第1の導体層で形成された溝の内部お
よび平面上に第2の導体層を形成するステップと、隣接
した溝の間の領域で、半導体基板の主表面上に形成され
た第1の導体層と第2の導体層を除去するステップと、
除去された部分であってかつ半導体基板内に半導体基板
と同一導電形式の第3の不純物濃度を有する第2の不純
物領域を形成するステップと、第2の不純物領域上に絶
縁層を形成するステップを含む。その結果、隣接する素
子間の分離能力を高め、動作特性を悪化させることなく
高集積化の可能でかつ製造方法の容易な半導体記憶装置
およびその製造方法を得ることができるという効果があ
る。
ビット分の容量を形成するために形成された隣接する2
つの溝を有する半導体基板を準備するステップと、隣接
した2つの溝の側壁および底面であってかつ半導体基板
内に基板と同一の導電形式の第2の不純物濃度を有する
第1の不純物領域を形成するステップと、不純物領域上
および隣接した溝間であってかつ隣接した谷溝の内部お
よび谷溝の開口部に絶縁膜を介して第1の導体層を形成
するステップと、第1の導体層で形成された溝の内部お
よび平面上に第2の導体層を形成するステップと、隣接
した溝の間の領域で、半導体基板の主表面上に形成され
た第1の導体層と第2の導体層を除去するステップと、
除去された部分であってかつ半導体基板内に半導体基板
と同一導電形式の第3の不純物濃度を有する第2の不純
物領域を形成するステップと、第2の不純物領域上に絶
縁層を形成するステップを含む。その結果、隣接する素
子間の分離能力を高め、動作特性を悪化させることなく
高集積化の可能でかつ製造方法の容易な半導体記憶装置
およびその製造方法を得ることができるという効果があ
る。
第1A図はこの発明に係る半導体記憶装置の平面図であ
り、第1B図は第1A図のIB−IB線で示す部分の断
面図であり、第2A図〜第2E図はこの発明に係る半導
体記憶装置の各工程段階を説明する断面図である。第3
A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置の平面図
であり、第3B図は第3A図のIIIB−mB線で示す
部分の断面図であり、第3C図は第3A図、第3B図に
示した半導体記憶装置の動作原理を説明する等価回路図
である。 第4A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置の他
の実施例を示す平面図であり、第4B図は第4A図のI
VB−IVB線で示す部分の断面図である。 第5A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第5B図は第5A
図のVB−VB線で示す部分の断面図である。 第6A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第6B図は第6A
図のVIB−VIB線で示す部分の断面図である。 第7A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第7B図は第7A
図のVI IB−VI IB線で示す部分の断面図であ
る。 第8図はダイナミックRAMのメモリセル内の分離領域
を示す拡大断面図であり、第9A図〜第一 36 = 9H図は第7A図、第7B図に示すダイナミックRAM
の製造方法の各工程段階を説明する断面図である。 第10図は一般的なRAMの構成を示すブロック図であ
り、第11図はダイナミック型メモリセルの等価回路図
であり、第12A図、第12B図はトレンチメモリセル
を用いた従来のダイナミックRAMの平面図および断面
図である。 図において、11はP型半導体基板、12はメモリセル
、13はフィールド酸化膜、15は電荷蓄積領域、16
はアクセストランジスタ領域、17はビット線、18は
N十領域、21はキャパシタ絶縁膜、22は第2ポリシ
リコン電極(セルプレート)、32は第3ポリシリコン
電極(セルプレート)、23はチャネル領域、24はワ
ード線、25はコンタクトホール、27はP+不純物領
域、28は第1ポリシリコン層、29はキャパシタ絶縁
膜、30はポリシリコン層である。 なお図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 にケイD(’] %lD区4 22ニ一%2ポリシリコン峻肩1セ11,7を一ト)
31<N+呻負九に第2B図 第3C図 第3A図 り#0r−s F7f 第9A図 5’r’ ?+−/ V4 第9G図 第9H図 第10図 第11図 第12A1 図 手続補正書く自発) 平成 昭和 1年 4月13日
り、第1B図は第1A図のIB−IB線で示す部分の断
面図であり、第2A図〜第2E図はこの発明に係る半導
体記憶装置の各工程段階を説明する断面図である。第3
A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置の平面図
であり、第3B図は第3A図のIIIB−mB線で示す
部分の断面図であり、第3C図は第3A図、第3B図に
示した半導体記憶装置の動作原理を説明する等価回路図
である。 第4A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置の他
の実施例を示す平面図であり、第4B図は第4A図のI
VB−IVB線で示す部分の断面図である。 第5A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第5B図は第5A
図のVB−VB線で示す部分の断面図である。 第6A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第6B図は第6A
図のVIB−VIB線で示す部分の断面図である。 第7A図はこの発明の基礎になった半導体記憶装置のさ
らに他の実施例を示す平面図であり、第7B図は第7A
図のVI IB−VI IB線で示す部分の断面図であ
る。 第8図はダイナミックRAMのメモリセル内の分離領域
を示す拡大断面図であり、第9A図〜第一 36 = 9H図は第7A図、第7B図に示すダイナミックRAM
の製造方法の各工程段階を説明する断面図である。 第10図は一般的なRAMの構成を示すブロック図であ
り、第11図はダイナミック型メモリセルの等価回路図
であり、第12A図、第12B図はトレンチメモリセル
を用いた従来のダイナミックRAMの平面図および断面
図である。 図において、11はP型半導体基板、12はメモリセル
、13はフィールド酸化膜、15は電荷蓄積領域、16
はアクセストランジスタ領域、17はビット線、18は
N十領域、21はキャパシタ絶縁膜、22は第2ポリシ
リコン電極(セルプレート)、32は第3ポリシリコン
電極(セルプレート)、23はチャネル領域、24はワ
ード線、25はコンタクトホール、27はP+不純物領
域、28は第1ポリシリコン層、29はキャパシタ絶縁
膜、30はポリシリコン層である。 なお図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 にケイD(’] %lD区4 22ニ一%2ポリシリコン峻肩1セ11,7を一ト)
31<N+呻負九に第2B図 第3C図 第3A図 り#0r−s F7f 第9A図 5’r’ ?+−/ V4 第9G図 第9H図 第10図 第11図 第12A1 図 手続補正書く自発) 平成 昭和 1年 4月13日
Claims (2)
- (1)主表面を有し、ある導電形式の第1の不純物濃度
を有し、かつ情報電荷を蓄積するため、少なくとも2ビ
ット分の容量を形成するために形成された隣接する2つ
の溝を有する半導体基板と、前記隣接した2つの溝の側
壁、底面および隣接した溝間であってかつ前記半導体基
板内に形成された基板と同一の導電形式の第2の不純物
濃度を有する不純物領域と、 前記不純物領域上でかつ前記隣接した各溝の内部および
前記各溝の開口部に絶縁膜を介して、かつ相互に間隔を
隔てて形成された各々の第1の導体層と、 前記各第1の導体層で形成された溝の内部および平面上
に絶縁膜を介してかつ相互に間隔を隔てて形成された各
々の第2の導体層と、 前記各第2の導体層の上に接触して設けられる第3の導
体層とを含み、 前記不純物層と前記各第1の導体層とその間の絶縁膜と
が第1のメモリキャパシタを構成し、前記各第1の導体
層と前記各第2の導体層および前記第3の導体層と、そ
の間の絶縁膜とが第2のメモリキャパシタを構成し、 前記第1および第2のメモリキャパシタが1つのメモリ
セルを構成し、 前記隣接した2つの溝に形成された各々のメモリセルが
前記半導体基板の主表面と前記第3の導体層との間に形
成された絶縁膜で分離されている半導体記憶装置。 - (2)主表面を有し、ある導電形式の予め定める不純物
濃度を有し、かつ情報電荷を蓄積させるため、少なくと
も2ビット分の容量を形成するために形成された隣接す
る2つの溝を有する半導体基板を準備するステップと、 前記隣接した2つの溝の側壁および底面であってかつ前
記半導体基板内に基板と同一の導電形式の第2の不純物
濃度を有する第1の不純物領域を形成するステップと、 前記不純物領域上および前記隣接した溝間であってかつ
前記隣接した各溝の内部および前記各溝の開口部に絶縁
膜を介して第1の導体層を形成するステップと、 前記第1の導体層で形成された溝の内部および平面上に
第2の導体層を形成するステップと、前記隣接した溝の
間の領域で、前記半導体基板の主表面上に形成された前
記第1の導体層と前記第2の導体層を除去するステップ
と、 前記除去された部分であってかつ前記半導体基板内に前
記半導体基板と同一導電形式の第3の不純物濃度を有す
る第2の不純物領域を形成するステップと、 前記第2の不純物領域上に絶縁層を形成するステップを
含み、それによって前記第1の不純物領域と前記第1の
導体層とその間の絶縁膜とが第1のメモリキャパシタを
構成し、前記第1の導体層と前記第2の導体層とその間
の絶縁膜とが第2のメモリキャパシタを構成している半
導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007313A JPH0752756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 半導体記憶装置とその製造方法 |
US07/896,872 US5258321A (en) | 1988-01-14 | 1992-06-10 | Manufacturing method for semiconductor memory device having stacked trench capacitors and improved intercell isolation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007313A JPH0752756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 半導体記憶装置とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01183151A true JPH01183151A (ja) | 1989-07-20 |
JPH0752756B2 JPH0752756B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=11662508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63007313A Expired - Lifetime JPH0752756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 半導体記憶装置とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752756B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019171750A1 (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 株式会社 東芝 | コンデンサ及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP63007313A patent/JPH0752756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019171750A1 (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 株式会社 東芝 | コンデンサ及びその製造方法 |
JPWO2019171750A1 (ja) * | 2018-03-06 | 2020-04-16 | 株式会社東芝 | コンデンサ及びその製造方法 |
US11508525B2 (en) | 2018-03-06 | 2022-11-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Capacitor having trenches on both surfaces |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0752756B2 (ja) | 1995-06-05 |
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